JP2016142668A - 電力ケーブルのインパルス試験方法、および電力ケーブルのインパルス試験設備 - Google Patents

電力ケーブルのインパルス試験方法、および電力ケーブルのインパルス試験設備 Download PDF

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Abstract

【課題】容易に端末処理を施すことができる電力ケーブルのインパルス試験方法、および電力ケーブルのインパルス試験設備を提供する。【解決手段】中心から外側に向けて、ケーブル導体、内部半導電層、ケーブル絶縁体、外部半導電層、金属遮蔽層、およびケーブルシースを有する電力ケーブルの軸方向の一端から所定の長さだけ金属遮蔽層およびケーブルシースを剥がして外部半導電層を露出させる工程と、地面から鉛直上方向成分を有する方向に電力ケーブルの一端を立ち上げる工程と、外部半導電層の一部を接地しつつ、露出させたケーブル導体の一端に対してインパルス電圧を印加することで、ケーブル絶縁体の性能を評価する工程と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、電力ケーブルのインパルス試験方法、および電力ケーブルのインパルス試験設備に関する。
電力ケーブルは、雷に対して所定値以上の絶縁耐力が要求される。例えば、公称電圧が500kV以上の電力ケーブルでは、2000kV以上の絶縁耐力が必要とされている。雷に対する電力ケーブルの絶縁耐力は、雷インパルス電圧破壊試験(以下、インパルス試験)によって評価される(例えば、特許文献1)。
特開2002−243792号公報
インパルス試験では、電力ケーブルの端末においても高電圧が印加されるため、電力ケーブルの端末には、電界を緩和するように所定の端末処理が施される。電力ケーブルのケーブル絶縁体の絶縁耐力を適正に試験するためには、電力ケーブルの端末の絶縁耐力が、電力ケーブルのケーブル絶縁体の絶縁耐力よりも高いことが必要とされる。このため、従来のインパルス試験では、電力ケーブルの端末処理が重厚なものとなっており、端末処理には高いスキルが必要とされていた。
本発明の目的は、容易に端末処理を施すことができる電力ケーブルのインパルス試験方法、および電力ケーブルのインパルス試験設備を提供することである。
本発明の一態様によれば、
中心から外側に向けて、ケーブル導体、内部半導電層、ケーブル絶縁体、外部半導電層、金属遮蔽層、およびケーブルシースを有する電力ケーブルの軸方向の一端から所定の長さだけ前記金属遮蔽層および前記ケーブルシースを剥がして前記外部半導電層を露出させる工程と、
地面から鉛直上方向成分を有する方向に前記電力ケーブルの一端を立ち上げる工程と、
前記外部半導電層の一部を接地しつつ、露出させた前記ケーブル導体の一端に対してインパルス電圧を印加することで、前記ケーブル絶縁体の性能を評価する工程と、
を有する電力ケーブルのインパルス試験方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、
中心から外側に向けて、ケーブル導体、内部半導電層、ケーブル絶縁体、外部半導電層、金属遮蔽層、およびケーブルシースを有する電力ケーブルの軸方向の一端から所定の長さだけ前記金属遮蔽層および前記ケーブルシースを剥がして前記外部半導電層を露出させた状態で、地面から鉛直上方向成分を有する方向に前記電力ケーブルの一端を立ち上げるケーブル立ち上げ部と、
前記外部半導電層の一部を接地しつつ、露出させた前記ケーブル導体の一端に対してインパルス電圧を印加することで、前記ケーブル絶縁体の性能を評価するインパルス印加部と、
を有する電力ケーブルのインパルス試験設備が提供される。
本発明によれば、容易に端末処理を施すことができる電力ケーブルのインパルス試験方法、および電力ケーブルのインパルス試験設備が提供される。
本発明の一実施形態に係る電力ケーブルを示す軸方向に直交する断面図である。 本発明の一実施形態に係るインパルス試験設備を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係るインパルス試験時におけるインパルス波形を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電力ケーブルの端末構造、およびインパルス試験時における電位分布を示す概略図である。 従来のインパルス試験設備を示す概略構成図である。 従来のインパルス試験時における電力ケーブルの端末処理部を示す軸方向断面図である。
