JP2016137385A - 景品払出機 - Google Patents

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Abstract

【課題】景品カセットが装填可能な計数機能を有する景品払出機を提供すること。【解決手段】景品払出機は、本体内に装填されたカセットから景品を取り出して払い出す。カセットには、景品を積層状態で収納する景品収納部が複数設けられている。それぞれの景品収納部における一方側面には、景品収納部内における景品の積層方向に亘って同形状で設けられて景品収納部内の景品を計数のために露出させるように開口した第一の開口部が形成されている。それぞれの景品収納部における他方側面には、積層方向の同位置に同形状で開口した第二の開口部が形成されている。景品払出機は、本体内に装填されたカセットの第一の開口部に対向する位置において積層方向に移動することによって景品収納部内の景品を計数する計数手段を有する。【選択図】図5A

Description

この発明は、パチンコ玉等の遊技媒体と交換される景品を収納するための景品カセットが装填可能であり、景品カセットの景品を払い出すための景品払出機に関する。
パチンコ店等の遊技施設では、遊技客が獲得したパチンコ玉等の遊技媒体の個数に応じて遊技客に景品を払い出すための景品払出機が設置されている。下記特許文献1で開示された景品払出装置では、複数枚のカード状の景品を積層状態で収納する複数のカセットが内蔵されており、必要な枚数の景品が各カセットから繰り出されて遊技客に払い出される。
特開2009−297402号公報
特許文献1の各カセットには、積層状態の景品が1列だけ収納されることから、カセット単体は、縦に細長い形状である。
カセットを床面に置いたときの安定性の観点から、カセットの扱いやすさが求められるようになってきている。また、カセットの強度の向上は常に求められている。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、景品カセットが装填可能な景品払出機を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、景品を収納するカセットが内部に装填される本体を有し、前記本体内に装填された前記カセットから景品を取り出して払い出す景品払出機であって、前記カセットには、景品を積層状態で収納する景品収納部が複数設けられており、それぞれの前記景品収納部における一方側面には、前記景品収納部内における景品の積層方向に亘って同形状で設けられて前記景品収納部内の景品を計数のために露出させるように開口した第一の開口部が形成され、それぞれの前記景品収納部における他方側面には、前記積層方向の同位置に同形状で開口した第二の開口部が形成され、前記本体内に装填された前記カセットの前記第一の開口部に対向する位置において前記積層方向に移動することによって前記景品収納部内の景品を計数する計数手段を有することを特徴とする、景品払出機である。
請求項2記載の発明は、前記計数手段は、前記積層方向に沿った上昇時または下降時に計数を行うことを特徴とする、請求項1に記載の景品払出機である。
請求項3記載の発明は、前記カセットは、収納される景品の種類を識別可能な識別部を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の景品払出機である。
図1は、景品払出機1の斜視図である。 図2は、景品5の斜視図である。 図3は、払出ユニット8の斜視図であって、キャビネット21が開位置にある状態を示している。 図4は、図3において、ケーシング20の内部を露出させた状態を示している。 図5Aは、本発明の実施形態に係るカセット7の斜視図である。 図5Bは、比較例に係るカセット150の斜視図である。 図6は、景品払出機1の縦断面を模式的に示した図である。 図7は、図4の状態における払出ユニット8の側面図である。 図8(a)は、計数ユニット61の正面図であり、図8(b)は、計数ユニット61の側面図である。 図9は、払出ユニット8の平断面図である。 図10は、図9のA−A矢視断面図である。 図11は、計数ユニット61および駆動機構70を説明するための模式図である。 図12は、変形例に係るカセット7の斜視図である。 図13Aは、第1実施形態に係るカセット7の模式的な平断面である。 図13Bは、第2実施形態に係るカセット7の模式的な平断面である。 図13Cは、第3実施形態に係るカセット7の模式的な平断面である。 図13Dは、第4実施形態に係るカセット7の模式的な平断面である。 図14は、さらに別の実施形態に係るカセット7の模式的な平断面である。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
<景品払出装置>
図1は、景品払出機1の斜視図である。
なお、以下では、図1における景品払出機1の姿勢を基準として、景品払出機1や景品払出機1の構成部品の上下前後左右の方向を規定する。すなわち、図1において、景品払出機1の長手方向(図1の左上と右下とを結ぶ方向)を左右方向(幅方向)とし、図1の紙面手前側を景品払出機1や構成部品の前側とし、図1の紙面奥側を景品払出機1や構成部品の後側とする。
図1を参照して、本発明の景品払出機1は、パチンコ店等の遊技施設における景品交換カウンター等に配置される。この景品払出機1は、遊技施設のフロアに直接据え置かれて使用される。景品払出機1は、多数の景品5(図1で図示せず)を収納している。
図2は、景品5の斜視図である。
図2を参照して、景品払出機1で取り扱われる景品5は、遊技施設において遊技客が獲得したパチンコ玉等の遊技媒体の数に応じて交換される有価カード体で特殊景品とも呼ばれる。
景品5は、一般的に、やや厚手の樹脂製カードである。景品5は、たとえば、平面視で四隅が丸められた略長方形状をなしている。なお、図2では、景品5の長手方向に、符号「X」を付していて、景品5の短手方向に、符号「Y」を付している。
景品5には、所定の金銭価値を有する物体が内蔵されており、たとえば、1000円、5000円といった金銭価値に応じた2つの種類が存在する。1000円の景品5は、小景品とされ、5000円の景品5は、大景品とされる。なお、小景品は、大景品よりも、平面視において一回り小さい。また、景品5には、その種類を識別するためのRFIDタグ等が内蔵されていたり、偽造等の不正を防止するための処理が目視可能に施されていたりすることもある。
図1を参照して、遊技客が遊技によって遊技媒体を獲得すると、その獲得数が記録された記録媒体(レシート、持玉カード等)が発行される。景品交換カウンターには、この記録媒体に記録された遊技媒体の獲得数を読み取る景品管理機(図示せず)が配置されている。景品管理機は、読み取った獲得数に応じた種類・個数の景品を特定し、当該種類・個数の景品を払い出すように、景品払出機1に指示する。景品払出機1は、景品管理機からの指示に応じた種類・個数の景品を、客に払い出す。景品の払い出しを受ける客は、景品払出機1の後側に位置し、従業員は、景品払出機1の前側に位置して接客を行う。
景品払出機1は、その外郭をなす幅広で中空の略直方体形状のキャビネット6と、景品5をカセット7(景品カセット)に積み重ねた状態で収納することができる複数(たとえば7つ)の払出ユニット8とを備えている(後述する図5Aおよび図6も参照)。
キャビネット6の前側面は、開放されており、キャビネット6には、前側面の開放部分を開閉する扉18が設けられている。
複数の払出ユニット8は、幅方向に並んだ状態でキャビネット6に内蔵されている(図1では、説明の便宜上、右端の払出ユニット8だけが手前に引き出されている)。
