JP2016131477A - 電動車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】平滑コンデンサのディスチャージに伴うインバータの劣化を良好に抑制する。【解決手段】電動車両が停車する際には、ブレーキユニットを制御することによりモータの停止位置が調整され、停車状態でシステム停止されると、インバータは、平滑コンデンサに蓄えられた電荷がディスチャージされるように制御され(S160)、電動車両が停車する際、ブレーキユニットは、平滑コンデンサのディスチャージに伴って最大の電流が流れるインバータのトランジスタが停車のたびに入れ替わるようにモータを停止させる(S100〜S140)。【選択図】図2
Description
本発明は、車輪に連結された電動機と、複数のスイッチング素子を有するインバータと、インバータとバッテリとの間の電圧を平滑化する平滑コンデンサとを含む電動車両に関する。
従来、この種の車両として、停車状態でイグニッションスイッチがオフにされると、平滑コンデンサに蓄えられている残留電荷をモータジェネレータMG1および/またはMG2によって放電させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、平滑コンデンサのディスチャージに際して、3相/2相変換後の電流指令のd軸電流成分のみが流れるようにインバータへの制御信号が生成される。これにより、モータジェネレータMG1,MG2が駆動力を出力しないようにしながら、平滑コンデンサに蓄えられている残留電荷を当該モータジェネレータMG1,MG2に短時間で消費させることができる。
上述のように、車輪によりモータの回転が規制される停車状態で平滑コンデンサをディスチャージすると、モータ(ロータ)の回転停止位置に応じて定まる何れか一つ(一相)のスイッチング素子に他のスイッチング素子に比べて大きい電流が流れることになる。従って、停車状態で平滑コンデンサがディスチャージされる車両では、当該ディスチャージの実行に伴ってインバータが劣化しないように何らかの対策を施す必要がある。
そこで、本発明は、平滑コンデンサのディスチャージに伴うインバータの劣化を良好に抑制することを主目的とする。
本発明による電動車両は、車輪に連結された電動機と、複数のスイッチング素子を有するインバータと、前記インバータを介して前記電動機と電力をやり取り可能なバッテリと、前記インバータと前記バッテリとの間の電圧を平滑化する平滑コンデンサと、前記車輪に制動力を付与する制動装置とを備えた電動車両において、前記電動車両が停車する際に、前記制動装置を制御して前記電動機の停止位置を調整する停車制御手段と、停車状態でシステム停止された際に、前記平滑コンデンサに蓄えられた電荷がディスチャージされるように前記インバータを制御するディスチャージ制御手段とを備え、前記停車制御手段は、前記平滑コンデンサのディスチャージに伴って最大の電流が流れる前記スイッチング素子が前記電動車両の停車のたびに入れ替わるように前記制動装置を制御して前記電動機を停止させることを特徴とする。
この電動車両が停車する際には、制動装置を制御することにより電動機の停止位置が調整される。また、停車状態でシステム停止されると、インバータは、平滑コンデンサに蓄えられた電荷がディスチャージされるように制御される。そして、電動車両が停車する際、制動装置は、平滑コンデンサのディスチャージに伴って最大の電流が流れるスイッチング素子が電動車両の停車のたびに入れ替わるように電動機を停止させる。これにより、平滑コンデンサのディスチャージに際して、特定のスイッチング素子に集中して比較的大きな電流が流れてしまうのを抑制し、各スイッチング素子に均等に電流を流すことができる。この結果、この電動車両では、平滑コンデンサのディスチャージに伴うインバータの劣化を良好に抑制することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る電動車両1の概略構成図である。同図に示す電動車両1は、デファレンシャルギヤ等を介して左右の駆動輪DWに連結されたモータMGと、バッテリ2と、システムメインリレー3を介してバッテリ2に接続されると共にモータMGを駆動する電力制御装置(以下、「PCU」という)4と、駆動輪DWを含む車輪に制動力を付与可能なブレーキユニット(制動装置)5と、電動車両1の全体を制御する電子制御装置(以下、「ECU」という)10とを含む。
