JP2016134954A - 摺動プロテクタ及び摺動支持体のスライド構造 - Google Patents

摺動プロテクタ及び摺動支持体のスライド構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2016134954A
JP2016134954A JP2015006666A JP2015006666A JP2016134954A JP 2016134954 A JP2016134954 A JP 2016134954A JP 2015006666 A JP2015006666 A JP 2015006666A JP 2015006666 A JP2015006666 A JP 2015006666A JP 2016134954 A JP2016134954 A JP 2016134954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding
guide rail
protector
wall
inclined surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015006666A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6434316B2 (ja
Inventor
真樹 横山
Maki Yokoyama
真樹 横山
真理 高阪
Mari Kosaka
真理 高阪
良水 井下
Yoshimi Ishita
良水 井下
関野 司
Tsukasa Sekino
司 関野
伸次 加藤
Shinji Kato
伸次 加藤
慶恭 村瀬
Yoshiyasu Murase
慶恭 村瀬
僚三 彦坂
Ryozo Hikosaka
僚三 彦坂
拓哉 山川
Takuya Yamakawa
拓哉 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Toyota Motor Corp
Yazaki Corp
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Toyota Motor Corp
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd, Toyota Motor Corp, Yazaki Corp filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP2015006666A priority Critical patent/JP6434316B2/ja
Publication of JP2016134954A publication Critical patent/JP2016134954A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6434316B2 publication Critical patent/JP6434316B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Abstract