キャビネット6の上面には、表示部9が設けられている。表示部9は、客側から視認できる第1表示部9Aと、従業員側からのみ視認できる第2表示部9Bとを含んでおり、それぞれの表示部には、必要な情報が表示される。また、たとえば、第2表示部9Bの横には、景品払出機1の動作を制御するために従業員によって操作される操作部10が設けられている。
キャビネット6の上面において、各払出ユニット8の上方位置には、出口11が形成されている。出口11は、払出ユニット8の数に応じて複数(ここでは、7つ)形成されている。各出口11は、キャビネット6の内部に連通している。また、各出口11には、シャッタ12が設けられている。シャッタ12は、前後に個別にスライドすることによって、出口11を開閉する。
また、景品払出機1には、収納された景品5を払い出すための機構として、カセット7(図5A参照)に収納された景品5を上方ヘ持ち上げるためのリフト機構13と、景品5を出口11側へ繰り出すための繰出機構14と、繰り出された景品5を出口11の下方で保留するための一時保留部15と、保留された景品5を出口11へ向けて持ち上げるためのエレベータ機構16と、出口11まで持ち上げられた景品5をキャビネット6の上面に押し出すための送出機構17とが備えられている(図6参照)。上述したシャッタ12と、シャッタ12をスライドさせる構成とが、上述した送出機構17に含まれる。これらの機構は、以下で払出ユニット8を説明する際に、個別に説明する。
<払出ユニット>
図3は、払出ユニット8の斜視図であって、キャビネット21が開位置にある状態を示している。
図3に示すように、各払出ユニット8は、左右方向においてやや薄い中空のボックス形状である。払出ユニット8は、その外郭をなすケーシング20と、ケーシング20から引き出し可能なキャビネット21と、複数(ここでは2つ)のカセット7と、これらのカセット7を保持するキャリア22とを備えている。キャビネット21、カセット7およびキャリア22は、常態では、ケーシング20内に収納されている(図1参照)。キャリア22は、2つのカセット7を前後方向に並んだ状態で一体的に保持する。前後方向に並んだ2つのカセット7を、前から順に、カセット7A、カセット7Bと区別することがある。カセット7は、払出ユニット8のキャリア22に装填されることによって、景品払出機1に装填される。
ケーシング20の前壁には、上下方向に長手の開口23が形成されている。開口23は、ケーシング20内に連通している。
キャビネット21は、前板24と、側板25と、底板26とを一体的に備えている。前板24は、前側から見て上下方向に長手であり、ケーシング20の開口23をちょうど塞ぎ得る大きさを有している。側板25は、幅方向に薄く、前板24の左端縁から連続して後側へ延びている。底板26は、前板24の下端と側板25の下端とを繋いでいる。
そして、側板25は、ケーシング20において内部を左側から区画する内壁面20Aに設けられたレール27によって、前後方向へスライド自在に支持されている。これにより、キャビネット21は、前後方向へスライド自在である。詳しくは、キャビネット21は、閉位置(図1参照)と開位置(図3参照)との間でスライドすることができる。図1に示すようにキャビネット21が閉位置にある場合には、前板24がケーシング20の開口23を前側から塞いでいる(右端の払出ユニット8を参照)。この状態にあるキャビネット21を前側へ所定量だけ引き出すと、キャビネット21は、図3に示す開位置に配置される。キャビネット21が開位置にある場合には、前板24が開口23の前方に位置して開口23を開き、かつ、側板25および底板26のほぼ全てが前側へ引き出されている。これにより、キャビネット21が開位置にある場合には、キャリア22に保持(装填)された2つのカセット7が、開口23の外側に配置される。
キャリア22は、複数の仕切り28とフレーム29とを一体的に備えている。これらの仕切り28は、前後に薄く上下方向に延びる板状である。前後に間隔を隔てて平行に延びる2枚の仕切り28が1つの組をなしており、このような組が前後に2つ並んで配置されている。フレーム29は、側板25より一回り小さい大きさを有する略矩形板状であり、フレーム29に対して各仕切り28の左端部が接続されている。各カセット7は、前後に間隔を隔てて隣り合う2つ(1組)の仕切り28に挟持されることによって、キャリア22に保持される。
キャリア22は、フレーム29において、キャビネット21の側板25によって、前後方向へスライド自在に支持されている。ここで、側板25に対するキャリア22の相対位置に関し、最も前側に位置するときのキャリア22の位置を前位置といい(図6(b)参照)、最も後側に位置するときのキャリア22の位置を後位置という(図6(a)参照)。つまり、キャリア22は、前位置と後位置との間で移動可能である。なお、図3では、前位置にあるキャリア22が示されている。
また、キャリア22の下方には、キャリア22を前後にスライドさせるスライド機構30が設けられている。スライド機構30は、例えばモータ駆動のラックアンドピニオン機構等によって構成されており、キャビネット21の底板26に固定されている。
図4は、図3において、ケーシング20の内部を露出させた状態を示している。なお、図4では、キャビネット21全体の図示を省略している。
図4に示すように、ケーシング20内には、前後方向に間隔を隔てて並ぶ2つのリフト31が設けられている。各リフト31は、前後左右方向に平坦な板状であって、ケーシング20に支持されており、ケーシング20内で上下方向に沿って昇降することができる。リフト31の待機位置は、図4に示されたリフト31の位置であり、ケーシング20の底壁の近くである。リフト31と、リフト31を昇降させる構成とが、上述したリフト機構13に含まれる。
図5Aは、本発明の実施形態に係るカセット7の斜視図である。図5Bは、比較例に係るカセット150の斜視図である。
図5Aでは、カセット7を後方から見た状態を示している。カセット7は、上下方向に長手であり、その平断面は、略E字形状をなしている。カセット7は、前後(図5Aにおける左下と右上とを結ぶ方向)に間隔を隔てつつ上下に延びる1対の側壁85と、1対の側壁85の間で各側壁85と平行に延びる仕切壁86(連結部)と、1対の側壁85および仕切壁86の各一端(図5Aにおける右端)に連結された閉塞壁87とを一体的に含んでいる。
1対の側壁85および仕切壁86のそれぞれは、前後方向に薄い板状である。前後方向において、仕切壁86は、1対の側壁85のそれぞれから等しい距離を隔てた位置に配置されている。1対の側壁85および仕切壁86のそれぞれにおいて前述した一端(仕切壁86側)とは反対側の他端(図5Aにおける左端)の上下方向略全域には、平面視で側壁85および仕切壁86と直交する方向(前後方向)へ折り曲げられたフランジ部88が一体的に設けられている。各側壁85に設けられたフランジ部88は、仕切壁86側へ折り曲げられている。仕切壁86に設けられたフランジ部88は、1対の側壁85のそれぞれへ向けて折り曲げられている。つまり、仕切壁86には、一方の側壁85側へ折り曲げられたフランジ部88と、他方の側壁85側へ折り曲げられたフランジ部88とが設けられている。
閉塞壁87は、1対の側壁85の前述した一端間(図5Aにおける右端間)に架設された板状であり、上下方向に延びるとともに、平面視で、1対の側壁85および仕切壁86のそれぞれに対して直交している。閉塞壁87は、側壁85および仕切壁86が延びる方向において薄い。閉塞壁87は、各側壁85と仕切壁86とによって前後から挟まれた空間を、前述した一端側から閉塞している。
