JP2016135999A - 駆動装置 - Google Patents

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洋平 久々宮
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Abstract

【課題】内燃機関の始動時、電源の電圧を早期に昇圧でき、その分、内燃機関の始動を早めることができる駆動装置を提供する。【解決手段】駆動装置は、電源に接続されたソレノイド及びトランジスタを有し、トランジスタがオン/オフされることにより電源の電圧を昇圧する昇圧回路と、内燃機関のイグニッションスイッチがオンされることによって電源から電力が供給され、トランジスタのオン/オフを制御することで昇圧回路による昇圧動作を制御する昇圧制御を実行するとともに、昇圧回路により昇圧された昇圧電圧VBACTをエンジンアクチュエータに駆動用電圧として印加するためのコントローラと、イグニッションスイッチがオンされるのに伴って電源から電力が供給されることで作動を開始し、当該作動中に、トランジスタをオン/オフするための第2SW信号をトランジスタに入力する起動時用回路と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、内燃機関の燃料噴射弁及び点火プラグの少なくとも一方であるエンジンアクチュエータを、駆動用電圧を印加することによって駆動する駆動装置に関する。
従来、この種の駆動装置として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この駆動装置は、電源であるバッテリと、内燃機関のイグニッションスイッチ(以下「IGスイッチ」という)に接続されたECUと、リレーを介してバッテリに接続されるとともに、駆動回路を介して燃料噴射弁に接続された昇圧回路を備えている。ECUは、IGスイッチがオンされると、リレーをオンすることによって、昇圧回路を作動させる。これにより、昇圧回路によるバッテリの電圧の昇圧が開始される。昇圧回路による昇圧電圧は、ECUによる駆動回路の制御によって、燃料噴射弁に印加され、それにより燃料噴射弁が駆動される。
特開2006−118457号公報
一般に、ECUでは、IGスイッチのオンにより起動された後、各種のアクチュエータを制御するためのパラメータやフラグを初期化するための初期化処理が完了するのを待って、各種のアクチュエータを制御するための処理が開始される。上述した従来の駆動装置では、IGスイッチがオンされたときに、ECUでリレーをオンすることによって昇圧回路を作動させるので、一般的なECUを用いた場合には、当該昇圧回路の作動は、ECUの初期化処理が完了するのを待って開始されることになる。これにより、内燃機関の始動時、バッテリの電圧を早期に昇圧できないので、燃料噴射弁に昇圧電圧を早期に印加できず、その分、内燃機関の始動が遅くなってしまう。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、内燃機関の始動時、電源の電圧を早期に昇圧でき、その分、内燃機関の始動を早めることができる駆動装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、内燃機関3の燃料噴射弁4及び点火プラグの少なくとも一方であるエンジンアクチュエータ(実施形態における(以下、本項において同じ)インジェクタ4)を、駆動用電圧を印加することによって駆動する駆動装置1であって、電源(バッテリ21)と、電源に接続されたソレノイドL及びトランジスタ(第1トランジスタQB1、第2トランジスタQB2)を有し、トランジスタがオン/オフされることにより電源の電圧を昇圧する昇圧回路12と、内燃機関3のイグニッションスイッチ31がオンされることによって電源から電力が供給され、トランジスタ(第1トランジスタQB1)のオン/オフを制御することで昇圧回路12による昇圧動作を制御する昇圧制御を実行するとともに、昇圧回路12により昇圧された昇圧電圧VBACTをエンジンアクチュエータに駆動用電圧として印加するためのコントローラ(CPU2a、ドライバ13)と、イグニッションスイッチ31がオンされるのに伴って電源から電力が供給されることで作動を開始し、当該作動中に、トランジスタ(第2トランジスタQB2)をオン/オフするためのスイッチング信号(第2SW信号)をトランジスタに入力する起動時用回路14と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、昇圧回路が、電源に接続されたソレノイド及びトランジスタを有しており、トランジスタがオン/オフされることによって、電源の電圧が昇圧される。