JP2016130964A - 印刷物配送装置、画像形成装置及び画像配送システム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数種類の印刷物を区別可能な状態で配送することが可能となる印刷物配送装置並びにこれを備えた画像形成装置及び画像配送システムを提供する。【解決手段】画像形成装置としてのプリンタによって画像が形成された紙束等の印刷物を自走して配送する印刷物配送装置としての配送ロボット200において、印刷物を保持し、保持している印刷物を外部から取り出すことが可能な印刷物保持部としての印刷物収容部801を複数備える。【選択図】図6
Description
本発明は、印刷物配送装置並びにこれを備えた画像形成装置及び画像配送システムに関するものである。
従来、画像形成装置が出力した印刷物をユーザーの位置まで配送する印刷物配送装置が提案されている。
特許文献1には、後処理装置であるフィニッシャーが画像形成装置から分離して自律走行し、ユーザーの位置まで印刷物を配送する構成が記載されている。
特許文献1に記載の構成では、印刷物配送装置である自走型フィニッシャーがユーザーの位置まで自律走行するため、ユーザーは印刷物を画像形成装置まで取りに行く必要がなくなり、その間の作業効率が低下することを抑制することが可能である。
しかし、印刷物配送装置で印刷物を配送する構成では、あるユーザーからの印刷命令に基づいて印刷物の出力中に、他のユーザーから印刷命令が入力されると、複数のユーザーの印刷物が印刷物配送装置内で混ざり区別できなくなるおそれがある。このため、印刷命令を入力したユーザーが異なる等の複数種類の印刷物を区別可能な状態で配送することが望まれる。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、印刷物を配送する印刷物配送装置において、印刷物を保持し、保持している印刷物を外部から取り出すことが可能な印刷物保持部を複数備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、複数種類の印刷物を区別可能な状態で配送することが可能となるという優れた効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用した印刷物配送システム500の一例の概略構成図である。
印刷物配送システム500は、画像形成装置本体であるプリンタ100と、印刷物を積載、ソート、両面、ステープルなどの後処理をする後処理装置であるフィニッシャー110とを備える。さらに、フィニッシャー110に接続され、フィニッシャー110から排出される印刷物を受け取り、所定の配送先まで配送するフィニッシャー110よりも小型の印刷物配送装置としての配送ロボット200を備える。
図1は、本発明を適用した印刷物配送システム500の一例の概略構成図である。
印刷物配送システム500は、画像形成装置本体であるプリンタ100と、印刷物を積載、ソート、両面、ステープルなどの後処理をする後処理装置であるフィニッシャー110とを備える。さらに、フィニッシャー110に接続され、フィニッシャー110から排出される印刷物を受け取り、所定の配送先まで配送するフィニッシャー110よりも小型の印刷物配送装置としての配送ロボット200を備える。
プリンタ100には、配送ロボット200との間で無線通信を行う通信手段である本体側通信部101を備える。また、プリンタ100は、図16等を用いて後述する印刷物配送システム500の画像形成装置本体側の制御手段であるメイン制御部102及び配送に必要な情報を記憶する本体内部メモリ103等を備えている。
図2は、配送ロボット200がフィニッシャー110に接続されている状態を表す斜視図である。図3は、配送ロボット200の斜視図であり、図3(a)は、進行方向前側の斜視図であり、図3(b)は、進行方向後側の斜視図である。なお、図3では、配送ロボット200の側面及び前面の外装の内側にある部材を便宜的に実線で示している。
図3に示すように、配送ロボット200は、自律走行手段である台車部230、進行方向に備えられた障害物検知センサ270、印刷物を積載する載置台280、載置台280を昇降させる昇降手段である載置台昇降装置290を備える。配送指示された印刷物は、フィニッシャー110の下方の排出口から出力され、配送ロボット200の載置台280に積載される。
図3に示すように、配送ロボット200は、自律走行手段である台車部230、進行方向に備えられた障害物検知センサ270、印刷物を積載する載置台280、載置台280を昇降させる昇降手段である載置台昇降装置290を備える。配送指示された印刷物は、フィニッシャー110の下方の排出口から出力され、配送ロボット200の載置台280に積載される。
図4は、配送ロボット200の台車部230内に備えられている構成物品を示す概略図である。
台車部230は、駆動タイヤ231a、補助タイヤ231b、駆動モータ232、配送ロボット200の電源となるバッテリー240、プリンタ100のメイン制御部102と通信するための通信手段である配送側通信部210を備える。さらに、配送ロボット200の制御手段であるサブ制御部220、自律走行に必要となる地図データを記憶する地図データベースメモリ250、指定された目的地までの走行経路及び走行距離などを演算する経路演算手段である経路演算装置260が内蔵されている。
本実施形態の配送ロボット200は、配送側通信部210、サブ制御部220、地図データベースメモリ250及び経路演算装置260などの電子部品を台車部230に搭載しているが、これらの配置は台車部230内部でなくともかまわない。
台車部230は、駆動タイヤ231a、補助タイヤ231b、駆動モータ232、配送ロボット200の電源となるバッテリー240、プリンタ100のメイン制御部102と通信するための通信手段である配送側通信部210を備える。さらに、配送ロボット200の制御手段であるサブ制御部220、自律走行に必要となる地図データを記憶する地図データベースメモリ250、指定された目的地までの走行経路及び走行距離などを演算する経路演算手段である経路演算装置260が内蔵されている。
本実施形態の配送ロボット200は、配送側通信部210、サブ制御部220、地図データベースメモリ250及び経路演算装置260などの電子部品を台車部230に搭載しているが、これらの配置は台車部230内部でなくともかまわない。
次に、障害物検知センサ270について説明する。
本実施形態の配送ロボット200に搭載している障害物検知センサ270は、レーザーレンジファインダ(LRF)といわれる測距機器である。LRFは、レーザーを出射し、その反射光を受光し、出射してから受光までの間の時間と、出射したレーザー光に対する受光したレーザー光の位相差とから、反射点の距離を測定することができる。
本実施形態の配送ロボット200に搭載している障害物検知センサ270は、レーザーレンジファインダ(LRF)といわれる測距機器である。LRFは、レーザーを出射し、その反射光を受光し、出射してから受光までの間の時間と、出射したレーザー光に対する受光したレーザー光の位相差とから、反射点の距離を測定することができる。
図5は、配送ロボット200の正面に壁等の障害物600がある状態での障害物検知センサ270に対する実際の障害物600の位置と、制御上の情報として認識した障害物位置情報600aとの関係を示す説明図である。図5(a)は、配送ロボット200の正面に壁状の障害物がある状態の概略上面図である。また、図5(b)は、図5(a)の状態を障害物検知センサ270による検知結果に基づいて配送ロボット200のサブ制御部220が認識した障害物位置情報600aを示す説明図である。
障害物検知センサ270がレーザー光を出射する方向を図5(a)中の矢印αで示す方向へと水平走査させることによって、配送ロボット200から障害物600までの距離を測定することができる。このとき、回転走査するため、回転角の分解能によって、例えば図5(b)中の(1)〜(11)で示す測定点601のように、それぞれの測定点601の間に、未測定領域が発生する。それぞれの測定点601をつなげることによって、配送ロボット200が認識した障害物位置情報600aとして検出される。
また、上述した地図データベースメモリ250に記憶されている地図データは、印刷物配送システム500を稼動させる前に、配送ロボット200をオフィス内に単独で走行させ、地図データを作成させても良い。
また、上述した地図データベースメモリ250に記憶されている地図データは、印刷物配送システム500を稼動させる前に、配送ロボット200をオフィス内に単独で走行させ、地図データを作成させても良い。
なお、本実施形態の印刷物配送システム500では、障害物検知センサ270としてLRFを用いたが、昨今の測距手段は多様化しており、障害物検知センサ270に用いる測距手段はLRFに限るものではない。例えば、二台のカメラによるステレオカメラ方式、レーザー、スリット光、プロジェクターによる様々なパターンを投影し、その位置を認識する投影法などあり、狙いの仕様に応じて、使い分けるのが良い。
次に、図6を用いて載置台昇降装置290について説明する。
図6は、配送ロボット200の側面カバーを取り外した状態の側面図であり、図6(a)は載置台280が下降した状態を示し、図6(b)は載置台280が上昇した状態を示す。図3(b)及び図6に示すように、配送ロボット200は走行時に後方となる側以外の三方はカバー部材で覆われており、走行時に後方となる部分は、載置台280や印刷物収容部801(a〜i)が露出する背面開口部285となっている。
図6は、配送ロボット200の側面カバーを取り外した状態の側面図であり、図6(a)は載置台280が下降した状態を示し、図6(b)は載置台280が上昇した状態を示す。図3(b)及び図6に示すように、配送ロボット200は走行時に後方となる側以外の三方はカバー部材で覆われており、走行時に後方となる部分は、載置台280や印刷物収容部801(a〜i)が露出する背面開口部285となっている。
載置台昇降装置290は、昇降モータ291、昇降リンク292、昇降シャフト293及びボールネジ294を備え、昇降モータ291の回転をボールネジ294によって伸縮方向の運動へと変換している。図6(a)では、載置台280が最下部に位置している状態を表し、図6(b)では、載置台280が最上部に位置している状態を表している。
