JP2016141200A - 車載ネットワーク - Google Patents

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Abstract

【課題】車載ネットワークを構成する複数のECUから、バッテリ残量が低下する等の故障の原因となったECUを特定する。【解決手段】通信バス1、2を介して接続された複数の電子制御ユニット200a〜200fを有する車載ネットワークであって、故障診断情報を保持する少なくとも二つの電子制御ユニットの各々は、故障診断情報を格納する記憶部210a〜、212a〜と、ネットワークマネジメントにしたがって動作する際に、ウェイクアップする要因を有するか否かを通知するフレームを作成する制御部208a〜と、該フレームを通信バスに送信するとともに、他の電子制御ユニットによって送信されたフレームを受信する送受信部206a〜とを有し、他の電子制御ユニットによって送信されたフレームが入力され、車載バッテリの残量が所定の閾値以下となった場合に、記憶部に格納された故障診断情報に基づいて、故障した電子制御ユニットを特定する。【選択図】図1

Description

本発明は、車載ネットワークに関する。
車両には、複数の電子制御ユニット(ECU: Electronic Control Unit)が搭載され、各ECUはCAN(Control Area Network)等の車載ネットワークで接続される。各ECUには、イグニッションがオフにされた(以下、「IG-OFF」という)際に、ネットワークマネジメント(Network Management: NM)機能等の消費電力を低減する機能が搭載される。NM機能とは、各ECUで同期してECUのノーマル状態やスリープ状態を変更する制御を行う機能である。NM機能を実現するために、ECUは該ECUの状態等を示すNMフレームを送受信する。
車載ネットワークに関して、ECUの車両状態情報と制御状態情報を受信し、所定の条件を満たす車両状態情報及び制御状態情報を送信したECUに対し故障情報を要求し、該ECUから受信した故障情報を記憶し、故障情報を外部の診断装置に送信する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−113860号公報
車載ネットワークに誤ってNMフレームを送信する等の正しく機能していないECUが存在する場合には、消費電力を低減できず、バッテリが上がるおそれがある。しかし、現状ではバッテリ残量を低下させる原因となったECUを特定できない。
本発明の目的は、車載ネットワークを構成する複数のECUから、バッテリ残量が低下する故障の原因となったECUを特定することである。
開示の一実施例の車載ネットワークは、
通信バスを介して接続され、且つ車載バッテリを電源として動作する複数の電子制御ユニットを有する車載ネットワークであって、
前記複数の電子制御ユニットには、前記車載ネットワークの故障を診断する際に使用する故障診断情報を保持する少なくとも二つの電子制御ユニットが含まれ、
前記故障診断情報を保持する少なくとも二つの電子制御ユニットの各々は、
故障診断情報を格納する記憶部と、
電子制御ユニットの状態を制御するネットワークマネジメントにしたがって動作する際に、ウェイクアップする要因を有するか否かを通知するフレームを作成する制御部と、
該制御部によって作成されたフレームを前記通信バスに送信するとともに、他の電子制御ユニットによって送信されたフレームを受信する送受信部と
を有し、
前記制御部は、前記ウェイクアップする要因を有するか否かを通知するフレームに、送信元の電子制御ユニットの識別情報と、該ウェイクアップする要因が該電子制御ユニットの動作に起因するか否かを表す起因情報を付帯するとともに、前記記憶部に該送信元の電子制御ユニットの識別情報と、該起因情報とを格納し、
前記送受信部によって前記他の電子制御ユニットによって送信されたフレームが入力された場合に、前記記憶部に該フレームに付帯された送信元の電子制御ユニットの識別情報と、起因情報とを格納し、
前記車載バッテリの残量が所定の閾値以下となった場合に、前記記憶部に格納された故障診断情報に基づいて、ウェイクアップする要因となる動作を行っていた電子制御ユニットのうち、最新のものを故障した電子制御ユニットとして特定する。
開示の実施例によれば、車載ネットワークを構成する複数のECUから、バッテリ残量が低下する故障の原因となったECUを特定することができる。
車載ネットワークの一実施例を示す図である。 故障診断情報テーブルの一例を示す図である。 NMフレームの一実施例を示す図である。 車載ネットワークの動作の一実施例を示すシーケンスチャートである。 NMフレームを送信する際の処理を示すフローチャートである。 NMフレームを受信する際の処理を示すフローチャートである。 エラーを通知する際の処理を示すフローチャートである。 各ネットワークの故障診断情報テーブルの一例を示す図である。 車載ネットワークの動作の一実施例を示すシーケンスチャートである。 エラーを通知する際の処理を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。以下で説明する実施例は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施例に限られない。なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<実施例>
