JP2016132386A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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【課題】 サイドウォール部に形成されたセレーション加工部を巧みに利用してデザイン効果を高めることを可能にした空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 サイドウォール部2に互いに平行に配列された複数本の突条13からなるセレーション加工部12を設けた空気入りタイヤにおいて、セレーション加工部12の各突条13にその長手方向に延在する頂部14と該頂部14から一方側に向かって傾斜する第1傾斜面15と該頂部14から他方側に向かって傾斜する第2傾斜面16を設けると共に、複数のセグメント21に分割された任意の表示情報20を該セグメント21が第1傾斜面15及び第2傾斜面16のいずれか一方に割り付けられるようにしてセレーション加工部12内に表示する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、サイドウォール部に互いに平行に配列された複数本の突条からなるセレーション加工部を設けた空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、セレーション加工部を巧みに利用してデザイン効果を高めることを可能にした空気入りタイヤに関する。
従来、空気入りタイヤにおいて、サイドウォール部に互いに平行に配列された複数本の突条からなるセレーション加工部を設けることが行われている(例えば、特許文献1〜3参照)。
空気入りタイヤにおいては、タイヤ構成部材のスプライス部等に起因して内圧充填時にサイドウォール部の外表面に凹凸が浮き上がったりすることがあるが、上述のようなセレーション加工部を設けた場合、サイドウォール部の外表面に生じる凹凸を目立たなくする効果がある。また、ストライプ状のセレーション加工部はそれ自体がタイヤデザインの一部を構成するものとなる。
特開平7−164831号公報 特開2003−146025号公報 特開2003−175707号公報
本発明の目的は、サイドウォール部に形成されたセレーション加工部を巧みに利用してデザイン効果を高めることを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、サイドウォール部に互いに平行に配列された複数本の突条からなるセレーション加工部を設けた空気入りタイヤにおいて、前記セレーション加工部の各突条にその長手方向に延在する頂部と該頂部から一方側に向かって傾斜する第1傾斜面と該頂部から他方側に向かって傾斜する第2傾斜面を設けると共に、複数のセグメントに分割された任意の表示情報を該セグメントが前記第1傾斜面及び前記第2傾斜面のいずれか一方に割り付けられるようにして前記セレーション加工部内に表示したことを特徴とするものである。
本発明では、複数のセグメントに分割された任意の表示情報を該セグメントが第1傾斜面及び第2傾斜面のいずれか一方に割り付けられるようにしてセレーション加工部内に表示することにより、セレーション加工部を正面から見た際には表示情報が殆ど視認されず、セレーション加工部を斜めから見た際に複数のセグメントからなる表示情報が一体的に再構成されて視認されるようになる。そのため、セレーション加工部の構造的特徴を巧みに利用して視覚方向に応じて視認されるデザインを形成し、そのデザイン効果を高めることができる。また、このような表示情報は模倣品の判定にも利用できるため、模倣品の流通を防止する上でも有効である。
本発明において、第1傾斜面及び第2傾斜面のうち表示情報が割り付けられる傾斜面のタイヤプロファイル面に対する傾斜角度は40°〜80°であることが好ましい。また、突条の高さは0.5mm〜1.0mmであることが好ましい。このような角度範囲や高さ範囲を選択することにより、適度な視認性を得ることができる。
第1傾斜面の幅と第2傾斜面の幅とが互いに異なることが好ましい。これにより、表示情報が割り付けられる傾斜面のタイヤプロファイル面に対する傾斜角度を任意に選択することが可能になり、適度な視認性を得ることができる。
突条は谷部において互いに間隔を持つように配置することが好ましい。このように突条同士を離間させた場合、セレーション加工部を斜めから見た際に第1傾斜面及び第2傾斜面のより広い領域が視認可能となるため、表示情報が割り付けられる領域を広く取ることができる。
突条はタイヤ径方向に沿って延在するように配列することが好ましい。突条をタイヤ径方向に沿って延在するように配列する場合、突条の加工が容易であることに加えて、表示情報をタイヤ周方向に沿って配置することが可能になる。
