JP2016137880A - 電動車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動車両において、車室等の有効空間を広く使いつつより多くの二次電池を搭載可能とする。
【解決手段】複数の二次電池で構成される電池モジュール20と、電池モジュール20を複数個収容するケーシング11とを含む電池パック10と、電池モジュール20に冷却空気を供給する冷却ブロワ40と、冷却ブロワ40から電池パック10の内部に冷却空気を送気する送気ダクト41と、を備える電動車両100であって、電池パック10を車体のフロアパネル110の下側に配置し、冷却ブロワ40をフロアパネル110の上側に配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動車両の電池搭載構造に関する。
近年、モータで車両を駆動する電気自動車等の電動車両が多く用いられている。これらの電動車両には、車両駆動用のモータに電力を供給する充放電可能な二次電池が搭載されている。これらの電動車両の航続距離は二次電池の容量によって決まってくるので、電動車両の航続距離をより長くしようとする場合には、より大容量の二次電池を車両に搭載することが必要となる。一方、二次電池は内部抵抗があり、充放電を行うことにより温度が上昇してくるので冷却を行うことが必要となる。二次電池の冷却は、冷却空気を二次電池に流す空気冷却が多く用いられている。冷却空気は車室の空調装置等で適当な温度になった車室内の空気を用いることが多く、二次電池は冷却用のブロワと共に電動車両の車室内に搭載される場合が多い(例えば、特許文献1参照)。しかし、航続距離を長くするために多くの二次電池を車室内に搭載すると、車室内の有効空間が少なくなってしまうという問題があった。
また、ラゲッジスペースのフロアパネルに凹部を設け、この凹部の中に二次電池を搭載する方法も提案されている(例えば、特許文献2)。これらの場合、二次電池はフロアパネルの上側、つまり、車室側に搭載される。
特開2013−116724号公報 特開2008−140630号公報
特許文献1、2に記載された従来技術の電動車両では、フロアパネルの上側の車室内或いはラゲッジスペース内に二次電池を搭載しているため、フロアパネル上側の車室等の有効空間が小さくなるため、より多くの二次電池を搭載することができないという問題があった。
そこで、本発明は、電動車両において、車室等の有効空間を広く使いつつより多くの二次電池を搭載可能とすることを目的とする。
本発明の電動車両は、電池モジュールを収容する電池パックと、前記電池モジュールに冷却空気を供給する冷却ブロワと、前記冷却ブロワから前記電池パック内に冷却空気を送気する送気ダクトと、を備える電動車両であって、前記電池パックが車体のフロアパネルの下側に配置され、前記冷却ブロワが前記フロアパネルの上側に配置されていることを特徴とする。このように、電動車両の床下に電池パックを配置することにより、多くの電池を搭載しつつ、車室等の有効空間を広く使うことができる。
本発明の電動車両において、前記冷却ブロワは、前記フロアパネル上側に配置されたセンターコンソール内に配置されていることとしても好適である。これにより、車室内の車室等の有効空間をより広く使うことができる。
本発明の電動車両において、前記冷却ブロワと前記電池パックとは、車体前後方向で重複する位置に配置されることとしても好適である。このように電池パックを配置することにより、電動車両の全長を短くすることができる。
本発明の電動車両において、前記フロアパネルは、前記送気ダクトを通す貫通部を有し、前記電池パックは、ケーシング内に複数の前記電池モジュールを収容したものであり、前記電池モジュールは、前記ケーシング内に整列して配置され、前記貫通部が前記電池モジュールの間に形成されることとしても好適である。このように、フロアパネルの貫通部を電池モジュールの間に形成することにより、送気ダクト両側の電池モジュールに冷却空気を分配することができる。
本発明の電動車両において、前記電池モジュールを冷却した排気を前記電池パックから前記フロアパネル上側に排出する排気口を備えることとしても好適である。これにより、電池モジュールを冷却した排気を戻して車室内と電池パックとの間で空気を循環させることができる。
本発明の電動車両において、前記電池モジュールは、複数の円筒型の二次電池が固定された散熱板を含むこととしても好適である。
本発明は、電動車両において、車室等の有効空間を広く使いつつより多くの二次電池を搭載可能とすることができるという効果を奏する。
