JP2016133785A - トナー補給装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、複数色のトナー補給を1つの駆動源で実行する場合に最適に補給動作を実行できるトナー補給装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本実施形態の画像形成装置1は、エンプティセンサー825がサブホッパー82のトナー残量の低下を検知すると、複数色それぞれのサブホッパー82へのトナー補給を同時に実行させる。トナー制御部123は、サブホッパー82を満杯とする容量に相当する第1閾値TH1に近い第2閾値TH2を記憶しており、エンプティ色に対するサブホッパー82のトナー量が第2閾値TH2となったときに、サブホッパー82へのトナー補給動作を停止する。
【選択図】図8

Description

本発明は、現像装置にトナーを好適に補給することのできるトナー補給装置、及び、当該トナー補給装置が装填される画像形成装置に関する。
従来から、画像形成装置には、像担持体に形成された静電潜像をトナーにて現像する現像器と、補給用トナーを収容し且つ着脱交換可能なトナーボトル(トナー収容容器)と、補給用トナーを一時的に貯留するサブホッパー(トナー貯蔵部)とを備えたものがある。補給用トナーは、トナー収容容器の回転にてトナー貯蔵部に送られて一時的に貯留され、必要に応じてサブホッパーから現像器に供給される。
又、従来の画像形成装置の中には、現像装置内でトナー濃度を検出し、現像装置へのトナー補給量を色や機構による差異に基づいて補正しながら、各色毎に最適な補給量でトナーの補給制御を行う機能を備えたものがある(特許文献1参照)。又、1つの駆動源でトナー貯蔵装置内部の攪拌パドルの回転/非回転を制御して、効率的にトナーを攪拌する機構が提供されている(特許文献2参照)。
特開2007−304524号公報 特開2009−244478号公報
ところで、特許文献1におけるトナー補給制御装置のように、各色毎にトナー補給量を設定する場合、現像装置への補給量を最適に設定できることから、各色の現像装置においてトナーを過不足無く貯留できる。しかしながら、各色毎に補給量を制御するためには、現像装置への補給を実行させる駆動源を各色に設ける必要があり、装置の小型化及び省電力化の妨げとなる。一方、特許文献2における機構を設けたトナー供給装置においては、1つの駆動源で攪拌パドルを制御するものの、カラー印刷時においては全色の攪拌パドルを駆動させることとなる。従って、トナー補給機構を1つの駆動源とした場合に、当該攪拌パドルを制御する機構を適用したとしても、不足した色を満たすように補給した場合、不足していない色について過補給となり、トナー劣化やトナー詰まりを引き起こし、画像不良の原因となる。
このような問題を鑑みて、本発明は、複数色のトナー補給を1つの駆動源で実行する場合に最適に補給動作を実行できるトナー補給装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のトナー補給装置は、着脱自在の複数色のトナー収容容器からトナーを受ける複数色のトナー貯蔵部と、前記トナー貯蔵部に前記トナー収容容器から前記トナーを補給させる第1トナー補給部と、トナー画像を像担持体に形成する複数色の現像器に前記トナーを前記トナー貯蔵部より補給させる第2トナー補給部と、前記トナー貯蔵部のトナー量を検知する検知部と、装置内各部を制御する制御部とを備えたトナー補給装置において、前記制御部は、前記トナー貯蔵部のトナー量を満了とする第1閾値と、該第1閾値より少量となる第2閾値とを記憶しており、前記検知部からの信号に基づいて前記トナー貯蔵部が空であるものと判断したとき、前記第1トナー補給部による前記トナー貯蔵部へのトナー補給動作を開始し、前記トナー貯蔵部のトナー量が前記第2閾値以上となったときに、前記第1トナー補給部によるトナー補給動作を停止させることを特徴とする。
この画像形成装置において、前記第1トナー補給部が、単一の駆動源の駆動により、複数色の前記トナー貯蔵部それぞれに前記トナーを同時に補給するものである。
上記画像形成装置において、前記検出部の信号に基づいて空と判断された第1色のトナーを貯蔵するトナー貯蔵部を第1トナー貯蔵部とし、前記第1色以外の第2色のトナーを貯蔵するトナー貯蔵部を第2トナー貯蔵部としたとき、前記制御部は、前記第1閾値以上となる第3閾値を記憶しており、前記第1トナー補給部による補給動作を開始した後、前記第2トナー貯蔵部のトナー量が前記第3閾値以上となったときに、前記第1トナー補給部によるトナー補給動作を停止させるものとしても構わない。
そして、前記制御部は、前記第1トナー貯蔵部へ前記トナーを補給した際に最低補給量とする第4閾値を記憶しており、前記第1トナー補給部による補給動作を開始した後、前記第2トナー貯蔵部のトナー量が前記第3閾値以上となった場合であっても、前記第1トナー貯蔵部のトナー量が前記第4閾値より少ない場合は、前記第1トナー補給部によるトナー補給動作を継続させるものとしても構わない。
又、前記制御部は、前記第1トナー補給部による補給動作を開始した後、前記第1トナー貯蔵部のトナー量が前記第2閾値以上となった場合であっても、前記第2トナー貯蔵部のトナー量が前記第3閾値より少ない場合は、前記第1トナー補給部によるトナー補給動作を継続させるものであっても構わない。
更に、前記制御部は、印刷枚数が所定枚数以上である場合に大量印刷であるものと判定し、前記第1トナー補給部による補給動作を開始した後、前記第2トナー貯蔵部のトナー量が前記第3閾値以上となった場合であっても、大量印刷であるものと判定した場合は、前記第1トナー補給部によるトナー補給動作を継続させるものであっても構わない。