【課題】異物との衝突による破損防止を図った摺動プロテクタ及び摺動プロテクタのスライド構造を提供する。
【解決手段】ハーネス導出部4は、ガイドレールから上側に向かって突出し、左側の壁部4aにワイヤハーネスWを導出する側部開口10が設けられている。摺動プロテクタ1の前端部にある裾壁4eが、ガイドレール内に設けられると共に、上側に向かうに従って後端部側に傾斜して設けられる。摺動プロテクタ1の前端部にある壁部4cは、裾壁4eよりも上側に連続して設けられ、右側に向かうに従って後端部側に傾斜して設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば自動車のスライドシートに対するフロア側のガイドレールにスライド自在に係止される給電用の摺動プロテクタ及び当該摺動プロテクタを有する摺動支持体のスライド構造に関するものである。
従来、自動車のスライドシートに常時給電を行うために、車両フロアに配設したガイドレールに、スライドシートの摺動支持体と、摺動支持体に組み付けた摺動プロテクタ(摺動プロテクタ)とをスライド自在に係合させ、車両フロア側から摺動プロテクタを経てスライドシート側にワイヤハーネスを配索して常時給電を行うことが知られている(例えば特許文献1)。
ところで、上述したガイドレール内には、異物が進入する恐れがある。ガイドレールに異物が進入した場合、異物が摺動プロテクタに衝突して破損する恐れがあった。
この摺動プロテクタの破損を防止するために、例えば、摺動支持体との間に摺動プロテクタを挟むプロテクタ保護部を設け、摺動プロテクタに異物が衝突するのを防止することが提案されている(特許文献2)。しかしながら、この従来技術では、別途プロテクタ保護部が必要となり、部品点数が増加してしまう。
また、溝部(ガイドレール)のスライド方向両側に傾斜面部を設けて、摺動プロテクタにより押されて傾斜面部まで移動した異物を傾斜面部に沿って溝部外に押し出すことが提案されている(特許文献3)。しかしながら、この従来技術では、摺動プロテクタが異物を溝部の傾斜面部まで押し出す必要があり、結局は摺動プロテクタと異物とが衝突してしまい、摺動プロテクタが破損する恐れがあった。
特許第5451274号公報 特許第5249871号公報 特開2013−141844号公報
そこで、本発明は、異物との衝突による破損防止を図った摺動プロテクタ及び摺動プロテクタのスライド構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、ガイドレールにスライド自在に係止され、電線が収容される摺動プロテクタであって、前記ガイドレール間から突出し、収容された電線を外部に導出する開口が前記ガイドレールの幅方向一方側に設けられた電線導出部と、スライド方向の一端部に設けられた第1の傾斜面部及び第2の傾斜面部と、を有し、前記第1の傾斜面部は、少なくとも一部が前記ガイドレール内に設けられると共に、前記電線導出部の突出方向に向かうに従って前記スライド方向の他端部側に傾斜して設けられ、前記第2の傾斜面部は、前記第1の傾斜面部よりも前記突出方向側に設けられ、前記幅方向他方側に向かうに従って前記スライド方向の他端部側に傾斜して設けられていることを特徴とする摺動プロテクタに存する。
請求項2記載の発明は、前記第2の傾斜面部は、前記第1の傾斜面部に連続して設けられ、前記突出方向に向かうに従って前記幅方向に対する傾斜角度が大きくなるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の摺動プロテクタに存する。
請求項3記載の発明は、前記第2の傾斜面部は、前記電線導出部の突出方向に向かうに従って前記スライド方向の他端部側に傾斜して設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の摺動プロテクタに存する。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3何れか1項に記載の摺動プロテクタと、前記摺動プロテクタがスライド自在に係止されるガイドレールと、前記摺動プロテクタの前記スライド方向の他端部側に連結され、前記ガイドレールにスライド自在に係止された摺動支持体と、を備えたことを特徴とする摺動支持体のスライド構造に存する。
以上説明したように請求項1及び4記載の発明によれば、スライド方向の一端部に設けられた第1の傾斜面部は、少なくとも一部がガイドレール内に設けられると共に、電線導出部の突出方向に向かうに従ってスライド方向の他端部側に傾斜して設けられている。よって、スライド方向の一端部側に摺動プロテクタをスライドさせて、ガイドレール内に進入した異物に第1の傾斜面部が衝突すると、異物が第1の傾斜面部に沿って突出方向に向かって滑る。このため、異物と衝突した際の衝撃が弱くなり、異物との衝突による破損を防止できる。しかも、異物は突出方向に向かって滑るため、ガイドレール外に排出できる。さらに、スライド方向の一端部に設けられた第2の傾斜面部は、第1の傾斜面部よりも突出方向側に設けられ、幅方向他方側に向かうに従ってスライド方向の他端部側に傾斜して設けられている。よって、第1の傾斜面部に沿ってガイドレール外に排出された異物が、第2の傾斜面部に沿って幅方向他方側に向かって滑る。幅方向他方側は、電線が導出される開口とは逆側であり、電線とは逆側に異物を吐き出すことができるため、電線を異物から保護することができる。