<本発明者の得た知見>
まず、図5および図6を用い、従来のインパルス試験方法について説明する。図5は、従来のインパルス試験設備を示す概略構成図である。図6は、従来のインパルス試験時における電力ケーブルの端末処理部を示す軸方向断面図である。
従来のインパルス試験では、電力ケーブル100の端末における電界を緩和するために、電力ケーブル100に対して、以下のようにして端末処理が施されてきた。
図5に示すように、従来のインパルス試験設備90では、試験対象となる所定の長さの電力ケーブル100をドラム300に巻回させる。
次に、図6に示すように、電力ケーブル100の軸方向の一端から所定の長さだけ段階的に剥がして、外部半導電層140およびケーブル絶縁体130を露出させる。次に、電力ケーブル100の端末を直線状に矯正するために、電力ケーブル100の端末にガイドパイプ(不図示)を被せ、ヒーターにより加熱する。次に、端末で露出したケーブル絶縁体130の外周を覆うように、絶縁紙(油浸紙)914を巻き付ける。次に、絶縁紙914を巻き付けた部分の外周にベルマウス912を取り付ける。次に、ベルマウス912の後端側に、外部半導電層140の外周を覆うように、カーボン紙(不図示)、アルミ箔(不図示)、および包帯916をこの順で巻き付ける。なお、外部半導電層140の一部を、接地させる。このようにして、電力ケーブル100の端末処理部910aが形成される。
次に、図5に示すように、電力ケーブル100の端末処理部910aを、インパルス試験設備90の専用容器922内に挿入して密閉する。次に、専用容器922内を真空引きし、専用容器922内に絶縁油を充填する。このようにして、電力ケーブル100の端末処理が完了する。
専用容器922内では、電力ケーブル100の端末処理部910aの先端に露出したケーブル導体110が導体引出棒926に接続される。導体引出棒926は、専用容器922から鉛直上方向に立設しており、導体引出棒926の外周には、碍子924が設けられる。導体引出棒926の鉛直上方向の先端には、課電リード線520を介して、インパルス印加部500が接続される。
なお、電力ケーブル100の他端においても、電力ケーブル100の一端と同様の端末処理が施され、端末処理部910bが形成される。電力ケーブル100の軸方向の他端は、電気的に開放される。
しかしながら、上記のような従来のインパルス試験方法では、以下のような課題が生じていた。
従来のインパルス試験方法における端末処理では、ケーブル絶縁体130の外周に絶縁紙914を巻き付ける作業が重要となる。数百層の絶縁紙914の各層間や、絶縁紙914とケーブル絶縁体130との間において、わずかな空隙が生じると、端末処理部910aの絶縁耐力が著しく低下する可能性があった。一方、これらの部分に空隙を生じさせないように絶縁紙914を強く巻き付け過ぎると、絶縁紙914のシワや裂けが発生し、絶縁紙914のシワや裂けが空隙となるため、上記と同様にして端末処理部910aの絶縁耐力が著しく低下する可能性があった。このため、端末処理における絶縁紙914を巻き付ける作業は、作業者のスキルに大きく依存し、高いスキルを必要としていた。また、端末処理に係る作業時間が長くかかっていた。さらには、作業の管理が難しく、再現性を確保することが困難であった。
本発明は、本発明者が見出した上記知見に基づくものである。
<本発明の一実施形態>
(1)インパルス試験設備
図1および図2を用い、本発明の一実施形態に係るインパルス試験設備10について説明する。図1は、本実施形態に係る電力ケーブルを示す軸方向に直交する断面図である。図2は、本実施形態に係るインパルス試験設備を示す概略構成図である。図4は、本実施形態に係る電力ケーブルの端末構造、およびインパルス試験時における電位分布を示す概略図である。
なお、本実施形態において、電力ケーブル100の「軸方向」とは、電力ケーブル100の長手方向のことをいう。
(電力ケーブル)