本発明の実施形態における電動車両を示す説明図である。 本発明の実施形態における電動車両の電池パックとフロアパネルとの接続部の詳細と冷却空気を各電池モジュールに分配する分配ダクトを示す立面図である。 本発明の実施形態における電動車両の電池パック内部の電池モジュールの配置と冷却空気を各電池モジュールに分配する分配ダクトを示す平面図である(図2のA−A断面)。 本発明の実施形態における電動車両の電池パック内部の電池モジュールの配置と冷却空気を各電池モジュールに分配する分配ダクトを示す立面図である(図2のB−B断面)。 本発明の実施形態における電動車両に搭載される電池モジュールの構造を示す分解斜視図である 本発明の実施形態における電動車両に搭載される電池モジュールの構造を示す組立斜視図である。 本発明の実施形態における電動車両に搭載される電池モジュール組の断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態の電動車両100は、前部の駆動機構格納スペース101と、中央の車室102と、後部のラゲッジスペース103とを備えている。前部の駆動機構格納スペース101の中には電動車両100を駆動するモータジェネレータ104と、電池モジュール20から供給される直流電圧を昇圧し、モータジェネレータ104を駆動する交流電力に変換するPCU105が格納されている。中央の車室102は、フロアパネル110の上側の領域で、前部の駆動機構格納スペース101と仕切り板115で仕切られ、後部のラゲッジスペース103とは仕切り板116で仕切られている領域である。フロアパネル110の上には前席シート106、後席シート107が取り付けられている。フロアパネル110の前席シート106、後席シート107が搭載される部分は上に凸となっており、各シート106,107の足元のエリアは搭乗者の足が伸ばせるように下に凸となっている。このように、前輪117と後輪118との間のフロアパネル110は、各シート106,107の位置では上に凸で、各シート106,107の足元の位置では下に凸(凹部)の凹凸形状となっている。また、図4に示すように、前席シート106、後席シート107が搭載される部分は、車両両側に配置されたロッカ131,132に接続される部分よりも上に凸となっている。つまり、フロアパネル110の各シート106,107の搭載される部分は、車両の幅方向にも上に凸となっている。このように凹凸形状となった前輪117と後輪118との間のフロアパネル110の下側(車室102の外側)に電池パック10がL字形の接続部材12で固定されている。
電池パック10は、モータジェネレータ104に駆動電力を供給する複数の電池モジュール20とこれを収容するケーシング11で構成されている。電池モジュール20は複数のセルを含むものである。ケーシング11の上面は、フロアパネル110の凹凸形状に合わせた凹凸形状で、前席シート106の下側と後席シート107の下側に位置するケーシング11の上面は上に凸となっており、後席シート107の足元に位置するケーシング11の上面は下に凸(凹部)となっている。フロアパネル110の下面とケーシング11の上面との間隔は略均一である。ケーシング11の底板は平面となっているので、図1、図4に示すように、ケーシング11の前側部分(前席シート106の下側)と後側部分(後席シート107の下側)は高さが高く、図1に示すように、前後方向の中央部分(後席シート107の足元の下側)では高さが低くなっている。
図5から図7に示すように、電池モジュール20は、幅及び高さが略同一の正方形断面の略直方体である。図1に示すように、ケーシング11の中には、電動車両100の前後方向に電池モジュール20が長手方向に3列に並べて搭載され、図3、図4に示すように、電動車両100の幅方向(左右方向)には、電池モジュール20が幅方向に6列に並べて搭載されている。ケーシング11の前側部分(前席シート106の下側)と後側部分(後席シート107の下側)とは高さが高いので、図1、図4に示すように、電池モジュール20は上下二段に幅方向に6列に搭載され、図1、図2に示すように、高さの低いケーシング11の前後方向の中央部分(後席シート107の足元の下側)では電池モジュール20は一段搭載となっている。したがって、本実施形態の電動車両100の電池パック10の下段には、長手方向3列×幅6列=18個、上段には、長手方向2列×幅6列=12個、合計30個の電池モジュール20が搭載されている。
図1から図4に示すように、ケーシング11に整列して搭載された各電池モジュール20の間には、電池パック10の内部に導入された冷却空気を各電池モジュール20に分配する分配ダクト50が配置されている。分配ダクト50は、冷却ブロワ40からの冷却空気が流入するヘッダダクト51と、ヘッダダクト51から分岐して各電池モジュール20の冷却空気入口ダクト33まで冷却空気を導く分岐ダクト53と、ヘッダダクト51と分岐ダクト53とを接続する接続ダクト54とから構成される。
