JP2016131357A - カラープロファイル作成方法、及びカラープロファイル作成プログラム - Google Patents

カラープロファイル作成方法、及びカラープロファイル作成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複雑な予測演算を行うことなく特色信号を含む色信号のカラープロファイルを作成しうるカラープロファイル作成方法及びカラープロファイル作成プログラムを提供する。
【解決手段】インク総量制限条件が非適用の第1標準色信号をインク総量制限条件が適用された第2標準色信号への変換関係を規定する第1テーブルを作成し(S12)、第2標準色信号からインク総量制限条件が適用された第1拡張色信号への変換関係を規定した第2テーブルを作成し(S14)、第2標準色信号に対応するデバイス非依存色空間における色信号からデバイス依存色空間における色信号への変換関係を規定した第3テーブルを作成し(S16)、第3テーブル及び第2テーブルを用いて第2標準色信号に対応するデバイス非依存色空間における色信号からデバイス依存色空間における第2拡張色信号への変換関係を規定するカラープロファイルである第4テーブルを作成する。
【選択図】図1

Description

本発明はカラープロファイル作成方法、及びカラープロファイル作成プログラムに係り、特に一種類以上の特色インクを含むインクを用いて媒体にカラー画像を形成する画像形成に適用されるカラー画像信号の変換処理技術に関する。
オフセット印刷の色を管理する方法として、ICCプロファイルを使ったカラーマネージメントシステムが知られている。ICCは、インターナショナルカラーコンソーシアムの略語である。
ICCプロファイルを使ったカラーマネージメントシステムでは、シアン、マゼンタ、イエロー、及び黒のそれぞれの信号に対応するパッチ、及びシアン、マゼンタ、イエロー、及び黒の少なくとも二種類の信号を組み合わせた信号に対するパッチを有するカラーチャートを生成し、生成されたカラーチャートを印刷し、媒体に印刷されたカラーチャートの測色値を求め、シアン、マゼンタ、イエロー、及び黒の信号値と、信号値の測色値に対応するLab値との変換関係を記述したカラープロファイルが作成される。
四色インクを用いて画像形成を行う場合のカラープロファイルの作成では、四色のインクが使用率100パーセントで用いられる場合に、使用率の表示で400パーセントのカラーパッチが印刷される。
オフセット印刷、及び電子写真方式の画像形成では、インクの使用率が400パーセントのカラーパッチを含むチャートを問題なく印刷することができる。しかし、インクジェット方式の画像形成に媒体として使用される紙は、吸収することができるインク量に限界がある。一般的に、インクジェット方式の画像形成装置に使用される紙は、インクの使用率が200パーセントから250パーセント程度のカラーパッチしか印刷をすることができない。
そのために、インクジェット方式の画像形成を行う場合は、インク総量制限条件を適用する画像処理が使用される。
ここで、使用率はインクの使用量を表す尺度である。ここでは、ICCプロファイルの形式に則り百分率で表している。使用率はインクをまったく使用しない場合を0パーセント、最大まで使用した場合を100パーセントとしている。
インク総量制限条件を適用する画像処理として、GCR処理によりシアンインク、マゼンタインク、及びイエローインクを黒インクに置き換えて、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクを減らすことでインク総量を制限するものが挙げられる。
GCR処理はグレイ変換とも呼ばれるものであり、グレイの部分からシアン、マゼンタ、イエローを取り除き、黒の濃淡のみでグレイを表現する処理である。GCRは、Gray−Component Replacementの略語である。
また、他のインク総量制限条件を適用する画像処理として、単色階調の信号、及び二次色以上の信号のそれぞれに対して、インク総量上限値以内に収まるように処理をする方法が挙げられる。
特許文献1には、媒体に付与されるインク量を制限する目的で信号値を変換するために用いられる色材総量制限テーブルの作成方法及びプログラムが記載されている。特許文献1に記載の色材総量制限テーブルの作成方法及びプログラムは、インク総量上限値から色再現領域境界のインク総量の割り当てを行い、色再現領域全体のインク総量制限条件を決めている。なお、特許文献1に記載の色材は、インク、及びトナーを含む概念である。
ところで、近年、画像形成装置等の出力デバイスにおいて、シアン、マゼンタ、イエロー、及び黒のプロセス色に加えて、プロセス色以外の特色が用いられる。特色として、オレンジ、グリーン、バイオレットなどが挙げられる。
特許文献2は、シアン、マゼンタ、イエロー、及び黒のプロセス色に加えて、オレンジ、及びグリーンを用いた色変換定義作成装置及び色変換定義作成プログラムが記載されている。
特開2014−68198号公報 特開2007−329737号公報
しかしながら、特許文献1に記載の色材総量制限テーブルの作成方法及びプログラムは、一種類以上の特色を含むインクが用いられる場合にはそのまま適用することができず、新たなインク総量制限方法に基づき新たな方法でカラープロファイルを作成することが必要である。
特許文献2に記載の色変換定義作成装置及び色変換定義作成プログラムは、Lab値からシアン、マゼンタ、イエロー、黒、オレンジ、及びグリーンの信号への変換関係のテーブルを作るために、一旦、シアン、マゼンタ、イエロー、黒、オレンジ、及びグリーンの信号からLab値へのテーブルを作成し、シアン、マゼンタ、イエロー、黒、オレンジ、及びグリーンの信号からLab値への変換の逆変換を行うことで、Lab値からシアン、マゼンタ、イエロー、黒、オレンジ、及びグリーンの信号への変換を求めている。
そのため、シアン、マゼンタ、イエロー、黒、オレンジ、及びグリーンの信号値の組み合わせに対するLab値を求めるチャートを印刷し、印刷されたチャートの測色値から色空間の変換テーブルを作ることが必要である。