一方(ここでは、図5Aにおける右奥側)の側壁85と仕切壁86と閉塞壁87(図5Aにおける当該一方側部分)とのまとまりは、第1収納庫91を構成している。他方(ここでは、図5Aにおける左手前側)の側壁85と仕切壁86と閉塞壁87(図5Aにおける当該他方側部分)とのまとまりは、第2収納庫92を構成している。図5Aでは、右奥側が景品払出機1における前側であって、左手前側が景品払出機1における後側であることから、第1収納庫91は、カセット7の前半分をなしていて、第2収納庫92は、カセット7の後半分をなしている。第1収納庫91と第2収納庫92とは、仕切壁86によって連結されて一体化されている。
第1収納庫91および第2収納庫92は、互いに等しい大きさおよび形状を有している。第1収納庫91および第2収納庫92のそれぞれは、上下方向に長手であり、その平断面は、略コ字形状をなしている。第1収納庫91および第2収納庫92のそれぞれの内部には、上下方向に長手の四角柱状の収納空間97が形成されている。
第1収納庫91および第2収納庫92のそれぞれの上面および底面は、開放されている。また、第1収納庫91および第2収納庫92のそれぞれの一方側面(カセット7がキャリア22に保持された状態における右側面であり、図5Aでは左奥側の側面)は、側壁85のフランジ部88と仕切壁86のフランジ部88との間の領域で、上下方向におけるほぼ全ての範囲に亘って開放されている。第1収納庫91および第2収納庫92のそれぞれにおいて、このように開放された部分を開放部32という。第1収納庫91および第2収納庫92では、開放部32によって、上述した略コ字形状をなしている。第1収納庫91において、開放部32は、第1収納庫91で開放された上面および底面のいずれに対しても連続している。同様に、第2収納庫92において、開放部32は、第2収納庫92で開放された上面および底面のいずれに対しても連続している。そのため、第1収納庫91および第2収納庫92の収納空間97は、上端、下端および前記一方側面(開放部32)において外部に連通している。
また、第1収納庫91および第2収納庫92のそれぞれにおいて、側壁85、仕切壁86、閉塞壁87およびフランジ部88の各上端部は、上方ヘ延びるのに従って収納空間97から水平方向に離れるように傾斜する傾斜部98となっている。ここで、仕切壁86は、上下に長い2枚の仕切板86Aを前後に重ね合わせることで構成されており、各仕切板86Aの上端部が、傾斜部98となっていて、上方ヘ延びるのに従って互いに接近している。
そして、閉塞壁87において仕切壁86に連結された部分を前後から挟む位置には、検出窓33が1つずつ形成されている。2つの検出窓33のうち、前側の検出窓33を、第1収納庫91に設けられた第1検出窓33Aといい、後側の検出窓33を、第2収納庫92に設けられた第2検出窓33Bという。つまり、検出窓33は、第1収納庫91および第2収納庫92のそれぞれに設けられている。そして、閉塞壁87において2つの検出窓33の間の部分が、仕切壁86に連結された部分である。これらの検出窓33は、閉塞壁87において前後方向における略中央にまとまって形成されている。
各検出窓33は、仕切壁86の上下方向略全域(上端および下端を除く部分)に亘って開口形成されており、上下に細長い帯状の開口部になっている。各検出窓33は、閉塞壁87を切欠くことによって、閉塞壁87を厚さ方向に貫通している。これにより、第1検出窓33Aから、第1収納庫91の収納空間97が上下方向全域に亘って露出されており、第2検出窓33Bから、第2収納庫92の収納空間97が上下方向全域に亘って露出されている。第1収納庫91および第2収納庫92の各収納空間97は、平面視において、前後方向に長手の矩形状なのだが、各収納空間97の平面視における四隅のうちの検出窓33側の1つが、対応する検出窓33から、上下方向全域に亘って露出されている。そのため、第1収納庫91および第2収納庫92の収納空間97は、上端、下端および前記一方側面(開放部32)だけでなく、検出窓33においても外部に連通している。
カセット7における第1収納庫91および第2収納庫92のそれぞれは、所定の種類の複数枚の景品5を、収納空間97において、上下方向に沿って積み重ねた積層状態で最大でたとえば100枚(厚みがある景品5であれば40枚)収納することができる。つまり、カセット7は、第1収納庫91および第2収納庫92という複数(ここでは2つ)の景品収納庫を含んでいる。
景品5は、第1収納庫91および第2収納庫92のそれぞれに対して、上方から収納される。この際、前述した傾斜部98が景品5をガイドすることによって、景品5は円滑に第1収納庫91および第2収納庫92内に収納される。なお、第1収納庫91および第2収納庫92のそれぞれの下端には、収納空間97内で最下位にある景品5に対して下側から係合する爪34が設けられており、第1収納庫91および第2収納庫92において開放された底面から景品5が抜け落ちることが防止されている。
カセット7に収納された各景品5では、景品5の長手方向Xが、前後方向(閉塞壁87の延びる方向であり、1対の側壁85の対向方向でもある)に沿っている。そのため、カセット7の第1収納庫91および第2収納庫92は、景品5の長手方向Xに沿って配列されていることがわかる。そして、第1収納庫91および第2収納庫92のそれぞれに設けられた検出窓33は、閉塞壁87の前後方向中央に集約していることにより、それぞれの収納庫において長手方向Xにおける端部(第1収納庫91の場合は後端部であり、第2収納庫92の場合は前端部)に設けられていることもわかる。
また、第1収納庫91および第2収納庫92に景品5が充填された状態において、各収納庫内の全ての景品5の端面が、開放部32および各検出窓33からカセット7の外部に露出されている。詳しくは、各景品5では、1対の長辺部分のうちの一方の端面が、カセット7の開放部32から露出されている。また、各景品5では、開放部32から露出される側とは反対側の長辺部分5Aの一端部(前端部または後端部)が、カセット7において対応する検出窓33から露出されている。詳しくは、第1収納庫91に収納された各景品5では、第1検出窓33A側の角部分における長辺部分5Aが、第1検出窓33Aからカセット7の外部に露出されている。一方、第2収納庫92に収納された各景品5では、第2検出窓33B側の角部分における長辺部分5Aが、第2検出窓33Bからカセット7の外部に露出されている。
なお、一例として、景品払出機1に備えられた7つの払出ユニット8(図1参照)のうち、右側3つの払出ユニット8には、1000円の景品(小景品)5が収容され、残り4つの払出ユニット8には、5000円の景品(大景品)5が収容される。
また、カセット7の上端部には、略U字状のハンドル19が、略U字をなす2つの遊端部19Aによってカセット7を前後から挟むように取り付けられている。そのため、2つの遊端部19Aのうち、一方(図5Aでは現れていない)が、1つの側壁85の上端部に連結され、他方が、残り1つの側壁85の上端部に連結されている。ハンドル19は、2つの遊端部19Aを中心に回動可能である。ハンドル19を掴むことによって、カセット7全体を移動させることができる。
このように第1収納庫91および第2収納庫92を連結した構成のカセット7であれば、床面に載置したときのカセット7の底面積を収納空間97の数(ここでは2つ)に比例して大きく確保できるので、その分、床面に載置されたカセット7の安定性を向上させることができる。これにより、カセット7の取り扱い上の利便性を向上できる。特に、カセット7に収納される景品5の平面視における外形寸法が小さくなることに伴ってカセット7の底面積が小さくなる場合において、収納空間97が一つしかない構成のカセット150に比べて(図5B参照)、カセット7を床に載置したときの安定性を確実に確保できる。なお、比較例として図5Bに示されたカセット150は、本発明のカセット7を前後方向で約半分に小さくした形状であり、一対の側壁85および閉塞壁87を有しているものの、仕切壁86(図5A参照)は有していない。