<車載ネットワーク>
図1は、車載ネットワークの一実施例を示す。車載ネットワークは、例えば車両等の移動体に搭載され、CAN、LIN(Local Interconnect Network)等のLAN(Local Area Network)が適用される。車載ネットワークは、情報系、パワートレイン系、ボディ系等に適用できる。また、車載ネットワークに、FlexRay(登録商標)も適用できる。
車載ネットワークは、第1の通信バス1と、第2の通信バス2と、セントラルゲートウェイ100(以下、「ゲートウェイ100」と記載する)と、第1のECU200aと、第2のECU200bと、第3のECU200cと、第4のECU200dと、第5のECU200eと、第6のECU200fとによって構成される。ゲートウェイ100、及び第1のゲートウェイ200a−第6のゲートウェイ200fは、車載バッテリを電源として動作する。
ゲートウェイ100は、第1の通信バス1、及び第2の通信バス2と有線接続される。また、第1のECU200a−第3のECU200cは第1の通信バス1によって有線接続され、第1のECU200d−第3のECU200fは第2の通信バス2によって有線接続される。ゲートウェイ100、及び第1のECU200a−第3のECU200cによって第1のネットワークが構成され、ゲートウェイ100、及び第4のECU200d−第6のECU200fによって第2のネットワークが構成される。第1のネットワークを構成するゲートウェイ100及び第1のECU200a−第3のECU200cのうち、少なくとも2つは故障診断情報を保持する機能を有する。同様に、第2のネットワークを構成するゲートウェイ100及び第4のECU200d−第6のECU200fのうち、少なくとも2つは故障診断情報を保持する機能を有する。異なる通信バスに接続されたECU間では、NMフレームの送受信ができないため、各ネットワークに故障診断情報を保持する機能を有するものが用意される。また、各ネットワークにおいて故障診断情報を保持する機能を有するものを複数とすることによって、その1つが故障した場合でも、他のもので故障診断情報を保持することができる。本実施の形態では、一例として、ゲートウェイ100、第1のECU200a、及び第4のECU200dは、故障診断情報を保持する機能を有する。
図1には、3個のECUが第1の通信バス1に接続される例が示されるが、1−2個のECUを第1の通信バス1に接続することも、4個以上のECUを第1の通信バス1に接続することもできる。また、図1には、3個のECUが第2の通信バス2に接続される例が示されるが、1−2個のECUを第2の通信バス2に接続することも、4個以上のECUを第1の通信バス1に接続することもできる。
車載ネットワークにCANが適用される場合、第1の通信バス1、及び第2の通信バス2は、ツイストペアの形態を有する2本の通信線(CANバス)からなる。CANバスのツイストペア線は一方がCAN High(以下、CANHという)、他方がCAN Low(以下、CANLという)と呼ばれる母線である。第1の通信バス1、及び第2の通信バス2には終端抵抗が接続される。図1では、1本の実線でCANH、CANLを表す。
第1のECU200a−第6のECU200fは、CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access/Collision Detection)にしたがって、ロー(Lo)レベルの信号を送信し続けたECUが優先して通信を行い、衝突に負けた(ハイ(Hi)レベルの信号を送信した)ECUは次の機会の送信のために待機する。つまり、第1のECU200a−第3のECU200cのうち、ローレベルの信号を送信し続けたECUが第1の通信バス1を介して通信を行い、ローレベルの信号を送信し続けたECU以外のECUは次の機会まで待機する。同様に、第4のECU200d−第6のECU200fのうち、ローレベルの信号を送信し続けたECUが第2の通信バス2を介して通信を行い、ローレベルの信号を送信し続けたECU以外のECUは次の機会まで待機する。
<第1のECU200a>
第1のECU200aのハードウェア構成について説明する。第1のECU200aのハードウェア構成は、第4のECU200dのハードウェア構成にも適用できる。
図1に示すように、第1のECU200aは、通信トランシーバ202aと、マイクロコントローラ204aとを有する。マイクロコントローラ204aには、通信回路206a、CPU208a、RAM(Random Access Memory)210a、及びROM(Read Only Memory)212aが実装される。CPU208aは第1のECU200a全体を制御し、RAM210aは第1のECU200aを制御する際にCPU208aのワークエリアとして使用され、ROM212aはCPU208aが実行する第1のECU用プログラム、及び故障診断情報テーブルを格納する。