また、セレーション加工部に任意の表示情報を表示する具体的な手段として、タイヤ成形金型における突条の第1傾斜面又は第2傾斜面に対応する位置にエッチング処理又はメッキ処理に基づいて凹部又は凸部を設け、表示情報の各セグメントを凹部又は凸部の転写部分により構成することが好ましい。表示情報の各セグメントをエッチング処理又はメッキ処理に基づく凹部又は凸部の転写部分により構成することにより、セレーション加工部に表示情報を簡単かつ精密に形成することができる。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示す子午線半断面図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示す側面図である。 セレーション加工部の一例を拡大して示す斜視図である。 セレーション加工部を一方側から見た状態を示す斜視図である。 セレーション加工部を他方側から見た状態を示す斜視図である。 セレーション加工部の断面形状を示し、(a)〜(e)はセレーション加工部の断面図である。 セレーション加工部の変形例を拡大して示す斜視図である。 金型のエッチング処理に基づいてセレーション加工部に形成された表示情報を示す正面図である。 図8のIX−IX矢視断面図である。 金型のメッキ処理に基づいてセレーション加工部に形成された表示情報を示す正面図である。 図10のXI−XI矢視断面図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1及び図2は本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示し、図3〜図7はそのセレーション加工部を示すものである。
図1及び図2に示すように、本実施形態の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部1と、該トレッド部1の両側に配置された一対のサイドウォール部2と、これらサイドウォール部2のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部3とを備えている。図1においてはタイヤ中心線CLの片側のみが描写されているが、この空気入りタイヤはタイヤ中心線CLの両側で対称又は非対称の構造を有している。
一対のビード部3,3間には2層のカーカス層4が装架されている。これらカーカス層4は、タイヤ径方向に延びる複数本の補強コードを含み、各ビード部3に配置されたビードコア5の廻りに折り返されている。ビードコア5の外周上には断面三角形状のゴム組成物からなるビードフィラー6が配置されている。また、ビード部3において、ビードコア5の廻りには補強層7が埋設されている。
一方、トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には複数層のベルト層8が埋設されている。これらベルト層8はタイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コードを含み、かつ層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。ベルト層8において、補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度は例えば10°〜40°の範囲に設定されている。ベルト層8の補強コードとしては、スチールコードが好ましく使用される。ベルト層8の外周側には、高速耐久性の向上を目的として、補強コードをタイヤ周方向に対して例えば5°以下の角度で配列してなる少なくとも1層のベルトカバー層9が配置されている。ベルトカバー層9の補強コードとしては、ナイロンやアラミド等の有機繊維コードが好ましく使用される。
なお、上述したタイヤ内部構造は空気入りタイヤにおける代表的な例を示すものであるが、これに限定されるものではない。
上記空気入りタイヤにおいて、サイドウォール部2には、ブランド表示部11と共に、セレーション加工部12が形成されている。ブランド表示部11にはサイドウォール部2の表面から突出する文字等からなるブランド名や商品名等が表示される。一方、セレーション加工部12は互いに平行に配列された複数本の突条13により構成されている。これらブランド表示部11及びセレーション加工部12はタイヤ周上の任意の位置に配置することができ、そのタイヤ周方向の長さは限定されるものではない。また、ブランド表示部11及びセレーション加工部12は片側のサイドウォール部2だけに設けるようにしても良く、或いは、両側のサイドウォール部2に設けるようにしても良い。
図3に示すように、セレーション加工部12を構成する各突条13は、該突条13の長手方向に延在する頂部14と、該頂部14から突条13の幅方向の一方側に向かって傾斜する第1傾斜面15と、該頂部14から突条13の幅方向の他方側に向かって傾斜する第2傾斜面16とを有している。セレーション加工部12内には任意の表示情報20が表示されるが、この表示情報20は複数のセグメント21に分割され、これら複数のセグメント21が第1傾斜面15及び第2傾斜面16のいずれか一方に割り付けられている。例えば、図3においては、「Y」という文字からなる表示情報20が独立した6個のセグメント21に分割され、これら6個のセグメント21が複数の第1傾斜面15に対して割り付けられている。表示情報20は、文字、数字、図形、記号を含む表示要素の単体又は集合体から構成することができる。また、表示情報20により表示される情報としては、ブランド名や商品名の他に、製造管理に関する情報や識別番号等を例示することができる。
図4はセレーション加工部21を一方側から見た状態を示し、図5はセレーション加工部21を他方側から見た状態を示すものである。図4に示すように、「ABC」という文字からなる表示情報20が多数のセグメント21に分割され、それらが第1傾斜面15に対して割り付けられている。そのため、セレーション加工部21を一方側から斜めに見た際には「ABC」という文字からなる表示情報20が視認される。また、図5に示すように、「XYZ」という文字からなる表示情報20が多数のセグメント21に分割され、それらが第2傾斜面16に対して割り付けられている。そのため、セレーション加工部21を他方側から斜めに見た際には「XYZ」という文字からなる表示情報20が視認される。