又、上記の画像形成装置それぞれにおいて、装置内環境を検出する環境センサーを備えており、前記制御部は、前記環境センサーの検出結果に基づいて、前記トナー補給部によるトナー補給動作を停止させる閾値を設定するものであっても構わない。更に、トナー収容容器は、補給量(トナー搬送力)の少ないブローボトル式によるトナーボトルが好ましい。
本発明の画像形成装置は、上記トナー補給装置いずれかを備えており、該トナー補給装置から前記トナーが前記現像器に補給され、前記現像器によりトナー画像を像担持体に形成し、前記像担持体上のトナー画像を記録紙に転写して印字することを特徴とする。
本発明によると、複数色のトナー貯蔵部に同時にトナー収容容器からトナー補給する場合に、トナー貯蔵部が空と判定されたエンプティ色以外の色に対して、トナー貯蔵部への過剰補給(過補給)を制限できる。これにより、トナー収容容器及びトナー貯蔵部に過補給となって押しこまれるトナー量を低減し、トナー劣化又はトナー固化の発生を抑制し、結果、画像不良の発生を低減できる。又、エンプティ色以外の色に関してトナー貯蔵部への補給量が過剰とならないように制御部で監視することで、複数色のトナー同時補給動作において、トナー貯蔵部へのトナーの過補給を確実に制限できる。
又、トナー貯蔵部へのトナー補給量について最低補給量を指定することにより、トナー補給動作の回数を低減し、トナー補給部における駆動機構の耐久性を向上させるとともに、トナー補給時における動作音に基づく騒音を低減できる。大量印刷時においてトナー補給を継続できる構成とすることで、トナー補給動作の回数を低減し、トナー補給部における駆動機構の耐久性を向上させるとともに、トナー補給時における動作音に基づく騒音を低減できる。
は、本発明の基本構成となる画像形成装置の構成を示す外観斜視図である。 は、図1に示す画像形成装置の内部構成を示す概略構成図である。 は、トナーボトル及びサブホッパーの構成を示す斜視図である。 は、トナーボトルとサブホッパーの位置関係を示す要部断面図である。 は、トナーボトル、サブホッパー、及び現像器の構成を示す概略図である。 は、サブホッパーの動作説明図であって、(a)及び(b)が、サブホッパーのトナー量が十分であるときの図であって、(c)が、サブホッパー内のトナー量が不足したときの図である。 は、図1に示す画像形成装置における制御系の構成を示すブロック図である。 は、第1の実施形態における画像形成装置における制御動作を示すフローチャートである。 は、複数色のうちの一色がトナーエンプティとなった状態の一例を示す図である。 は、第1の実施形態における画像形成装置の制御動作を説明するための図であって、(a)が、トナー補給開始後の状態を示し、(b)が、トナーエンプティ色のトナーが第2閾値まで補給された状態を示す。 は、第1の実施形態における画像形成装置の制御動作を説明するための図であって、(a)が、トナーエンプティ色のトナーが満杯となった状態を示し、(b)が、過補給が判断された状態を示す。 は、第2の実施形態における画像形成装置における制御動作を示すフローチャートである。 は、第2の実施形態における画像形成装置の制御動作を説明するための図であって、(a)が、トナーエンプティ色のトナーが補給最低量を超えていない状態を示し、(b)が、トナーエンプティ色のトナーが補給最低量を超えた状態を示す。 は、第3の実施形態における画像形成装置における制御動作を示すフローチャートである。
<本発明を実施するための形態における基本構成>
以下、本発明の実施形態における基本構成につき、図面を参照しながら説明する。以下の図では、同一部分又は対応する部分に同一符号を付してある。又、本基本構成は、以下の各実施形態における構成において共通する構成を説明するものである。尚、以下の各実施形態を含め、本発明による画像形成装置は、例えば、コピー機や、コピー機能を備えたプリンター又は複合機などであっても構わない。
1.画像形成装置の構成
図1及び図2を参照して、画像形成装置1の構成について説明する。図1は、画像形成装置1の構成を示す外観斜視図であり、図2は、画像形成装置1の内部構成を示す概略構成図である。
画像形成装置1は、図1及び図2に示すように、記録紙に画像を印字する画像形成部2と、原稿から画像を読み取る画像読取部3とを備え、画像形成部2上方に画像読み取り部3を載置した構成を備える。又、画像形成装置1は、ユーザーに対して各種の表示を行うとともにユーザーによる入力操作を受け付ける操作パネル116を備えている。
画像読取部3は、原稿ガラス板の上に載置された原稿を、スキャナーを移動して読み取る公知のものである。原稿画像は、赤(R)・緑(G)・青(B)の三色に色分解されて、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサにより電気信号に変換され、R・G・Bの画像データが得られる。画像読み取り部3で得られた各色成分の画像データは、後述の画像制御部11(図7参照)において各種処理が行われて、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各再現色の画像データに変換される。
画像形成部2は、画像データに基づくトナー画像を記録紙に転写する作像装置4と、作像装置4で記録紙に転写されたトナー画像を定着させる定着装置5と、画像を印刷するための記録紙を収納するとともに記録紙を給紙する給紙機構6と、定着装置5によりトナー画像が定着されて画像形成された記録紙を排紙する排紙機構7と、を備える。又、画像読取部3は、原稿からの画像を読み取るスキャナー装置31と、スキャナー部31の上部に設けられるとともにスキャナー装置31に原稿を1枚ずつ搬送させる自動原稿搬送装置(ADF:Auto Document Feeder)32とを備える。
画像形成部2内の中央部に位置する作像装置4は、像坦持体の一例である感光体上に形成されたトナー像を記録材Pに転写する役割を担うものであり、中間転写ベルト42、及びイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色に対応する計4つの作像機構41を備えている。尚、図2では、説明の便宜上、各作像機構41に、再現色に応じて符号Y,M,C,Kを添えている。
