JP2016127777A - 蓄電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】商用系統がダウンした場合の自立運転時に燃料電池発電システムを起動させることができ、かつ、複数の発電システムを含むパワーコンディショナシステム全体のコストダウンを図る蓄電池システムを提供する。【解決手段】蓄電池システム4は、系統開閉スイッチ41と、AC−DCコンバータ42と、AC−DCコンバータ47と、DC−DCコンバータ50と、AC−DCコンバータ42と、蓄電池54と、DC−ACインバータ44とを備える。商用系統がダウンした場合、系統開閉スイッチ41は非接続状態に切り替えられ、DC−ACインバータ44は、変換した交流電力を入力端子7へ出力することで、燃料電池発電システム2を自立運転時に起動可能とする。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の発電システムと接続可能に構成され、停電時に自立発電を起動するための電力を供給する機能を備えた蓄電池システムに関するものである。
太陽光発電装置に代表される自然再生エネルギー発電の普及のため、その発電電力を買い取る制度がある。これは、発電電力を商用系統へ逆潮流させ、売電と呼ばれている。通常、買い取り価格は、商用系統からの受電価格よりも高価に設定されている。
しかしながら、年々発電電力の買い取り価格の下落、加えて原子力発電がストップしている現状では、発電に必要なエネルギー(火力発電等に使用する石油または天然ガスなど)を輸入に頼っている。さらに円高による輸入価格高騰しているため、各電力会社からの受電価格高騰が予想される。
それ故、年々下落する発電電力の買い取り価格と高騰する商用系統からの受電価格差が縮まって来ている。近い将来、発電電力の買い取り価格と受電価格が同程度となることが想定でき、小規模な発電電力は、その地域または各住宅で消費する、所謂“地産地消”が有利になることが容易に想定される。
地産地消の観点から、複数の発電システムと蓄電池システムを組み合わせた複合型のパワーコンディショナシステムは、太陽光発電装置のような不安定な発電の安定性、および電力保存に適していると思われる。 また、複数の発電電力を加算する場合、交流電力の位相と力率を考慮が必要な交流電圧よりも電圧制御のみで電力加算可能な直流電力が容易かつ変換ロスが少ないため、例えば、太陽光発電装置で発電した直流電力を蓄電池へ直流電圧で接続する例がある。
直流電力を加算する直流連系として、例えば、特許文献1に記載の構成にし、また、直流電圧で接続した直流バスに蓄電池を直結することで、負荷変動に対して直流電圧変動を抑えている。
複数の発電システムの1つである燃料電池発電システムとして、例えば、固体高分子形燃料電池発電である家庭用燃料電池コージェネレーションシステム(以下「エネファーム」と称す)がある。燃料電池発電の出力電圧は直流電圧であるが、直流−交流変換(DC−ACインバータ)で電圧変換して系統経由で電気機器である電力負荷へ電力供給するシステムが従来の形態である(系統連系)。
また、エネファームは起動・動作電圧(制御電圧)を商用系統から受電している。エネファームが発電している状態で商用系統がダウンした場合、自立運転機能を有している機器については、自己が発電した電力を動作電力へ供給し、発電が継続できる。しかしながら、自立運転機能を有していない機器については、発電動作が停止する。
また、商用系統がダウンした場合で、エネファームの発電が停止しているとき、多くのエネファームは自立発電ができない。補助的な電源ユニットなどの外部電力(主に蓄電池)を使用し、商用系統電力と補助的な電源ユニットを自動的に切り替え可能なユニットを用いて自立発電可能とした製品もあるが、このようなユニットは高価である。
現状の複数台の発電システムを備えた蓄電システムにおいて、例えば、複数の発電システムと蓄電池システムを直流連系し、発電電力の加算をする場合の例として、特許文献2に開示されたシステムがある。特許文献2に記載のシステムでは、太陽光発電はインバータ回路を経由して交流電力へ変換後に系統連系している。
