JP2016141525A - 荷役装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、レードルクレーン等の荷役装置において、レール上を走行する走行基体に制御装置用の電気品室が備えられ、制御装置を交換する際にも、その電気品室内の雰囲気を確保できるものを提供する。【解決手段】軌道に沿って走行する走行基体と、走行基体に備えられている荷役部と、を含んで構成された荷役装置であって、走行基体には、荷役部の荷役動作を制御する制御装置が収容されている電気品室が設けられていると共に、電気品室の側面板には制御装置の搬入出開口部が設けられており、走行基体には、電気品室の外側で制御装置を受ける外床部と、前記制御装置を前記走行基体から吊り上げ、又は吊り下げするための昇降装置とが備えられている。【選択図】図1

Description

本発明は、荷役装置に関する。さらに詳しくは、レール上を走行する走行基体に電気品室が設けられた荷役装置に関する。
荷役装置の一分類である天井走行クレーンは、建屋内に設けられた軌道に沿って走行基体が走行し、走行基体が到達できる任意の場所で荷役を行う。この天井走行クレーンの一種であるレードルクレーンは、製鉄所や製鋼所でレードル(取鍋)を運ぶ大型のクレーンである。電気炉や転炉で作られた溶鋼は、レードルに入れられ、このレードルをレードルクレーンで吊下げてタンディッシュまで運搬し、レードルクレーンを使って内部の溶鋼をタンディッシュに移し替える。そして、タンディッシュから鋳型に注湯して鋳造される。
レードルクレーンは、汎用の天井走行クレーンと同様に、軌道上を走行する走行基体と、荷役を行う荷役部とから構成されている。レードルクレーンの走行基体は、車輪と該車輪を駆動させる走行駆動装置からなる走行部と、該走行部に連接され前記荷役部を横行させるガーダを含む荷役装置の本体部とから構成されている。レードルクレーンの荷役部は、溶鋼を入れたレードルを吊下げる主フックと、この主フックを上げ下げする主巻き装置と、レードルの下部を持ち上げてレードルを傾斜させる補フックと、この補フックを上げ下げする補巻き装置と、前記主巻き装置や補巻き装置を搭載したトロリとを含んで構成されている。
特許文献1にあるように、レードルクレーン等の大型の天井走行クレーンは、その走行基体に、走行モータや荷役装置の動作を行うためのモータが多数個搭載されており、それぞれのモータについて、更にインバータなどの制御装置が備えられている。これらの制御装置に対しては、走行基体上で、温度環境を整えたり、粉塵や振動に対する対策を行ったりすることが必要となる。
またレードルクレーン本体の寿命と比較して、インバータ等の制御装置の寿命は短いため、制御装置が故障した場合、それらを交換する場合がある。製鉄所などの生産設備で用いられるレードルクレーンでは、溶鋼を入れた状態で制御装置が故障した場合、制御装置の交換時間を短く抑えないと溶鋼がレードルの中で固まり、重大な損失となる。
従来、レードルクレーンの走行基体には、制御装置を収納するための電気品室が備えられ、この電気品室内部を、外部環境と遮断された、密閉された空間とすることで、制御装置の温度管理と粉塵対策とを行っていた。電気品室の側部に設けられた、作業員の出入口には、作業員の出入り方向にシール部材を押し付けるドアが二重に設けられ、電気品室の密閉度を向上させていた。そして制御装置は、作業員の出入口とは別の搬出入口を電気品室の天井や床に設けた蓋付き開口部を利用して交換されていた。
しかるに、交換時に電気品室の天井や床の蓋付き開口部を利用すると、下方に開口部がある場合、粉塵が上昇する気流に乗って電気品室の内部に入り込み、上方に開口部がある場合、粉塵が上方から落下して、制御装置に悪影響を与えるという問題がある。
特開2011−207603号公報
本発明は上記事情に鑑み、レードルクレーン等の荷役装置において、その走行基体に制御装置用の電気品室が備えられ、制御装置を交換する際にも、その電気品室内の雰囲気を極力確保できるものを提供することを目的とする。
