JP2016132424A - 制動機構付き脚車装置 - Google Patents

制動機構付き脚車装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016132424A
JP2016132424A JP2015010100A JP2015010100A JP2016132424A JP 2016132424 A JP2016132424 A JP 2016132424A JP 2015010100 A JP2015010100 A JP 2015010100A JP 2015010100 A JP2015010100 A JP 2015010100A JP 2016132424 A JP2016132424 A JP 2016132424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
caster
braking
brake
housing
fixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015010100A
Other languages
English (en)
Inventor
横山 純明
Sumiaki Yokoyama
純明 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2015010100A priority Critical patent/JP2016132424A/ja
Publication of JP2016132424A publication Critical patent/JP2016132424A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

【課題】被運搬物を戴置して運搬するための脚車装置に関し、戴置面上に被運搬物を戴置したときにこれを安定的に戴置できるようにして、被運搬物が戴置面上から落下したりあるいは脚車装置が転倒したりする頻度を低減させるとともに、比較的簡単な構造による制動機構にしてその故障を低減させる。【解決手段】制動機構付き脚車装置1は、脚車装置2と、制動機構3とからなる。脚車装置2は、戴置台21と、脚車ユニット22と、脚車ユニット留め具23とからなり、脚車ユニット22は、脚車保持体221bと、少なくとも三つ備えられている脚車222a,bと、少なくとも2本備えられている車軸223a,bとからなる。制動機構3は、脚車機構2に連接して設けられており、収容体31と、制動体32とからなる。制動体32は、柔軟性のある半リング状の制動部材32aであり制動体操作口31bを挿通して持ち手32bを形成する。【選択図】図5

Description

本発明は、植物栽培用容器や家具等の被運搬物を戴置して運搬するための脚車装置に関し、特に該脚車装置を制動するための制動機構を備えた制動機構付き脚車装置に関する。
従来、被運搬物を戴置して運搬するための脚車装置が提案されているところである。例えば、複数の車輪からなる車輪ユニットを台車の下面に取り付けた運搬台車(例えば、特許文献1参照。)、キャスターを取り付けた台板に被運搬物を締め付けるためのベルトを通す穴を開けた荷物運搬用キャスター(例えば、特許文献2参照。)等が提案されている。
また、脚車装置を制動するための制動機構も提案されているところである。例えば、昇降可能に構成された制動部材を床面に接触させて制動する可動什器の制動装置(例えば、特許文献3参照)、及び上下動自在な脚部を有するロックペダルを配置するとともに該脚部をフットペダルの踏込みにより下降させ路面に設置させることで制動する可搬型装置の横転防止機構(例えば、特許文献4参照)等が提案されている。
実開平7−6033号公報 実開昭52−67147号公報 特開2006−95024号公報 実開平6−29961号公報
まず、上記の従来技術に係る脚車装置は、被運搬物を戴置するための戴置面の位置が脚車の接地面に対して比較的高い位置にあったり(例えば、特許文献1参照。)、あるいは戴置面の面積が比較的小さい面積であったり(例えば、特許文献2参照。)して、戴置面上に被運搬物を戴置したときにこれを安定的に戴置することができず、被運搬物が戴置面上から落下したりあるいは脚車装置が転倒したりする頻度が高いという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする第一の課題は、被運搬物を戴置して運搬するための脚車装置に関し、戴置面上に被運搬物を戴置したときにこれを安定的に戴置できるようにして、被運搬物が戴置面上から落下したりあるいは脚車装置が転倒したりする頻度を低減した脚車装置を提供することにある。