載置台昇降装置290が載置台280を昇降する動作スピードについては、複数選択できる仕様が望ましく、静音性が求められる場合は、動作スピードを遅く制御することが有効である。
載置台昇降装置290が載置台280を昇降する動作スピードについては、複数選択できる仕様が望ましく、静音性が求められる場合は、動作スピードを遅く制御することが有効である。
図6(a)示すように載置台280が最下部に位置している状態では、フィニッシャー110の排出口よりも載置台280が下方に位置している。また、図6(a)示す状態での載置台280の上方における配送ロボット200のカバーの内側には、印刷物の下面を保持する印刷物保持トレイ800(a〜i)が上下方向に九段設けられている。そして、それぞれの印刷物保持トレイ800(a〜i)の上方に印刷物収容部801(a〜i)を形成する。また、最下段にある第九印刷物保持トレイ800iの下方に第十印刷物収容部801jを形成する。
図6(a)に示すように載置台280が最下部に位置する状態で印刷物を受け取ると、載置台昇降装置290が載置台280を上昇させ、所定の印刷物収容部801の位置まで印刷物を持ち上げて受け渡す。区別できる形で保持すべき印刷物がある場合は、上方の印刷物収容部801から順次受け渡し、印刷物を分別する。
次に、図7を用いて印刷物保持トレイ800を開閉するトレイ開閉機構310について説明する。
図7は、配送ロボット200の水平断面図であり、図7(a)は、印刷物保持トレイ800を開放した状態の説明図であり、図7(b)は、印刷物保持トレイ800を閉鎖した状態の説明図である。
図7は、配送ロボット200の水平断面図であり、図7(a)は、印刷物保持トレイ800を開放した状態の説明図であり、図7(b)は、印刷物保持トレイ800を閉鎖した状態の説明図である。
図7に示すように、トレイ開閉機構310は、リンク311、偏心カム312、バネ313が配送ロボット200の筐体に固定されている。バネ313の復元力によってリンク311の回動中心311aを挟んで幅方向両端部は配送ロボット200の後方(図7中の矢印βの方向)に加圧される。また、リンク311の回動中心311aを挟んで幅方向中央部は配送ロボット200の前方(図7中の矢印γの方向)に加圧されている。
図7(a)に示す状態では、リンク311の幅方向中央部が偏心カム312に突き当たり、リンク311の幅方向両端部が後方へ移動せず、幅方向の両側に位置する印刷物保持トレイ800の距離が離れ印刷物保持トレイ800を開放した状態となる。
図7(a)に示す状態から偏心カム312がカム中心312aを中心に図7(a)中の矢印ε方向に回転すると、図7(b)に示す状態となる。このとき、リンク311の幅方向中央部の偏心カム312に対する突き当たりが解除され、リンク311の幅方向両端部が前方へ移動する。これに併せてリンク311の幅方向両端部が後方へ移動し、印刷物保持トレイ800とリンク311との係合部も後方へ移動して、幅方向の両側に位置する印刷物保持トレイ800の距離が近付き、印刷物保持トレイ800を閉鎖した状態となる。
図7(a)に示す状態から偏心カム312がカム中心312aを中心に図7(a)中の矢印ε方向に回転すると、図7(b)に示す状態となる。このとき、リンク311の幅方向中央部の偏心カム312に対する突き当たりが解除され、リンク311の幅方向両端部が前方へ移動する。これに併せてリンク311の幅方向両端部が後方へ移動し、印刷物保持トレイ800とリンク311との係合部も後方へ移動して、幅方向の両側に位置する印刷物保持トレイ800の距離が近付き、印刷物保持トレイ800を閉鎖した状態となる。
図7(b)に示す状態から、さらに偏心カム312を回転させると、再び図7(a)に示すように印刷物保持トレイ800を開放した状態となる。このように、トレイ開閉機構310は、偏心カム312の回転に応じて、印刷物保持トレイ800を開閉することができる。
図8は、全ての印刷物保持トレイ800を開放した状態で、印刷物である用紙束Pを積載した載置台280が最下部に位置している状態の配送ロボット200の説明図である。図8(a)は、配送ロボット200を背面側から見た斜視図であり、図8(b)は、配送ロボット200の背面図である。
図9は、全ての印刷物保持トレイ800を開放した状態で、印刷物である用紙束Pを積載した載置台280が第三印刷物収容部801cに受け渡す位置まで上昇した状態の配送ロボット200の説明図である。図9(a)は、配送ロボット200を背面側から見た斜視図であり、図9(b)は、配送ロボット200の背面図である。
図9は、全ての印刷物保持トレイ800を開放した状態で、印刷物である用紙束Pを積載した載置台280が第三印刷物収容部801cに受け渡す位置まで上昇した状態の配送ロボット200の説明図である。図9(a)は、配送ロボット200を背面側から見た斜視図であり、図9(b)は、配送ロボット200の背面図である。
配送ロボット200に用紙束Pを積載するときには、まず、図8に示すように、全ての印刷物保持トレイ800を開放した状態で、背面開口部285から配送ロボット200内に受け渡される用紙束Pを載置台280にて載置する。次に、載置台昇降装置290によって用紙束Pと共に載置台280を所望の印刷物収容部801(図9では「第三印刷物収容部801c」)よりも少し高い、狙いの高さまで上昇させる。
図10は、用紙束Pを載置した載置台280が所望の高さまで上昇した状態の配送ロボット200の水平断面図である。図10(a)は、印刷物保持トレイ800を開放した状態の説明図であり、図10(b)は、印刷物保持トレイ800を閉鎖した状態の説明図である。
図10(a)に示すように、印刷物保持トレイ800を開放した状態では、幅方向の両側に位置する印刷物保持トレイ800の距離は載置台280の幅や用紙束Pの幅よりも長い。このため、全ての印刷物保持トレイ800を開放した状態では、用紙束Pを載置した載置台280は配送ロボット200内を自由に上下に移動することができる。
一方、図10(b)に示すように、印刷物保持トレイ800を閉鎖した状態では、幅方向の両側に位置する印刷物保持トレイ800の距離は載置台280の幅よりかは長いが、用紙束Pの幅よりは短い。このため、閉鎖した印刷物保持トレイ800の位置では、載置台280は上下方向に通過することができるが、用紙束Pは上下方向に通過することが出来ない。
一方、図10(b)に示すように、印刷物保持トレイ800を閉鎖した状態では、幅方向の両側に位置する印刷物保持トレイ800の距離は載置台280の幅よりかは長いが、用紙束Pの幅よりは短い。このため、閉鎖した印刷物保持トレイ800の位置では、載置台280は上下方向に通過することができるが、用紙束Pは上下方向に通過することが出来ない。
図11は、図9に示す状態から第三印刷物保持トレイ800cを閉鎖した状態の配送ロボット200の説明図であり、図11(a)は、配送ロボット200を背面側から見た斜視図であり、図11(b)は、配送ロボット200の背面図である。
図12は、図11に示す状態から載置台280が最下部まで下降した状態の配送ロボット200の説明図であり、図12(a)は、配送ロボット200を背面側から見た斜視図であり、図12(b)は、配送ロボット200の背面図である。
図12は、図11に示す状態から載置台280が最下部まで下降した状態の配送ロボット200の説明図であり、図12(a)は、配送ロボット200を背面側から見た斜視図であり、図12(b)は、配送ロボット200の背面図である。
図9に示すように、載置台280を狙いの高さまで上昇した後、トレイ開閉機構310によって第三印刷物保持トレイ800cを図11で示すように閉鎖し、第三印刷物保持トレイ800cで用紙束Pを受け取ることが出来る状態にする。次に、載置台昇降装置290によって載置台280を下降させることで、載置台280は第三印刷物保持トレイ800cの隙間を通過し、用紙束Pは第三印刷物保持トレイ800cに引掛る。これにより、用紙束Pの下面を第三印刷物保持トレイ800cが支えて保持する状態となる。
最後に、図12に示すように、載置台280が最下部まで下降して、次の印刷物を受け取れる状態となる。
最後に、図12に示すように、載置台280が最下部まで下降して、次の印刷物を受け取れる状態となる。
図8及び図9に示すように、側面カバーの内側における九つの印刷物保持トレイ800(a〜i)の上方及び最下段にある第九印刷物保持トレイ800iの下方のそれぞれに、印刷物検知センサ300を備える。これにより、九つの印刷物保持トレイ800(a〜i)によって形成される十の印刷物収容部801(a〜j)のそれぞれの印刷物の有無を検知することができる。
図13は、三つの用紙束P(P1〜P3)を積載した状態の配送ロボット200の説明図であり、図13(a)は、配送ロボット200を背面側から見た斜視図であり、図13(b)は、配送ロボット200の背面図である。
九つの印刷物保持トレイ800は、トレイ開閉機構310によって個別に開閉が可能となっているため、図13に示すように、任意の印刷物保持トレイ800のみを閉鎖状態とすることができる。
九つの印刷物保持トレイ800は、トレイ開閉機構310によって個別に開閉が可能となっているため、図13に示すように、任意の印刷物保持トレイ800のみを閉鎖状態とすることができる。
図13に示す状態とする場合、例えば、ユーザーAが三区間分、すなわち、三つの印刷物収容部801分の第一用紙束P1を出力した場合、第三印刷物保持トレイ800cを閉鎖状態として、第三印刷物保持トレイ800cに第一用紙束P1を載置させる。次に、ユーザーBが、二つの印刷物収容部801分の第二用紙束P2を出力した場合、第五印刷物保持トレイ800eを閉鎖状態として、第五印刷物保持トレイ800eに第二用紙束P2を載置させる。最後にユーザーCが、五つの印刷物収容部801分の第三用紙束P3を出力した場合、出力された第三用紙束P3を載置台280に載置させた状態で、載置台280を上昇させないことによって三人のユーザーの印刷物を区別できる状態で配送することが可能となる。具体的な処理フローについては、後述する。