コントローラは、トランジスタのオン/オフを制御することで昇圧回路による昇圧動作を制御する昇圧制御を実行する。昇圧回路により昇圧された昇圧電圧は、エンジンアクチュエータに駆動用電圧として印加され、それによりエンジンアクチュエータが駆動される。また、コントローラには、イグニッションスイッチ(以下「IGスイッチ」という)がオンされることによって電源から電力が供給される。
さらに、起動時用回路が、IGスイッチがオンされるのに伴って電源から電力が供給されることで作動を開始し、その作動中、トランジスタをオン/オフするためのスイッチング信号が、起動時用回路からトランジスタに入力される。これにより、前述した従来の駆動装置と異なり、IGスイッチがオンされるのとほぼ同時に、昇圧回路による昇圧動作を開始させられるので、内燃機関の始動時、電源の電圧を早期に昇圧でき、その分、内燃機関の始動を早めることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の駆動装置1において、コントローラは、イグニッションスイッチ31がオンされた後、所定の初期化処理が完了してから昇圧制御を実行し、起動時用回路14からのスイッチング信号によるトランジスタのオン/オフの周波数は、イグニッションスイッチ31がオンされてから初期化処理が完了するまでの間に、昇圧電圧VBACTが所定電圧(第2所定電圧VB2)に達するように、設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、コントローラは、IGスイッチがオンされた後、初期化処理が完了してから昇圧制御を実行する。また、起動時用回路からのスイッチング信号によるトランジスタのオン/オフの周波数は、IGスイッチがオンされてから初期化処理が完了するまでの間に、昇圧電圧が所定電圧に達するように、設定されている。これにより、内燃機関の始動時、コントローラによる昇圧制御が開始される前に、昇圧電圧を所定電圧に十分に上昇させることができるので、請求項1に係る発明による効果、すなわち、内燃機関の始動を早めることができるという効果を、確実に得ることができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の駆動装置1において、所定電圧は、昇圧制御によって制御される昇圧電圧(第1所定電圧VB1)よりも低く設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、所定電圧が、昇圧制御によって制御される昇圧電圧よりも低く設定されている。これにより、コントローラによる昇圧制御の開始前に、起動時用回路及び昇圧回路による昇圧動作によって昇圧電圧を不要に大きく上昇させることがないので、感電や漏電を防止することができる。同じ理由により、起動時用回路として、そのスイッチング信号によるトランジスタのオン/オフの周波数が比較的低い、安価な回路を採用することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の駆動装置1において、コントローラに接続され、電源と起動時用回路14との間を接続/遮断するためのスイッチ16をさらに備え、コントローラは、昇圧制御を開始するときに、電源と起動時用回路14との間を遮断するように、スイッチ16を制御することを特徴とする。
この構成によれば、昇圧制御が開始されるときに、電源と起動時用回路との間がスイッチによって遮断される。これにより、起動時用回路によるトランジスタのオン/オフが、コントローラによる昇圧制御(トランジスタのオン/オフ制御)と併行して行われることがないので、昇圧制御を適切に行うことができる。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の駆動装置1において、エンジンアクチュエータは、気筒内に燃料を直接、噴射する燃料噴射弁であることを特徴とする。
