JP2016134488A - 研磨装置および半導体ウェハの研磨方法 - Google Patents

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視紅磨 加藤
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Abstract

【課題】半導体ウェハの裏面研磨の状況を詳細に把握することを可能とする。
【解決手段】実施形態によれば、研磨装置は、ステージと、研磨部と、歪み測定部を備える。ステージは、半導体ウェハを載置して回転する。研磨部は、ステージに載置された半導体ウェハの裏面を押圧して研磨する。歪み測定部は、ステージに設けられ、半導体ウェハの研磨中、半導体ウェハの半径方向への歪みと、半導体ウェハの回転方向への歪みを測定する。
【選択図】図1

Description

本実施形態は、研磨装置および半導体ウェハの研磨方法に関する。
半導体デバイスの製造工程においては、半導体ウェハの裏面外周部に発生した不要な膜(バリ)を除去するために、裏面研磨が実施されることがある。半導体ウェハの裏面研磨の状況は、例えば、半導体ウェハを載置するステージの回転トルクの変化により判定することができる。しかしながら、この手法では、裏面研磨の状況をマクロ的で大雑把に把握することができるに留まり、必ずしも正確に判定することができないのが実情である。
特開平9−139367号公報 特開平7−201790号公報 特開2013−103318号公報
実施形態は、半導体ウェハの裏面研磨の状況を詳細に把握することを可能とする研磨装置および半導体ウェハの研磨方法を提供することを目的とする。
実施形態によれば、研磨装置は、ステージと、研磨部と、歪み測定部を備える。ステージは、半導体ウェハを載置して回転する。研磨部は、ステージに載置された半導体ウェハの裏面を押圧して研磨する。歪み測定部は、ステージに設けられ、半導体ウェハの研磨中、半導体ウェハの半径方向への歪みと、半導体ウェハの回転方向への歪みを測定する。
図1は、実施形態にかかる研磨装置の構成を示す側面図である。 図2は、図1に示す研磨装置の一部を省略した底面図である。 図3は、歪みゲージによる歪みの測定結果の第1の例を示す図である。 図4は、歪みゲージによる歪みの測定結果の第2の例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる研磨装置および半導体ウェハの研磨方法を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態にかかる研磨装置1の構成を示す図である。図2は、図1に示す研磨装置の一部を省略した底面図である。図示するとおり、研磨装置1は、ステージ2と、複数の研磨部3,4と、複数の歪み測定部5〜8と、判定部9を備える。ステージ2は、例えば、図示されない真空吸着機構を備えており、上面2aに載置される半導体ウェハ10を真空吸着によって保持することができる。ステージ2は、図示されないモータ等の回転機構から回転力を付与されると、軸A1を中心にして高速回転し、上面2aに載置された半導体ウェハ10を高速回転させる。軸A1は、上面2aに対して略垂直である。半導体ウェハ10は、裏面10aをステージ2の上面2aに載置され、裏面10aとは反対側に位置する表面10bに素子や配線を備えたチップ領域が形成される。半導体ウェハ10の裏面10aの外周部には凹凸を有するバリ(図示せず)が形成されている。バリは、半導体ウェハ10の表面に形成された複数層の反応生成物(デポジット膜)が半導体ウェハ10の側面を経て回り込むことによって形成される。
