JP2016132499A - 太陽電池パネルの梱包構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽電池パネルの梱包構造であって、輸送中に傷が生じることを抑制することができる梱包構造を開発することを課題とする。【解決手段】太陽電池パネルは、微視的な凹凸形状を有するガラス板と、光電変換部とを有している。太陽電池パネルは、梱包ケース3内においては、4枚の太陽電池パネルが縦姿勢で収容されている。パレット5上において、梱包ケース3は地側壁13を下にして載置されているので、パレット5上においても全ての太陽電池パネルが縦姿勢となっている。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池パネルを輸送する際における梱包構造に関するものである。
放射能や二酸化炭素を排出することがなく、クリーンであることから、太陽電池パネルが急速に普及している。
太陽電池パネルは、大きく分けて薄膜型と、結晶型に分類される。薄膜型太陽電池パネルは、ガラス板に透明電極層と、光電変換層(光電変換部)と、裏面電極層を積層し、さらにその背面に防水処理を施したものである。
結晶型太陽電池パネルは、P型あるいはN型のシリコン結晶等に、N型或いはP型のシリコン層を積層して太陽電池セル(光電変換部)を作り、その太陽電池セルをガラス板と防水層との間で挟んだものである。
いずれにしても太陽電池パネルは、ガラス板と光電変換部を有している。そして太陽電池パネルは、表面積に対して厚さが薄いものである。
太陽電池パネルは工場で生産され、施工現場まで輸送される。その際の荷姿は、図17の様であり、各梱包ケース100が、平置き状態でパレット101に載置される。
各梱包ケース100内における太陽電池パネル102は、図18の様に平置き状態となっている。そのため太陽電池パネル102は、パレット101に平置き状態で載置されている。
即ち太陽電池パネル102は表面積に対して厚さが薄いものであり、ガラス面とその裏面の面積が大きく、周部の面積は、表面積に比べて極めて小さい。
そのためガラス面又は裏面を天地方向に向けて、段ボールの梱包ケース100内に収容し、さらにその梱包ケース100を平置き状態にしてパレット101に載置される。
即ち太陽電池パネルは表面積に対して厚さが極めて薄いので、複数枚の太陽電池パネル102を梱包ケース100に同梱する場合であっても、その梱包ケース100は、太陽電池パネル102の表裏面に相当する面の面積が他の面よりも大きい。そのため梱包ケース100を平置き状態にすると安定し、荷崩れが少ない。
特開2010−9600号公報
太陽電池パネルは、建屋の屋根や壁に設置されることが多い。太陽電池パネルを屋根等に設置する際には、太陽電池を高所に運ぶ必要がある。また作業者は、屋根上等の高所で太陽電池を移動させる必要がある。そのため太陽電池パネルは、重量が軽いことが望ましい。
この要求に応えるために、太陽電池パネルのガラス板として、厚さが薄いものが採用される傾向にある。
しかしながら、太陽電池パネルのガラス板を薄くすると、輸送中にガラス板に割れやひびが入り易くなる。
そこで本発明は、この問題を解決することを目的とし、輸送中に傷が生じることを抑制することができる梱包構造を開発することを課題とするものである。
上記した課題を解決するため、梱包ケース内に入れるクッション材の形状や厚さ、あるいは梱包ケース内における太陽電池パネルの支持方法を変更し、トラックの振動と同様の振動を与えて太陽電池パネルの傷み具合を確認した。しかしながら、クッション材や、梱包ケース内における太陽電池パネルの支持方法を変更しても、顕著な効果は得られなかった。
そこで次に、太陽電池パネルの姿勢を平置き姿勢から縦姿勢に変えてみたところ、傷の発生が顕著に少なくなった。
この理由は、トラックの振動が主に上下振動であるからと予想される。即ち図19の様に太陽電池パネル102の姿勢を平置き姿勢に保持し、トラックから上下振動を受けると、太陽電池パネル102が振動を受けて二点鎖線の様に撓む。ここで、ガラス板の表面になんらかの理由で微細なクラックが生じると、太陽電池パネルの撓み方向は、このクラックを広げる方向となる。そのため輸送中にクラックが進行し、目に見える程の傷となる。
上記した知見に基づいて開発された請求項1に記載の発明は、太陽電池パネルの梱包構造において、前記太陽電池パネルは、ガラス板と、光電変換部とを有し、前記ガラス板側から前記光電変換部側に光を入射して前記光電変換部で電気を発生させるものであり、太陽電池パネルには面積が大きい平面部と当該平面部に比べて面積の小さい側面部があり、梱包ケースに複数の太陽電池パネルが内蔵され、太陽電池パネルは、いずれも梱包ケース内において側面部を天地方向に向けた縦姿勢となっていることを特徴とする太陽電池パネルの梱包構造である。
