JP2016141081A - 可変ブックカバー - Google Patents

Abstract

【課題】確実かつ美観を損なわない折り曲がり、折り返し、および折り戻りが、単一箇所のみならず複数個所においても可能であり、内容物の厚みに応じて形状を変化させることができるブックカバー、ノートカバーの作成を目的とする。
【解決手段】折り曲がり部分および角部において、折り曲がる線に沿って一旦分断された一方および他方の部材を折り曲がり箇所用の部材でつないだブックカバー、ノートカバーである。
【選択図】図１

Description

本発明は、ノートカバー、ブックカバーに関する。

従来から市販されている厚みが違う文庫本に対応するブックカバーはブックカバー外側を任意の位置で折り曲げることによって厚みの違いに対応していた。
しかしながら従来の方式では、折り曲げた部分の曲がりが安定せず、中の本がぐらぐらした状態のままで読書をすることになってしまっていた。

さらに、折り曲がり部を一旦折り曲げてしまうと、折り曲げ前の状態にも戻そうとしても、折り筋および部材の盛り上がりが発生してしまうため、折り曲げ前の状態には戻らず、美観や使い勝手を損ねていた。

また、既に折り曲げた箇所とは異なる箇所において、新たに折り曲げる場合において、既に折り曲げた箇所の折り筋および盛り上がりが残ったままとなってしまっており、使い勝手や美観を損なっていた。

本発明はこうした問題を鑑みて、確実かつ美観を損なわない折り曲がり、折り返し、折り戻りが可能であり、かつ厚みの違いに対応が可能な製品の形状が変化するブックカバーの提供を目的とする。

本発明は、ブックカバーの折り曲がり部分において、折り曲がり線に沿って部材を一旦分断し、分断された一方および他方の部材を折り曲がり箇所用の部材でつなぐものである（図１参照）。
従来の製法では折り曲がり部分に張力が発生し、周辺部分の部材の曲がりを誘発していたが、
本発明による構造では、張力が発生する部分を分断しているため、折り曲がり部分周辺の部材が曲がることなく、折り曲がり箇所用の部材部分において確実な折り曲がり、折り返し、折り戻しができるものである。

本発明は、一方および他方の部材の折り曲がりが発生しないまま、確実な折り曲がりが可能であり、かつ平滑に近い折り戻しが可能なブックカバーである。

本発明により、単一箇所、複数個所において一方および他方の部材を折り曲げ、折り返し、折り戻すことが可能になり、形状が変化することにより本の厚みの違いに対応できるブックカバーの製作が可能になる。

発明したブックカバー。上図は厚手の本に対応した場合。下図は薄手の本に対応した場合。

次に図面を参照しながら実施例の説明を行う。本発明は以下の実施例に限定されるものではない。

図１は、本発明を利用した、厚みの違う文庫本を入れるブックカバーをあらわした図であり、上図が厚手の文庫本を入れた場合、下図が薄手の文庫本を入れた場合である。
従来から市販されている厚みが違う文庫本に対応するブックカバーはブックカバー外側を任意の位置で折り曲げることによって厚みの違いに対応していた。しかしながら従来の方式では、折り曲げた部分の曲がりが安定せず、中の本がぐらぐらした状態のままで読書をすることになってしまっていた。
図１のブックカバーは分断されたブックカバー外側の部材、ａ、ｂ、ｃ、ｄ、ｅ、ｆをブックカバー内側となる折り曲がり用の部材ｇで接合するものである。
厚手の本を入れた場合は図1上図のように部材ｂ、ｃが厚い背表紙部分に位置する。
薄手の本に入れ替えた場合には、図1下図のように部材ｂ'のみが背表紙部分にあたり、それに応じて部材ｃ’が折り込まれ、ｃ’面とｄ’面が平滑になり、部材ｅ’がブックカバー内側に折り込まれることで厚みの違いに対応する。
厚手、薄手の本いずれに対応する場合も、本ブックカバーはスムーズかつ確実に折り曲がり、ブックカバー内の本も安定した状態で読書ができる。

本発明はブックカバー、ノートカバーに利用可能である。

Claims (3)

1. ブックカバー、ノートカバーに関し、さらに詳細には折り曲がり部分において、折り曲がる線に沿った部材が一旦分断されており、分断された一方および他方の部材を折り曲がり箇所用の部材でつなぐ製造方法を用いた製品。
2. 前記製法により、一方および他方の部材の形状を、折り曲げることにより変えることなく、折り曲がり箇所用の部材において折り曲がることにより、確実な折り曲がり、折り返し、折り戻しが可能となったブックカバー、ノートカバー。
3. 前記製法により、内容物の厚みに応じて製品の形状を変化させることができる製品。