各研磨部3,4は、ステージ2の側方であって、ステージ2の上面2aに載置された半導体ウェハ10の裏面10aの外周部に配置される。各研磨部3,4は、研磨テープ11と、複数のガイドローラ12と、ヘッド13とを備える。研磨テープ11は、図示されない供給リールからヘッド13と半導体ウェハ10の裏面10aの間に供給される。各研磨部3,4において、研磨テープ11は、ガイドローラ12に係回され、複数のガイドローラ12の間でヘッド13から所定の圧力を加えられ、半導体ウェハ10の裏面10aの外周部に接触し、裏面10aを研磨圧力F1,F2で押圧する。研磨圧力F1,F2は、半導体ウェハ10の裏面10aから表面10bの方向の力である。研磨テープ11は、半導体ウェハ10との接触面には、ダイヤモンド等の砥粒が固定されている。研磨テープ11は、当該接触面と高速回転する半導体ウェハ10の裏面10aとの間に発生する摩擦によって、裏面10aの外周部を研磨し、バリを除去する。研磨テープ11は、図示されない供給リールから回収リールに向けて所定の速度で走行し、裏面10aの研磨によって摩耗した接触面が回収リールに回収される。研磨部3,4は、半導体ウェハ10の半径方向D1(図2において、略円形状の半導体ウェハ10の中心(軸A1に相当)から外周に向かう方向またはその逆方向)に移動可能であって、半導体ウェハ10の裏面10aでの研磨位置を調整することが可能となっている。研磨装置1は、図示するように複数の研磨部3,4を備えることで、裏面10aの研磨時間を短縮することができる。
各歪み測定部5〜8は、ステージ2の下面2bに固定され、一対の歪みゲージ14,15を備える。歪みゲージ14は、半径方向D2(図2において、略円形状のステージ2の下面2bの中心(軸A1に相当)から外周に向かう方向)へのステージ2の歪みε1を測定することによって半導体ウェア10の半径方向に沿った歪みを検出する。歪みε1は、ステージ2の下面の半径方向に沿った元の長さ(L1)に対する変形長さ(ΔL1)の比(ΔL1/L2)として表される。この実施形態では、歪みε1をパーセント(%)で表す。半導体ウェハ10は、図1に示すように裏面10aを研磨圧力F1,F2で押圧されると、点線L1で示すように裏面10aから表面10bに向かって反るように変形する。前述したとおり、ステージ2は、上面2aが半導体ウェハ10を吸着している。このため、ステージ2は、半導体ウェハ10の変形に連動して図1に点線L2で示すように下面2bから上面2aに向かって反るように変形する。図2に示す半径方向D2への歪みε1は、このようなステージ2の変形によって生じる。歪みε1は、研磨圧力F1,F2に応じて変化し、研磨圧力F1,F2が大きい程、大きくなる。したがって、歪みゲージ14によって測定される歪みε1からは、研磨圧力F1,F2の大きさを判定することが可能となる。また、歪みゲージ14は、歪みε1の測定結果を公知の通信手段により判定部9へ送信する。
歪みゲージ15は、ステージ2の回転方向D3へのステージ2の歪みε2を測定することによって半導体ウェア10の回転方向に沿った歪みを検出する。歪みεは、ステージ2の下面の回転方向に沿った元の長さ(L2)に対する変形長さ(ΔL2)の比(ΔL2/L2)として表される。この実施形態では、歪みεをパーセント(%)で表す。歪みε2は、半導体ウェハ10の裏面10aと研磨部3の接触部分に発生する摩擦力F3,F4によって生じる。摩擦力F3,F4は、図1に示すように半導体ウェハ10の裏面10aが回転しながら研磨圧力F1,F2で押圧されることで生じる。歪みε2は、摩擦力F3,F4の大きさに応じて変化する。前述したように、バリは複数層のデポジット膜で構成されており、各層の膜質は異なっている。このため、研磨の進行に伴って研磨対象の層が異なると、摩擦力F3,F4が変化する。したがって、歪みゲージ15によって測定される歪みε2からは、半導体ウェハ10の裏面の研磨量もしくは研磨深さを判定することが可能となる。また、歪みゲージ15は、歪みε2の測定結果を公知の通信手段により判定部9へ送信する。
