JP2016140906A - バブリングプレート - Google Patents

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Abstract

【課題】プレート本体の内孔に連通して環状に設けられた凹部に、ガス吹き込み機能を備えた円筒状の内挿体を、モルタルを介して嵌め込んだ構造を有するバブリングプレートにおいて、凹部内面と内挿体外面との間の目地部の、モルタルの充填不良又は組織不良を抑制することができる構造を提供すること。
【解決手段】内挿体13が嵌め込まれる凹部12の側壁部に凹部側壁テーパー面12aを設け、内挿体13の外面に凹部側壁テーパー面12aとモルタルを介して対向して当接する内挿体側壁テーパー面13aを設け、かつ凹部底面12bと内挿体底面13bとの間の内孔縦軸方向の最短長さGbが、各テーパー面12a、13a間の内孔縦軸方向の最短長さGtより小さくなるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、主に溶鋼の流量制御を行うためのスライディングノズル装置の上プレートとして使用され、溶鋼通過経路としての内孔を通過する溶鋼中にガスを吹き込む機能を有するバブリングプレートに関する。
スライディングノズル装置の上プレートには、溶鋼中にガスを吹き込むために内孔側にガス吹き込み機能を備えた環状の内挿体を配置したバブリングプレートが多用されている(例えば特許文献1)。このバブリングプレートは鋳造中に、各プレート、下部ノズル、浸漬ノズル等の内孔(ノズル孔)にアルミナ等の介在物が付着することを防止するために、アルゴンガス等の不活性ガスを吹き込む。
このバブリングプレートは、一般的には図8に示すように、プレート本体10の内孔11の周縁に沿って内孔11に連通して環状に設けられた凹部12に、ガス吹き込み機能を備えた円筒状の内挿体13をモルタル14を介して嵌め込んだ構造を有する。そして、凹部12の内面と内挿体13の外面との間にモルタルを充填しない空隙をガスプール15として設け、ガスプール15に外部から金属パイプ16を通じて不活性ガスを供給する。所定容量のガスプール15を形成するため、内挿体13は、その上下端部に比べて中央部の外径が小さく形成されている。また、内挿体13の外面には、モルタルがガスプール15にはみ出さないように環状の突起を設けることもある。
内挿体の形状は、一般的には図8の内挿体13のようにほぼ単純な円筒型であったり、図9の内挿体13のようにきのこ型(T字型)であったりするが、いずれの場合もプレート本体10の凹部12へのセットの際は、内挿体13の外面上部と外面下部(底面)とにモルタルを塗布し、その内挿体13を上方から凹部12内に押し込み圧着させることで、内挿体13を凹部12に嵌め込み固定する。
しかし、図8のように円筒型の内挿体13の場合、その底面に塗布されたモルタルは凹部12の底面に圧着するため十分に充填されるが(図8のa部)、外面上部に塗布されたモルタルは、内挿体13が凹部12の内面(縦壁面)と平行に動くだけで、十分に圧着されることはない(図8のb部)。その結果、図8のb部には圧着が不十分なモルタル目地が生じる。
また、図9のようにきのこ型(T字型)の内挿体13の場合、その底面から上部水平面までの高さ寸法h1と、凹部12の深さ寸法h2が精密に一致していないと、底面(図9のa部)又は上部水平面(図9のb’部)のいずれかが先に圧着され、他方の圧着が不十分となってしまう。上記の高さ寸法h1と深さ寸法h2とを精密に一致させることは困難で、結果として圧着が不十分なモルタル目地が生じる。圧着が不十分なモルタル目地があると、そこからガス漏れが発生したり、その目地部に溶鋼が進入することとなる。
特開2004−268106号公報
本発明が解決しようとする課題は、プレート本体の内孔に連通して環状に設けられた凹部に、ガス吹き込み機能を備えた円筒状の内挿体を、モルタルを介して嵌め込んだ構造を有するバブリングプレートにおいて、凹部内面と内挿体外面との間の目地部の、モルタルの充填不良又は組織不良を抑制することができる構造を提供することにある。
本発明は、次の1〜6のバブリングプレートである。