図13に示すように、ユーザー毎に印刷物を分配する際、印刷物枚数によって、使用する印刷物収容部801の高さ方向の領域を変化させることによって、複数ユーザーからの様々な印刷ボリュームに対してフレキシブルに対応が可能となる。
図14は、九つの印刷物保持トレイ800の全てを閉鎖した状態の配送ロボット200の説明図であり、図14(a)は、配送ロボット200を背面側から見た斜視図であり、図14(b)は、配送ロボット200の背面図である。
本実施形態の配送ロボット200では、それぞれの印刷物保持トレイ800(a〜i)の上方に印刷物収容部801(a〜i)を形成し、最下段にある第九印刷物保持トレイ800iの下方に第十印刷物収容部801jを形成する。これにより、最大十人のユーザー分の印刷物を混載なく配送が可能となる。具体的な処理フローについては、後述する。
本実施形態の配送ロボット200では、それぞれの印刷物保持トレイ800(a〜i)の上方に印刷物収容部801(a〜i)を形成し、最下段にある第九印刷物保持トレイ800iの下方に第十印刷物収容部801jを形成する。これにより、最大十人のユーザー分の印刷物を混載なく配送が可能となる。具体的な処理フローについては、後述する。
図15は、図13に示す状態の配送ロボット200が、ユーザーAに第一用紙束P1を配送した後、第二用紙束P2の配送先であるユーザーBの位置に到着した状態の配送ロボット200の背面図である。
図15に示すように、配送ロボット200における二つの側面カバーの背面側には目的地への配送対象の印刷物を保持する印刷物収容部801を報知する報知手段として報知ランプ部320を備える。報知ランプ部320は、上下方向に十のLED(発光ダイオード)電球からなる報知ランプ321(a〜j)を配置している。
図15に示すように、配送ロボット200における二つの側面カバーの背面側には目的地への配送対象の印刷物を保持する印刷物収容部801を報知する報知手段として報知ランプ部320を備える。報知ランプ部320は、上下方向に十のLED(発光ダイオード)電球からなる報知ランプ321(a〜j)を配置している。
配送ロボット200の背面は、ユーザーが印刷物を受け取る面である。複数ユーザーの印刷物が仕分けて積載された状態で、配送ロボット200がユーザーの元へと到着しても、この状態では自分の印刷物が何段目の印刷物収容部801に搭載されているか瞬時に判断ができない。これに対して、本実施形態の配送ロボット200は、十の印刷物収容部801のそれぞれの両端に、報知ランプ321(a〜j)を配置し、対象ユーザーの印刷物がどこの印刷物収容部801に保持されているかがわかるように発光する。このように報知ランプ321が発光することにより、ユーザーは自分の印刷物の場所が瞬時に判断することが可能となる。
図15は、ユーザーBに配送する第二用紙束P2を収容する第四印刷物収容部801d及び第五印刷物収容部801eの両端の第四報知ランプ321d及び第五報知ランプ321eが発光した状態である。また、報知ランプ321としてはLEDに限らず他の照明部品を用いてもよい。
図16は、プリンタ100のハードウェア構成を示すブロック図である。
図16における印刷動作部150は、プリンタ100内のスキャナ、画像形成部などを総称したものである。
メイン制御部102は、いわゆるCPU(Central Processing Unit)で所望プログラムや印刷データなどを格納するための本体内部メモリ103を備えている。メイン制御部102には、印刷動作部150や、LAN(Local Area Network)を介してのユーザーのPC(personal computer)群と接続されたPCインターフェース(PC I/F)104が接続されている。さらに、配送ロボット200と通信を行う本体側通信部101などが接続されている。
図16における印刷動作部150は、プリンタ100内のスキャナ、画像形成部などを総称したものである。
メイン制御部102は、いわゆるCPU(Central Processing Unit)で所望プログラムや印刷データなどを格納するための本体内部メモリ103を備えている。メイン制御部102には、印刷動作部150や、LAN(Local Area Network)を介してのユーザーのPC(personal computer)群と接続されたPCインターフェース(PC I/F)104が接続されている。さらに、配送ロボット200と通信を行う本体側通信部101などが接続されている。
メイン制御部102は、PCインターフェース104を介し、ユーザーのPC端末から印刷要求や印刷データなどを受け取って、本体内部メモリ103に格納し、印刷動作の制御を行う。また、印刷要求とともに、配送要求を受け取ったなら、本体側通信部101にて、配送ロボット200の配送条件(バッテリー残量有無、走行経路の演算など)の確認を指示する。具体的な処理フローについては、後述する。
図17は、配送ロボット200のハードウェア構成を示すブロック図である。
配送ロボット200のサブ制御部220は、メイン制御部102同様、CPUである。配送ロボット200を作動させるためのプログラムや、走行経路情報、位置データなどを格納するための配送内部メモリ251を備えている。サブ制御部220には、配送側通信部210、バッテリー240、障害物検知センサ270、印刷物検知センサ300などが接続されており、駆動モータ232及び昇降モータ291の制御を行っている。
配送ロボット200のサブ制御部220は、メイン制御部102同様、CPUである。配送ロボット200を作動させるためのプログラムや、走行経路情報、位置データなどを格納するための配送内部メモリ251を備えている。サブ制御部220には、配送側通信部210、バッテリー240、障害物検知センサ270、印刷物検知センサ300などが接続されており、駆動モータ232及び昇降モータ291の制御を行っている。
次に、本発明に係る印刷物配送システム500の具体的動作について説明する。
図18は、プリンタ100より配送ロボット200が分離して、目的のユーザーに印刷物を配送する印刷物配送システムの説明図である。
図18は、プリンタ100より配送ロボット200が分離して、目的のユーザーに印刷物を配送する印刷物配送システムの説明図である。
配送ロボット200は、障害物検知センサ270が配置されている部分を前に進んでいく。各ユーザーが用いるPC群(400−1,400−2,...,400−N)とプリンタ100とはLANにて接続されており、プリンタ100には、印刷物の積載、ソート、ステープルなどの後処理をするフィニッシャー110が接続されている。
配送ロボット200がフィニッシャー110に接続されている状態をホームポジションとし、ホームポジションでは配送ロボット200はフィニッシャー110を介し、充電することが可能となる。
例えば、PC端末400−1より、ユーザーがプリンタ100に対して印刷、配送指示すると、PC端末400−1は、PJL(Printer Job Language)などのコマンドと印刷データとをプリンタ100に送信する。
例えば、PC端末400−1より、ユーザーがプリンタ100に対して印刷、配送指示すると、PC端末400−1は、PJL(Printer Job Language)などのコマンドと印刷データとをプリンタ100に送信する。
プリンタ100に内蔵されているメイン制御部102は、受信した印刷データの印刷制御を行うと共に、受信したPJLなどのコマンドで配送要求を解釈すると、本体側通信部101より配送側通信部210を介して、サブ制御部220に配送可否を確認する。
配送可能と判断された場合は、配送ロボット200は、プリンタ100から切り離され、サブ制御部220によって自律走行制御が行われ、配送指示したPC端末400−1まで移動する。そして、配送後、同様にサブ制御部220によって自律走行制御が行われ、ホームポジションへと帰還し、次の指示に備える。
なお、ユーザーから配送指示が無い場合や、サブ制御部220に配送可否を確認した配送判断がNG(配送不可)となった場合は、プリンタ100の排紙部、もしくは、指示された後処理をおこなったフィニッシャー110の排紙部へと出力される。
配送可能と判断された場合は、配送ロボット200は、プリンタ100から切り離され、サブ制御部220によって自律走行制御が行われ、配送指示したPC端末400−1まで移動する。そして、配送後、同様にサブ制御部220によって自律走行制御が行われ、ホームポジションへと帰還し、次の指示に備える。
なお、ユーザーから配送指示が無い場合や、サブ制御部220に配送可否を確認した配送判断がNG(配送不可)となった場合は、プリンタ100の排紙部、もしくは、指示された後処理をおこなったフィニッシャー110の排紙部へと出力される。
上述したように、本実施形態の配送ロボット200は、複数のユーザー分の印刷物を混載無く配送が可能である。このため、例えば、PC端末400−1より、ユーザーがプリンタ100に対して印刷、配送指示した後、印刷が完了する前に、他のPC端末400−2より、他のユーザーがプリンタ100に対して印刷、配送指示した場合には次のような制御を行う。すなわち、PC端末400−1から送信された印刷データに基づいた印刷物を配送ロボット200に出力し、所定の印刷物収容部801に受け渡した後に、他のPC端末400−2から送信された印刷データに基づいた印刷物を配送ロボット200に出力する。そして、後の印刷物を先の印刷物とは異なる所定の印刷物収容部801に収容する。
その後、配送ロボット200は、プリンタ100から切り離され、サブ制御部220によって自律走行制御が行われ、先の配送指示したPC端末400−1まで移動する。PC端末400−1への配送後、同様にサブ制御部220によって自律走行制御が行われ、後の配送指示したPC端末400−2まで移動する。PC端末400−2への配送後、同様にサブ制御部220によって自律走行制御が行われ、ホームポジションへと帰還し、次の指示に備える。
図19は、プリンタ100がユーザーのPC端末から印刷要求を受信してから、配送ロボット200が分離されるまでのメイン制御部102の処理フローの一例を示したものである。プリンタ100のメイン制御部102は、ユーザーのPC端末からの印刷要求、印刷データ、配送要求の有無を、PCインターフェース104を介して受信する(S1001)。
