JP2016130648A - 測定方法及び測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成でありながら、精度良く長尺物の形状を測定できる測定方法及び測定装置を提供する。
【解決手段】長尺物の長手方向一端の傾きAを水準器で測定し、長尺物の長手方向他端の傾きBを水準器で測定し、更に長尺物の形状h(x)を測定して、第1の位置の傾きCと、第2の位置の傾きDとを求め、傾きA、B、C、Dに基づいて、形状h(x)から放物線誤差g(x)を除去することで、長尺物の撓み等の影響を排除して、長尺物の実際の形状f(x)を精度良く求めることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、測定方法及び測定装置に関し、長尺物の真直形状、面形状を高精度に測定できる測定方法及び測定装置に関する。
長尺物の面形状や断面直線形状を精度良く測定をするために、基準となる直定規との比較測定を実施することがある。あるいは、光軸の直線性を基準にして、走査方向に被測定面と2点で当接する台上の鏡の傾斜をオートコリメータで測定して、直線形状を算出する方法も用いられている。また、基準が使えないときには、多点法プローブを用いた多点法により、運動誤差と形状誤差を分離する方法がとられる。
真直形状や平面形状の測定対象が大型化するのに伴い、基準定規が長尺化し、その作成が困難になってきている。また、空中での光線の揺らぎの影響で光軸の基準も十分な精度を保てない場合もある。このような背景から、多点法を用いた測定の必要性が高まっているが、多点法ではゼロ点調整誤差による放物線誤差の問題があり、しかも長尺になるほど放物線誤差が大きくなるという問題がある。
特許文献1には、例えばステージの傾斜を、形状測定における移動開始点と終了点の静止時に計測し、多点法プローブで測定評価した運動真直形状における両端の傾斜の差に含まれる、多点法プローブのゼロ点調整誤差による放物線誤差の影響を抽出できることを利用して、目的の形状測定データそのものから多点法プローブのゼロ点の校正が出来る、いわゆるその場校正を実現できる技術が開示されている。
特開2009−281768号公報
ところで、特許文献1に開示された技術では、ステージの剛性に対して比較的軽い長尺物を想定しており、移動時におけるステージと定盤とフレームを含む構成全体の撓みを無視して多点法プローブのゼロ点の校正を行っている。ところが、実際の長尺物は比較的重量があるものも多く、測定中における上記撓みを無視できないという問題がある。
本発明は、かかる問題点に鑑み、簡素な構成でありながら、精度良く長尺物の形状を測定できる測定方法及び測定装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の測定方法は、長尺物の形状を測定する測定方法において、
前記長尺物の第1の位置の傾きAを水準器で測定し、前記長尺物の前記第1の位置に対して長手方向に離間した第2の位置の傾きBを水準器で測定する工程と、
前記長尺物の形状h(x)を測定し、測定した形状h(x)に基づいて、前記第1の位置の傾きCと、前記第2の位置の傾きDとを求める工程と、
前記傾きA、B、C、Dに基づいて、前記形状h(x)から放物線誤差g(x)を除去し、前記長尺物の実際の形状f(x)を求める工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、前記長尺物の長手方向一端の傾きAを水準器で測定し、前記長尺物の長手方向他端の傾きBを水準器で測定し、更に前記長尺物の形状h(x)を測定し、測定した形状h(x)に基づいて、前記第1の位置の傾きCと、前記第2の位置の傾きDとを求め、前記傾きA、B、C、Dに基づいて、前記形状h(x)から放物線誤差g(x)を除去することで、例えば長尺物を載置するステージ、ステージを支持する定盤、長尺物の形状を測定するプローブを保持するフレームなどを含む構成全体の撓み等の影響を排除して、前記長尺物の実際の形状f(x)を精度良く求めることができる。
