JP2016132422A - 脱線検知装置及び脱線検知方法 - Google Patents

脱線検知装置及び脱線検知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一輪脱線を検知する精度を向上させることができる脱線検知装置及び脱線検知方法を提供する。
【解決手段】脱線検知装置110の脱線判定部112は、鉄道車両の上下方向の変位量dが変位量閾値dth以上であり、且つ前後方向の軸周りの傾斜角θが傾斜角閾値θth以上であるときに、鉄道車両の一輪が脱線していると判定する。走行時の振動や乗客の昇降等による上下方向の変位量dや前後方向の軸周りの傾斜角θの変動が大きい鉄道車両では、上下方向の変位量d等のみに基づく判定では、精度良く一輪脱線を検知することは難しい。しかし、上下方向の変位量dと前後方向の軸周りの傾斜角θとのAND条件により鉄道車両の一輪脱線を判定することにより、一輪脱線を検知する精度を向上させることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、脱線検知装置及び脱線検知方法に関する。
鉄道車両の脱線を検知するための装置が提案されている。例えば、特許文献1には、鉄道車両の上下方向の加速度、上下方向の変位量、前後方向の軸周りの傾斜角及び前後方向の軸周りの角速度等のパラメータの内で一つでも設定値を超えた場合に、脱線等の事故が発生したと判断する装置が開示されている。
特開平10‐271604号公報
ところで、鉄道車両の脱線の検知は、鉄道車両の一輪のみが脱線した一輪脱線の段階で早期に検知可能であることが望ましい。しかしながら、鉄道車両では、走行時の振動や乗客の昇降等により、上下方向の変位量や前後方向の軸周りの傾斜角の変動が大きい。一方、鉄道車両は一両ごとに例えば8輪程度の車輪を備えているため、鉄道車両の一輪のみが脱線した一輪脱線の段階では、上下方向の変位量や前後方向の軸周りの傾斜角の変動は僅かである。そのため、一輪脱線による上下方向の変位量等と走行時の振動等による変位量等とを区別することが困難である。したがって、一輪脱線を精度良く検知することは困難である。
そこで本発明は、一輪脱線を検知する精度を向上させることができる脱線検知装置及び脱線検知方法を提供することを目的とする。
本発明は、鉄道車両の上下方向の変位量及び鉄道車両の前後方向の軸周りの傾斜角を検出するセンサ部と、変位量が変位量閾値以上であり、且つ傾斜角が傾斜角閾値以上であるときに、鉄道車両の一輪が脱線していると判定する脱線判定部とを備えた脱線検知装置である。
この構成によれば、脱線判定部は、鉄道車両の上下方向の変位量が変位量閾値以上であり、且つ鉄道車両の前後方向の軸周りの傾斜角が傾斜角閾値以上であるときに、鉄道車両の一輪が脱線していると判定する。上述したように、走行時の振動や乗客の昇降等による上下方向の変位量や前後方向の軸周りの傾斜角の変動が大きい鉄道車両では、上下方向の変位量等のみに基づく判定では、精度良く一輪脱線を検知することは難しい。しかし、上下方向の変位量と前後方向の軸周りの傾斜角とのAND条件により鉄道車両の一輪脱線を判定することにより、一輪脱線を検知する精度を向上させることができる。
この場合、センサ部は、鉄道車両に加わった上下方向の衝撃を検出し、脱線判定部は、変位量が変位量閾値以上であり、傾斜角が傾斜角閾値以上であり、且つ衝撃が衝撃閾値以上であるときに、鉄道車両の一輪が脱線していると判定することが好適である。
この構成によれば、脱線判定部は、変位量が変位量閾値以上であり、傾斜角が傾斜角閾値以上であり、且つ衝撃が衝撃閾値以上であるときに、鉄道車両の一輪が脱線していると判定する。このように、上下方向の変位量と前後方向の軸周りの傾斜角と上下方向の衝撃とのAND条件により鉄道車両の一輪脱線を判定することにより、一輪脱線を検知する精度をさらに向上させることができる。