印刷要求、印刷データ、配送要求の有無を受信すると、配送要求の有無を確認する(S1002)。ここで、配送指示が無い場合(「S1002」で「N」)は、印刷及び本体排紙部に排紙がなされ(S1104)、処理フローが終了となる。
配送指示が有る場合(「S1002」で「Y」)は、配送ロボット200がホームポジションにいるかどうかを確認する(S1003)。
配送指示が有る場合(「S1002」で「Y」)は、配送ロボット200がホームポジションにいるかどうかを確認する(S1003)。
配送ロボット200が未接続の場合(「S1003」で「N」)は、ユーザーPC端末に、『配送中』と表示する通信を行い(S1101)、印刷及び本体排紙部に排紙がなされ(S1104)、処理フローが終了となる。
一方、配送ロボット200が接続されている場合(「S1003」で「Y」)は、メイン制御部102の本体側通信部101から配送ロボット200側のサブ制御部220へ配送指示が有るという情報を送信する(S1004)。
一方、配送ロボット200が接続されている場合(「S1003」で「Y」)は、メイン制御部102の本体側通信部101から配送ロボット200側のサブ制御部220へ配送指示が有るという情報を送信する(S1004)。
配送側通信部210にて配送指示が有るという情報を受信する(S1201)と、サブ制御部220は、地図データベースメモリ250にアクセスする。そして、メイン制御部102から送信された目的地情報に基づいて経路演算装置260が、走行経路及び走行距離を算出する(S1202)。算出した走行距離から必要なバッテリー量を算出し、算出したバッテリー量と、配送内部メモリ251に格納されているバッテリー240のバッテリー残量とを比較し、配送可能かどうかを判断する(S1203)。
また、用紙束Pを保持するために使用している印刷物収容部801の段数の確認を行う(S1204)。配送ロボット200が用紙束Pを保持していない状態では、使用している印刷物収容部801の段数は「0」となる。
その後、搬送可能かどうかの判断結果と、使用している印刷物収容部801の段数と、を配送側通信部210からメイン制御部102に送信する(S1205)。
その後、搬送可能かどうかの判断結果と、使用している印刷物収容部801の段数と、を配送側通信部210からメイン制御部102に送信する(S1205)。
メイン制御部102は、サブ制御部220からの送信情報を受信する(S1005)。そして、バッテリー残量に基づいたサブ制御部220の判断結果が「配送不可能」である場合(「S1006」で「N」)は、ユーザーPC端末に、『充電中』と表示する通信を行う(S1102)。そして、印刷及び本体排紙部に排紙がなされ(S1104)、処理フローが終了となる。
一方、バッテリー残量に基づいたサブ制御部220の判断結果が「配送可能」である場合(「S1006」で「Y」)は、印刷データを本体内部メモリ103に格納する(S1007)。
一方、バッテリー残量に基づいたサブ制御部220の判断結果が「配送可能」である場合(「S1006」で「Y」)は、印刷データを本体内部メモリ103に格納する(S1007)。
次に、取得した印刷データ(ユーザー情報、印刷枚数情報)から出力したときの印刷物収容部801の必要領域の段数を算出する(S1008)。さらに、配送ロボット200が備えている印刷物収容部801の段数(十段)と、既に使用している印刷物収容部801(先に受信した印刷要求で使用の予約が入っているものも含む)の段数と、から使用可能な印刷物収容部801の段数を算出する(S1009)。
そして、配送ロボット200の印刷物収容部801の段数から既に使用している印刷物収容部801の段数を引いた差分と、算出した印刷物収容部801の必要領域の段数とから印刷物収容部801の必要領域を確保できるか否かを判断する(S1009)。
そして、配送ロボット200の印刷物収容部801の段数から既に使用している印刷物収容部801の段数を引いた差分と、算出した印刷物収容部801の必要領域の段数とから印刷物収容部801の必要領域を確保できるか否かを判断する(S1009)。
上記差分が、算出した印刷物収容部801の必要領域の段数よりも小さい場合は、メイン制御部102は、印刷物収容部801の必要領域を確保できない(「S1010」で「N」)と判断する。このときには、ユーザーPC端末に、『載置不可』と表示する通信を行い(S1103)、印刷及び本体排紙部に排紙がなされ(S1104)、処理フローが終了となる。
一方、上記差分が、算出した印刷物収容部801の必要領域の段数以上の場合は、メイン制御部102は、印刷物収容部801の必要領域を確保できる(「S1010」で「Y」)と判断する。このときには、印刷動作部150を制御し、印刷及び配送ロボット200への排紙を開始する(S1011)。
一方、上記差分が、算出した印刷物収容部801の必要領域の段数以上の場合は、メイン制御部102は、印刷物収容部801の必要領域を確保できる(「S1010」で「Y」)と判断する。このときには、印刷動作部150を制御し、印刷及び配送ロボット200への排紙を開始する(S1011)。
印刷物が配送ロボット200の印刷物収容部801に収容されていない状態で、一番目に出力される印刷物に対しては、その印刷物枚数に応じて最上段から収容領域となる印刷物収容部801が設定される。例えば、第一印刷物収容部801aに収まる枚数の場合は、最上段の第一印刷物収容部801aのみが収容領域として設定される。また、第一印刷物収容部801aのみでは収まらず、第一印刷物収容部801aと第二印刷物収容部801bとを合わせた領域に収まる枚数の場合は、第一印刷物収容部801a及び第二印刷物収容部801bが収容領域として設定される。
二番目以降に出力される印刷物に対しては、空いている印刷物収容部801の領域に対して上段側から使用するように、収容領域を設定する。
二番目以降に出力される印刷物に対しては、空いている印刷物収容部801の領域に対して上段側から使用するように、収容領域を設定する。
印刷及び配送ロボット200への排紙が完了する(S1012)と、メイン制御部102の本体側通信部101から配送ロボット200側のサブ制御部220へ排紙完了情報と、使用する印刷物収容部801の段数の情報とを送信する(S1013)。
サブ制御部220は、配送側通信部210にて排紙完了情報と、使用する印刷物収容部801の段数の情報とを受信する(S1206)と、載置台昇降装置290の昇降モータ291を駆動し、載置台280を所定の高さまで上昇させる(S1207)。
サブ制御部220は、配送側通信部210にて排紙完了情報と、使用する印刷物収容部801の段数の情報とを受信する(S1206)と、載置台昇降装置290の昇降モータ291を駆動し、載置台280を所定の高さまで上昇させる(S1207)。
次に、所定の印刷物保持トレイ800を閉鎖する(S1208)。ここで、所定の印刷物保持トレイ800は、印刷データに基づいて設定された収容領域を形成する印刷物収容部801のうち、最も下の印刷物収容部801の下端となる印刷物保持トレイ800である。例えば、第一印刷物収容部801a及び第二印刷物収容部801bが収容領域として設定される場合は、第二印刷物保持トレイ800bを閉鎖する。
所定の印刷物保持トレイ800を閉鎖する(S1208)と、サブ制御部220は、載置台昇降装置290の昇降モータ291を駆動し、載置台280を排紙された印刷物を受け取る高さまで下降させる(S1209)。このとき、載置台280に載置されていた印刷物は、閉鎖した所定の印刷物保持トレイ800へと持ち替えられる。
載置台280の下降が完了すると、下降が完了した情報を配送側通信部210からメイン制御部102に送信する(S1210)。
メイン制御部102は、サブ制御部220からの載置台280の下降が完了した情報を受信する(S1014)と、次のユーザーの印刷要求があるかどうかを確認する(S1015)。このとき、次のユーザーの印刷要求のタイミングとしては、先のユーザーの印刷要求を受信(S1001)以後、且つ、サブ制御部220からの載置台280の下降が完了した情報を受信する(S1014)以前、のタイミングであれば良い。
載置台280の下降が完了すると、下降が完了した情報を配送側通信部210からメイン制御部102に送信する(S1210)。
メイン制御部102は、サブ制御部220からの載置台280の下降が完了した情報を受信する(S1014)と、次のユーザーの印刷要求があるかどうかを確認する(S1015)。このとき、次のユーザーの印刷要求のタイミングとしては、先のユーザーの印刷要求を受信(S1001)以後、且つ、サブ制御部220からの載置台280の下降が完了した情報を受信する(S1014)以前、のタイミングであれば良い。
次のユーザーの印刷要求が有る場合(「S1015」で「Y」)には、印刷要求及び配送先情報を受信(S1001)したものとして、配送要求の有無を確認する(S1002)生後からの処理フローを繰り返す。
次のユーザーの印刷要求が無い場合(「S1015」で「N」)には、印刷物の配送を開始する(S1016)。
次のユーザーの印刷要求が無い場合(「S1015」で「N」)には、印刷物の配送を開始する(S1016)。
図20は、配送指示を受けた配送ロボット200が自立走行して、配送先のユーザー付近に到達するまでのサブ制御部220の処理フローの一例を示したものである。
サブ制御部220は、配送指示を受けると、印刷物が印刷物収容部801に収容されたかどうかを印刷物検知センサ300によって確認する(S2001)。
印刷物検知センサ300によって印刷物が確認できなかった場合(「S2001」で「N」)は、ユーザーPC端末及びプリンタ100に『出力エラー』と表示する通信を行い(S2010)、「エラー終了(1)」として処理フローを終了する(S2011)。
サブ制御部220は、配送指示を受けると、印刷物が印刷物収容部801に収容されたかどうかを印刷物検知センサ300によって確認する(S2001)。
印刷物検知センサ300によって印刷物が確認できなかった場合(「S2001」で「N」)は、ユーザーPC端末及びプリンタ100に『出力エラー』と表示する通信を行い(S2010)、「エラー終了(1)」として処理フローを終了する(S2011)。