第1発明の荷役装置は、この荷役装置を構成する走行基体に、この荷役部の荷役動作を制御する制御装置が収容されている電気品室が設けられていると共に、この電気品室の側面板には制御装置の搬入出開口部が設けられており、走行基体には、電気品室の外側で制御装置が仮置きされる外床部と、制御装置を走行基体から吊り上げ、又は吊り下げするための昇降装置とが備えられていることを特徴とする。
第2発明の荷役装置は、第1発明において、側面板には、出入り方向にシール部材を押圧する密閉ドアが備えられており、かつ搬入出開口部における、側面板の下部分の高さ近傍で、外床部の電気品室側の高さと、電気品室の内部に設けられている内床部の外床部側の高さとが、搬入出開口部の下端と等しくなるように、外床部及び/又は内床部の高さが調整可能であることを特徴とする。
第3発明の荷役装置は、第1発明又は第2発明において、制御装置には、この制御装置を走行させるための走行機構と、この走行機構と床面とを接触・非接触にする上下位置調整機構と、が備えられていることを特徴とする。
第4発明の荷役装置は、第1発明から第3発明のいずれかにおいて、外床部には、制御装置が上下に通過可能な通過孔が設けられていることを特徴とする。
第5発明の荷役装置は、第1発明から第4発明のいずれかにおいて、昇降装置を構成する吊り部が、水平面内で移動可能であることを特徴とする。
第6発明の荷役装置は、第1発明から第5発明のいずれかにおいて、荷役装置が、建屋内に備えた天井走行クレーンであり、走行基体を構成するガーダの内部に電気品室が設けられていることを特徴とする。
第7発明の荷役装置は、第6発明において、天井走行クレーンが、レードルクレーンであり、電気品室の下方に防熱板が備えられていることを特徴とする。
第1発明によれば、電気品室の側面板に制御装置の搬入出開口部が設けられていることにより、開口面が上下方向に流れる気流と平行になり、制御装置の交換の際に、この気流に乗った粉塵が電気品室に侵入することを抑えることができる。また電気品室の外側に制御装置を受ける外床部が備えられたことにより、特に下方からの粉塵の侵入をより効果的に防止できる。
第2発明によれば、搬入出開口部の側面板の下部分の高さ近傍で、電気品室の外床部と内床部の端部の高さが等しくなるように、外床部及び/又は内床部の高さが調整可能であることにより、通常運転時の電気品室の密閉度を維持しつつ、制御装置交換時には、制御装置を、床面を走らせるだけで電気品室内に搬入出することができ、制御装置の交換時間を短縮できる。
第3発明によれば、制御装置に、制御装置を走行させるための走行機構が備えられたことにより、作業者が制御装置を容易に走行させることができ、制御装置の電気品室への搬入出が容易になり、制御装置の交換時間をこの点でも短縮できる。また走行装置と床面とを非接触にする上下位置調整機構が備えられたことにより、制御装置の壁面等への固定が強固になる。
第4発明によれば、外床部に制御装置が上下に通過可能な通過孔が設けられていることにより、制御装置を昇降装置により吊り下げた状態から、その姿勢を維持しつつ走行基体から降ろしたり、走行基体上に持ち上げたりする作業が容易になる。
第5発明によれば、昇降装置の吊り部が、水平面内で移動可能であることにより、制御装置を吊り下げた状態でその姿勢を維持しつつ、走行基体から搬入出がより容易になる。
第6発明によれば、荷役装置である天井走行クレーンの、走行基体を構成するガーダの内部に、側面板に制御装置の搬入出開口部のある電気品室を設けたことにより、繰り返し荷重が大きく作用する上下の面に、大きな孔をあける必要がなくなり、より強度の高い天井走行クレーンを提供できる。
第7発明によれば、天井走行クレーンであるレードルクレーンの、電気品室の下方に防熱板が設けられていることにより、防熱板に制御装置の搬入出用の孔を設ける必要がなくなり、防熱板の機能の低減を抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る荷役装置の、制御装置の搬入出開口部の周辺の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る荷役装置の正面図である。 図2の荷役装置の平面図である。 図2の荷役装置のガーダ内部の平面図である。 図1の搬入出開口部の周辺の平面図である。 図1の搬入出開口部の断面図である(第1実施例)。 図1の搬入出開口部の断面図である(第2実施例)。 図2の荷役装置の制御装置の正面図である。 図8の制御装置の側面図である。 本発明の第2実施形態に係る荷役装置の正面図である。
