JP2006080837A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動補正性能を向上させ、複雑な振動環境下においても安定した画像を撮像可能とし、PAN/TILT移動時の画面移動を滑らかに移動するように補正を行うことがてできる撮像装置を提供すること。
【解決手段】移動方向、移動速度、位置座標等の回転動作に関するPAN/TILT制御情報と、ジャイロセンサー等の振動検出手段を用いて得られる振動情報とをそれぞれマイコンに与える。マイコンはこれらPAN/TILT制御情報と振動情報を相互的に使用し、PAN/TILT制御手段と振動補正手段の駆動制御を行う。振動環境下での撮像時には、振動補正手段による振動補正にPAN/TILT制御手段の制御を併用することで、複合的な振動補正を行う。又、PAN/TILT移動時に、振動補正手段を用いてPAN/TILT移動時の画面移動を緩和させる方向に制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、PAN/TILT制御手段により撮像方向を移動し、又、振動補正手段により振動による画像ぶれを低減する撮像装置に関するものである。
従来、PAN/TILT制御手段を備えたカメラシステムでは、カメラレンズを雲台と呼ばれる台上に固定し、カメラシステム近傍にいない使用者でも、遠隔操作によりカメラの撮影方向を任意の方向に移動できるカメラシステムが知られている。
一方、振動補正手段を備えたカメラシステムとしては、防振レンズをカメラ鏡筒内に移動自在に設置し、カメラに振動が加わると、その振動を打ち消す方向に防振レンズを駆動機構で移動させ、画像ぶれを補正する光学式防振システムと、レンズから得られた光学イメージを電気信号に変換する撮像素子において、実際の画像出力に使用する範囲よりも広い範囲を撮像素子に投影しておき、その中から必要な画像サイズを切り出して画像出力として使用し、振動により画像ぶれが生じた場合には、画像ぶれを打ち消す方向に切り出し位置を移動させ振動補正をする電子式防振システムが知られている。
特開平5−333399号公報 特開平7−203280号公報
ところで、上記のような光学式防振機構或は電子式防振機構を有するシステムでは、カメラが受けている振動量をジャイロセンサー等の振動検出手段で測定をし、マイコンにてこの情報を基に振動方向と振れ幅に応じた補正処理計算を行い、カメラへの振動を打ち消す周波数と振幅で振動補正手段を駆動させている。
しかし、通常の振動は複数の周波数が混在している場合が多く、振幅も各振動周波数毎に様々な状態で混在しており、1 つの補正系で混在した振動を打ち消すことが難しいのが現状である。又、カメラに掛かる振動の振幅(移動幅)が光学式防振機構或は電子式防振機構の補正範囲内であれば、これら防振機構を制御することで補正可能であるが、この補正範囲を超えるような振幅を持った振動に対して補正をすることは不可能である。
又、上記のようなPAN/TILT制御手段を持ったシステムでは、停止状態からカメラ撮影方向の移動を開始するとき、或は回転状態から停止をするときに、広角のときには比較的気にならない画面の移動量が、ズーム等で遠方を拡大して撮影している場合では、画面内で急峻な移動量が発生し見苦しい画像になってしまう。更に又、PAN/TILT移動時に駆動装置のがたつきや装置の設置状況等が原因で、決まった位置で決まった振動が発生することがあり、同じように見苦しい画像になってしまう。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、複数の周波数が混在している振動環境下でも帯域毎に適切な振動補正を実施することができ、補正可能な周波数帯域を拡張することができる撮像装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、PAN/TILT制御手段と振動補正手段を併せ持ったシステムにおいて、ジャイロセンサー等の振動検出手段から得られた振動情報に基づいて、情報処理部(CPU)にて振動補正手段への制御量を算出する際に、PAN/TILT制御手段を用いて補正可能な所定の周波数以下の振動がある場合、又は光学式防振機構或は電子式防振機構では補正し切れない大きな振幅振動がある場合に、これらの振動補正に対してはPAN/TILT制御手段の制御を行うことで対応させ、これ以外の振動の補正に対しては通常の光学式防振機構或は電子式防振機構を制御することで、広い周波数帯域、そして広い振幅範囲の振動に対しても振動補正を行えることを特徴としている。