印刷物検知センサ300によって印刷物が確認できた場合(「S2001」で「Y」)は、「S1202」で予め演算された走行経路で自立走行を開始する(S2002)。目的地に到着するまでの間の走行中は、障害物検知センサ270を用いて障害物の有無を確認する(S2003)。
障害物検知センサ270によって障害物を検知した場合(「S2003」で「Y」)は、地図データベースメモリ250にアクセスし、障害物検知センサ270にて検知した障害物サイズから、走行ルート上に回避スペースがあるかどうか判断する(S2012)。
回避不可と判断した場合(「S2012」で「N」)は、当初の走行ルートでは走行不可能であるため、地図データベースメモリ250にアクセスし、走行経路の再計算を行う(S2013)。
再計算した結果で新走行経路がない場合(「S2013」で「N」)は、走行停止し(S2014)、ユーザーPC端末及びプリンタ100に、『配送エラー』と表示する通信を行う(S2015)。そして、「エラー終了(2)」として処理フローを終了する(S2016)。
回避不可と判断した場合(「S2012」で「N」)は、当初の走行ルートでは走行不可能であるため、地図データベースメモリ250にアクセスし、走行経路の再計算を行う(S2013)。
再計算した結果で新走行経路がない場合(「S2013」で「N」)は、走行停止し(S2014)、ユーザーPC端末及びプリンタ100に、『配送エラー』と表示する通信を行う(S2015)。そして、「エラー終了(2)」として処理フローを終了する(S2016)。
再計算した結果で新走行経路がある場合(「S2013」で「Y」)は、新走行経路を配送内部メモリ251に格納し(S2017)、走行を再開する(S2018)。
また、「S2012」の判断で、走行経路上に回避スペースがあって回避可能と判断した場合(「S2012」で「Y」)は、当初の走行経路で走行可能であるため、走行を再開する(S2018)。
障害物検知センサ270によって障害物を検知しない場合(「S2003」で「N」)は、走行中に障害物検知センサ270によって検知される走行経路周囲の壁や机などの情報と、地図データとを比較する(S2004)。そして、オドメトリによって自己位置推定位置が走行経路から逸脱しているか否かを判断する(S2005)。
オドメトリによる自己位置推定位置が走行経路から逸脱している場合(「S2005」で「Y」)は、オドメトリによる自己位置推定結果と地図データとに基づいてより、走行経路の再設定し(S2019)、その後、走行を再開する。
オドメトリによる自己位置推定位置が走行経路から逸脱している場合(「S2005」で「Y」)は、オドメトリによる自己位置推定結果と地図データとに基づいてより、走行経路の再設定し(S2019)、その後、走行を再開する。
オドメトリによる自己位置推定位置が走行経路から逸脱していない場合(「S2005」で「N」)は、配送ロボット200が、ユーザーPC端末に到着し(S2006)、背面開口部285をユーザー側へ向けるように、回転を行う(S2007)。回転が終わると走行を停止し(S2008)、「配送完了」となる。
図21は、配送ロボット200がユーザー端末に到着し、その背面をユーザー側へ向けて走行を停止した後のサブ制御部220の処理フローの一例を示したものである。
図21に示すように、配送ロボット200がユーザー端末に到着後、走行を停止する(S3001)と、サブ制御部220は、該当するユーザーの印刷物の収容領域となる印刷物収容部801に対応する報知ランプ321を点灯する(S3002)。
ユーザーが印刷物を取る(S3003)と、印刷物検知センサ300によって該当する印刷物が除去されたことを確認する(S3004)。次に、該当する印刷物を保持していた印刷物保持トレイ800を開放し、報知ランプ321を消灯する(S3005)。
図21に示すように、配送ロボット200がユーザー端末に到着後、走行を停止する(S3001)と、サブ制御部220は、該当するユーザーの印刷物の収容領域となる印刷物収容部801に対応する報知ランプ321を点灯する(S3002)。
ユーザーが印刷物を取る(S3003)と、印刷物検知センサ300によって該当する印刷物が除去されたことを確認する(S3004)。次に、該当する印刷物を保持していた印刷物保持トレイ800を開放し、報知ランプ321を消灯する(S3005)。
次に、サブ制御部220は、他のユーザーの印刷物を保持しているか否かを判断する(S3006)。他のユーザーの印刷物を保持している場合(「S3006」で「Y」)は、図20中の「S2002」以降の処理フローを実行し、他のユーザーのユーザー端末へと走行し、走行停止後は、図21中の「S3001」以降の制御フローを実行する。
他のユーザーの印刷物を保持していない場合(「S3006」で「N」)は、ホームポジションへ向けて帰還する(S3006)。
他のユーザーの印刷物を保持していない場合(「S3006」で「N」)は、ホームポジションへ向けて帰還する(S3006)。
図22は、配送ロボット200が目的地の配送先のユーザー付近からプリンタ100のあるホームポジションに到達するまでのサブ制御部220の処理フローの一例を示したものである。
上述した「配送完了」の後、印刷物検知センサ300によって、印刷物がなくなったのを検知する(S4001)と、地図データベースメモリ250にアクセスして経路演算装置260よって帰路走行経路演算する。そして、演算した走行経路情報を配送内部メモリ251に格納する(S4002)。
上述した「配送完了」の後、印刷物検知センサ300によって、印刷物がなくなったのを検知する(S4001)と、地図データベースメモリ250にアクセスして経路演算装置260よって帰路走行経路演算する。そして、演算した走行経路情報を配送内部メモリ251に格納する(S4002)。
次に、プリンタ100へ配送側通信部210より、「配送完了」の信号を送信し(S4003)。ホームポジションに向かって自律走行を開始する(S4004)。走行中は、障害物検知センサ270を用いて障害物の有無を確認する(S4005)。
障害物検知センサ270によって障害物を検知した場合(「S4005」で「Y」)は、地図データベースメモリ250にアクセスし、障害物検知センサ270にて検知した障害物サイズから、走行経路上に回避スペースがあるかどうか判断する(S4012)。
回避不可と判断した場合(「S4012」で「N」)は、当初の走行経路では走行不可能となるため、地図データベースメモリ250にアクセスし、走行経路の再計算を行う(S4013)。
再計算した結果で新走行経路がない場合(「S4013」で「N」)は、走行停止し(S4014)、ユーザーPC端末及びプリンタ100に、『帰還エラー』と表示する通信を行う(S4015)。そして、「エラー終了(3)」として処理フローを終了する(S4016)。
回避不可と判断した場合(「S4012」で「N」)は、当初の走行経路では走行不可能となるため、地図データベースメモリ250にアクセスし、走行経路の再計算を行う(S4013)。
再計算した結果で新走行経路がない場合(「S4013」で「N」)は、走行停止し(S4014)、ユーザーPC端末及びプリンタ100に、『帰還エラー』と表示する通信を行う(S4015)。そして、「エラー終了(3)」として処理フローを終了する(S4016)。
再計算した結果で新走行経路がある場合(「S4013」で「Y」)は、新走行経路を配送内部メモリ251に格納し(S4017)、走行を再開する(S4018)。
また、「S4012」の判断で、走行経路上に回避スペースがあって回避可能と判断した場合(「S4012」で「Y」)は、当初の走行経路で走行可能であるため、走行を再開する(S4018)。
障害物検知センサ270によって障害物を検知しない場合(「S4005」で「N」)は、走行中に障害物検知センサ270によって検知される走行経路周囲の壁や机などの情報と、地図データとを比較する(S4006)。そして、オドメトリによって自己位置推定位置が走行経路から逸脱しているか否かを判断する(S4007)。
オドメトリによる自己位置推定位置が走行経路から逸脱している場合(「S4007」で「Y」)は、オドメトリによる自己位置推定結果と地図データとに基づいてより、走行経路の再設定後、走行を再開する(S4019)。
オドメトリによる自己位置推定位置が走行経路から逸脱している場合(「S4007」で「Y」)は、オドメトリによる自己位置推定結果と地図データとに基づいてより、走行経路の再設定後、走行を再開する(S4019)。
オドメトリによる自己位置推定位置が走行経路から逸脱していない場合(「S4007」で「N」)は、配送ロボット200が、ホームポジションに到着し(S4008)、背面開口部285をプリンタ100側へ向けるように、回転を行う(S4009)。回転が終わるとフィニッシャー110と接続して、走行を停止し(S4010)する。その後、充電を開始し(S4011)、帰還の動作が「完了」となる。
図23及び図24は、配送ロボット200の出発から目的地(400−1)に向かう走行中のイメージを模式的に示した説明図である。図23は、出発から地図データ作成時にはなかった障害物である追加障害物650を検出するまでの説明図であり、図24は、追加障害物650を回避して走行する状態の説明図である。
図23及び図24中の「θ」は、障害物検知センサ270による周辺距離測定範囲を示している。
図23及び図24中の「θ」は、障害物検知センサ270による周辺距離測定範囲を示している。
ホームポジションを出発した配送ロボット200は、出発前に地図データに基づいて算出された走行経路L1を進む。その間、常に障害物検知センサ270にて、周囲をモニタする。走行中に、追加障害物650を検知すると、オドメトリ及び周辺距離測定結果から演算される近距離地図と地図データとを比較し、追加障害物650を避けるために新走行経路L2を演算する。新走行経路L2が算出されると、配送ロボット200は、新走行経路L2へと方向転換を行い、目的地へと走行する。
図25は、配送ロボット200が目的地に到着した際の動作を示す説明図である。図25(a)は、目的地である指定端末(400―1)に到着した直後の説明図であり、図25(b)は、目的地である指定端末(400―1)に到着した後、反転し、背面開口部285をユーザー側に向けた状態の説明図である。