<故障診断情報テーブル>
図2は、故障診断情報テーブルの一例を示す。故障診断情報テーブルには、ウェイクアップする要因を有するか否かを通知するNMフレームを送信したノードの識別情報(ノードID)と、該ウェイクアップが該ノードに対して設定された動作に起因するか、他のノードに対して設定された動作に起因するかを表す情報とが紐付けられることによって関連付けられて記憶される。図2に示される例では、ウェイクアップが該ノードに対して設定された動作に起因する場合には「own(自身)」、他のノードに対して設定された動作に起因する場合には「other(他)」によって示される。
通信トランシーバ202aは、第1の通信バス1に接続され、通信ドライバによる制御によって、通信回路206aからのデータを第1の通信バス1に送信するとともに、第1の通信バス1からのデータを受信し通信回路206aに入力する。これによって、通信トランシーバ202aは、ゲートウェイ100、第2のECU200b、及び第3のECU200cとの間で、信号の送受信を行う。通信トランシーバ202aは、データを送信する場合にはCANHとCANLに反転信号を送出し、データを受信する場合にはCANHとCANLとの電圧差から第1の通信バス1上のデータが"1"であるか"0"であるかを判定する。
通信回路206aは、通信トランシーバ202aと接続され、第1の通信バス1を介して、ゲートウェイ100、第2のECU200b、及び第3のECU200cとの間でシリアル通信を行う。通信回路206aは、CPU208aからのデータを通信トランシーバ202aから送信するとともに、通信トランシーバ202aから入力されたデータをCPU208aに入力する。
CPU208aは、通信回路206aと接続され、通信回路206aによって実行される通信処理等の第1のECU200a全体を制御する処理を実行する。CPU208aは、予め設定されるスケジューリングにしたがって、第1のECU200aをウェイクアップさせるとともに、ウェイクアップしたことを通知するウェイクアップフレームを作成し、通信回路206aに入力する。また、CPU208aは、ウェイクアップする要因を有するか否かを通知するNMフレームを作成する場合には、該NMフレームに送信元のノードIDである第1のECU200aの識別情報と、該ウェイクアップが該第1のECU200aに対して設定された動作に起因することを表す情報(own)を付帯したNMフレームを作成し、通信回路206aに入力する。通信回路206aは、CPU208aによって入力されたNMフレームを通信トランシーバ202aから送信する。CPU208aは、通信トランシーバ202aからNMフレームを送信した後、故障診断情報テーブルに、ノードIDとして「第1のECU200a」、ウェイクアップ要因として「own」を記録する。CPU208aは、ウェイクアップ後に故障診断情報テーブルへの記録を開始し、スリープ状態に遷移する際に故障診断情報テーブルに記憶した情報を削除する。これによって、ROM212aの使用量の増大を抑えることができる。
また、CPU208aは、第2のECU200b、第3のECU200c等の他のノードによって送信されるNMフレームが入力された場合には、故障診断情報テーブルに、該フレームに付帯されているノードID、及びウェイクアップ要因を記録する。
また、CPU208aは、第2のECU200b、第3のECU200c等の他のノードによって送信されるNMフレームが入力された場合には、ウェイクアップする要因を有するか否かを通知するNMフレームを作成し、通信回路206aに入力する。CPU208aは、該NMフレームに送信元のノードIDである第1のECU200aの識別情報と、該ウェイクアップが該第1のECU200aではなく他のノードに対して設定された動作に起因することを表す情報(other)を付帯したNMフレームを作成し、通信回路206aに入力する。通信回路206aは、CPU208aによって入力されたNMフレームを通信トランシーバ202aから送信する。CPU208aは、通信トランシーバ202aからNMフレームが送信された後、故障診断情報テーブルに、ノードIDとして「第1のECU200a」、ウェイクアップ要因として「other」を格納する。
CPU208aは、車載バッテリの残量が所定の閾値以下になった場合、故障診断テーブルを参照し、ウェイクアップ要因が「own」であるノードIDのうち、最新のものに対応するECUを故障しているECUとして特定する。バッテリ残量が所定の閾値以下になる場合には、故障したECUによってウェイクアップが該ECUに設定された動作に起因することを表す情報(own)を付帯したNMフレームを誤送信し続けることによって生じることが多いと想定されるためである。
<NMフレーム>
図3は、NMフレームのフォーマットの一例を示し、(1)はNMフレーム全体のフォーマットを示し、(2)及び(3)はNMフレームの一部分の詳細を示す。