歪みゲージ14,15は、回転するステージ2に固定されるため、ステージ2の回転と共に回転する。したがって、歪みゲージ14,15の研磨部3,4に対する位置は、この回転により周期的に変化する。これにより歪みゲージ14,15は、研磨部3,4の各移動位置における歪みε1,ε2を測定することができる。
判定部9は、歪みゲージ14,15からの歪みε1,ε2の測定結果を受信すると、歪みε1,ε2に基づき、半導体ウェハ10の研磨状況として、後述するように、半導体ウェハ10の各研磨部3,4による研磨量もしくは研磨深さを判定する。また、判定部9は、例えば、歪みε1の変動具合に基づき、半導体ウェハ10の研磨状況として、後述するように、各研磨部3,4の稼働状態の良否を判定する。
図3は、歪みゲージ14,15による歪みε1,ε2の測定結果の第1の例を示す図である。図3(a)は、図2に示す複数の歪み測定部5〜8のうちいずれか1つにおける歪みゲージ14,15による歪みε1,ε2の測定結果の一例を示し、横軸が時間、縦軸が歪みを示す。また、図3(a)は、歪みゲージ14の測定結果(歪みε1)を実線で示し、歪みゲージ15の測定結果(歪みε2)を点線で示す。図3(a)の例では、歪みε1,ε2の各ピークは、交互に、研磨部3から強く影響を受けるピークと研磨部4から強く影響を受けるピークとなる。具体的には、時間T2,T4,T6,T8,T10,T12,T14でのピークが研磨部3から強く影響を受けるピークを示し、時間T1,T3,T5,T7,T9,T11,T13でのピークが研磨部4から強く影響を受けるピークを示す。図3(b)は、図3(a)に示される複数のピークから研磨部3から強く影響を受けるピークを抜き出してプロットした図である。図3(b)の実線で結ばれた菱型の点は、このように抜き出されたピークのうち、歪みε1のピークに対応する。図3(b)の点線で結ばれた四角型の点は、このように抜き出されたピークのうち、歪みε2のピークに対応する。図3(c)は、図3(a)に示される複数のピークから研磨部4から強く影響を受けるピークを抜き出してプロットした図である。図3(c)の実線で結ばれた菱型の点は、このように抜き出されたピークのうち、歪みε1のピークに対応する。図3(c)の点線で結ばれた四角型の点は、このように抜き出されたピークのうち、歪みε2のピークに対応する。
図3(b)に示すように、研磨部3から強く影響を受ける半導体ウェハ10の歪みε1が一定である場合、研磨部3は、一定の研磨圧力F1で半導体ウェハ10を研磨していると判定することができる。また、このように一定の研磨圧力F1で半導体ウェハ10を研磨すると、図3(b)に示す歪みε2の変化は、半導体ウェハ10の研磨層の変化を表す。したがって、この歪みε2の変化から、半導体ウェハ10の研磨部3による研磨量もしくは研磨深さを判定することができる。図3(b)の例からは、研磨部3によって、時間T2〜T6において半導体ウェハ10のバリの第1の層、時間T8において半導体ウェハ10のバリの第2の層、時間T10〜T14において半導体ウェハ10のバリの第3の層を研磨していると判定することができる。図1に示す判定部9は、図3(a)および図3(b)に示す研磨部3からの強い影響を受ける歪みε2のピークを、予め設定されているデータと比較することで、半導体ウェハ10の研磨部3による研磨量もしくは研磨深さを判定する。
また、図3(c)に示すように、研磨部4から強く影響を受ける半導体ウェハ10の歪みε1が一定である場合、研磨部4は、一定の研磨圧力F2で半導体ウェハ10を研磨していると判定することができる。このように一定の研磨圧力F2で半導体ウェハ10を研磨すると、図3(c)に示す歪みε2の変化は、半導体ウェハ10の研磨層の変化を表す。したがって、この歪みε2の変化から、半導体ウェハ10の研磨部4による研磨量もしくは研磨深さを判定することができる。図3(c)の例からは、研磨部4によって、時間T1〜T5において半導体ウェハ10のバリの第1の層、時間T7において半導体ウェハ10のバリの第2の層、時間T9〜T13において半導体ウェハ10のバリの第3の層を研磨していると判定することができる。図1に示す判定部9は、図3(a)および図3(c)に示す研磨部4からの強い影響を受ける歪みε2のピークを、予め設定されているデータと比較することで、半導体ウェハ10の研磨部4による研磨量もしくは研磨深さを判定する。
