JP2016140420A - 展開型使い捨ておむつ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】互いに直交する縦方向と横方向と厚さ方向とを有するおむつ本体部が、第1胴回り部と股下部と第2胴回り部とを前記縦方向に並んで有し、前記第2胴回り部から前記横方向の外側に突出して設けられたファスニングテープの係止部を、前記第1胴回り部に係止することによって、前記第1胴回り部と前記第2胴回り部とが連結されて、一つの胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成される展開型使い捨ておむつである。少なくとも前記ファスニングテープの前記係止部を、前記第2胴回り部から切り離すための切り離し線が設けられている。前記切り離し線の少なくとも一部に対応させて前記一部の位置を示す目印が設けられている。
【選択図】図6
Description
また、低体重児101によっては、余計なストレスを与えないという観点から、身体に触れないことが望ましいとされるミニマルハンドリングの考え方が適用される場合がある。そして、かような低体重児101にも、展開型の使い捨ておむつ1dp’が使用される。
互いに直交する縦方向と横方向と厚さ方向とを有するおむつ本体部が、第1胴回り部と股下部と第2胴回り部とを前記縦方向に並んで有し、前記第2胴回り部から前記横方向の外側に突出して設けられたファスニングテープの係止部を、前記第1胴回り部に係止することによって、前記第1胴回り部と前記第2胴回り部とが連結されて、一つの胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成される展開型使い捨ておむつであって、
少なくとも前記ファスニングテープの前記係止部を、前記第2胴回り部から切り離すための切り離し線が設けられており、
前記切り離し線の少なくとも一部に対応させて前記一部の位置を示す目印が設けられていることを特徴とする展開型使い捨ておむつである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
互いに直交する縦方向と横方向と厚さ方向とを有するおむつ本体部が、第1胴回り部と股下部と第2胴回り部とを前記縦方向に並んで有し、前記第2胴回り部から前記横方向の外側に突出して設けられたファスニングテープの係止部を、前記第1胴回り部に係止することによって、前記第1胴回り部と前記第2胴回り部とが連結されて、一つの胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成される展開型使い捨ておむつであって、
少なくとも前記ファスニングテープの前記係止部を、前記第2胴回り部から切り離すための切り離し線が設けられており、
前記切り離し線の少なくとも一部に対応させて前記一部の位置を示す目印が設けられていることを特徴とする展開型使い捨ておむつである。
また、切り離し線の少なくとも一部に対応して当該一部の位置を示す目印が設けられている。よって、切り離し線の位置を目視で認識し易くなっている。
前記目印は、前記切り離し線の少なくとも一方の端部に対応する位置に、前記縦方向の内側又は前記横方向の内側にへこんで形成された切り欠き部であるのが望ましい。
前記切り離し線の前記一方の端部は、前記切り欠き部内に収まっているのが望ましい。
前記切り離し線の前記一方の端部は、前記切り欠き部の外に位置しているのが望ましい。
前記目印は、前記切り離し線の少なくとも一方の端部に対応する位置に、前記縦方向の外側又は前記横方向の外側に突出して形成された突出部であるのが望ましい。
前記突出部が突出し始める突出開始位置に前記切り離し線の前記一方の端部が位置しているのが望ましい。
前記突出部が突出し始める突出開始位置が、前記切り離し線の前記一方の端部から離間しているのが望ましい。
前記目印は、前記切り離し線の前記一部に沿って前記厚さ方向の非肌側から視認可能に描かれた図柄であるのが望ましい。
前記切り離し線は、前記第2胴回り部のうちで前記ファスニングテープが固定されている部分を切り取るための切り取り線であるのが望ましい。
図3は、本実施形態の使い捨ておむつ1dpの展開状態の概略平面図である。また、図4A、図4B、及び図4Cは、それぞれ、図3中のA−A断面図、同B−B断面図、及び同C−C断面図である。更に、図5は、装着状態の使い捨ておむつ1dpの概略斜視図である。
図3の展開状態では、おむつ本体部1の外形形状は、平面視略砂時計形状をなしている。すなわち、第1胴回り部1aと第2胴回り部1bとは、それぞれ股下部1mよりも横方向の両側に突出しており、これにより、厚さ方向から見たおむつ1dpの外形形状は平面視略砂時計形状をなしている。更に換言すると、おむつ1dpは、排泄液を吸収する吸収体3と、この吸収体3よりも横方向及び縦方向の外側に突出した柔軟且つ薄厚なシート状部分と、を有しているが、このシート状部分の外形形状が、平面視略砂時計形状をなしている。