また、脱線判定部が鉄道車両の一輪が脱線していると判定した後に、変位量が変位量閾値の2倍以上であり、且つ傾斜角の変化量が変化量閾値を超えているときに、脱線判定部は、鉄道車両の一輪に係る車軸の両輪が脱線していると判定することが好適である。
鉄道車両の一輪が脱線した後には、いずれ当該一輪に係る車軸の両輪が脱線する一軸脱線が生じることが予測される。この場合、車軸の両輪が脱線するため、上下方向の変位量は変位量閾値の2倍以上となり、且つ前後方向の軸周りの傾斜角は所定の変化量閾値を超えて変化すると考えられる。そのため、脱線判定部が鉄道車両の一輪が脱線していると判定した後に、変位量が変位量閾値の2倍以上であり、且つ傾斜角の変化量が変化量閾値を超えているときに、脱線判定部は、鉄道車両の当該一輪に係る車軸の両輪が脱線していると判定することができる。
また、脱線判定部が鉄道車両の一輪が脱線していると判定した後に、変位量が変位量閾値の2倍以上であり、傾斜角の変化量が変化量閾値を超えており、且つ衝撃が衝撃閾値以上であるときに、脱線判定部は、鉄道車両の一輪に係る車軸の両輪が脱線していると判定することが好適である。
鉄道車両の一輪が脱線した後に、当該一輪に係る車軸の両輪が脱線する場合には、上下方向の変位量は変位量閾値の2倍以上となり、前後方向の軸周りの傾斜角は所定の変化量閾値を超えて変化し、且つ衝撃は衝撃閾値以上となると考えられる。そのため、この構成によれば、上下方向の変位量と前後方向の軸周りの傾斜角の変化量と上下方向の衝撃とのAND条件により鉄道車両の一軸脱線を判定することにより、一軸脱線を検知する精度をさらに向上させることができる。
また、本発明は、鉄道車両の上下方向の変位量及び鉄道車両の前後方向の軸周りの傾斜角を検出するセンシング工程と、変位量が変位量閾値以上であり、且つ傾斜角が傾斜角閾値以上であるときに、鉄道車両の一輪が脱線していると判定する脱線判定工程とを含む脱線検知方法である。
この場合、センシング工程では、鉄道車両に加わった上下方向の衝撃を検出し、脱線判定工程では、変位量が変位量閾値以上であり、傾斜角が傾斜角閾値以上であり、且つ衝撃が衝撃閾値以上であるときに、鉄道車両の一輪が脱線していると判定することが好適である。
また、脱線判定工程では、鉄道車両の一輪が脱線していると判定した後に、変位量が変位量閾値の2倍以上であり、且つ傾斜角の変化量が変化量閾値を超えているときに、鉄道車両の一輪に係る車軸の両輪が脱線していると判定することが好適である。
また、脱線判定工程では、鉄道車両の一輪が脱線していると判定した後に、変位量が変位量閾値の2倍以上であり、傾斜角の変化量が変化量閾値を超えており、且つ衝撃が衝撃閾値以上であるときに、鉄道車両の一輪に係る車軸の両輪が脱線していると判定することが好適である。
本発明の脱線検知装置及び脱線検知方法によれば、一輪脱線を検知する精度を向上させることができる。
第1実施形態の脱線検知装置を搭載した鉄道車両の配置を示す図である。 図1の脱線検知装置の車両ごとの構成を示すブロック図である。 図2の先頭車両に配置された脱線検知装置の構成を示すブロック図である。 図3の台車の構成を示す斜視図である。 第1実施形態の脱線検知装置の動作を示すフローチャートである。 (a)は通常走行時の左後輪及び右後輪を示す正面図であり、(b)は通常走行時の左前輪及び右前輪を示す正面図である。 図4の台車の左前輪が一輪脱線した状態を示す斜視図である。 (a)は図7の左前輪が一輪脱線した状態の左後輪及び右後輪を示す正面図であり、(b)は図7の左前輪が一輪脱線した状態の左前輪及び右前輪の高さ方向変位量を示す正面図である。 (a)は図7の左前輪が一輪脱線した状態の左後輪及び右後輪を示す正面図であり、(b)は図7の左前輪が一輪脱線した状態の左前輪及び右前輪に係る車軸の傾斜角を示す正面図である。 図7の台車の左前輪及び右前輪が一軸脱線した状態を示す斜視図である。 (a)は図10の左前輪及び右前輪が一軸脱線した状態の左後輪及び右後輪を示す正面図であり、(b)は図10の左前輪及び右前輪が一軸脱線した状態の左前輪及び右前輪の高さ方向変位量を示す正面図である。 第2実施形態の脱線検知装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る脱線検知装置及び脱線検知方法について説明する。本発明の第1実施形態に係る脱線検知装置110は、図1及び図2に示すように、2両の先頭車両100aと、2両の先頭車両100aの間に連結された複数の中間車両100bとにそれぞれ搭載されている。本実施形態の先頭車両100a及び中間車両100bは、それぞれ2つの台車102を備える。
図1及び図4に示すように、台車102は、レール400上を走行するための左前輪104FL、右前輪104FR、左後輪104LR及び右後輪RRをそれぞれ有している。左前輪104FLと右前輪104FRとは車軸104sにより連結され、左後輪104LRと右後輪RRとは車軸104sにより連結されている。先頭車両100aは、先頭車両100a及び中間車両100bのいずれかに脱線が生じたことを無線通信により付近の駅及び付近を走行中の他の鉄道車両に報知する防護無線を送信するためのアンテナ106をそれぞれ備える。
図2に示すように、先頭車両100aは、脱線検知装置110、リレー120、防護無線機130、モニタ表示器140及びリセットスイッチ150を備えている。中間車両100bは、先頭車両100aと同様の脱線検知装置110を備えている。脱線検知装置110は、後述する構成により、先頭車両100a及び中間車両100bの一輪脱線及び一軸脱線を検知する。
一輪脱線とは、先頭車両100a及び中間車両100bの台車102の左前輪104FL、右前輪104FR、左後輪104LR及び右後輪RRのいずれかの一輪のみがレール400から脱線することを意味する。また、一軸脱線とは、例えば、一輪脱線が生じた後に、一輪脱線を生じた一輪に係る車軸104sの両輪が脱線することを意味する。
脱線検知装置110は、一輪脱線又は一軸脱線を検知したときに、一輪脱線又は一軸脱線に関する情報に係る出力信号を送信する。先頭車両100a及び中間車両100bの脱線検知装置110それぞれは互いに接続されており、中間車両100bの脱線検知装置110が一輪脱線又は一軸脱線を検知したときは、中間車両100bの脱線検知装置110は、先頭車両100aの脱線検知装置110に、一輪脱線又は一軸脱線に関する情報に係る出力信号を送信する。一輪脱線又は一軸脱線に関する情報には、一輪脱線又は一軸脱線が生じた先頭車両100a又は中間車両100b、当該先頭車両100a又は中間車両100bの台車102及び当該台車102の車輪を特定する情報が含まれる。
リレー120は、脱線を検知した脱線検知装置110より送信される出力信号を防護無線機130に送るラッチングリレーである。脱線を検知した脱線検知装置110から出力信号が送信されると、リレー120のセットコイルが励磁されて接点が閉じ、防護無線機130により防護無線が送信される。なお、本実施形態では、脱線検知装置110からの出力信号が送出されなくなり、リレー120のセットコイルの励磁が解かれても、リレー120の接点が閉じた状態は保持される。そのため、脱線検知装置110からの出力信号が送出されなくなっても、防護無線機130からの防護無線の送信は継続される。
防護無線機130は、アンテナ106により先頭車両100a及び中間車両100bのいずれかに脱線が生じたことを付近の駅及び付近を走行中の他の鉄道車両に報知する防護無線を送信する。なお、防護無線機130は、先頭車両100aの運転台のスイッチが乗務員により手動操作されることによっても、防護無線を送信することができる。
モニタ表示器140は、先頭車両100aの運転台に設置される液晶ディスプレイ等の表示器である。モニタ表示器140は、脱線検知装置110が先頭車両100a及び中間車両100bのいずれかの一輪脱線又は一軸脱線を検知したときは、一輪脱線又は一軸脱線が生じた先頭車両100a又は中間車両100b、当該先頭車両100a又は中間車両100bの台車102及び当該台車102の車輪を特定する情報を表示する。