つぎに、本発明の第1実施形態を図面に基づき説明する。
本発明は天井走行クレーンを始めとする荷役装置に適用されるが、天井走行クレーンの一種であるレードルクレーン1を第1実施形態として説明する。
まず、図2および図3に基づき本発明のレードルクレーン1の全体構造を説明する。
図2はレードルクレーン1の正面図、図3は図2のレードルクレーン1の平面図である。レードルクレーン1は、建屋の上方に平行に設けられた2本の軌道2に対して、軌道2上を走行する走行基体30と、荷役を行う荷役部33とから構成されている。前記走行基体30は、車輪10と、該車輪10を駆動させる走行駆動装置からなる走行部31と、該走行部31に水平に渡した前記荷役部33を横行させるガーダ3を含む本体部32とから構成されている。ガーダ3は、2本平行に並んで設けられており、その2本のガーダ3により本体部32が構成される。2本のガーダ3の間には、このガーダ3の長手方向に横行する荷役部33が備えられている。
本体部32には、荷役部33を構成する主トロリー13と、補トロリー17とが備えられている。主トロリー13上には主フック11を巻き上げ下げする主巻上げ装置12が搭載されている。主巻上げ装置12は3000V以上の電圧で駆動される2台の主電動機14と2台のドラム15とからなり、ドラム15と主フック11との間には、ワイヤロープが掛けまわされている。このため、主電動機14を正逆転させることで、主フック11を上げ下げすることができる。
また、補トロリー17上には、補フックを巻き上げ下げする補巻き装置16が搭載されている。補巻き装置16は補電動機18と補ドラム19とからなり、補ドラム19と補フックとの間にはワイヤロープが掛けまわされている。
図4には、レードルクレーン1を構成するガーダ3の、内部の配置を表わした平面図を示す。ガーダ3は、薄肉の四角筒形状であり、この筒体の長手方向を水平になるように配置される。この筒体内部には、荷役装置の荷役動作、即ち主フック11や補フックの吊り上げ、吊り下げ動作を制御するインバータ、主トロリー13等の横行を制御するインバータ、等の制御装置6が収容されている。本実施形態では、ガーダ3が電気品室4を兼ねることで、ガーダ3の内部に電気品室4がある構造としている。ガーダ3内部では、ガーダ3の長手方向に作業者が通過する作業通路が設けられ、この作業通路を挟んだ両側に、多数の制御装置6が備えられている。
ガーダ3の両端には、作業者が出入りするための出入り口が2か所、ガーダ3の側面板4aに設けられている。このうち、図4の右側にある出入り口は、制御装置6が搬入出できる高さを有する搬入出開口部4bである。搬入出開口部4bには、所定の広さの空間を隔てて、2つの密閉ドア5が備えられている(図5参照)。内側の密閉ドア5は、ガーダ3の内側、即ち電気品室4に向けて開閉し、外側の密閉ドア5は、ガーダ3の外側に向けて開閉する。
またガーダ3には、搬入出開口部4bの外側に位置するように、外床部4cが設けられている。制御装置6が交換される際、制御装置6は、一度この外床部4cに預けられて仮置きされ、電気品室4内へ搬入出される。またガーダ3の下方には、レードル内に入った溶鋼からの熱を遮断するための防熱板9が設けられている(図2参照)。
図1には、本実施形態に係るレードルクレーン1の、制御装置6の搬入出開口部4b周辺の斜視図を、図5には、搬入出開口部4b周辺の平面図を示す。図5(A)、(B)は同じ部材を異なる面で見た図であり、図5(A)は、ガーダ3を構成する上板が見える面での平面図、図5(B)は、ガーダ3を構成する下板(床)が見える面での平面図である。走行基体30を構成するガーダ3には、走行基体30から制御装置6を吊り上げ、又は吊り下げするための昇降装置である、電動チェーンブロック4dが設けられている。電動チェーンブロック4dは、搬入出開口部4bよりも上側に設けられ、この電動チェーンブロック4dにより、作業者は重量を有する制御装置6を地上から走行基体30上へ持ち上げる。