気筒内に燃料を直接、噴射する燃料噴射弁では、吸気ポートに燃料を噴射する燃料噴射弁と比較して、高圧の燃料を噴射しなければならないので、その駆動のために、比較的高い電圧が必要になる。上述した構成によれば、気筒内に燃料を直接、噴射する燃料噴射弁を有する内燃機関の始動時、電源の電圧を早期にかつ十分に昇圧できるので、その分、内燃機関の始動を早めることができる。
本実施形態による駆動装置のECUなどを示すブロック図である。 図1の燃料噴射弁を、(a)閉弁状態について、(b)開弁状態について、概略的に示す図である。 駆動装置の駆動回路などを示す回路図である。 ECUのCPUによって実行される処理を示すフローチャートである。 本実施形態による動作例(a)を、比較例(b)とともに示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。図1に示す内燃機関(以下「エンジン」という)3は、例えば、複数の気筒を有する4サイクルタイプのガソリンエンジンであり、車両(いずれも図示せず)に搭載されている。各気筒には、燃料噴射弁(以下「インジェクタ」という)4が、気筒内に燃料を直接、噴射するように設けられている。図1及び図3に示すように、本実施形態による駆動装置1は、ECU2及び駆動回路11を備えており、ECU2は、CPU2a、RAM、ROMおよび入力/出力インターフェース(いずれも図示せず)などから成るマイクロコンピュータで構成されている。CPU2aは、入力インターフェースを介して、車両のイグニッションスイッチ(以下「IGスイッチ」という)31に接続されている。
図2に示すように、インジェクタ4は、ケーシング5内に収容され、その上端部に固定された電磁石6と、ばね7と、電磁石6の下方に配置されたアーマチュア8と、このアーマチュア8の下側に一体に設けられた弁体9などで構成されている。インジェクタ4には、燃料ポンプを有する燃料供給装置(図示せず)から、高圧の燃料が供給される。
電磁石6は、ヨーク6aと、その外周に巻かれたコイル6bで構成されている。図3に示すように、コイル6bには、上記の駆動回路11が接続されている。ばね7は、ヨーク6aとアーマチュア8の間に配置されており、アーマチュア8を介して弁体9を閉弁方向に付勢する。
駆動回路11は、昇圧回路12、ドライバ13、駆動用トランジスタQD、及び起動時用回路14を有している。昇圧回路12は、バッテリ21の電圧を昇圧するためのものであり、ソレノイドLと、一対のコンデンサCBと、MOS型の第1トランジスタQB1及び第2トランジスタQB2などで構成されている。ソレノイドLは、バッテリ21に接続されるとともに、ダイオードDを介して、コンデンサCBと、インジェクタ4のコイル6bに接続されている。一対のコンデンサCBは、互いに並列に接続されるとともに、コイル6b及びアースEに接続されている。また、コンデンサCBには、昇圧回路12により昇圧された昇圧電圧を検出するための抵抗RA、RBが並列に接続されており、両者RA、RBは、ドライバ13や入力インターフェースを介して、CPU2aに接続されている。
上記の第1トランジスタQB1のドレインは、ダイオードDを介さずにソレノイドLに接続されており、ソースは抵抗を介してアースEに、ゲートはドライバ13に、それぞれ接続されている。ドライバ13は、電気回路で構成されており、ECU2のCPU2aに接続されている。第1トランジスタQB1のゲートには、CPU2aからの第1スイッチング信号(以下「第1SW信号」という)が、ドライバ13を介して入力される。第1トランジスタQB1は、この第1SW信号が入力されていないときには、オフ状態になり、第1SW信号が入力されているときには、オン状態になる。また、第1トランジスタQB1には、コンデンサCが並列に接続されている。
