JP3220700U - リングノート用表紙カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】着脱が容易であり使用感に優れたリングノート用表紙カバーを提供する。【解決手段】背表紙部2に透孔部3及び切欠部9が形成されたカバーと、細長い弾性部材の一部を約180°折り曲げ、この折り曲げ部の一方に波形部5が、もう一方に直線部6が形成されたクリップ4とから構成され、リングノート7のリング8をカバーの裏側から透孔部3に挿入してリング8の半径部分をカバーの表側に突出させた状態とした後、波形部5をカバーの背表紙の裏側に、直線部6をカバーの背表紙の表側に沿わせながらクリップ4を上方及び下方からリング8内に挿入し、波形部5と直線部6により背表紙部2が挟持され、また波形部5がリング部8の一部に係合されて、カバーはリングノート7に装着される。【選択図】図2
Description
本考案は、リングノートに手軽に装着して使用できる表紙カバーに関するものである。
通常のリングノートは、一般的なノートと同じようにそのまま使用するようになっており、書籍のように表紙にカバーを装着して使用するようにはなっていない。
このため、デザイン的に画一化されていて変化に乏しく、リングノートの用途に応じて後から外観に変化をつけるのは難しい。
このため、デザイン的に画一化されていて変化に乏しく、リングノートの用途に応じて後から外観に変化をつけるのは難しい。
また、リングノートは綴じ穴を有する複数枚の用紙及び表裏表紙をリングにより綴じたものであり、無線綴じノートと比較して、用紙の切り離しが簡単であると共に、表表紙又は裏表紙を略360度開き、二つ折りとした状態でも安定した使用が可能な点に特徴がある。
しかし、リングノートにノートカバーを装着して使用する場合、差込口等に表裏表紙を差し込む等によりノートを保持する一般的なノートカバーでは、リングがノートカバーの背表紙部に干渉してしまうためリングノートを二つ折りにすることは困難であり、仮に二つ折りにできたとしても、安定した使用は望めない。
また、無理にリングノートを二つ折りにした場合には、ノートカバーに不要な折跡が付いてしまう、またリングとの接触によりノートカバーが破損してしまう、という問題もある。
これらの問題に対し、リングノートカバーの背面部をヒンジ構造とするリングノートカバーが公知となっている。
しかし、このリングノートカバーは、背面部をヒンジ構造とするため、一般的なノートカバーよりも製造コストが嵩むという問題があり、また、リングノートを閉じた状態ではヒンジ構造とした背面部が目立つため、デザイン性にも問題がある。
本考案は、叙上の如き問題を解消し、着脱が容易であり使用感に優れたリングノート用表紙カバーを提供するのが目的である。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の考案は、リングノート用表紙カバーにおいて、背表紙部にリングノートのリング部を挿入する透孔部が形成されると共に、前記背表紙部の上端と下端に切欠部が形成されたカバーと、細長い弾性部材の一部を約180°折り曲げ、この折り曲げ部の一方に波形部が、もう一方に直線部が形成されたクリップと、から構成され、前記リング部を前記カバーの裏側から前記透孔部に挿入して前記リング部の半径部分を前記カバーの表側に突出させ、前記波形部を前記カバーの背表紙裏側に、前記直線部を前記カバーの背表紙表側に沿わせながら前記クリップを上方及び下方から前記リング内に挿入し、前記背表紙部が前記クリップに挟持されると共に、前記直線部及び前記波形部が前記リング部の一部に係合されることにより前記カバーは前記リングノートに装着されることを特徴とする。
また、請求項2に記載の考案は、請求項1に記載のリングノート用表紙カバーにおいて、請求項1に係るクリップは前記波形部に代えて、前記背表紙部と係合する第二直線部が形成されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載のリングノート用表紙カバーにおいて、前記リングノートは、カタログ帖又はアルバム帖と読み替えることができることを特徴とする。
また、請求項4に記載の考案は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のリングノート用表紙カバーにおいて、前記カバーは防水性を有することを特徴とする。
本考案によると、リングノートに表紙カバーを手軽に装着して使用できる。
このため、表紙カバーとして任意のデザインや色彩が施されたものや、質感の異なるものを使用することにより、使用者の好みに合わせてリングノートのデザインを変更できる。
以下、図1〜図6に基づいて実施例を詳細に説明する。