又、本発明のもう1つの特徴として、使用者がカメラ移動操作を行った際に、カメラが固定されている雲台部からは、移動方向、移動量、移動速度等の移動情報が出力される。これら移動情報に基づいて、カメラ撮影画面の移動を緩和する方向に振動補正手段を制御することで、画面の急峻な移動を抑えることを特徴としている。
これらの手段により、複数の振動周波数が混在した振動環境下や、大きな振幅の揺れがある環境下であっても、或はズーム等で遠方を拡大して撮影している場合のカメラ移動時でも、安定した画像が撮影可能なカメラシステムを提供することができる。
本発明によれば、振動補正手段による画面振動の抑振時に、所定の周波数以下の振動補正をPAN/TILT制御手段の制御を用いて補正することで、複数の周波数が混在している振動環境下でも帯域毎に適切な振動補正を実施することができ、補正可能な周波数帯域を拡張することができる。
又、本発明によれば、振動補正手段による画面振動の抑振時に、所定の振幅以上の振動補正をPAN/TILT制御手段の制御を用いて補正することで、振動補正手段の補正可能な振幅範囲を超えた振動に対しても振動補正を行うことができ、補正可能な振幅範囲を拡張することができる。
更に、本発明によれば、PAN/TILT移動時に、ズーム位置情報とPAN/TILT制御情報に基づいて振動補正手段を制御することで、停止状態から回転を開始するとき、又は回転状態から停止するときに発生する急峻な画面の移動により見苦しい画像になる問題を改善することができる。
更に又、本発明によれば、PAN/TILT移動時に、記憶手段内の振動位置情報とその位置の振動情報に基づいて振動補正手段を制御することで、駆動装置のがたつきや装置の設置状況等の原因による、決まった位置での決まった振動を補正することができ、振動により見苦しい画像になる問題を改善することができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1は光学式防振機構における本発明の実施形態を示すブロック図である。
ブロック図は大きく分けて、カメラ制御部10、雲台装置20、レンズユニット30から構成されている。
カメラ制御部10は主として、マイコン11、振動ジャイロ12、カメラ信号処理13、ビデオエンコーダ14、リモコンセンサ15、撮像素子16、タイミングジェネレータ17から構成されている。
各部の詳細説明をすると、振動ジャイロ12は外部より印加された振動を検出する、振動ジヤイロ型センサー等を使用した角速度検出器であり、このセンサーを2個装備することでカメラに印加された上下方向と左右方向の振動を検出するようになっている。撮像素子部16は、レンズユニット30によって撮像面に結像された被写体像を、光電変換して撮像信号に変換するCCD等である。
カメラ信号処理13は、撮像素子16から出力された撮像信号に基づいて輝度信号及び色信号を生成するとともに、色補正、ガンマ補正等の信号処理を施すカメラ信号処理回路である。タイミングジェネレータ17は画素読み出しタイミングを生成して撮像素子16を駆動することで、所定の画像をカメラ処理回路13へ送り出させている。リモコンセンサ15はリモコンによる遠隔操作を行うためのリモコン信号受信センサーであり、撮影方向の移動やズーム操作等のカメラ制御を行う際に使用する。
又、このリモコンで行うのと同様な操作を、図示していない外部拡張端子を介してインターネット等を使用することで、カメラ近傍にその使用者が居なくとも遠隔操作により制御することも可能である。マイコン11は、カメラシステム全体の制御を行っており、振動補正関連では前記振動ジャイロ12からの振動検出結果に基づき、カメラシステムに加わる振動状況の解析を行い、振動補正レンズ駆動回路40を駆動することで振動補正用の可変頂角プリズム31を制御している。
本発明であるPAN/TILT機構を振動補正に使用する場合には、PANモータードライバ23、TILTモータードライバ24に対しても振動補正を行う各種駆動情報を送信し駆動を行っている。又、マイコン11は、使用者がPAN/TILT操作を行うことで得られたカメラ撮影方向の移動要求情報を取得し、この情報に基づいて雲台部20を目標位置まで回転させるためのモーター制御情報の算出を行い、PANモータードライバ23、TILTモータードライバ24を駆動することで雲台の回転制御も行っている。
雲台部20は主として、PANモ−タ21、TILTモーター22、PANモ−タドライバ23、TILTモータードライバ24から構成されており、支持部60を介してカメラ制御部10とレンズユニット30を支持している。PANモーター21とPANモ−タドライバ23は、マイコン11からの回転指示に従い、図示していないPAN回転機構を駆動することによりカメラ撮影方向を水平(左右)方向に回転させている。水平方向の位置情報の取得は、PANモーター21にステッピングモータを使用し、その駆動パルス数をマイコン11にて積算することで、回転位置を算出している。