ここで太陽電池パネルは、薄膜型であるか結晶型であるかを問わない。
また太陽電池パネルは、枠、端子箱、コード等が取り付けられていて、モジュール化されたものを含む。
太陽電池パネルは、防眩性を有したものであることが望ましく、表面又は裏面に微視的な凹凸形状を有するものであることが推奨される。ガラス板の凹凸の程度は限定されるものではないが、少なくとも防眩性を発揮することができる程度の凹凸である。またガラス板の凹凸は、自然にできたものではなく、人為的に作られる。
請求項2に記載の発明は、前記梱包ケースは略直方体であり、対向する長方形であって最も面積の大きい表裏側壁と、対向する長方形の天地側壁と、対向する長方形の側面壁とを有し、パレット上に複数の梱包ケースが表裏側壁を同一の方向に向けて並列的に配置されて第一段目を構成し、さらに第一段目の上に前記梱包ケースが表裏側壁を第一段目の向きに直交する方向に向けて並列的に配置されて第二段目を構成し、パレットと第一段目及び第二段目の外周面に、シートが装着されてなることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池パネルの梱包構造である。
請求項3に記載の発明は、梱包ケース内に、梱包ケースとは別体の充填部材があり、当該充填部材は、梱包ケース内において下面となる側の太陽電池パネルの側面部の一部と直接的に又は間接的に当接して当該側面部と梱包ケースの底との間に空間を形成し、さらに同一又は他の充填部材が太陽電池パネルの平面部の一部と直接的に又は間接的に当接して当該平面部と梱包ケースの内側面との間に空間が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池パネルの梱包構造である。
本発明の太陽電池パネルの梱包構造によると、太陽電池パネルの下辺や平面部が梱包ケースの内壁と直接接しないので、梱包ケースが何かにぶつかっても太陽電池パネルを傷つけることがない。
請求項4に記載の発明は、梱包ケース内に、梱包ケースとは別体の充填部材があり、梱包ケースは、太陽電池パネルの平面部と対向する表側壁及び裏側壁と、太陽電池パネルの側面部が対向し縦姿勢となる側面壁を有し、前記充填部材の少なくとも一つは、梱包ケースの側面壁と直接的に又は間接的に接する奥面部と、梱包ケースの表側壁及び裏側壁と直接的に又は間接的に接する二つの側面部とを有し、梱包ケースの表側壁及び裏側壁の少なくとも一方と、前記充填部材の側面部とを連通する開口が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の太陽電池パネルの梱包構造である。
本発明では、梱包ケースの表側壁及び裏側壁の少なくとも一方と、充填部材の側面部とを連通する開口が設けられているので、この開口に手を差し入れて梱包ケースを運ぶことができる。また開口は、梱包ケースと充填部材を連通するものであるから、開口部は丈夫である。
開口の内部には指が入る程度の空間が存在することが望ましい。
請求項5に記載の発明は、梱包ケース内に、梱包ケースとは別体の充填部材があり、充填部材は、段ボールを折り曲げて作られたものであり、太陽電池パネルと直接的に接する部位に緩衝材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の太陽電池パネルの梱包構造である。
本発明では、太陽電池パネルと直接的に接する部位に発泡体等の緩衝材が設けられているので、太陽電池パネルを傷付けない。
請求項6に記載の発明は、太陽電池パネルは一枚づつ包装用クッションシートで包まれ、この状態の太陽電池パネルを2枚、表面側同士を上下逆に重ねた状態で一セットのパネル組が構成され、梱包ケース内に複数のパネル組が間隔を開けて収容されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の太陽電池パネルの梱包構造である。
本発明によると、太陽電池パネルを傷つけず、且つ梱包ケース内の空間を有効に活用することができる。
請求項7に記載の発明は、太陽電池パネルは2枚を重ねた状態で一セットのパネル組が構成され、2枚の太陽電池パネルの側面部に端面保護部材が装着された状態で梱包ケース内に収容されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の太陽電池パネルの梱包構造である。
本発明によると、太陽電池パネルの側面部を傷つけない。
太陽電池パネルは、太陽電池部材と周辺部材が一体化されたものであり、周辺部材には、少なくとも断熱材、基材、フロントカバー、引掛金具、端子ボックス、ケーブルのいずれかを含むものであってもよい(請求項8)。