特開2012−50167号公報 特開2011−15501号公報
特許文献1に記載のシステムと特許文献2に記載のシステムとを合わせて、燃料電池発電システムは系統連系とし、太陽光発電は直流電力出力であり、蓄電池システムと直流連系した例を考えたときに、燃料電池発電システムが発電停止している状態で商用系統がダウンした場合、燃料電池発電システムを起動および動作に必要な電力供給がないため、燃料電池発電システムは自立運転起動ができないという問題があった。
この問題を解消するために、燃料電池発電システムの起動および動作に必要な電力を供給するための第2の蓄電池システム、および商用系統と第2の蓄電池システムの切り替えスイッチを設けることが考えられる。しかし、この場合は、高価な蓄電池システムと切り替えスイッチが必要であり、燃料電池発電システムに関するコストが上昇するという問題があった。
そこで、本発明は、商用系統がダウンした場合の自立運転時に燃料電池発電システムを起動させることができ、かつ、複数の発電システムを含むパワーコンディショナシステム全体のコストダウンを図ることが可能な蓄電池システムを提供することを目的とする。
本発明に係る蓄電池システムは、商用系統、燃料電池発電システムおよび太陽光発電装置と接続可能な複数の入力端子と、交流駆動機器と接続可能な出力端子とを備える蓄電池システムであって、前記商用系統と前記蓄電池システムとを接続状態または非接続状態に切り替えるスイッチと、前記商用系統から出力された交流電力を直流電力に変換する第1のAC−DCコンバータと、前記燃料電池発電システムから出力された交流電力を直流電力に変換する第2のAC−DCコンバータと、前記太陽光発電装置から出力された直流電力を予め定められた電圧の直流電力に変換するDC−DCコンバータと、前記第1のAC−DCコンバータ、前記第2のAC−DCコンバータおよび前記DC−DCコンバータから出力された直流電力を蓄電するとともに、蓄電した直流電力を放電する蓄電池と、前記蓄電池から放電された直流電力を交流電力に変換し、かつ、変換した交流電力を前記出力端子および前記燃料電池発電システムに対応する前記入力端子に出力可能に接続されるDC−ACインバータとを備え、前記商用系統がダウンした場合、前記スイッチは非接続状態に切り替えられ、前記DC−ACインバータは、変換した交流電力を前記燃料電池発電システムに対応する前記入力端子へ出力することで、前記燃料電池発電システムを自立運転時に起動可能とするものである。
本発明に係る別の蓄電池システムは、商用系統、燃料電池発電システムおよび太陽光発電装置と接続可能な複数の入力端子と、直流駆動機器と接続可能な出力端子とを備える蓄電池システムであって、前記商用系統と前記蓄電池システムとを接続状態または非接続状態に切り替えるスイッチと、前記商用系統から出力された交流電力を直流電力に変換するAC−DCコンバータと、前記燃料電池発電システムから出力された直流電力を予め定められた電圧の直流電力に変換する第1のDC−DCコンバータと、前記太陽光発電装置から出力された直流電力を予め定められた電圧の直流電力に変換する第2のDC−DCコンバータと、前記AC−DCコンバータ、前記第1のDC−DCコンバータおよび前記第2のDC−DCコンバータから出力された直流電力を蓄電するとともに、蓄電した直流電力を放電する蓄電池と、前記蓄電池から放電された直流電力を予め定められた電圧の直流電力に変換し、かつ、変換した直流電力を前記燃料電池発電システムに対応する前記入力端子に出力可能に接続される第3のDC−DCコンバータとを備え、前記商用系統がダウンした場合、前記スイッチは非接続状態に切り替えられ、前記第3のDC−DCコンバータは、変換した直流電力を前記燃料電池発電システムに対応する前記入力端子へ出力することで、前記燃料電池発電システムを自立運転時に起動可能とするものである。
本発明によれば、商用系統がダウンした場合、商用系統から燃料電池発電システムに起動電力の供給が行えなくなるが、蓄電池に蓄電された電力を燃料電池発電システムに供給することで、自立運転時に燃料電池発電システムを起動させることができる。