同様に、TILTモータ22とTILTモ−タドライバ24は、マイコン11からの回転指示に従い、図示していないTILT回転機構を駆動することによりカメラ撮影方向を垂直(上下)方向に回転させている。垂直方向の位置情報の取得は、TILTモータ22にステッピングモータを使用し、その駆動パルス数をマイコン11にて積算することで、回転位置を算出している。上記水平及び垂直方向の位置情報の取得は、ステッピングモータ以外のDCモーター等任意の駆動手段を使用して、位置情報はエンコーダ等を用いることで取得することも可能である。
レンズユニット30は主として、可変頂角プリズム(以下、VAPと称す)31、変倍動作を行うためのズームレンズ32、入射光量を制限する絞り33、撮像素子16上に焦点を合わせるためのフォーカスレンズ34、頂角センサー35、可変頂角プリズム駆動用アクチュエーター(以下、VAPアクチユエータと称す)36、ズームレンズを駆動するズームモータ37、絞りを駆動するIGメータ38、フオーカスレンズを駆動するフォーカスモータ39、そして、可変頂角プリズム駆動用アクチュエーター36、フオーカスモータ39、絞りIGメータ38、ズームモータ37をそれぞれ駆動する駆動回路40,41,42,43から構成されており、支持部60を介して雲台装置20により支持されている。又、駆動回路40,41,42,43はマイコン11から直接制御される構成になっている。
振動補正レンズとして装備されているVAP31は、その頂角を可変することによって振動を補正する可変頂角プリズムであり、例えば互いに平行に配されたガラス板間にシリコン系の液体を充填するとともにその周囲をシールしたものであり、アクチュエータ36によって前記両ガラス板間の傾きを変化させて頂角を可変するものである。VAPアクチュエータ36は、VAP31の2枚の平行ガラス板のうちの一方のガラス板の他方に対する傾斜角を可変することによって光軸の方向(即ち、頂角)を可変するものであり、40はVAPアクチュエータを駆動する駆動回路、35はVAPの頂角を検出して補正角変位信号として出力する頂角センサーである。
<実施の形態2>
次に、電子式防振機構における本発明の実施形態2を図2に示すブロック図に沿って説明する。
前記図1のブロック図に記載した光学防振機構との相違点は、レンズユニット30内のVAP31とその駆動機構が無くなり、カメラ制御部10内のカメラ信号処理回路13とタイミングジェネレータ17にて、撮像素子16上の画像の切り出し処理を行っている点である。
この構成において、マイコン11からの指示に基づき、カメラ信号処理回路13はタイミングジェネレータ17に対する制御タイミングを変化できる構成になっており、これにより撮像素子16の撮像可能画素範囲の中から、任意の矩形領域の画素範囲を出力させることができるようになっている。そして、撮影時に撮像素子16からは、撮像可能範囲よりも狭い切り出し範囲の画素からの信号が出力され、外部からの振動があった場合には、被写体が切り出し範囲の中に常に位置するように切り出し位置が変えられ、これによって画像の揺れを打ち消すことができるようになっている。
次に、上記のように構成されたカメラシステムにおいて、振動補正手段とPAN/TILT制御手段を併用した振動補正の制御方法について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
カメラシステムの電源がオンになると、先ず、Step1にて振動補正を行うか否かの設定を確認する。この情報はカメラ制御部10内の図示していないEEPROM等の書き換え可能メモリー上に格納しておき、必要なときにメモリーアクセスにより参照可能であり、又、使用者の操作により設定が変更された場合にはその都度、情報の書き換えを行うことができる。Step1において振動補正設定オフの場合は振動補正処理は行うことなく終了し、その他の処理を続ける。振動補正設定オンの場合は、Step2においてカメラシステムに加わっている振動の分析を行う。
この振動分析はジャイロセンサー12によって角速度として検出された振動情報をマイコン11に取り込み、内部で積分処理を行うことで角変異信号に変換し、移動量と移動速度を算出する。続いて、Step3においてPAN/TILT制御手段による振動補正を行うか否かの設定を確認する。設定がオフの場合はPAN/TILT機構による振動補正処理は行われず、光学式又は電子式防振機構の振動補正手段のみで振動補正を行う。続いて設定がオンの場合は、Step2における分析により求められた振動の周波数と振幅の情報から、PAN/TILT制御手段を制御することにより補正可能な振動か否かを順次判定していく。