請求項9に記載の発明は、ガラス板の凹凸は、微視的な凹凸形状を有するものであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の太陽電池パネルの梱包構造である。
請求項10に記載の発明は、ガラス板の凹凸は、微視的な凹凸形状を有するものであり、当該ガラス板の凹凸は、人為的に作られたものであって、防眩性を発揮することができる程度の凹凸であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の太陽電池パネルの梱包構造である。
請求項11に記載の発明は、ガラス板に反射防止膜が設けられていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の太陽電池パネルの梱包構造である。
本発明の太陽電池パネルの梱包構造によると、輸送中における傷の発生が抑制されるる。
本発明の実施形態の太陽電池パネルの梱包構造を示す斜視図である。 図1の梱包構造を構成する梱包ケースの斜視図である。 図2の梱包ケース内の内蔵物を示す斜視図である。 図2の梱包ケースのA−A断面図である。 図2の梱包ケースのB−B断面図である。 図1の梱包構造の分解斜視図である。 本発明の他の実施形態における梱包ケース内の内蔵物を示す斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態における梱包ケース内の内蔵物を示す斜視図である。 図8の梱包ケースの断面図である。 図2の梱包ケースに内蔵される太陽電池パネルの斜視図である。 図10の太陽電池パネルの分解斜視図である。 図10の太陽電池パネルを裏面側から見た斜視図である。 図10の太陽電池パネルの太陽電池部の断面構造を概念的に説明する説明図である。 図10の太陽電池パネルの太陽電池部のガラス面の拡大写真であり、反射防止膜が無い状態を示す。 図10の太陽電池パネルの太陽電池部のガラス面の拡大写真であり、反射防止膜が有る状態を示す。 他の実施形態における太陽電池パネルの太陽電池部のガラス面の拡大写真である。 従来技術の太陽電池パネルの梱包構造を示す斜視図である。 従来技術における梱包ケースの一部破断斜視図である。 従来技術において太陽電池パネルが輸送中に受ける振動を模式的に表した説明図である。
以下さらに本発明の実施形態について説明する。
本実施形態の太陽電池パネルの梱包構造1は、太陽電池パネル2を対象とするものである。最初に図10乃至図15を参照しつつ太陽電池パネル2の構造を簡単に説明する。太陽電池パネル2は、瓦型太陽電池モジュールとも称されるものであり、図11の様に太陽電池部材50と、周辺部品が一体化されたものである。
即ち太陽電池パネル2は、図11、図12に示すように、基材51の裏面に補強断熱材52を取り付けて構成される基台53に、太陽電池部材50やフロントカバー55、引掛金具54などを装着して構成されたものである。
また太陽電池部材50の裏面には、端子ボックス73が取り付けられている。端子ボックス73からは、二本のケーブル75、76が取り出されている。
太陽電池パネル2の外形を概観すると、図10の様であり、平面形状が略長方形であり、面積が大きい平面部56と、平面部56に比べて面積の小さい長辺側側面部57,58と、さらに面積が小さい短辺側側面部60,61がある。
太陽電池部材50は、集積型太陽電池であり、略長方形の面状に形成されている。太陽電池部材50は、図13の様にガラス板62に導電膜や半導体膜を積層し、これに複数の溝を設けて所定数の単体電池(太陽電池セル)を形成し、各太陽電池セルを電気的に直列接続したものである。
より詳細には、太陽電池部材50は、2種類以上の光電変換層を組み合わせた、いわゆるタンデム型の太陽電池である。
太陽電池部材50の層構成は、図13の通りであり、ガラス板62に、透明電極層63、第1,2の薄膜光電変換層65,66、金属裏面電極層67、封止樹脂層68、及び有機保護層70を順次積層した構造の、いわゆるハイブリッド型の太陽電池である。
本実施形態で採用する太陽電池部材50では、第1,2の薄膜光電変換層65,66が光電変換部72であり、太陽電池パネル2は、ガラス板62と、光電変換部72を有している。また太陽電池部材50は、ガラス板62側から光電変換部側72に光を入射して光電変換部側72で電気を発生させるものである。
本実施形態の太陽電池部材50は、特徴的な構成として、ガラス板62に防眩処理が施され、ガラス板62の表面が凹凸形状80をしている。
ガラス板62の表面の拡大写真は、図14の様である。本実施形態では、ガラス板62の表面をサンドブラスト加工し、人為的に凹凸形状80を付けている。