請求項2に記載の測定方法は、請求項1に記載の発明において、前記第1の位置は前記長尺物の一端であり、前記第2の位置は前記長尺物の他端であることを特徴とする。
これにより前記長尺物において、前記第1の位置と前記第2の位置とを最大限離すことが出来るから、前記形状h(x)から放物線誤差g(x)を有効に除去することができる。
請求項3に記載の測定方法は、請求項1又は2に記載の発明において、前記長尺物の形状h(x)は、逐次三点法により測定されることを特徴とする。
逐次三点法を用いることで、前記長尺物の形状を精度良く測定できる。尚、逐次三点法については、特開2009−281768号公報等に詳細に示されている。
請求項4に記載の測定装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の測定方法を実行する測定装置であって、センサホルダと、前記センサホルダに対して相対移動可能となっており、前記長尺物を載置したステージと、前記センサホルダに取り付けられ、前記長尺物の形状を測定する3つのプローブと、前記長尺物の傾きを測定する水準器とを有することを特徴とする。
請求項5に記載の測定装置は、請求項4に記載の発明において、前記第1の位置及び前記第2の位置の少なくとも一方の近傍にて、前記ステージの傾きを測定する水準器を設けたことを特徴とする。
上述したように、前記長尺物を載置した前記ステージには無視できない撓みが生じる場合があるので、その撓みに相当する前記ステージの傾きを、前記第1の位置及び前記第2の位置の少なくとも一方の近傍にて水準器で測定することで、撓みの誤差を除去してより高精度な測定を行える。使用する水準器は、全て共通なものでも良いし、別な水準器でも良い。尚、「前記第1の位置、前記第2の位置の近傍」とは、前記ステージの傾きが、前記第1の位置、前記第2の位置の傾きに実質的に影響を与える位置(つまり同じ評価ができる位置)であると好ましい。
請求項6に記載の測定装置は、請求項4又は5に記載の発明において、前記水準器は、前記長尺物に当接するヘッドに対して回転する回転体に取り付けられており、前記長尺物の前記第1の位置及び前記第2の位置のいずれかに前記ヘッドを当接させた際に、前記水準器の測定可能範囲を超えた場合、前記回転体を回転させて前記測定可能範囲内に入るように前記ヘッドに対する前記水準器の姿勢を変更できるようになっており、更に、前記回転体の回転角を読み取り可能な検出器を有することを特徴とする。
これにより、例えば前記長尺物の前記第1の位置に対して、前記第2の位置の傾きの差が大きすぎて前記水準器の測定可能範囲を超えてしまうような場合には、前記回転体を回転させて前記測定可能範囲内に入るように前記ヘッドに対する前記水準器の姿勢を変更し、更に前記検出器で読み取った前記回転体の回転角に基づいて、前記第2の傾きを精度良く求めることができる。
本発明によれば、簡素な構成でありながら、精度良く長尺物の形状を測定できる測定方法及び測定装置を提供することができる。
本実施の形態にかかる測定装置の概略図である。 (a)は長尺物の形状を示し、(b)は誤差内在形状h(x)を示し、(c)は放物線誤差g(x)を示し、(d)は長尺物の実際の形状を示す図である。 本実施の形態にかかる測定装置に用いることができる水準器の概略図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本実施の形態にかかる測定装置の概略図である。図1において、不図示の定盤上に、x方向に沿って移動可能に配置されたステージST上に、測定対象となる長さLの長尺物OBJが、その長手方向をx方向に沿って載置されている。長尺物OBJには、長尺物OBJの上面(被測定面)の走査方向における傾きを計測する水準器LVを載置可能となっている。水準器LVの種類は問わないが、後述するタイプの水準器が好ましい。尚、x方向に直交する鉛直方向をz方向とし、x方向及びz方向に直交する方向をy方向とする。
一方、不図示の定盤上にフレームFRが立設され、フレームFRにはセンサホルダHLDが固定されている。センサホルダHLDは、変位センサである3本のプローブPB1,PB2,PB3を、x方向に沿って配置している。プローブPB1,PB2,PB3の検出感度軸方向は、z方向であり、その検出感度軸間隔はdである。