請求項2記載の発明によれば、第2の傾斜面部は、第1の傾斜面部に連続して設けられ、突出方向に向かうに従って幅方向に対する傾斜角度が大きくなるように設けられている。よって、よりスムーズに、第1の傾斜面部に沿ってガイドレール外に排出された異物を、第2の傾斜面部に沿って幅方向他方側に吐き出すことができる。
請求項3記載の発明によれば、第2の傾斜面部は、電線導出部の突出方向に向かうに従ってスライド方向の他端部側に傾斜して設けられている。よって、第1の傾斜面部に沿ってガイドレール外に排出された異物が、ガイドレール内に戻るのを防ぐことができる。
本発明の摺動プロテクタのスライド構造の一実施形態を示す上面図である。 図1のI−I線断面図である。 (A)及び(B)は、図1に示す摺動プロテクタの一実施形態を示す左右斜視図である。 (A)及び(B)は図1に示す摺動プロテクタの左右側面図である。 図1に示す摺動プロテクタのスライド構造の正面図である。 図1に示す摺動プロテクタの上面図である。 (A)及び(B)は図1に示す摺動プロテクタの概略側面図及び概略上面図である。
図1〜図7は、本発明に係る摺動プロテクタ及び当該摺動プロテクタのスライド構造の一実施形態を示すものである。
図1,図2に示す如く、摺動プロテクタ1は、例えば車両フロアに配設したスライドシート用のガイドレール16にスライド自在に係止されている。ガイドレール16は、その長手方向が車両の前後方向に沿って配置され、摺動プロテクタ1は車両の前後方向(=スライド方向)に沿ってスライド自在となる。
図3、図4の如く、摺動プロテクタ1は、合成樹脂を材料として、左右(=幅方向)に並べられた一対のハーネス保持部2と、一対のハーネス保持部2間に挟まれ、当該内側の壁部3aの下部を連結する中央のハーネス導出部4(=電線導出部)とを備えている。本実施形態の摺動プロテクタ1は、ガイドレール16内に進入した異物をガイドレール16外に排出するために、ハーネス導出部4の前端部にある後述する裾壁4e、壁部4cを傾斜させたことを特徴としている。
図3,図4の如く、各ハーネス保持部2は外周面が矩形筒状に形成され、内周面が円形ないし長円形に形成された上下左右の壁部すなわち周壁3で構成されている。上下及び外側の壁部3b〜3dは断面コの字状に形成されて、内側の壁部3aに対して分割可能となっている。周壁3の内側の水平な孔部7の内周面には、複数の電線から構成されたワイヤハーネスWを収容する不図示の合成樹脂製のコルゲートチューブ(保護チューブ)の周方向の凹溝(谷部)を係合させるリブ7aが突出形成されている。
各ハーネス保持部2を左右に分割した状態で各コルゲートチューブの端部がハーネス保持部2の孔部7内に組み付けられ、ハーネス保持部2を合体係止させて、コルゲートチューブを保持する。
各ハーネス保持部2の孔部7は前後方向に貫通している。コルゲートチューブの端部から後方に導出されたワイヤハーネスW(図1)は、例えばハーネス保持部2の後端に設けられた下側の案内壁9に沿って前向きに折り返されて、中央の中空のハーネス導出部4の下側の後部開口(図示せず)からハーネス導出部4内に導入され、ハーネス導出部4の上側の側部開口10(=開口)から上側の案内壁11に沿って外部に導出されて不図示のスライドシート側に配索される。ハーネス導出部4の上部開口はカバー12で閉止されている。
ハーネス導出部4は、図3〜図6に示す如く、ガイドレール16間から突出し、左側(=幅方向一方側)に設けた側部開口10から不図示の各電線が導出される。ハーネス導出部4は、左右の垂直で幅広の壁部4a,4bと、前後の幅狭な壁部4c,4dと、前側及び左右の裾壁4e,4fと、上側のカバー12と、を備え、各裾壁4e,4fは左右一対のハーネス保持部2を繋ぐ左右の水平な連結壁4g及び前側の傾斜状の連結壁4hに一体に続いている。
前端部(=スライド方向の一端部)にある裾壁4e(=第1の傾斜面部)は、ガイドレール16内に設けられている。裾壁4eは、上側(=突出方向)に向かうに従って後端部側(=スライド方向の他端部側)に傾斜して設けられている。また、裾壁4eは、図5に示す如く、その上端がガイドレール16の後述する壁部18bよりも下側(=突出方向と逆側)に設けられ、その下端が一対のハーネス保持部2の下端よりも下側に設けられている。裾壁4eは、下端から上端にかけて一定の傾斜角度θ1で傾斜して設けられている。この裾壁4eの傾斜角度θ1(図7(B))は、例えば50°に設けられている。
この裾壁4eに連続する連結壁4hも、裾壁4eと同様に傾斜して設けられている。本実施形態において、裾壁4e及び連結壁4hは、同じ傾斜角に設けられ、同一平面となる。
左側にある壁部4bには、上記側部開口10が設けられると共に側部開口10の縁部から案内壁11が突出されて設けられている。