1.プレート本体の溶鋼通過経路としての内孔に連通して環状に設けられた凹部に、環状の内挿体を嵌め込んだ構造を有し、前記内挿体は前記プレート本体の内孔に連通する内孔を備え、前記内挿体の内孔面からガスを吹き込む機能を備えているバブリングプレートにおいて、
前記凹部の内面の側壁部の内孔縦方向の一部の領域にテーパー面(以下「凹部側壁テーパー面」という。)を備え、前記内挿体の外面は、前記凹部側壁テーパー面と前記凹部の底面(以下「凹部底面」という。)のそれぞれにモルタルを介して対向して当接しており、
かつ、前記凹部底面とこれにモルタルを介して対向して当接する前記内挿体の底面(以下「内挿体底面」という。)との間の内孔縦軸方向の最短長さGbと、前記凹部側壁テーパー面とこれにモルタルを介して対向して当接する前記内挿体の側壁部のテーパー面(以下「内挿体側壁テーパー面」という。)との間の内孔縦軸方向の最短長さGtが式1を満たしており、
前記凹部側壁テーパー面の、内孔縦方向中心軸に対する半径方向の角度(以下「θo」という。)(度)と、前記凹部底面の半径方向の一部又は全部の内孔縦方向中心軸に対する角度(以下「θb」という。)(度)が式2を満たしており、
前記凹部側壁テーパー面と前記内挿体側壁テーパー面とがモルタルを介して対向して当接する部分(以下「テーパー当接部」という。)と、前記凹部底面と前記内挿体底面とがモルタルを介して対向して当接する部分(以下「底面当接部」という。)との間に位置する側壁部分に、モルタルが充填されていない空隙からなるガスプールが形成されていることを特徴とするバブリングプレート。
Gb < Gt ・・・・・・式1
0 < (θb−θo) < 90 ・・・・・・式2
2.前記θoが式3を満たす形状である、1に記載のバブリングプレート。
80 ≧ θo ≧ 10 ・・・・・・式3
3.前記凹部側壁テーパー面の上方に、内孔縦方向中心軸に平行な面を備えている、1又は2に記載のバブリングプレート。
4.前記凹部側壁テーパー面の下方に、内孔側に張り出す段差部(以下「凹部側壁段差部」という。)を備え、前記内挿体側壁テーパー面の下方には、前記凹部側壁段差部の内径より小さく、前記凹部側壁段差部に嵌合して、かつ前記凹部側壁段差部より下方に延びる円筒形の外形の段差部(以下「内挿体側壁段差部」という。)を備えている、1から3のいずれかに記載のバブリングプレート。
5.前記凹部側壁段差部と前記内挿体側壁段差部との間の空隙の厚さSoは、前記テーパー当接部のモルタル層の最大厚さより小さく、前記内挿体側壁段差部の前記凹部側壁段差部より上方の長さLdは、前記底面当接部のモルタル層の最大厚さより長く、前記内挿体側壁段差部の前記凹部側壁段差部より下方の長さLoは、0(ゼロ)より大きい長さである、4に記載のバブリングプレート。
6.前記凹部底面の半径方向の最も外側の端部と前記凹部の側壁の下端部との間の屈曲部は、内孔縦方向中心軸を通過する縦方向断面において曲線又は直線のテーパーで連続した形状である、1から5のいずれかに記載のバブリングプレート。
本発明によれば、前記凹部の内面及び前記内挿体の外面が、それぞれモルタルを介して対向して当接するテーパー面を備えることから、内挿体を凹部内に押し込むときに、これらのテーパー面間(テーパー当接部)では従来の垂直面間に比べ内挿体の摺動距離が長くなるので、モルタルが十分に移動しつつ圧着される。また、底面当接部では、前記式1及び式2を満たすことからモルタルが十分に圧着される。これにより、本発明ではモルタルが十分に圧着されて目地を確実に充填することができ、モルタル目地からのガス漏れを抑えることができる。
これらにより本発明によれば、前記凹部の内面及び前記内挿体の外面、特に底面のモルタル目地(底面当接部)からのガス漏れ(底面のモルタル目地からの集中的なガスの吐出を含む)や、特に底面のモルタル目地からの溶鋼の進入による、ガスプールの閉塞ないしはガスの吐出不良又は吐出停止、さらにはこれらによるアルミナ等の鋼中介在物の内孔壁面への付着や内孔閉塞等を抑制又は防止することができる