次に、上記の従来技術に係る脚車装置を制動するための制動機構は、比較的複雑な構造による制動機構であるために(例えば、特許文献3及び4参照。)、その故障が生じ易かったりあるいは使用者がその操作をし難いという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする第二の課題は、被運搬物を戴置して運搬するための脚車装置を制動するための制動機構について、比較的簡単な構造による制動機構にして、その故障の発生を低減させるとともに使用者による操作性を向上させた制動機構を提供することにある。
更に、上記の従来技術に係る制動機構付き脚車装置は、脚車装置と制動機構とが不可分一体に形成されていることから大型であるため(例えば、特許文献3及び4参照。)、該制動機構付き脚車装置を置いておくには比較的広いスペースを用意しなければならないという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする第三の課題は、被運搬物を戴置して運搬するための脚車装置であって、該脚車装置を制動するための制動機構を備えた制動機構付き脚車装置に関し、脚車装置と制動機構とを分解可能な構造にして、比較的狭いスペースでも置いておくことができる制動機構付き脚車装置を提供することにある。
本発明は、上記の各課題を解決するために提案されたものであり、以下の構成を有するものである。以下では、本発明の構成を理解することを補助するために、本願に添付した図面に表示した番号及び符号をあわせて記載する。
請求項1に記載した制動機構付き脚車装置(1)は、脚車装置(2)と、制動機構(3)とからなる。脚車装置(2)は、戴置台(21)と、脚車ユニット(22)と、脚車ユニット留め具(23)とからなる。戴置台(21)は、平板状の部材であって、被運搬物取付具(4)を取り付けるための被運搬物取付具係止部(21a)が設けられており、その下面には脚車ユニット(22)を回動可能に取り付けるための円柱状の脚車ユニット取付突起(21b)が設けられている。脚車ユニット(22)は、脚車保持体(221)と、脚車(222)と、車軸(223)とからなる。脚車保持体(221)は、脚車を保持するための平板状の部材であって、脚車ユニット取付突起(21d)を挿通するための脚車ユニット取付突起挿通孔(221a)が穿設されており、その下面には軸受部(221b)が設けられているとともに、脚車(222)及び車軸(223)の一部を収容するための収容凹部(221c)が設けられている。脚車(222)は、いずれも円板状の部材であって、少なくとも三つ備えられており、車軸(223)に取り付けられている。車軸(223)は、いずれも円柱状の部材であって、少なくとも二本備えられており、脚車保持体(221)の前後に配置されていて、軸受部(221b)に回動可能に取り付けられている。脚車ユニット留め具(23)は、脚車ユニット取付突起挿通孔(221a)に挿通した脚車ユニット取付突起(21b)が脱出することを防止するための部材である。制動機構(3)は、脚車機構(2)に連接して設けられており、収容体(31)と、制動体(32)とからなる。収容体(31)は、箱形の部材であって、収容体(31)の内部には制動体(32)を収容するための制動体収容部(31a)が形成されていて、制動体収容部(31a)はその下面が開放されており、収容体(31)の上面には制動体(32)を操作するための制動体操作口(31b)が設けられていて、制動体操作口(31b)はその一部の幅が拡大されたスリットである。制動体(32)は、柔軟性のある半リング状の制動部材(32a)であって、制動体収容部(31a)内に収容されており、その一端は制動体収容部(31a)内に取り付いていて、その他端は制動体操作口(31b)を挿通して持ち手(32b)を形成している。
請求項2に記載した制動機構付き脚車装置(1)は、請求項1に記載した制動機構付き脚車装置であって、収容体(31)の脚車装置(2)側には、戴置台(21)における制動機構(3)側の端部を出し入れ自在に収容するための収容凹部(31c)を設けている。
請求項3に記載した被運搬物取付具(4)は、請求項1又は2に記載した制動機構付き脚車装置(1)に被運搬物(X)を取り付けるための被運搬物取付具(4)であって、取付具本体(4a)と、取付具(4b)とからなり、取付具本体(4a)は長尺の部材であって取付具係止部(21a)に挿通する部材であり、取付具(4b)は被運搬物(X)に取り付くための部材であって取付具本体(4a)に備えられている。
請求項4に記載した被運搬物取付具(4)は、請求項3に記載した被運搬物取付具であって、取付具本体(4a)にはその長さを伸縮させるための長さ調整具(4c)が備えられている。
本発明に係る請求項1及び2に記載した制動機構付き脚車装置は、上記の通りの構成であるから、以下のような効果を奏することができる。