図3に示すように、ファスニングテープ11,11は、一対の第2サイドフラップ1bsf,1bsfの横方向の各外端部1bsfe2,1bsfe2にそれぞれ設けられている。各ファスニングテープ11は、それぞれ横長形状の不織布製の帯状シートをテープ基材11aとし、このテープ基材11aの横方向の一端部が第2サイドフラップ1bsfの外端部1bsfe2の一部1bkに固定され、他端部が第2サイドフラップ1bsfの外端部1bsfe2よりも横方向の外方に突出している。
そして、この突出している部分の肌側面には、面ファスナーのフック材11mが固定されており、更にフック材11mは、その肌側面に、複数の係止用突起(不図示)を有している。よって、フック材11mの係止用突起が、第1胴回り部1aの非肌側面に設定されたターゲット領域1atに引っ掛かることにより、第1胴回り部1aにファスニングテープ11が係止される。フック材11mには、面ファスナーの分野で周知なものを適宜適用できて、例えば、係止用突起が釣り針状のものやT字状のもの等を使用可能である。
図6は、切り取り線1cを説明するための要部拡大図である。同図6に示すように、切り取り線1cは、第2胴回り部1bのうちでファスニングテープ11のテープ基材11aが固定されている部分1bk(図6中、ハッチングで示す部分1bkであり、以下、ファスニングテープ固定部1bkとも言う)を切り取り可能なようにミシン目で形成されている。詳しくは、かかる切り取り線1cは、各ファスニングテープ11に対応させて各第2サイドフラップ1bsfに形成されている。そして、各切り取り線1cは、それぞれ第2胴回り部1bのうちで胴回り開口部1HBとなる部分1bHBから、ファスニングテープ固定部1bkよりも横方向の内側の位置を通って、第2胴回り部1bのうちで脚回り開口部1HLとなる部分1bHLの方へと延びたルートで形成されている。
一方、既述のように、曲線状部分1cBの形成位置は、縦方向の内側に進むに従って横方向の外側に変位している。そのため、当該曲線状部分1cBの一端から他端へと進む過程で、シートの積層枚数は変化している。すなわち、図6の左半部に示すように、曲線状部分1cBのうちで直線状部分1cLに連続する所定範囲の部分1cB1では、上記の直線状部分1cLと同様にシートの積層枚数は三枚であるが、曲線状部分1cBのうちで上記所定範囲の部分1cB1よりも縦方向の内側に隣接する部分1cB2では、防漏シート4が存在しなくなるために、立体ギャザーシート6と外装シート5との二枚構成となっている。そのため、前者の部分1cB1では、三枚のシート4,5,6を貫通してミシン目が形成されているが、後者の部分1cB2では、二枚のシート5,6を貫通してミシン目が形成されている。
そして、このように曲線状部分1cBのうちの一部1cB2でも、シートの積層枚数が少なくなっている場合には、かかる一部1cB2については相対的に切断し易くなっている。そのため、一般に直線よりも難しいとされる曲線の切断の容易化を図れて、その結果、曲線状部分1cBを、その湾曲した目標形状に沿って正確に切断可能となる。
図6に示すように、この例では、切り取り線用目印Qとして、切り取り線1cの切断開始位置となる同線1cの一方の端部1ce1に対応させて切り欠き部k1が形成されている。すなわち、第2胴回り部1bの縦方向の外端縁1be1において切り取り線1cが位置する部分には、縦方向の内側にへこんだ切り欠き部k1が略V字状に形成されている。よって、おむつ交換の作業者は、当該切り欠き部k1に手で触れることにより、目視だけで無く手の触感でも切り取り線1cの切断開始位置を認識することができる。よって、薄暗い作業環境下においても、切り取り線1cの位置をより確実に認識可能となる。
また、この例では、切り取り線用目印Qとして、切り取り線1cの両方の端部1ce1’,1ce2’にそれぞれ対応させて切り欠き部k1、k1が形成されているが、切り欠き部k1に代えて前述の摘まみ部T1が形成されていても良いし、或いは、前述の図柄Zが描かれていても良い。
よって、本実施形態のおむつ1dpは、望ましくは1500グラム以上2500グラム未満の低出生体重児に使用されると良く、より望ましくは1000グラム以上1500グラム未満の極低出生体重児に使用されると良く、より一層望ましくは1000グラム未満の超低出生体重児に使用されると良い。
先ず、測定の準備として、二つのファスニングテープ11−1,11−2を、ファスニングテープ重なり形態の係止状態にする。すなわち、図18に示すように、左側テープ11−1のフック材11mを第1胴回り部1aのターゲット領域1atに係止した後に、右側テープ11−2のフック材11mを左側テープ11−1の非肌側面11−1sに係止する。但し、その際には、これらテープ11−1,11−2同士の互いの縦方向の中央位置C11−1,C11−2を揃えながら、右側テープ11−2の先端11−2eが左側テープ11−1のフック材11mの根元側の端11meに揃うように位置合わせする。そして、これにより、ファスニングテープ重なり形態の係止状態にされる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