リセットスイッチ150は、リレー120及び脱線検知装置110を初期状態に戻すためのリセット入力を行うスイッチである。リセットスイッチ150が押下されると、リレー120のリセットコイルが励磁されて接点が開となり、防護無線機130の防護無線の送信が停止する。また、リセットスイッチ150が押下されると、脱線検知装置110が脱線を検知していない初期状態となり、モニタ表示器140での情報の表示が消去される。
次に、各車両の脱線検知装置110の構成について、先頭車両100aを例に挙げて説明する。図3に示すように、脱線検知装置110は、先頭車両100aの台車102ごとに配置されたセンサ部111を備える。センサ部111は、先頭車両100aの上下方向の変位量d及び先頭車両100aの前後方向の軸周りの傾斜角θを検出する。上下方向の変位量dとは、例えば、図4に示すz軸方向(垂直方向)に沿い、且つ台車102の重心の位置における変位量を意味する。また、前後方向の軸周りの傾斜角θとは、例えば、図4に示す台車102の前後方向に平行であり、且つ台車102の重心を通るx軸周りの傾斜角(ロール角)を意味する。なお、上下方向の変位量dは,必ずしも厳密に垂直方向に沿うものでなくてもよい。また、センサ部111は台車102の重心位置に設けることが望ましいが、重心位置に設置できない場合は他の位置に設けることとしてもよい。この場合、車体ローリング等による影響を考慮し、センサ部111が検出した変位量を台車102の重心位置で検知した値として補正演算を行う。
センサ部111は、加速度センサ113及びジャイロセンサ114を有する。先頭車両100aの台車102の上下方向の変位量は、センサ部111の加速度センサ113により検出される。加速度センサ113により検出された先頭車両100aの台車102の上下方向の加速度を二重積分することにより、先頭車両100aの台車102の上下方向の変位量dを検出することができる。
先頭車両100aの台車102の前後方向の軸周りの傾斜角θは、センサ部111のジャイロセンサ114により検出される。ジャイロセンサ114により検出されたx軸周りの角速度を積分することにより、先頭車両100aの台車102の前後方向の軸周りの傾斜角θを検出することができる。また、ジャイロセンサ114は、脱線した車輪の特定のために、図4に示すy軸周りの角速度を検出する。ジャイロセンサ114により検出されたy軸周りの角速度を積分することにより、先頭車両100aの台車102の左右方向の軸周りの傾斜角(ピッチ角)θを検出することができる。
脱線検知装置110は、2つのセンサ部111に接続された脱線判定部112を備える。脱線判定部112は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のメモリ及び入出力インターフェイス等を備えた電子計算機として構成される。
脱線判定部112は、後述するように、先頭車両100aの台車102の上下方向の変位量dが変位量閾値dth以上であり、且つ先頭車両100aの台車102の前後方向の軸周りの傾斜角θが傾斜角閾値θth以上であるときに、先頭車両100aの一輪が脱線していると判定する。また、脱線判定部112は、先頭車両100aの一輪が脱線していると判定した後に、先頭車両100aの台車102の上下方向の変位量dが変位量閾値dthの2倍以上であり、且つ先頭車両100aの台車102の前後方向の軸周りの傾斜角θが傾斜角閾値θth未満であるときに、先頭車両100aの一輪脱線した一輪に係る車軸の両輪が脱線していると判定する。
なお、中間車両100bの脱線検知装置110の構成も、以上、説明した先頭車両100aの脱線検知装置110と同様の構成を有する。