前記駆動用トランジスタQDは、バイポーラ型のものであり、そのコレクタがコイル6bに接続されている。また、駆動用トランジスタQDのエミッタはアースEに、ベースはドライバ13に、それぞれ接続されている。駆動用トランジスタQDのベースには、CPU2aからの駆動信号がドライバ13を介して入力される。駆動用トランジスタQDは、この駆動信号が入力されていないときには、オフ状態になり、駆動信号が入力されているときには、オン状態になる。
以上の構成の昇圧回路12では、CPU2aからの前述した第1SW信号の入力と入力の停止とを繰り返すことで、第1トランジスタQB1のオン/オフを繰り返すことによって、バッテリ21からの電圧がソレノイドLを介して昇圧される。このソレノイドLを用いた昇圧動作により昇圧された昇圧電圧は、コンデンサCBに印加され、それによりコンデンサCBが充電される。昇圧電圧は、CPU2aにより第1SW信号のデューティ比を制御することによって、自由に変更可能である。昇圧電圧は、基本的には、第1所定電圧VB1(例えば40V)に制御される。また、CPU2aからの上記の駆動信号の入力により駆動用トランジスタQDがオンされると、昇圧電圧及びコンデンサCBの電圧はコイル6bに印加され、それにより、インジェクタ4が開弁方向に駆動される。
また、昇圧回路12の前記第2トランジスタQB2は、IGスイッチ31のオン直後でCPU2aの後述する初期化処理が完了していないときに、前記起動時用回路14でオン/オフされることにより、CPU2a及び第1トランジスタQB1に代わって、昇圧回路12のソレノイドLによる昇圧動作を実行させるためのものである。第2トランジスタQB2のドレインは、ダイオードDを介さずにソレノイドLに接続されており、ソースは抵抗を介してアースEに、ゲートは起動時用回路14の後述するタイマIC15に、それぞれ接続されている。
第2トランジスタQB2のゲートには、タイマIC15からの後述する第2スイッチング信号(以下「第2SW信号」という)が入力される。第2トランジスタQB2は、この第2SW信号が入力されていないときには、オフ状態になり、第2SW信号が入力されているときには、オン状態になる。
起動時用回路14は、IGスイッチ31のオンに伴って、第2トランジスタQB2のゲートへの上記の第2SW信号の入力と入力の停止とを所定のスイッチング周波数で繰り返すためのものである。起動時用回路14は、タイマIC15、第1抵抗R1、第2抵抗R2、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、及びスイッチ16などで構成されている。
タイマIC15は、フリップフロップや、コンパレータ、複数の抵抗、トランジスタなどの組み合わせで構成された一般的なものであり、第1ピン〜第8ピン(図示せず)を有している。この第1ピンは、スイッチ16を介して、IGスイッチ31に接続されている。第2ピン及び第6ピンは、第2及び第1抵抗R2、R1を介してバッテリ21に接続されるとともに、第1コンデンサC1を介してアースEに接続されている。また、第3ピンは、第2トランジスタQB2のゲートに接続されており、第4ピン及び第8ピンは、バッテリ21に接続されている。さらに、第5ピンは、第2コンデンサC2及びスイッチ16を介して、IGスイッチ31に接続されている。第7ピンは、第1抵抗R1を介してバッテリ21に接続されるとともに、第2抵抗R2及び第1コンデンサC1を介してアースEに接続されている。
スイッチ16は、CPU2aに接続されており、スイッチ16には、CPU2aからの制御信号が入力される。スイッチ16は、この制御信号が入力されていないときには、オン状態になり、制御信号が入力されているときには、オフ状態になる。換言すれば、スイッチ16は、制御信号が入力されない限り、オン状態に保持され、それにより、タイマIC15が、スイッチ16を介して、IGスイッチ31に接続された状態に保持される。
以上の構成の起動時用回路14では、IGスイッチ31がオンされるのに伴い、バッテリ21からの電圧がタイマIC15に印加され、それによりタイマIC15の作動が開始される。タイマIC15の作動中には、タイマIC15から第2トランジスタQB2への前記第2SW信号の入力と入力の停止が、前記スイッチング周波数で繰り返される。これにより、第2トランジスタQB2のオン/オフがスイッチング周波数で繰り返されることによって、昇圧回路12による昇圧動作が実行され、バッテリ21からの電圧が昇圧される。昇圧された昇圧電圧は、コンデンサCBに印加され、コンデンサCBが充電される。