図2、図4に示すように、ケーシング11の前側部分に搭載された電池モジュール20と中央部分に搭載された電池モジュール20との間には、冷却ブロワ40からの冷却空気が流入するヘッダダクト51が縦方向に延びている。前側上段、及び前側下段の各電池モジュール20の後方側にはそれぞれ各電池モジュール20の各冷却空気入口ダクト33が取り付けられており、ヘッダダクト51と各冷却空気入口ダクト33との間はそれぞれ分岐ダクト53で接続されている。また、図1、図3に示すように、中央下段の電池モジュール20前方にも冷却空気入口ダクト33が取り付けられており、この冷却空気入口ダクト33とヘッダダクト51との間も分岐ダクト53で接続されている。また、図1に示すように、中央下段の電池モジュール20の上側には、ケーシング11の後側部分に搭載された電池モジュール20に冷却空気を供給する接続ダクト54が配置されている。接続ダクト54の一端はヘッダダクト51にフランジ55で接続されている。接続ダクト54の他端は分岐ダクト53に接続され、分岐ダクト53の先端は、ケーシング11の後側上段及び後側下段に搭載された各電池モジュール20の冷却空気入口ダクト33にそれぞれ接続されている。
図3は、ケーシング11の前側部分と中央部分の下段に搭載された電池モジュール20と、ケーシング11の前側部分と中央部分の下段に搭載された電池モジュール20の間に配置されたヘッダダクト51と、ヘッダダクト51と電池モジュール20の冷却空気入口ダクト33とを接続する分岐ダクト53とを示す。図3に示すように、電池モジュール20は幅方向に2つずつ組になっており、組になった2つの電池モジュール20の中間に冷却空気流路26が形成されている。従って、電池モジュール20の冷却空気流路26は、幅方向(左右方向)に3か所ずつ配置されており、分岐ダクト53は、縦に延びるヘッダダクト51から水平方向にフォーク状に分岐している。各分岐ダクト53とヘッダダクト51とは一体に構成され、各分岐ダクト53の端部は、フランジ34によって各冷却空気入口ダクト33と接続されている。
図1、図4に示すように、左右の前席シート106の間でフロアパネル110が凸となっている位置にはセンターコンソール108が設けられている。センターコンソール108の中には、電池モジュール20に冷却空気を供給する冷却ブロワ40が取り付けられている。つまり、冷却ブロワ40は電池パック10の上方の空間に冷却ブロワ40と電池パック10とが車両前後方向で重複するような位置に配置されている。このように冷却ブロワ40と電池パック10とを配置することにより、電動車両100の全長を短くすることができる。
冷却ブロワ40の空気吐出口には電池パック10の内部に冷却空気を送気する送気ダクト41が接続されている。送気ダクト41は、フロアパネル110に設けられた貫通部120を通って車室102からフロアパネル110の下側に取り付けられている電池パック10の中に延びて、フランジ52によって電池パック10の内部に配置されたヘッダダクト51に接続されている。
図2、図4に示す様に、フロアパネル110は、車室102の床を構成する上板111と、車体の下面を構成する下板112と中間のリブ113で構成されており、床或いは車体底部としての剛性をもっている。図2、図4に示すように、フロアパネル110の貫通部120は上板111と下板112の穴とその穴の周囲に配置された端部リブ114とで構成されている。電池パック10のケーシング11の前部天井には貫通部120に嵌め込まれるフランジ13が突出している。フランジ13は貫通部120に嵌め込まれた後、上端部が溶接等によって貫通部120の内面にシール固定され、外気が車室102の内部或いは電池パック10の内部に進入しないよう構成されている。図2、図4に示すように、送気ダクト41の外形寸法は貫通部120、フランジ13の内径寸法よりも小さく、送気ダクト41の外面と貫通部120、フランジ13の内面との間には排気流路(排気口)が構成されている。
次に、図5から図7を参照して本実施形態の電池パック10に収容される電池モジュール20の構造について説明する。図5に示す様に、電池モジュール20は、複数の円筒電池21と、円筒電池21を保持する散熱板22と、樹脂製のカバー23とを含んでいる。円筒電池21は、充放電可能な二次電池であり、例えば、円筒型のケースに収められたニッケル水素電池、リチウムイオン電池等である。
散熱板22は、円筒電池21が差し込まれる多数の貫通孔22aが設けられた、例えば、アルミニウム等の金属板である。散熱板22への円筒電池21の組み付けは、円筒電池21を貫通孔22aに差し込み、貫通孔22aの内面(円筒面)と円筒電池21の外面(円筒面)との隙間に接着材を充填して貫通孔22aに円筒電池21を固定することによって行う。このように、円筒電池21を散熱板22の貫通孔22aに組み付けることによって温度の高い円筒電池21の外面(円筒面)からの熱を熱伝導で散熱板22に移動させて温度の高い円筒電池21の温度を低下させると共に、熱伝導により散熱板22の熱を温度の低い円筒電池21に移動させて温度の低い円筒電池21の温度を上昇させる。つまり、各円筒電池21は各円筒面と散熱板22との間で熱移動可能なように各貫通孔22aによって保持され、散熱板22によって各円筒電池21の温度のバラツキが抑制される。このため、散熱板22は各円筒電池21の間の熱移動を効率よく行えるように熱伝導率の高いアルミニウム等の金属材料で構成されている。また、散熱板22の厚さは、貫通孔22aの円筒面によって円筒電池21を保持することができ、熱伝導により効果的に熱移動が行える程度の厚さ、例えば、10〜20mm程度、あるいは、円筒電池21の長さの1/4程度の厚さである。