以下、本実施形態の脱線検知装置110の動作について説明する。図5に示すように、先頭車両100a及び中間車両100bそれぞれの脱線検知装置110のセンサ部111は、センシング工程として、先頭車両100a及び中間車両100bの台車102それぞれにおいて、上下方向の変位量d及び前後方向の軸周りの傾斜角θを検出する(S11)。脱線検知装置110の脱線判定部112は、脱線判定工程として、上下方向の変位量dが変位量閾値dth以上であり、且つ前後方向の軸周りの傾斜角θが傾斜角閾値θth以上であるか否かを判定する(S12)。
以下、脱線判定工程の詳細について説明する。図6(a)(b)に示すように、左前輪104FL、右前輪104FR、左後輪104LR及び右後輪RRのいずれもがレール400の上に正常に位置しているときは、走行時の振動等を除き、当該車輪に係る車軸104sの上下方向の変位量及び前後方向の軸周りの傾斜角はいずれも0である。図6(a)(b)において、道床からレール400の踏面までの高さをレール高さHで示し、左前輪104FL等の踏面からフランジ104fの外周面まで高さをフランジ高さhで示す。また、左前輪104FLと右前輪104FRとの踏面同士の距離及び左後輪104RLと右後輪104RRとの踏面同士の距離を踏面相互間距離wで示す。
以下、図7に示すように、台車102の左前輪104FLのみがレール400から脱線した状態を想定する。このとき、図8(a)に示すように、左後輪104RL及び右後輪RRに係る車軸104sの上下方向の変位量及び前後方向の軸周りの傾斜角はいずれも0のままである。一方、図8(b)に示すように、左前輪FLの上下方向の変位量(落下量)は、レール高さHからフランジ高さhを除いた(H−h)である。右前輪FRの上下方向の変位量は0と近似できる。したがって、左前輪FL及び右前輪FRに係る車軸104sの上下方向の変位量は、左前輪FL及び右前輪FRの上下方向の変位量の平均値として、{(H−h)/2}と近似することができる。
また、上述したように、左後輪104RL及び右後輪RRに係る車軸104sの上下方向の変位量は0である。したがって、台車102の全体の上下方向の変位量dは、左前輪FL及び右前輪FRに係る車軸104sの上下方向の変位量と、左後輪104RL及び右後輪RRに係る車軸104sの上下方向の変位量との平均値として、d={(H−h)/4}と近似することができる。そこで、本実施形態では、例えば、変位量閾値dthを0.8d<dth<1.2又は0.9d<dth<1.1dの範囲に設定することができる。
また、図9(a)に示すように、左後輪104RL及び右後輪RRに係る車軸104sの前後方向の軸周りの傾斜角は0のままである。一方、図9(b)に示すように、左前輪FL及び右前輪FRに係る車軸104sの前後方向の軸周りの傾斜角αは、図9(b)中において、α=(弧の長さl/半径r)である。半径rは踏面相互間距離wにより近似できる。また、弧の長さlは、レール高さHとフランジ高さhとの和である(H+h)で近似できる。したがって、左前輪FL及び右前輪FRに係る車軸104sの前後方向の軸周りの傾斜角αは、α={(H+h)/w}で近似することができる。
また、左後輪104RL及び右後輪RRに係る車軸104sの前後方向の軸周りの傾斜角αは0である。したがって、台車102の全体の前後方向の軸周りの傾斜角θは、左前輪FL及び右前輪FRに係る車軸104sの傾斜角αと、左後輪104RL及び右後輪RRに係る車軸104sの傾斜角αとの平均値として、θ={(H+h)/w}/2で近似することができる。そこで、本実施形態では、傾斜角閾値θthを例えば、0.8θ<θth<1.2θ又は0.9θ<θth<1.1θの範囲に設定することができる。
図5に戻り、脱線判定部112は、上下方向の変位量dが変位量閾値dth以上であり、且つ前後方向の軸周りの傾斜角θが傾斜角閾値θth以上であるときは、一輪脱線と判定する(S13)。脱線判定部112は、当該一輪脱線に関する脱線した車両、台車102及び車輪に関する情報を出力する(S14)。なお、台車102における一輪脱輪した車輪の特定は、例えば、一輪脱線した台車102において、ジャイロセンサ114により検出された前後方向の軸周りの傾斜角θ及び左右方向の軸周りの傾斜角θに基づいて、最も下方に傾斜していると推測される車輪が一輪脱線をしていると特定することができる。