中間転写ベルト42は、駆動ローラー43と従動ローラー44の間に張設され、従動ローラー44が不図示のスプリングで図2の左方向へ付勢されることにより、中間転写ベルト42に張力が与えられている。そして、転写駆動モータ(図示省略)からの動力伝達にて、駆動ローラー43が反時計回りに回転する。中間転写ベルト42にはポリカーボネート、ポリイミド、ポリイミドアミドなどの樹脂材料が使用される。中間転写ベルト42のうち従動ローラー44に巻き掛けられた部分の外周側には、転写ベルトクリーナ421が配置されている。転写ベルトクリーナ421は、中間転写ベルト42上に残留する未転写トナーを除去するためのものであり、中間転写ベルト42に当接している。
中間転写ベルト42の下方には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の作像機構4が所定間隔で配置されている。そして、それぞれ作像機構41の感光体ドラム45と、中間転写ベルト42を挟んで対向する位置に、一次転写ローラー46が配置されている。感光体ドラム45の外周には、図2における時計回りの回転方向に沿って順に、帯電器47、現像器48、一次転写ローラー46及び感光体クリーナ49が配置されている。
感光体ドラム45は負帯電性のものであり、感光体モータ(図示省略)からの動力伝達にて、図2の時計方向に回転駆動するように構成されている。帯電器47はローラー帯電式のものであり、該帯電器47には、帯電用電源(図示省略)から所定のタイミングにて感光体帯電のための電圧が印加される。現像器48は、負の極性を呈するトナーを利用して、感光体ドラム45上に形成された静電潜像を反転現像にて顕在化させるものである。
一次転写ローラー46は、中間転写ベルト42の内周側に位置しており、中間転写ベルト42の回転に伴って図2の反時計方向に回転する。中間転写ベルト42と一次転写ローラー46との間(当接部分)に、一次転写領域である一次転写ニップ部を構成している。感光体クリーナ49は、感光体ドラム45上に残留する未転写トナーを除去するものであり、感光体ドラム45に当接している。4つの作像機構41の下方には露光部50が配置されている。露光部50は、画像データに基づき、レーザービームにて各感光体ドラム45に静電潜像を形成するものである。画像データは、位置ズレ補正のための補正を受けた後、記録紙の供給と同期して1走査ラインごとに読み出され、露光部50に設けられた発光ダイオードの駆動信号となっている。
中間転写ベルト42のうち駆動ローラー43に巻き掛けられた部分の外周側には、二次転写ローラー51が配置されている。二次転写ローラー51は、中間転写ベルト42に当接していて、中間転写ベルト42と二次転写ローラー51との間(当接部分)が二次転写領域である二次転写ニップ部を形成している。二次転写ローラー51は、中間転写ベルト42の回転に伴って、又は二次転写ニップ部に挟持搬送される記録紙の移動に伴って図2の時計方向に回転する。
作像装置4は、帯電器47で感光体ドラム45表面を帯電させた後、露光部50で画像データに応じた静電潜像を形成し、この静電潜像に現像器48からのトナーを付着させて感光体ドラム45表面にトナー像を形成する。感光体ドラム45表面に形成されたトナー像は、中間転写ベルト42が感光体ドラム45と一次転写ローラー46との間(一次転写ニップ部)を通過する時に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で、中間転写ベルト42上に1次転写される。感光体ドラム45に残った未転写トナーは感光体クリーナ49にて掻き取られ、感光体ドラム45上から取り除かれる。そして、記録紙が二次転写ニップ部を通過する際に、重ね合わされた4色のトナー像が記録紙に一括して二次転写される。中間転写ベルト42に残った未転写トナーは転写ベルトクリーナ421にて掻き取られ、中間転写ベルト42上から取り除かれて、廃トナーボックス(図示省略)に蓄えられる。
二次転写ローラー51の上方に位置する定着装置5は、記録紙の搬送方向との直交方向に長い加熱ローラー55、及び、加熱ローラー55と平行状に延びる加圧ローラー56を備えている。加圧ローラー56は、加熱ローラー55に当接していて、加熱ローラー55と加圧ローラー56との間(当接部分)が定着領域である定着ニップ部を形成している。二次転写ローラー51における二次転写ニップ部を通過して未定着トナー像を載せた記録紙が、加熱ローラー55と加圧ローラー56との間の定着ニップ部を通過する際、加熱ローラー55と加圧ローラー56とが記録紙を加熱・加圧して、記録紙上の未定着トナー像を定着させる。
作像装置4の下方に位置する給紙装置6は、記録紙を収容する複数段(実施形態では2段)の給紙カセット、給紙カセット61内の記録紙を1枚ずつ繰り出す繰り出しローラー62、及び繰り出された記録紙を所定のタイミングにて二次転写ニップ部(二次転写領域)に搬送する一対のレジストローラー63等を備えている。又、排紙機構7は、定着装置5でトナー像が定着された記録紙を装置外部に排紙させる排出ローラー71と、排紙された記録紙を受ける排紙トレイ72とを備えている。
各給紙カセット61は画像形成部2の下部に着脱可能に配置されている。各給紙カセット61内の記録紙は、対応する繰り出しローラー62の回転にて、最上部のものから1枚ずつ搬送経路30に送り出される。搬送経路30は、給紙装置6の各給紙カセット61から、両レジストローラー63間のニップ部、及び作像装置4における二次転写ニップ部(二次転写領域)を経て、定着装置5の定着ニップ部に至る。そして、搬送経路30は、定着装置5の定着ニップ部から一対の排出ローラー71を介して画像形成部2上面の排紙トレイ72にまで延びている。
2.トナー補給路の構成