図6は、景品払出機1の縦断面を模式的に示した図である。
図6を参照して、各払出ユニット8のケーシング20内において、各リフト31の上方には、上述した繰出機構14が配置されている。つまり、繰出機構14は、リフト31の数に応じて2つ設けられている。繰出機構14は、ケーシング20の上壁に隣接するように配置され、ケーシング20に支持されている。
ケーシング20の上壁において、2つの繰出機構14の間に位置する部分には、繰出空間51が形成されている。払出ユニット8がキャビネット6に納められている状態では、ケーシング20の繰出空間51は、キャビネット6において対応する出口11に対して、下から連通している。
各繰出機構14は、回転自在に支持された1つの繰出ローラ40と、景品検知センサ41と、上下に隙間Zを隔てて対向配置された1対のゲート42と、回転自在に支持された複数のフィードローラ43とを含んでいる。
前側(図6では左側)の繰出機構14では、繰出ローラ40、景品検知センサ41、1対のゲート42および複数のフィードローラ43が、前側からこの順番で並んで配置されている。後側(図6では右側)の繰出機構14では、繰出ローラ40、景品検知センサ41、1対のゲート42および複数のフィードローラ43が、後側からこの順番で並んで配置されている。各繰出機構14において、複数のフィードローラ43は、4つのフィードローラ43が上下方向および左右方向(図6の紙面に垂直な方向)に並んだ状態で1つの組をなしており、この組が前後に2つ並んでいる。上下方向に並ぶ2つのフィードローラ43は、互いに圧接されている。
各繰出機構14は、景品5の長手方向における一端部(繰出空間51側の端部)側に偏って配置されている。各繰出機構14では、前後方向において、フィードローラ43が、繰出空間51に最も近い位置に配置されている。上下方向に並ぶ2つフィードローラ43の圧接部分と、上下1対のゲート42の隙間Zと、景品検知センサ41の下端部と、繰出ローラ40の外周面の下端部とは、上下方向において、ほぼ同じ位置にある。
そして、ケーシング20内において、繰出空間51の下方には、繰出空間51に対して下から連通する一時保留部15が区画され、一時保留部15には、上述したエレベータ機構16が設けられている。エレベータ機構16は、エレベータ53を含んでいる。エレベータ53は、前後左右方向に平坦な板状であって、ケーシング20に支持されており、ケーシング20内で上下方向に沿って昇降することができる。エレベータ53が待機位置にあるとき、エレベータ53の上面は、各繰出機構14のフィードローラ43よりも低い位置にある。エレベータ53を昇降させる機構は、エレベータ機構16に含まれる。
次に、この景品払出機1による景品5の払い出し動作について、1つの払出ユニット8に着目して説明する。
まず、キャビネット6の扉18が開かれて(図1参照)、図3に示すように、払出ユニット8においてキャビネット21が開位置まで引き出される。そして、この状態で、同じ種類の景品5を収納したカセット7(図5A参照)がキャリア22(前後1対の仕切り28の間)に対して上側から差し込まれ、キャリア22に保持される。なお、カセット7内の景品5の種類は同じであるが、カセット7毎に、収容される景品5の種類が異なっていてもよい。また、カセット7が上側から差し込まれる前後1対の仕切り28の上端縁の間の部分は、カセット7を受け入れるカセット装填口(景品カセット装填口)102となっている(図7および図10参照)。
カセット7がキャリア22に保持された後、キャビネット21は、閉位置へ押し込まれ(図1参照)、カセット7およびキャリア22とともに、ケーシング20内に収納(内蔵)される。このとき、キャリア22は後位置へ移動されるものとする(図6(a)参照)。そして、扉18(図1参照)が閉じられると、景品払出機1による景品5の払い出しが可能となる。
このようにキャビネット21が閉位置にあり、キャリア22が後位置にある場合、図6(a)に示すように、上述した2つのリフト31は、待機位置にある(図6(a)において点線で示したリフト31を参照)。詳しくは、これらのリフト31のうち、前側のリフト31の上方には、前側のカセット7Aにおける第1収納庫91の底面が位置し、後側のリフト31の上方には、後側のカセット7Bにおける第1収納庫91の底面が位置している。
この状態からキャリア22が前位置へ移動すると、図6(b)に示すように、2つのカセット7がリフト31に対して前側へ相対移動する。この場合、前側のリフト31の上方には、カセット7Aにおける第2収納庫92の底面が位置し、後側のリフト31の上方には、カセット7Bにおける第2収納庫92の底面が位置することになる(図6(b)において点線で示したリフト31を参照)。
キャリア22が後位置にある場合には、カセット7Aにおける第1収納庫91およびカセット7Bにおける第1収納庫91のいずれか、または、両方から景品5を払い出すことができる(図6(a)参照)。キャリア22が前位置にある場合には、カセット7Aにおける第2収納庫92およびカセット7Bにおける第2収納庫92のいずれか、または、両方から景品5を払い出すことができる(図6(b)参照)。どのカセット7における第1収納庫91または第2収納庫92から景品5を払い出すかは、任意に設定可能である。
ここで、キャリア22は、カセット7Aおよびカセット7Bの各第2収納庫92の景品5の払い出しが可能となる払出位置(前位置)と、カセット7Aおよびカセット7Bの各第1収納庫91の景品5の払い出しが可能となる払出位置(後位置)との間においてケーシング20内で前後に移動可能であるといえる。
次に、カセット7Aの第1収納庫91を例にとって、カセット7から景品5を払い出す手順について具体的に説明する。
まず、図6(a)に示すように、カセット7Aの第1収納庫91の下方に位置していた待機位置のリフト31(点線で示したリフト31を参照)が、実線で示すように、カセット7Aの第1収納庫91において開放された底面から当該第1収納庫91内を通って上昇する。これにより、当該第1収納庫91内の全ての景品5が、このリフト31によって押し上げられる。
最上位にある景品5が繰出機構14まで押し上げられて繰出ローラ40の下側外周面および景品検知センサ41に接触すると、景品検知センサ41は、カセット7Aの第1収納庫91における景品5が繰り出し可能な繰出位置に到達したことを検知する。繰出位置とは、景品検知センサ41に接触したときの景品5の位置である。
そして、景品検知センサ41による検知に応じて、リフト31の上昇が停止し、繰出機構14が、最上位の景品5を繰り出す。具体的には、繰出ローラ40が、その下側周面が繰出空間51側へ接近する方向へ回転する。カセット7Aの場合、前側の繰出ローラ40が、図6(a)における反時計回りの方向に回転する。このとき、繰出ローラ40の下側周面に最上位の景品5が接触しているので、繰出ローラ40は、回転に伴って、最上位の景品5を繰出空間51側へスライドさせ、1対のゲート42の隙間Zを通過させる。
なお、隙間Zは、景品5の1枚の厚みより若干大きいものの、景品5の2枚の厚みより小さいので、最上位の景品5だけでなく、その下の景品5までもが一度に搬送されること(重送されること)が防止されている。また、繰出ローラ40の代わりに、前後に往復移動する鉤状の押出片(図示せず)を用いてもよい。この場合、押出片が、最上位の景品5を引っ掛けて1対のゲート42の隙間Zへ押し出すことによって、景品5を、1枚毎に分離しながら、隙間Zを通過させる。