前側部にある壁部4c(=第2の傾斜面部)は、裾壁4eの上側に裾壁4eに連続して設けられ、ガイドレール16外に設けられている。壁部4cは、右側(=幅方向の他方側)に向かうに従って後端部側に傾斜して設けられている。壁部4cは、上側に向かうに従って左右方向(=幅方向)に対する傾斜角度が大きくなるように設けられている。本実施形態では、壁部4cの下端では傾斜角度が0°であり、最大傾斜角度θ2(図7(A))は例えば45°に設けられている。また、壁部4cは、上側に向かうに従っても後端部側に傾斜して設けられている。
上述したように壁部4cを右側及び上側の双方に向かうに従って後端部側に傾斜するように設けるために、図4(B)に示す如く、左側にある壁部4aの前端4a1は、上下方向に沿って設けられている。一方、右側にある壁部4bの前端4b1は、上側に向かうに従って後端部側に傾斜して設けられている。即ち、壁部4a、4bの前端4a1、4b1の下端は前後方向において同じ位置にあるが、上側に向かうに従って壁部4bの前端4b1が壁部4aの前端4a1よりも後端部側に位置する。壁部4cは、この壁部4aの前端4a1と壁部4bの前端4b1との間に設けられる。
上述したように、摺動プロテクタ1の前端部に設けられた裾壁4eは、ガイドレール16内に設けられると共に、上側に向かうに従って後端部側に傾斜して設けられている。よって、前端側に摺動プロテクタ1をスライドさせて、ガイドレール16内に進入した異物に裾壁4eが衝突すると、異物が裾壁4eの傾斜に沿って上側に向かって滑る。このため、異物と衝突した際の衝撃が弱くなり、異物との衝突による破損を防止できる。しかも、異物は上側に向かって滑るため、ガイドレール16外に排出できる。
また、摺動プロテクタ1の前端部に設けられた壁部4cは、裾壁4eよりも上側に設けられ、右側に向かうに従って後端部側に傾斜して設けられている。よって、裾壁4eに沿って上側に向かいガイドレール16外に排出された異物が、壁部4cに沿って右側に向かって滑る。右側は、ワイヤハーネスWが導出される側部開口10とは逆側であり、ワイヤハーネスWとは逆側に異物を吐き出すことができるため、ワイヤハーネスWを異物から保護することができる。
また、裾壁4eは、壁部4cに連続して設けられ、上側に向かうに従って左右方向に対する傾斜角度が大きくなるように設けられている。よって、よりスムーズに、裾壁4eに沿って上側に向かいガイドレール16外に排出された異物を、壁部4cに沿って右側に吐き出すことができる。
また、壁部4cは、上側に向かうに従って後端部側に傾斜して設けられている。よって、裾壁4eに沿ってガイドレール16外に排出された異物が、ガイドレール16内に戻るのを防ぐことができる。
図2に示す如く、上述した摺動プロテクタ1は、ガイドレール16に設けたシートレールストッパ30に当接して、その前後方向の移動範囲が規制される。シートレールストッパ30は、平板状に設けられ、ガイドレール16において一対のハーネス保持部2が挿入される一対の溝部21(図5)間に左右方向に対して垂直に配置されている。これにより、シートレールストッパ30は、摺動プロテクタ1の裾壁4eに当接する。
シートレールストッパ30は、摺動プロテクタ1との当接時の衝撃を和らげるため、上下方向及び左右方向に可撓に設けられている。上記裾壁4eは、ガイドレール16に当接して、上述した異物だけでなく、ガイドレール16の先端も上側に滑らせることができる。また、壁部4cは、裾壁4e上を滑って上側まで移動したガイドレール16の先端を右側、即ちワイヤハーネスWとは逆側に案内して、ワイヤハーネスWを傷つけることがない。
上記シートレールストッパ30は、その先端の下側が摺動プロテクタ1に近づくに従って上側に傾く傾斜部30aが設けられている。これにより、より一層スムーズに裾壁4eに沿って上側に滑ることができる。
後端部にある壁部4dには、一対の案内壁9が突出して設けられる。一対の案内壁9は左右方向に並べて設けられる。上記カバー12は、壁部4aに係止されている。
図4の如く、各ハーネス保持部2の前後方向中間よりも後方において水平な上壁3bに凹溝部15が形成され、凹溝部15の内側面の上端部に側面視略W字状のばね部材5の前後端が一体に連結されている。ばね部材5と凹溝部15とでガタ抑え部6が構成されている。
図1、図2の車両フロア側のガイドレール(シートレール)16に摺動プロテクタ1をスライド係合させることで、ばね部材5の中央が下向きに撓んで、自由状態におけるよりも明確なW字状に変形する。よって、ばね部材5は、ガイドレール16の上部内面(内面)16a(図5)に押接して、摺動プロテクタ1のガタを抑える。
図1、図2の如く、車両フロア側の水平な金属製のガイドレール16に前側の合成樹脂製の摺動プロテクタ1と後側のシート側の金属製の摺動支持体17とが一体にスライド自在に係合する。図2に示す如く、摺動プロテクタ1は摺動支持体17の前端部17aに連結固定されている。摺動支持体17は不図示のスライドシートの下部に連結固定される。