そして、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、黒インク、オレンジインク、及びグリーンインクの組み合わせのうち、インク総量制限条件の上限値未満のパッチのみを印刷し、印刷されたパッチの測色によって得られたLab値を基にインク総量制限条件の上限を超えた領域のLab値を予測しながらカラープロファイルを作成するといった複雑な演算が必要である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、インク総量制限条件の上限を超えた領域のLab値を予測する複雑な予測演算を行うことなく、特色信号を含む色信号のカラープロファイルを作成しうるカラープロファイル作成方法、及びカラープロファイル作成プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1態様は、三種類以上の色数により構成される標準色インク、及び二種類以上の標準色インクを混合して得られる一種類以上の特色インクが用いられる画像形成であり、インクジェット方式による画像形成に適用されるカラープロファイルを作成するカラープロファイル作成方法であって、標準色を表す第1標準色信号であり、インク総量制限条件が非適用の第1標準色信号から、インク総量制限条件が適用された第2標準色信号への変換関係を規定する第1テーブルを作成する第1テーブル作成工程と、第1テーブルから出力される第2標準色信号から、第2標準色信号、及び複数の標準色信号が混合された特色信号を一種類以上含む第1拡張色信号であり、インク総量制限条件が適用された第1拡張色信号への変換関係を規定した第2テーブルを作成する第2テーブル作成工程と、第2テーブルから出力される第1拡張色信号を、第1拡張色信号に対応するデバイス非依存色空間における色信号へ変換することにより求められた、デバイス依存色空間における色信号からデバイス非依存色空間への変換関係に基づいて、第1拡張色信号のうち第2標準色信号に対応するデバイス非依存色空間における色信号から、デバイス依存色空間における色信号への変換関係を規定した第3テーブルを作成する第3テーブル作成工程と、第3テーブルにより規定された変換関係、及び第2テーブルにより規定された変換関係を用いて、第1拡張色信号のうち第2標準色信号に対応するデバイス非依存色空間における色信号から、デバイス依存色空間における複数の標準色信号が混合された特色信号を一種類以上含む第2拡張色信号への変換関係を規定するカラープロファイルである第4テーブルを作成する第4テーブル作成工程と、を含むカラープロファイル作成方法を提供する。
第1態様によれば、インク総量制限条件を満たさない領域における複雑な予測演算を行うことなく、インク総量制限条件が適用された標準色信号におけるデバイス非依存色空間からデバイス依存色空間への変換関係、及びインク総量制限条件が適用された標準色信号から、インク総量制限条件が適用された一種類以上の特色を含む拡張色信号への変換関係を用いて、一種類以上の特色を含む拡張色信号におけるデバイス非依存色空間からデバイス依存色空間への変換関係を規定したカラープロファイルを作成することができる。
第2態様は、第1態様に記載のカラープロファイル作成方法において、第2テーブル作成工程は、特色信号を構成する標準色信号の最大値を特色信号の最大値へ置き換える規則を作成する特色成分信号値置換規則作成工程が含まれる。
第2態様によれば、特色インクの優れた発色性能を最大限に発揮させることができる。
第3態様は、第2態様に記載のカラープロファイル作成方法において、第2テーブル作成工程は、特色信号に置き換えられる複数の標準色信号の間の混合比率を取得する混合比率取得工程を含み、特色成分信号値置換規則作成工程は、取得された混合比率に基づいて複数の標準色信号を特色信号へ置き換える規則を作成する。
第3態様によれば、標準色を特色へ置き換える際に、特色においてもインク総制限条件が満たされる。
第4態様は、第2態様又は第3態様に記載のカラープロファイル作成方法において、特色成分信号値置換規則作成工程は、彩度Sに対する複数の標準色信号の置換比率を規定する関数f(S)を用いて複数の標準色信号を特色信号へ置き換える規則を作成する。
第4態様によれば、彩度に応じて標準色の混合色を用いる場合と、特色を用いる場合とを切り換えることができる。
第5態様は、第4態様に記載のカラープロファイル作成方法において、関数f(S)は、予め決められた彩度以下の低彩度領域では、f(S)=0となる関数である。
第5態様によれば、低彩度領域では標準色インクの混合色を用いることで、標準色インクの組み合わせによる色表現の色バランスを用いて中間階調を再現でき、中間階調における修正が必要となった場合に、標準色の調整で対応することができ、調整における操作性がよくなる。
第6態様は、第2態様から第5態様のいずれかに記載のカラープロファイル作成方法において、特色成分信号値置換規則作成工程は、色相Hに対する複数の標準色信号の置換比率を規定する関数g(H)を用いて複数の標準色信号を特色信号へ置き換える規則を作成する。
第6態様によれば、色相に応じて標準色の混合色を用いる場合と、特色を用いる場合とを切り換えることができる。
第7態様は、第6態様に記載のカラープロファイル作成方法において、関数g(H)は、予め決められた第1色相値以上第2色相値以下の領域では、f(S)=1となる関数である。
第7態様によれば、予め決められた第1色相値以上第2色相値以下の領域では特色インクが使用される。
第8態様は、第1態様から第7態様のいずれかに記載のカラープロファイル作成方法において、第1標準色信号、及び第2標準色信号は、シアンを表すシアン信号、マゼンタを表すマゼンタ信号、イエローを表すイエロー信号、及び黒を表す黒信号から構成される。
第8態様によれば、シアン、マゼンタ、イエロー、及び黒を用いた印刷データを、一種類以上の特色を含むインクジェット方式の画像形成データへの変換が可能となる。
第9態様は、第8態様に記載のカラープロファイル作成方法において、第1拡張色信号、及び第2拡張色信号は、オレンジを表すオレンジ信号、グリーンを表すグリーン信号、及びバイオレットを表すバイオレット信号の少なくともいずれかが含まれる。
第9態様によれば、シアン、マゼンタ、イエロー、及び黒を用いた印刷データを、オレンジ、グリーン、及びバイオレットの少なくともいずれかを含む特色を用いたインクジェット方式の画像形成データへの変換が可能となる。
第10態様は、三種類以上の色数により構成される標準色インク、及び二種類以上の標準色インクを混合して得られる一種類以上の特色インクが用いられる画像形成であり、インクジェット方式による画像形成に適用されるカラープロファイルを作成するカラープロファイル作成プログラムであって、コンピュータを、標準色を表す第1標準色信号であり、インク総量制限条件が非適用の第1標準色信号から、インク総量制限条件が適用された第2標準色信号への変換関係を規定する第1テーブルを作成する第1テーブル作成手段、第1テーブルから出力される第2標準色信号から、第2標準色信号、及び複数の標準色信号が混合された特色信号を一種類以上含む第1拡張色信号であり、インク総量制限条件が適用された第1拡張色信号への変換関係を規定した第2テーブルを作成する第2テーブル作成手段、第2テーブルを用いて第2標準色信号を第1拡張色信号へ変換し、第1拡張色信号を第1拡張色信号に対応するデバイス非依存色空間における色信号へ変換することにより求められた、デバイス依存色空間における色信号からデバイス非依存色空間への変換関係に基づいて、第1拡張色信号のうち第2標準色信号に対応するデバイス非依存色空間における色信号から、デバイス依存色空間における色信号への変換関係を規定した第3テーブルを作成する第3テーブル作成手段、第3テーブルにより規定された変換関係、及び第2テーブルにより規定された変換関係を用いて、第1拡張色信号のうち第2標準色信号に対応するデバイス非依存色空間における色信号から、デバイス依存色空間における複数の標準色信号が混合された特色信号を一種類以上含む第2拡張色信号への変換関係を規定するカラープロファイルである第4テーブルを作成する第4テーブル作成手段、として機能させるカラープロファイル作成プログラムを提供する。