このように、実施形態の歪みゲージ14,15による歪みε1,ε2の測定結果から、半導体ウェハ10の各研磨部3,4による研磨量もしくは研磨深さを区別して把握することが可能となる。即ち、半導体ウェハ10の研磨量もしくは研磨深さを詳細に把握できる。これに対して、比較例として、半導体ウェハ10の研磨量もしくは研磨深さをステージ2のテーブルトルクによって判定するケースを考える。比較例の場合、テーブルトルクの変化によって、半導体ウェハ10の全体としての研磨量の変化もしくは研磨深さの変化を把握することができるが、実施形態とは異なり、各研磨部3,4による研磨量もしくは研磨深さを区別して把握することまではできない。つまり、比較例の場合、研磨量もしくは研磨深さを半導体ウェハ10の全体としてマクロ的で大雑把に把握することができるに留まる。これでは、例えば、各研磨部3,4が半導体ウェハ10の半径方向D1の異なる部位を研磨するとすれば、必ずしも研磨部3,4が半導体ウェハ10をどの程度研磨したかを判定することができない。
図4は、歪みゲージ14,15による歪みε1,ε2の測定結果の第2の例を示す図である。図4(a)〜図4(c)の図示方法については、図3(a)〜図3(c)と共通するため重複した説明を省略する。図4(a)は、図2に示す複数の歪み測定部5〜8のうちいずれか1つにおける歪みゲージ14,15による歪みε1,ε2の測定結果の一例を示す。図3(a)と図4(a)を比較すると、時間T2,T4,T6,T8,T10,T12,T14(研磨部3から強く影響を受けるピーク)での歪みε1,ε2の変化が異なる。図4(a)から、研磨部3から強く影響を受ける歪みε1,ε2を抜き出してプロットすると図4(b)に示すとおりとなる。
図4(b)に示すように、研磨部3から強く影響を受ける歪みε1は、時間T2〜T14において不規則に変化する。このような不規則な歪みε1が測定される場合、研磨部3は、研磨圧力F1を変動させながら半導体ウェハ10を研磨していることになる。したがって、研磨部3は、例えば、故障等の異常が疑われる。判定部9は、研磨部3が一定の研磨圧力F1で半導体ウェハ10を研磨するように設定されているにも関わらず、このような不規則な歪みε1の測定結果を受信する場合には、研磨部3の稼働状態を不良と判定する。図4(b)に示すように歪みε1が変動する場合、研磨部3は、一定の研磨圧力F1で半導体ウェハ10を研磨していないことになる。したがって、図4(b)に示す半導体ウェハ10の歪みε2の変化は、研磨圧力F1の変化に起因するのか、研磨層の変化に起因するのか定かでない。このため、図4(a)および図4(b)に示す歪みε2のピークから、研磨部3による半導体ウェハ10の研磨量もしくは研磨深さを判定することはできない。
図4(c)は、図4(a)に示される複数のピークから研磨部4から強く影響を受けるピーク(時間T1,T3,T5,T7,T9,T11,T13でのピーク)を抜き出してプロットした図であり、図3(c)に示す内容と同様である。図4(c)に示す歪みε1は、一定であり、規則性が見られる。判定部9は、このような規則性のある歪みε1を受信する場合、研磨部4の稼働状態を良と判定する。この場合、判定部9は、前述したように研磨部3の稼働状態を不良と判定しても、図4(a)および図4(c)に示す研磨部4から強く影響を受ける歪みε2のピークから研磨部4による研磨量もしくは研磨深さを判定する。