次に、本実施の形態における長尺物の測定方法について、図2を参照して説明する。まず、水準器LVにより、長尺物OBJの測定始端(図1で左端)における上面の傾きAを求める。次いで、水準器LVを長尺物OBJの測定終端(図1で右端)へと移動させ、ここで上面の傾きBを求める。尚、水準器は一般的に安定までに時間がかかるが、このような水準器を用いる場合、2つの水準器により傾きA,Bをそれぞれ求めるようにすると、測定時間を短縮できる。
その後、逐次3点法により長尺物OBJの上面の形状を測定する。具体的には、ステージSTをx方向に移動させることで、プローブPB1,PB2,PB3と、長尺物OBJとを相対移動させながら、プローブPB1,PB2,PB3から出力された信号値を記
憶する。
ここで、長尺物OBJの上面の表面形状をf(x)で表す。また、中央のプローブPB2の測定位置が位置xの場合に、各プローブPB1,PB2,PB3によって得られる測定値を、それぞれ、M1(x),M2(x),M3(x)で表すものとする。
ステージSTを移動する際に、不図示のリニアガイドの形状誤差などにより、全体がz方向に移動したり、全体が傾斜したりする。そこで、プローブPB2の測定位置が位置xの場合に、ステージSTのz方向の移動量を走査誤差ez(x)とし、傾斜量を傾斜誤差ep(x)とすると、各測定値M1(x)〜M3(x)は、以下の式(1)〜(3)のように表せる。
M1(x)=f(x−d)+ez(x)−d・ep(x) (1)
M2(x)=f(x)+ez(x) (2)
M3(x)=f(x+d)+ez(x)+d・ep(x) (3)
式(1)〜(3)より、f(x)の二階差分を求めると、以下の式(4)となる。
Δ2f(x)
={f(x+d)−2・f(x)+f(x−d)}/d2
=[{f(x+d)−f(x)}−{f(x)−f(x−d)}]/d2
={M3(x)−2・M2(x)−M1(x)}/d2 (4)
よって、Δ2f(x)は、ステージSTの走査誤差ez(x)、傾斜誤差ep(x)の影響を受けることなく、測定値M1(x),M2(x),M3(x)及び間隔dで表されることとなる。
つまり、測定値M1(x)〜M3(x)等により得られたΔ2f(x)を二階積分することにより、長尺物OBJの上面の表面形状f(x)を知ることができる。なお、f(x)の一次以下の項は、長尺物OBJの測定部分の平均的な距離、傾きを表すことになるので、形状測定においては無視することができる。
しかし、実際には、センサホルダHLDに支持された各プローブPB1,PB2,PB3には、測定時の基準点のずれ、いわゆるゼロ点ずれが存在する。例えば、各プローブPB1,PB2,PB3のz方向の基準点からのずれを、それぞれ、k1,k2,k3とおいて、式(1)〜(3)を再計算すると、以下の式(1)′〜(3)′となる。
M1(x)=f(x−d)+ez(x)−d・ep(x)+k1 (1)′
M2(x)=f(x)+ez(x)+k2 (2)′
M3(x)=f(x+d)+ez(x)+d・ep(x)+k3 (3)′
更に、f(x)の二階差分を取ると、以下の式(4)′となる。
Δ2f(x)
={f(x+d)−2・f(x)+f(x−d)}/d2
={M3(x)−2・M2(x)−M1(x)}/d2−{k3−2・k2+k1}/d2
={M3(x)−2・M2(x)−M1(x)}−k123/d2 (4)′
ただし、式(4)′において、k3−2・k2+k1=k123とした。
さらに、式(4)′に基づいて、Δ2f(x)を二階積分すると、測定値M1(x)〜M3(x)等の項の他に、k123/2d2を係数としたx2に比例する項が生じる。したがって、測定値M1(x)〜M3(x)から得られる値は、表面形状f(x)からk123・x2/2d2の分ずれたものであり、これは、いわゆる放物線誤差として知られるゼロ点ずれに起因する誤差である。かかる放物線誤差をg(x)とする。つまり、プローブPB1,PB2,PB3の信号値からは、長尺物OBJの真の上面形状f(x)に、放物線誤差g(x)が重畳された、誤差内在形状h(x)=f(x)+g(x)が求められることとなり、よって放物線誤差g(x)を求めない限り、真の長尺物OBJの上面形状f(x)を得ることができない。