景品5は、隙間Zを通過した後に、回転するフィードローラ43によって繰出空間51側へ放出され、一時保留部15において、待機位置にあるエレベータ53の上面に載置される。ここで、各繰出機構14では、上下2つのフィードローラ43の組が前後に2つ配置されていることから、水平方向寸法(前述した長手方向Xや短手方向Yの寸法)が小さい景品5であっても、これらのフィードローラ43によって確実に繰出空間51側へ放出できる。
そして、リフト31の上昇と繰出機構14による景品5の繰り出しとが、景品5毎に繰り返され、カセット7A(第1収納庫91)内の景品5が、上から順に、エレベータ53に積み重ねられて、一時保留部15に一時保留される。ここで、リフト31を有するリフト機構13が、繰出機構14によって景品5が1枚ずつ繰り出される繰出位置まで、カセット7A内の景品5を、上下方向に沿って上方に搬送していることが分かる。
なお、繰出機構14によって景品5が繰り出される際、景品5がエレベータ53に良好に積み重ねられるように、エレベータ53は、待機位置から適宜下降する。具体的には、エレベータ53に景品5が1枚載置される毎に、エレベータ53が下降してもよいし、エレベータ53に所定枚数の景品5が積み重ねられてからエレベータ53が下降してもよい。また、繰出機構14において景品5が詰まったときのジャム解除のために、繰出機構14全体が、前後方向における一端を中心に約180°回動して、繰出機構14の内部を払出ユニット8の外部に露出できるようになっていてもよい。
そして、カセット7Aの第1収納庫91における景品5だけでなく、カセット7Bの第1収納庫91における景品5も、カセット7Aの場合と同様の手順で、エレベータ53に積み重ねられてもよい。カセット7Aおよびカセット7Bの各第1収納庫91に景品5が無い場合には、キャリア22が後位置から前位置へ移動し(図6(b)参照)、カセット7Aおよびカセット7Bの各第2収納庫92の景品5が、カセット7Aの第1収納庫91の場合と同様の手順で、エレベータ53に積み重ねられる。
図6(a)に示すように、払い出しに必要な枚数の景品5がエレベータ53に積み重ねられると、キャビネット6の上面において、対応するシャッタ12が、前側へ移動し(点線で示したシャッタ12を参照)、このエレベータ53の上方にある出口11を開く。これに伴い、エレベータ53が、払出ユニット8の繰出空間51を介して、出口11まで上昇する。そして、エレベータ53の上面がキャビネット6の上面と面一になるまでエレベータ53が上昇すると、シャッタ12が、出口11を閉じようと後側へ移動し、そのときに、エレベータ53の上面に積み重ねられた景品5を、キャビネット6の上面に押し出す。これにより、景品5が客側(後側)へ払い出される。
<計数センサ>
この景品払出機1は、各払出ユニット8内の各カセット7に収納された景品を自動計数する機能を有している。
図7は、図4の状態における払出ユニット8の側面図である。なお、図7では、図4とは異なり、キャビネット21の全体を図示している。
景品払出機1の自動計数機能に関連して、各払出ユニット8には、各カセット7の第1収納庫91および第2収納庫92に積層状態で収納された景品5の枚数を収納庫毎に数えるための計数センサ60が備えられている。
図7に示すように、各払出ユニット8において、2つの計数センサ60が前後に隣接して1つの組をなしており、この組が前後方向に間隔を隔てて2組設けられている。つまり、各払出ユニット8には、4つの計数センサ60が前後に並んで設けられている。
図8(a)は、計数ユニット61の正面図であり、図8(b)は、計数ユニット61の側面図である。
図8を参照して、前述した1組をなす2つの計数センサ60は、1つの計数ユニット61を構成している。そのため、各払出ユニット8では、2つの計数ユニット61が配置されている。各払出ユニット8では、計数ユニット61とリフト31とは1対1の関係で配置されている(図6参照)。
図8(a)に示すように、計数ユニット61は、2つの計数センサ60と、略矩形状の薄板状(図8(b)参照)をなすホルダ62とを含んでいる。ホルダ62の正面(払出ユニット8に組み込まれた状態では右側から見た側面)の上端部の水平方向両端部に、計数センサ60が取り付けられている。つまり、1つの計数ユニット61には、2つの計数センサ60がある。そして、計数ユニット61が払出ユニット8に組み込まれた状態において、2つの計数センサ60は、前後方向に並んでいて、この状態でホルダ62によって支持されている(図6参照)。また、ホルダ62の表面において2つの計数センサ60に挟まれた部分には、ガイド部材63が設けられている。ガイド部材63は、平断面が略コ字状をなしていて(後述する図9参照)、後述するガイドレール64(後述する図10参照)と連結可能な形状になっている。
図9は、払出ユニット8の平断面図である。図10は、図9のA−A矢視断面図である。
図9を参照して、各払出ユニット8では、2つの計数ユニット61が、前後方向に間隔を隔てて、キャリア22のフレーム29(図3参照)に取り付けられている。つまり、各計数ユニット61の計数センサ60は、キャリア22に設けられている。
詳しくは、図10を参照して、カセット7Aおよび7Bがキャリア22に保持された場合(図6参照)におけるフレーム29において、カセット7Aの第1収納庫91および第2収納庫92の間の位置と、カセット7Bの第1収納庫91および第2収納庫92の間の位置とに、上下に延びるガイドレール64が1本ずつ設けられている。つまり、2本のガイドレール64が、前後方向(図10では左右方向)に所定の間隔を隔てた状態で、フレーム29に設けられている。
そして、前側のガイドレール64には、前側の計数ユニット61におけるホルダ62のガイド部材63(図8(a)参照)が連結されており、後側のガイドレール64には、後側の計数ユニット61におけるホルダ62のガイド部材63が連結されている。この状態で、各計数ユニット61全体は、対応するガイドレール64によって、上下方向にスライド可能に支持されている。そして、各計数ユニット61では、2つの計数センサ60が、右側(図10では紙面手前側であり、カセット7に臨む側)を臨んでいる。ここで、ガイドレール64の下端部に位置しているときの計数ユニット61(計数センサ60)の位置を、待機位置とする。
図11は、計数ユニット61および駆動機構70を説明するための模式図である。なお、図11では、左側が、景品払出機1の前側である。
計数ユニット61を上下にスライドさせるための構成として、各払出ユニット8のたとえばキャリア22には、駆動機構70が設けられている。駆動機構70は、駆動モータ71と、伝達ギア72と、連結ギア73,74と、駆動ギア75と、ベルト76とを含んでいる。
駆動モータ71は、たとえば、ステッピングモータであり、2本のガイドレール64のうちの一方(ここでは、前側のガイドレール64)の下端部に配置されている。駆動モータ71には、出力軸(図示せず)があり、この出力軸には、外周面にギア歯が形成された駆動ギア75が取り付けられている。
伝達ギア72は、2本のガイドレール64における前記一方でなく、他方(ここでは、後側のガイドレール64)の下端部に配置されている。伝達ギア72の外周面には、ギア歯が形成されている。
連結ギア73は、前記一方(前側)のガイドレール64の下端部に配置されており、このガイドレール64に支持された計数ユニット61に対して、図示しない駆動伝達部材によって連結されている。連結ギア73の外周面には、ギア歯が形成されており、連結ギア73は、駆動ギア75と噛み合っている。
連結ギア74は、前記他方(後側)のガイドレール64の下端部に配置されており、このガイドレール64に支持された計数ユニット61に対して、図示しない駆動伝達部材によって連結されている。連結ギア74の外周面には、ギア歯が形成されており、連結ギア74は、伝達ギア72と噛み合っている。