ちなみに、この図19の例では、切り離し線11acの目印Qとして、切り離し線11acの両方の端部11ace1,11ace2にそれぞれ対応させて切り欠き部k1,k1がファスニングテープ11のテープ基材11aに形成されているが、何等これに限らない。すなわち、切り欠き部k1に代えて前述の摘まみ部T1が形成されていても良いし、或いは、前述の図柄Zが描かれていても良い。
1 おむつ本体部、1HB 胴回り開口部、1HL 脚回り開口部、1a 第1胴回り部、1am 部分、1asf 第1サイドフラップ、1asfe 外端縁、1at ターゲット領域、1b 第2胴回り部、1be1 外端縁、1be2 外端縁、1bsf 第2サイドフラップ、1bsfe 外端縁、1bsfee 最外端縁、1bsfe2 外端部、
1bHB 胴回り開口部となる部分、1bHL 脚回り開口部となる部分、1bk ファスニングテープ固定部(ファスニングテープが固定されている部分)、1c 切り取り線(切り離し線)、1c’ 切り取り線(切り離し線)、1c’’ 切り取り線(切り離し線)、1c1 第1部分、1c2 第2部分、1c3 第3部分、1cL 直線状部分、1cB 曲線状部分、1cB1 部分、1cB2 部分、1ca 切断線、1ce1 端部、1ce2 端部、1m 股下部、1msf 股下部サイドフラップ、1sf サイドフラップ、2 トップシート、2e 端部、3 吸収体、3c 吸収性コア、3rs コアラップシート、4 防漏シート、5 外装シート、6 立体ギャザーシート、6g 立体ギャザー、6j 接着剤、6k 基端部、6r 立体ギャザー用弾性部材、6s 起立部、6sea 端部、6seb 端部、11 ファスニングテープ、11a テープ基材、11m フック材(係止部)、11me 端、11−1 左側テープ、11−1s 非肌側面、11−2 右側テープ、11−2e 先端、11ac 切り離し線、11ace1 端部、11ace2 端部、21 脚回り弾性部材、101 低体重児(着用対象者)、Q 切り取り線用目印、k1 切り欠き部、k2 切り欠き部、T1 摘まみ部(突出部)、T2 摘まみ部(突出部)、Z 図柄、ZL 直線、C1 中心線、C11 中央位置、Ps 始端、Pe 終端、PT1 突出開始位置、PT2 突出開始位置、
Claims (9)
- 互いに直交する縦方向と横方向と厚さ方向とを有するおむつ本体部が、第1胴回り部と股下部と第2胴回り部とを前記縦方向に並んで有し、前記第2胴回り部から前記横方向の外側に突出して設けられたファスニングテープの係止部を、前記第1胴回り部に係止することによって、前記第1胴回り部と前記第2胴回り部とが連結されて、一つの胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成される展開型使い捨ておむつであって、
少なくとも前記ファスニングテープの前記係止部を、前記第2胴回り部から切り離すための切り離し線が設けられており、
前記切り離し線の少なくとも一部に対応させて前記一部の位置を示す目印が設けられていることを特徴とする展開型使い捨ておむつ。 - 請求項1に記載の展開型使い捨ておむつであって、
前記目印は、前記切り離し線の少なくとも一方の端部に対応する位置に、前記縦方向の内側又は前記横方向の内側にへこんで形成された切り欠き部であることを特徴とする展開型使い捨ておむつ。 - 請求項2に記載の展開型使い捨ておむつであって、
前記切り離し線の前記一方の端部は、前記切り欠き部内に収まっていることを特徴とする展開型使い捨ておむつ。 - 請求項2に記載の展開型使い捨ておむつであって、
前記切り離し線の前記一方の端部は、前記切り欠き部の外に位置していることを特徴とする展開型使い捨ておむつ。 - 請求項1に記載の展開型使い捨ておむつであって、
前記目印は、前記切り離し線の少なくとも一方の端部に対応する位置に、前記縦方向の外側又は前記横方向の外側に突出して形成された突出部であることを特徴とする展開型使い捨ておむつ。 - 請求項5に記載の展開型使い捨ておむつであって、
前記突出部が突出し始める突出開始位置に前記切り離し線の前記一方の端部が位置していることを特徴とする展開型使い捨ておむつ。 - 請求項5に記載の展開型使い捨ておむつであって、
前記突出部が突出し始める突出開始位置が、前記切り離し線の前記一方の端部から離間していることを特徴とする展開型使い捨ておむつ。 - 請求項1に記載の展開型使い捨ておむつであって、
前記目印は、前記切り離し線の前記一部に沿って前記厚さ方向の非肌側から視認可能に描かれた図柄であることを特徴とする展開型使い捨ておむつ。 - 請求項1乃至8の何れかに記載の展開型使い捨ておむつであって、
前記切り離し線は、前記第2胴回り部のうちで前記ファスニングテープが固定されている部分を切り取るための切り取り線であることを特徴とする展開型使い捨ておむつ。
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