画像形成装置1は、現像器48にトナーを補給させるために、トナーボトル(トナー収容容器)81を着脱可能としている。図2に示すように、中間転写ベルト42の上方にはボトル収容室80が設けられており、ボトル収容室80内には、各現像器48に供給される補給用トナーを収容するトナーボトル81が着脱可能に配置されている。尚、図2では、説明の便宜上、ボトル収容室80及びトナーボトル81にも、再現色に応じて符号Y,M,C,Kを添えている。このトナーボトル81から現像器48へのトナー補給路の詳細について、図3〜図5を参照して以下に説明する。
図3〜図5に示すように、作像機構41の現像器48には、トナーを一定量補給するサブホッパー(トナー貯蔵部)82が設けられており、ここからジョイント83を介して現像器48に供給される。サブホッパー82の上方には、トナーボトル81が着脱自在に設けられている。サブホッパー82内のトナー残量が少なくなると、トナーボトル81からにトナーが供給される。トナーボトル81内のトナーがなくなると、新しいトナーボトル81と交換される。尚、図3では、説明の便宜上、トナーボトル81及びサブホッパー82にも、再現色に応じて符号Y,M,C,Kを添えている。
トナーボトル81は、トナーを収納しているボトル部812と、供給口813aが外周面に形成されたキャップ部813と、供給口813aを開閉するシャッター部815とを有する。ボトル部812とキャップ部813とは相対的に回転可能に取り付けられている。キャップ部813の正面側にはトナーボトル81を回転させるツマミ814が形成されている。この色別に設けられるトナーボトル81のそれぞれのキャップ部813は、色別のサブホッパー82が一体に構成された上面に載置されている。
トナーボトル81の裏面側には、ボトル部812を回転させるボトル回転機構811が設けられている。ボトル回転機構811は、駆動源となるステッピングモータ811aを備えており、不図示のギヤ機構を介してステッピングモータ811aの回転力をトナーボトル81に伝達させる。ボトル回転機構811でボトル部812を回転させると、ボトル部812内に収納されたトナーは、ボトル部812の内周面に形成された螺旋状溝817(第1トナー補給部)によって、キャップ部813の供給口813aに導かれる。そして、トナーは供給口813aからサブホッパー82に落下供給される。
図4に示すように、トナーボトル81のキャップ部813におけるキャップ部813の供給口813aがサブホッパー82の上部に位置する。サブホッパー82内には、トナーの上面レベルを検出するフロート部材824が、軸824aを中心として揺動自在に設けられている。そして、フロート部材824の下方には撹拌軸と共に回転するカム822が設けられており、カム822の回転によってフロート部材824は上下に揺動する。
一方、図5に示すように、現像器48にはトナー濃度センサー481が設けられていて、現像器48のトナー濃度が低くなった場合には、所定のトナー濃度となるようにサブホッパー82の補給ローラー(第2トナー補給部)823が回転して現像器48にトナーが補給される。尚、これら撹拌軸及び補給ローラー823はサブホッパー駆動機構821で駆動される。サブホッパー駆動機構821は、駆動源となるステッピングモータ821aを備えており、不図示のギヤ機構を介してステッピングモータ821aの回転力をサブホッパー82に伝達させる。
次に、サブホッパー82におけるフロート部材824の動作について、図6を参照して説明する。図4に示すように、フロート部材824の自由端側には浮体824bが設けられており、トナーの上面レベルに応じて上下動する。浮体824bの上面には磁石824cが設けられており、サブホッパー82の外側面には、エンプティセンサー(第1検知部)825が取り付けられている。エンプティセンサー825としては、リードスイッチが用いられ、浮体824bの上面に設けられた磁石824cの位置に応じてON又はOFFの信号が得られる。
図6(a)及び図6(b)に示すように、サブホッパー82内にトナーが十分にある場合は、フロート部材824及び磁石824cは上方に位置する。従って、エンプティセンサー825はOFF状態となる。一方、図6(c)に示すように、サブホッパー82内のトナー量が少なくなると、トナーの上面が低下し、フロート部材824及び磁石824cが下方に下がり、エンプティセンサー825がONとなる。
エンプティセンサー825がONになると、ボトル回転機構811が駆動してトナーボトル81のボトル部812を所定時間(例えば10秒間)回転させ、トナーボトル81からサブホッパー82内にトナーを供給する。サブホッパー82にトナーボトル81からトナーが補給されると、フロート部材824及び磁石824cが上方に上がるため、エンプティセンサー825はON信号からOFF信号となる。ところが、トナーボトル81にトナーがない場合には、ボトル部812を回転させてもサブホッパー82内にトナーは補給されない。尚、カム822と補給ローラー823は共に、サブホッパー駆動機構821によって回転駆動するため、エンプティセンサー825の変化を確認するためにカム822を動作させた時、補給ローラー823も同時に回転することとなる。
他方、現像器48には、二成分現像剤中のトナー濃度を検知するトナー濃度センサー(第2検知部)481(図5参照)が設けられている。そして、現像器48内のトナー濃度が低くなった場合には、所定のトナー濃度を維持するように、サブホッパー駆動機構821によりサブホッパー82の補給ローラー823を回転させて、現像器48にトナーを補給する。例えば、トナー濃度の通常設定値が5%の場合、トナー濃度が4.5%以下となると、補給ローラー823が回転して、サブホッパー82から現像器48にトナー補給が行われる。そして、トナー濃度が5%になると、補給ローラー823の回転が停止する。