図1に示すように、インパルス試験が適用される電力ケーブル100は、中心から外側に向けて、ケーブル導体110、内部半導電層120、ケーブル絶縁体130、外部半導電層140、金属遮蔽層150、およびケーブルシース160を有している。ケーブル導体110は、例えば、純銅(Cu)、銅合金、純アルミ(Al)、アルミ合金等からなる複数の芯線を撚り合わせた導体として構成されている。内部半導電層120は、例えば、架橋ポリエチレンおよびカーボンブラックを含んでおり、導電性を有している。ケーブル絶縁体130は、例えば、架橋ポリエチレンを含んでいる。ケーブル絶縁体130の絶縁耐力がインパルス試験によって評価される。
外部半導電層140は、例えば、内部半導電層120と同様に、架橋ポリエチレンおよびカーボンブラックを含んでおり、導電性を有している。外部半導電層140の抵抗はケーブル導体110の抵抗よりも高く、外部半導電層140は均一に所定の抵抗を有している。例えば、外部半導電層140の体積抵抗率は、数Ω・m(1〜10Ω・m)程度である。
また、金属遮蔽層150は、例えば金属被として構成されている。具体的には、金属遮蔽層150は、例えば、アルミ、鉛またはステンレスからなっており、金属遮蔽層150の外周面は、例えば、波形となっている。ケーブルシース160は、例えば、ポリ塩化ビニル等を含んでいる。
(インパルス試験設備)
図2に示すように、本実施形態のインパルス試験設備10には、ドラム300が設けられている。ドラム300には、試験対象となる所定の長さの電力ケーブル100が巻回されている。
電力ケーブル100の軸方向の一端Aから所定の長さLだけ金属遮蔽層150およびケーブルシース160が剥がされ、外部半導電層140が露出されている。
図4に示すように、露出させた外部半導電層140の基端C付近には、外部半導電層140および金属遮蔽層150を電気的に接続するように、アルミ箔212aが巻回されている。アルミ箔212aの外周には、銅線214aが巻回され、接地されている。これにより、露出させた外部半導電層140の基端Cだけでなく、ドラム300に巻回された電力ケーブル100における金属遮蔽層150も接地されている。
また、露出させた外部半導電層140の基端C付近には、電力ケーブル100から径方向に所定距離だけ離間した位置で電力ケーブル100を囲むように、(下部)シールドリング220aが設けられている。シールドリング240は、上端がアルミ箔212aの上端と重なり、且つ、上端がアルミ箔212aの上端よりも高くなるように配置されている。アルミ箔212aとシールドリング220aとは、銅線214aにより、電気的に接続されている。これにより、シールドリング220aは、露出させた外部半導電層140の基端Cとともに、接地されている。このように、露出させた外部半導電層140の基端C付近にシールドリング220aが設けられていることにより、露出させた外部半導電層140の基端C周辺の電界が緩和されている。
図2に示すように、電力ケーブル100の一端A付近には、絶縁ロープ420aが巻き付けられている。絶縁ロープ420aは、天井に設けられたケーブル立ち上げ部400aに連結されている。ケーブル立ち上げ部400aは、例えば、ホイスト式のクレーンとして構成されている。ケーブル立ち上げ部400aが絶縁ロープ420aを引き上げることにより、電力ケーブル100の一端Aは、地面から鉛直上方向成分を有する方向に立ち上げられている。ここでは、例えば、電力ケーブル100の一端Aは、地面から鉛直上方向に立ち上げられている。また、露出させた外部半導電層140は、直線状に立設している。このように電力ケーブル100の一端Aが立ち上げられていることにより、電力ケーブル100の端末での絶縁破壊を抑制することができる。この点について、詳細を後述する。
電力ケーブル100の一端Aには、ケーブル導体110の一端A’が露出されている。ケーブル導体110の一端には、課電リード線520を介して、インパルス印加部500が接続されている。インパルス印加部500は、外部半導電層140の一部を接地しつつ、露出させたケーブル導体110の一端A’に対してインパルス電圧を印加することで、ケーブル絶縁体130の性能(絶縁耐力)を評価するよう構成されている。
図4に示すように、電力ケーブル100の一端A付近には、外部半導電層140の外周を囲むように、アルミ箔232aが巻回されている。アルミ箔232aの外周には、銅線234aが巻回されている。アルミ箔232aとケーブル導体110の一端A’とは、銅線234aにより、電気的に接続されている。これにより、外部半導電層140の一端側(アルミ箔232aが巻回された部分)は、ケーブル導体110の一端A’と等電位となっている。