図5の如く、ガイドレール16は、上側の幅広部18と下側の幅狭部19とで成り、上側の幅広部18は左右方向中央のスリット20と左右の溝部21とを有し、左右の溝部21は、垂直な外側の壁部18aと上下の水平な壁部18b,18cと、上側の壁部18bから垂下した内側の壁部18dとで囲まれて成り、内側の壁部18dの下側に、中央のスリット20と溝部21とを連通する内側開口18eを有している。下側の幅狭部19はスリット20に連通して下向き凸状に形成され、幅狭部19の底壁19aは車両フロアへの固定用の不図示の孔を有している。
ガイドレール16の左右の溝部21に摺動プロテクタ1の左右一対のハーネス保持部2が挿入され、摺動プロテクタ1の中央に立ち上げられたハーネス導出部4の裾壁4e,4fがガイドレール16の中央のスリット20内に配置され、ハーネス導出部4の壁部4a〜4dがスリット20の上方に突出して配置されている。
図6の如く、摺動プロテクタ1の後端部側の案内壁9の凸部9aに摺動支持体17の前端部17a側の切欠(図示せず)が係合して両者1,17が連結固定されている。摺動支持体17の左右の下部側面に設けられた図示しないローラが、ガイドレール16の左右の溝部21の上下の内壁面16a,18cに回転自在に接触している。
図1の如く、ガイドレール16に沿って給電装置26の合成樹脂製又は金属製の電線収容部27が配置されている。電線収容部27は横長の真直部分28とその前端部側に配置された幅広な半円状部分29とで構成されている。真直部分28は、ガイドレール16の左側にガイドレール16に沿って配置されている。半円状部分29は、真直部分28及びガイドレール16の前側に配置されている。
電線収容部27の真直部分28にワイヤハーネスWがU字状に折り返されて収容され(折返し部は後方に配置される)、ワイヤハーネスWの一方が半円状部分29で後向きに湾曲状に折り返されて摺動プロテクタ1に続き、摺動プロテクタ1から上方の不図示のスライドシートに配索され、ワイヤハーネスWの他方は半円状部分29の前側の導出部29bから導出されて車両フロアに沿って配索される。摺動プロテクタ1と電線収容部27とワイヤハーネスとで給電装置26が構成される。
不図示のスライドシートの進退動作に伴って、シートに連結された摺動支持体17と一体に摺動プロテクタ1が進退する。シートが後退した際に、ワイヤハーネスWが摺動プロテクタ1と一体にガイドレール16内を直線的に後退して、電線収容部27の真直部分28内のワイヤハーネスWが短縮され、シートが前進した際に、ワイヤハーネスWが摺動プロテクタ1と一体にガイドレール16内を前進して、電線収容部27の真直部分28内のワイヤハーネスWが伸長する。電線収容部27はハーネス余長吸収部として作用する。
なお、上述した実施形態によれば、裾壁4eの上端がガイドレール16の壁部18bよりも下側設けられ、裾壁4eの全部がガイドレール16内に設けられていたが、これに限ったものではない。裾壁4eとしては、下側の一部がガイドレール16内に設けられていればよく、上側はガイドレール16外に突出するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、裾壁4eの傾斜角度θ1は50°に設けていたが、これに限ったものではない。傾斜角度θ1としては、異物と当接した際に異物が上側に滑るような角度であればよい。
また、上述した実施形態によれば、裾壁4eの傾斜角度θ1を下端から上端にかけて一定に設けていたが、これに限ったものではない。例えば、上側に向かうに従って傾斜角度θ1が大きくなるように裾壁4eを設けてもよい。
また、上述した実施形態によれば、壁部4cは、左側及び上側の双方に向かうに従って後端部側に傾斜して設けていたが、これに限ったものではない。壁部4cとしては、左側に向かうに従って後端部側に傾斜していればよく、上側に向かうに従って後端部側に傾斜しなくてもよい。
また、上述した実施形態によれば、壁部4cは、上側に向かう従って左右方向に対する傾斜角度が大きくなり、最大傾斜角度θ2を45°に設けていたが、これに限ったものではない。最大傾斜角度θ2としては、異物と当接した際に異物がワイヤハーネスWとは逆側に吐き出されるような角度であればよい。
また、上述した実施形態によれば、壁部4cは、上側に向かう従って左右方向に対する傾斜角度が大きくなるように設けていたが、これに限ったものではない。壁部4cとしては、左側に向かうに従って後端部側に傾斜していればよく、下端から上端に亘って左右方向に対する傾斜角度が一定であってもよい。
また、上述した実施形態によれば、摺動プロテクタ1及び摺動支持体17は前後方向に連結され、同じガイドレール16内にスライド自在に係止されていたが、これに限ったものではない。例えば、摺動プロテクタ1及び摺動支持体17を別々のガイドレール16内にスライド自在に係止することも考えられる。この場合、摺動プロテクタ1の前後方向の両端部を傾斜させることもできる。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 摺動プロテクタ
4 ハーネス導出部(電線導出部)
4c 壁部(第2の傾斜面部)
4e 裾壁(第1の傾斜面部)
16 ガイドレール
17 摺動支持体
W ワイヤハーネス(電線)