NMフレームは、スタートオブフレーム(SOF: Start Of Frame)と、調停フィールド(Arbitration Field)と、制御フィールド(Control Field)と、データフィールド(Data Field)と、CRCフィールドと、ACKフィールドと、エンドオブフレーム(EOF: End of Frame)とにより構成される。
スタートオブフレームは、フレームの先頭を示し、ドミナント(論理0)ビットで示される。調停フィールドは、フレームの優先順位を示す。調停フィールドにはフレームIDが付帯され、このフレームIDによりフレームが識別され、フレームの優先順位が示される。フレームIDは、11ビットで表すことも(標準フレーム)、29ビットで表すこともできる(拡張フレーム)。制御フィールドは、予約ビットとデータのバイト数が付帯される。データフィールドは、0-8バイトの各種データ、スイッチ信号及び制御信号などが付帯される。CRCフィールドは、フレームの伝送誤りをチェックする際に使用され、CRCフィールドには、15ビットの巡回冗長検査コードとリセッシブデリミタビットが付帯される。ACKフィールドは、フレームを正しく受信した場合に、フレームの最後に送信する。受信側のノードは通信バス上でACKビットの有無をチェックし、ACKが検出されなかった場合は再度送信を試みるのが好ましい。エンドオブフレームは、データフレームやリモートフレームの終了位置を示す。エンドオブフレームは、7ビットで構成され、ビットレベルは全て"リセッシブ"である。
図3の(2)は、調停フィールド、及びデータフィールドの詳細を示す。調停フィールド、及びデータフィールドには、ヘッダフィールド、オペレーションフィールド、及びデータフィールドが用意される。さらに、ヘッダフィールドには、IDベースと、アドレスフィールドが用意され、アドレスフィールドには、ソースID(Source ID)と、デスティネイションID(Dest.ID)が付帯される。オペレーションフィールドにはオペレーションコード(Op Code)が付帯され、データフィールドにはデータが付帯される。
アドレスフィールドにはソースIDを付帯するために8ビットが用意され、そのアドレスフィールドにNMフレームの送信元のノードIDが付帯される。また、データフィールドにはデータ3、データ4、データ6、及びデータ8が付帯される。データ6には、ウェイクアップが送信元のノードに対して設定された動作に起因するか、送信元のノード以外のノードに対して設定された動作に起因するかを示す情報を指定する領域が用意される。図3の(3)に示される例では、ウェイクアップが送信元のノードに対して設定された動作に起因する場合に1ビットを立てる領域と、ウェイクアップが送信元のノード以外のノードに対して設定された動作に起因する場合に1ビットを立てる領域が用意される。これらの領域は現在未使用の領域であり、この未使用の領域を利用することによって、新たにフレームを用意することなく既存のフレームを有効活用できるため、通信バスの負荷の上昇を抑えることができる。図1に戻り説明を続ける。
<第2のECU200b>
第2のECU200bのハードウェア構成について説明する。第2のECU200bのハードウェア構成は、第3のECU200c、第5のECU200e、及び第6のECU200fにも適用できる。第2のECU200bは、第1のECU200aのハードウェア構成を適用できる。第1のECU200aと異なる点について、主に説明する。ROM212bには、CPU208bが実行する第2のECU用プログラムが格納され、故障診断情報テーブルは格納されない。つまり、CPU208bは、通信トランシーバ202bからNMフレームを送信した後、故障診断情報テーブルに記録を行わない。
<ゲートウェイ100>
ゲートウェイ100のハードウェア構成について説明する。ゲートウェイ100は、第1の通信トランシーバ102と、第2の通信トランシーバ104と、通信コントローラ106と、CPU108と、RAM110と、ROM112と、通信回路114とを有する。第1の通信トランシーバ102、第2の通信トランシーバ104、通信コントローラ106、CPU108、RAM110、ROM112、及び通信回路114は、バス101によって接続される。
CPU108はゲートウェイ100全体を制御し、ROM112はCPU108が実行するゲートウェイ用プログラムを格納し、RAM110はゲートウェイ100の制御を実行する際にCPU108のワークエリアとして使用される。また、ROM112には、故障診断情報テーブルが格納される。故障診断情報テーブルは、図2を適用できる。故障診断情報テーブルは、ネットワーク毎に用意することもできる。