脱線判定部112が先頭車両100a又は中間車両100bの一輪が脱線していると判定した後に、脱線判定部112は、変位量dが変位量閾値dthの2倍以上であり、且つ傾斜角θが傾斜角閾値θth未満であるか否かを判定する(S15)。
以下、図10に示すように、台車102の左前輪104FL及び右前輪FRの両輪がレール400から脱線した状態を想定する。このとき、図11(a)に示すように、左後輪104RL及び右後輪RRに係る車軸104sの上下方向の変位量及び前後方向の軸周りの傾斜角はいずれも0のままである。一方、図11(b)に示すように、左前輪FL及び右前輪FRに係る車軸104sの上下方向の変位量は、レール高さHからフランジ高さhを除いた(H−h)である。したがって、一軸脱線の際の台車102の全体の上下方向の変位量dは、左前輪FL及び右前輪FRに係る車軸104sの上下方向の変位量と、左後輪104RL及び右後輪RRに係る車軸104sの上下方向の変位量との平均値として、d={(H−h)/2}であり、一輪脱線時の変位量dの2倍の値に近似することができる。
また,台車102の全体の前後方向の軸周りの傾斜角θの一軸脱線前後の傾斜角変化量θの値は有限値となる。したがって、脱線判定部112は、変位量dが変位量閾値dthの2倍以上であり、かつ傾斜角θの一軸脱線前後の傾斜角変化量θが所定の変化量閾値θdthを超えているときに、一軸脱線が生じたものと判定することができる。なお、変化量閾値θdthはセンサ測定値の検出分解能の値であり、具体的には、例えば、一般的に回転センサとして用いられるロータリーエンコーダの分解能の値である0.35degとすることができる。
脱線判定部112は、変位量dが変位量閾値dthの2倍以上であり、且つ傾斜角θの一軸脱線前後の傾斜角変化量θが変化量閾値θdthを超えているときに、一軸脱線が生じたと判定する(S16)。脱線判定部112は、当該一軸脱線に関する脱線した車両、台車102及び車軸104sに関する情報を出力する(S17)。なお、台車102における一軸脱輪した車軸104sの特定は、例えば、一軸脱線した台車102において、ジャイロセンサ114により検出された左右方向の軸周りの傾斜角θに基づいて、より下方に傾斜していると推測される車軸104sが一軸脱線をしていると特定することができる。
本実施形態によれば、脱線検知装置110の脱線判定部112は、鉄道車両の上下方向の変位量dが変位量閾値dth以上であり、且つ前後方向の軸周りの傾斜角θが傾斜角閾値θth以上であるときに、鉄道車両の一輪が脱線していると判定する。走行時の振動や乗客の昇降等による上下方向の変位量dや前後方向の軸周りの傾斜角θの変動が大きい鉄道車両では、上下方向の変位量d等のみに基づく判定では、精度良く一輪脱線を検知することは難しい。しかし、上下方向の変位量dと前後方向の軸周りの傾斜角θとのAND条件により鉄道車両の一輪脱線を判定することにより、一輪脱線を検知する精度を向上させることができる。
本実施形態では、停車時に一輪脱線したときは、一輪脱線の検知後に鉄道車両の再度の走行を抑止することで、脱線の拡大を防止することができる。また、本実施形態では、走行中に一輪脱線したときは、従来の方式での脱線検知方法よりも早く一輪脱線を検知でき、いち早く停車させることにより脱線の拡大を防止することができる。