図1はカバー及びクリップの説明図、図2はリングノートにカバーを装着する前後の状態を示す説明図であり、符号の1はカバー、2はカバー1の背表紙部、3はリングノートのリングを挿入する透孔部、4はクリップ、5は背表紙部2の裏側及びリングノートのリングの一部と係合する波形部、6は背表紙部2の表側及びリングノートのリングの一部と係合する直線部、10はクリップ4が引っ掛かる切欠部、7はリングノート、8はリングノートのリング部、9はリング部8の半径部である。
なお、カバー1の素材は特に限定されないが、リングノート7を保護するためには合皮等の耐衝撃性及び防水性を有するものが望ましい。
カバー1をリングノート7に装着する場合には、図2(a)に示すように、カバー1とリングノート7を見開き状態とし、リング部8をカバー1の裏側から透孔部3に挿入してリング部8の半径部9が背表紙部2の表側に突出した状態とする。
次に、図2(b)に示すように、波形部5を背表紙部2の裏側に、直線部6を背表紙部2の表側に沿わせながらクリップ4を上方及び下方からリング部8内に挿入し、クリップ4を切欠部10に引っ掛ける。
これにより、図3に示すように波形部5と直線部6により背表紙部2が挟持されると共に、直線部6が半径部9に、波形部5がリング部8の一部に係合されて、カバー1はリングノート7に安定して装着される。
なお、クリップ4は切欠部10に収まり、カバー1から突き出ないため、使用者はクリップ4に指等を引っ掛けることはない。
カバー1をリングノート7から取り外す方法は、クリップ4をリング部8内から抜いた後、リング部8の半径部9を透孔部3から抜くのみであり、装着方法と同じく簡便かつ容易である。
また、リングが背表紙全域に設けられたタイプのリングノート7aにカバーを装着する場合には、図4に示す、背表紙部2の全域にリング部8を挿入するための透孔部3が形成されたカバー1aを用いる。
カバー1aのリングノート7aへの着脱方法は、上記したカバー1のリングノート7への着脱方法と同様であり、本考案に係るカバー1、1aは、リング式であればカタログ帖やアルバム帖等のリングノート以外のものに対しても使用することができる。
図5は波形部5に代えて第二直線部11が形成されたクリップ4aの説明図であり、実施例1と同様の方法でクリップ4aをリング部8内に挿入すると、図6に示すように第二直線部11と直線部6により背表紙部2が挟持されると共に、直線部6が半径部9に、第二直線部11がリング部8の一部に係合されて、カバー1aはリングノート7aに安定して装着される。
クリップ4aを用いたカバー1、1aのリングノート7、7aへの着脱方法は、実施例1に示すクリップ4を用いた場合と同様である。
1 カバー
1a カバー
2 カバー背表紙
3 透孔部
4 クリップ
4a クリップ
5 波形部
6 直線部
7 リングノート
7a リングノート
8 リング部
9 リングの半径部
10 切欠部
11 第二直線部
1a カバー
2 カバー背表紙
3 透孔部
4 クリップ
4a クリップ
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6 直線部
7 リングノート
7a リングノート
8 リング部
9 リングの半径部
10 切欠部
11 第二直線部
Claims (4)
- 背表紙部にリングノートのリング部を挿入する透孔部が形成されると共に、前記背表紙部の上端と下端に切欠部が形成されたカバーと、細長い弾性部材の一部を約180°折り曲げ、この折り曲げ部の一方に波形部が、もう一方に直線部が形成されたクリップと、から構成され、
前記リング部を前記カバーの裏側から前記透孔部に挿入して前記リング部の半径部分を前記カバーの表側に突出させ、
前記波形部を前記カバーの背表紙裏側に、前記直線部を前記カバーの背表紙表側に沿わせながら前記クリップを上方及び下方から前記リング内に挿入し、前記背表紙部が前記クリップに挟持されると共に、前記直線部及び前記波形部が前記リング部の一部に係合されることにより前記カバーは前記リングノートに装着されること、
を特徴とするリングノート用表紙カバー。 - 請求項1に係るクリップは前記波形部に代えて、第二直線部が形成されていること、を特徴とする請求項1に記載のリングノート用表紙カバー。
- 前記リングノートは、カタログ帖又はアルバム帖と読み替えることができること、を特徴とする請求項1又は2に記載のリングノート用表紙カバー。
- 前記カバーは、防水性を有すること、を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のリングノート用表紙カバー。
Priority Applications (1)
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JP2019000101U JP3220700U (ja) | 2019-01-16 | 2019-01-16 | リングノート用表紙カバー |
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2019
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