図25に示すように、配送ロボット200は、配送先に指定されたユーザー端末(400−1)付近に到着した後、印刷物を受け取りやすいように、背面開口部285側をユーザーへと向けて停止する。
図25に示すように、配送ロボット200は、配送先に指定されたユーザー端末(400−1)付近に到着した後、印刷物を受け取りやすいように、背面開口部285側をユーザーへと向けて停止する。
従来の画像形成装置を配置したオフィス環境では、ユーザーはパーソナルコンピューターから出力させた印刷物を、画像形成装置まで取りに行く必要がある。画像形成装置が出力した印刷物をユーザーまで配送する印刷物配送装置を備える構成であれば、ユーザーは印刷物を画像形成装置まで取りに行く必要がなくなり、その間の作業効率が低下することを抑制することが可能である。
特許文献1には、印刷物配送装置は、後処理機構を備えた後処理装置である。このように、後処理装置が印刷物を配送する構成では、画像形成装置自体が動く構成に比べれば、後処理装置は小型である。しかし、オフィス内を自律走行することが前提であるならば、印刷物配送装置としては後処理装置よりも更に小型のものが望まれる。
本実施形態の配送ロボット200は、画像形成機構や紙折り手段や用紙綴じ手段等の後処理機構を備えておらず、画像形成機構を備えるプリンタ100や後処理機構を備える後処理装置であるフィニッシャー110よりも小型なものとすることができる。後処理装置が自律走行を行う構成に比べて、小型化されることで、小回りが利くため、事前に演算された走行経路をより確実に走行することが可能となる。これにより、狭いオフィスなどでも、安全、且つ、確実に印刷物の配送が可能となる。
また、配送ロボット200は、フィニッシャー110から出力される印刷物を載置台280で受け取り、印刷物保持トレイ800上に載置した状態で印刷物をユーザーPC端末まで配送する。配送ロボット200内に印刷物を搬送する機構を必要としないため、構造の簡素化を図ることができ、印刷物を配送するために移動する単位の小型化を図ることができる。
配送ロボット200の載置台280は、載置台昇降装置290を備え、この載置台昇降装置290によって、載置台280が上昇し、印刷物保持トレイ800に印刷物を受け渡す。ユーザーがユーザーPC端末の前にて座って作業している際、排紙された印刷物を受け取る位置よりも上方の印刷物保持トレイ800で印刷物を保持することによって、配送された印刷物が、取りやすい高さとなる。また、フィニッシャー110に接続されるホームポジションでは印刷物を出力する排出口の高さに載置台280の高さをあわせることで、出力される印刷物の円滑な受け渡しが可能となる。
プリンタ100に印刷物の出力命令を入力したユーザーPC端末まで印刷物を配送するため、ユーザーは印刷物を受け取りにプリンタ100の設置位置まで移動する必要がなく、業務中の作業効率を落とすことなく、業務継続が可能となる。
プリンタ100に印刷物の出力命令を入力したユーザーPC端末まで印刷物を配送するため、ユーザーは印刷物を受け取りにプリンタ100の設置位置まで移動する必要がなく、業務中の作業効率を落とすことなく、業務継続が可能となる。
配送ロボット200は、指定されたユーザーPC端末に到着した際、回転して背面開口部285側をユーザー側へと向けて停止する。ユーザーPC端末到着時に、背面開口部285をユーザー側へ向けて停止することによって、ユーザーが印刷物を取りやすくすることが可能となる。
配送ロボット200は、フィニッシャー110の排出口から排出される印刷物を背面開口部285から受け入れ、載置台280に印刷物を載置して、印刷物保持トレイ800に受け渡す。ユーザーは印刷物保持トレイ800に載置された印刷物を背面開口部285から取り出す。すなわち、背面開口部285は、フィニッシャー110からの印刷物の受け入れる受け入れ口と、配送した印刷物をユーザーが取り出す取り出し口とを兼用する。このように兼用することで、複数の開口部を設ける必要がなくなる。
印刷物を背面開口部285から受け入れるため、フィニッシャー110に接続されているときは、図1や図2に示すように背面開口部285をフィニッシャー110側に向ける必要がある。一方、印刷物を受け取りフィニッシャー110から配送ロボット200が離れるときに、フィニッシャー110に接続された配送ロボット200のすぐ傍に追加障害物650が存在する可能性がある。このため、配送ロボット200がフィニッシャー110から離れるときの進行方向、すなわち、背面開口部285の裏側に障害物検知センサ270を配置している。
図2等に示すように、配送ロボット200における背面開口部285の裏側に障害物検知センサ270を設けることで、ホームポジションから配送を始めるときから、障害物の検出動作を実行することができる。このように、フィニッシャー110から印刷物を確実に受け取りつつ、配送開始時から障害物の検知を開始するため、障害物検知センサ270を設けた進行方向前方に対して背面開口部285は進行方向の後方に設けることとなる。
配送ロボット200が背面開口部285を進行方向の後方に向けたままユーザーの近くで走行を停止しても、ユーザーは背面開口部285から印刷物を取り出し難い。これに対して、本実施形態の配送ロボット200は、指定されたユーザーPC端末に到着した際、回転して背面開口部285側をユーザー側へと向けて停止する。これにより、ユーザーが印刷物を取り易くすることが可能となる。
なお、ここでは、配送ロボット200がフィニッシャー110から印刷物を受け取る場合について説明したが、印刷物をプリンタ100から直接受け取る構成であっても同様である。
なお、ここでは、配送ロボット200がフィニッシャー110から印刷物を受け取る場合について説明したが、印刷物をプリンタ100から直接受け取る構成であっても同様である。
配送ロボット200は、指定されたユーザーPC端末の近傍へと到着後、印刷物検知センサ300により、印刷物が無くなったことを確認すると、ホームポジションへの帰還を開始する。配送ロボット200は、印刷物がなくなることによって、配送完了と判断することができる。
配送ロボット200は、帰還動作開始すると、プリンタ100側へと通信し、配送完了であることを伝達することによって、プリンタ100側は次のジョブの準備を行うことができる。これにより、次のジョブの待ち時間の短縮を図ることができる。
載置台昇降装置290は、載置台280を上昇または下降させるときの昇降スピードを複数選択できる構成としてもよい。静音性が求められる場合は、昇降スピードを遅く制御できる静音モードが選択できるようになる。
本実施形態の印刷物配送システム500では、配送ロボット200が備える載置台昇降装置290によって印刷物を載置した載置台280を昇降させて、所定の印刷物収容部801に印刷物を受け渡すことで印刷物が混載しないように仕分ける。印刷物収容部801等の複数の印刷物保持部に印刷物を仕分ける構成としては、これに限るものではない。例えば、プリンタ100等の画像形成装置本体側に、排出した印刷物を上下方向に移動させる機構を設け、配送ロボット200等の印刷物配送装置の上下方向に複数段配置した印刷物保持部に印刷物を仕分けるように受け渡す構成としてもよい。さらに、プリンタ100等の画像形成装置本体側の印刷物の排出位置を上下方向に複数設け、配送ロボット200等の印刷物配送装置側に各排出位置に対応する複数の印刷物保持部を設ける構成としてもよい。
プリンタ100やフィニッシャー110等の画像形成装置本体側の排紙口に対して、配送ロボット200等の印刷物配送装置の背面開口部285等の受取口が下側に配置されることにより、積載容量を確保できる。さらに、受取口に届けられた印刷物を、載置台昇降装置290等の昇降機構によって、印刷物収容部801等の印刷物保持部へと仕分けることが可能となるため、複数ユーザーの印刷物が混載されることなく、配送することができる。
また、印刷物収容部801等の印刷物保持部を複数配置する構成としては、上下方向に複数段配置する構成に限らず水平方向に複数配置する構成としてもよい。しかし、上下方向に配置することで、配送ロボット200等の印刷物配送装置の水平方向の大きさの小型化を図ることができ、水平方向に配置する構成に比べて、より幅の狭い経路を通過可能となる。
プリンタ100は転写紙等のトナーを用いて画像を形成する電子写真方式の画像形成装置であるが、本発明を適用可能な印刷物配送システム500で用いる画像形成装置はこれに限るものではない。インクジェット方式の画像形成装置や感熱紙に対して画像を形成するサーマル方式の画像形成装置など、記録媒体上に画像を形成するものであれば適用可能である。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
印刷物を配送する配送ロボット200等の印刷物配送装置において、印刷物を保持し、保持している印刷物を外部から取り出すことが可能な印刷物収容部801等の印刷物保持部を複数備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、印刷物保持部を複数備えることで、種類の異なる印刷物毎に保持する印刷物保持部を異ならせることが可能となる。印刷物保持部が異なることで印刷物同士が混ざることを防止し、複数種類の印刷物を区別可能な状態で配送することが可能となる。
印刷物を配送する配送ロボット200等の印刷物配送装置において、印刷物を保持し、保持している印刷物を外部から取り出すことが可能な印刷物収容部801等の印刷物保持部を複数備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、印刷物保持部を複数備えることで、種類の異なる印刷物毎に保持する印刷物保持部を異ならせることが可能となる。印刷物保持部が異なることで印刷物同士が混ざることを防止し、複数種類の印刷物を区別可能な状態で配送することが可能となる。
(態様B)