先ず、Step4において、所定以下の周波数の振動が存在するか否かの判定を行い、この判定基準を満たす振動が存在する場合はStep6に進みPAN/TILT制御手段を振動補正手段と併用して振動補正に使用する。一方、そのような振動が存在しない場合は、次のStep5において更にもう1つの判定基準として、所定以上の振幅の振動が存在するか否かの判定を行い、この判定基準を満たす振動が存在する場合はStep6に進み、PAN/TILT制御手段を振動補正手段と併用して振動補正に使用する。一方、判定基準を満たす振動が存在しない場合は、PAN/TILT制御手段を振動補正手段として使用せず、光学式又は電子式防振機構のみで振動補正を行う。
Step6でPAN/TILT制御手段を振動補正手段として駆動させる場合には、左右方向への補正はPAN制御手段を用いて行い、上下方向への補正はTILT制御手段を用いて行うようにし、マイコン11にて算出されたPAN及びTILT制御手段での補正量に応じて、両者を駆動させることで振動補正を行う。
Step7における振動補正手段として光学式防振機構を用いた場合、ジャイロセンサー12によって角速度として検出された振動情報をマイコン11に取り込み、内部で積分処理を行うことで角変異信号として検出される。求められた角変位信号はVAP31の実際の補正角を検出する頂角センサー14の値と比較され、その差分が0になるような駆動信号を演算してドライバ40へと供給し、アクチユエータ36を制御してVAP31を駆動する。これによって外部振動による画面の揺れを補正することができる。
一方、電子式防振機構を用いた場合には、角変異信号の算出は光学式防振の場合と同様に行い、図3に示すように、撮像素子16上の撮像可能範囲から規定範囲を切り出して読み出しする際に、振動を打ち消す方向に切り出し範囲を移動させることで、ぶれのない画像を出力することができる。
続いて、上記のように構成されたカメラシステムにおいて、PAN/TILT移動開始及び停止時の画面補正を振動補正手段を用いて行う制御方法について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
先ず、Step1においてカメラ使用者によるPAN/TILT移動要求が発生したか否かを判定する。移動要求が発生していない場合は、PAN/TILT制御処理を行うことなく終了し、その他の処理を続ける。移動要求が発生した場合は、Step2において振動補正手段を用いた画面補正を行うか否かの設定を確認する。この設定情報も、前記振動補正手段とPAN/TILT制御手段を併用した振動補正の制御方法の場合と同様に、書き換え可能メモリー上に格納しておくことができる。Step2において補正設定オフの場合は、通常のPAN/TILT移動処理のみを実行する。
補正設定オンの場合は、Step3においてPAN/TILT移動要求の移動方向、移動量、移動速度及びズーム拡大率の情報を基にマイコン11にて画面の移動量の分析処理を行う。続いてStep4において、Step3で算出したPAN/TILT移動による画面の移動量に応じた振動補正手段での画面補正量の算出を行う。又、ズーム拡大率が或る規定値以上の場合に補正処理を行わせ、それ以下の場合には行わないようにすることで、処理速度を向上させるような構成を採ることも考えられる。
続いてStep5において、Step4で求められた補正量に基づいて振動補正手段を駆動させるのと同時に、PAN/TILT制御処理を開始させることで、回転開始の際の急峻な画面移動を補正し滑らかに画面移動の開始をすることができる。又、停止時にも同様な制御を行わせることで、回転停止の際の急峻な画面停止を補正し滑らかに画面移動を停止させることができる。
又、上記のように構成されたカメラシステムにおいて、PAN/TILT移動中の決まった位置での振動を振動補正手段を用いて補正を行う制御方法について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
先ず、PAN/TILT移動時に発生する振動を把握するために、PAN/TILT動作範囲全域に亘って移動制御をしながら振動検出手段からの出力を解析して、振動発生の位置と振動方向と振動振幅を検出することから始める。Step1において振動位置の検出中の場合には、Step2に進みPAN/TILT位置を移動する。この移動時に発生した振動レベルが所定値以上の時にはStep3に進み、この位置情報を取得してマイコン11内部の不揮発性メモリー若しくはカメラ制御部10内の図示していないEEPROM等の書き換え可能メモリー上に格納しておく。続いてStep5において、振動検出手段から振動情報を取得しStep4と同様にメモリー上に格納しておく。この一連の処理をPAN/TILT動作範囲全域に亘って繰り返し行うことで、移動中の振動情報を完成させる。