第1の通信トランシーバ102は、第1の通信バス1に接続され、通信ドライバによる制御によって、通信回路114からのデータを第1の通信バス1に送信するとともに、第1の通信バス1からのデータを受信し通信回路114に入力する。これによって、第1の通信トランシーバ102は、第1のECU200a−第3のECU200cとの間で、信号の送受信を行う。第1の通信トランシーバ102は、データを送信する場合には、CANHとCANLに反転信号を送出する。第1の通信トランシーバ102は、データを受信する場合には、CANHとCANLとの電圧差から、第1の通信バス1上のデータが"1"であるか"0"であるかを判定する。第2の通信トランシーバ104は、第2の通信バス2に接続され、通信ドライバによる制御によって、通信回路114からのデータを第2の通信バス2に送信するとともに、第2の通信バス2からのデータを受信し通信回路114に入力する。これによって、第2の通信トランシーバ104は、第4のECU200d−第6のECU200fとの間で、信号の送受信を行う。第2の通信トランシーバ104は、データを送信する場合には、CANHとCANLに反転信号を送出する。第2の通信トランシーバ104は、データを受信する場合には、CANHとCANLとの電圧差から、第2の通信バス2上のデータが"1"であるか"0"であるかを判定する。
通信回路114は、第1の通信バス1を介して第1のECU200a−第3のECU200cとの間でシリアル通信を行うとともに、第2の通信バス2を介して第4のECU200d−第6のECU200fとの間でシリアル通信を行う。通信回路114は、CPU108からのデータを第1の通信トランシーバ102又は第2の通信トランシーバ104から送信するとともに、第1の通信トランシーバ102及び第2の通信トランシーバ104から入力されたデータをCPU108に入力する。
CPU108は、通信回路114によって実行される通信処理等のゲートウェイ100全体を制御する処理を実行する。CPU108は、ウェイクアップする要因を有するか否かを通知するNMフレームを作成する場合には、該NMフレームに送信元のノードIDであるゲートウェイ100の識別情報と、該ウェイクアップが該ゲートウェイ100に対して設定された動作に起因することを表す情報(own)を付帯したNMフレームを作成し、通信回路114に入力する。通信回路114は、CPU108によって入力されたNMフレームを第1の通信トランシーバ102又は第2の通信トランシーバ104から送信する。CPU108は、NMフレームを送信した後、故障診断情報テーブルに、ノードIDとして「ゲートウェイ100」、ウェイクアップ要因として「own」を記録する。CPU108は、ウェイクアップ後に故障診断情報テーブルへの記録を開始し、スリープ状態に遷移する際に故障診断情報テーブルに記憶した情報を削除する。これによって、ROM112の使用量の増大を抑えることができる。
また、CPU108は、第1のECU200a−第3のECU200c等の他のノードによって送信されるNMフレームが入力された場合には、故障診断情報テーブルに、該フレームに付帯されているノードID、及びウェイクアップ要因を記録する。また、CPU108は、第1のECU200a−第3のECU200c等の他のノードによって送信されるNMフレームが入力された場合には、ウェイクアップする要因を有するか否かを通知するNMフレームを作成し、通信回路114に入力する。CPU108は、該NMフレームに送信元のノードIDであるゲートウェイ100の識別情報と、該ウェイクアップが該ゲートウェイ100ではなく他のノードに対して設定された動作に起因することを表す情報(other)を付帯したNMフレームを作成し、通信回路114に入力する。通信回路114は、CPU108によって入力されたNMフレームを第1の通信トランシーバ102から送信する。CPU108は、第1の通信トランシーバ102からNMフレームが送信された後、故障診断情報テーブルに、ノードIDとして「ゲートウェイ100」、ウェイクアップ要因として「other」を格納する。第4のECU200d−第6のECU200f等の他のノードによって送信されるNMフレームが入力された場合についても同様である。
CPU108は、車載バッテリの残量が所定の閾値以下になった場合、故障診断テーブルを参照し、ウェイクアップ要因が「own」であるノードIDのうち、最新のものに対応するECUを故障しているECUとして特定する。バッテリ残量が所定の閾値以下になる場合には、故障したECUによってウェイクアップが該ECUに設定された動作に起因することを表す情報(own)を付帯したNMフレームを誤送信し続けることによって生じることが多いと想定されるためである。
<車載ネットワークの動作>
図4は、車載ネットワークの動作の一例として第1のネットワークの動作を示す。第1のネットワークの動作は、第2のネットワークの動作にも適用できる。ここでは、一例として、第1のECU200aが故障し、ウェイクアップする要因が生じ続ける場合について説明する。