態様Aにおいて、画像形成手段や後処理手段を備えず、プリンタ100等の画像形成装置から出力される印刷物、または、画像形成装置で画像が形成された印刷物に後処理を施すフィニッシャー110等の後処理装置から出力される印刷物を受け取り、画像形成装置または後処理装置から分離して、受け取った用紙束P等の印刷物をユーザーPC端末近傍等の目的地まで配送する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、フィニッシャー等の後処理機構を備えたものが移動する従来の構成よりも小型化が可能である。
態様Aにおいて、画像形成手段や後処理手段を備えず、プリンタ100等の画像形成装置から出力される印刷物、または、画像形成装置で画像が形成された印刷物に後処理を施すフィニッシャー110等の後処理装置から出力される印刷物を受け取り、画像形成装置または後処理装置から分離して、受け取った用紙束P等の印刷物をユーザーPC端末近傍等の目的地まで配送する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、フィニッシャー等の後処理機構を備えたものが移動する従来の構成よりも小型化が可能である。
(態様C)
態様AまたはBにおいて、印刷物収容部801等の印刷物保持部を上下方向に複数段となるように配置する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、配送ロボット200等の印刷物配送装置の水平方向の大きさの小型化を図ることができ、より小回りが効く構成を実現できる。
態様AまたはBにおいて、印刷物収容部801等の印刷物保持部を上下方向に複数段となるように配置する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、配送ロボット200等の印刷物配送装置の水平方向の大きさの小型化を図ることができ、より小回りが効く構成を実現できる。
(態様D)
態様Cにおいて、印刷物収容部801等の印刷物保持部で用紙束P等の印刷物の下面を支えて保持する印刷物保持トレイ800等の印刷物保持部材と、印刷物保持部材を水平方向に開閉するトレイ開閉機構310等の保持部材開閉手段と、プリンタ100等の画像形成装置本体またはフィニッシャー110等の後処理装置から出力される印刷物を印刷物保持部の下方で受け取り載置する載置台280等の印刷物載置台と、印刷物載置台を昇降させる載置台昇降装置290等の印刷物載置台昇降手段と、を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、印刷物保持部材が水平方向に開閉することによって、印刷物載置台昇降手段の印刷物載置台に載置された印刷物を所望の高さの印刷物保持部へと上昇移動させることができる。そして、上昇移動後に印刷物保持部材が閉じることによって印刷物を所望の印刷物保持部で保持することが可能となる。
態様Cにおいて、印刷物収容部801等の印刷物保持部で用紙束P等の印刷物の下面を支えて保持する印刷物保持トレイ800等の印刷物保持部材と、印刷物保持部材を水平方向に開閉するトレイ開閉機構310等の保持部材開閉手段と、プリンタ100等の画像形成装置本体またはフィニッシャー110等の後処理装置から出力される印刷物を印刷物保持部の下方で受け取り載置する載置台280等の印刷物載置台と、印刷物載置台を昇降させる載置台昇降装置290等の印刷物載置台昇降手段と、を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、印刷物保持部材が水平方向に開閉することによって、印刷物載置台昇降手段の印刷物載置台に載置された印刷物を所望の高さの印刷物保持部へと上昇移動させることができる。そして、上昇移動後に印刷物保持部材が閉じることによって印刷物を所望の印刷物保持部で保持することが可能となる。
(態様E)
態様A乃至Dの何れかの態様において、プリンタ100等の画像形成装置の印刷物の出力情報から得られる印刷物の枚数情報に応じて、複数段の印刷物収容部801等の印刷物保持部の中から印刷物を保持する印刷物保持部を選択する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、印刷物を分配する際、印刷物枚数によって、使用される印刷物保持部の高さ方向の領域を変化させることによって、様々な印刷ボリュームに対してフレキシブルに対応が可能となる。
態様A乃至Dの何れかの態様において、プリンタ100等の画像形成装置の印刷物の出力情報から得られる印刷物の枚数情報に応じて、複数段の印刷物収容部801等の印刷物保持部の中から印刷物を保持する印刷物保持部を選択する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、印刷物を分配する際、印刷物枚数によって、使用される印刷物保持部の高さ方向の領域を変化させることによって、様々な印刷ボリュームに対してフレキシブルに対応が可能となる。
(態様F)
態様A乃至Eの何れかの態様において、印刷物収容部801等の印刷物保持部の印刷物の有無を検知する印刷物検知センサ300等の印刷物検知手段を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、印刷物保持部に印刷物検知手段が備えられていることによって、印刷物保持部に保持された印刷物の有無を把握でき、ユーザーが印刷物を受け取ったか否かを認識することが可能となる。
態様A乃至Eの何れかの態様において、印刷物収容部801等の印刷物保持部の印刷物の有無を検知する印刷物検知センサ300等の印刷物検知手段を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、印刷物保持部に印刷物検知手段が備えられていることによって、印刷物保持部に保持された印刷物の有無を把握でき、ユーザーが印刷物を受け取ったか否かを認識することが可能となる。
(態様G)
態様A乃至Fの何れかの態様において、ユーザーPC端末近傍等の目的地に到着したときに、複数の印刷物収容部801等の印刷物保持部の中から当該目的地への配送対象の印刷物を保持する印刷物保持部を報知する報知ランプ321等の報知手段を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、印刷物の配送時に、該当ユーザーの印刷物が保持された印刷物保持部がどれかを、該当ユーザーに容易に視認させることが可能となる。
態様A乃至Fの何れかの態様において、ユーザーPC端末近傍等の目的地に到着したときに、複数の印刷物収容部801等の印刷物保持部の中から当該目的地への配送対象の印刷物を保持する印刷物保持部を報知する報知ランプ321等の報知手段を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、印刷物の配送時に、該当ユーザーの印刷物が保持された印刷物保持部がどれかを、該当ユーザーに容易に視認させることが可能となる。
(態様H)
態様A乃至Gの何れかの態様において、プリンタ100等の画像形成装置本体と無線通信する配送側通信部210等の配送側通信手段と、各部の制御を行うサブ制御部220等の配送制御手段と、画像形成装置本体またはフィニッシャー110等の後処理装置から分離して自律走行するための台車部230等の自律走行手段と、自律走行手段の動力源となるバッテリー240等の蓄電池と、事前に入力される地図データベース等の地図情報と、自律走行しながら獲得する追加障害物650の位置情報等の情報とを記憶する配送内部メモリ251等の記憶手段と、自律走行の経路を演算するための経路演算装置260等の演算手段と、走行経路上の障害物を検知する障害物検知センサ270等の障害物検知手段と、プリンタ100等の画像形成装置本体またはフィニッシャー110等の後処理装置から出力される印刷物を保持する印刷物収容部801等の印刷物保持手段と、印刷物保持手段での印刷物の有無を検知する印刷物検知センサ300等の印刷物検知手段と、を備え、印刷物保持手段が印刷物を保持していることを確認すると、演算手段が地図情報上の目的地までの経路の演算を行い、演算した経路に沿った走行中に障害物検知手段が記憶手段の地図情報上に存在しない障害物を検知すると回避動作を行い、新たに経路の演算を行いながら記憶手段が備える地図情報を更新しつつ、印刷物をユーザーPC端末近傍等の目的地まで配送配送する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、配送ロボット200等の印刷物配送装置が自律走行によって目的地まで印刷物を搬送する構成を実現することが可能となる。
態様A乃至Gの何れかの態様において、プリンタ100等の画像形成装置本体と無線通信する配送側通信部210等の配送側通信手段と、各部の制御を行うサブ制御部220等の配送制御手段と、画像形成装置本体またはフィニッシャー110等の後処理装置から分離して自律走行するための台車部230等の自律走行手段と、自律走行手段の動力源となるバッテリー240等の蓄電池と、事前に入力される地図データベース等の地図情報と、自律走行しながら獲得する追加障害物650の位置情報等の情報とを記憶する配送内部メモリ251等の記憶手段と、自律走行の経路を演算するための経路演算装置260等の演算手段と、走行経路上の障害物を検知する障害物検知センサ270等の障害物検知手段と、プリンタ100等の画像形成装置本体またはフィニッシャー110等の後処理装置から出力される印刷物を保持する印刷物収容部801等の印刷物保持手段と、印刷物保持手段での印刷物の有無を検知する印刷物検知センサ300等の印刷物検知手段と、を備え、印刷物保持手段が印刷物を保持していることを確認すると、演算手段が地図情報上の目的地までの経路の演算を行い、演算した経路に沿った走行中に障害物検知手段が記憶手段の地図情報上に存在しない障害物を検知すると回避動作を行い、新たに経路の演算を行いながら記憶手段が備える地図情報を更新しつつ、印刷物をユーザーPC端末近傍等の目的地まで配送配送する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、配送ロボット200等の印刷物配送装置が自律走行によって目的地まで印刷物を搬送する構成を実現することが可能となる。
(態様I)