まず、制動機構付き脚車装置(1)は、上記のように、戴置台(21)が平板状の部材であって戴置面の面積を比較的広い面積にすることができるとともに、被運搬物取付具(4)を取り付けるための被運搬物取付具係止部(21a)が設けられているため、戴置台(21)上に被運搬物(X)を安定的に戴置できるとともに、被運搬物取付具(4)を用いることによって被運搬物(X)が戴置台(21)上からの落下を防止することができる。
また、制動機構付き脚車装置(1)は、脚車保持体(221)の下面に脚車(222)及び車軸(223)の一部を収容するための収容凹部(221c)が設けられているため、被運搬物(X)を戴置するための戴置面の位置を脚車(222)の接地面に対して比較的低い位置にすることができるとともに、脚車(222)が少なくとも三つ備えられていることから、制動機構付き脚車装置(1)の安定性が増しているため、その転倒する頻度を低減することができる。
従って、請求項1及び2に記載した制動機構付き脚車装置は、被運搬物を戴置して運搬するための脚車装置に関し、戴置面上に被運搬物を戴置したときにこれを安定的に戴置できるようにして、被運搬物が戴置面上から落下したりあるいは脚車装置が転倒したりする頻度を低減した脚車装置を提供するという本発明の第一の課題を解決することができる。
次に、制動機構付き脚車装置(1)は、上記のように、制動体(32)が、収容体(31)の内部に設けられているその下面が開放された制動体収容部(31a)内に収容されており、その一端は制動体収容部(31a)内に取り付いていて、その他端は収容体(31)の上面に設けられた制動体操作口(31b)を挿通して持ち手(32b)を形成している。使用者が持ち手(32b)を操作することにより、制動部材(32a)を脚車(222)の接地面に接することで制動機構付き脚車装置(1)を制動状態にすることができ、制動部材(32a)を脚車(222)の接地面から離すことで制動機構付き脚車装置(1)の制動を解除することができる。このように、制動機構(3)は、比較的簡単な構造であるから、その故障の発生も低減している。
また、制動機構(3)は脚車機構(2)に連接して設けられているところ、戴置台(21)上に被運搬物(X)を戴置した際にも、被運搬物(X)によって持ち手(32b)が隠れることなく、使用者は持ち手(32b)の位置を簡単に判別して操作を行うことができる。
従って、請求項1及び2に記載した制動機構付き脚車装置は、被運搬物を戴置して運搬するための脚車装置を制動するための制動機構について、比較的簡単な構造による制動機構にして、その故障の発生を低減させるとともに使用者による操作性を向上させた制動機構を提供するという本発明の第二の課題を解決することができる。
更に、本発明に係る請求項2に記載した制動機構付き脚車装置は、収容体(31)の脚車装置(2)側には収容凹部(31c)を設けていることから、戴置台(21)における制動機構(3)側の端部を出し入れすることによって、脚車装置(2)と制動機構(3)とを組立及び分解することができる。
従って、請求項2に記載した制動機構付き脚車装置は、被運搬物を戴置して運搬するための脚車装置であって、該脚車装置を制動するための制動機構を備えた制動機構付き脚車装置に関し、脚車装置と制動機構とを分解可能な構造にして、比較的狭いスペースでも置いておくことができる制動機構付き脚車装置を提供するという本発明の第三の課題を解決することができる。
請求項3に記載した被運搬物取付具(4)は、請求項1又は2に記載した制動機構付き脚車装置(1)に被運搬物(X)を取り付けるための被運搬物取付具(4)であって、長尺の部材であって取付具係止部(21a)に挿通する部材である取付具本体(4a)に被運搬物(X)に取り付くための部材である取付具(4b)が備えられている。従って、被運搬物取付具(4)を用いることによって、被運搬物(X)に制動機構付き脚車装置(1)を安定的かつ簡便に取り付けることができる。
請求項4に記載した被運搬物取付具(4)は、請求項3に記載した被運搬物取付具であって、取付具本体(4a)にはその長さを伸縮させるための長さ調整具(4c)が備えられているから、被運搬物(X)に制動機構付き脚車装置(1)を安定的に取り付けるのに一層好適である。