なお本実施形態では、ガラス板62に対して2回に渡ってサンドブラスト加工が施されている。即ち最初に荒い粒子の研磨材でサンドブラストを行い、その後で粒子の細かい研磨材を使用してサンドブラストを行っている。図14は、サンドブラストを行った直後のガラス板62の表面を拡大撮影したものである。
また本実施形態の太陽電池部材50では、サンドブラストを行った後に、反射防止膜81を設けている。反射防止膜81を設けた後は、ガラス板62の表面形状は、図15の通りであり、見かけ上、凹凸が減少している。
本実施形態の太陽電池パネルの梱包構造1は、前記した太陽電池パネル2を複数枚まとめて図2の梱包ケース3に収納し、それを図1の様にパレット5に積み上げ、さらにシート6を装着したものである。
梱包ケース3は図2の様に直方体の段ボール箱であり、対向する長方形であって最も面積の大きい表裏側壁10,11と、対向する長方形の天地側壁12,13と、対向する長方形の側面壁15,16とを有している。
なお本実施形態では、梱包ケース3の表側壁10と、裏側壁11は特段の区別はなく、いずれが表側壁であってもよく、いずれが裏側壁であってもよい。
同様に、側面壁15,16についても両者を区別する理由はない。
梱包ケース3の表側壁10と裏側壁11には、それぞれ2個づつ長孔(開口)17が設けられている。
梱包ケース3の中には、図3の様にサイドブロック(充填部材)20a,20bが内蔵されている。サイドブロック20a,20bは、いずれも一枚の段ボール紙を折り曲げて作られたものであり、図3の様に、サイド当接部21と、底当接部22を有している。
サイド当接部21は、平面形状が「コ」の字状であり、梱包ケース3内の左側面壁15又は右側面壁16及びその近傍の表側壁10及び裏側壁11と接する。即ちサイド当接部21は、左側面壁15又は右側面壁16と接する奥面部23と、当該奥面部23に対して直交する方向にあり表側壁10及び裏側壁11の一部と接する二つの側面部31a,31bを有している。
二つの側面部31a,31bであって梱包ケース3の長孔17に相当する位置には、長孔(開口)28が設けられている。
二つの側面部31a,31bの自由端近傍には、クッション材(緩衝材)25a,25bが接着されている。
クッション材25a,25bは、発泡体であり、断面形状が四角形の長尺物である。クッション材25a,25bは図3の様に天地方向に向いて設置されている。
底当接部22は、梱包ケース3の地側壁13と接する紙板である。底当接部22には枕部材26が設けられている。
枕部材26は前記したクッション材25a,25bと同じ素材であり、発泡体であって断面形状が四角形の長尺物である。枕部材26は図3の様に水平方向に向いて設置されている。
サイドブロック20a,20bは、図4、図5の様に、梱包ケース3の長手方向の端部に配されている。
太陽電池パネル2は、図3、図4の様に2枚を一セットとするパネル組32が構成され、梱包ケース3内に2セットのパネル組32が収容されている。即ち太陽電池パネル2は、一枚づつ包装用クッションシート(図示せず)で包まれ、これの表面側同士を上下逆に重ね、左右の辺部に「コ」字状に成形された端面保護部材27が装着されて一セットのパネル組32が構成されている。なお端面保護部材27は、段ボールで作られている。
そしてサイドブロック20a,20bのクッション材25a,25bの間に、太陽電池パネル2のパネル組32の辺部が挿入されている。
その結果、梱包ケース3内においては、4枚の太陽電池パネル2が縦姿勢で収容されている。即ち太陽電池パネル2は、いずれも梱包ケース3内において長辺側側面部57,58を天地方向に向けた縦姿勢となっている。
また長辺側側面部57,58の一部が枕部材26に載置されている。そのため梱包ケース3内において下面となる側の太陽電池パネル2の長辺側側面部57と、梱包ケース3の底82との間に空間83が形成される。また太陽電池パネルの平面部56と梱包ケースの内側面との間にも空間84が形成されている。またパネル組32同士の間にも空間85がある。
本実施形態の太陽電池パネルの梱包構造1では、パレット5の上に、梱包ケース3が2段に積まれている。
即ち第一段として、パレット5上に5個の梱包ケース3が平行に並べられている。より具体的には、梱包ケース3の表側壁10又は裏側壁11を同一の方向に向けて5個の梱包ケース3が平行に隙間無く並べられている。
そしてその上に、5個の梱包ケース3が平行に隙間無く並べられている。より具体的には、梱包ケース3の表側壁10又は裏側壁11を第一段目の向きと直交する方向に向けて並列的に配置されている。
パレット5上において、梱包ケース3は地側壁13を下にして載置されているので、パレット5上においても全ての太陽電池パネル2が縦姿勢となっている。即ちパレット5上においても全ての太陽電池パネル2が長辺側側面部57,58を天地方向に向けた縦姿勢となっている。