転写紙等の記録媒体に画像を形成する印刷動作部150等の画像形成部と、画像形成部が画像を形成した印刷物を目的地まで配送する印刷物配送手段と、を備えるプリンタ100等の画像形成装置において、印刷物配送手段として、態様A乃至Hの何れかに係る配送ロボット200等の印刷物配送装置を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、画像形成を行った印刷物を狭いオフィスなどでも、安全、且つ、確実に印刷物の配送が可能な構成を実現することができる。また、複数種類の印刷物を区別可能な状態で配送することが可能となる。
転写紙等の記録媒体に画像を形成する印刷動作部150等の画像形成部と、画像形成部が画像を形成した印刷物を目的地まで配送する印刷物配送手段と、を備えるプリンタ100等の画像形成装置において、印刷物配送手段として、態様A乃至Hの何れかに係る配送ロボット200等の印刷物配送装置を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、画像形成を行った印刷物を狭いオフィスなどでも、安全、且つ、確実に印刷物の配送が可能な構成を実現することができる。また、複数種類の印刷物を区別可能な状態で配送することが可能となる。
(態様J)
転写紙等の記録媒体に画像を形成し、印刷物として出力するプリンタ100等の画像形成手段と、画像形成手段が出力した印刷物を目的地まで配送する印刷物配送手段と、を備える印刷物配送システム500等の印刷物配送システムにおいて、印刷物配送手段として、態様A乃至Hの何れかに係る配送ロボット200等の印刷物配送装置を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、画像形成手段が出力した印刷物を狭いオフィスなどでも、安全、且つ、確実に印刷物の配送が可能な構成を実現することができる。また、複数種類の印刷物を区別可能な状態で配送することが可能となる。
転写紙等の記録媒体に画像を形成し、印刷物として出力するプリンタ100等の画像形成手段と、画像形成手段が出力した印刷物を目的地まで配送する印刷物配送手段と、を備える印刷物配送システム500等の印刷物配送システムにおいて、印刷物配送手段として、態様A乃至Hの何れかに係る配送ロボット200等の印刷物配送装置を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、画像形成手段が出力した印刷物を狭いオフィスなどでも、安全、且つ、確実に印刷物の配送が可能な構成を実現することができる。また、複数種類の印刷物を区別可能な状態で配送することが可能となる。
100 プリンタ
101 本体側通信部
102 メイン制御部
103 本体内部メモリ
104 インターフェース
110 フィニッシャー
150 印刷動作部
200 配送ロボット
210 配送側通信部
220 サブ制御部
230 台車部
231b 補助タイヤ
231a 駆動タイヤ
232 駆動モータ
240 バッテリー
250 地図データベースメモリ
251 配送内部メモリ
260 経路演算装置
270 障害物検知センサ
280 載置台
285 背面開口部
290 載置台昇降装置
291 昇降モータ
292 昇降リンク
293 昇降シャフト
294 ボールネジ
300 印刷物検知センサ
310 トレイ開閉機構
311 リンク
311a 回動中心
312 偏心カム
312a カム中心
313 バネ
320 報知ランプ部
321 報知ランプ
321e 第五報知ランプ
321d 第四報知ランプ
400 PC端末
500 印刷物配送システム
600 障害物
600a 障害物位置情報
601 測定点
650 追加障害物
800 印刷物保持トレイ
800b 第二印刷物保持トレイ
800c 第三印刷物保持トレイ
800e 第五印刷物保持トレイ
800i 第九印刷物保持トレイ
801 印刷物収容部
801a 第一印刷物収容部
801b 第二印刷物収容部
801c 第三印刷物収容部
801d 第四印刷物収容部
801e 第五印刷物収容部
801j 第十印刷物収容部
L1 走行経路
L2 新走行経路
P 用紙束
P1 第一用紙束
P2 第二用紙束
P3 第三用紙束
101 本体側通信部
102 メイン制御部
103 本体内部メモリ
104 インターフェース
110 フィニッシャー
150 印刷動作部
200 配送ロボット
210 配送側通信部
220 サブ制御部
230 台車部
231b 補助タイヤ
231a 駆動タイヤ
232 駆動モータ
240 バッテリー
250 地図データベースメモリ
251 配送内部メモリ
260 経路演算装置
270 障害物検知センサ
280 載置台
285 背面開口部
290 載置台昇降装置
291 昇降モータ
292 昇降リンク
293 昇降シャフト
294 ボールネジ
300 印刷物検知センサ
310 トレイ開閉機構
311 リンク
311a 回動中心
312 偏心カム
312a カム中心
313 バネ
320 報知ランプ部
321 報知ランプ
321e 第五報知ランプ
321d 第四報知ランプ
400 PC端末
500 印刷物配送システム
600 障害物
600a 障害物位置情報
601 測定点
650 追加障害物
800 印刷物保持トレイ
800b 第二印刷物保持トレイ
800c 第三印刷物保持トレイ
800e 第五印刷物保持トレイ
800i 第九印刷物保持トレイ
801 印刷物収容部
801a 第一印刷物収容部
801b 第二印刷物収容部
801c 第三印刷物収容部
801d 第四印刷物収容部
801e 第五印刷物収容部
801j 第十印刷物収容部
L1 走行経路
L2 新走行経路
P 用紙束
P1 第一用紙束
P2 第二用紙束
P3 第三用紙束
Claims (10)
- 印刷物を配送する印刷物配送装置において、
印刷物を保持し、保持している印刷物を外部から取り出すことが可能な印刷物保持部を複数備えることを特徴とする印刷物配送装置。 - 請求項1の印刷物配送装置において、
画像形成手段や後処理手段を備えず、上記画像形成装置から出力される印刷物、または、該画像形成装置で画像が形成された印刷物に後処理を施す後処理装置から出力される印刷物を受け取り、
該画像形成装置または該後処理装置から分離して、受け取った印刷物を目的地まで配送することを特徴とする印刷物配送装置。 - 請求項1または2の何れかに記載の印刷物配送装置において、
上記印刷物保持部を上下方向に複数段となるように配置することを特徴とする印刷物配送装置。 - 請求項3の印刷物配送装置において、
上記印刷物保持部で印刷物の下面を支えて保持する印刷物保持部材と、
該印刷物保持部材を水平方向に開閉する保持部材開閉手段と、
上記画像形成装置本体または上記後処理装置から出力される印刷物を上記印刷物保持部の下方で受け取り載置する印刷物載置台と、
該印刷物載置台を昇降させる印刷物載置台昇降手段と、を備えることを特徴とする印刷物配送装置。 - 請求項1乃至4の何れかに記載の印刷物配送装置において、
上記画像形成装置の印刷物の出力情報から得られる印刷物の枚数情報に応じて、複数段の上記印刷物保持部の中から印刷物を保持する印刷物保持部を選択することを特徴とする印刷物配送装置。 - 請求項1乃至5の何れかに記載の印刷物配送装置において、
上記印刷物保持部の印刷物の有無を検知する印刷物検知手段を備えることを特徴とする印刷物配送装置。 - 請求項1乃至6の何れかに記載の印刷物配送装置において、
目的地に到着したときに、複数の上記印刷物保持部の中から当該目的地への配送対象の印刷物を保持する該印刷物保持部を報知する報知手段を備えることを特徴とする印刷物配送装置。 - 請求項1乃至7の何れかに記載の印刷物配送装置において、
上記画像形成装置本体と無線通信する配送側通信手段と、
各部の制御を行う配送制御手段と、
該画像形成装置本体または上記後処理装置から分離して自律走行するための自律走行手段と、
該自律走行手段の動力源となる蓄電池と、
事前に入力される地図情報と、自律走行しながら獲得する情報とを記憶する記憶手段と、
自律走行の経路を演算するための演算手段と、
走行経路上の障害物を検知する障害物検知手段と、
上記画像形成装置本体または上記後処理装置から出力される印刷物を保持する印刷物保持手段と、
該印刷物保持手段での印刷物の有無を検知する印刷物検知手段と、を備え、
該印刷物保持手段が印刷物を保持していることを確認すると、
上記演算手段が地図情報上の目的地までの経路の演算を行い、演算した経路に沿った走行中に該障害物検知手段が該記憶手段の地図情報上に存在しない障害物を検知すると回避動作を行い、
新たに経路の演算を行いながら該記憶手段が有する地図情報を更新しつつ、印刷物を目的地まで配送配送することを特徴とした印刷物配送装置。 - 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
該画像形成部が画像を形成した印刷物を目的地まで配送する印刷物配送手段と、を備える画像形成装置において、
上記印刷物配送手段として、請求項1乃至8の何れかに記載の印刷物配送装置を用いることを特徴とする画像形成装置。 - 記録媒体に画像を形成し、印刷物として出力する画像形成手段と、
該画像形成手段が出力した印刷物を目的地まで配送する印刷物配送手段と、を備える印刷物配送システムにおいて、
上記印刷物配送手段として、請求項1乃至8の何れかに記載の印刷物配送装置を用いることを特徴とする印刷物配送システム。
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---|---|---|---|
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US12001730B2 (en) | 2022-05-31 | 2024-06-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus, printer driver, and system for outputting a printed material based on a print job |
-
2015
- 2015-01-14 JP JP2015005200A patent/JP2016130964A/ja active Pending
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