Claims (4)

  1. ガイドレールにスライド自在に係止され、電線が収容される摺動プロテクタであって、
    前記ガイドレール間から突出し、収容された電線を外部に導出する開口が前記ガイドレールの幅方向一方側に設けられた電線導出部と、
    スライド方向の一端部に設けられた第1の傾斜面部及び第2の傾斜面部と、を有し、
    前記第1の傾斜面部は、少なくとも一部が前記ガイドレール内に設けられると共に、前記電線導出部の突出方向に向かうに従って前記スライド方向の他端部側に傾斜して設けられ、
    前記第2の傾斜面部は、前記第1の傾斜面部よりも前記突出方向側に設けられ、前記幅方向他方側に向かうに従って前記スライド方向の他端部側に傾斜して設けられている
    ことを特徴とする摺動プロテクタ。
  2. 前記第2の傾斜面部は、前記第1の傾斜面部に連続して設けられ、前記突出方向に向かうに従って前記幅方向に対する傾斜角度が大きくなるように設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の摺動プロテクタ。
  3. 前記第2の傾斜面部は、前記電線導出部の突出方向に向かうに従って前記スライド方向の他端部側に傾斜して設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の摺動プロテクタ。
  4. 請求項1〜3何れか1項に記載の摺動プロテクタと、
    前記摺動プロテクタがスライド自在に係止されるガイドレールと、
    前記摺動プロテクタの前記スライド方向の他端部側に連結され、前記ガイドレールにスライド自在に係止された摺動支持体と、
    を備えたことを特徴とする摺動支持体のスライド構造。
JP2015006666A 2015-01-16 2015-01-16 摺動プロテクタ及び摺動支持体のスライド構造 Active JP6434316B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015006666A JP6434316B2 (ja) 2015-01-16 2015-01-16 摺動プロテクタ及び摺動支持体のスライド構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015006666A JP6434316B2 (ja) 2015-01-16 2015-01-16 摺動プロテクタ及び摺動支持体のスライド構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016134954A true JP2016134954A (ja) 2016-07-25
JP6434316B2 JP6434316B2 (ja) 2018-12-05