ステップS402では、第3のECU200cは、該第3のECU200cに設定されるスケジューリングにしたがってウェイクアップする。ステップS404では、第3のECU200cは、ウェイクアップしたことを通知するウェイクアップフレームをゲートウェイ100、第1のECU200a、及び第2のECU200bに送信する。ステップS406では、ゲートウェイ100、第1のECU200a、及び第2のECU200bは、第3のECU200cによって送信されたウェイクアップフレームを受信したことによってウェイクアップする。ステップS408では、第3のECU200cは、NMフレームにウェイクアップが該第3のECU200cに対して設定された動作に起因することを表す情報(own)を付帯し、NMフレームを送信する。該NMフレームは、ゲートウェイ100、第1のECU200a、及び第2のECU200bによって受信される。ステップS410では、ゲートウェイ100、及び第1のECU200aは、NMフレームに付帯される送信元のノードID、及びウェイクアップが送信元に対して設定された動作に起因するか否かを表す情報を、故障診断情報テーブルに書き込む。ステップS412では、第2のECU200bは、NMフレームにウェイクアップが該第2のECU200b以外の第3のECU200cに対して設定された動作に起因することを表す情報(other)を付帯し、NMフレームを送信する。該NMフレームは、ゲートウェイ100、第1のECU200a、及び第3のECU200cによって受信される。ステップS414では、ゲートウェイ100、及び第1のECU200aは、NMフレームに付帯される送信元のノードID、及びウェイクアップが送信元に対して設定された動作に起因するか否かを表す情報を、故障診断情報テーブルに書き込む。
なお、図4では省略されているが、ゲートウェイ100、及び第1のECU200aも、NMフレームにウェイクアップが該第2のECU200b以外の第3のECU200cに対して設定された動作に起因することを表す情報(other)を付帯し、NMフレームを送信する。
該NMフレームは、送信元以外のものによって受信される。ゲートウェイ100、及び第1のECU200aは、NMフレームに付帯される送信元のノードID、及びウェイクアップが送信元に対して設定された動作に起因するか否かを表す情報を、故障診断情報テーブルに書き込む。
ステップS416では、第1のECU200aは、故障したことによって、NMフレームに該第1のECU200aに対して設定された動作に起因することを表す情報(own)を付帯し、NMフレームを誤送信する。該NMフレームは、ゲートウェイ100、第2のECU200b、及び第3のECU200cによって受信される。ステップS418では、ゲートウェイ100、及び第1のECU200aは、NMフレームに付帯される送信元のノードID、及びウェイクアップが送信元に対して設定された動作に起因するか否かを表す情報を、故障診断情報テーブルに書き込む。ステップS420では、ゲートウェイ100は、NMフレームにウェイクアップが該ゲートウェイ100以外の第1のECU200aに対して設定された動作に起因することを表す情報(other)を付帯し、NMフレームを送信する。該NMフレームは、第1のECU200a−第3のECU200cによって受信される。ステップS422では、ゲートウェイ100、及び第1のECU200aは、NMフレームに付帯される送信元のノードID、及びウェイクアップが送信元に対して設定された動作に起因するか否かを表す情報を、故障診断情報テーブルに書き込む。ステップS424では、第2のECU200bは、NMフレームにウェイクアップが該第2のECU200b以外の第1のECU200aに対して設定された動作に起因することを表す情報(other)を付帯し、NMフレームを送信する。該NMフレームは、ゲートウェイ100、第1のECU200a、及び第3のECU200cによって受信される。ステップS426では、ゲートウェイ100、及び第1のECU200aは、NMフレームに付帯される送信元のノードID、及びウェイクアップが送信元に対して設定された動作に起因するか否かを表す情報を、故障診断情報テーブルに書き込む。ステップS428では、第1のECU200aは、故障したことによってNMフレームにウェイクアップが該第1のECU200aに対して設定された動作に起因することを表す情報(own)を付帯し、NMフレームを誤送信する。該NMフレームは、ゲートウェイ100、第2のECU200b、及び第3のECU200cによって受信される。
以降、ステップS418−S428の処理が繰り返される。
このように、第1のECU200aのみがNMフレームにウェイクアップが該第1のECU200aに対して設定された動作に起因することを表す情報(own)を付帯したNMフレームを誤送信し続け、該NMフレームを受信したゲートウェイ100、第2のECU200b、及び第3のECU200cは、NMフレームにウェイクアップが第1のECU200aに対して設定された動作に起因することを表す情報(other)を付帯したNMフレームを送信し続ける。ステップS430では、ゲートウェイ100は、車載バッテリの残量が所定の閾値以下となることによって車載ネットワークに何らかの原因によって故障が発生したと判断し、故障診断情報に基づいて、ウェイクアップ要因として「own」が記録されているノードIDのうち、最新のノードIDに対応するECUを故障しているECUとして、メータ、携帯端末等の外部に通知する。
<NMフレームを送信する際の処理>
図5は、ゲートウェイ100がNMフレームを送信する際の処理を示し、この処理は、第1のECU200a−第3のECU200cにも適用できる。