本発明の一実施形態に係る制動機構付き脚車装置を組み立てた状態を示した側面図である。 本発明の一実施形態に係る制動機構付き脚車装置を分解した状態を示した側面図である。 本発明の一実施形態に係る制動機構付き脚車装置を組み立てて本発明の一実施形態に係る被運搬物取付具を取り付けた状態を示した平面図である。 本発明の一実施形態に係る制動機構付き脚車装置を分解した状態を示した平面図である。 図3におけるA−A線切断部断面図である。 本発明の一実施形態に係る制動機構付き脚車装置を分解した状態を示したA−A線切断部断面図である。 本発明の一実施形態に係る制動機構付き脚車装置を組み立てた状態を示した底面図である。 本発明の一実施形態に係る制動機構付き脚車装置を分解した状態を示した底面図である。 図3におけるB−B線切断部断面図である。 本発明の一実施形態に係る制動機構付き脚車装置の制動を解除した状態を示したB−B線切断部断面図である。 図3におけるB−B線切断部断面図において制動体を省略した図である。 本発明の一実施形態に係る制動機構付き脚車装置を本発明の一実施形態に係る被運搬物取付具を用いて被運搬物に取り付けた状態を説明した図である。
本発明の一実施形態に係る制動機構付き脚車装置(1)の構造及び使用態様について添付図面に基づいて説明する。
制動機構付き脚車装置(1)は、図示するように、脚車装置(2)と、制動機構(3)とからなる。
脚車装置(2)は、図示するように、戴置台(21)と、脚車ユニット(22)と、脚車ユニット留め具(23)とからなる。
戴置台(21)は、図示するように、平板状の部材である。戴置台(21)の上面には、戴置した被運搬物(X)が滑り落ちないようにするために凹凸を施しておく等の滑り止め加工を施しておくのが好適である。
戴置台(21)には、被運搬物取付具(4)を取り付けるための取付具係止部(21a)が設けられている。即ち、戴置台(21)には、被運搬物取付具(4)がネジ、ビス等の嵌入取付具である場合に、これを係止するための嵌入取付具嵌入孔(21a1)が設けられている。図では、嵌入取付具嵌入孔(21a1)は4ヵ所であるが、特にその数は限定されない。また、被運搬物取付具(4)が長尺の部材である場合に、被運搬物取付具(4)を案内しながら取り付けるためのいずれも平面視縦方向に細長状に形成された長尺取付具案内口(21a2)が平面視横方向に三ヵ所直線上に設けられている。尚、被運搬物取付具(4)が長尺の部材である場合に、これを案内する取付具案内凹部(21c)を戴置台(21)の上面に設けると、被運搬物取付具(4)が被運搬物(X)の底部に接触することを防止できるため、被運搬物取付具(4)を戴置台(21)に円滑に取り付けることができる。また、図では、被運搬物取付具係止部(21a)として嵌入取付具嵌入孔(21a1)及び長尺取付具案内口(21a2)の双方が設けられているが、一方のみを設けておくことも可能である。嵌入取付具嵌入孔(21a1)及び長尺取付具案内口(21a2)の双方を設けることによって、被運搬物(X)に制動機構付き脚車装置(1)を多様な被運搬物取付具(4)を用いて取り付けることができ、好適である。
戴置台(21)の下面には、脚車ユニットを回動可能に取り付けるための円柱状の脚車ユニット取付突起(21b)が設けられている。尚、脚車ユニット取付突起(21b)の基部に段部(21d)を設けると、脚車ユニット(22)を回動させ易くなって、好適である。また、脚車ユニット取付突起(21b)には、脚車ユニット留め具(23)における挿入部(23b)を挿入するための脚車ユニット留め具挿入孔(21e)が設けられている。
上記のように、制動機構付き脚車装置(1)は、戴置台(21)が平板状の部材であって戴置面の面積を比較的広い面積にすることができるとともに、被運搬物取付具(4)を取り付けるための取付具係止部(21a)が設けられている。従って、制動機構付き脚車装置(1)は、戴置台(21)上に被運搬物(X)を安定的に戴置できるとともに、被運搬物取付具(4)を用いることによって被運搬物(X)が戴置台(21)上からの落下を防止することができるのである。
脚車ユニット(22)は、図示するように、脚車保持体(221)と、脚車(222)と、車軸(223)とからなる。
脚車保持体(221)は、図示するように、脚車を保持するための平板状の部材である。脚車保持体(221)には、脚車ユニット取付突起(21d)を挿通するための脚車ユニット取付突起挿通孔(221a)が穿設されている。また、脚車保持体(221)の下面には、車軸(223)を回動可能に取り付けるための軸受部(221b)が4ヵ所設けられている。それぞれの軸受部(221b)は、その先端がお互いに向き合うようにして屈曲した一対の棒状部が脚車保持体(221)の下面から突出することによって形成されている。尚、軸受部(221b)の個数は、脚車(222)及び車軸(223)の態様に応じて、適宜増減させることができる。そして、脚車保持体(221)の下面には、脚車(222)及び車軸(223)の上半分を収容するための収容凹部(221c)が前後に2ヵ所設けられている。収容凹部(221c)は、脚車(222)及び車軸(223)の大きさに合わせて様々な大きさにすることができ、その個数も脚車(222)及び車軸(223)の態様に応じて、適宜増減させることができる。