樹脂製のカバー23は、上面に各円筒電池21の各電極が突出する穴が設けられた天井板23aと散熱板22に組み付けられた複数の円筒電池21の外周を覆う四角筒23bとから構成されている。四角筒23bの長手方向面には複数のスリット27が開いている。また、四角筒23bの一方の長手方向面のスリット27の上側と下側にはそれぞれL字型のフランジ24,25が形成されている(図5では左側側面にフランジ24,25が形成され、図示されていない右側側面にはフランジ24,25は形成されていない)。上側のフランジ24は、フランジ面が上方向に向かって延び、下側のフランジ25はフランジ面が下方向に向かって延びている。図6に示すように、カバー23を散熱板22の上に取り付けると、カバー23の天井板23aの穴からは各円筒電池21の電極が突出する。
図7に示すように、カバー23の穴の上側には各円筒電池21の上側の電極を接続する金属板29が取り付けられ、その上に樹脂製の蓋31が取り付けられる。また、散熱板22の下側にも円筒電池21の下側の電極を接続する金属板30が取り付けられ、その下側に金属製の底板32が取り付けられている。
図7に示すように、右側の電池モジュール20は、図5、図6を参照して説明したようにカバー23の左側側面にフランジ24,25が形成されている。一方、左側の電池モジュール20は、カバー右側側面にフランジ24,25が形成されている。左右2つの電池モジュール20は、各フランジ24,25の面を合わせるように組みつけられる。各フランジ24,25の各合わせ面には、ゴムやスポンジ等の弾性シール部材が挟み込まれている。このように、2つの電池モジュール20を各フランジ24、25の面を合わせるように組みつけると、各フランジ24、25と各カバー23の左側面と右側面とは四角い冷却空気流路26を形成する。この冷却空気流路26には図1ないし図3に示す冷却空気入口ダクト33が取り付けられる。冷却空気流路26に流入した空気は図5、図6に示すスリット27からカバー23の内部に流入して円筒電池21を冷却した後、カバー23の反対側の側面に設けられたスリット27から外部に排出される。
図2から図4に示すように、フロアパネル110の上側の車室102の中に配置された冷却ブロワ40は、車室102の中の空気を吸いこんで空気吐出口に接続された送気ダクト41に吐出する。なお、図2から図4において矢印は冷却空気、排気の流れを示す。冷却空気は送気ダクト41からフロアパネル110の下側に配置された電池パック10の中に縦方向に配置されたヘッダダクト51に流入する。ヘッダダクト51に流入した冷却空気の一部は分岐ダクト53を通って各電池モジュール20の冷却空気入口ダクト33から図7に示す冷却空気流路26に流入する。また、一部の冷却空気は、接続ダクト54を通ってケーシング11の後側部分に配置された電池モジュール20の冷却空気入口ダクト33に接続されている後側の分岐ダクト53に流入し、この分岐ダクト53からケーシング11の後側部分に配置された電池モジュール20の冷却空気流路26に流入する。各冷却空気流路26に流入した冷却空気は、図5、図6に示すスリット27から電池モジュール20の内部に進入して図5、図6に示す円筒電池21を冷却して反対側のスリット27からケーシング11の中に排気される。図2に示すように、排気は、フロアパネル110の貫通部120内面と送気ダクト41外面との隙間を通ってフロアパネル110の上側の車室102に戻る。車室102に戻った排気は、例えば、空調装置等で冷却された後、再度冷却空気として冷却ブロワ40に吸い込まれる。このように、フロアパネル110の貫通部120の内面と送気ダクト41外面との隙間は排気を電池パック10から車室102に排出する排気口となっている。そして、電池モジュール20を冷却する空気は車室102の中と電池パック10との間で循環する。