また、鉄道車両の一輪が脱線した後には、いずれ当該一輪に係る車軸の両輪が脱線することが予測される。この場合、車軸の両輪が脱線するため、上下方向の変位量dは変位量閾値dthの2倍以上となり、且つ前後方向の軸周りの傾斜角θの一軸脱線前後の傾斜角変化量θは変化量閾値θdthを超えると考えられる。そのため、本実施形態では、脱線判定部112が鉄道車両の一輪が脱線していると判定した後に、変位量dが変位量閾値dthの2倍以上であり、且つ傾斜角変化量θが変化量閾値θdthを超えているときに、脱線判定部112は、鉄道車両の当該一輪に係る車軸104sの両輪が脱線していると判定することができる。
以下、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、脱線検知装置110の脱線判定部112は、上下方向の変位量dと前後方向の軸周りの傾斜角θとに加えて、上下方向の衝撃とのAND条件により鉄道車両の一輪脱線を判定する。本実施形態では、脱線検知装置110のセンサ部111の加速度センサ113により、先頭車両100a及び中間車両100bの台車102の上下方向の衝撃が検出される。上下方向の衝撃とは、例えば、図4に示すz軸方向(垂直方向)に沿い、且つ台車102の重心の位置における加速度を意味する。しかし、上下方向の衝撃は、必ずしも厳密に垂直方向に沿い、台車102の重心の位置における加速度でなくともよい。
以下、本実施形態の脱線検知装置110の動作について説明する。図12に示すように、先頭車両100a及び中間車両100bそれぞれの脱線検知装置100のセンサ部111は、センシング工程として、先頭車両100a及び中間車両100bの台車102の上下方向の変位量、衝撃及び前後方向の軸周りの傾斜角を検出する(S21)。脱線検知装置110の脱線判定部112は、脱線判定工程として、上下方向の変位量dが変位量閾値dth以上であり、衝撃Sが衝撃閾値Sth以上であり、且つ前後方向の軸周りの傾斜角θが傾斜角閾値θth以上であるか否かを判定する(S22)。
上下方向の変位量dが変位量閾値dth以上であり、衝撃Sが衝撃閾値Sth以上であり、且つ前後方向の軸周りの傾斜角θが傾斜角閾値θth以上であるときは、脱線判定部112は、一輪脱線であると判定する(S23)。脱線判定部112は、当該一輪脱線に関する脱線した車両、台車102及び車輪に関する情報を出力する(S24)。なお、台車102における一輪脱輪した車輪の特定は、上記第1実施形態と同様にして行うことができる。
脱線判定部112が先頭車両100a又は中間車両100bの一輪が脱線していると判定した後に、脱線判定部112は、変位量dが変位量閾値dthの2倍以上であり、衝撃Sが衝撃閾値Sth以上であり、且つ傾斜角変化量θが変化量閾値θdthを超えているか否かを判定する(S25)。変位量dが変位量閾値dthの2倍以上であり、衝撃Sが衝撃閾値Sth以上であり、且つ傾斜角変化量θが変化量閾値θdthを超えているときは、脱線判定部112は、一軸脱線であると判定する(S26)。脱線判定部112は、当該一軸脱線に関する脱線した車両、台車102及び車軸104sに関する情報を出力する(S27)。なお、台車102における一軸脱輪した車軸104sの特定は、上記第1実施形態と同様にして行うことができる。
本実施形態では、脱線判定部112は、変位量dが変位量閾値dth以上であり、傾斜角θが傾斜角閾値θth以上であり、且つ衝撃Sが衝撃閾値Sth以上であるときに、鉄道車両の一輪が脱線していると判定する。このように、上下方向の変位量dと前後方向の軸周りの傾斜角θと上下方向の衝撃SとのAND条件により鉄道車両の一輪脱線を判定することにより、一輪脱線を検知する精度をさらに向上させることができる。
鉄道車両の一輪が脱線した後に、当該一輪に係る車軸104sの両輪が脱線する場合には、上下方向の変位量dは変位量閾値dthの2倍以上となり、前後方向の軸周りの傾斜角θの一軸脱線前後の傾斜角変化量θは変化量閾値θdthを超えており、且つ衝撃Sは一輪脱線と同様に衝撃閾値Sth以上となると考えられる。そのため、本実施形態によれば、上下方向の変位量dと前後方向の軸周りの傾斜角θの一軸脱線前後の傾斜角変化量θと上下方向の衝撃SとのAND条件により鉄道車両の一軸脱線を判定することにより、一軸脱線を検知する精度をさらに向上させることができる。