第10態様によれば、第1態様と同様の効果を得ることができる。
第10態様において、第2テーブル作成手段は、特色信号を構成する標準色信号の最大値を特色信号の最大値へ置き換える規則を作成する特色成分信号値置換規則作成手段を含む態様が好ましい。
第10態様において、第2テーブル作成手段は、特色信号に置き換えられる複数の標準色信号の間の混合比率を取得する混合比率取得手段を含み、特色成分信号値置換規則作成手段は、取得された混合比率に基づいて複数の標準色信号を特色信号へ置き換える規則を作成する態様が好ましい。
第10態様において、特色成分信号値置換規則作成手段は、彩度Sに対する複数の標準色信号の置換比率を規定する関数f(S)を用いて複数の標準色信号を特色信号へ置き換える規則を作成する態様が好ましい。
第10態様において、関数f(S)は、予め決められた彩度以下の低彩度領域では、f(S)=0となる関数である態様が好ましい。
第10態様において、特色成分信号値置換規則作成手段は、色相Hに対する複数の標準色信号の置換比率を規定する関数g(H)を用いて複数の標準色信号を特色信号へ置き換える規則を作成する態様が好ましい。
第10態様において、関数g(H)は、予め決められた第1色相値以上第2色相値以下の領域では、f(S)=1となる関数である態様が好ましい。
第10態様において、第1標準色信号、及び第2標準色信号は、シアンを表すシアン信号、マゼンタを表すマゼンタ信号、イエローを表すイエロー信号、及び黒を表す黒信号から構成される態様が好ましい。
第10態様において、オレンジを表すオレンジ信号、グリーンを表すグリーン信号、及びバイオレットを表すバイオレット信号の少なくともいずれかが含まれる態様が好ましい。
本発明によれば、インク総量制限条件を満たさない領域における複雑な予測演算を行うことなく、インク総量制限条件が適用された標準色信号におけるデバイス非依存色空間からデバイス依存色空間への変換関係、及びインク総量制限条件が適用された標準色信号から、インク総量制限条件が適用された一種類以上の特色を含む拡張色信号への変換関係を用いて、一種類以上の特色を含む拡張色信号におけるデバイス非依存色空間からデバイス依存色空間への変換関係を規定したカラープロファイルを作成することができる。
図1は本発明の実施形態に係るカラープロファイル作成方法の流れを示すフローチャートである。 図2は第1テーブル作成工程の流れを示すフローチャートである。 図3は第2テーブル作成工程の流れを示すフローチャートである。 図4は信号値と濃度階調値との関係を示すグラフである。 図5はデバイス非依存色空間における標準色信号と特色信号との関係を示すグラフである。 図6は特色成分信号値置換の説明図である。 図7は彩度をパラメータとするマゼンタ信号値、及びイエロー信号値に対するオレンジ信号の置換比率を表す関数を示すグラフである。 図8は色相をパラメータとするマゼンタ信号値、及びイエロー信号値に対するオレンジ信号の置換比率を表す関数を示すグラフである。 図9は第3テーブル作成工程の流れを示すフローチャートである。 図10は第4テーブル作成工程の流れを示すフローチャートである。 図11はカラープロファイル作成システムの全体構成図である。 図12は第1テーブル作成部の説明図である。 図13は第2テーブル作成部の説明図である。 図14は第3テーブル作成部の説明図である。 図15は第4テーブル作成部の説明図である。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
〔全体構成〕
図1は本発明の実施形態に係るカラープロファイル作成方法の流れを示すフローチャートである。
本実施形態に示すカラープロファイル作成方法は、三種類以上の色数により構成される標準色インクであるシアン、マゼンタ、イエロー、及び黒、及び二種類以上の標準色インクを混合して得られる特色であり、一種類以上の特色であるオレンジ、グリーン、及びバイオレットの七色のインクを使用可能に構成されたインクジェット方式の画像形成に適用されるカラープロファイルを作成するカラープロファイル作成方法である。
本実施形態に示すカラープロファイル作成方法により作成されたカラープロファイルは、シアン、マゼンタ、イエロー、及び黒の各色信号から構成される画像データを受け付けて、シアン、マゼンタ、イエロー、及び黒のインクを用いて画像を形成する四色モードと、シアン、マゼンタ、イエロー、及び黒の各色信号から構成される画像データを受け付け、シアン、マゼンタ、イエロー、黒、オレンジ、グリーン、及びバイオレットのインクを用いて画像を形成する七色モードと、を切り換え可能に構成された画像形成に適用することができる。
本実施形態に示すシアン、マゼンタ、イエロー、及び黒の各色信号から構成される画像データに代わり、レッド、グリーン、及びブルーの各色信号から構成される画像データを受け付ける場合にも、同様の考え方で対応することができる。
なお、本明細書では、シアン、マゼンタ、イエロー、及び黒のそれぞれを、英語表記の頭文字C、M、Y、及びKで表すことがある。また、シアン、マゼンタ、イエロー、及び黒を一括してCMYKと表すことがある。
オレンジ、グリーン、及びバイオレットのそれぞれを、英語表記の頭文字O、G、及びVで表すことがある。また、オレンジ、グリーン、及びバイオレットを一括して、OGVと表すことがある。さらに、シアン、マゼンタ、イエロー、黒、オレンジ、グリーン、及びバイオレットを一括して、CMYKOGVと表すことがある。
レッド、グリーン、及びブルーのそれぞれを、英語表記の頭文字R、G、及びBで表すことがある。また、レッド、グリーン、及びブルーを一括してRGBと表すことがある。
標準色は、印刷物においてインクによる光の吸収を利用した減法混合により色を表現するCMYK方式におけるCMYK、及びデジタルカメラなどで撮影された画像、又はパソコンのディスプレイなどにおいて光源の発光を利用した加法混合により色を表現するRGB形式におけるRGBを含む概念である。
特色は、RGB形式における標準色RGBのうち任意の複数の色を混合して得られる色、又はCMYK方式において、黒を除いた標準色CMYのうち任意の複数の色を混合して得られる色である。混合される色間の混合比率は特色の色彩、明度等の条件に応じて決められる。
本明細書では、マゼンタとイエローとを混合して得られるオレンジ、シアンとイエローとを混合して得られるグリーン、及びシアンとマゼンタとを混合して得られるバイオレットが用いられる場合について説明する。
図1に示すように、本実施形態に示すカラープロファイル作成方法は、第1テーブル作成工程S12、第2テーブル作成工程S14、第3テーブル作成工程S16、及び第4テーブル作成工程S18を含んで構成される。
すなわち、本実施形態ではカラープロファイルとして、デバイス非依存色空間におけるCMYK信号からデバイス依存色空間におけるCMYKOGV信号への変換関係を規定したルックアップテーブルを作成する態様を例示する。なお、以下の説明において、ルックアップテーブルをテーブルと記載することがある。
[第1テーブル作成]