また、電力ケーブル100の一端A付近には、電力ケーブル100から径方向に所定距離だけ離間した位置で電力ケーブル100を囲むように、(上部)シールドリング240aが設けられている。シールドリング240は、上端がケーブル導体110の一端A’よりも高くなるように配置されている。アルミ箔232aとシールドリング240aとは、銅線234aにより、電気的に接続されている。これにより、シールドリング220aは、ケーブル導体110の一端A’と等電位となっている。このように、電力ケーブル100の一端A付近にシールドリング240aが設けられていることにより、電力ケーブル100の一端A周辺の電界が緩和されている。
なお、電力ケーブル100の他端Bにおいても、電力ケーブル100の一端Aと同様の端末処理が施されている。すなわち、電力ケーブル100の軸方向の他端Bから所定の長さ(L)だけ金属遮蔽層150およびケーブルシース160が剥がされ、外部半導電層140が露出されている。電力ケーブル100の他端Bは、ケーブル立ち上げ部400bにより、地面から鉛直上方向成分を有する方向に立ち上げられている。露出させた外部半導電層140の基端D付近には、シールドリング220bが設けられ、電力ケーブル100の他端B付近には、シールドリング240bが設けられている。
電力ケーブル100の他端Bにおいて、ケーブル導体110の他端B’は、電気的に開放されている。これにより、インパルス試験時にケーブル導体110の一端A’に対してインパルス電圧を印加したときに、ドラム300に巻回された電力ケーブル100のケーブル絶縁体130に対してインパルス電圧が印加され、ケーブル絶縁体130の絶縁耐力が評価される。
(2)インパルス試験方法
次に、図2および図3を用い、本実施形態に係るインパルス試験方法について説明する。図3は、本実施形態に係るインパルス試験時におけるインパルス波形を示す図である。
(端末処理工程)
本実施形態のインパルス試験設備10において、試験対象となる所定の長さの電力ケーブル100をドラム300に巻回する。試験対象となる電力ケーブル100の長さを、例えば、6m以上とする。
次に、電力ケーブル100の軸方向の一端Aから所定の長さLだけ金属遮蔽層150およびケーブルシース160を剥がして、外部半導電層140を露出させる。このとき、外部半導電層140の周囲に絶縁紙を巻き付けずに、大気中に外部半導電層140を露出させる。
また、このとき、外部半導電層140が露出された所定の長さLを、ケーブル導体110の一端A’に対してインパルス電圧を印加したときに、露出させたケーブル導体110の一端A’が外部半導電層140の接地箇所と短絡しないような長さとする。具体的には、電力ケーブル100の公称電圧に応じて、外部半導電層140を露出させる所定の長さLを調整する。電力ケーブル100の公称電圧が66kV以上500kV以下である場合では、試験時におけるインパルス電圧のピーク電圧値を485kV以上2135kV以下とするため、外部半導電層140を露出させる所定の長さLを4m以上18m以下とする。所定の長さLを4m未満とすると、露出させた外部半導電層140の周囲における電界の勾配が急峻となり、露出させたケーブル導体110の一端A’が外部半導電層140の接地箇所と短絡する可能性がある。これに対して、所定の長さLを4m以上とすることにより、露出させた外部半導電層140の周囲における電界の勾配が緩やかとなり、上記したインパルス電圧のピーク電圧値において、露出させたケーブル導体110の一端A’が外部半導電層140の接地箇所と短絡することを抑制することができる。一方、所定の長さLを18m超とすると、電力ケーブル100の一端Aを立ち上げる高さを高くする必要があり、インパルス試験設備10が大型化する可能性がある。これに対して、所定の長さLを18m以下とすることにより、電力ケーブル100の一端Aを立ち上げる高さを所定範囲内とすることができ、インパルス試験設備10が大型化することを抑制することができる。
次に、露出させた外部半導電層140の基端C側を、接地させる。露出させた外部半導電層140の基端C付近に、シールドリング220aを設け、電力ケーブル100の一端A付近に、シールドリング240aを設ける。