Family

ID=56434719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015006666A Active JP6434316B2 (ja) 2015-01-16 2015-01-16 摺動プロテクタ及び摺動支持体のスライド構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6434316B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020090575A1 (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 テイ・エス テック株式会社 シートの前後位置調節装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006246608A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Yazaki Corp 給電装置
JP2012020701A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Yazaki Corp ワイヤハーネス配索装置
JP2015009763A (ja) * 2013-07-02 2015-01-19 矢崎総業株式会社 摺動プロテクタのガタ抑え構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006246608A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Yazaki Corp 給電装置
JP2012020701A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Yazaki Corp ワイヤハーネス配索装置
JP2015009763A (ja) * 2013-07-02 2015-01-19 矢崎総業株式会社 摺動プロテクタのガタ抑え構造

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020090575A1 (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 テイ・エス テック株式会社 シートの前後位置調節装置
JPWO2020090575A1 (ja) * 2018-10-29 2021-09-09 テイ・エス テック株式会社 シートの前後位置調節装置
US11518276B2 (en) 2018-10-29 2022-12-06 Ts Tech Co., Ltd. Adjusting device of front and rear positions of seat
JP7274089B2 (ja) 2018-10-29 2023-05-16 テイ・エス テック株式会社 シートの前後位置調節装置
US11691540B2 (en) 2018-10-29 2023-07-04 Ts Tech Co., Ltd. Adjusting device of front and rear positions of seat
US11964593B2 (en) 2018-10-29 2024-04-23 Ts Tech Co., Ltd. Adjusting device of front and rear positions of seat

Also Published As

Publication number Publication date
JP6434316B2 (ja) 2018-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5074757B2 (ja) 給電装置とそれを用いたハーネス配索構造
JP2017118657A (ja) スライド配線装置
US10214168B1 (en) Slide wiring device
JP6032125B2 (ja) スライドシート用のワイヤハーネス配索装置
JP6092182B2 (ja) 摺動プロテクタ
JP6054198B2 (ja) スライド給電装置
US20150360629A1 (en) Reinforcement structure for power-supplying case
JP6633412B2 (ja) スライド給電装置の異物除去構造
JP2007176456A (ja) 車両用シートスライド装置
JP5248436B2 (ja) ワイヤハーネス配索装置
JP6812922B2 (ja) 外装体とプロテクタとの接続構造及びワイヤーハーネス
KR20140130914A (ko) 차량의 스티어링 장치
CN110462954B (zh) 外装体及线束
JP6434316B2 (ja) 摺動プロテクタ及び摺動支持体のスライド構造
JP6412808B2 (ja) 摺動プロテクタ
JP6469459B2 (ja) 給電装置のエンドキャップ取付構造
JP6215597B2 (ja) 摺動プロテクタのガタ抑え構造
JP6412806B2 (ja) 摺動プロテクタのガタ抑え構造
JP5800608B2 (ja) ハーネス配索装置
JP6241221B2 (ja) 車両用シートのアンダートレー配設構造
JP6003801B2 (ja) スライドシート用のワイヤハーネス配索装置
JP6837704B2 (ja) ダクト部材
JP5827135B2 (ja) 異物排出構造及び電線配索装置
JP2017095031A (ja) ワイヤーハーネス配索装置
JP2009269543A (ja) スライドドア用給電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160906

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171219

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180202

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180816

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6434316

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250