上述した空気入りタイヤでは、複数のセグメント21に分割された任意の表示情報20を該セグメント21が突条13の第1傾斜面15及び第2傾斜面16のいずれか一方に割り付けられるようにしてセレーション加工部12内に表示しているので、セレーション加工部12を正面から見た際には表示情報20が殆ど視認されず、セレーション加工部12を斜めから見た際に複数のセグメント21からなる表示情報20が一体的に再構成されて明瞭に視認される。このようにセレーション加工部12の構造的特徴を巧みに利用して視覚方向に応じて視認されるデザインを形成することにより、セレーション加工部12に基づくデザイン効果を高めることができる。また、セレーション加工部12内に隠された表示情報20は模倣品の判定にも利用できる。そのため、表示情報20を設けることは模倣品の流通を防止する上でも有効である。
上記空気入りタイヤにおいて、表示情報20を割り付けるにあたって、図6(a)〜(c)に示すように、第1傾斜面15及び第2傾斜面16のタイヤプロファイル面に対する傾斜角度θ1,θ2は40°〜80°の範囲、より好ましくは、45°〜75°の範囲に設定すると良い。第1傾斜面15及び第2傾斜面16の傾斜角度θ1,θ2が小さ過ぎるとセレーション加工部12を正面から見た際に表示情報20が視認されるようになり、逆に傾斜角度θ1,θ2が大き過ぎるとセレーション加工部12を斜めから見た際に表示情報20が視認され難くなる。
また、突条13の谷部から頂点までの高さHは0.5mm〜1.0mmの範囲に設定すると良い。このような微小な高さHを有する突条13は、タイヤ構成部材のスプライス部等に起因して内圧充填時にサイドウォール部2の外表面に生じる凹凸を目立たなくする効果を十分に発揮し、しかも表示情報20を隠し込む上で適度な寸法である。突条13の高さHが0.5mmよりも小さいと第1傾斜面15又は第2傾斜面16に対する表示情報20の形成が困難になり、逆に1.0mmよりも大きいと表示情報20を隠し込む効果が低下する。
図6(d)に示すように、第1傾斜面15の幅W1と第2傾斜面16の幅W2とは互いに異なるようにしても良い。この場合、表示情報20が割り付けられる傾斜面15,16のタイヤプロファイル面に対する傾斜角度θ1,θ2を任意に選択することが可能になり、適度な視認性を得ることができる。例えば、第1傾斜面15に表示情報20を割り付けるにあたって傾斜面15,16の傾斜角度θ1,θ2を同等に大きくした場合、それに伴って突条13が薄くなるため耐外傷性が低下し、更には表示情報20の視認性が低下することになる。しかしながら、図6(d)に示すように、第1傾斜面15の傾斜角度θ1と第2傾斜面16の傾斜角度θ2を互いに異ならせ、第1傾斜面15の傾斜角度θ1を第2傾斜面16の傾斜角度θ2よりも大きくすることにより、適度な傾斜角度θ1を選択しつつ突条13のボリュームを十分に確保して耐外傷性を良好に維持することができ、しかも表示情報20の視認性を改善することが可能になる。
突条13の頂部14は、図6(a)〜(d)に示すように、尖った形状を有していても良く、或いは、図6(e)に示すように、平坦に加工されていても良い。突条の頂部14が平坦である場合、表示情報20のセグメント21は頂部14には配置せずに第1傾斜面15又は第2傾斜面16のみに配置する。
図7に示すように、突条13は谷部において互いに間隔Gを持つように配置しても良い。このように突条13,13同士を離間させた場合、セレーション加工部12を斜めから見た際に第1傾斜面15及び第2傾斜面16のより広い領域が視認可能となるため、表示情報20が割り付けられる領域を広く取ることができる。突条13の谷部における間隔Gは0.1mm〜0.28mmの範囲に設定することができる。例えば、突条13の傾斜角度θ1,θ2が60°で高さHが0.5mmである場合、その間隔Gを0.1mm〜0.14mmの範囲に設定すると良い。突条13の間隔Gが小さ過ぎると視認領域を拡大する効果が低下し、逆に大き過ぎるとセグメント21の集合体からなる表示情報20を形成することが困難になる。
突条13はタイヤ径方向に沿って延在するように配列するのが良い。突条13をタイヤ径方向に沿って延在するように配列する場合、突条13の加工が容易である。しかも、第1傾斜面15及び第2傾斜面16がタイヤ周方向に並ぶようになるため、表示情報20をタイヤ周方向に沿って配置することができる。なお、突条13はその延在方向がタイヤ径方向と一致するように配置することも可能であるが、突条13の延在方向がタイヤ径方向に対してなす角度は0°〜50°の範囲に設定すれば良い。
図8及び図9は金型のエッチング処理に基づいてセレーション加工部に形成された表示情報20を示すものである。セレーション加工部12に表示情報20を表示する方法は特に限定されるものではないが、例えば、タイヤ成形金型における突条13の第1傾斜面15又は第2傾斜面16に対応する位置にエッチング処理に基づいて所定の形状を有する凹部を形成し、表示情報20の各セグメント21をタイヤ成形金型側の凹部の転写部分により構成することができる。この場合、図8及び図9に示すように、表示情報20は第1傾斜面15(又は第2傾斜面16)から突出し、その表面が梨地状に成形される。
