JP2016140145A - 住宅用分電盤 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓋体を大型化することなく、容易に開閉し得る住宅用分電盤を提供する。【解決手段】遮断器2,3を内蔵したケース1と、ケースに取着されるベース部材5と、ベース部材及びケースの開口部を閉鎖可能とした蓋体4とを備えた住宅用分電盤において、蓋体4に、ベース部材5の周縁部10を覆う被覆部14を設け、被覆部を内側へ凹ませて指掛け部15を形成した。【選択図】図3
Description
本発明は、一般家庭用の住宅用分電盤に関するものである。
一般家庭で使用される分電盤は、取付面に固定されるケース内に主幹回路遮断器及び分岐回路遮断器が収容され、その主幹回路遮断器及び分岐回路遮断器の開閉レバーがケースの全面に露出される。そして、常にはケース前面が蓋体により覆われて、各遮断器が居住者の視界から遮られる。
特許文献1には、上記のような住宅用分電盤が開示されている。
上記のような分電盤では、各遮断器の開閉操作を行う場合には、蓋体を開けて各遮断器の開閉レバーを露出させる必要がある。蓋体を開くには、居住者が蓋体の開放端側を引くことにより開放可能とすると、誤操作が生じ難い。
しかし、蓋体を開閉操作するための取手部分を蓋体の開放端側に設けると、蓋体の外径寸法が増大し、蓋体の美観も低下するという問題点がある。
特許文献1に開示された住宅用分電盤には、蓋体の開放端側に取手部分を設け、その取手部分を引いて蓋体を開く構成は開示されていない。
特許文献1に開示された住宅用分電盤には、蓋体の開放端側に取手部分を設け、その取手部分を引いて蓋体を開く構成は開示されていない。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は蓋体を大型化することなく、容易に開閉し得る住宅用分電盤を提供することにある。
上記課題を解決する住宅用分電盤は、遮断器を内蔵したケースと、前記ケースに取着されるベース部材と、前記ベース部材及び前記ケースの開口部を閉鎖可能とした蓋体とを備えた住宅用分電盤において、前記蓋体に、前記ベース部材の周縁部を覆う被覆部を設け、前記被覆部を内側へ凹ませて指掛け部を形成したことを特徴とする。
本発明の住宅用分電盤によれば、蓋体を大型化することなく、容易に開閉することができる。
以下、住宅用分電盤の一実施形態を図面に従って説明する。図1及び図2に示す分電盤は、ケース1内に、主幹回路遮断器2と、多数の分岐回路遮断器3が一列に並設された状態で収容されている。
直方体状のケース1の前面には、蓋体4とベース部材5とからなる蓋部材6が取着されている。ベース部材5は、合成樹脂でケース1の全面を覆う長方形状に形成されている。そして、中央部に主幹回路遮断器2及び分岐回路遮断器3の開閉レバー7を露出させるための開口部8が設けられ、その開口部8の両側部でネジ9によりケース1に固定されている。
また、ベース部材5の周囲には、ケース1の外面に沿う方向に屈曲された周縁部10が形成されている。そして、図4に示すように、ケース1を壁面等に設けられた取付部11内に収容するとき、周縁部10が取付部11の周囲の取付面12に当接するようになっている。
蓋体4は、ベース部材5の全面を覆い得る面積を備えた長方形状の部材として合成樹脂で成形されている。蓋体4とベース部材5の上縁部には蝶番部13が形成され、その蝶番部13を回動支点として蓋体4を上方へ跳ね上げ可能となっている。
蓋体4の周囲には、ベース部材5の周縁部10に沿って延びる被覆部14が蝶番部13と後記指掛け部15を除くほぼ全周に亘って形成されている。そして、図4に示すように、蓋体4を閉じた状態では、ベース部材5の上縁部を除いて蓋体4の被覆部14がベース部材5の周縁部10に密接するようになっている。