ベルト76は、内周面にギア歯が形成されたエンドレスベルトであり、駆動ギア75と伝達ギア72との間に掛け回されている。
このような駆動機構70において、駆動モータ71が駆動されると、駆動ギア75が所定方向に回転する。これにより、駆動ギア75に噛み合っている連結ギア73が回転し、駆動モータ71の駆動力が、前述した駆動伝達部材によって前側の計数ユニット61に伝達され、前側の計数ユニット61は、上下方向のどちらかにスライドする。また、この駆動力は、ベルト76および伝達ギア72を介して連結ギア74にも伝達される。これによって、連結ギア74が回転し、駆動モータ71の駆動力が、前述した駆動伝達部材によって後側の計数ユニット61に伝達され、後側の計数ユニット61は、前側の計数ユニット61と同じ方向にスライドする。
逆に、駆動ギア75が前記所定方向とは逆方向に回転するように駆動モータ71が駆動されると、前後の計数ユニット61は、ともに、先程とは逆向きにスライドする。
つまり、駆動機構70は、2つの計数ユニット61のそれぞれを上下方向に移動させる。
なお、計数ユニット61とリフト31とは水平方向に互いにずれた位置にあるので(図9参照)、計数ユニット61とリフト31とが動作中に互いに干渉することはない。
そして、計数センサ60は、ケーシング20に収容されたカセット7に対して左側から隣接配置される。詳しくは、計数センサ60は、対応するカセット7の検出窓33(図5A参照)に対して左側から対向することができる。前述したように、各払出ユニット8には、2つの計数ユニット61があって、各計数ユニット61には、2つの計数センサ60がある。そのため、前側(図11では左側)の計数ユニット61において、前側の計数センサ60は、前側のカセット7Aの第1収納庫91における後側の検出窓33(第1検出窓33A)に対して左側(図11の紙面奥側)から対向可能であり、後側の計数センサ60は、カセット7Aの第2収納庫92における前側の検出窓33(第2検出窓33B)に対して左側から対向可能である。そして、後側の計数ユニット61において、前側の計数センサ60は、後側のカセット7Bの第1収納庫91における後側の検出窓33(第1検出窓33A)に対して左側から対向可能であり、後側の計数センサ60は、カセット7Bの第2収納庫92における前側の検出窓33(第2検出窓33B)に対して左側から対向可能である。
計数ユニット61が上下する際、各計数ユニット61では、前側の計数センサ60は、第1検出窓33Aに対して左側から対向しながら上下し、後側の計数センサ60は、第2検出窓33Bに対して左側から対向しながら上下する。つまり、第1検出窓33Aおよび第2検出窓33Bのそれぞれは、計数センサ60(計数ユニット61)の上下の移動方向(計数ライン)に沿っている。
このように、第1収納庫91および第2収納庫92を有するカセット7では、各検出窓33が計数センサ60に対向するように、キャリア22における装填位置が必然的に決まっている。そのため、各カセット7では、閉塞壁87において2つの検出窓33を設ける位置が必要最小限の1箇所(前後方向略中央)に決まっていることから(図5A参照)、その分、検出窓33を余分に形成する必要がないので、カセット7の強度の向上を図ることができる。
比較例として図5Bに示されたカセット150には、前述したように、収納空間97が1つしか設けられていない。このようなカセット150は、本発明のカセット7の第1収納庫91または第2収納庫92のいずれかに相当するから、カセット150をキャリア22(図3および図7参照)に装填する場合、カセット150は、1つの計数ユニット61の2つの計数センサ60における一方側および他方側のいずれかに偏って装填されることになる。つまり、比較例では、キャリア22におけるカセット150の装填位置が前後にずれる場合があるので、カセット50に収納空間97が1つしか存在しないのに、検出窓33を閉塞壁87の前後両側に1つずつ(合計2つ)形成しなければならず、その分、カセット150の強度の向上を図ることが困難である。
特に、平面視における景品5(図2参照)の外形寸法が小さい場合には、カセット150の底面積が小さくなるので、小型のカセット150の前後両側に1つずつ検出窓33を形成してしまうと、カセット150の強度の向上を図ることが一層困難になる。また、カセット150の底面積が小さくなることによって、カセット150を床面に載置したときにおけるカセット150の安定性が低下する虞もある。
しかし、本発明のカセット7では、図5Aに示すように、第1収納庫91および第2収納庫92が連結されて一体化されていることから、カセット7全体の底面積を大きくすることができる。これにより、床面に置いたときのカセット7の姿勢を安定させることができるので、カセット7の扱いやすさの向上を図ることができる。
また、カセット7は、景品5の自動計数機能を有する景品払出機1に装填されるので、カセット7の第1収納庫91および第2収納庫92のそれぞれに計数用の検出窓33を開口形成する必要がある。ここで、カセット7は、第1収納庫91および第2収納庫92が一体化されることで、頑丈になっているので、検出窓33を形成しても、カセット7の強度の向上を図ることができる。さらに、カセット7では、検出窓33を必要最小限の位置に設けていることから、カセット7のさらなる強度の向上を図ることができる。
ここで、図11を参照して、各計数ユニット61のホルダ62には、調整用つまみ77が設けられている。そして、各計数ユニット61において、ホルダ62は、一方(ここでは、前側)の計数センサ60を支持する前部分62Aと、他方(ここでは、後側)の計数センサ60を支持する後部分62Bとを含んでいる。前部分62Aと後部分62Bとは分離されている。前部分62Aには、後側へ延びつつ、下端面にラックギアが形成されたラック部65が一体的に設けられ、後部分62Bには、前側へ延びつつ、上端面にラックギアが形成されたラック部66が一体的に設けられている。そして、調整用つまみ77は、外周面にギア歯が形成されたピニオンギアであり、ラック部65,66のラックギアに噛み合っている。つまり、調整用つまみ77およびラック部65,66によって、ラックアンドピニオン機構が構成されている。
そのため、各計数ユニット61において、調整用つまみ77をつまんで操作すると(捻ると)、このラックアンドピニオン機構の動作によって、2つの計数センサ60が、互いに接近する方向または離間する方向へ前後に移動するので、これらの計数センサ60の前後の間隔を調整することができる。これにより、位置が調整された計数センサ60は、前述した小景品および大景品といった景品5の形状や種類にかかわらず、計数に適した位置(検出窓33に正しく対向する位置)において、カセット7内の景品5を精度良く計数することができる。
なお、2つの計数センサ60の前後の間隔を調整する機構としては、このようなラックアンドピニオン機構以外の公知の機構を用いることができる。また、2つの計数センサ60のそれぞれの移動を同期させる必要はなく、2つの計数センサ60を個別に移動させてもよい。
そして、所定のタイミングにおいて、駆動モータ71が駆動され、各計数センサ60は、対応するカセット7の検出窓33(図5A参照)に対して左側から対向しつつ、上下にスライドする。この際、計数センサ60は、カセット7内において検出窓33から露出されている景品5の枚数を数える。つまり、計数センサ60は、上下方向(カセット7内における景品5の積層方向)に移動することによってカセット7内の景品5を計数する。