図2は第1テーブル作成工程の流れを示すフローチャートである。第1テーブルは、インク総量制限条件が非適用のCMYK信号からインク総量制限条件が適用されたCMYK信号への変換関係を規定したテーブルである。
インク総量制限条件が非適用のCMYK信号は第1標準色信号に対応している。インク総量制限条件が適用されたCMYK信号はインク総量制限条件が適用された第2標準色信号に対応している。
図2において、図1と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。図3以降の図についても、先に説明した構成と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。
図2に示すように、第1テーブルの作成には、インク総量上限値102と、信号値をインク量に変換する信号値インク量変換関数104、及びインク量を信号値に変換するインク量信号値変換関数106が用いられる。
インク総量上限値102は、媒体の種類やインクの種類などに基づき、予め決められている。
信号値インク量変換関数104は、信号値に対するインク量を規定する関数である。例えば、0パーセントから100パーセントで表される信号値に対して、0ピコリットルから5ピコリットルのインク量が割り当てられる。
インク量信号値変換関数106は、インク量に対する信号値を規定する関数である。インク量信号値変換関数106と信号値インク量変換関数104とは、順変換と逆変換の関係である。
なお、本実施形態は、各色の信号値を百分率で表す態様を例示したが、各色の信号値を整数、小数等により表してもよい。
第1テーブル作成工程S108では、第1テーブル108の作成が行われる。第1テーブル108は、インク総量制限条件が非適用のCMYK信号を、インク総量制限条件が適用されたCMYK信号に変換する四次元変換ルックアップテーブルである。以下の説明において、インク総量制限条件が非適用のCMYK信号をシアン信号C、マゼンタ信号M、イエロー信号Y、及び黒信号Kと記載し、インク総量制限条件が適用されたCMYK信号をシアン信号C、マゼンタ信号M、イエロー信号Y、及び黒信号Kと記載することがある。
第1テーブル108の作成例として、インク総量上限値を色再現領域の境界に割り当てて、色再現領域全体のインク総量条件を決める方法が挙げられる。第1テーブル108が作成されると、第1テーブル記憶工程S110において、第1テーブル108が記憶される。
[第2テーブルの作成]
図3は第2テーブル作成工程の流れを示すフローチャートである。第2テーブル202はインク総量制限条件が適用されたCMYK信号を、インク総量制限条件が適用されたCMYKOGV信号に変換する変換テーブルである。
すなわち、第2テーブル202は、インク総量制限条件が適用されたCMYK信号から、インク総量制限条件が適用された特色を含むCMYKOGV信号への変換関係を規定している。
インク総量制限条件が適用された特色を含むCMYKOGV信号は、複数の標準色信号が混合された特色信号を一種類以上含む第1拡張色信号であり、インク総量制限条件が適用された第1拡張信号に対応している。
第2テーブル202の作成は、濃度階調決定工程S202、混合比率取得工程S204、特色成分信号値置換規則作成工程S206、第2テーブル記憶工程S210を含んで構成される。
濃度階調決定工程S202では、特色について信号値と濃度階調値との関係が規定される。混合比率取得工程S204では、特色と特色を構成する標準色との混合比率200が取得される。混合比率200は予め決められている。
特色成分信号値置換規則作成工程S206では、特色成分を特色の信号値へ置き換える規則を作成する。第2テーブル記憶工程S210は、作成された第2テーブル202が記憶される。
図3に示した濃度階調決定工程S202は、特色における信号値と濃度階調値との関係を決定する。以下に、オレンジ信号について説明する。
図4はオレンジ信号Oとオレンジインクの濃度階調値Dとの関係を示すグラフである。図4の横系列はオレンジ信号Oである。オレンジ信号Oは0パーセントから100パーセントで表される。図4の縦系列はオレンジインクの濃度階調値Dである。オレンジインクの濃度階調値Dは、8ビットデジタルデータの場合に0から255の数値で表される。
図4に示したDMAX_Oはオレンジインクの最大濃度階調値である。オレンジインクの最大濃度階調値DMAX_Oは予め決められている。図4に示すように、オレンジ信号Oの増加に対する濃度階調値Dの増加の比率が十分に小さくなり、オレンジ信号Oを増加させても濃度階調値Dの増加がみられなくなるオレンジ信号Oを100パーセントとして、100パーセントのオレンジ信号Oに対して最大濃度階調値DMAX_Oを割り当てる。
図示を省略するが、グリーンインクについても、オレンジインクと同様にグリーン信号Gとグリーンインクの濃度階調値Dとの関係が決められる。さらに、バイオレットインクについても、オレンジインクと同様にバイオレット信号Vとバイオレットインクの濃度階調値Dとの関係が決められる。
図3に示した混合比率取得工程S204は、特色信号を構成する複数の標準色信号の構成比率を取得する。特色信号を構成する複数の標準色信号の構成比率は予め決められている。
すなわち、特色信号と特色信号を構成する複数の標準色信号を混合した混合信号が同じ色相になる、複数の標準色信号の混合比率が取得される。
図5は、デバイス非依存色空間におけるオレンジ信号O、及びオレンジ信号Oに対応する混合色信号を示す。オレンジ信号Oに対応する混合色信号はマゼンタ信号M、イエロー信号Yから構成される混合色信号である。図5には、L色空間におけるa−b平面を示す。図5における紙面を貫く方向がLab色空間におけるL方向である。
色空間は、補色空間の一種で、明度を意味する次元L、補色次元a、及びbを持つ。L=0は黒、L=100は白の拡散色を表す。aは赤又はマゼンタと緑との間の位置を表す。
の負の値は緑寄り、aの正の値は赤又はマゼンタ寄りに対応している。bは黄色と青の間の位置を表す、bの負の値は青寄り、bの正の値は黄色寄りに対応している。
なお、図5ではL色空間におけるa−b平面を例示したが、XYZ色空間を適用してもよい。以下の説明において、L色空間における座標は、Lab値、又はL値、a値、b値と記載する。
図5に符号210を付した実線の曲線はa−b平面上におけるオレンジ信号Oの軌跡である。図5に符号212を付した破線は、a−b平面上におけるオレンジ信号Oの軌跡に対応する、マゼンタ信号Mとイエロー信号Yとの混合色信号の軌跡である。
また、図5に符号214を付して、オレンジの最大濃度階調値DMAX_Oに対応するオレンジ信号Oの最大値を示す。図5に符号216を付して、マゼンタ信号Mとイエロー信号Yとの混合色信号の最大値を示す。
オレンジ信号と同一の色相になるマゼンタ信号とイエロー信号との混合色信号における、マゼンタ信号とイエロー信号との混合比率をオレンジ成分と定義する。同様に、グリーン信号と同じ色相になるシアン信号とイエロー信号との混合比率をグリーン成分と定義する。バイオレット信号と同じ色相になるシアン信号とマゼンタ信号との混合比率をバイオレット成分と定義する。
