JP2016142063A - 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合方法 - Google Patents

鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合方法 Download PDF

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大吾 石井
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Abstract

【課題】クリップ等の特殊部材を必要とせず、容易に現場で鉄骨梁にせん断補強筋を貫通させて定着させて施工することが可能な鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合方法を提供する。【解決手段】鉄筋コンクリート柱に形成された凹所に鉄骨梁4の端部を挿入配置し、せん断補強筋1の直角フックを鉄骨梁4のウェブ4aに形成された貫通孔4bに挿入するとともに直角フックの屈曲部中心にせん断補強筋1を回転させ、直角フックが鉄骨梁4のウェブ4aに沿うようにせん断補強筋1を設置する。せん断補強筋1の一端側の半円形フック又は鋭角フックを凹所に配設した補助筋あるいは凹所に突出した鉄筋コンクリート柱の主筋に定着させ、凹所にコンクリートを打設する。【選択図】図2

Description

本発明は、鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合方法に関する。
RC柱(鉄筋コンクリート柱)と鉄骨梁で主架構を構成する合成構造では、一般にRC柱と鉄骨梁の接合部でせん断補強筋を鉄骨梁に貫通させる必要があるが、現場でせん断補強筋を鉄骨梁に貫通させる作業には多大な時間と労力を要する。
このため、従来、せん断補強筋を含む接合部全体、あるいはせん断補強筋相当のふさぎ板などの部材を工場で予め組み立て加工し、現場に搬入し、吊り下げ搬送して設置することが多い。また、このとき、せん断補強筋の配筋にクリップ工法を採用することが多い(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
実開平05−57107号公報 特開2000−319984号公報 特開2001−193157号公報
しかしながら、工場で予め接合部を組み立て加工したり、クリップ工法を採用する場合にはそれぞれ、加工手間や特殊部材(クリップ)が必要で、その分コスト高になる。
そして、工場で予め組み立て加工せず、クリップ工法を採用しない場合には、135度あるいは90度フックを用いてせん断補強筋を定着させることになるが、この場合においても、現場で鉄骨梁貫通後に所定のフック形状に曲げ加工するという非常に困難な作業が必要になる。
また、鉄骨梁の貫通孔を長孔加工することでフック加工したせん断補強筋を貫通させやすくすることができるが、鉄骨梁の断面欠損部が増えてしまう。
本発明は、上記事情に鑑み、クリップ等の特殊部材を必要とせず、容易に現場で鉄骨梁にせん断補強筋を貫通させて定着させて施工することが可能な鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合方法は、鉄筋コンクリート柱に形成された凹所に鉄骨梁の端部を挿入配置し、一端側に半円形フック又は鋭角フック、他端側に直角フックを備えたせん断補強筋の前記直角フックを前記鉄骨梁のウェブに形成された貫通孔に挿入するとともに前記直角フックの屈曲部中心に前記せん断補強筋を回転させ、前記直角フックが前記鉄骨梁のウェブに沿うように前記せん断補強筋を設置し、前記せん断補強筋の一端側の半円形フック又は鋭角フックを前記凹所に配設した補助筋あるいは前記凹所に突出した前記鉄筋コンクリート柱の主筋に定着させ、前記凹所にコンクリートを打設することを特徴とする。
本発明の鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合方法においては、従来のようにクリップ等の特殊部材を不要にして、現場で容易に鉄骨梁に貫通させつつせん断補強筋を設置することが可能になる。また、このとき、鉄骨梁の従来サイズの貫通孔に容易に貫通させてせん断補強筋を設置できるため、鉄骨梁の断面欠損が増大することもない。
本発明の一実施形態に係る鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合方法で用いるせん断補強筋を示す図である。 本発明の一実施形態に係る鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合方法において、せん断補強筋を鉄骨梁に貫通させて設置する状況を示す図である。 本発明の一実施形態に係る鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合部構造を示す側面(縦断面)図である。 本発明の一実施形態に係る鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合部構造を示す横断面図である。 本発明の一実施形態に係る鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合部構造を示す正面側の縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合部構造の下方の鉄筋コンクリート柱部材を示す側面側の縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合部構造の下方の鉄筋コンクリート柱部材を示す横断面図である。 本発明の一実施形態に係る鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合部構造の下方の鉄筋コンクリート柱部材を示す正面側の縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合部構造の上方の鉄筋コンクリート柱部材を示す正面側の縦断面図である。
以下、図1から図9を参照し、本発明の一実施形態に係る鉄筋コンクリート柱(以下、RC柱という)と鉄骨梁の接合方法について説明する。ここで、実施形態のRC柱と鉄骨梁の接合方法は、現場で鉄骨梁にせん断補強筋を貫通させて定着させてRC柱と鉄骨梁を接合する方法に関するものである。