ステップS502では、ゲートウェイ100のCPU108は、ウェイクアップする要因を有するか否かを確認する。ステップS504では、ゲートウェイ100のCPU108は、ウェイクアップする要因を有するか否かを通知するNMフレームを作成する。ステップS506では、ゲートウェイ100のCPU108は、NMフレームに送信元のノードID、及び該ウェイクアップが該ゲートウェイ100に対して設定された動作に起因するか、他のノードに対して設定された動作に起因するかを表す情報を付帯する等のNMフレームの送信に必要な処理を行う。ステップS508は、ゲートウェイ100のCPU108は、NMフレームを通信回路114に入力する。通信回路114は、CPU108によって入力されたNMフレームを第1の通信トランシーバ102又は第2の通信トランシーバ104から送信する。
<NMフレームを受信する際の処理>
図6は、ゲートウェイ100がNMフレームを受信する際の処理を示し、この処理は、第1のECU200a−第3のECU200cにも適用できる。
ステップS602では、ゲートウェイ100の第1の通信トランシーバ102は、NMフレームを受信する。第1の通信トランシーバ102は、受信したNMフレームを通信回路114に入力する。ステップS604では、ゲートウェイ100のCPU108は、通信回路114から入力されるNMフレームに付帯されるノードID、及びウェイクアップが該ノードに対して設定された動作に起因するか、他のノードに対して設定された動作に起因するかを表す情報を確認する。ステップS606では、ゲートウェイ100のCPU108は、NMフレームに付帯されるノードID、及びウェイクアップが該ノードに対して設定された動作に起因するか、他のノードに対して設定された動作に起因するかを表す情報が、故障診断情報テーブルに格納されている情報から変更されているか否かを判断する。ステップS608では、ゲートウェイ100のCPU108は、NMフレームに付帯されるノードID、及びウェイクアップが該ノードに対して設定された動作に起因するか、他のノードに対して設定された動作に起因するかを表す情報が、故障診断情報テーブルに格納されている情報から変更されている場合に、該故障診断情報テーブルにノードID、及びウェイクアップが該ノードに対して設定された動作に起因するか、他のノードに対して設定された動作に起因するかを表す情報を書き込む。一方、変更されていない場合には故障診断情報テーブルには書き込まずに終了する。
NMフレームに付帯されるノードID、及びウェイクアップが該ノードに対して設定された動作に起因するか、他のノードに対して設定された動作に起因するかを表す情報が、故障診断情報テーブルに格納されている情報から変更されている場合に書き込むことによって、処理負荷を低減できる。
<エラーを通知する際の処理>
図7は、ゲートウェイ100がエラー情報を通知する際の処理を示し、この処理は、第1のECU200aがエラー情報を通知する際の処理にも適用できる。
ステップS702では、ゲートウェイ100のCPU108は、バッテリの残量が閾値以下であるか否かを判定する。バッテリの残量が閾値以下でない場合、ステップS702に戻る。ステップS704では、バッテリの残量が閾値以下である場合、CPU108は、車載ネットワークに何らかの原因によって故障が発生したと判断し、故障診断情報に基づいて、ウェイクアップ要因として「own」が記録されているノードIDのうち、最新のノードIDに対応するECUを故障しているECUとして、ダイアグ等のリモートツールによって外部に通知する。
本実施例によれば、車載ネットワークにおいて、各ノードは、ウェイクアップする要因を有するか否かを通知することができる。各ノードがウェイクアップする要因を有するか否かを通知する際に、該ウェイクアップが該ノードに対して設定された動作に起因するか他のノードに対して設定された動作に起因するかを表す情報を通知することによって、バッテリ残量が低下した際に、最後までウェイクアップする要因となっていたノードを特定できるようになり、バッテリ残量が低下する等の故障の原因となったノードを特定できる。さらに、故障診断情報テーブルを有するノードを複数とすることによって、その一部のノードが故障した場合であっても他のノードに記録された故障診断情報テーブルに基づいて、バッテリ残量が低下するなどの故障の原因となったノードを特定できる。
上述した実施例において、ゲートウェイ100が、第1のネットワークの故障診断情報テーブル、及び第2のネットワークの故障診断情報テーブルを保持する場合について説明する。
図8は、第1のネットワークの故障診断情報テーブル、及び第2のネットワークの故障診断情報テーブルの一例を示す。図8は、第3のECU200cが故障した場合に作成される故障診断情報テーブルの例を示す。図8によれば、第2のネットワークの故障診断情報テーブルを参照すると、ゲートウェイ100のウェイクアップ要因が「own」であるため、ゲートウェイ100が故障したように見える。しかし、第1のネットワークの故障診断情報テーブルを参照すると、第3のECU200cのウェイクアップ要因が「own」であるため、第3のECU200cが故障したことが確認できる。このように、各ネットワークについて故障診断情報テーブルを用意することによって、故障したものを正確に判断できる。