モータMGは、三相同期電動機として構成されており、PCU4を介してバッテリ2と電力をやり取りする。モータMGは、バッテリ2からの電力により駆動されて駆動輪DWに走行用のトルクを出力すると共に、電動車両1の制動に際して駆動輪DWに回生制動トルクを出力する。また、モータMGには、回転角θ(回転位置)を検出する回転角センサ(レゾルバ)6が設けられている。バッテリ2は、リチウムイオン二次電池またはニッケル水素二次電池である。システムメインリレー3は、図示するように、正極側電力ラインPLに接続される正極側リレーと、負極側電力ラインNLに接続される負極側リレーとを有する。
PCU4は、モータMGを駆動するインバータ40や、バッテリ2からの電力を昇圧する電圧変換モジュール(昇降圧コンバータ)45、平滑コンデンサ46および47を含む。インバータ40は、6つのトランジスタ(スイッチング素子)Tr1,Tr2,Tr3,Tr4,Tr5およびTr6と、各トランジスタTr1〜Tr6に逆方向に並列接続された6つのダイオードD1,D2,D3,D4,D5およびD6とにより構成される。6つのトランジスタTr1〜Tr6は、正極側電力ラインPLと負極側電力ラインNLとに対してソース側とシンク側とになるよう2個ずつ対をなす。また、対となる2つのトランジスタ同士の接続点の各々には、電動機MGの三相コイル(U相、V相、W相)の各々が電気的に接続される。また、本実施形態において、インバータ40は、モータMGのU相に対応した図中上側のトランジスタTr1の温度を検出する温度センサ41を有する。
以下、適宜、U相に対応した図中上側のトランジスタTr1を「U相上アームTr1」といい、U相に対応した図中下側のトランジスタTr2を「U相下アームTr2」といい、V相に対応した図中上側のトランジスタTr3を「V相上アームTr3」といい、V相に対応した図中下側のトランジスタTr4を「V相下アームTr4」といい、W相に対応した図中上側のトランジスタTr5を「W相上アームTr5」といい、W相に対応した図中下側のトランジスタTr6を「W相下アームTr6」という。
電圧変換モジュール45は、例えば絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)である2つのトランジスタと、各トランジスタに対して逆方向に並列接続された2つのダイオードと、リアクトルとを含む(何れも図示省略)。リアクトルの一端は、システムメインリレー3を介してバッテリ2の正極端子に電気的に接続され、リアクトルの他端には、一方のトランジスタ(上アーム)のエミッタと他方のトランジスタ(下アーム)のコレクタとが電気的に接続される。また、上記一方のトランジスタ(上アーム)のコレクタは、正極側電力ラインPLに電気的に接続され、上記他方のトランジスタのエミッタは、負極側電力ラインNLに電気的に接続される。平滑コンデンサ46は、システムメインリレー3と電圧変換モジュール45との間に設置され、電圧変換モジュール45のバッテリ2側の電圧すなわち昇圧前電圧VLを平滑化する。また、平滑コンデンサ47は、電圧変換モジュール45とインバータ40との間に設置され、電圧変換モジュール45により昇圧された昇圧後電圧VHを平滑化する。
ブレーキユニット5は、マスタシリンダや、各車輪に取り付けられたブレーキディスクを挟持して対応する車輪に摩擦制動力を付与する複数のブレーキパッド、それぞれ対応するブレーキパッドを駆動する複数のホイールシリンダ、各ホイールシリンダに油圧を供給する油圧式のブレーキアクチュエータ等を含む(何れも図示省略)。本実施形態において、ブレーキユニット5のブレーキアクチュエータは、ECU10により制御される。
ECU10は、図示しないCPU等を含むマイクロコンピュータとして構成されており、スタートスイッチ(イグニッションスイッチ)11からのシステム起動指令やシステム停止指令、回転角センサ6により検出されるモータMGの回転角θ、図示しない電圧センサにより検出される昇圧前電圧VLや昇圧後電圧VH、図示しない電流センサにより検出されるモータMGの各相を流れる電流(相電流)の値、温度センサ41により検出されるU相上アームTr1の温度等を入力する。ECU10は、これらの入力信号に基づいて、インバータ40や電圧変換モジュール45の各トランジスタへのスイッチング制御信号を生成し、インバータ40および電圧変換モジュール45をスイッチング制御する。更に、ECU10は、システムメインリレー3を開閉制御する。