又、画像形成装置1は、トナーボトル81を回転させたときに、エンプティセンサー825がON信号からOFF信号となれば、トナーボトル81からサブホッパー82にトナーが供給されたと認識するため、トナーボトル81が新品に交換されたと判断する。又、補給ローラー823が1回転することで、所定グラム数のトナーを現像器48に送るため、補給ローラー823の回転数により現像器48に送るトナー量を管理することが出来る。そして、サブホッパー82の容量が決まっているため、サブホッパー82の容量以上にトナーを消費しても、トナー濃度センサー821により検出されたトナー濃度が低下していない場合は、トナーボトル82が交換されていたものと判別できる。
3.制御ブロックの構成
画像形成装置1の各部動作を制御する制御ブロックについて、図7を参照して以下に説明する。図7に示すように、画像形成装置1は、画像データを処理する画像制御部11と、画像形成を全般的に処理するエンジン制御部12とからなる制御系を備えている。そして、画像制御部11は、シリアル通信により、エンジン制御部12との通信を実行する。即ち、画像制御部11は、画像バスを介して画像データをエンジン制御部12に提供するとともに、装置内の環境状態や記録紙の用紙サイズ等に応じて、記録紙の搬送速度を決定し、エンジン制御部12に通知する。
画像制御部11は、記憶媒体であるRAM112、ハードディスク装置(HDD)等からなる記憶部113、画像読取部3、FAXインターフェース(IF)115、及び操作パネル116等を制御する。又、画像制御部11は、ネットワーク回線を介して、装置外部の端末装置117と通信し、データの授受を実行する。画像制御部11は、画像読取部3、FAXインターフェース115、及び端末装置117それぞれからデータを受信すると、RAM112及び記憶部113を活用して、印字用の画像データを生成して、エンジン制御部12に転送する。
RAM112は、転送速度の点で優れており、又、記憶部113を構成するハードディスク装置は、転送速度はRAM112よりも劣るものの、記憶容量の点では有利な記憶媒体である。FAXインターフェース115は、通信回線を介して外部のファクシミリ装置と画像データのファクシミリ送受信を実行する。又、操作パネル116は、表示部を構成するタッチパネルと、押しボタン部とを備え、ユーザーに対して表示を行うとともに、ユーザーから入力操作を受け付ける。
エンジン制御部12は、温度センサー118及び湿度センサー119からの検出信号が入力されて、装置内環境を認識する。即ち、エンジン制御部12は、温度センサー118からの検出信号により装置内温度を認識するとともに、湿度センサー119からの検出信号により装置内湿度を認識すると、認識した温湿度に基づいて、各部の制御パラメーターを変更する。又、エンジン制御部12は、作像制御部120、定着制御部121、搬送制御部122、及びトナー制御部123と通信し、画像形成部2内の各部の動作を制御する。
作像制御部120は、作像機構41、駆動ローラー43、一次転写ローラー46、及び露光部50それぞれの駆動を制御することで、中間転写ベルト42にトナー像を形成させ、更に二次転写ローラー51の駆動を制御することで、中間転写ベルト42のトナー像を記録紙に転写させる。定着制御部121は、加熱ローラー55及び加圧ローラー56それぞれの駆動を制御することで、記録紙上のトナー像を定着させる。搬送制御部122は、給紙機構6及び排紙機構7を含む搬送経路30における各部品を駆動させることで、記録紙の搬送動作を制御する。
トナー制御部123は、トナーボトル81からサブホッパー82へのトナー補給動作や、サブホッパー82から現像器48へのトナー補給動作を制御する。トナー制御部123は、ボトル回転機構811のステッピングモータ811a、及びサブホッパー駆動機構821のステッピングモータ821aに制御信号を与える一方で、現像器48のトナー濃度センサー481、及びサブホッパー82のエンプティセンサー825からの信号を受ける。従って、トナー制御部123は、トナー濃度センサー481からの信号を受けて、サブホッパー82からのトナー補給を実行させる一方で、エンプティセンサー825からの信号を受けて、トナーボトル81からのトナー補給を実行させる。
以下の各実施形態は、上述した画像形成装置1を基本構成とする画像形成装置を説明するものであり、トナー補給動作について、より詳細に説明するものである。よって、以下の各実施形態では、画像形成装置におけるトナー補給動作を中心に、その詳細について説明する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態の画像形成装置について、以下に、図面を参照して説明する。図8は、本実施形態のトナー補給制御を示すフローチャートである。尚、本実施形態の画像形成装置の構成については、上述の基本構成で示した構成となるため、以下では、トナー補給動作について説明する。
本実施形態の画像形成装置1は、画像制御部11からの画像データに基づいて、エンジン制御部12が、作像制御部120、定着制御部121、及び搬送制御部122を通じて、画像形成部2の各部を動作させて、印字処理を行うと、トナー制御部123が、サブホッパー駆動機構821を駆動させて、現像器48へのトナー補給を実行させる。サブホッパー駆動機構821が駆動することで、サブホッパー82内の補給ローラー823が回転して、サブホッパー82内のトナーが現像器48へ補給される。
このとき、トナー制御部123は、図8のフローチャートに従って動作することで、トナーボトル81からサブホッパー82に対するトナー補給を実行する。以下では、このトナーボトル81からサブホッパー82へのトナー補給動作について、図8〜図10を参照にして説明する。尚、トナー制御部123は、後述する第1〜第3閾値TH1〜TH3を記憶しており、第1〜第3閾値TH1〜TH3それぞれとサブホッパー82内のトナー量を比較することで、サブホッパー82へのトナー補給動作を制御する。