次に、ケーブル立ち上げ部400aによって絶縁ロープ420aを引き上げることにより、電力ケーブル100の一端Aを、地面から鉛直上方向成分を有する方向に立ち上げる。このとき、露出させたケーブル導体110の一端A’に対してインパルス電圧を印加したときに、露出させたケーブル導体110の一端A’が地面と短絡しないように、電力ケーブル100の一端Aを地面から離隔する。さらに、露出させた外部半導電層140(の一端側から基端Cまでの部分)が直線状になるように、電力ケーブル100の一端Aを地面から立ち上げる。
次に、ケーブル導体110の一端A’に、課電リード線520を介して、インパルス印加部500を接続する。
なお、電力ケーブル100の他端Bにおいても、電力ケーブル100の一端Aと同様の端末処理を施す。このとき、ケーブル導体110の他端B’を、電気的に開放する。
(インパルス試験工程)
次に、外部半導電層140の一部を接地しつつ、露出させたケーブル導体110の一端A’に対してインパルス電圧を印加することで、ケーブル絶縁体130の性能(絶縁耐力)を評価する。
例えば、図3に示すように、露出させたケーブル導体110の一端A’に対してインパルス電圧を印加する。電力ケーブル100の公称電圧が66kV以上500kV以下である場合では、上述のように、インパルス電圧の(100%)ピーク電圧値を485kV以上2135kV以下とする。ここでは、例えば、インパルス電圧のピーク電圧値を2100kV程度とする。また、インパルス電圧が30%から90%までに至る時間t1を、例えば、1μs以上5μs以下とする。また、インパルス電圧がピークを過ぎて50%となるまでの時間tを、例えば、40μs以上60μs以下とする。
このようなインパルス電圧を印加することによって、電力ケーブル100のケーブル絶縁体130が耐えることができたか否かを評価する。
(3)電力ケーブルの端末の電位分布
次に、図4を用い、本実施形態のインパルス試験時における電力ケーブル100の端末の電位分布について説明する。図4において、点線は、等電位線を示している。
図4に示すように、本実施形態では、電力ケーブル100の一端Aから所定の長さLだけ金属遮蔽層150およびケーブルシース160が剥がされ、外部半導電層140が大気中に露出されている。このため、露出させたケーブル導体110の一端A’に対してインパルス電圧を印加したとき、露出させた外部半導電層140の周囲には等電位線が放射状に形成される。このとき、露出させたケーブル導体110の一端Aの電位が高く、接地された外部半導電層140の基端Cの電位が徐々に低くなっている。また、上述のように、外部半導電層140は、均一に所定の体積抵抗率を有しているため、外部半導電層140の周囲における等電位線は、一端A側から基端C側に向かって軸方向に均等な間隔で分布している。つまり、外部半導電層140の周囲には等電位線の間隔が局所的に狭い部分が形成されておらず、電界が集中することが抑制されている。
また、露出させた外部半導電層140は、直線状に立設している。露出させた外部半導電層140が曲がっていると、露出させた外部半導電層140の屈曲部分の内側において、等電位線が密となり、電界の勾配が急峻となるため、短絡が生じ易くなる。これに対して、本実施形態では、露出させた外部半導電層140が直線状であることにより、等電位線が均等となり、電界の勾配が緩やかとなるため、短絡を抑制することができる。
また、外部半導電層140を露出させる所定の長さLが長いほど、外部半導電層140の周囲に形成される等電位線の間隔が広くなり、電界の勾配が緩やかとなる。これにより、露出させたケーブル導体110の一端A’が外部半導電層140の接地箇所と短絡することを抑制することができる。
また、露出させた外部半導電層140の基端C付近には、シールドリング220aが設けられている。シールドリング220aは、露出させた外部半導電層140の基端Cとともに、接地されている。露出させた外部半導電層の基端付近にシールドリングが設けられていない場合、露出させた外部半導電層の基端と金属遮蔽層との間で等電位線が密に形成され、電界の勾配が急峻となる。これに対して、本実施形態では、露出させた外部半導電層140の基端C付近にシールドリング220aが設けられていることにより、露出させた外部半導電層140の基端C付近におけるシールドリング220aを囲む周辺領域が等電位となっている。その結果、露出させた外部半導電層140の基端C周辺の電界を緩和することができる。