さらに、凹部側壁段差部を設置する場合は、前記凹部側壁段差部と前記内挿体側壁段差部との間の空隙の厚さSo(図5)に応じて、ガスプールにモルタルが進入する可能性を低減してガスの流通不全を防止することができ、また、内挿体の挿入作業時に内挿体を凹部中央に正確に設置しやすくすると共に、凹部と内挿体の縦方向中央軸が相対的に傾斜するようにずれることを抑制することができる。
本発明の一実施例によるバブリングプレートの全体を示す縦断面図である。 図1Aのバブリングプレートを構成するプレート本体と内挿体を分解して示す縦断面図である。 図1AのA部の詳細を示す縦断面図である。 本発明の他の実施例によるバブリングプレートの要部(図1のA部に相当する部位)を示す縦断面図であって、テーパー当接部が上端部まであり、また底面当接部がほぼ水平の場合を示す縦断面図である。 本発明の他の実施例によるバブリングプレートの要部(図1のA部に相当する部位)を示す縦断面図であって、テーパー当接部の上方にほぼ垂直部分があり、また底面当接部がテーパーの場合を示す縦断面図である。 本発明の他の実施例によるバブリングプレートの要部(図1のA部に相当する部位)を示す縦断面図であって、底面当接部が外側半径方向に緩やかな曲線である曲面で構成される例を示す縦断面図である。 本発明の他の実施例によるバブリングプレートの要部(図1のA部に相当する部位)を示す縦断面図であって、底面当接部が外側半径方向に上方及び下方に傾斜する複数の曲線で構成された面が混在する例を示す縦断面図である。 本発明の他の実施例によるバブリングプレートの要部(図1のA部に相当する部位)を示す縦断面図である。 図4のバブリングプレートの要部を示す縦断面図であって、図4のd部(段差部)の詳細を示す図である。 (a)は、本発明のバブリングプレートにおいて、内挿体をプレート本体に装着する際の内挿体の装着方向等を示す縦断面図、(b)は、(a)のf部における内挿体装着時のモルタルの挙動を支配するベクトルを示す図である。 図6(a)のf部におけるθoと移動方向要素の分力との関係、θoと圧着方向要素の分力との関係を示す図である。 従来のバブリングプレートの要部を示す縦断面図であって、図1のA部に相当する部位の詳細を示す図である(内挿体が円筒型の場合)。 従来のバブリングプレートの要部を示す縦断面図であって、図1のA部に相当する部位の詳細を示す図である(内挿体がきのこ型(T字型)の場合)。
以下、図面に示す実施例に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1Aは、本発明の一実施例によるバブリングプレートの全体を示す縦断面図、図1Bは、図1Aのバブリングプレートを構成するプレート本体と内挿体を分解して示す縦断面図である。このバブリングプレートは、スライディングノズル装置の上プレートに適用する例である。なお、上プレートにとどまらず、下プレートや他のノズルに適用することも可能である。
溶鋼通過経路である内孔11は、プレート本体10の凹部12の下方から、凹部12に嵌め込まれた内挿体13を上下方向に連続して貫通する。凹部12と内挿体13とは、その横方向の断面における外形状は、その上下間のいずれの断面も、径は異なるものの基本的に内孔縦方向中心軸Zを中心とする円形である。
図2は、図1AのA部の詳細を示す縦断面図である。
プレート本体10に、溶鋼を通過させるための内孔11の上方、すなわち嵌め込んだ内挿体13の内孔11の周縁に沿って、上方及び内孔11側が開放するように凹部12が環状に設けられている。そして、この凹部12に環状の内挿体13が、側壁部の一部と底部にモルタル14を介して当接する状態で嵌め込まれている。また、凹部12の内面と内挿体13の外面との間の一部にはモルタルを充填しない空隙がガスプール15として設けられ、ガスプール15に外部からの金属パイプ16が通じ、金属パイプ16により不活性ガスが供給される。内挿体13はその内孔面からガスを吹き込む機能を備えており、金属パイプ16により供給された不活性ガスがガスプール15を経由して内挿体13から内孔11を通過する溶鋼中に吹き込まれる。内挿体13はガス吹き込み機能を持たせるために、約0.1mm〜約0.5mm程度の径の一個又は複数個の貫通した細孔を有する緻密質の耐火物、又は少なくともガスプール部分に多孔質(見掛け気孔率が約25%〜約30%程度)の耐火物を含む耐火物構造体で構成する。