図8に示すように、トナー制御部123は、補給ローラー823とともにカム822を回転させることで、エンプティセンサー825からON信号が入力されたか否かを確認する(S101)。YMCK各色のうちの少なくとも一つのエンプティセンサー825からON信号が入力されると(S101でYes)、トナー制御部123は、サブホッパー82のトナー量に不足が生じていると判断し、トナーボトル回転機構811を駆動させて、サブホッパー82へのトナー補給を実行させる(S102)。
即ち、図9に示すように、YMCK各色のうちの少なくとも一色(図9の例では、マゼンダ)について、サブホッパー82内のトナー量がトナーエンプティとなる量(以下、『エンプティ量E1』とする)を下回ると、当該サブホッパー82内のエンプティセンサー825がON信号を出力する。これにより、トナー制御部123が、トナーボトル回転機構811を駆動して、YMCK全色のトナーボトル81を回転させ、YMCK全色のトナーを各色のサブホッパー82へ補給する。尚、トナー制御部123は、例えば、サブホッパー82内の補給ローラー823の回転数とトナーボトル81の回転数に基づいて、YMCK各色に対するサブホッパー82内のトナー量を算出している。
トナー制御部123は、トナー補給動作を実行させると、トナーエンプティとなった色(以下、「エンプティ色」とする)について、サブホッパー82内のトナー量が、サブホッパー82を満杯とする容量に相当する第1閾値TH1に近い第2閾値TH2(TH2<TH1)に到達したか否かを確認する(S103)。図10(a)の例に示すように、エンプティ色(図10(a)の例では、マゼンダ)におけるサブホッパー82内のトナー量が第2閾値TH2を下回っている場合は(S103でNo)、トナー補給動作を継続させる。
エンプティ色におけるサブホッパー82内のトナー量が第2閾値TH2以上となった場合(S103でYes)、トナー制御部123は、エンプティ色以外の色について、サブホッパー82へのトナー補給量が過補給となっているか否かを確認する(S104)。即ち、トナー制御部123は、サブホッパー82内のトナー量が過補給と判定される第3閾値TH3(TH3≧TH1)に到達したか否かを確認することで、サブホッパー82への過補給が発生している色の有無を確認する。第3閾値TH3は、例えば、サブホッパー82を満杯とするトナー量TH1に、トナーボトル81の供給口813aとサブホッパー82との連結部分の容量を加えた値である。
YMCK全色においてサブホッパー82への過補給が確認されなかった場合(S104でNo)、トナー制御部123は、エンプティ色におけるサブホッパー82内のトナー量が、サブホッパー82を満杯とする容量に相当する第1閾値TH1に到達したか否かを確認する(S105)。即ち、図10(a)の例に示すように、YMCK全色において、サブホッパー82内のトナー量が第3閾値TH3を下回っているとき、トナー制御部123は、サブホッパー82で過補給がないものと判定して、S105における判定動作に移行する。そして、エンプティ色におけるサブホッパー82内のトナー量が第1閾値TH1を下回っている場合(S105でNo)、S104における判定動作に移行する。
サブホッパー82でトナー過補給が確認された場合(S104でYes)、又は、エンプティ色のサブホッパー82が満量となった場合(S105でYes)、トナー制御部123は、トナーボトル回転機構811を停止して、トナー補給動作を停止させる(S106)。即ち、図11(a)の例に示すように、トナー制御部123は、サブホッパー82内のトナー量が第3閾値TH3となる色(図11(a)の例では、ブラック)を確認すると、S106に移行してトナー補給動作を停止させる。又、図11(b)の例に示すように、トナー制御部123は、エンプティ色以外の色(図11(a)では、イエロー、シアン、ブラック)に対するサブホッパー82について過補給に至ることなく、エンプティ色(図11(a)の例では、マゼンダ)におけるサブホッパー82内のトナー量が第1閾値TH1以上となったことを確認すると、S106に移行してトナー補給動作を停止させる。
尚、本実施形態において、トナー制御部123は、温度センサー118で検出された装置内温度と、湿度センサー119で検出された装置内湿度とを、エンジン制御部12を通じて認識できる。そして、トナー制御部123は、温度センサー118及び湿度センサー119の検出結果に基づいて、装置内温度又は装置内湿度が高くなる場合に、第2閾値TH2を小さく設定することで、エンプティ色以外の色における過補給を抑制し、トナー固化や劣化を防止するものとしてもよい。又、トナー制御部123は、装置内温度又は装置内湿度が高くなる場合に、第3閾値TH3を小さく設定することでも、エンプティ色以外の色における過補給を抑制し、トナー固化や劣化を防止できる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態の画像形成装置について、以下に、図面を参照して説明する。図12は、本実施形態の画像形成装置におけるトナー補給制御を示すフローチャートである。尚、図12において、図8におけるフローチャートと同一の動作ステップについては同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の画像形成装置1は、サブホッパー82へのトナー補給動作において、第1の実施形態における制御動作に、エンプティ色に対するサブホッパー82へのトナー補給量が少量であるか否かを判定する動作を更に追加したものである。即ち、本実施形態の画像形成装置1におけるトナー補給動作は、第1の実施形態における画像形成装置による図8に示す動作フローに対して、エンプティ色のサブホッパー82のトナー量が補給最低量TH4(E1<TH4<TH1)を超えたか否かを判断する動作を追加したものである。よって、以下では、補給最低量を超えたことを判定するための動作ステップについて、図12及び図13を参照して、詳細に説明する。尚、トナー制御部123は、第1の実施形態と同様、第1〜第3閾値TH1〜TH3と共に第4閾値TH4を記憶している。