図3及び図5に示すように、蓋体4の下縁中央部には指掛け部15が形成されている。この指掛け部15は、被覆部14を内側へ若干凹ませて形成された係止片16と、係止片16を形成したことにより、蓋体4の前面に連なって係止片16の基端から下方へ延びる指掛け片17とで構成される。
ベース部材5の周縁部10には、指掛け部15に対向する位置に凹部18が形成されている。そして、図5に示すように、蓋体4を閉じた状態では凹部18に指先を挿入して指掛け片17を引くことにより、蓋体4を回動操作可能となっている。
係止片16の背面(蓋体4を閉じた状態では上面)には係止凸部19が形成され、ベース部材5の周縁部10には、係止凸部19に対向する位置に係止孔20が形成されている。そして、蓋体4を閉じた状態では、係止凸部19が係止孔20に弾性的に係合して、蓋体4が閉じた状態に保持される。
図3に示すように、ベース部材5の前面において開口部8の上下には、ベース部材5の周囲部分より段差を介して凹む収容凹部21が形成されている。そして、蓋体4を閉じた状態でも主幹回路遮断器2及び分岐回路遮断器3の開閉レバー7の回動に支障を来さない空間が確保されている。
図7に示すように、ベース部材5の背面には、収容凹部21を形成するために背面側に突出する凸部22が形成されている。図6に示すように、その凸部22のベース部材5の前面からの高さは、ベース部材5の周縁部10の高さより低く形成され、その高低差hが確保されている。
次に、上記のように構成された住宅用分電盤の作用を説明する。
図1に示すように、蓋体4を閉じた状態では、ベース部材5は蓋体4でほぼ覆われる。従って、ケース1を壁面等の取付部11の内側に没入させるように取付けると、室内にはほぼ蓋体4のみが露出されるので、室内の美観を低下させることはない。
図1に示すように、蓋体4を閉じた状態では、ベース部材5は蓋体4でほぼ覆われる。従って、ケース1を壁面等の取付部11の内側に没入させるように取付けると、室内にはほぼ蓋体4のみが露出されるので、室内の美観を低下させることはない。
ベース部材5の周縁部10は、取付部11の周囲の取付面12に密着した状態で取着され、蓋体4の被覆部14はベース部材5の周縁部10に密接する状態で保持される。
従って、分電盤が取着される屋内と分電盤のケース1内とは、ベース部材5と蓋体4でほぼ封止されるので、蟻等の小さな昆虫や、塵、埃等のケース1内への侵入が阻止される。
従って、分電盤が取着される屋内と分電盤のケース1内とは、ベース部材5と蓋体4でほぼ封止されるので、蟻等の小さな昆虫や、塵、埃等のケース1内への侵入が阻止される。
開閉レバー7を操作するために蓋体4を開くときには、蓋体4の下縁中央部の指掛け片17に指を掛けて手前に引けば、蝶番部13を回動支点として蓋体4を回動させることにより、蓋体4を開くことが可能である。
分電盤の搬送時には、蓋部材6は蓋体4とベース部材5が積層された状態で梱包される。このとき、ベース部材5の背面側中央の凸部22は、周縁部10より高低差hで低くなっているので、梱包時に積層された蓋部材6の重量が凸部22のみにかかることはない。従って、梱包及び搬送時における凸部22の損傷が防止される。
上記のような住宅用分電盤では、次に示す効果を得ることができる。
(1)蓋体4を開くとき、指掛け片17に指を掛けて蓋体4の下縁を引くことにより、蓋体4を開くことができる。従って、蓋体4を容易に開くことができる。
(2)蓋体4の被覆部14を内側へ凹ませて指掛け片17を形成したので、蓋体4を大型化することなく指掛け片17を形成することができる。
(3)ベース部材5に凹部18を設けることにより、指掛け片17の背面側に指先を挿入するための空間を容易に確保することができる。
(1)蓋体4を開くとき、指掛け片17に指を掛けて蓋体4の下縁を引くことにより、蓋体4を開くことができる。従って、蓋体4を容易に開くことができる。