外床部4cには、搬入出開口部4bに近接したところに、制御装置6を上下に通過することができる通過孔4eが設けられている。この通過孔4eには、2枚の扉が上側に観音開きになるように設けられる。作業者が制御装置6を地上から走行基体30に吊り上げるときは、まず2枚の扉を開けて、この通過孔4eを通して、電動チェーンブロック4dのフックを地上まで下す。そして地上において作業者は、電動チェーンブロック4dのフックを制御装置6に引掛ける。引掛けた状態で、作業者は制御装置6の下面を外床部4cの上面よりも高い位置にまで吊り上げた後、2枚の扉により通過孔4eを塞ぎ、その上に制御装置6を下す。制御装置6を走行基体30から地上に下ろす時は、作業者はこの逆の作業を行う。
電気品室4の側部に制御装置6の搬入出開口部4bが設けられていることにより、制御装置4bの交換の際に、上下方向に流れる気流に乗った粉塵が電気品室4に侵入することを極力抑えることができる。また電気品室6の外側に制御装置6を受ける外床部4cが備えられたことにより、特に下方からの粉塵の侵入をより効果的に防止できる。
外床部4cに制御装置6が上下に通過可能な通過孔4eが設けられていることにより、制御装置6を昇降装置により吊り下げた状態から、その姿勢を維持しつつ走行基体30から降ろしたり、走行基体30上に持ち上げたりする作業が容易になる。特にレードルクレーン1のように屋内に設けられた天井走行クレーンでは、建屋により上から制御装置6を持ってくるなどのアクセスが制限される。よって、この通過孔4eが設けられていることにより走行基体30上に制御装置6を持ち上げる作業が容易になる。
荷役装置である天井走行クレーンの、走行基体30を構成するガーダ3の内部に、側面板4aに制御装置6の搬入出開口部4bのある電気品室4を設けたことにより、繰り返し荷重が大きく作用する上下の面に、大きな孔をあける必要がなくなり、より強度の高い天井走行クレーンを提供できる。
天井走行クレーンであるレードルクレーン1の、電気品室4の下方に防熱板9が設けられていることにより、防熱板9に制御装置6の搬入出用の開口部を設ける必要がなくなり、防熱板9の機能の低減を抑制できる。
図6には、本実施形態に係る実施例1の、ガーダ3の搬入出開口部4bの下部分の断面図を示す。右半分が、密閉ドア5が閉じられた状態を示し、左半分が、制御装置6を搬入する際の状態を示している。ガーダ3の側面板4aには、制御装置6が通過するための搬入出開口部4bが設けられており、側面板4aには、搬入出開口部4bを囲むようにシール部材であるパッキン5aが設けられている。このパッキン5aは、密閉ドア5が閉じられる状態になると、作業者の出入りする方向に押圧される。これにより、電気品室4内の密閉度を高めることができる。このパッキン5aを設けるためには、搬入出開口部4bがある部分で、側面板4aが外床部4c又は内床部4fよりも、上に出ている部分が設けられている必要がある。
しかし、制御装置6が搬入出されるときは、この上に出ている部分を乗り越える必要がある。そのため、制御装置6が搬入出されるときのために、搬入出開口部4bにおける、側面板4aの下部分の高さ近傍で、外床部4cの上面における電気品室4側の高さと、電気品室4の内部に設けられている内床部4fの上面における外床部4c側の高さとが等しくなるように、外床部4cの上面及び/又は内床部4fの上面の高さが調整可能な構成とする。即ち制御装置6は、床面の上を車輪などで転がして搬入出されるので、作業者が、内床部4fの上には傾斜スペーサ21を、内床部4fと外床部4cとの間には水平スペーサ22を、外床部4cの上には、内床部4fと同様なスペーサ(不図示)を置くことで、制御装置6が走行する床面の段差を極力少なくする。これらのスペーサの高さは、側面板4aが、外床部4c等よりも上に出ている部分の高さと同じか、又はすこし高くするのが望ましい。
図7には、本実施形態に係る実施例2の、ガーダ3の搬入出開口部4bの下部分の断面図を示す。図6と同様、右半分が、密閉ドア5が閉じられた状態を示し、左半分が、制御装置6を搬入する際の状態を示している。実施例2では、内床部4fの一部が、ヒンジ23により上下に動作することが可能な構成である。内床部4fの一部は、幅(図7の奥行き方向)が搬入出開口部4bと概略等しく、長さ(図7の左右方向)が、作業員が制御装置6を走行させることができる程度に緩やかな角度となる長さにする。そして、上に持ち上げた内床部4fの下に角柱型の調整部品24を作業員が挿入することで、制御装置6が走行する床面の上面の高さを等しくする。外床部4cについても同様な構成とすることができる。