尚、本発明の実施形態の脱線検知装置及び脱線検知方法は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の実施形態の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば,一輪脱線から一軸脱線に至る時間内の傾斜角の変化量は、角速度を測定することにより直接求めることとしてもよい。
100a…先頭車両、100b…中間車両、102…台車、104FL…左前輪、104FR…右前輪、104LR…左後輪、104RR…右後輪、104s…車軸、104f…フランジ、106…アンテナ、110…脱線検知装置、111…センサ部、112…脱線判定部、113…加速度センサ、114…ジャイロセンサ、120…リレー、130…防護無線機、140…モニタ表示器、150…リセットスイッチ、400…レール、H…レール高さ、h…フランジ高さ、w…踏面相互間距離、α…傾斜角、d…変位量、θ…傾斜角、θ…傾斜角。

Claims (8)

  1. 鉄道車両の上下方向の変位量及び前記鉄道車両の前後方向の軸周りの傾斜角を検出するセンサ部と、
    前記変位量が変位量閾値以上であり、且つ前記傾斜角が傾斜角閾値以上であるときに、前記鉄道車両の一輪が脱線していると判定する脱線判定部と、
    を備えた脱線検知装置。
  2. 前記センサ部は、前記鉄道車両に加わった上下方向の衝撃を検出し、
    前記脱線判定部は、前記変位量が前記変位量閾値以上であり、前記傾斜角が前記傾斜角閾値以上であり、且つ前記衝撃が衝撃閾値以上であるときに、前記鉄道車両の前記一輪が脱線していると判定する、請求項1に記載の脱線検知装置。
  3. 前記脱線判定部が前記鉄道車両の前記一輪が脱線していると判定した後に、前記変位量が前記変位量閾値の2倍以上であり、且つ前記傾斜角の変化量が変化量閾値を超えているときに、前記脱線判定部は、前記鉄道車両の前記一輪に係る車軸の両輪が脱線していると判定する、請求項1に記載の脱線検知装置。
  4. 前記脱線判定部が前記鉄道車両の前記一輪が脱線していると判定した後に、前記変位量が前記変位量閾値の2倍以上であり、前記傾斜角の変化量が変化量閾値を超えており、且つ前記衝撃が衝撃閾値以上であるときに、前記脱線判定部は、前記鉄道車両の前記一輪に係る車軸の両輪が脱線していると判定する、請求項2に記載の脱線検知装置。
  5. 鉄道車両の上下方向の変位量及び前記鉄道車両の前後方向の軸周りの傾斜角を検出するセンシング工程と、
    前記変位量が変位量閾値以上であり、且つ前記傾斜角が傾斜角閾値以上であるときに、前記鉄道車両の一輪が脱線していると判定する脱線判定工程と、
    を含む脱線検知方法。
  6. 前記センシング工程では、前記鉄道車両に加わった上下方向の衝撃を検出し、
    前記脱線判定工程では、前記変位量が前記変位量閾値以上であり、前記傾斜角が前記傾斜角閾値以上であり、且つ前記衝撃が衝撃閾値以上であるときに、前記鉄道車両の前記一輪が脱線していると判定する、請求項5に記載の脱線検知方法。
  7. 前記脱線判定工程では、前記鉄道車両の前記一輪が脱線していると判定した後に、前記変位量が前記変位量閾値の2倍以上であり、且つ前記傾斜角の変化量が変化量閾値を超えているときに、前記鉄道車両の前記一輪に係る車軸の両輪が脱線していると判定する、請求項5に記載の脱線検知方法。
  8. 前記脱線判定工程では、前記鉄道車両の前記一輪が脱線していると判定した後に、前記変位量が前記変位量閾値の2倍以上であり、前記傾斜角の変化量が変化量閾値を超えており、且つ前記衝撃が衝撃閾値以上であるときに、前記鉄道車両の前記一輪に係る車軸の両輪が脱線していると判定する、請求項6に記載の脱線検知方法。
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