また、電力ケーブル100の一端A付近には、シールドリング240aが設けられている。シールドリング220aは、ケーブル導体110の一端A’と等電位となっている。電力ケーブルの一端付近にシールドリングが設けられていない場合、ケーブル導体の一端と外部半導電層の一端との間で等電位線が密に形成され、電界の勾配が急峻となる。これに対して、本実施形態では、電力ケーブル100の一端A付近にシールドリング240aが設けられていることにより、電力ケーブル100の一端A付近におけるシールドリング240aを囲む周辺領域が等電位となっている。その結果、電力ケーブル100の一端A周辺の電界を緩和することができる。なお、シールドリング240の上端がケーブル導体110の一端A’よりも高くなっていることにより、シールドリング240a周辺の等電位領域からケーブル導体110の一端A’が突出することを抑制することができる。
以上のように、本実施形態では、電力ケーブル100の端末における絶縁耐力を確保することができ、電力ケーブル100の端末での絶縁破壊を抑制することができる。
(4)本実施形態に係る効果
本実施形態によれば、以下に示す1つ又は複数の効果を奏する。
(a)本実施形態によれば、インパルス試験の端末処理において、電力ケーブル100の一端Aから所定の長さLだけ外部半導電層140を露出させる。外部半導電層140の周囲に絶縁紙を巻き付けずに、大気中に外部半導電層140を露出させる。このような簡単な端末処理だけで、電力ケーブル100の端末での絶縁破壊を抑制することができる。従来の電力ケーブル100の端末処理に比較して、本実施形態では、作業者の高いスキルを必要とせず、容易に端末処理を施すことができる。また、電力ケーブル100の金属遮蔽層150およびケーブルシース160を剥がすだけであるため、端末処理にかかる作業時間を短くすることができる。
(b)本実施形態によれば、外部半導電層140を露出させる所定の長さLを管理すれば、電力ケーブル100の端末における所定の絶縁耐力を安定的に確保することができる。従来の端末処理における絶縁紙914の巻き付け作業では、作業の管理が難しく、再現性を確保することが困難であったのに対して、本実施形態では、このような絶縁紙の巻き付け作業を省略することができる。したがって、本実施形態では、作業の再現性を向上させることができ、端末における絶縁耐力の信頼性を向上させることができる。
(c)従来では、試験電圧値や電力ケーブル100のサイズに応じて、電力ケーブル100の端末処理部910aの大きさを変更し、専用の付属部品(絶縁紙914およびベルマウス912)が必要となっていたのに対して、本実施形態では、試験電圧値や電力ケーブル100のサイズに応じて、外部半導電層140を露出する所定の長さLを変更するだけでよい。したがって、本実施形態では、端末処理において専用の付属品を必要としないため、インパルス試験のコストを削減することができる。
<本発明の他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
上述の実施形態では、ドラム300に所定の長さ巻回された電力ケーブル100を試験対象としてインパルス試験を実施する場合について説明したが、必要長だけ切り出した短尺状の電力ケーブルを試験対象としてインパルス試験を実施しても良い。
上述の実施形態では、インパルス試験が適用される電力ケーブル100が金属遮蔽層150として金属被を有している場合について説明したが、インパルス試験が適用される電力ケーブルは、金属被の代わりに、複数の軟銅線等の導電素線が被覆されたワイヤシールドや、複数巻回された軟銅テープからなる金属遮蔽層を有していても良い。
上述の実施形態では、天井に設けられたケーブル立ち上げ部400aが絶縁ロープ420aを引き上げることにより、電力ケーブル100の一端Aを地面から立ち上げる場合について説明したが、電力ケーブルの一端を鉛直下側から支持して立ち上げても良い。
上述の実施形態では、電力ケーブル100の立ち上げ方向が鉛直上方向である場合を図示して説明したが、電力ケーブルの立ち上げ方向は、厳密な鉛直上方向でなくてもよく、斜め方向であってもよい。