搬入出開口部4bの側面板4aの下部分の高さ近傍で、電気品室4の外床部4cと内床部4fの高さが搬入出開口部4bの下端と略等しくなるように、外床部4c及び/又は内床部4fの端部高さが調整可能であることにより、通常運転時の電気品室4の密閉度を維持しつつ、制御装置6交換時には、制御装置6を、床面を走らせるだけで電気品室内に搬入出することができ、制御装置の交換時間を短縮できる。
図8には、レードルクレーン1で用いる制御装置6の正面図を、図9にはこの制御装置6の側面図を示す。制御装置6は、荷役部33の荷役動作等を制御するインバータ29と、このインバータ29が固定される取付フレーム25と、から構成される。そしてこの取付フレーム25には、制御装置6を押し引きすることにより走行させるための走行機構である4つのキャスタ26と、この走行機構と床面とを非接触にするための上下位置調整機構であるアジャスタ27とが備えられている。
制御装置6を外床部4cから電気品室4へ搬入し、所定の場所で固定する場合を説明する。作業者は、外床部4cにある制御装置6のキャスタ26が床面に接地するようにアジャスタ27を調整し、取付フレーム25側にアジャスタ27の下部を上昇させる。キャスタ26を床面に接地させた後、傾斜スペーサ21等により、上面の高さが調整された床面上を、作業者が制御装置6を押し引きすることで、制御装置6を走行させ、ガーダ3内の作業通路内を移動させる。所定の位置まで移動させた後、制御装置6のアジャスタ27を調整し、取付フレーム25から離れる側にアジャスタ27の下部を下降させ、キャスタ26を床面から離す。この状態で取付フレーム25に設けられた6つの取付孔28を利用して、取付フレーム25を電気品室4に固定する。
昇降装置は、水平面内で移動する構成とすることも可能である。即ち昇降装置を構成する吊り部が電動チェーンブロック4dであり、この電動チェーンブロック4dを、それが取り付けられている梁に沿って移動させたり、電動チェーンブロック4dが取り付けられた梁が、その端部を軸として旋回したりする構成とすることもできる。
昇降装置の吊り部が、水平面内で移動可能であることにより、制御装置6を吊り下げた状態でその姿勢を維持しつつ、走行基体30から搬入出がより容易になる。また、制御装置6の通過孔4eを、吊り部が移動可能な任意の場所に設けることができる。
制御装置6は、インバータ29と、取付フレーム25とから構成されるとしたが、インバータ29単独で構成される場合もある。この場合インバータ29に走行機構と上下位置調整機構と、が備えられる。また、走行機構は制御装置6が電気品室4内で固定された後、取り外しておくことも可能である。
制御装置6の取付フレーム25に対して走行機構と上下位置調整機構とが備えられる形態を説明したが、この走行機構等を備えた台車が、制御装置6に固定される形態も考えられる。
つぎに、本発明の荷役装置の、第2実施形態である連続アンローダ51について、図面に基づき説明する。
図10に示す連続アンローダ51は、鉄筋コンクリートで構築された岸壁81に備えられる。岸壁81には、2本の平行なレール53が備えられ、このレール53上を連続アンローダ51は移動できる。船舶82は岸壁81に接岸し、この連続アンローダ51で船舶82から積荷の荷揚げが実行される。
本実施形態の連続アンローダ51は、バケットエレベータ式であり、船舶82の船倉83からバラ荷B(例えば、石炭やコークス、鉱石等)を連続的に陸揚げする。連続アンローダ51は、レール53により岸壁81に沿って移動可能な走行基体である走行フレーム52を備えている。走行フレーム52の上には、旋回フレーム54が旋回可能に支持され、その旋回フレーム54から横方向に突設されたブーム55の先端部に、荷役部であるバケットエレベータ57が支持されている。このバケットエレベータ57の制御装置を収容している電気品室4は、走行フレーム52上に設けられている。