また、ECU10は、ブレーキペダルが踏み込まれた際にオンするブレーキスイッチ15からのブレーキ信号を入力し、ブレーキペダルが踏み込まれている際、図示しないブレーキペダルの踏み込み量(ブレーキペダルストローク)に基づいて運転者により要求されている要求制動力を設定する。そして、ECU10は、要求制動力と予め定められた回生分配比設定マップとを用いて、モータMGに対する要求回生制動トルクと、ブレーキユニット5に対する要求摩擦制動力とを設定し、要求回生制動トルクに基づいてインバータ40(モータMG)を制御すると共に、要求摩擦制動力に基づいてブレーキユニット5のブレーキアクチュエータを制御する。なお、本実施形態において、運転者によるブレーキペダルの踏み込みに応じて電動車両1が減速し、車速が予め定められた回生禁止車速(例えば、数km/h程度)になると、モータMGからの回生制動トルクの出力が停止され、電動車両1への制動力は、専らブレーキユニット5により出力されることになる。
加えて、ECU10は、電動車両1が停車した状態でスタートスイッチ11がオフされることによりシステム停止指令(ReadyOff指令)が発せられると、システムメインリレー3を開成させると共に、PCU4の平滑コンデンサ46,47に蓄えられた電荷がディスチャージされるようにインバータ40を制御するディスチャージ制御を実行する。ディスチャージ制御は、モータMGに対してロータに形成される磁束の方向の電流、すなわちd軸電流を流すことで、モータMGがトルクを出力することなく平滑コンデンサ46,47に蓄えられた電力を消費するようにインバータ40をスイッチング制御するものである。なお、ECU10の機能は、複数の電子制御装置に分散させてもよい。
次に、図2および図3を参照しながら、ブレーキペダルの踏み込みに応じて電動車両1が停車する際に実行される処理について説明する。
電動車両1のECU10は、運転者によりブレーキペダルが踏み込まれると、モータMGおよびブレーキユニット5の回生協調制御と並行して、図2のルーチンの実行を開始する。図2のルーチンの開始に際して、ECU10は、ブレーキスイッチ15からのブレーキ信号や図示しない車速センサにより検出される車速Vを入力し(ステップS100)、ブレーキ信号に基づいてブレーキペダルが踏み込まれているか否かを判定する(ステップS110)。
ステップS110にてブレーキペダルの踏み込みが解除されたと判断した場合、ECU10は、ステップS110以降の処理を実行することなく図2のルーチンを終了させる。また、ステップS110にてブレーキペダルが踏み込まれていると判断した場合、ECU10は、ステップS100にて入力した車速Vが予め定められた判定車速Vref(例えば、1km/h程度)以下であるか否かを判定する(ステップS120)。ステップS120にて車速Vが判定車速Vrefを上回っていると判断した場合、ECU10は、再度ステップS100およびS110の処理を実行する。また、ステップS120にて車速Vが判定車速Vref以下であると判断した場合、ECU10は、モータMGの目標停止範囲、すなわち回転停止時の回転角範囲(位相範囲)を設定する(ステップS130)。
ここで、電動車両1の停車後にスタートスイッチ11がオフされると、上述のように、駆動輪DWによりモータMGの回転が規制(ロック)された状態でPCU4の平滑コンデンサ46,47に蓄えられた電荷をディスチャージするためのディスチャージ制御が実行される。ただし、平滑コンデンサ46,47のディスチャージに際してインバータ40の特定のトランジスタに集中して比較的大きな電流が流れてしまうと、当該トランジスタの劣化が進行してしまうおそれがある。このため、電動車両1では、ステップS130において、平滑コンデンサ46,47のディスチャージに伴って最大の電流(絶対値)が流れるインバータ40のトランジスタが電動車両1の停車のたびに入れ替わるようにモータMGの目標停止範囲が設定される。
すなわち、電動車両1では、図4に示すように、目標停止範囲として、第1〜第6停止範囲を設定することができる。第1停止範囲は、回転停止時の回転角θ(位相)が0°〜60°の範囲に含まれるようにすると共に、平滑コンデンサ46,47のディスチャージに伴ってV相下アームTr4に最大の電流が流れるようにするものである。第2停止範囲は、回転停止時の回転角θが60°〜120°の範囲に含まれるようにすると共に、平滑コンデンサ46,47のディスチャージに伴ってU相上アームTr1に最大の電流が流れるようにするものである。第3停止範囲は、回転停止時の回転角θが120°〜180°の範囲に含まれるようにすると共に、平滑コンデンサ46,47のディスチャージに伴ってW相下アームTr6に最大の電流が流れるようにするものである。