凹部12の内面は、その側壁部12c(図1B参照)の内孔縦方向の一部の領域に、下方に向けて縮径するテーパー面(凹部側壁テーパー面)12aを有する。凹部側壁テーパー面12aは上方端部まで連続してもよく、また上方端部付近に内孔縦方向中心軸Zに平行すなわち縦方向断面上垂直な面(以下「上方端部の垂直面」ともいう。)を備えてもよい。この上方端部の垂直面を備えることで、内挿体13を凹部12に設置するにあたり、中央に設置しやすくなり、また水平度を高めやすくなる。
凹部側壁テーパー面12aの下方は垂直又は垂直に近い面となっており、この下方の垂直面はガスプール15の内面を形成している。また、内挿体13の外面も、その側壁部の一部に下方に向けて縮径するテーパー面(内挿体側壁テーパー面)13aを有する。内挿体側壁テーパー面13aの外形状は、基本的に凹部12の内面(凹部側壁テーパー面12a)に追随する、すなわちそれぞれ対応する上下位置において、凹部12の内面よりも小さい径で、凹部12にほぼ合致する形状となっている。そして、ガスプール15付近を除いて、テーパー部、垂直部がある場合はその垂直部の一部又は全部、及び底部がモルタル14を介して対向して当接している。
このように、本発明のバブリングプレートは、凹部12と内挿体13の嵌め合せにより各々が対向する、側壁部の下方に向けて縮径するテーパーを含む面(以下単に「側壁テーパー面」ともいう。)(12aと13a)と、底部の水平方向(内孔縦方向中心軸Zに直角の方向、以下単に「水平方向」ともいう。)の面又はテーパー若しくは曲面を含む横方向の面(以下単に「底面」ともいう。)(12bと13b)を有している。そして、前記側壁テーパー面の目地(テーパー当接部(図2のc部))と、前記底面の目地(底面当接部(図2のa部))との間の側壁部にガスプール15を有している。
本発明のバブリングプレートにおいては、凹部底面12bとこれにモルタルを介して対向して当接する内挿体底面13bとの間の内孔縦軸方向の最短長さGb(図6参照)と、凹部側壁テーパー面12aとこれにモルタルを介して対向して当接する内挿体側壁テーパー面13aとの間の内孔縦軸方向の最短長さGt(図6参照)が前記式1を満たす形状である。
この式1を満たす目的は、溶鋼に直接接触する面を有する底面当接部での目地モルタルを、溶鋼に直接接触する面を有さないテーパー当接部よりも優先して、欠陥無くかつ充分に圧着した状態で設置することにある。すなわち、前記Gtが前記Gbよりも大きいと、底部のモルタルを介した目地が側壁部でのモルタルを介した目地よりも強く圧着される(内挿体の挿入方向の力をそのまま受ける)ことになり、相対的に緻密化される傾向となって確定される。
ただし、このように底部を側壁部よりも優先して当接させると、側壁部の目地が底部の面での最短目地厚部分が有する内孔縦軸に対する角度と同じ(共に水平の場合を含む)である場合は、側壁部の目地モルタルには充填(モルタル中の組織を含む)不良部分や接着不良部分が生じる可能性がある。なお、側壁目地部が内孔縦軸方向と同じ(鉛直)方向である場合も側壁目地部のモルタルには、凹部内側面と内挿体外側面との間で圧着力(両面に直角方向の力、図6及び図7参照)が作用しないので、空隙等の組織の不良部分が生じる可能性がある。
そこで本発明では、底部を側壁部よりも優先して当接させることで、充填状態及び組織が良好で充分に圧着して両面への接着性を向上させた底部のモルタル目地を形成すると共に、側壁部の目地モルタルも充填不良部分がない良好な組織、前記底部よりは相対的に小さくても、凹部に内挿体を装着させるに充分な程度の接着性を得るために、凹部側壁テーパー面の内孔縦方向中心軸に対する半径方向の角度θoと、凹部底面の内孔縦方向中心軸に対する半径方向の角度θbとが前記式2を満たす形状とする(図3B参照)。