(2)蓋体4の被覆部14を内側へ凹ませて指掛け片17を形成したので、蓋体4を大型化することなく指掛け片17を形成することができる。
(3)ベース部材5に凹部18を設けることにより、指掛け片17の背面側に指先を挿入するための空間を容易に確保することができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・指掛け片は、蓋体の左右の端部あるいは上縁部に設けて、蓋体を左右方向に開閉し、あるいは上縁を上下方向に回動して開閉するようにしてもよい。
・指掛け片は、蓋体の左右の端部あるいは上縁部に設けて、蓋体を左右方向に開閉し、あるいは上縁を上下方向に回動して開閉するようにしてもよい。
上記実施形態から把握できる技術的思想を以下に述べる。
(付記1)
遮断器を内蔵したケースと、
前記ケースに取着されるベース部材と、
前記ベース部材及び前記ケースの開口部を閉鎖可能とした蓋体と
を備えた住宅用分電盤において、
前記蓋体に、前記ベース部材の周縁部を覆う被覆部を設け、前記被覆部を内側へ凹ませて指掛け部を形成したことを特徴とする住宅用分電盤。
(付記2)
付記1に記載の住宅用分電盤において、
前記蓋体を前記ベース部材に回動可能に支持し、前記指掛け部は、前記被覆部を内側へ凹ませることにより前記蓋体の前面に連なる指掛け片を備えたことを特徴とする住宅用分電盤。
(付記3)
付記2に記載の住宅用分電盤において、
前記ベース部材の周縁部を前記ケースの外面に沿って屈曲し、該周縁部の前記指掛け部に対向する位置に凹部を設けたことを特徴とする住宅用分電盤。
(付記4)
付記3に記載の住宅用分電盤において、
前記蓋体及びベース部材を合成樹脂で成形したことを特徴とする住宅用分電盤。
(付記1)
遮断器を内蔵したケースと、
前記ケースに取着されるベース部材と、
前記ベース部材及び前記ケースの開口部を閉鎖可能とした蓋体と
を備えた住宅用分電盤において、
前記蓋体に、前記ベース部材の周縁部を覆う被覆部を設け、前記被覆部を内側へ凹ませて指掛け部を形成したことを特徴とする住宅用分電盤。
(付記2)
付記1に記載の住宅用分電盤において、
前記蓋体を前記ベース部材に回動可能に支持し、前記指掛け部は、前記被覆部を内側へ凹ませることにより前記蓋体の前面に連なる指掛け片を備えたことを特徴とする住宅用分電盤。
(付記3)
付記2に記載の住宅用分電盤において、
前記ベース部材の周縁部を前記ケースの外面に沿って屈曲し、該周縁部の前記指掛け部に対向する位置に凹部を設けたことを特徴とする住宅用分電盤。
(付記4)
付記3に記載の住宅用分電盤において、
前記蓋体及びベース部材を合成樹脂で成形したことを特徴とする住宅用分電盤。
1…ケース、2,3…遮断器、4…蓋体、5…ベース部材、10…周縁部、13…蝶番部、14…被覆部、15…指掛け部、17…指掛け片、18…凹部。
Claims (3)
- 遮断器を内蔵したケースと、
前記ケースに取着されるベース部材と、
前記ベース部材及び前記ケースの開口部を閉鎖可能とした蓋体と
を備えた住宅用分電盤において、
前記蓋体に、前記ベース部材の周縁部を覆う被覆部を設け、前記被覆部を内側へ凹ませて指掛け部を形成したことを特徴とする住宅用分電盤。 - 請求項1に記載の住宅用分電盤において、
前記蓋体を前記ベース部材に回動可能に支持し、前記指掛け部は、前記被覆部を内側へ凹ませることにより前記蓋体の前面に連なる指掛け片を備えたことを特徴とする住宅用分電盤。 - 請求項2に記載の住宅用分電盤において、
前記ベース部材の周縁部を前記ケースの外面に沿って屈曲し、該周縁部の前記指掛け部に対向する位置に凹部を設けたことを特徴とする住宅用分電盤。
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