また、IGスイッチ31がオンされた後、CPU2aの初期化処理が完了すると、CPU2aからの制御信号がスイッチ16に入力されることによって、スイッチ16がオフされる。これにより、バッテリ21からタイマIC15への電圧の印加が停止されることによって、タイマIC15が停止され、ひいては、タイマIC15から第2トランジスタQB2への第2SW信号の入力が停止される。CPU2aからスイッチ16への制御信号の入力は、初期化処理の完了後、CPU2aが作動している限り、継続される。
第2SW信号による第2トランジスタQB2のオン/オフの周波数であるスイッチング周波数は、IGスイッチ31がオンされてからCPU2aの初期化処理が完了するまでに、昇圧電圧が所定の第2所定電圧VB2になるように、設定されている。当該スイッチング周波数の設定は、第1及び第2抵抗R1、R2の抵抗値ならびに第1コンデンサC1の容量を設定することによって、行われる。また、上記の第2所定電圧VB2は、前記第1所定電圧VB1よりも若干、低く、かつ、インジェクタ4を適切に駆動できるような最低の電圧値に設定されており、例えば35Vである。
また、図1に示すように、前述した抵抗RA、RBから成る電圧計32は、ECU2に接続されており、電圧計32は、昇圧電圧VBACTを検出し、その検出信号をECU2に入力する。さらに、インジェクタ4には、電流計33が取り付けられており、電流計33は、コイル6bに実際に流れる駆動電流IACACTを検出し、その検出信号をECU2に入力する。
また、エンジン3のクランクシャフト(図示せず)には、クランク角センサ34が設けられている。クランク角センサ34は、クランクシャフトの回転に伴い、パルス信号であるCRK信号およびTDC信号をECU2に入力する。CRK信号は、所定クランク角(例えば1°)ごとに発生する。ECU2は、このCRK信号に基づき、エンジン3の回転数を算出する。また、TDC信号は、いずれかの気筒においてピストン(図示せず)が吸気行程の開始時の上死点よりも若干、手前の所定のクランク角位置にあることを表す信号である。
また、エンジン3には、気筒判別センサ(図示せず)が設けられている。この気筒判別センサは、気筒を判別するためのパルス信号である気筒判別信号を、ECU2に入力する。ECU2は、これらの気筒判別信号、CRK信号およびTDC信号に基づいて、クランク角CAを気筒ごとに算出する。ECU2にはさらに、アクセル開度センサ35から、車両のアクセルペダル(図示せず)の踏み込み量APを表す検出信号が入力される。
次に、図4を参照しながら、ECU2のCPU2aによって実行される処理について説明する。本処理は、昇圧電圧VBACTを制御するためのものであり、CRK信号の発生に同期して繰り返し実行される。まず、図4のステップ1(「S1」と図示。以下同じ)では、初期化処理が完了しているか否かを判別する。この初期化処理は、エンジン3や駆動回路11を制御するための各種のフラグ(後述する昇圧制御フラグF_BOOSTなど)やパラメータを初期化するための処理である。このステップ1の答がNOで、初期化処理が完了していないときには、初期化処理を実行し(ステップ2)、本処理を終了する。
一方、ステップ1の答がYESで、初期化処理が完了しているときには、制御信号をスイッチ16に出力することによって、スイッチ16をオフする(ステップ3)。これにより、前述したようにタイマIC15が停止される。次いで、昇圧制御フラグF_BOOSTを「1」に設定し(ステップ4)、本処理を終了する。このステップ4の実行に伴い、昇圧制御が実行される。
この昇圧制御では、前述した各種のセンサ32〜35の検出信号(VCACT、IACACT、CRK、TDC、AP)に応じ、第1トランジスタQB1のオン/オフを制御することによって、昇圧回路12による昇圧動作を制御することで、昇圧電圧VBACTが第1所定電圧VB1に制御される。その制御手法は、本出願人による特開2012-159025号公報などに開示された手法と同様であるので、その詳細な説明については省略する。