以上説明したように、本実施形態の電動車両100は、フロアパネル110の形状に合わせた電池パック10をフロアパネル110の下側に配置し、冷却ブロワ40をフロアパネル110の上側のセンターコンソール108に配置することによって、限られたフロアパネル110の下側のスペースに最大限の数の電池モジュール20を搭載することができる。これにより車室等の有効空間を広く使うことができる。また、フロアパネル110の貫通部120の位置を電池パック10の中に整列して配置された電池モジュール20の間とし、貫通部120に冷却ブロワ40の冷却空気を電池パック10に送気する送気ダクト41を配置することにより、電池パック10の中に取り付けられている分配ダクト50と送気ダクト41とをスムースに接続することができ簡便な構成とすることができる。また、この構成により、ケーシング11の前側部分、中央部分、後側部分にそれぞれ配置された各電池モジュール20に供給される冷却空気量を均等化することができる。更に、送気ダクト41の外面と貫通部120の内面との間に隙間を持たして、この隙間を電池パック10から車室102に排気を送る排気口としていることから、フロアパネル110に貫通部120を一つ設ければよく、車体の構造が簡便となる。また、本実施形態の電動車両100では、多くの電池モジュール20を一か所の電池パック10の中に整列配置したので、システムメインリレーやジョイントボックス等電池パック10に付属する電気部品を一つに纏める事ができ、複数個所に電池パック10を分散配置する場合に比べて電池搭載のためのスペースを少なくすることができ、車室等の有効空間を広く使うことができる。
以上説明した実施形態では、冷却ブロワ40をセンターコンソール108の中に配置することとして説明したが、冷却ブロワ40は、フロアパネル110の上方で電池パック10の車両前後方向の上側、つまり、車両前後方向で重複する位置に配置されていればよい。例えば、ヘッダダクト51をケーシング11の後側部分に搭載された電池モジュール20と中央部分に搭載された電池モジュール20の間に配置し、冷却ブロワ40を左右の後席シート107の間に配置し、フロアパネル110の貫通部120を後席シート107の下に配置してもよい。また、先に説明した実施形態では、貫通部120と送気ダクト41の隙間を排気口とすることとして説明したが、例えば、後席シート107の足元近傍のフロアパネル110にもう一つ貫通部120を設けて、ここから排気を車室102の中に排気するようにしてもよい。
10 電池パック、11 ケーシング、12 接続部材、13 フランジ、20 電池モジュール、21 円筒電池、22 散熱板、22a 貫通孔、23 カバー、23a 天井板、23b 四角筒、24,34,25,52,55 フランジ、26 冷却空気流路、27 スリット、29,30 金属板、31 蓋、32 底板、33 冷却空気入口ダクト、40 冷却ブロワ、41 送気ダクト、50 分配ダクト、51 ヘッダダクト、53 分岐ダクト、54 接続ダクト、100 電動車両、101 駆動機構格納スペース、102 車室、103 ラゲッジスペース、104 モータジェネレータ、105 PCU、106 前席シート、107 後席シート、108 センターコンソール、110 フロアパネル、111 上板、112 下板、113 リブ、114 端部リブ、115,116 仕切り板、117 前輪、118 後輪、120 貫通部、131,132 ロッカ。

Claims (6)

  1. 電池モジュールを収容する電池パックと、
    前記電池モジュールに冷却空気を供給する冷却ブロワと、
    前記冷却ブロワから前記電池パック内に冷却空気を送気する送気ダクトと、を備える電動車両であって、
    前記電池パックが車体のフロアパネルの下側に配置され、前記冷却ブロワが前記フロアパネルの上側に配置されている電動車両。
  2. 請求項1に記載の電動車両であって、
    前記冷却ブロワは、前記フロアパネル上側に配置されたセンターコンソール内に配置されている電動車両。
  3. 請求項1または2に記載の電動車両であって、
    前記冷却ブロワと前記電池パックとは、車体前後方向で重複する位置に配置される電動車両。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の電動車両であって、
    前記フロアパネルは、前記送気ダクトを通す貫通部を有し、
    前記電池パックは、ケーシング内に複数の前記電池モジュールを収容したものであり、
    前記電池モジュールは、前記ケーシング内に整列して配置され、
    前記貫通部が前記電池モジュールの間に形成される電動車両。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の電動車両であって、
    前記電池モジュールを冷却した排気を前記電池パックから前記フロアパネル上側に排出する排気口を備える電動車両。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の電動車両であって、
    前記電池モジュールは、複数の円筒型の二次電池が固定された散熱板を含む電動車両。
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