この式2は、凹部底面の角度θbが凹部側壁テーパー面の角度θoよりも大きく、かつ、凹部底面の角度θbから凹部側壁テーパー面の角度θoを差し引いた角度が90度未満であることを示している。これを内孔縦軸に垂直な方向を基準にして言い換えると、少なくともGt、Gb(各々最短長さ)部分において、凹部側壁テーパー面のテーパー角度(すなわち90−θo)が、凹部底面のテーパー角度の絶対値(すなわち90−θbの絶対値)よりも大きい(急な傾斜の)関係にあること、同時に、凹部側壁テーパー面は必ず角度を有するテーパー形状であって、凹部底面はその凹部側壁テーパー面よりも小さい傾斜のテーパー又は水平形状であるということである。なお、前述の「凹部底面のテーパー角度の絶対値」とは、凹部底面のテーパー角度は水平方向を基準にしてそれよりも上方又は下方のどちらの方向に向いていてもよい、ということである。
以上の構造において、凹部12内に内挿体13を嵌め込む際は、内挿体13の側壁テーパー面13aと底面13bとにモルタルを塗布して内挿体13を凹部12内に、内孔縦軸方向下方に押し込む。この際、前記式1及び式2により、前記の側壁テーパー面の目地部(側壁テーパー面12a、13a間)では、前記底部の目地に比べて、内挿体13の下方への移動に伴う圧縮力が目地の垂直方向成分と、それに直角の方向成分とに分散される(図6、図7参照)。
このような構造においては、そのモルタルの圧着時に、前記側壁テーパー面目地のモルタル変形能が前記底面目地のモルタル変形能よりも高くなる。すなわち、前記底面目地ではモルタルが十分に圧着されて充填不良部分等がない、密な組織の目地を形成することができ、前記側壁テーパー面での目地のモルタルは、ベクトル成分の分散にしたがって移動しやすくなっていて、前記側壁テーパー面に沿って拡散することがき、テーパー当接部の目地が底面当接部の目地の厚さを制限することはない。
なお、内挿体13とプレート本体10とで、(ア)前記θo部分(テーパー当接部)の角度が異なる場合はその小さい値の方、(イ)前記θb部分(底面当接部)の角度が異なる場合は、その大きい値の方を基準に前述の要件(式2)を満たせばよい。
θoについてはさらに、式3の関係を満たすこと、すなわち、θoの角度は10度以上80度以下であることが好ましい。
内挿体13はプレート本体10に対し、内孔の縦方向中心軸に沿って下方(前記軸方向に平行な方向、以下これを単に「縦軸方向」ともいう。)に押し付けられながら装着される。その際、θo度の角度を有する側壁テーパー面では、その目地のモルタルは、内挿体13とプレート本体10との当該目地を挟む直角の方向に圧着される(以下、この方向を単に「圧着方向」という。)。同時にそのテーパーの方向にも移動する(以下、この方向を単に「移動方向」という。)。この場合、テーパーの角度によって、モルタルの「圧着方向」と「移動方向」のバランスは変わる。
これら各方向への分散程度は、縦軸方向の移動長さをベクトル(図6のFs)とみなして、圧着方向のベクトル(図6のFp)と移動方向(図6のFm)のベクトルとに分解した分力として表すことができる。これらの分力とθoとの関係を図7に示す。図7の横軸はθoの角度(度)を、縦軸はFsを1としたときの分力(指数)を表す。
図7に示すように、移動方向の要素Fmはθoが90度未満の範囲で発生し、θoが大きくなるにしたがって小さくなり、圧着方向の要素Fpはθoが0度を超える範囲で発生し、θoが大きくなるにしたがって大きくなる。移動方向の要素Fmは発生しさえすれば(存在しさえすれば)モルタルの移動はしやすくなるが、θoが約80度を超えると分力の指数が約0.17以下になり、モルタルの移動性は低下傾向となる。一方、θoが約10度を下回ると移動方向の要素Fmの分力の指数は1に近づき、モルタルは極めて移動しやすくなるが、圧着方向の要素Fpの分力の指数が約0.17以下になり、モルタルの密着性が低下傾向となる。ただし、圧着方向の要素Fpの分力の指数だけに着目すると、従来技術ではθoが0度の場合すなわち縦軸方向の目地で実施されている事実からも、圧着方向の要素Fpの分力の指数が0でも、ガス漏れの危険性自体は低くはないと考えられるものの、内挿体の装着時の方法、モルタルの性状の調整等により、採用することは可能である。