図示するように、脚車 (222)は、いずれも円板状の部材であって、三つ備えられており、底面視三角形状に配置されている。脚車 (222)は、少なくとも三つ備えられていれば、その個数は特に限定されない。車軸(223)は、いずれも円柱状の部材であって、二本備えられており、脚車保持体(221)の前後に配置されている。脚車 (222)は、少なくとも脚車保持体(221)の前後に二本備えられていれば、その本数は特に限定されない。即ち、第一の脚車(222a)は第一の車軸(223a)に取り付けられており、第二の脚車(222b)及び第三の脚車(222c)は第二の車軸(223b)に取り付けられている。尚、脚車(222)と車軸(223)とは一体的に製作することももちろん可能である。第一の車軸(223a)及び第二の車軸(223b)は、軸受部(221b)によって脚車保持体(221)の下面に着脱自在に取り付けられている。
脚車ユニット留め具(23)は、図示するように、脚車ユニット取付突起挿通孔(221a)に挿通した脚車ユニット取付突起(21b)が脱出することを防止するための部材である。即ち、脚車ユニット留め具(23)は、平板部(23a)と、挿入部(23b)とからなり、平板部(23a)は平板状の部材であって、その上面には脚車ユニット留め具挿入孔(21e)に挿入するための挿入部(23b)が柱状に突設されている。
上記のように、制動機構付き脚車装置(1)は、脚車保持体(221)の下面に脚車(222)及び車軸(223)の一部を収容するための収容凹部(221c)が設けられているため、被運搬物(X)を戴置するための戴置面の位置を脚車(222)の接地面に対して比較的低い位置にすることができるとともに、脚車(222)が、少なくとも三つ備えられており、底面視三角形状に配置されている。従って、制動機構付き脚車装置(1)は、その安定性が増しているため、その転倒する頻度を低減することができるのである。
制動機構(3)は、図示するように、脚車機構(2)に連接して設けられており、収容体(31)と、制動体(32)とからなる。
収容体(31)は、図示するように、箱形の部材であって、収容体(31)の内部には制動体(32)を収容するための制動体収容部(31a) が形成されている。制動体収容部(31a)は、その下面が開放されていて、制動部材(32a)が露出するようになっている。また、制動体収容部(31a)は、その上面の形状が、解除部(31b2)に持ち手(32b)を係止させた状態における制動部材(32a)の内周に沿った形状に形成されており、制動部(31b1)に持ち手(32b)を係止させた状態では制動部材(32a)の内周との間に空隙を生じるように形成されている。制動体収容部(31a)の上面の形状を上記のように形成することによって、制動部材(32a)の形状が歪むことを防止できるのである。
収容体(31)の上面には制動体(32)を操作するための制動体操作口(31b)が設けられており、制動体操作口(31b)はその一部の幅が拡大されたスリットである。即ち、制動体操作口(31b)は、スリットの幅の拡大している箇所が制動部(31b1)になっており、制動部(31b1)に持ち手(32b)を係止させて、制動機構付き脚車装置(1)を制動する。尚、制動部(31b1)は、解除部(31b2)側に斜めに切れ込みを設けると、制動部(31b1)に持ち手(32b)を係止させた状態を維持し易くなり、好適である。また、制動体操作口(31b)は、スリットの幅の縮小している箇所が解除部(31b2)になっており、解除部(31b2)に持ち手(32b)を係止させて、制動機構付き脚車装置(1)を制動状態を解除する。尚、制動体収容部(31a)の上面は、制動部(31b1)側よりも解除部(31b2)側を上方に形成して段部を設けることによって、解除部(31b2)に持ち手(32b)を係止させる際に持ち手(32b)を上方へと案内させ易くして、制動状態の解除を維持できるようにするのが好適である。
収容体(31)は、その脚車装置(2)側に、戴置台(21)における制動機構(3)側の端部を出し入れ自在に収容するための収容凹部(31c)を設けている。このように脚車装置(2)と制動機構(3)とを分解可能な構造にすることによって、制動機構付き脚車装置(1)を比較的狭いスペースでも置いておくことができ、好適である。
制動体(32)は、図示するように、制動部材(32a)と、持ち手(32b)とからなる。制動部材(32a)は、柔軟性のある半リング状の制動部材(32a)であって、例えばシリコンゴムで形成されたチューブ状部材等を用いることができる。制動部材(32a)は、制動体収容部(31a)内に収容されており、その一端は制動体収容部(31a)内に取り付いていて、その他端は制動体操作口(31b)を挿通して持ち手(32b)を形成している。持ち手(32b)は、例えば平板状に形成することができ、また、使用者が把持し易いように、ゴム製のキャップ等を被せておいてもよい。