図10及び図11は金型のメッキ処理に基づいてセレーション加工部に形成された表示情報20を示すものである。上記以外の方法として、タイヤ成形金型における突条13の第1傾斜面15又は第2傾斜面16に対応する位置にメッキ処理に基づいて所定の形状を有する凸部を形成し、表示情報20の各セグメント21をタイヤ成形金型側の凸部の転写部分により構成することができる。この場合、図10及び図11に示すように、表示情報20は第1傾斜面15(又は第2傾斜面16)から窪んだ形状となる。表示情報20の各セグメント21をエッチング処理又はメッキ処理に基づく凹部又は凸部の転写部分により構成することにより、セレーション加工部12に表示情報20を簡単かつ精密に形成することができる。
タイヤサイズが205/60R16であり、サイドウォール部に互いに平行に配列された複数本の突条からなるセレーション加工部を設けた空気入りタイヤにおいて、セレーション加工部の各突条にその長手方向に延在する頂部と該頂部から一方側に向かって傾斜する第1傾斜面と該頂部から他方側に向かって傾斜する第2傾斜面を設けると共に、複数のセグメントに分割された任意の表示情報を該セグメントが第1傾斜面に割り付けられるようにしてセレーション加工部内に表示し、突条の高さH、第1傾斜面の幅W1、第1傾斜面の傾斜角度θ1、突条の間隔Gを表1のように種々異ならせた実施例1〜6のタイヤを作製した。なお、第2傾斜面の傾斜角度θ2及び第2傾斜面の幅W2はそれぞれ第1傾斜面の傾斜角度θ1及び第1傾斜面の幅W1と同じにした。
これら試験タイヤについて、下記の評価方法により、傾斜面の視認領域、表示情報の正面視での非視認性、表示情報の斜視での視認性を評価し、その結果を表1に併せて示した。
傾斜面の視認領域:
セレーション加工部を目視角度60°又は45°の方向から見た際に見える第1傾斜面の視認領域を計測した。評価結果は、第1傾斜面の面積に対する視認領域の面積の比率(%)にて示した。傾斜面の視認領域が大きいほど表示情報が割り付けられる面積が大きくなるため好ましい。
表示情報の正面視での非視認性:
セレーション加工部を正面(目視角度0°)から見た際の表示情報の非視認性を評価した。表示情報が殆ど視認されない場合を「A」にて示し、表示情報が僅かに視認される場合を「B」にて示し、表示情報が明瞭に視認される場合を「C」にて示した。
表示情報の斜視での視認性:
セレーション加工部を斜め(目視角度60°)から見た際の表示情報の視認性を評価した。表示情報が明瞭に視認される場合を「A」にて示し、表示情報が僅かに視認される場合を「B」にて示し、表示情報が殆ど視認されない場合を「C」にて示した。
Figure 2016132386
表1から明らかなように、実施例1〜6のタイヤでは、セレーション加工部を正面から見た際には表示情報が視認され難い状態にあるのに対して、セレーション加工部を斜めから見た際には複数のセグメントからなる表示情報が一体的に再構成されて視認され易い状態にあった。特に、第1傾斜面の傾斜角度θ1を60°付近に設定した場合には表示情報の正面視での非視認性と斜視での視認性が良好になっていた。また、突条に間隔Gを付与した場合、傾斜面の視認領域が拡大されていた。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
11 ブランド表示部
12 セレーション加工部
13 突条
14 頂部
15 第1傾斜面
16 第2傾斜面
20 表示情報
21 セグメント

Claims (7)

  1. サイドウォール部に互いに平行に配列された複数本の突条からなるセレーション加工部を設けた空気入りタイヤにおいて、前記セレーション加工部の各突条にその長手方向に延在する頂部と該頂部から一方側に向かって傾斜する第1傾斜面と該頂部から他方側に向かって傾斜する第2傾斜面を設けると共に、複数のセグメントに分割された任意の表示情報を該セグメントが前記第1傾斜面及び前記第2傾斜面のいずれか一方に割り付けられるようにして前記セレーション加工部内に表示したことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記第1傾斜面及び前記第2傾斜面のうち前記表示情報が割り付けられる傾斜面のタイヤプロファイル面に対する傾斜角度が40°〜80°であることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記突条の高さが0.5mm〜1.0mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記第1傾斜面の幅と前記第2傾斜面の幅とが互いに異なることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記突条を谷部において互いに間隔を持つように配置したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記突条をタイヤ径方向に沿って延在するように配列したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. タイヤ成形金型における前記突条の第1傾斜面又は第2傾斜面に対応する位置にエッチング処理又はメッキ処理に基づいて凹部又は凸部を設け、前記表示情報の各セグメントを前記凹部又は前記凸部の転写部分により構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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