本発明者らはθoが約10度以上約80度以下について、その上下限値付近について各々数度の実験を行った。θoが約5度ではモルタルがやや堅い、すなわちやや変形能が小さいと密着せずに空隙が発生することがあり、その空隙を排除するためにはモルタルをやや軟らかめに調整する必要があり、θoが約10度程度からは通常のモルタル軟度でも移動できると共に空隙の発生もほとんど無くなることを知見した。また、θoが約85度ではモルタルがやや堅い、すなわち、やや変形能が小さいと密着状態は良好であるが、内挿体を装着する際のモルタルの移動性が低下、すなわち内挿体装着に強い力を必要とし、しかも隅々まで十分に充填するために労力を要し、これら作業性を改善して容易に充分に充填をするためにはモルタルをやや軟らかめに調整する必要があり、θoが約80度程度から小さい角度では通常のモルタル軟度でも良好な作業性と充分な充填範囲を得られることを知見した。
これらの知見から、移動方向の要素Fmと圧着方向の要素Fpが、内挿体の装着時の作業の容易性(主として移動方向の要素Fmに依存)、充填不良部分発生の抑制(主として圧着方向の要素Fpに依存)等の観点から、相互に好ましい程度に存在するときのθoが約10度以上約80度以下であることがわかる。
一方、凹部12内での内挿体13の高さ方向の位置は、底面のモルタル目地(凹部底面、内挿体底面間)の圧着後の位置により確実に規定される。これにより、底面のモルタル目地からのガス漏れ(底面のモルタル目地からの集中的なガスの吐出を含む)や、底面のモルタル目地の損耗による又は底面のモルタル目地内の空間等粗な組織部を経由して進入する、溶鋼によるガスプールの閉塞ないしはガスの吐出不良又は吐出停止、さらにはこれらによるアルミナ等の鋼中介在物の内孔壁面への付着や内孔閉塞等を抑制又は防止することができる。
この底面のモルタル目地は内挿体の高さ方向の位置を事実上規定することになるので、圧着時の寸法変化ができるだけ小さくなるように、底面(凹部底面及び内挿体底面)は、内孔縦方向中心軸に対して外側半径方向に約90度、すなわちほぼ水平であることが好ましい。
ただし、この底面は水平以外の面であってもよく、外側半径方向の上方又は下方に向かうテーパー形状(図3B参照)又は緩やかな曲線形状(図3C参照)であってもよい。さらには、内孔縦方向中心軸から半径方向(外側方向)の面内にこれらが混在していてもよい(図3D参照)。このような複数の方向又は角度が混在する場合は、これらの混在面の中の|θb−90|が最も大きい部分について前記式1及び前記式2を適用すればよい。なお、緩やかな曲線形状の場合はその曲線の始点と終点を結ぶ仮想の直線をテーパーとみなしてもよい。
この底面(凹部底面12b及び内挿体底面13b)の半径方向の最も外側の端部と前記凹部及び内挿体の側壁の下端部との間の屈曲部は、内孔縦方向の中心軸を通過する縦方向断面において曲線又は直線のテーパーで連続した形状であってもよい。このような形状である方が、約90度で屈曲する場合よりも応力分散効果が高くなり、この屈曲部分での破壊等を抑制する効果が大きくなる。
また、例えば図3Aを参照すると、凹部側壁テーパー面12aの角度θoと、これにモルタルを介して対向して当接する内挿体側壁テーパー面13aの角度θiとの相対的な関係は限定する必要はなく、どちらが大きくてもかまわない。しかし、凹部側壁テーパー面12aと内挿体側壁テーパー面13aが対向するために、またこれらの対向により形成されるモルタル目地の均一性を高めるためには、θoとθiとはできる限り同じ程度であることが好ましい。なお、この両者の角度が異なって、モルタル厚さに違いが生じる場合は、そのモルタル厚さがより小さい領域の方がモルタルの充填密度は高くなり、前記両者の角度の関係は、充填密度の高い部分がテーパー面の上方か下方かの違いとして現れる。ただし、θi>θoで、テーパー部の下端が拡大する構造の場合は、内挿体挿入時にモルタルがガスプールにまで進入する可能性がある。
さらに本発明では、例えば図4及び図5に示すように、凹部側壁テーパー面12aの下方に、内孔側に張り出す段差部(凹部側壁段差部)を備え、内挿体側壁テーパー面13aの下方には、前記凹部側壁段差部の内径より小さく、前記凹部側壁段差部に嵌合して、かつ前記凹部側壁段差部より下方に延びる円筒形の外形の段差部(内挿体側壁段差部)を備えることができる、