そして全ての梱包ケース3が上下2段に積まれた後、全体の角にコーナ段ボール30が装着され、さらにその全体にシート6が装着される。本実施形態では、シート6は予め袋状に成形されたものであり、パレット5及びパレット5上の梱包ケース3をすっぽりと覆う。
本実施形態の梱包構造で梱包された太陽電池パネル2は、図示しないフォークリフトでパレット5を搬送して図示しないトラックに積載され、施工現場に運搬される。この際、太陽電池パネル2は、上下方向の振動が掛かるが、全ての太陽電池パネル2が縦置き姿勢であるから、ガラス板62に傷が付かない。
以上説明した実施形態では、サイドブロック(充填部材)20a,20bとしてサイド当接部21と、底当接部22を有したものを例示したが、サイドブロック20a,20bの形状等は任意である。例えば図7の様に、サイド当接部(充填部材)21と、底当接部(充填部材)22を別部材としてもよい。
以上説明した実施形態では、梱包ケース3と、サイドブロック20a,20bに長孔17,28を設けた。この長孔17,28は、梱包ケース3を運ぶ際に手を入れるための手入れ孔である。
本実施形態では、手入れ孔が、梱包ケース3とサイドブロック20a,20bが二重に重なった部位に設けられているから、孔が頑丈である。
また手入れ孔の奥には、図4の様に隙間33があるから手を差し入れやすい。
手入れ孔を設ける構成、さらには手入れ孔を梱包ケース3とサイドブロック20a,20bが二重に重なった部位に設ける構成は、推奨されるものであるが必須ではない。
図8、図9は、サイドブロック20a,20bに手を入れるための開口を設けない例を示している。
図8、図9に示す太陽電池パネルの梱包構造40の梱包ケース3内の内蔵物は、図3、図4に示す太陽電池パネルの梱包構造1と略同様であるから、太陽電池パネルの梱包構造40の説明は、太陽電池パネルの梱包構造1との相違点に止め、同一の内蔵物には同一の番号を付して重複した説明を省略する。
図8、図9に示す太陽電池パネルの梱包構造40では、梱包ケース3の中にサイドブロック(充填部材)20’a,20’bが内蔵されている。
図3、図4の例で示したサイドブロック(充填部材)20a,20bには、二つの側面部31a,31bであって梱包ケース3の長孔17に相当する位置には、長孔(開口)28が設けられていたが、本実施形態ではそれが無い。
図8、図9に示す太陽電池パネルの梱包構造40でも、太陽電池パネル2は、一枚づつ包装用クッションシート(図示せず)で包まれ、これの表面側同士を上下逆に重ね、左右の辺部に「コ」字状に成形された端面保護部材41が装着されて一セットのパネル組32が構成されているが、図8、図9に示す太陽電池パネルの梱包構造40で採用する端面保護部材41は図3、図4の例で示した端面保護部材27よりも大きい。
以上説明した実施形態では、太陽電池パネル2は、ブラスト加工を2回施したものであったが、サンドブラストの回数は任意である。例えば荒い粒子の研磨材を使用して、一回だけサンドブラストを実施してもよい。図16は、荒い粒子の研磨材を使用して、一回だけサンドブラストを実施した場合におけるガラス板62の表面を拡大撮影したものである。
また反射防止膜81の有無についても任意である。
以上説明した実施形態では、ガラス板62は、表面が凹凸形状80となっているが、ガラス板62の表面は平滑であってもよい。
以上説明した実施形態では、太陽電池パネル2の長辺側側面部57,58を天地方向に向けた縦姿勢としたが、短辺側側面部60,61を天地方向に向けた縦姿勢としてもよい。
梱包ケース3に収容する太陽電池パネル2の個数や、パレット5に載置する梱包ケース3の個数は任意である。
以上説明した太陽電池パネルは、薄膜型の太陽電池パネルであるが、結晶型の太陽電池パネルを梱包するものであってもよい。結晶型の太陽電池パネルを梱包する場合は、ガラス板の損傷だけでなく、シリコンウェハの破損防止にも寄与することが期待できる。
1,40 太陽電池パネルの梱包構造
2 太陽電池パネル
3 梱包ケース
5 パレット
6 シート
10 表側壁
11 裏側壁
13 地側壁
17 長孔(開口)
15,16 側面壁
20a,20b サイドブロック(充填部材)
20’a,20’b サイド当接部(充填部材)
22 底当接部(充填部材)
25a,25b クッション材(緩衝材)
26 枕部材
28 長孔(開口)
32 パネル組
50 太陽電池部材
54 引掛金具
55 フロントカバー
56 平面部
57,58 長辺側側面部
60,61 短辺側側面部
62 ガラス板
72 光電変換部
73 端子ボックス
75,76 ケーブル
80 凹凸形状
83 空間
84 空間
85 空間