バケットエレベータ57は、鉛直方向に延伸する筒状のエレベータ本体62と、エレベータ本体62に対して周回運動するチェーンバケット65とを備え、その下部に設けられた側面掘削方式の掻き取り部58により、船倉83内のバラ荷Bを連続的に掘削し掻き取ると共に、掻き取ったバラ荷Bを上方に搬送する。そして、ブーム55に配置されたブームコンベヤ70により、バラ荷Bをホッパ71に供給し、このホッパ71の下方には機内のベルトコンベア72や地上コンベヤ73が配置されている。
荷役装置の一種である連続アンローダ51においても、電気品室4の側面板に、制御装置6の搬入出開口部4bが設けられていることで、制御装置6の交換の際に、石炭等のバラ荷Bからの粉塵が電気品室に侵入することを抑えることができる。
本発明は、天井走行クレーンやアンローダに限定されることなく、例えばコンテナキャリアなど、荷役を行う荷役装置全般に適応可能なものである。
1 レードルクレーン
2 軌道
3 ガーダ
4 電気品室
4a 側面板
4b 搬入出開口部
4c 外床部
4d チェーンブロック
4e 通過孔
4f 内床部
5 密閉ドア
5a パッキン
6 制御装置
9 防熱板
12 主巻き装置
16 補巻き装置
21 傾斜スペーサ
22 水平スペーサ
25 取付フレーム
26 キャスタ
27 アジャスタ
28 取付孔
29 インバータ

Claims (7)

  1. 軌道に沿って走行する走行基体と、該走行基体に備えられている荷役部と、を含んで構成された荷役装置であって、
    前記走行基体には、前記荷役部の荷役動作を制御する制御装置が収容されている電気品室が設けられていると共に、
    該電気品室の側面板には前記制御装置の搬入出開口部が設けられており、
    前記走行基体には、前記電気品室の外側で前記制御装置が仮置きされる外床部と、前記制御装置を前記走行基体から吊り上げ、又は吊り下げするための昇降装置とが備えられていることを特徴とする荷役装置。
  2. 前記側面板には、前記搬入出開口部を閉じ、出入り方向にシール部材を押圧する密閉ドアが備えられており、
    かつ前記搬入出開口部における、前記側面板の下部分の高さ近傍で、
    前記外床部の上面における前記電気品室側の高さと、前記電気品室の内部に設けられている内床部の上面における前記外床部側の高さとが、搬入出開口部の下端と略等しくなるように、前記外床部の上面及び/又は前記内床部の上面の高さが調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の荷役装置。
  3. 前記制御装置には、
    該制御装置を走行させるための走行機構と、
    該走行機構と床面とを接触・非接触にさせる上下位置調整機構と、が備えられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の荷役装置。
  4. 前記外床部には、前記制御装置が上下に通過可能な通過孔が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の荷役装置。
  5. 前記昇降装置を構成する吊り部が、水平面内で移動可能であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の荷役装置。
  6. 前記荷役装置は、建屋内に備えられた天井走行クレーンであり、
    前記走行基体を構成するガーダの内部に前記電気品室が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の荷役装置。
  7. 前記天井走行クレーンが、レードルクレーンであり、
    前記電気品室の下方に防熱板が備えられていることを特徴とする請求項6に記載の荷役装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101729896B1 (ko) * 2016-09-12 2017-04-24 해성전기(주) 인버터용 접지 기구, 이를 포함하는 스태커-리클레이머 및 쉽 언로더

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