上述の実施形態では、露出させた外部半導電層140が直線状に立設している場合を図示して説明したが、露出させた外部半導電層は短絡が生じない程度に曲がっていても良い。なお、露出させた外部半導電層が直線状である方が、等電位線が均等となり、電界の勾配が緩やかとなるため、好ましい。
上述の実施形態では、端末処理工程の後に、シールドリング220aおよび240aを設け、電力ケーブル100の一端Aを立ち上げ、ケーブル導体110の一端A’にインパルス印加部500を接続する場合について説明したが、これらの工程の順番を入れ替えても良い。
次に、本発明に係る実施例について説明する。
(1)電力ケーブル
以下のように、インパルス試験を適用する電力ケーブル100を準備した。
実施例1:公称電圧66kV
実施例2:公称電圧154kV
実施例3:公称電圧500kV
(2)端末処理
各実施例において、外部半導電層140を露出する所定の長さLを以下のような長さとした。
実施例1のL:4m
実施例2のL:8m
実施例3のL:18m
(3)インパルス試験
上述の実施形態におけるインパルス試験設備10により、各実施例のケーブル絶縁体130の絶縁耐力を評価した。このとき、印加したインパルス電圧のピーク電圧値を以下のように設定した。
実施例1におけるピーク電圧値:485kV
実施例2におけるピーク電圧値:1035kV
実施例3におけるピーク電圧値:2135kV
(4)結果
上記した条件で各実施例の電力ケーブル100に対してインパルス試験を行ったところ、各実施例の電力ケーブル100の端末処理された部分では、絶縁破壊を起こすことはなかった。各実施例の電力ケーブル100において、試験対象となるケーブル絶縁体130の絶縁耐力を適正に評価することができたことを確認した。
<本発明の好ましい態様>
以下、本発明の好ましい態様について付記する。
(付記1)
本発明の一態様によれば、
中心から外側に向けて、ケーブル導体、内部半導電層、ケーブル絶縁体、外部半導電層、金属遮蔽層、およびケーブルシースを有する電力ケーブルの軸方向の一端から所定の長さだけ前記金属遮蔽層および前記ケーブルシースを剥がして前記外部半導電層を露出させる工程と、
地面から鉛直上方向成分を有する方向に前記電力ケーブルの一端を立ち上げる工程と、
前記外部半導電層の一部を接地しつつ、露出させた前記ケーブル導体の一端に対してインパルス電圧を印加することで、前記ケーブル絶縁体の性能を評価する工程と、
を有する電力ケーブルのインパルス試験方法が提供される。
(付記2)
好ましくは、付記1に記載の電力ケーブルのインパルス試験方法であって、
前記外部半導電層を露出させる工程では、
前記外部半導電層の周囲に絶縁紙を巻き付けずに、大気中に前記外部半導電層を露出させる。
(付記3)
好ましくは、付記1又は2に記載の電力ケーブルのインパルス試験方法であって、
前記外部半導電層を露出させる工程では、
前記外部半導電層を露出させる前記所定の長さを、前記インパルス電圧を印加したときに前記露出させた前記ケーブル導体の一端が前記外部半導電層の接地箇所と短絡しないような長さとする。
(付記4)
好ましくは、付記3に記載の電力ケーブルのインパルス試験方法であって、
前記外部半導電層を露出させる工程では、
前記電力ケーブルの公称電圧が66kV以上500kV以下である場合に、前記外部半導電層を露出させる前記所定の長さを、4m以上18m以下とする。
(付記5)
好ましくは、付記1〜4のいずれかに記載の電力ケーブルのインパルス試験方法であって、
前記一端を立ち上げる工程では、
前記インパルス電圧を印加したときに、前記露出させた前記ケーブル導体の一端が地面と短絡しないように前記電力ケーブルの一端を地面から離隔する。
(付記6)
好ましくは、付記1〜5のいずれかに記載の電力ケーブルのインパルス試験方法であって、
前記一端を立ち上げる工程では、
露出させた前記外部半導電層が直線状になるように、前記電力ケーブルの一端を地面から立ち上げる。
(付記7)
好ましくは、付記1〜6のいずれかに記載の電力ケーブルのインパルス試験方法であって、
前記ケーブル絶縁体の性能を評価する工程の前に、露出させた前記外部半導電層の基端付近にシールドリングを設ける工程を有する。
(付記8)