なお、以下の説明において、オレンジ成分、グリーン成分、及びバイオレット成分を総称して、特色成分と記載することがある。
図3に示した特色成分信号値置換規則作成工程S206では、予め決められている特色成分に基づいて、特色信号と、特色信号に置き換えられる標準色信号との置換規則が作成される。
換言すると、特色成分信号値置換規則作成工程S206では、標準色インクを特色インクへ置き換える際の、特色成分に基づいて決められた複数種類の標準色インクの総量と、特色インクの量との関係が決められる。
図6は特色成分信号値置換の説明図である。図6の横系列は特色の信号値に置き換えられる標準色の信号値である。図6には上側にマゼンタ信号Mを示し、下側にイエロー信号Yを示す。図6の縦系列は特色の信号値である。図6にはオレンジ信号Oを示す。
マゼンタ信号Mの最大値M1MAX、及びイエロー信号Yの最大値Y1MAXに対応するオレンジ信号Oの最大値をO1MAXとする。オレンジ信号Oの最大値O1MAXは、図4に示したオレンジインクの濃度階調値Dの最大濃度階調値DMAX_Oに対応している。
図示を省略するが、図3に示した特色成分信号値置換規則作成工程S206では、グリーン信号Gと、シアン信号値C、及びイエロー信号Yとの置換関係が決められる。さらに、バイオレット信号Vと、シアン信号値C、及びマゼンタ信号Mとの置換規則が作成される。
特色成分信号値置換規則作成工程S206では、標準色インクを特色インクへ置き換える際に、標準色インクの混合色を保存する置換規則を作成する必要はなく、インク総量制限条件が適用された標準色インク総量の最大値が、インク総量制限条件が適用された特色インクの最大濃度値に割り当てられる、標準色信号と特色信号との変換関係が成立する置換規則を作成すればよい。
換言すると、図5に示したオレンジ信号Oの最大値214に対応する、図4に示したオレンジインクの最大濃度階調値DMAX_Oに対して、図5に示したマゼンタ信号Mとイエロー信号Yとの混合色信号の最大値216が割り当てられればよい。
二種類以上の標準色インクを混合した場合の特色よりも、特色インクを用いた特色の方が、濃度が濃く、かつ、鮮明な色を再現することができる。二種類以上の標準色インクの総量の最大値を特色インクの最大濃度値に割り当てて、二種類以上の標準色インクを特色インクへ置き換えることで、特色インクの色再現領域を最大限に活用することができる。
標準色信号から特色信号への置換は、以下の式(1)を満たす態様が好ましい。式(1)では、オレンジ信号Oを彩度S、色相Hの関数として定義している。
(S、H、M、Y)=f(S)×g(H)×h(M、Y) …(1)
式(1)において、f(S)は彩度Sをパラメータとするマゼンタ信号M、及びイエロー信号Yに対する置換比率を表す関数である。g(H)は色相Hをパラメータとするマゼンタ信号M、及びイエロー信号Yに対する置換比率を表す関数である。
h(M、Y)はマゼンタ信号M、及びイエロー信号Yからオレンジ信号Oへの置換量を表す関数である。
なお、式(1)に示した置換条件は一例であり、明度を表すL値に応じて置換比率を変える態様も可能である。すなわち、L値をパラメータとするマゼンタ信号M、及びイエロー信号Yに対する置換比率を表す関数を定義し、この関数を用いた置換条件を適用することが可能である。
図7は彩度Sをパラメータとするマゼンタ信号M、及びイエロー信号Yに対するオレンジ信号Oの置換比率を表す関数を示すグラフである。図7における横系列は彩度Sである。縦系列は関数f(S)である。
図7に示すように、彩度Sが0以上S以下の場合、すなわち、予め決められた彩度以下の低彩度領域は置換比率f(S)=0として、マゼンタ信号M、及びイエロー信号Yからオレンジ信号Oへの置き換えを行わず、オレンジにはマゼンタ信号Mとイエロー信号Yとの混合色信号が用いられる。
彩度の値がSを超えS未満の場合は彩度Sの増加に従い置換比率f(S)が増加する。彩度の値がSを超える高彩度領域は置換比率f(S)=1とし、オレンジ信号Oのみを使用する。
すなわち、相対的に彩度Sの値が高い高彩度領域は、オレンジインクが使用され、特色インクであるオレンジインクの高い色再現性が活用される。一方、相対的に彩度Sの値が低い低彩度領域、すなわち、中間階調領域では、マゼンタインク、及びイエローインクを使用することで、標準色インクの組み合わせによる色表現の色バランスを用いて中間階調を再現でき、中間階調における修正が必要となった場合に、マゼンタインク、及びイエローインクの調整で対応することができ、調整における操作性がよくなる。
図8は色相をパラメータとするマゼンタ信号M、及びイエロー信号Yに対するオレンジ信号の置換比率を表す関数を示すグラフである。図8における横系列は色相Hである。縦系列は関数g(H)である。
図8に示す例では、色相Hが0以上H未満の場合は置換比率g(H)を0とし、マゼンタインク、及びイエローインクからオレンジインクへの置き換えを行わず、マゼンタインク、及びイエローインクがオレンジに用いられる。
色相の値がH以上H未満の場合は色相Hの値の増加に従い置換比率g(H)が増加する。色相の値がH以上H以下の場合、すなわち、第1色相値以上第2色相位置以下の場合は、置換比率g(H)を1とし、オレンジインクのみが用いられる。色相の値がHを超えH以下の場合は色相Hの値の増加に従い置換比率g(H)が減少する。色相の値がHを超える場合は置換比率g(H)を0とし、マゼンタインク、及びイエローインクからオレンジインクへの置き換えを行わず、マゼンタインク、及びイエローインクが用いられる。
標準色インクを特色インクへ置き換えると、二色分のインクを一色分のインクへ置き換えるので、通常はインクの置き換えによるインク総量の増加は起こらない。しかし、オレンジインクのインク総量がマゼンタインク、及びイエローインクの総量を超えてしまう場合は、オレンジインクを使用した場合のインク総量がインク総量上限値を超えているか否かを確認する。
仮に、オレンジインクを使用した場合のインク総量がインク総量上限値を超えている場合は、オレンジインクの一部をマゼンタインク、及びイエローインクに戻し、インク総量がインク総量上限値を超えない範囲で、各色の信号値が決められる。
以上、オレンジインクについて説明したが、グリーンインク、バイオレットインクについても同様である。
なお、式(1)に示した関数f(S)、関数g(H)は、適宜省略をすることができる。すなわち、特色成分信号値置換規則作成工程S206は、式(1)に示した関数f(S)、関数g(H)で表される置換比率を取得する置換比率取得工程が含まれる。
[第3テーブルの作成]
図9は第3テーブル作成工程の流れを示すフローチャートである。第3テーブル300は、インク総量制限条件が適用されたCMYK信号に対応するデバイス非依存色空間における色信号から、デバイス依存色空間における色信号であるCMYK信号への変換関係を規定したテーブルである。
インク総量制限条件が適用されたCMYK信号に対応するデバイス非依存色空間における色信号は、第1拡張色信号のうち第2標準色信号に対応するデバイス非依存色空間における色信号に対応している。
まず、チャート作成工程S302において、インク総量制限条件が適用されたCMYKOGVチャートが作成される。インク総量制限条件が適用されたCMYKOGVチャートは1000から2000程度の数のカラーパッチから構成される。