続いてこの振動情報に基づき振動補正を行う場合、先ず、Step1において、PAN/TILT移動中か否かの確認を行い、移動中の場合にはStep2に進む。Step2では現在のPAN/TILT位置がメモリー上に格納された振動補正対象位置か否かの判定を行い、対象位置ではない場合にはStep1に戻る繰り返し処理により、対象位置になるまでこれを繰り返す。対象位置にきた場合Step3に進み、その位置の振動情報をメモリーから取得し、Step4において取得した振動情報に基づいて振動補正手段を駆動することで、振動補正を行う。
図7にPAN/TILT移動時の画面補正を振動補正手段を用いて行う動作説明を示した。
例えば、図7のように右方向へのPAN移動を行った場合、当然ながら被写体は画面の左方向へと流れていく。この左方向への被写体の流れを緩やかに抑えるため、撮像素子16の撮像可能範囲内からの切り出し位置P1を、図示したAの方向にP2,P3,P4,P5と移動させていくことで、PAN移動開始時の出力画面の急峻な移動を抑えることができる。そして、移動開始時の補正が安定した後は、切り出し位置をP5の状態で維持したままPAN回転を続け、回転停止の際に今度は切り出し位置を図示したBの方向へP5,P4,P3,P2,P1と移動させていくことで、PAN移動停止時の出力画面の急峻な移動を抑えることができる。
更に、この処理を、PAN左方向、TILT上方向及び下方向への移動時にも同様に行うことで、水平垂直方向だけでなく斜め方向等を含めた、PAN/TILT移動の全ての方向に対して補正することが可能になる。
本発明における光学式防振カメラシステムの構成を示すブロック図である。 本発明における電子式防振カメラシステムの構成を示すブロック図である。 本発明における電子式防振カメラシステムで用いられる撮像素子の出力範囲を示す説明図である。 本発明における振動補正手段とPAN/TILT制御手段を用いた振動補正処理を示すフローチャートである。 本発明におけるPAN/TILT移動の開始及び停止時に振動補正手段を用いた画面補正処理を示すフローチャートである。 本発明におけるPAN/TILT移動中の所定位置の振動に振動補正手段を用いた画面補正処理を示すフローチャートである。 本発明におけるPAN/TILT移動時に振動補正手段を用いて画面補正を行う動作説明図である。
符号の説明
10 カメラ制御部
11 マイコン
12 振動ジャイロ
13 カメラ信号処理
14 ビデオエンコーダ
15 リモコンセンサ
16 撮像素子
17 タイングジェネレータ
20 雲台装置
30 レンズユニット
40 振動補正レンズ駆動回路

Claims (4)

  1. カメラの撮像方向を制御するPAN/TILT制御手段と、PAN/TILT制御手段上に設置された撮像手段と、撮像手段に掛かる振動を検出する振動検出手段と、振動検出の結果に基づいて撮像画面の揺れを補正する第1の振動補正手段とを備えた撮像装置において、
    振動検出の結果に基づき、所定以下の周波数の振動に対して、PAN/TILT制御手段を第2の振動補正手段として制御し補正することを特徴とする撮像装置。
  2. カメラの撮像方向を制御するPAN/TILT制御手段と、PAN/TILT制御手段上に設置された撮像手段と、撮像手段に掛かる振動を検出する振動検出手段と、振動検出の結果に基づいて撮像画面の揺れを補正する第1の振動補正手段とを備えた撮像装置において、
    振動検出の結果に基づき、所定以上の振幅の振動に対して、PAN/TILT制御手段を第2の振動補正手段として制御し補正することを特徴とする撮像装置。
  3. カメラの撮像方向を制御するPAN/TILT制御手段と、PAN/TILT制御手段上に設置された撮像手段と、撮像手段に掛かる振動を検出する振動検出手段と、振動検出の結果に基づいて撮像画面の揺れを補正する第1の振動補正手段とを備えた撮像装置において、
    PAN/TILT移動時に、ズーム位置情報とPAN/TILT制御情報に基づいて第1の振動補正手段を制御し、撮影画面の急激な移動を補正することを特徴とする撮像装置。
  4. カメラの撮像方向を制御するPAN/TILT制御手段と、PAN/TILT制御手段上に設置された撮像手段と、撮像手段に掛かる振動を検出する振動検出手段と、振動検出の結果に基づいて撮像画面の揺れを補正する振動補正手段とPAN/TILT移動時の振動位置情報を記憶する記憶手段とを備えた撮像装置において、
    PAN/TILT移動時に、記憶手段内の振動位置情報に基づいて振動補正手段を制御し、撮影画面の振動を補正することを特徴とする撮像装置。
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