制動部(31b1)に持ち手(32b)を係止させた状態では、制動部材(32a)が脚車(222)の接地面に接することによって、制動機構付き脚車装置(1)が制動状態になる。一方、解除部(31b2)に持ち手(32b)を係止させた状態では、制動部材(32a)が脚車(222)の接地面から離れることによって、制動機構付き脚車装置(1)の制動を解除することができる。
また、制動機構(3)は、上記のように、脚車機構(2)に連接して設けられているところ、戴置台(21)上に被運搬物(X)を戴置した際にも、被運搬物(X)によって持ち手(32b)が隠れることなく、使用者は持ち手(32b)の位置を簡単に判別して操作を行うことができる。
被運搬物取付具(4)は、図示するように、取付具本体(4a)と、取付具(4b)と、長さ調整具(4c)とからなる。
取付具本体(4a)は、図示するように、長尺の部材である。取付具本体(4a)には、例えば帯状の部材を用いることができるが、ひも状の部材等であっても良い。取付具本体(4a)は、戴置台(21)における長尺取付具案内口(21a2)を挿通させることによって、制動機構付き脚車装置(1)に取り付けられている。
取付具(4b)は、図示するように、取付具(4b)は被運搬物(X)に取り付くための部材であって、例えばフック状の部材を用いることができ、取付具本体(4a)に備えられている。
長さ調整具(4c)は、取付具本体(4a)の長さを伸縮させるための部材であって、取付具本体(4a)に備えられている。長さ調整具(4c)には、例えば取付具本体(4a)の端部に枠体を取り付ける等の公知の長さ調整具を用いることができる。
使用者は、図示するように、収容体(31)の脚車装置(2)側の側面に沿って、戴置台(21)の上面に被運搬物(X)を戴置し、長さ調整具(4c)を調整して取付具本体(4a)の長さを適宜伸縮させ、取付具(4b)を被運搬物(X)に引っ掛けることによって、制動機構付き脚車装置(1)に被運搬物(X)を取り付けて、被運搬物(X)を運搬することができる。
1 制動機構付き脚車装置
2 脚車装置
21 戴置台
21a 被運搬物取付具係止部
21a1 嵌入取付具嵌入孔
21a2 長尺取付具案内口
21b 脚車ユニット取付突起
21c 長尺取付具案内凹部
21d 段部
21e 脚車ユニット留め具挿入孔
22 脚車ユニット
221 脚車保持体
221a 脚車ユニット取付突起挿通孔
221b 軸受部
221c 収容凹部
222 脚車
222a 第一の脚車
222b 第二の脚車
222c 第三の脚車
223 車軸
223a 第一の車軸
223b 第二の車軸
23 脚車ユニット留め具
23a 平板部
23b 挿入部
3 制動機構
31 収容体
31a 制動体収容部
31b 制動体操作口
31b1 制動部
31b2 解除部
31c 収容凹部
32 制動体
32a 制動部材
32b 持ち手
4 被運搬物取付具
4a 取付具本体
4b 取付具
4c 長さ調整具
X 被運搬物

Claims (4)

  1. 脚車装置と、制動機構とからなる制動機構付き脚車装置であって、該脚車装置は、戴置台と、脚車ユニットと、脚車ユニット留め具とからなり、該戴置台は、平板状の部材であって、被運搬物取付具を取り付けるための被運搬物取付具係止部が設けられており、その下面には該脚車ユニットを回動可能に取り付けるための円柱状の脚車ユニット取付突起が設けられており、該脚車ユニットは、脚車保持体と、脚車と、車軸とからなり、該脚車保持体は、該脚車を保持するための平板状の部材であって、該脚車ユニット取付突起を挿通するための脚車ユニット取付突起挿通孔が穿設されており、その下面には軸受部が設けられているとともに、該脚車及び該車軸の一部を収容するための収容凹部が設けられており、該脚車は、いずれも円板状の部材であって、少なくとも三つ備えられており、該車軸に取り付けられており、該車軸は、いずれも円柱状の部材であって、少なくとも二本備えられており、該脚車保持体の前後に配置されていて、該軸受部に回動可能に取り付けられており、該脚車ユニット留め具は、該脚車ユニット取付突起挿通孔に挿通した該脚車ユニット取付突起が脱出することを防止するための部材であり、該制動機構は、該脚車機構に連接して設けられており、収容体と、制動体とからなり、該収容体は、箱形の部材であって、該収容体の内部には該制動体を収容するための制動体収容部が形成されていて、該制動体収容部はその下面が開放されており、該収容体の上面には該制動体を操作するための制動体操作口が設けられていて、該制動体操作口はその一部の幅が拡大されたスリットであり、該制動体は、柔軟性のある半リング状の制動部材であって、該制動体収容部内に収容されており、その一端は該制動体収容部内に取り付いていて、その他端は該制動体操作口を挿通して持ち手を形成していることを特徴とする制動機構付き脚車装置。