この段差構造においては、前記凹部側壁段差部と前記内挿体側壁段差部との間の空隙の厚さSo(図5)は、ガスプールにモルタルが進入する可能性を低減する点から、凹部側壁テーパー面12aと内挿体側壁テーパー面13aとの間(テーパー当接部)のモルタル層の水平方向の最大厚さより小さいことが好ましい。また、前記内挿体側壁段差部の前記凹部側壁段差部より上方の長さLd(図5)は、前記凹部底面と前記内挿体底面との間(底面当接部)におけるモルタルの圧着性を確保する点から、前記底面当接部のモルタル層の垂直方向の最大厚さより長いことが好ましい。なお、前記内挿体側壁段差部の前記凹部側壁段差部より下方の長さLo(図5)は、0(ゼロ)より大きい長さであればよい。
このような段差構造は、前述のようにテーパー部分(12a、13a)からガスプールにモルタルが進入する可能性を低減するため、また、内挿体の挿入作業時に内挿体を凹部中央に正確に設置しやすくすると共に、凹部と内挿体の縦方向中央軸が相対的に傾斜するようにずれることを抑制することに寄与する。
以下に、実施例を示す。
[実施例A]
実施例Aは本発明のバブリングプレートを実際の鋼の連続鋳造の操業に供した一例である。この実施例Aでの本発明の実施例1は、図1A及び図2の構造を基本に、図4のe部のテーパー部を有する構造とした。θiは30度、θoは29度、θbは90度、テーパー当接部の目地厚さ(垂直方向)は1mm、底面当接部の目地厚さ(垂直方向)は0.5mmとした。プレート本体は、スライディングノズル用として一般的に用いられるアルミナ−炭素質耐火物とし、内挿体は、直径が約0.1mm〜約0.5mm程度の60個の貫通した細孔を有する緻密質のアルミナ−炭素質耐火物としてガス通過機能を付与した。
比較例は、図8の構造とし、プレート本体と内挿体の耐火物の材質は実施例1と同じとした。
これら供試料を、タンディッシュの上プレートとして、約0.3MPaの背圧、流量25〜30NL/min.のArガス開孔で鋳込みを開始し、開孔直後は約0.1MPaの背圧、流量1〜2NL/min.に設定したArガスを供給しながら約800分間(20チャージ)の連続鋳造に供した。
この結果、比較例は鋳造末期には約0.1MPaの背圧、流量8〜10NL/min.と流量が大幅に増加した、すなわちガス漏れが生じたのに対し、実施例1は鋳造末期には約0.1MPaの背圧、流量2〜3NL/min.と流量の増加は僅少となり、ガス漏れの抑制効果が確認できた。
これをP/Q特性(背圧/流量比率)で表現すると、スタート時は比較例、実施例1共に0.1/2=0.05、鋳込み末期は、比較例が0.1/10=0.01で80%減、実施例1が0.1/3=0.03で40%減となり、実施例1の減少率が顕著に小さく、実施例1のガス漏れが顕著に少ないことがわかる。
[実施例B]
実施例Bは本発明のバブリングプレートの構造の違いによる効果を調査した一例である。この実施例Bでの本発明の実施例は、前記実施例1、実施例1を基本に図3Aのテーパー当接部が上端まで存在する実施例2、実施例1を基本に図4のd部の段差部を有する実施例3の、各構造とした。この段差部においては、図5のDoに相当する直径は100mm、Diに相当する直径は101mm、Soに相当する間隙の長さは0.5mm、Loに相当する長さは2mm、Ldに相当する長さは2mmとした。耐火物は、実施例1と同じ材質の耐火物を使用した。
これら供試料について、凹部に内挿体を装着して、その装着時の作業性を比較調査し、装着後の凹部と内挿体との相対的な設置精度、モルタル部分及びガスプール部分の状態を調査した。設置精度は凹部上端面から内挿体上端面に定規を当てて、その最大間隙で評価し、モルタル部分及びガスプール部分の状態は解体後対象部分を目視で評価した。
この結果、装着時の作業性は、実施例3≧実施例1≧実施例2の順で容易であった。設置精度=最大間隙は、実施例3≧実施例1≧実施例2の順で小さかった。モルタル部分の違いは目視では同等で、いずれも充填不良部分は確認されなかったが、実施例3においてはガスプールへのモルタル進入は皆無であることに加え、側壁テーパー面間の下方まで均一に充填されていた。
10 プレート本体
11 内孔
12 凹部