<変形例>
ECUが何らかの原因によって長時間の間スリープ状態に移行できないことが生じうる。このような長時間の間スリープ状態に移行できなかった場合の要因を解析するためにスリープ状態に移行する直前に故障診断情報テーブルをフラッシュROMに書き込む。これによって、定期点検の際に、フラッシュROMに記録された故障診断情報テーブルの情報を故障診断ツールで吸い上げることができる。これによって、長時間の間スリープ状態に移行できないことがあったか否か、その長時間の間スリープ状態に移行できない要因となったものを特定できる。
<車載ネットワークの動作>
図9は、車載ネットワークの動作の一例として第1のネットワークの動作を示す。この動作は、第2のネットワークの動作にも適用できる。
ステップS902−S910は、図4のステップS402−S410を適用できる。ステップS912では、ゲートウェイ100、及び第1のECU200a−第2のECU200cにおいてスリープ状態に移行できる条件が成立する。ゲートウェイ100、及び第1のECU200aは、故障診断情報テーブルに格納されている情報をフラッシュROMに書き込む。ステップS914では、ゲートウェイ100、及び第1のECU200a−第2のECU200cはスリープ状態に移行する。
図10は、ゲートウェイ100の動作を示し、この動作は、第1のECU200a−第3のECU200cにも適用できる。
ステップS1002では、CPU108は、スリープ状態へ移行する条件が成立したか否かを判定する。スリープ状態へ移行する条件が成立しない場合、ステップS1002へ戻る。ステップS1004では、スリープ状態へ移行する条件が成立した場合、CPU108は、故障診断情報テーブルの情報をフラッシュROMに書き込む。ステップS1006では、ゲートウェイ100はスリープ状態に移行する。
上述した実施例及び変形例において、ゲートウェイ100、第1のECU200a−第6のECU200fは、電子制御ユニットの例である。また、CPU108、及び208aは制御部の例であり、第1の通信トランシーバ102、第2の通信トランシーバ104、及び通信トランシーバ202aは送受信部の例である。
以上、本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。説明の便宜上、本発明の実施例に従った装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
1 第1の通信バス
2 第2の通信バス
100 セントラルゲートウェイ
102 第1の通信トランシーバ
104 第2の通信トランシーバ
106 通信コントローラ
108 CPU
110 RAM
112 ROM
114 通信回路
200a 第1のECU
202a 通信トランシーバ
204a マイクロコントローラ
206a 通信回路
208a CPU
210a RAM
212a ROM
200b 第2のECU
202b 通信トランシーバ
204b マイクロコントローラ
206b 通信回路
208b CPU
210b RAM
212b ROM
200c 第3のECU
200d 第4のECU
200e 第5のECU
200f 第6のECU

Claims (1)

  1. 通信バスを介して接続され、且つ車載バッテリを電源として動作する複数の電子制御ユニットを有する車載ネットワークであって、
    前記複数の電子制御ユニットには、前記車載ネットワークの故障を診断する際に使用する故障診断情報を保持する少なくとも二つの電子制御ユニットが含まれ、
    前記故障診断情報を保持する少なくとも二つの電子制御ユニットの各々は、
    故障診断情報を格納する記憶部と、
    電子制御ユニットの状態を制御するネットワークマネジメントにしたがって動作する際に、ウェイクアップする要因を有するか否かを通知するフレームを作成する制御部と、
    該制御部によって作成されたフレームを前記通信バスに送信するとともに、他の電子制御ユニットによって送信されたフレームを受信する送受信部と
    を有し、
    前記制御部は、前記ウェイクアップする要因を有するか否かを通知するフレームに、送信元の電子制御ユニットの識別情報と、該ウェイクアップする要因が該電子制御ユニットの動作に起因するか否かを表す起因情報を付帯するとともに、前記記憶部に該送信元の電子制御ユニットの識別情報と、該起因情報とを格納し、
    前記送受信部によって前記他の電子制御ユニットによって送信されたフレームが入力された場合に、前記記憶部に該フレームに付帯された送信元の電子制御ユニットの識別情報と、起因情報とを格納し、
    前記車載バッテリの残量が所定の閾値以下となった場合に、前記記憶部に格納された故障診断情報に基づいて、ウェイクアップする要因となる動作を行っていた電子制御ユニットのうち、最新のものを故障した電子制御ユニットとして特定する、車載ネットワーク。
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