第4停止範囲は、回転停止時の回転角θが180°〜240°の範囲に含まれるようにすると共に、平滑コンデンサ46,47のディスチャージに伴ってV相上アームTr3に最大の電流が流れるようにするものである。第5停止範囲は、回転停止時の回転角θが240°〜300°の範囲に含まれるようにすると共に、平滑コンデンサ46,47のディスチャージに伴ってU相下アームTr2に最大の電流が流れるようにするものである。第6停止範囲は、回転停止時の回転角θが300°〜360°の範囲に含まれるようにすると共に、平滑コンデンサ46,47のディスチャージに伴ってW相上アームTr5に最大の電流が流れるようにするものである。そして、本実施形態のステップS130では、図2のルーチンが実行されるたびに、第1〜第6停止範囲がこの順番で目標停止範囲として設定される。
モータMGの目標停止範囲を設定した後、ECU10は、モータMGが目標停止範囲内で停止するようにブレーキユニット5のブレーキアクチュエータを制御する(ステップS140)。すなわち、ステップS140において、ECU10は、回転角センサ6の検出値に基づいて、モータMGの回転停止時における回転角θ(位相)がステップS130に設定した目標停止範囲、すなわち第1〜第6停止範囲の何れかに含まれるようにブレーキユニット5から各車輪に付与される摩擦制動力をフィードバック制御する。
上述のようにしてモータMGの回転を停止させた後、ECU10は、スタートスイッチ11からの信号に基づいて、システム停止指令(ReadyOff指令)が発せられたか否かを判定する(ステップS150)。モータMGの回転停止から所定時間が経過するまでにシステム停止指令を受信しなかった場合、ECU10は、ステップS150以降の処理を実行することなく図2のルーチンを終了させる。これに対して、モータMGの回転停止から所定時間が経過するまでにシステム停止指令を受信した場合、ECU10は、システムメインリレー3を開成させた上で、PCU4の平滑コンデンサ46,47に蓄えられた電荷がディスチャージされるように上述のディスチャージ制御を実行する(ステップS160)。なお、スタートスイッチ11がオフされてシステム停止指令が発生されると、電動車両1の主要な電力機器への給電が断たれるが、ECU10を初めとする一部の補機類には、図示しない補機バッテリからの電力が継続して供給される。
ステップS160において、ECU10は、ステップS130にて設定した目標停止範囲に対応するインバータ40の3つのトランジスタを予め定められた周波数でスイッチング制御する。例えば、ステップS130にて第1停止範囲が目標停止範囲に設定された場合、ECU10は、図4に示すように、U相上アームTr1、V相下アームTr4およびW相上アームTr5を予め定められた周波数でスイッチング制御する。また、例えば、ステップS130にて第3停止範囲が目標停止範囲に設定された場合、ECU10は、図4に示すように、U相上アームTr1、V相上アームTr3およびW相下アームTr6を予め定められた周波数でスイッチング制御する。
これにより、平滑コンデンサ46,47のディスチャージが行われる際には、最大の電流が流れるトランジスタが電動車両1の停車のたびに順番に入れ替わることから、トランジスタTr1〜Tr6のうちの特定の一つに集中して比較的大きな電流が流れてしまうのを抑制し、各トランジスタTr1〜Tr6に均等に電流を流すことができる。この結果、電動車両1では、平滑コンデンサ46,47のディスチャージに伴うインバータ40の劣化を極めて良好に抑制することが可能となる。そして、ECU10は、ステップS160のディスチャージ制御の完了後、図2のルーチンを終了させる。
以上説明したように、電動車両1が停車する際には、ブレーキユニット5を制御することによりモータMGの停止位置が調整される。また、停車状態でシステム停止されると、インバータ40は、平滑コンデンサ46,47に蓄えられた電荷がディスチャージされるように制御される(ステップS160)。そして、電動車両1が停車する際、ブレーキユニット5は、平滑コンデンサ46,47のディスチャージに伴って最大の電流が流れるトランジスタが停車のたびに入れ替わるようにモータMGを停止させる(ステップS100〜S140)。これにより、電動車両1では、平滑コンデンサ46,47のディスチャージに伴うインバータ40の劣化を良好に抑制することが可能となる。