好ましくは、付記1〜7のいずれかに記載の電力ケーブルのインパルス試験方法であって、
前記電力ケーブルの軸方向の他端から所定の長さだけ前記ケーブルシースを剥がして前記外部半導電層を露出させる工程と、
地面から鉛直上方向成分を有する方向に前記電力ケーブルの他端を立ち上げる工程と、
を有する。
(付記9)
本発明の他の態様によれば、
中心から外側に向けて、ケーブル導体、内部半導電層、ケーブル絶縁体、外部半導電層、金属遮蔽層、およびケーブルシースを有する電力ケーブルの軸方向の一端から所定の長さだけ前記金属遮蔽層および前記ケーブルシースを剥がして前記外部半導電層を露出させた状態で、地面から鉛直上方向成分を有する方向に前記電力ケーブルの一端を立ち上げるケーブル立ち上げ部と、
前記外部半導電層の一部を接地しつつ、露出させた前記ケーブル導体の一端に対してインパルス電圧を印加することで、前記ケーブル絶縁体の性能を評価するインパルス印加部と、
を有する電力ケーブルのインパルス試験設備が提供される。
10 インパルス試験設備
100 電力ケーブル
110 ケーブル導体
120 内部半導電層
130 ケーブル絶縁体
140 外部半導電層
150 金属被
160 ケーブルシース
220a,220b,240a,240b シールドリング
300 ドラム
400a,400b ケーブル立ち上げ部
420a,420b 絶縁ロープ
500 インパルス印加部
520 ケーブル

Claims (7)

  1. 中心から外側に向けて、ケーブル導体、内部半導電層、ケーブル絶縁体、外部半導電層、金属遮蔽層、およびケーブルシースを有する電力ケーブルの軸方向の一端から所定の長さだけ前記ケーブルシースおよび前記金属遮蔽層を剥がして前記外部半導電層を露出させる工程と、
    地面から鉛直上方向成分を有する方向に前記電力ケーブルの一端を立ち上げる工程と、
    前記外部半導電層の一部を接地しつつ、露出させた前記ケーブル導体の一端に対してインパルス電圧を印加することで、前記ケーブル絶縁体の性能を評価する工程と、
    を有する電力ケーブルのインパルス試験方法。
  2. 前記外部半導電層を露出させる工程では、
    前記外部半導電層の周囲に絶縁紙を巻き付けずに、大気中に前記外部半導電層を露出させる請求項1に記載の電力ケーブルのインパルス試験方法。
  3. 前記外部半導電層を露出させる工程では、
    前記外部半導電層を露出させる前記所定の長さを、前記インパルス電圧を印加したときに前記露出させた前記ケーブル導体の一端が前記外部半導電層の接地箇所と短絡しないような長さとする請求項1又は2に記載の電力ケーブルのインパルス試験方法。
  4. 前記外部半導電層を露出させる工程では、
    前記電力ケーブルの公称電圧が66kV以上500kV以下である場合に、前記外部半導電層を露出させる前記所定の長さを、4m以上18m以下とする請求項3に記載の電力ケーブルのインパルス試験方法。
  5. 前記一端を立ち上げる工程では、
    前記インパルス電圧を印加したときに、前記露出させた前記ケーブル導体の一端が地面と短絡しないように前記電力ケーブルの一端を地面から離隔する請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力ケーブルのインパルス試験方法。
  6. 前記一端を立ち上げる工程では、
    露出させた前記外部半導電層が直線状になるように、前記電力ケーブルの一端を地面から立ち上げる請求項1〜5のいずれか1項に記載の電力ケーブルのインパルス試験方法。
  7. 中心から外側に向けて、ケーブル導体、内部半導電層、ケーブル絶縁体、外部半導電層、金属遮蔽層、およびケーブルシースを有する電力ケーブルの軸方向の一端から所定の長さだけ前記金属遮蔽層および前記ケーブルシースを剥がして前記外部半導電層を露出させた状態で、地面から鉛直上方向成分を有する方向に前記電力ケーブルの一端を立ち上げるケーブル立ち上げ部と、
    前記外部半導電層の一部を接地しつつ、露出させた前記ケーブル導体の一端に対してインパルス電圧を印加することで、前記ケーブル絶縁体の性能を評価するインパルス印加部と、
    を有する電力ケーブルのインパルス試験設備。
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