また、CPU2aは、起動時用回路14が故障しているかを判定する故障判定処理(図示せず)を実行し、起動時用回路14が故障していると判定されたときには、その後、IGスイッチ31が再びオンされてから初期化処理が完了したときに、起動時用回路14を用いた昇圧動作は行われず、CPU2aによる昇圧制御のみが実行される。この故障判定処理は、例えば次のようにして実行される。
すなわち、初期化処理が完了し、かつ、昇圧制御を開始する直前に検出された昇圧電圧VBACTが前述した第2所定電圧VB2よりも低く、かつ、前者VBACTと後者VB2との偏差が所定値よりも大きいときに、起動時用回路14が故障していると判定される。この場合、故障判定処理は、起動時用回路14以外の要素である昇圧回路12や、バッテリ21、電圧計32が正常であることを条件として、実行される。昇圧回路12や、バッテリ21、電圧計32が正常であるか否かは、周知の判定手法によって判定される。
また、図5(a)は、IGスイッチ31がオンされてから上述した昇圧制御が実行されるまでの本実施形態の動作例を示している。同図において、「各種ハードの起動中」とは、車両に搭載された各種のセンサやアクチュエータの起動中であることを示しており、また、昇圧電圧VBACTは、バッテリ21からの電圧の昇圧分を示している。図5(a)に示すように、IGスイッチ31がオンされると(時点t1)、各種のセンサやアクチュエータの起動が開始され、この起動が完了すると(時点t2)、CPU2aが起動され、前述した初期化処理が実行される(図4のステップ1:NO、ステップ2)。
また、IGスイッチ31がオンされるのに伴って、起動時用回路14のタイマIC15の作動が開始され、その作動中、前述したように、第2SW信号による第2トランジスタQB2のオン/オフがスイッチング周波数で繰り返されることで、バッテリ21からの電圧が昇圧されることによって、昇圧電圧VBACTが上昇する。この場合、昇圧電圧VBACTは、CPU2aの初期化処理が完了する時点t3よりも若干、前の時点で、第2所定電圧VB2に達している。この第2所定電圧VB2は、前述したようにインジェクタ4を適切に駆動できるような最低の電圧値に設定されている。
そして、初期化処理が完了すると(時点t3、図4のステップ1:YES)、スイッチ16がオフされる(ステップ3)。これにより、タイマIC15が停止される結果、第2SW信号がオフになる。また、初期化処理の完了に伴い、昇圧制御フラグF_BOOSTが「1」に設定され(ステップ4)、昇圧制御が開始される。その結果、昇圧電圧VBACTが、第2所定電圧VB2よりも高い第1所定電圧VB1に向かって上昇する。
また、図5(b)は、本実施形態と異なり、起動時用回路14を設けずに、CPU2aによる昇圧制御を実行した場合の比較例である。この比較例では、起動時用回路14が設けられていないので、IGスイッチ31がオンされてから各種のハードの起動及び初期化処理が完了する直前までの間(時点t4〜時点t6直前)、バッテリ21からの電圧が昇圧されないため、昇圧電圧VBACTは0の状態で推移する。そして、初期化処理が完了すると(時点t6)、本実施形態と同様に、CPU2aによる昇圧制御が開始される(F_BOOST←1)。その結果、昇圧電圧VBACTが第1所定電圧VB1に向かって上昇する。
このように、比較例(図5(b))によれば、CPU2aの初期化処理が完了した後に、昇圧回路12による昇圧動作が開始されるので、昇圧電圧VBACTを早期に上昇させることができない。このため、初期化処理が完了した時点t6において、昇圧電圧VBACTが第2所定電圧VB2に達しておらず、その結果、昇圧電圧VBACTの印加によりインジェクタ4を適切に駆動することができない。
これに対して、本実施形態(図5(a))によれば、比較例の場合と異なり、IGスイッチ31がオンされるのとほぼ同時に、昇圧動作を開始でき、昇圧電圧VBACTを早期に上昇させることができる。これにより、CPU2aの初期化処理が完了した時点t3において、昇圧電圧VBACTが第2所定電圧VB2に達しているので、昇圧電圧VBACTの印加によりインジェクタ4を適切に駆動することができる。