なお、図2のステップS130では、第1〜第6停止範囲が順番に目標停止範囲として設定されるが、これに限られるものではない。すなわち、図2のステップS130では、第1〜第6停止範囲の何れかが目標停止範囲としてランダムに設定されてもよい。また、図2のステップS130では、少なくとも同一のトランジスタが連続して最大の電流が流れるトランジスタとならないように、当該ステップS130の実行時におけるモータMGの回転角θと電動車両1の停車までの駆動輪DWの回転量(残りの走行距離)とに基づいて目標停止範囲が設定されてもよい。
更に、図2のステップS130では、第1〜第6停止範囲の何れかを目標停止範囲として設定する代わりに、例えば第1〜第6停止範囲のそれぞれにおいて平滑コンデンサ46,47のディスチャージに伴ってトランジスタを流れる最大電流ができるだけ小さくなるように定められたモータMGの目標停止位置(回転停止時の回転角)が設定されてもよい。そして、上記電動車両1の構成が、2個以上のモータを含むハイブリッド車両(動力分配用のプラネタリギヤを含むものであってもよく、含まないものであってもよい)や、いわゆる1モータ式のハイブリッド車両、シリーズ式のハイブリッド車両等に適用され得ることはいうまでもない。
ここで、上記実施形態における主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。すなわち、上記実施形態において、駆動輪DWに連結されたモータMGが「電動機」に相当し、トランジスタTr1〜Tr6を有するインバータ40が「インバータ」に相当し、インバータ40を介してモータMGと電力をやり取りするバッテリ2が「バッテリ」に相当し、インバータ40とバッテリ2との間の電圧を平滑化する平滑コンデンサ46,47が「平滑コンデンサ」に相当し、駆動輪DWを含む車輪に摩擦制動力を付与するブレーキユニット5が「制動装置」に相当し、図2のステップS100〜S140の処理を実行するECU10が「停車制御手段」に相当し、図2のステップS160の処理を実行するECU10が「ディスチャージ制御手段」に相当する。
また、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の外延の範囲内において様々な変更をなし得ることはいうまでもない。更に、上記発明を実施するための形態は、あくまで課題を解決するための手段の欄に記載された発明の具体的な一形態に過ぎず、課題を解決するための手段の欄に記載された発明の要素を限定するものではない。
本発明は、電動車両の製造産業において利用可能である。
1 電動車両、2 バッテリ、3 システムメインリレー、4 電力制御装置(PCU)、5 ブレーキユニット、6 回転角センサ、10 電子制御装置(ECU)、11 スタートスイッチ、15 ブレーキスイッチ、40 インバータ、41 温度センサ、45 電圧変換モジュール、46,47 平滑コンデンサ、D1,D2,D3,D4,D5,D6 ダイオード、DW 駆動輪、MG モータ、NL 負極側電力ライン、PL 正極側電力ライン、Tr1,Tr2,Tr3,Tr4,Tr5,Tr6 トランジスタ。
Claims (1)
- 車輪に連結された電動機と、複数のスイッチング素子を有するインバータと、前記インバータを介して前記電動機と電力をやり取り可能なバッテリと、前記インバータと前記バッテリとの間の電圧を平滑化する平滑コンデンサと、前記車輪に制動力を付与する制動装置とを備えた電動車両において、
前記電動車両が停車する際に、前記制動装置を制御して前記電動機の停止位置を調整する停車制御手段と、
停車状態でシステム停止された際に、前記平滑コンデンサに蓄えられた電荷がディスチャージされるように前記インバータを制御するディスチャージ制御手段とを備え、
前記停車制御手段は、前記平滑コンデンサのディスチャージに伴って最大の電流が流れる前記スイッチング素子が前記電動車両の停車のたびに入れ替わるように前記制動装置を制御して前記電動機を停止させることを特徴とする電動車両。
Priority Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019068643A (ja) * | 2017-10-02 | 2019-04-25 | 株式会社デンソー | 電力変換器 |
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2015
- 2015-01-15 JP JP2015005755A patent/JP2016131477A/ja active Pending
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