当該所定のタイミングとして、上述した操作部10(図1参照)が操作されて計数動作の実行が指示されたタイミングや、景品払出機1の電源が入ったタイミングや、景品5を補充したカセット7を払出ユニット8にセットして扉18(図1参照)を閉じたタイミングや、前述した景品管理機(図示せず)などの上位装置から計数動作の実行命令が送信されたタイミングや、従業員交代時が挙げられる。また、所定のインターバル毎に計数センサ60による計数が自動的に実施されてもよい。
計数センサ60による計数を具体的に説明すると、計数センサ60は、いわゆる光学式の反射型センサであり、発光素子(図示せず)と、発光素子(図示せず)に発光された光(たとえば、青色光)のうち、検知物に当たって反射した光を受ける受光素子(図示せず)とを備えている。
計数センサ60が計数する場合、図8(b)を参照して、計数センサ60が、カセット7の第1収納庫91や第2収納庫92に積層状態で収納された景品5の長辺部分5A(ここでは、左端面)の前端部または後端部(いずれかの検出窓33から露出された部分であり、図5A参照)に左側から対向した状態で、待機位置から上方へスライドする。ここで、カセット7に積層状態で収納された全ての景品5の長辺部分(左側面)5Aをまとめて積層側面5Bという。
なお、計数ユニット61に設けられた図示しない揃え部材によって、カセット7において上下に隣り合う景品5の左側縁が上下方向に沿って直線状に並ぶように揃えられていると、景品5が計数しやすくなる。
そして、計数ユニット61の上方へのスライドに伴い、各計数センサ60が、上述した景品5の積層側面5B(いずれかの検出窓33から露出された部分)に対して所定の間隔を隔てて左側から対向した状態で上昇する。計数センサ60が上昇している最中において、計数センサ60では、発光素子(図示せず)が、下側の景品5から順に、景品5の長辺部分5Aに向けて投光し、この景品5の長辺部分5Aで反射される反射光が受光素子(図示せず)に受光される。ここで、上下に隣り合う景品5の長辺部分5Aの境界Kに発光素子(図示せず)からの光が当てられた場合、景品5の長辺部分5Aに光が当てられる場合と比べて、受光素子(図示せず)が受光する反射光の量(受光量)が変化する。そのため、計数センサ60において、受光素子(図示せず)での受光量が変化する毎に、計数センサ60は、景品5が1枚あるとカウントする。そして、同様の手順により、計数センサ60は、下側の景品5から順に1枚ずつ景品5をカウントして景品5の枚数を数え、ガイドレール64(図10参照)の上端に到達したときには、全ての景品5の計数を完了する。その後、計数センサ60は、待機位置に戻る。
ここで、前述したように、計数ユニット61が上下する際、各計数ユニット61では、前側の計数センサ60が、第1収納庫91の第1検出窓33Aに対して左側から対向しながら上下し、後側の計数センサ60が、第2収納庫92の第2検出窓33Bに対して左側から対向しながら上下する(図11参照)。そのため、計数ユニット61が待機位置からガイドレール64(図10参照)の上端に到達すると、カセット7において第1収納庫91および第2収納庫92の両方に収納された全ての景品5の計数が完了する。このように、第1収納庫91および第2収納庫92のそれぞれに設けられた検出窓33は、第1収納庫91や第2収納庫92内の景品5を計数用に露出させていることがわかる。
なお、計数センサ60は、ガイドレール64の上端に到達してから待機位置まで下降するときに景品5の計数を行ってもよい。
以上のように、計数センサ60は、受光素子(図示せず)の受光信号(受光量)の変化に応じて、非接触で景品5の枚数を数える。
そして、計数センサ60が数えた各カセット7の景品5の枚数のデータ(計数データ)は、上述した第2表示部9B(図1参照)や、景品払出機1に接続された景品管理機(図示せず)の表示画面に表示され、これにより、景品払出機1の各カセット7内に収納された景品5の枚数が一括管理される。もちろん、このデータが、印刷機器(図示せず)に出力されて紙に印字されてもよいし、前述した上位装置で保存されてもよい。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
図12は、変形例に係るカセット7の斜視図である。
前述したように、景品5には、小景品および大景品の2種類が存在するのだが、カセット7にも、小景品用および大景品用の2種類が存在する。ちなみに、図5Aに示すカセット7が大景品用であって、図12に示すカセット7が小景品用である。大景品用のカセット7は、小景品用のカセット7よりも一回り大きくなっている。これに応じて、大景品用の払出ユニット8のカセット装填口102(図7参照)が、小景品用の払出ユニット8のカセット装填口102よりも大きくなっているのだが、この場合、小景品用のカセット7が誤って大景品用の払出ユニット8のカセット装填口102に装填されてしまうことが想定される。
そこで、図12に示すように、小景品用のカセット7において、1対の側壁85のそれぞれの下端部には、各側壁85の側面から前後方向におけるカセット7の外方へ向けて突起100が凸設されている。突起100は、たとえば円柱状であり、側壁85に対して一体化されていてもよいし、ねじ等を用いることで側壁85に対して取り外し可能に組み付けられていてもよい。この場合、一対の突起100を設けることによって、小景品用のカセット7の前後方向最大寸法は、大景品用のカセット7(図5A参照)の前後方向最大寸法よりも大きくなる。そのため、小景品用のカセット7を誤って大景品用の払出ユニット8のキャリア22に装填しようとすると、このキャリア22の仕切り28の上端(カセット装填口102)に対して突起100が当接(干渉)する。これにより、小景品用のカセット7を大景品用のカセット装填口102に装填することができない。よって、景品払出機1において、非対応のカセット装填口102に対する小景品用のカセット7の誤装填を防止できる。
なお、小景品用の払出ユニット8には、カセット装填口102から連続して仕切り28を上下に切欠く逃がし溝(図示せず)が形成されている。このカセット装填口102に対して小景品用のカセット7を装填する場合には、突起100が当該逃がし溝に嵌まり込むので、小景品用のカセット7を小景品用のカセット装填口102に対して干渉することなく装填できる。
図13A〜図13Dは、第1〜第4実施形態に係るカセット7の模式的な平断面である。
図13Aでは、前述した第1収納庫91および第2収納庫92を有するカセット7(図5Aおよび図12参照)が図示されている。これに代え、図13B〜図13Dに示すように、複数の景品収納庫として、第1収納庫91および第2収納庫92だけでなく、第3収納庫93および第4収納庫94も有するカセット7を用いることもできる。第3収納庫93および第4収納庫94のそれぞれは、第1収納庫91や第2収納庫92と同じ形状・構造を有している。
前述した景品5の長手方向Xおよび短手方向Yを基準として、図13Bに示すカセット7では、第1収納庫91および第2収納庫92が長手方向Xに沿って配列され、第3収納庫93および第4収納庫94が長手方向Xに沿って配列されている。そして、第1収納庫91および第3収納庫93が、それぞれの開放部32が短手方向Yにおいて反対側を向くように、背中合わせ(外向き)で配置されており、同様に、第2収納庫92および第4収納庫94が、背中合わせで配置されている。このとき、第1収納庫91および第3収納庫93が短手方向Yに沿って配列され、第2収納庫92および第4収納庫94が短手方向Yに沿って配列されている。
第1収納庫91の側壁85と第3収納庫93の側壁85との間には連結壁101(連結部)が架設され、第2収納庫92の側壁85と第4収納庫94の側壁85との間には別の連結壁101が架設されている。これにより、第1収納庫91〜第4収納庫94が、連結壁101および仕切壁86によって、連結されて一体化している。つまり、図13Bに示すカセット7は、図13Aに示すカセット7を2つ用意して開放部32が反対側を向くように短手方向Yに隙間を隔てて並べた状態で連結壁101によって連結(一体化)したものに相当する。