そこで、本発明者は鋭意研究の結果、簡素な測定を加えるだけで放物線誤差g(x)を求めることができる技術を見出したのである。これを具体的に説明する。測定前に、水準器LVにより、長尺物OBJの第1の位置である測定始端(x=0)における上面の傾きAを求め、且つ長尺物OBJの第2の位置である測定終端(x=L)における上面の傾きBを求めておき、その差は(A−B)である(図2(a))。
一方、図2(b)に示す誤差内在形状h(x)を微分して、x=0、Lを代入することで、長尺物OBJの測定始端及び測定終端における傾き角が分かる。これをそれぞれC=h’(0)、D=h’(L)とすると、その差は(C−D)である。ここで、(A−B)と(C−D)の差は、2次式で表せる放物線誤差g(x)が原因であり(図2(c))、計測ピッチと繰り返し回数に依存する。つまり、g(0)−g(L)=0−k123・L2/2d2=(A−C)―(B−D)から、k123の係数値を求めることが出来、これにより放物線誤差g(x)が求まる。放物線誤差g(x)が求まれば、誤差内在形状h(x)との差を求めることで、長尺物OBJの真の上面形状f(x)を求めることができるのである(図2(d))。尚、測定始端及び測定終端の近傍(例えばx=0,L且つy方向にシフトした位置、極力長尺物OBJに近いと好ましい)におけるステージST上の撓みを水準器LVで測定し、その測定値に基づいてステージSTの撓みに起因した誤差を排除することで、より高精度に上面形状f(x)を求めることもできる。
図3は、本実施の形態にかかる測定装置に用いることができる水準器を示す概略図であり、水準器の使用状態を示している。図3において、測定ヘッドHEDの下面には、例えば接触点を結ぶと正三角形になるように3本の接触子CPを突出して形成している。一方、測定ヘッドHED上には、サーボモータSMを保持した保持部SPが固定されている。サーボモータSMの回転軸は水平であり、回転体及び検出器としてのロータリエンコーダREに連結されており、サーボモータSMの回転軸の回転角度を読み取ることができるようになっている。ロータリエンコーダREには水準器LVが取り付けられて、一体的に回転するようになっている。
水準器LVは、ケースCSを有している。ケースCSの底部には容器VLが形成されており、容器VL内にはシリコン油などの高粘度液体LQが貯留されていて、その中に逆円錐形状の浮き子FTが浮かべられている。浮き子FTの底と容器VLの底面とは、糸SGにより連結されて、浮き子FTの傾きは許容するが移動は制限している。浮き子FTの上面は、高粘度液体LQより上方に露出しており、ここに鏡MRが取り付けられている。
一方、ケースCS内には、容器VLの上方において、光源LDとビームスプリッタBSと光検出器PDとが取り付けられている。光源LDから出射した検査光束は、ビームスプリッタBSで反射されて、浮き子FT上の鏡MRに向かい、ここで反射してビームスプリッタBSを通過し、光検出器PDに入射するようになっている。測定ヘッドHEDの接触子CPを水平面に載置したとき、光検出器PDに入射する検査光束は、光検出器PDの測定部基準位置(例えば測定可能範囲中心)に入射するように校正されているものとする。又、サーボモータSMは静止している。
ここで、図3(a)に示す状態は、長尺物OBJの測定始端に、測定ヘッドHEDをおいた状態であるものとする。このとき、接触子CPを長尺物OBJの上面に接触させた測定ヘッドHEDは、長尺物OBJの測定始端に倣って傾くが、容器VL内の高粘度液体LQの液面は水平を維持する。従って、光源LDとビームスプリッタBSと光検出器PDとは、液面に対して相対的に傾くこととなるので、光源LDから出射した検査光束は、ビームスプリッタBSで反射され、浮き子FT上の鏡MRで更に反射されて、光検出器PDに入射したときに、測定部基準位置に対して入射点のずれが生じる。かかるずれを検出することで、長尺物OBJの測定始端における上面の傾き量を精度良く検出できる。