また、本実施形態における各種の要素と、本発明における各種の要素との対応関係は、次のとおりである。すなわち、本実施形態におけるインジェクタ4が、本発明におけるエンジンアクチュエータに相当するとともに、本実施形態におけるバッテリ21が、本発明における電源に相当する。また、本実施形態における第1及び第2トランジスタQB1、QB2が、本発明におけるトランジスタに相当するとともに、本実施形態におけるCPU2a及びドライバ13が、本発明におけるコントローラに相当する。
以上のように、本実施形態によれば、昇圧回路12の第1トランジスタQB1がオン/オフされることによって、バッテリ21からの電圧が昇圧される。また、CPU2aによって、第1トランジスタQB1のオン/オフを制御することで昇圧回路12による昇圧動作を制御する昇圧制御が実行される(図4のステップ4)。昇圧回路12により昇圧された昇圧電圧VBACTは、インジェクタ4に印加され、それによりインジェクタ4が駆動される。また、CPU2aには、IGスイッチ31がオンされることによってバッテリ21から作動用の電力が供給される。
さらに、起動時用回路14のタイマIC15が、IGスイッチ31がオンされるのに伴ってバッテリ21から電力が供給されることで作動を開始し、その作動中、昇圧回路12の第2トランジスタQB2をオン/オフするための第2SW信号が、タイマIC15から第2トランジスタQB2に入力される。これにより、図5(a)を参照して説明したように、前述した従来の駆動装置と異なり、IGスイッチ31がオンされるのとほぼ同時に、昇圧回路12による昇圧動作を開始させられるので、エンジン3の始動時、バッテリ21の電圧を早期に昇圧でき、その分、エンジン3の始動を早めることができる。
また、CPU2aは、IGスイッチ31がオンされた後、初期化処理が完了してから、昇圧制御を実行する。さらに、タイマIC15からの第2SW信号による第2トランジスタQB2のオン/オフの周波数(スイッチング周波数)は、IGスイッチ31がオンされてから初期化処理が完了するまでの間に、昇圧電圧VBACTが第2所定電圧VB2に達するように、設定されている。これにより、エンジン3の始動時、CPU2aによる昇圧制御が開始される前に、昇圧電圧VBACTを第2所定電圧VB2に十分に上昇させることができるので、上述した効果、すなわち、エンジン3の始動を早めることができるという効果を、確実に得ることができる。
さらに、第2所定電圧VB2が、昇圧制御によって制御される昇圧電圧である第1所定電圧VB1よりも低く設定されている。これにより、昇圧制御の開始前に、起動時用回路14及び昇圧回路12による昇圧動作によって昇圧電圧VBACTを不要に大きく上昇させることがないので、感電や漏電を防止することができる。同じ理由により、起動時用回路14として、その第2SW信号による第2トランジスタQB2のオン/オフの周波数が比較的低い、安価な回路を採用することができる。
また、昇圧制御が開始されるときに、バッテリ21とタイマIC15との間がスイッチ16によって遮断される。これにより、タイマIC15による第2トランジスタQB2のオン/オフが、CPU2aによる昇圧制御(第1トランジスタQB1のオン/オフ制御)と併行して行われることがないので、昇圧制御を適切に行うことができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、本発明における起動時用回路として、タイマIC15などで構成されたものを用いているが、本発明におけるスイッチング信号を出力可能な他の適当な回路を用いてもよい。また、実施形態では、第2SW信号による第2トランジスタQB2のオン/オフの周波数を、IGスイッチ31がオンされてから初期化処理が完了するまでの間に昇圧電圧VBACTが第2所定電圧VB2に達するように、設定しているが、第2所定電圧VB2よりも高い適当な電圧に達するように設定してもよく、例えば第1所定電圧VB1に達するように設定してもよい。