そして、第1収納庫91および第2収納庫92の閉塞壁87において長手方向Xにおける中央に、第1収納庫91の検出窓33と第2収納庫92の検出窓33とがまとめて配置されている。第3収納庫93および第4収納庫94の閉塞壁87において長手方向Xにおける中央に、第3収納庫93の検出窓33と第4収納庫94の検出窓33とがまとめて配置されている。これら4つの検出窓33は、カセット7の平面視における略中央に集約している。
そして、図13Bの場合、払出ユニット8では、第1収納庫91および第2収納庫92の閉塞壁87と、第3収納庫93および第4収納庫94の閉塞壁87との隙間に計数ユニット61が配置されて、上下移動することで、対応する検出窓33から第1収納庫91〜第4収納庫94の各景品5を計数するようになっている。なお、図13Bにおける破線矢印は、計数ユニット61の計数センサ60から発光して第1収納庫91〜第4収納庫94の各検出窓33へ向かう光である(図13A、図13Cおよび図13Dにおいても同様)。
また、図13Cに示すカセット7では、第1収納庫91および第2収納庫92が長手方向Xに沿って配列され、第3収納庫93および第4収納庫94が長手方向Xに沿って配列されている。そして、第1収納庫91および第3収納庫93が、それぞれの開放部32が短手方向Yにおいて互いに対向するように、内向きで配置されており、同様に、第2収納庫92および第4収納庫94が、内向きで配置されている。このとき、第1収納庫91および第3収納庫93が短手方向Yに沿って配列され、第2収納庫92および第4収納庫94が短手方向Yに沿って配列されている。
第1収納庫91の側壁85と第3収納庫93の側壁85との間には連結壁101が架設され、第2収納庫92の側壁85と第4収納庫94の側壁85との間には別の連結壁101が架設されている。これにより、第1収納庫91〜第4収納庫94が、連結壁101および仕切壁86によって、連結されて一体化している。つまり、図13Cに示すカセット7は、図13Aに示すカセット7を2つ用意して開放部32が対向するように短手方向Yに隙間を隔てて並べた状態で連結壁101によって連結(一体化)したものに相当する。
第1収納庫91および第2収納庫92の閉塞壁87は、カセット7の前記短手方向Yにおける一方の外側面であり、第3収納庫93および第4収納庫94の閉塞壁87は、カセット7の前記短手方向Yにおける他方の外側面である。第1収納庫91および第2収納庫92の閉塞壁87において長手方向Xにおける中央に、第1収納庫91の検出窓33と第2収納庫92の検出窓33とがまとめて配置されている。第3収納庫93および第4収納庫94の閉塞壁87において長手方向Xにおける中央に、第3収納庫93の検出窓33と第4収納庫94の検出窓33とがまとめて配置されている。
そして、図13Cの場合、払出ユニット8では、第1収納庫91および第2収納庫92の閉塞壁87、ならびに、第3収納庫93および第4収納庫94の閉塞壁87の短手方向Yにおける外側に、計数ユニット61が1つずつ配置される。
また、図13Dに示すカセット7では、第1収納庫91、第2収納庫92、第3収納庫93および第4収納庫94が、それぞれの開放部32が短手方向Yにおいて同じ方向を向いた状態で、長手方向Xに沿って配列されている。このカセット7では、1対の側壁85の間に、3つの仕切壁86が等間隔で配置されている。隣り合う仕切壁86の間の部分や、隣り合う側壁85と仕切壁86との間の部分が、第1収納庫91、第2収納庫92、第3収納庫93および第4収納庫94のいずれかの収納空間97になっている。つまり、図13Dに示すカセット7は、図13Aに示すカセット7を2つ用意して開放部32が同じ側向くように長手方向Xに並べて連結したものに相当する。第1収納庫91、第2収納庫92、第3収納庫93および第4収納庫94において隣り合うもの同士は、互いの境界をなす仕切壁86によって連結(一体化)されている。
そして、図13Dの場合、払出ユニット8では、第1収納庫91、第2収納庫92、第3収納庫93および第4収納庫94の閉塞壁87の外側に、計数ユニット61が配置されている。
図13B〜図13Dに示すように、第1収納庫91〜第4収納庫94という合計4つの収納庫を有するカセット7であれば、第1収納庫91および第2収納庫93を有するカセット7(図13A参照)よりも、一度に収納できる景品5の数を増加することができるとともに、カセット7の強度や、床面にカセット7を配置した時における安定性の向上を図ることができる。
ただし、図13A〜図13Dのいずれのカセット7においても、計数機能付き景品払出機1に装填されることを前提として、長手方向Xに隣り合う収納庫において検出窓33を仕切壁86側にまとめて配置することによってカセット7全体の強度向上が図られている点に、単に複数の収納庫を連結させただけのカセットに比べて構造上の長所がある。
なお、図13A〜図13Dのカセット7は、あくまでも一例であり、任意の数の収納庫を長手方向Xおよび短手方向Yの少なくとも一方に沿って自在に並べて一体化することができる。ここで、特に偶数個の収納庫を連結させたカセット7にすれば、計数ユニット61側のレイアウト構造を考慮したうえでも有効である。
図14は、さらに別の実施形態に係るカセット7の模式的な平断面である。
前述した実施形態では、検出窓33は、各景品収納庫(第1収納庫91〜第4収納庫94)において、景品5の長手方向Xにおける端部に設けられていたが(図13A〜図13D参照)、図14に示すように、長手方向Xにおける中央部に設けられていても構わない。カセット7の強度に問題がなければ、各景品収納庫において長手方向Xにおける端部および中央部の両方に検出窓33を設けても構わない。
また、計数センサ60(図8参照)は、青色光を用いた光学式のセンサであるが、他の色の可視光や赤外線等を用いた光学式のセンサであってもよい。更には、景品5に直接接触することで景品5を計数するタイプ(接触式)のセンサ等、他の方式で景品5を計数できるセンサであってもよい。
1 景品払出機
5 景品
7 カセット
33 検出窓
86 仕切壁
91 第1収納庫
92 第2収納庫
93 第3収納庫
94 第4収納庫
100 突起
101 連結壁
102 カセット装填口
X 長手方向
Y 短手方向

Claims (3)

  1. 景品を収納するカセットが内部に装填される本体を有し、前記本体内に装填された前記カセットから景品を取り出して払い出す景品払出機であって、
    前記カセットには、景品を積層状態で収納する景品収納部が複数設けられており、
    それぞれの前記景品収納部における一方側面には、前記景品収納部内における景品の積層方向に亘って同形状で設けられて前記景品収納部内の景品を計数のために露出させるように開口した第一の開口部が形成され、
    それぞれの前記景品収納部における他方側面には、前記積層方向の同位置に同形状で開口した第二の開口部が形成され、
    前記本体内に装填された前記カセットの前記第一の開口部に対向する位置において前記積層方向に移動することによって前記景品収納部内の景品を計数する計数手段を有することを特徴とする、景品払出機。
  2. 前記計数手段は、前記積層方向に沿った上昇時または下降時に計数を行うことを特徴とする、請求項1に記載の景品払出機。
  3. 前記カセットは、収納される景品の種類を識別可能な識別部を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の景品払出機。
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