本実施形態の画像形成装置1は、第1の実施形態と同様、サブホッパー82のトナー量がエンプティ量E1を下回ると、トナーボトル回転機構811を駆動して、サブホッパー82へのトナー補給を開始する(S101〜S102)。トナー制御部123は、トナー補給を開始すると、YMCK全色について、サブホッパー82への過補給の有無を確認する(S201)。そして、YMCK全色について、サブホッパー82のトナー量が第3閾値TH3より下回っており、過補給がないものと判定した場合(S201でNo)、エンプティ色におけるサブホッパー82内のトナー量が第2閾値TH2に到達したか否かを判定する(S103)。
一方、トナー制御部123が、サブホッパー82のトナー量が第3閾値TH3に到達する色を確認すると(S201でYes)、エンプティ色におけるサブホッパー82のトナー補給量が少量であるか否かを判定する(S202)。即ち、トナー制御部123は、エンプティ色のサブホッパー82のトナー量が、補給最低量となる第4閾値TH4に到達したか否かを判定する。このとき、図13(a)の例に示すように、エンプティ色(図13(a)の例では、マゼンダ)におけるサブホッパー82のトナー量が第4閾値TH4を下回っている場合(S202でNo)、S103における判定動作に移行する。尚、S103において、エンプティ色におけるサブホッパー82のトナー量が第2閾値TH2を下回っている場合(No)、S201における判定動作に移行する。
又、図13(b)の例に示すように、エンプティ色(図13(b)の例では、マゼンダ)におけるサブホッパー82のトナー量が第4閾値TH4以上となる場合(S202でYes)、S106に移行してトナー補給動作を停止させる。このように動作することで、エンプティ色のサブホッパー82に補給最低量となるトナー量を確保できるため、トナー補給動作を無駄に繰り返すことがなく、更には、エンプティ色以外の色で発生する過補給を少量に抑制できる。
尚、本実施形態においても、第1の実施形態と同様、トナー制御部123は、温度センサー118で検出された装置内温度と、湿度センサー119で検出された装置内湿度とを、エンジン制御部12を通じて認識できる。そして、本実施形態において、トナー制御部123は、装置内温度又は装置内湿度が高くなる場合に、第2閾値TH2及び第3閾値TH3以外に、第4閾値TH4を小さく設定することでも、エンプティ色以外の色における過補給を抑制し、トナー固化や劣化を防止できる。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態の画像形成装置について、以下に、図面を参照して説明する。図14は、本実施形態の画像形成装置におけるトナー補給制御を示すフローチャートである。尚、図14において、図12におけるフローチャートと同一の動作ステップについては同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の画像形成装置1は、サブホッパー82へのトナー補給動作において、第2の実施形態における制御動作に、大量印刷動作を実行しているか否かを判定する動作を更に追加したものである。即ち、本実施形態の画像形成装置1におけるトナー補給動作は、第2の実施形態における画像形成装置による図12に示す動作フローに対して、残りの印刷枚数が所定枚数Pthを上回っているか否かを判断する動作を追加したものである。よって、以下では、大量印刷を判定するための動作ステップについて、図14を参照して、詳細に説明する。
本実施形態の画像形成装置1は、第2の実施形態と異なり、S102でトナー補給を開始すると、大量印刷を実行しているか否かについて判定する(S301)。トナー制御部123は、トナー補給を開始すると、エンジン制御部12を通じて残り印刷枚数を確認し、残り印刷枚数が所定枚数Pthより多いか否かを判定する。そして、残り印刷枚数が所定枚数Pth以下となる場合(S301でNo)、S201における過補給の有無の判定動作に移行し、第2の実施形態と同様の制御動作を実行する。
又、残り印刷枚数が所定枚数Pthを上回っている場合(S301でYes)、エンプティ色におけるサブホッパー82内のトナー量が、第1閾値TH1以上であるか否かを確認する(S302)。そして、エンプティ色におけるサブホッパー82内のトナー量が第1閾値TH1を下回っている場合(S302でNo)、S301における判定動作に移行する。一方、エンプティ色のサブホッパー82が満量となった場合(S302でYes)、トナー制御部123は、トナーボトル回転機構811を停止して、トナー補給動作を停止させる(S106)。これにより、本実施形態では、大量印刷時においてトナー消費量が多い場合に、サブホッパー82へのトナー補給回数を抑制することができ、駆動機構の耐久性劣化を抑制するとともに、駆動音による騒音を低減できる。
尚、本実施形態においても、第2の実施形態と同様、トナー制御部123は、温度センサー118で検出された装置内温度と、湿度センサー119で検出された装置内湿度とを、エンジン制御部12を通じて認識できる。そして、本実施形態において、トナー制御部123は、装置内温度又は装置内湿度が高くなる場合に、第2〜第4閾値TH2〜TH4以外に、例えば、所定枚数Pthを多く設定することでも、エンプティ色以外の色における過補給を抑制し、トナー固化や劣化を防止できる。
上記各実施形態において、補給量(トナー搬送力)の少ないブローボトル式によるトナーボトルによりトナーが補給されるものとしたが、サブホッパーを備える構成であれば、トナーボトル以外のトナーカートリッジからサブホッパーにトナーを補給するものであっても構わない。又、第1〜第4閾値TH2〜TH4及び所定枚数Pthを操作部116により指定するものとしても構わない。更に、本願発明における画像形成装置として、コピー機能、スキャナー機能、プリンター機能、ファックス機能を有するMFP(Multifunction Peripheral)であっても構わないし、プリンター、コピー機、ファクシミリ等であっても構わない。その他、各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本願発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