各カラーパッチが表す色は、CMYKOGV色空間における離散的な座標に対応している。例えば、CMYKOGV各軸について6個の格子点が設定されると、6+6=1512個のパッチが作成される。
本実施形態では、インク総量制限条件が適用されたCMYK信号に対応するCMYKチャート、及び図3に示した第2テーブル202を用いて、インク総量制限条件が適用されたCMYKOGVチャートを作成する。
次に、チャート印刷工程S304において、インク総量制限条件が適用されたCMYKOGVチャートが印刷される。印刷されたインク総量制限条件が適用されたCMYKOGVチャートは測色工程S306において測色される。
印刷されたCMYKOGVチャートの測色は、分光光度計などの測色計が用いられる。測色計の測定値は色度値に変換される。色度値の例としてL色空間におけるLab値、又はLab色空間におけるLab値が挙げられる。
すなわち、測色工程S306では、CMYKOGVチャートにおける各パッチが表す色度値が取得される。
第3テーブル作成工程S308では、まず、CMYKOGVチャートの各パッチが表すCMYKOGV信号からLab値への変換関係を示す順変換テーブルが作成される。そして、CMYKチャートの各パッチが表すCMYK信号からLab値への対応関係から、逆変換演算を用いてLab値からCMYK信号への変換関係を示す第3テーブルが作成される。
逆変換演算では、探索演算を用いて、第3テーブルの入力となる、離散的なLab値の組み合わせに対応する、第3テーブルの出力となるCMYK信号が求められる。探索演算では、L値に対して黒信号Kの関係を決めるなどの束縛条件が決められる。
逆変換演算によって、三次元のLab値から四次元のCMYK信号が求められる。標準色としてレッド、グリーン、ブルーが適用される場合は、三次元のLab値から三次元のRGB信号値が求められる。
すなわち、図9に示す第3テーブル300は、L色空間におけるLab値からCMYK色空間におけるCMYK信号への変換関係が規定されたカラープロファイルである。
第3テーブル作成工程S308により第3テーブル300が作成されると、第3テーブル記憶工程S310において、第3テーブル300が記憶され、図1に示した第3テーブル作成工程S16は終了される。
[第4テーブルの作成]
図10は第4テーブル作成工程の流れを示すフローチャートである。図1に示す第4テーブル作成工程S18が開始されると、第4テーブル作成工程S402において、図9に示した第3テーブル300に規定されたLab値からCMYK信号への変換関係、及び図3に示した第2テーブル202に規定されたCMYK信号からCMYKOGV信号への変換関係を用いて、Lab値からCMYKOGV信号への変換関係を規定したカラープロファイルである第4テーブル400が作成される。
例えば、図9に示した第3テーブル300、及び図3に示した第2テーブル202を合成して第4テーブル400が作成される。
第4テーブル作成工程S402において、第4テーブル400が作成されると、第4テーブル記憶工程S404において、第4テーブル400が記憶され、図1に示した第4テーブル作成工程S18は終了される。
Lab値は、第1拡張色信号のうち第2標準色信号に対応するデバイス非依存色空間における色信号に対応する。
Lab値からCMYK信号への変換関係を示す第3テーブルは、第1拡張色信号のうち第2標準色信号に対応するデバイス非依存色空間における色信号からデバイス依存色空間における第2拡張色信号へ変換する変換関係を規定するカラープロファイルである第4テーブルに対応している。
上記の如く構成されたカラープロファイル作成方法によれば、デバイス非依存色空間の信号値からデバイス依存色空間の信号値への変換関係を規定した第3テーブル、及びインク総量制限が適用されたCMYK信号からインク総量制限が適用されたCMYKOGV信号への変換関係が規定された第2テーブルを用いて、インク総量制限が適用されたCMYK信号に対応するデバイス非依存色空間におけるLab値から、デバイス依存色空間におけるインク総量制限が適用されたCMYKOGV信号への変換関係が規定される第4テーブルが作成されるので、インク総量制限が適用されたCMYKOGV信号についてカラープロファイルを作成するにあたり、インク総制限条件を満たさない領域のLabを予測するといった複雑な演算を行う必要がない。
〔カラープロファイル作成システムの説明〕
次に、図1から図10を用いて説明したカラープロファイル作成方法が適用されるカラープロファイル作成システムについて説明する。
[全体構成]
図11はカラープロファイル作成システムの全体構成図である。図11に示したカラープロファイル作成システム500は、図1に示した第1テーブル作成工程S12に対応し、第1テーブル作成手段として機能する第1テーブル作成部502を備えている。
図11に示したカラープロファイル作成システム500は、図1に示した第2テーブル作成工程S14に対応し、第2テーブル作成手段として機能する第2テーブル作成部504を備えている。
図11に示したカラープロファイル作成システム500は、図1に示した第3テーブル作成工程S16に対応し、第3テーブル作成手段として機能する第3テーブル作成部506を備えている。
図11に示したカラープロファイル作成システム500は、図1に示した第4テーブル作成工程S18に対応し、第4テーブル作成手段として機能する第4テーブル作成部508を備えている。
また、図11に示したカラープロファイル作成システム500は、システム各部の統括な制御を行うシステム制御部510、及びテーブル記憶部512を備えている。図11に示したテーブル記憶部512は、図2に示した第1テーブル108、図3に示した第2テーブル202、図9に示した第3テーブル300、及び図10に示した第4テーブル400が記憶される。
テーブル記憶部512は、図2に示した第1テーブル108が記憶される第1テーブル記憶部、図3に示した第2テーブル202が記憶される第2テーブル記憶部、図9に示した第3テーブル300が記憶される第3テーブル記憶部、及び図10に示した第4テーブル400が記憶される第4テーブル記憶部から構成してもよい。
図11に示したインク総量上限値取得部514は、第1テーブル作成部502により使用されるインク総量上限値を取得する。取得されたインク総量上限値が記憶されるインク総量上限値記憶部を備えてもよい。
コンバータ取得部516は、第1テーブル作成部502によって使用される信号値インク量コンバータ104、及びインク量信号値コンバータ106を取得する。信号値インク量コンバータ104、及びインク量信号値コンバータ106は図2に図示されている。
図11に示したカラープロファイル作成システム500は、信号値インク量コンバータ104、及びインク量信号値コンバータ106が記憶されるコンバータ記憶部を備えてもよい。
混合比率取得部518は図3に示した混合比率200を取得する。取得した混合比率200を記憶する混合比率記憶部を備えてもよい。