一方、図3(b)に示す状態は、長尺物OBJの測定始端から測定終端へと同じ水準器を移動させ、同様に測定ヘッドHEDをおいた状態であるものとする。しかるに、長尺物OBJの測定終端に測定ヘッドHEDを置いたとき、測定終端での傾き量が大きすぎて、光検出器PDの測定可能範囲を超えてしまう場合がある。そこで、かかる場合には、サーボモータSMを駆動してロータリエンコーダREを水準器LVのケースCS毎回転させ、検査光束が光検出器PDの測定可能範囲内に入射するようにする。このとき、測定部基準位置に対する入射点のずれ量に、ロータリエンコーダREにより検出したケースCSの回転角を加算もしくは減算することで、長尺物OBJの測定終端における上面の傾き量を精度良く検出できる。尚、以上より明らかであるが、長尺物OBJの測定始端における光検出器PDへの検査光束の入射位置と、測定終端における光検出器PDへの検査光束の入射位置とが同一となれば、傾きの差はロータリエンコーダREの読み取り値のみに対応することとなるので、より高精度な測定を行える(零位法)。
本発明は、明細書に記載の実施例に限定されるものではなく、他の実施例・変形例を含むことは、本明細書に記載された実施例や思想から本分野の当業者にとって明らかである。明細書の記載及び実施例は、あくまでも例証を目的としており、本発明の範囲は後述するクレームによって示されている。例えば、上述した実施の形態では、ステージSTを移動させているが、プローブPB1,PB2,PB3を保持するセンサホルダHLD側を移動させてもよい。
FR フレーム
HLD センサホルダ
LV 水準器
OBJ 長尺物
PB1,PB2,PB3 プローブ
ST ステージ
BS ビームスプリッタ
CP 接触子
CS ケース
FT 浮き子
HED 測定ヘッド
LD 光源
LQ 高粘度液体
MR 鏡
PD 光検出器
RE ロータリエンコーダ
SG 糸
SM サーボモータ
SP 保持部
VL 容器

Claims (6)

  1. 長尺物の形状を測定する測定方法において、
    前記長尺物の第1の位置の傾きAを水準器で測定し、前記長尺物の前記第1の位置に対して長手方向に離間した第2の位置の傾きBを水準器で測定する工程と、
    前記長尺物の形状h(x)を測定し、測定した形状h(x)に基づいて、前記第1の位置の傾きCと、前記第2の位置の傾きDとを求める工程と、
    前記傾きA、B、C、Dに基づいて、前記形状h(x)から放物線誤差g(x)を除去し、前記長尺物の実際の形状f(x)を求める工程と、を有することを特徴とする測定方法。
  2. 前記第1の位置は前記長尺物の一端であり、前記第2の位置は前記長尺物の他端であることを特徴とする請求項1に記載の測定方法。
  3. 前記長尺物の形状h(x)は、逐次三点法により測定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の測定方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の測定方法を実行する測定装置であって、センサホルダと、前記センサホルダに対して相対移動可能となっており、前記長尺物を載置したステージと、前記センサホルダに取り付けられ、前記長尺物の形状を測定する3つのプローブと、前記長尺物の傾きを測定する水準器とを有することを特徴とする測定装置。
  5. 前記第1の位置及び前記第2の位置の少なくとも一方の近傍にて、前記ステージの傾きを測定する水準器を設けたことを特徴とする請求項4に記載の測定装置。
  6. 前記水準器は、前記長尺物に当接するヘッドに対して回転する回転体に取り付けられており、前記長尺物の前記第1の位置及び前記第2の位置のいずれかに前記ヘッドを当接させた際に、前記水準器の測定可能範囲を超えた場合、前記回転体を回転させて前記測定可能範囲内に入るように前記ヘッドに対する前記水準器の姿勢を変更できるようになっており、更に、前記回転体の回転角を読み取り可能な検出器を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の測定装置。
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