このように、実施形態の歪みゲージ14,15による歪みε1の測定結果から、各研磨部3,4の稼働状態の良否を区別して把握することが可能となる。即ち、各研磨部3,4の稼働状態を詳細に把握できる。これに対して、先の比較例の場合、テーブルトルクの変化によって研磨部3,4の全体としての稼働状態の良否を把握することができるが、比較例とは異なり、各研磨部3,4の稼働状態の良否を区別して把握することまではできない。つまり、比較例の場合、研磨部3,4の稼働状態をマクロ的で大雑把に把握することができるに留まる。
次に、図1および図2に示す研磨装置1による半導体ウェハ10の研磨方法について説明する。まず、研磨対象とする半導体ウェハ10の裏面10aをステージ2の上面2aに載置し、真空吸着によってステージ2に半導体ウェハ10を保持する。続いて、ステージ2の回転により、半導体ウェハ10を軸A1の周りに高速回転させる。この際、半導体ウェハ10の裏面10aの外周部に対して複数の研磨部3,4の研磨テープ11を接触させ、裏面10aを研磨圧力F1,F2で押圧し、研磨テープ11と裏面10aの間に摩擦力F3,F4を発生させる。この摩擦力F3,F4により、半導体ウェハ10の裏面10aが研磨される。そして、半導体ウェハ10の研磨を高精度に制御するために、裏面10aの研磨中、歪みゲージ14,15によりステージ2の歪みε1,ε2を測定し、歪みε1,ε2に基づいて、判定部9により半導体ウェハの研磨状況(半導体ウェハ10の各研磨部3,4による研磨量もしくは研磨深さ、および、各研磨部3,4の稼働状態の良否)を判定する。
実施形態によれば、研磨装置1は、ステージ2の回転に連動して回転する歪みゲージ14,15で半導体ウェハ10の歪みε1,ε2を測定し、歪みε1,ε2に基づいて半導体ウェハ10の研磨状況を判定する。したがって、研磨装置1を利用して半導体ウェハ10を研磨することで、半導体ウェハ10の研磨状況を研磨部3,4ごとに区別して詳細に把握し、半導体ウェハ10の研磨を高精度に制御することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 研磨装置、2 ステージ、2a 上面、2b 下面、3,4 研磨部、5〜8 歪み測定部、9 判定部、10 半導体ウェハ、10a 裏面、10b 表面、11 研磨テープ、12 ガイドローラ、13 ヘッド、A1 軸、D1,D2 半径方向、D3 回転方向、F1,F2 研磨圧力、F3,F4 摩擦力、ε1,ε2 歪み

Claims (5)

  1. 半導体ウェハを載置して回転するステージと、
    前記ステージに載置された半導体ウェハの裏面を押圧して研磨する研磨部と、
    前記ステージに設けられ、前記研磨中、前記半導体ウェハの半径方向への第1の歪みと、前記半導体ウェハの回転方向への第2の歪みを測定する歪み測定部と、
    を備える研磨装置。
  2. 前記研磨部は、前記半導体ウェハの裏面の異なる箇所を同時に研磨する、請求項1に記載の研磨装置。
  3. 前記第1および第2の歪みに基づいて、前記半導体ウェハの研磨状況を判定する判定部を備える、請求項1または2記載の研磨装置。
  4. 半導体ウェハをステージに載置して回転させる工程と、
    前記ステージに載置された半導体ウェハの裏面を押圧して研磨する工程と、
    前記研磨中、前記半導体ウェハの半径方向への第1の歪みと、前記半導体ウェハの回転方向への第2の歪みを測定する工程と、
    前記第1および第2の歪みに基づいて、前記半導体ウェハの研磨状況を判定する工程と、
    を含む半導体ウェハの研磨方法。
  5. 前記半導体ウェハの裏面の異なる箇所を同時に研磨する、請求項4に記載の半導体ウェハの研磨方法。
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