チャート作成部520は図11に示したテーブル記憶部512に記憶される第2テーブル202を参照して、インク総量制限がされたCMYKOGV信号に対応するパッチから構成されるチャートを作成する。
測色データ取得部522は第3テーブル作成部506によって使用されるチャートを構成する各パッチのLab値を測色データとして取得する。測色データは、CMYKOGV信号に対応するLab値が含まれている。
[第1テーブル作成部の説明]
図12は図11に示した第1テーブル作成部502の説明図である。第1テーブル作成部502は、インク総量上限値102、信号値インク量コンバータ104、インク量信号値コンバータ106、及びインク総量の制限がされていないCMYK信号107を用いてインク総量の制限がされたCMYK信号へ変換する変換関係を規定した第1テーブル108を作成する。
[第2テーブル作成部の説明]
図13は図11に示した第2テーブル作成部504の説明図である。第2テーブル作成部504は、第1テーブル108、混合比率200、及びインク総量制限条件が適用されたCMYK信号109を用いて、インク総量制限条件が適用されたCMYK信号109をインク総量制限条件が適用されたOGV信号へ変換する変換関係を規定した第2テーブル202を作成する。
第2テーブル作成部504は、彩度Sをパラメータとするマゼンタ信号M、及びイエロー信号Yに対する置換比率を表す関数、f(S)、色相Hをパラメータとするマゼンタ信号M、及びイエロー信号Yに対する置換比率を表す関数g(H)、及びマゼンタ信号M、及びイエロー信号Yからオレンジ信号Oへの置換量を表す関数h(M、Y)を参照することが可能である。
[第3テーブル作成部の説明]
図14は図11に示した第3テーブル作成部506の説明図である。第3テーブル作成部506は、Lab値からCMYK信号への変換関係を規定した第3テーブルを作成する。
第3テーブル300の作成には、測色対象のCMYKOGVチャートが表しているCMYKOGV信号、及びCMYKOGVチャートを測色して得られたLab値が用いられる。
測色対象のCMYKOGVチャートは、予め作成されているCMYKチャート600を利用してチャート作成部520において作成される。CMYKチャート600を利用してCMYKOGVチャートを作成する際に第2テーブル202が用いられる。
CMYKOGV各色の描画部を含む描画部602は、CMYKOGVチャート印刷物604を描画する。CMYKOGVチャート印刷物604を測色して、CMYKOGVチャートに対応するLab値608を取得する。
そして、CMYKチャート600に対応するLab値からCMYK信号への変換関係を規定した第3テーブル300が作成される。
[第4テーブル作成部の説明]
図15は図11に示した第4テーブル作成部の説明図である。第4テーブル作成部508はLab値からCMYK信号への変換関係を規定した第3テーブル300と、CMYK信号からOGV信号への変換関係を規定した第2テーブル202とを結合させて、Lab値からCMYKOGV信号への変換関係を規定した第4テーブル400を作成する。
以上説明したカラープロファイル作成システムは、コンピュータを構成するハードウエアを用いて実現することができる。図11に示した第1テーブル作成部502、第2テーブル作成部504、第3テーブル作成部506、第4テーブル作成部508、システム制御部510、及びチャート作成部520は、各種演算を実行する演算装置を適用することができる。
また、テーブル記憶部512は、各種情報が記憶される記憶装置を適用することができる。インク総量上限値取得部514、コンバータ取得部516、混合比率取得部518、及び測色データ取得部522は、データの入出力管理を行う入出力装置を適用することができる。
〔カラープロファイル作成プログラムの説明〕
図1から図10を用いて説明したカラープロファイル作成方法、及び図11に示したカラープロファイル作成システムに対応するカラープロファイル作成プログラムを構成することが可能である。
すなわち、コンピュータを、第1テーブル作成手段として機能する第1テーブル作成部502、第2テーブル作成手段として機能する第2テーブル作成部504、第3テーブル作成手段として機能する第3テーブル作成部506、及び第4テーブル作成手段として機能する第4テーブル作成部508、として機能させるカラープロファイル作成プログラムを構成することが可能である。
〔ICCプロファイルへの適用例〕
ICCプロファイルは国際標準のプロファイルの型であり、主に、デバイス依存色空間における信号からデバイス非依存色空間における信号への変換に用いられるルックアップテーブルであるA2B、及びデバイス非依存色空間における信号からデバイス依存色空間における信号への変換に用いられるルックアップテーブルであるB2Aから構成される。
CMYK信号をLab値へ変換するルックアップテーブルをA2Bとし、Lab値をCMYKOGV信号へ変換する第4テーブルをB2Aとすると、以下の利点がある。
印刷向けのページデータを作成する場合、特に、商品の包装に使用されるパッケージの印刷分野では、パッケージの色を鮮やかにする目的で、背景領域やロゴ領域など、濃度が高く、かつ、単一色が使用される領域には、オレンジインク、グリーンインク、又はバイオレットインクなどの特色インクが使用されることがある。
一方、写真領域やイラスト領域など、主として中間濃度が使用される領域、又は主として混合色が使用される領域には、標準色インクであるCMYKインクやRGBインクが使用される。
背景領域やロゴ領域など、濃度が高く、かつ、単一色が使用される領域と、写真領域やイラスト領域など、主として中間濃度が使用される領域、又は主として混合色が使用される領域が混在する画像を印刷する場合、背景領域やロゴ領域など、濃度が高く、かつ、単一色が使用される領域は特色インクを使用し、写真領域やイラスト領域など、主として中間濃度が使用される領域、又は主として混合色が使用される領域は標準色インクを使用すると、印刷物の色と色見本が異なる場合の色の修正が容易となる。
標準色インクが用いられる領域は、標準色信号の修正技術、例えば、トーンカーブを用いた修正技術をそのまま適用することが可能である。一方、特色インクが用いられる領域には、トーンカーブを用いた修正技術など標準色信号の修正技術をそのまま適用することが困難であり、色への修正が困難となる。
他方、背景領域やロゴ領域など、濃度が高く、かつ、単一色が使用される領域を、単一の特色で構成することにより、特色インクが用いられる領域は、Lab値からCMYKOGV信号への変換関係を規定したルックアップテーブルの入力値であるLab値の修正によって特色の修正が可能である。
すなわち、特色信号を使用せずに標準色信号が使用されるCMYK画像、又はRGB画像は、ICCプロファイルにおけるA2B側のCMYK値からLab値への変換関係の情報を使用して、CMYK値からLab値への変換関係の逆変換で求められたLab値からCMYK値への変換関係を使用し、特色信号が使用される特色画像は、特色パッチの測色値に基づくLab値からCMYKOGV値への変換関係の情報を使用することで、特色インクが用いられる領域、及び標準色インクが用いられる領域のいずれも色の修正を容易に行うことが可能である。