  2. 請求項1に記載した制動機構付き脚車装置であって、前記収容体の脚車装置側には、前記戴置台における制動機構側の端部を出し入れ自在に収容するための収容凹部を設けていることを特徴とする制動機構付き脚車装置。
  3. 請求項1又は2に記載した制動機構付き脚車装置に被運搬物を取り付けるための被運搬物取付具であって、取付具本体と、取付具とからなり、該取付具本体は長尺の部材であって前記取付具係止部に挿通する部材であり、該取付具は被運搬物に取り付くための部材であって該取付具本体に備えられていることを特徴とする被運搬物取付具。
  4. 請求項3に記載した被運搬物取付具であって、前記取付具本体にはその長さを伸縮させるための長さ調整具が備えられていることを特徴とする被運搬物取付具。
JP2015010100A 2015-01-22 2015-01-22 制動機構付き脚車装置 Pending JP2016132424A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015010100A JP2016132424A (ja) 2015-01-22 2015-01-22 制動機構付き脚車装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015010100A JP2016132424A (ja) 2015-01-22 2015-01-22 制動機構付き脚車装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016132424A true JP2016132424A (ja) 2016-07-25

Family

ID=56425908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015010100A Pending JP2016132424A (ja) 2015-01-22 2015-01-22 制動機構付き脚車装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016132424A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108937255A (zh) * 2018-07-30 2018-12-07 万志平 一种智能家具用底座

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108937255A (zh) * 2018-07-30 2018-12-07 万志平 一种智能家具用底座

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9399476B1 (en) Carriage assembly
KR20120100715A (ko) 유모차
US6659495B1 (en) Instrument carrier
JP2016132424A (ja) 制動機構付き脚車装置
JP6037352B2 (ja) 運搬台車
JP2017012610A (ja) カート装置
JP5215983B2 (ja) キャスタ装置
JP2014136499A (ja) 組立式手押し台車
ES2683742T3 (es) Carrito que comprende un tren de rodadura de seis ruedas que gira de manera selectiva
JP2011046281A (ja) 運搬台車装置
JP2014014453A (ja) カート装置
JP3194428U (ja) 台車
JP3209311U (ja) 車両の床設置型架台
JP2004142608A (ja) 自重落下式拘束具を有するキャスタ及びそのキャスタ付き移動用具
JP4915790B2 (ja) スライドステップ用キャスター構造
JP2001122126A (ja) ボンベ搬送用台車
CN220974220U (zh) 一种折叠式推车
JP2018083569A (ja) 運搬用荷車
KR20120126901A (ko) 가스통 운반 기구
JP3116734U (ja) 運搬用保持枠
JP2011055968A (ja) ゴルフバック搬送用台車
JP2008037429A (ja) 搬送具
JP2016132446A (ja) 台車牽引具
JPH02367Y2 (ja)
JP2007008436A (ja) ベビーカー用買い物カゴ受け