1 画像形成装置
2 画像形成部
3 画像読取部
4 作像装置
5 定着装置
6 給紙機構
7 排紙機構
11 画像制御部
12 エンジン制御部
31 スキャナー装置
32 自動原稿搬送装置
41 作像機構
42 中間転写ベルト
43 駆動ローラー
44 従動ローラー
45 感光体ドラム
46 一次転写ローラー
47 帯電器
48 現像器
49 感光体クリーナ
50 露光部
51 二次転写ローラー
55 加熱ローラー
56 加圧ローラー
61 給紙カセット
62 繰り出しローラー
63 レジストローラー
71 排出ローラー
72 排紙トレイ
80 ボトル収容室
81 トナーボトル
82 サブホッパー
112 RAM
113 記憶部
114 画像データ生成部
115 FAXインターフェース
117 端末装置
118 温度センサー
119 湿度センサー
120 作像制御部
121 定着制御部
122 搬送制御部
123 トナー制御部
161 棒グラフ(トナー残量表示)
162 メッセージ(トナーエンプティ表示)
421 転写ベルトクリーナ
481 トナー濃度センサー
811 ボトル回転機構
811a ステッピングモータ
812 ボトル
813 キャップ部
813a 供給口
814 ツマミ
815 シャッター部
817 螺旋状溝
821 サブホッパー駆動機構
821a ステッピングモータ
822 カム
823 補給ローラー
824 フロート部材
824a 軸
824b 浮体
824c 磁石
825 エンプティセンサー

Claims (8)

  1. 着脱自在の複数色のトナー収容容器からトナーを受ける複数色のトナー貯蔵部と、前記トナー貯蔵部に前記トナー収容容器から前記トナーを補給させる第1トナー補給部と、トナー画像を像担持体に形成する複数色の現像器に前記トナーを前記トナー貯蔵部より補給させる第2トナー補給部と、前記トナー貯蔵部のトナー量を検知する検知部と、装置内各部を制御する制御部とを備えたトナー補給装置において、
    前記制御部は、前記トナー貯蔵部のトナー量を満了とする第1閾値と、該第1閾値より少量となる第2閾値とを記憶しており、
    前記検知部からの信号に基づいて前記トナー貯蔵部が空であるものと判断したとき、前記第1トナー補給部による前記トナー貯蔵部へのトナー補給動作を開始し、
    前記トナー貯蔵部のトナー量が前記第2閾値以上となったときに、前記第1トナー補給部によるトナー補給動作を停止させることを特徴とするトナー補給装置。
  2. 前記第1トナー補給部が、単一の駆動源の駆動により、複数色の前記トナー貯蔵部それぞれに前記トナーを同時に補給することを特徴とする請求項1に記載のトナー補給装置。
  3. 前記検出部の信号に基づいて空と判断された第1色のトナーを貯蔵するトナー貯蔵部を第1トナー貯蔵部とし、前記第1色以外の第2色のトナーを貯蔵するトナー貯蔵部を第2トナー貯蔵部としたとき、
    前記制御部は、前記第1閾値以上となる第3閾値を記憶しており、
    前記第1トナー補給部による補給動作を開始した後、前記第2トナー貯蔵部のトナー量が前記第3閾値以上となったときに、前記第1トナー補給部によるトナー補給動作を停止させることを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー補給装置。
  4. 前記制御部は、前記第1トナー貯蔵部へ前記トナーを補給した際に最低補給量とする第4閾値を記憶しており、
    前記第1トナー補給部による補給動作を開始した後、前記第2トナー貯蔵部のトナー量が前記第3閾値以上となった場合であっても、前記第1トナー貯蔵部のトナー量が前記第4閾値より少ない場合は、前記第1トナー補給部によるトナー補給動作を継続させることを特徴とする請求項3に記載のトナー補給装置。
  5. 前記制御部は、前記第1トナー補給部による補給動作を開始した後、前記第1トナー貯蔵部のトナー量が前記第2閾値以上となった場合であっても、前記第2トナー貯蔵部のトナー量が前記第3閾値より少ない場合は、前記第1トナー補給部によるトナー補給動作を継続させることを特徴とする請求項3又は4に記載のトナー補給装置。
  6. 前記制御部は、印刷枚数が所定枚数以上である場合に大量印刷であるものと判定し、
    前記第1トナー補給部による補給動作を開始した後、前記第2トナー貯蔵部のトナー量が前記第3閾値以上となった場合であっても、大量印刷であるものと判定した場合は、前記第1トナー補給部によるトナー補給動作を継続させることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のトナー補給装置。
  7. 装置内環境を検出する環境センサーを備えており、
    前記制御部は、前記環境センサーの検出結果に基づいて、前記トナー補給部によるトナー補給動作を停止させる閾値を設定することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のトナー補給装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のトナー補給装置を備えており、該トナー補給装置から前記トナーが前記現像器に補給され、前記現像器によりトナー画像を像担持体に形成し、前記像担持体上のトナー画像を記録紙に転写して印字することを特徴とする画像形成装置。
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