本実施形態では、四色の標準色から特色インクを含む七色のカラープロファイルを作成する態様を例示したが、三色の標準色に基づくカラープロファイルを作成する態様も可能である。また、変換後の色数は少なくとも一色の特色を含み、標準色の色数を超える色数であればよい。
例えば、RGB信号値からCMYKOGV信号への変換を行う際に用いられるカラープロファイルを作成してもよいし、CMYK信号からCMYKOG信号値への変換を行う際に用いられるカラープロファイルを作成してもよい。
以上説明したカラープロファイル作成方法、及びカラープロファイル作成プログラムは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更、追加、削除をすることが可能である。また、上述した各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
102…インク総量上限値、104…信号値インク量コンバータ、106…インク量信号値コンバータ、108…第1テーブル、200…混合比率、202…第2テーブル、300…第3テーブル、400…第4テーブル、502…第1テーブル作成部、504…第2テーブル作成部、506…第3テーブル作成部、508…第4テーブル作成部

Claims (10)

  1. 三種類以上の色数により構成される標準色インク、及び二種類以上の前記標準色インクを混合して得られる一種類以上の特色インクが用いられる画像形成であり、インクジェット方式による画像形成に適用されるカラープロファイルを作成するカラープロファイル作成方法であって、
    標準色を表す第1標準色信号であり、インク総量制限条件が非適用の第1標準色信号から、インク総量制限条件が適用された第2標準色信号への変換関係を規定する第1テーブルを作成する第1テーブル作成工程と、
    前記第1テーブルから出力される第2標準色信号から、前記第2標準色信号、及び複数の標準色信号が混合された特色信号を一種類以上含む第1拡張色信号であり、前記インク総量制限条件が適用された第1拡張色信号への変換関係を規定した第2テーブルを作成する第2テーブル作成工程と、
    前記第2テーブルから出力される前記第1拡張色信号を、前記第1拡張色信号に対応するデバイス非依存色空間における色信号へ変換することにより求められた、デバイス依存色空間における色信号からデバイス非依存色空間への変換関係に基づいて、前記第1拡張色信号のうち前記第2標準色信号に対応する前記デバイス非依存色空間における色信号から、前記デバイス依存色空間における色信号への変換関係を規定した第3テーブルを作成する第3テーブル作成工程と、
    前記第3テーブルにより規定された変換関係、及び前記第2テーブルにより規定された変換関係を用いて、前記第1拡張色信号のうち前記第2標準色信号に対応する前記デバイス非依存色空間における色信号から、前記デバイス依存色空間における複数の標準色信号が混合された特色信号を一種類以上含む第2拡張色信号への変換関係を規定するカラープロファイルである第4テーブルを作成する第4テーブル作成工程と、
    を含むカラープロファイル作成方法。
  2. 前記第2テーブル作成工程は、特色信号を構成する標準色信号の最大値を特色信号の最大値へ置き換える規則を作成する特色成分信号値置換規則作成工程を含む請求項1に記載のカラープロファイル作成方法。
  3. 前記第2テーブル作成工程は、特色信号に置き換えられる複数の標準色信号の間の混合比率を取得する混合比率取得工程を含み、
    前記特色成分信号値置換規則作成工程は、前記取得された混合比率に基づいて複数の標準色信号を特色信号へ置き換える規則を作成する請求項2に記載のカラープロファイル作成方法。
  4. 前記特色成分信号値置換規則作成工程は、彩度Sに対する複数の標準色信号の置換比率を規定する関数f(S)を用いて複数の標準色信号を特色信号へ置き換える規則を作成する請求項2又は3に記載のカラープロファイル作成方法。
  5. 前記関数f(S)は、予め決められた彩度以下の低彩度領域では、f(S)=0となる関数である請求項4に記載のカラープロファイル作成方法。
  6. 前記特色成分信号値置換規則作成工程は、色相Hに対する複数の標準色信号の置換比率を規定する関数g(H)を用いて複数の標準色信号を特色信号へ置き換える規則を作成する請求項2から5のいずれか一項に記載のカラープロファイル作成方法。
  7. 前記関数g(H)は、予め決められた第1色相値以上第2色相値以下の領域では、f(S)=1となる関数である請求項6に記載のカラープロファイル作成方法。
  8. 前記第1標準色信号、及び第2標準色信号は、シアンを表すシアン信号、マゼンタを表すマゼンタ信号、イエローを表すイエロー信号、及び黒を表す黒信号から構成される請求項1から7のいずれか一項に記載のカラープロファイル作成方法。
  9. 前記第1拡張色信号、及び前記第2拡張色信号は、オレンジを表すオレンジ信号、グリーンを表すグリーン信号、及びバイオレットを表すバイオレット信号の少なくともいずれかを含む請求項8に記載のカラープロファイル作成方法。
  10. 三種類以上の色数により構成される標準色インク、及び二種類以上の前記標準色インクを混合して得られる一種類以上の特色インクが用いられる画像形成であり、インクジェット方式による画像形成に適用されるカラープロファイルを作成するカラープロファイル作成プログラムであって、
    コンピュータを、標準色を表す第1標準色信号であり、インク総量制限条件が非適用の第1標準色信号から、インク総量制限条件が適用された第2標準色信号への変換関係を規定する第1テーブルを作成する第1テーブル作成手段、
    前記第1テーブルから出力される第2標準色信号から、前記第2標準色信号、及び複数の標準色信号が混合された特色信号を一種類以上含む第1拡張色信号であり、前記インク総量制限条件が適用された第1拡張色信号への変換関係を規定した第2テーブルを作成する第2テーブル作成手段、
    前記第2テーブルを用いて前記第2標準色信号を前記第1拡張色信号へ変換し、前記第1拡張色信号を前記第1拡張色信号に対応するデバイス非依存色空間における色信号へ変換することにより求められた、デバイス依存色空間における色信号からデバイス非依存色空間への変換関係に基づいて、前記第1拡張色信号のうち前記第2標準色信号に対応する前記デバイス非依存色空間における色信号から、前記デバイス依存色空間における色信号への変換関係を規定した第3テーブルを作成する第3テーブル作成手段、
    前記第3テーブルにより規定された変換関係、及び前記第2テーブルにより規定された変換関係を用いて、前記第1拡張色信号のうち前記第2標準色信号に対応する前記デバイス非依存色空間における色信号から、前記デバイス依存色空間における複数の標準色信号が混合された特色信号を一種類以上含む第2拡張色信号への変換関係を規定するカラープロファイルである第4テーブルを作成する第4テーブル作成手段、
    として機能させるカラープロファイル作成プログラム。
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