Claims (11)

  1. 太陽電池パネルの梱包構造において、前記太陽電池パネルは、ガラス板と、光電変換部とを有し、前記ガラス板側から前記光電変換部側に光を入射して前記光電変換部で電気を発生させるもので あり、太陽電池パネルには面積が大きい平面部と当該平面部に比べて面積の小さい側面部があり、
    梱包ケースに複数の太陽電池パネルが内蔵され、太陽電池パネルは、いずれも梱包ケース内において側面部を天地方向に向けた縦姿勢となっていることを特徴とする太陽電池パネルの梱包構造。
  2. 前記梱包ケースは略直方体であり、対向する長方形であって最も面積の大きい表裏側壁と、対向する長方形の天地側壁と、対向する長方形の側面壁とを有し、パレット上に複数の梱包ケースが表裏側壁を同一の方向に向けて並列的に配置されて第一段目を構成し、さらに第一段目の上に前記梱包ケースが表裏側壁を第一段目の向きに直交する方向に向けて並列的に配置されて第二段目を構成し、
    パレットと第一段目及び第二段目の外周面に、シートが装着されてなることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池パネルの梱包構造。
  3. 梱包ケース内に、梱包ケースとは別体の充填部材があり、当該充填部材は、梱包ケース内において下面となる側の太陽電池パネルの側面部の一部と直接的に又は間接的に当接して当該側面部と梱包ケースの底との間に空間を形成し、さらに同一又は他の充填部材が太陽電池パネルの平面部の一部と直接的に又は間接的に当接して当該平面部と梱包ケースの内側面との間に空間が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池パネルの梱包構造。
  4. 梱包ケース内に、梱包ケースとは別体の充填部材があり、
    梱包ケースは、太陽電池パネルの平面部と対向する表側壁及び裏側壁と、太陽電池パネルの側面部が対向し縦姿勢となる側面壁を有し、
    前記充填部材の少なくとも一つは、梱包ケースの側面壁と直接的に又は間接的に接する奥面部と、梱包ケースの表側壁及び裏側壁と直接的に又は間接的に接する二つの側面部とを有し、梱包ケースの表側壁及び裏側壁の少なくとも一方と、前記充填部材の側面部とを連通する開口が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の太陽電池パネルの梱包構造。
  5. 梱包ケース内に、梱包ケースとは別体の充填部材があり、充填部材は、段ボールを折り曲げて作られたものであり、太陽電池パネルと直接的に接する部位に緩衝材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の太陽電池パネルの梱包構造。
  6. 太陽電池パネルは一枚づつ包装用クッションシートで包まれ、この状態の太陽電池パネルを2枚、表面側同士を上下逆に重ねた状態で一セットのパネル組が構成され、梱包ケース内に複数のパネル組が間隔を開けて収容されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の太陽電池パネルの梱包構造。
  7. 太陽電池パネルは2枚を重ねた状態で一セットのパネル組が構成され、2枚の太陽電池パネルの側面部に端面保護部材が装着された状態で梱包ケース内に収容されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の太陽電池パネルの梱包構造。
  8. 太陽電池パネルは、太陽電池部材と周辺部材が一体化されたものであり、周辺部材には、少なくとも断熱材、基材、フロントカバー、引掛金具、端子ボックス、ケーブルのいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の太陽電池パネルの梱包構造。
  9. ガラス板の凹凸は、微視的な凹凸形状を有するものであることを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載の太陽電池パネルの梱包構造。
  10. ガラス板の凹凸は、微視的な凹凸形状を有するものであり、当該ガラス板の凹凸は、人為的に作られたものであって、防眩性を発揮することができる程度の凹凸であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の太陽電池パネルの梱包構造。
  11. ガラス板に反射防止膜が設けられていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の太陽電池パネルの梱包構造。
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