本実施形態のRC柱と鉄骨梁の接合方法では、図1に示すように、使用するせん断補強筋1が一端側に半円形フック(180°フック)(又は鋭角フック)2、他端側に直角フック(90°フック)3を備えて形成されている。
また、図1及び図2に示すように、直角フック3の折り曲げ半径(屈曲部の内径)dは、貫通させる鉄骨梁4のウェブ4aの板厚tw以上としている。さらに、このせん断補強筋1を貫通させる鉄骨梁4の貫通孔4bの直径Rはせん断補強筋1の最外径D以上とする。
そして、このせん断補強筋1を設置する際には、図2に示すように、直角フック3側の他端を鉄骨梁4の貫通孔4bに挿通し、直角フック3の基端の屈曲部を回転中心にし、屈曲部の折り曲げ半径dに沿うように貫通孔4b回りに90度、せん断補強筋1を回転させる。これにより、せん断補強筋1を鉄骨梁4の貫通孔4bに貫通させ、直角フック3を鉄骨梁4のウェブ4aに沿うようにせん断補強筋1を設置することができる。このように鉄骨梁4に貫通配置したせん断補強筋1の一端側の半円形フック2を柱主筋等に定着させれば、せん断補強筋1の設置作業が完了する。
ここで、図3から図5に示すPCaのRC柱5と鉄骨梁4の埋め込み式の接合部構造Aを一例として、本実施形態のRC柱5と鉄骨梁4の接合方法をより具体的に説明する。
はじめに、この接合部構造AのPCaのRC柱5は上方のRC柱部材5aと下方のRC柱部材5bを一体に接合して構成される。また、下方のRC柱部材5bは、図6から図8(図3から図5参照)に示すように、上下方向に延設した複数の主筋6及び複数の主筋6を囲繞するように一体に取り付けられた複数のせん断補強筋7をコンクリート8に埋設して形成されている。また、下方のRC柱部材5bは、下端に上下に隣り合うPCaのRC柱5同士を接続(ボルト接合)するための接合プレート(エンドプレート)10が一体に取り付けられている。さらに、下方のRC柱部材5bは上面から主筋6を突出させて形成されている。
下方のRC柱部材5bにおいては、幅方向中央に上面と側面に開口する矩形状の凹所(切欠き部)11が設けられている。また、凹所11は鉄骨梁4の端部を挿入して接合するためのものであり、シアコッター(縞鋼板)12をコンクリート8に一体化して形成されている。
上方のRC柱部材5aは、図9(図3から図5参照)に示すように、上下方向に延設した複数の主筋6及び複数の主筋6を囲繞するように一体に取り付けられた複数のせん断補強筋7をコンクリート8に埋設して形成されるとともに、上端に上下に隣り合うPCaのRC柱5同士を接続(ボルト接合)するための接合プレート(エンドプレート)10が一体に取り付けられている。
また、上方のRC柱部材5aは、主筋6の下端に取り付け、下端面に開口するようにしてスリーブ13がコンクリート8に埋設されている。
そして、図3から図5に示すように、上記のように構成した上方のRC柱部材5aと下方のRC柱部材5bは、下方のPCaのRC柱5の上端の接合プレート10上に下方のRC柱部材5bを載せ、互いの接合プレート10同士をボルト接合する。次に、下方のRC柱部材5b上に上方のRC柱部材5aを設置する。このとき、下方のRC柱部材5bの上面から突出する主筋6を上方のRC柱部材5aのスリーブ13に差し込んで接続し、下方のRC柱部材5bに上方のRC柱部材5aを一体に接合する。これにより、上端と下端にそれぞれPCaのRC柱5が形成される。
一方、本実施形態のRC柱5と鉄骨梁4の接合方法においては、下方のRC柱部材5bを設置した段階で、下方のRC柱部材5bの凹所11に端部を挿入して鉄骨梁4を配設する。
図1、図2、図3から図5に示すように、この鉄骨梁4に形成された貫通孔4bに直角フック3を挿通し、直角フック3の折り曲げ半径dに沿うように貫通孔4b回りに90度回転させてせん断補強筋1を設置する。このように鉄骨梁4に貫通配置したせん断補強筋1の半円形フック2を、凹所11に後差しした補助筋14に定着させる。
なお、凹所11に下方のRC柱部材5bの主筋6を突出させ、この主筋6にせん断補強筋1の半円形フック(又は鋭角フック)2を定着させてもよい。
上記のように鉄骨梁4、せん断補強筋1等を設置した段階で、上方のRC柱部材5aを設置する。そして、型枠を設置するとともに凹所11にコンクリート8を打設し、鉄骨梁4の端部及びせん断補強筋1、補助筋14(や主筋6)をコンクリート8で埋設させ、RC柱5と鉄骨梁4を一体に接合する。
したがって、本実施形態のRC柱と鉄骨梁の接合方法においては、従来のようにクリップ等の特殊部材を不要にして、現場で容易に鉄骨梁4に貫通させつつせん断補強筋1を設置することが可能になる。また、このとき、鉄骨梁4の従来サイズの貫通孔4bに容易に貫通させてせん断補強筋1を設置できるため、鉄骨梁4の断面欠損が増大することもない。
以上、本発明に係るRC柱と鉄骨梁の接合方法の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 せん断補強筋
2 半円形フック(又は鋭角フック)
3 直角フック
4 鉄骨梁
4a ウェブ
4b 貫通孔
5 RC柱(鉄筋コンクリート柱)
5a 上方のRC柱部材
5b 下方のRC柱部材
6 主筋
7 せん断補強筋
8 コンクリート
10 エンドプレート
11 凹所(切欠き部)
12 シアコッター(縞鋼板)
13 スリーブ
14 補助筋
A RC柱と鉄骨梁の接合部構造

Claims (1)

  1. 鉄筋コンクリート柱に形成された凹所に鉄骨梁の端部を挿入配置し、
    一端側に半円形フック又は鋭角フック、他端側に直角フックを備えたせん断補強筋の前記直角フックを前記鉄骨梁のウェブに形成された貫通孔に挿入するとともに前記直角フックの屈曲部中心に前記せん断補強筋を回転させ、前記直角フックが前記鉄骨梁のウェブに沿うように前記せん断補強筋を設置し、
    前記せん断補強筋の一端側の半円形フック又は鋭角フックを前記凹所に配設した補助筋あるいは前記凹所に突出した前記鉄筋コンクリート柱の主筋に定着させ、
    前記凹所にコンクリートを打設することを特徴とする鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109702112A (zh) * 2019-02-28 2019-05-03 中建四局第五建筑工程有限公司 一种复杂钢筋骨架结构中的抗震弯钩的弯制工具及方法

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