12a 凹部側壁内面テーパー面(12cのうちテーパー部)
12b 凹部内面の底面(横方向)の面(凹部底面)
12c 凹部内面の側壁部
13 内挿体
13a 内挿体側壁テーパー面
13b 内挿体の底部(横方向)の面(内挿体底面)
14 モルタル
15 ガスプール
16 金属パイプ(ガス導入用経路)
a部 凹部底部と内挿体底面との当接部(底面当接部)
b部 凹部側壁部の面と内挿体側壁部の面との当接部であって、内孔の縦軸方向の部分
c部 凹部側壁内面テーパー面と内挿体側壁内面テーパー面との当接部
(テーパー当接部)
Gb 底面当接部における凹部底面と内挿体底面との間の内孔縦軸方向の最短長さ
(最短の目地厚さに相当)
Gt テーパー当接部における凹部側壁テーパー面と内挿体側壁テーパー面との間の内孔縦軸方向の最短長さ(最短の目地厚さに相当)

Claims (6)

  1. プレート本体の溶鋼通過経路としての内孔に連通して環状に設けられた凹部に、環状の内挿体を嵌め込んだ構造を有し、前記内挿体は前記プレート本体の内孔に連通する内孔を備え、前記内挿体の内孔面からガスを吹き込む機能を備えているバブリングプレートにおいて、
    前記凹部の内面の側壁部の内孔縦方向の一部の領域にテーパー面(以下「凹部側壁テーパー面」という。)を備え、前記内挿体の外面は、前記凹部側壁テーパー面と前記凹部の底面(以下「凹部底面」という。)のそれぞれにモルタルを介して対向して当接しており、
    かつ、前記凹部底面とこれにモルタルを介して対向して当接する前記内挿体の底面(以下「内挿体底面」という。)との間の内孔縦軸方向の最短長さGbと、前記凹部側壁テーパー面とこれにモルタルを介して対向して当接する前記内挿体の側壁部のテーパー面(以下「内挿体側壁テーパー面」という。)との間の内孔縦軸方向の最短長さGtが式1を満たしており、
    前記凹部側壁テーパー面の、内孔縦方向中心軸に対する半径方向の角度(以下「θo」という。)(度)と、前記凹部底面の半径方向の一部又は全部の内孔縦方向中心軸に対する角度(以下「θb」という。)(度)が式2を満たしており、
    前記凹部側壁テーパー面と前記内挿体側壁テーパー面とがモルタルを介して対向して当接する部分(以下「テーパー当接部」という。)と、前記凹部底面と前記内挿体底面とがモルタルを介して対向して当接する部分(以下「底面当接部」という。)との間に位置する側壁部分に、モルタルが充填されていない空隙からなるガスプールが形成されていることを特徴とするバブリングプレート。
    Gb < Gt ・・・・・・式1
    0 < (θb−θo) < 90 ・・・・・・式2
  2. 前記θoが式3を満たす形状である、請求項1に記載のバブリングプレート。
    80 ≧ θo ≧ 10 ・・・・・・式3
  3. 前記凹部側壁テーパー面の上方に、内孔縦方向中心軸に平行な面を備えている、請求項1又は請求項2に記載のバブリングプレート。
  4. 前記凹部側壁テーパー面の下方に、内孔側に張り出す段差部(以下「凹部側壁段差部」という。)を備え、前記内挿体側壁テーパー面の下方には、前記凹部側壁段差部の内径より小さく、前記凹部側壁段差部に嵌合して、かつ前記凹部側壁段差部より下方に延びる円筒形の外形の段差部(以下「内挿体側壁段差部」という。)を備えている、請求項1から3のいずれかに記載のバブリングプレート。
  5. 前記凹部側壁段差部と前記内挿体側壁段差部との間の空隙の厚さSoは、前記テーパー当接部のモルタル層の最大厚さより小さく、前記内挿体側壁段差部の前記凹部側壁段差部より上方の長さLdは、前記底面当接部のモルタル層の最大厚さより長く、前記内挿体側壁段差部の前記凹部側壁段差部より下方の長さLoは、0(ゼロ)より大きい長さである、請求項4に記載のバブリングプレート。
  6. 前記凹部底面の半径方向の最も外側の端部と前記凹部の側壁の下端部との間の屈曲部は、内孔縦方向中心軸を通過する縦方向断面において曲線又は直線のテーパーで連続した形状である、請求項1から5のいずれかに記載のバブリングプレート。
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