さらに、実施形態では、ドライバ13に接続された第1トランジスタQB1と、タイマIC15に接続された第2トランジスタQB2とを別個に設けているが、第2トランジスタQB2を設けずに、第1トランジスタQB1を、ドライバ13及びタイマIC15に接続し、昇圧制御とIGスイッチ31のオン直後の昇圧動作とに兼用してもよい。また、実施形態では、CPU2aとドライバ13とを別個に設けているが、両者2a、13が一体となったコントローラを用いてもよいことは、もちろんである。
さらに、実施形態では、本発明におけるエンジンアクチュエータとして、気筒内に燃料を直接、噴射するインジェクタ4を用いているが、吸気ポートに燃料を噴射する燃料噴射弁を用いてもよく、あるいは、両者の一方に代えて、又は、両者の一方とともに、点火プラグを用いてもよい。また、実施形態は、本発明による駆動装置1を車両用のガソリンエンジンであるエンジン3に適用した例であるが、本発明はこれに限らず、ディーゼルエンジンや、LPGエンジン、船舶用又は航空機用の内燃機関に適用可能である。また、以上の実施形態に関するバリエーションを適宜、組み合わせてもよいことは、もちろんである。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
1 駆動装置
2a CPU(コントローラ)
3 エンジン
4 インジェクタ(エンジンアクチュエータ)
12 昇圧回路
L ソレノイド
QB1 第1トランジスタ(トランジスタ)
13 ドライバ(コントローラ)
14 起動時用回路
QB2 第2トランジスタ(トランジスタ)
16 スイッチ
21 バッテリ(電源)
31 IGスイッチ
VBACT 昇圧電圧
VB1 第1所定電圧(昇圧制御によって制御される昇圧電圧)
VB2 第2所定電圧(所定電圧)

Claims (5)

  1. 内燃機関の燃料噴射弁及び点火プラグの少なくとも一方であるエンジンアクチュエータを、駆動用電圧を印加することによって駆動する駆動装置であって、
    電源と、
    当該電源に接続されたソレノイド及びトランジスタを有し、当該トランジスタがオン/オフされることにより前記電源の電圧を昇圧する昇圧回路と、
    前記内燃機関のイグニッションスイッチがオンされることによって前記電源から電力が供給され、前記トランジスタのオン/オフを制御することで前記昇圧回路による昇圧動作を制御する昇圧制御を実行するとともに、前記昇圧回路により昇圧された昇圧電圧を前記エンジンアクチュエータに前記駆動用電圧として印加するためのコントローラと、
    前記イグニッションスイッチがオンされるのに伴って前記電源から電力が供給されることで作動を開始し、当該作動中に、前記トランジスタをオン/オフするためのスイッチング信号を当該トランジスタに入力する起動時用回路と、
    を備えることを特徴とする駆動装置。
  2. 前記コントローラは、前記イグニッションスイッチがオンされた後、所定の初期化処理が完了してから前記昇圧制御を実行し、
    前記起動時用回路からの前記スイッチング信号による前記トランジスタのオン/オフの周波数は、前記イグニッションスイッチがオンされてから前記初期化処理が完了するまでの間に、前記昇圧電圧が所定電圧に達するように、設定されていることを特徴とする、請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記所定電圧は、前記昇圧制御によって制御される前記昇圧電圧よりも低く設定されていることを特徴とする、請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記コントローラに接続され、前記電源と前記起動時用回路との間を接続/遮断するためのスイッチをさらに備え、
    前記コントローラは、前記昇圧制御を開始するときに、前記電源と前記起動時用回路との間を遮断するように、前記スイッチを制御することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の駆動装置。
  5. 前記エンジンアクチュエータは、気筒内に燃料を直接、噴射する前記燃料噴射弁であることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の駆動装置。
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