また、燃料電池発電システムに起動電力を供給するための蓄電池を別に設ける必要がないため、複数の発電システムの相互補助によってパワーコンディショナシステム全体のコストダウンを図ることが可能となる。
実施の形態1に係る蓄電池システムとこれに接続される複数の発電システムとを含むパワーコンディショナシステム全体のブロック図である。 実施の形態1において商用系統電源がダウンした場合を示すパワーコンディショナシステム全体のブロック図である。 実施の形態2に係る蓄電池システムとこれに接続される複数の発電システムとを含むパワーコンディショナシステム全体のブロック図である。 前提技術に係る蓄電池システムとこれに接続される複数の発電システムとを含むパワーコンディショナシステム全体のブロック図である。 前提技術において商用系統電源がダウンした場合を示すパワーコンディショナシステム全体のブロック図である。
<前提技術>
最初に、前提技術に係る蓄電池システム104について説明する。図4は、前提技術に係る蓄電池システム104とこれに接続される複数の発電システムとを含むパワーコンディショナシステム全体のブロック図であり、図5は、前提技術において商用系統電源1がダウンした場合を示すパワーコンディショナシステム全体のブロック図である。
図4に示すように、蓄電池システム104は、入力端子6,7,8および出力端子9を備え、商用系統電源1、燃料電池発電システム2および太陽光発電装置3は、入力端子6,7,8にそれぞれ接続され、出力端子9に電力負荷5(AC駆動機器)が接続されている。
商用系統電源1から出力された交流電力は蓄電池システム104の入力端子6に供給され、系統開閉スイッチ41を経由して交流加算端子12に入力される。商用系統電源1が存在する場合(すなわち、商用系統電源1がダウンしていない場合)は、そのまま交流加算端子45を経由して蓄電池システム104の出力端子9から電力負荷5に電力が供給される。
一方、交流加算端子12に供給された商用系統電源1からの交流電力は、交流−直流コンバータ(以下「AC−DCコンバータ」と称す)42で直流電力に変換され、逆電流防止ダイオード43を経由して蓄電池54に充電される。
燃料電池発電システム2は、発電電力(交流電力)を蓄電池システム104の入力端子7から供給し、交流加算端子12で商用系統電源1を基調として交流電力が加算される。蓄電池システム14は、燃料電池発電システム2が自立運転する場合に必要な起動電力を供給するために設けられ、スイッチ13を開閉することで蓄電池システム14と燃料電池発電システム2が非接続状態と接続状態とに切り替えられる。
蓄電池54へ充放電する場合の蓄電池電圧は電流電圧検出部53で検出され、コントロール部55は蓄電池54の充放電動作を制御する。コントロール部55はさらに、系統開閉スイッチ41、AC−DCコンバータ42、直流−直流コンバータ(以下「DC−DCコンバータ」と称す)50および保護スイッチ52を制御する。
太陽光発電装置3で発電された直流電力は、蓄電池システム104の入力端子8から供給され、直流―直流コンバータ(以下「DC−DCコンバータ」と称す)50にて、蓄電池54に適した直流電圧へ変換され、逆電流防止ダイオード51を経由して蓄電池54に充電される。蓄電池54には、過充電または過放電になる場合の安全対策として用意された保護スイッチ52が設けられている。
蓄電池54からの放電電力(直流電力)は、AC駆動機器である電力負荷5に供給されるため、直流−交流インバータ(以下「DC−ACインバータ」と称す)62で交流電力に変換される。交流電力に変換された放電電力は、交流加算端子45に印加された交流電力を基調として加算され、蓄電池システム104の出力端子9から電力負荷5へ供給される。
商用系統電源1がダウンした場合、単独検出の保護機能によって、系統開閉スイッチ41はOFF状態となり、燃料電池発電システム2の動作電力は供給されなくなるが、この動作電力は燃料電池発電システム2の発電電力から補われる。
しかしながら、燃料電池発電システム2が発電停止している状態で商用系統電源1がダウンした場合、燃料電池発電システム2を起動および動作に必要な電力供給がない。この場合、図5に示すように、系統開閉スイッチ41がOFF状態となるとともにスイッチ13がON状態となり、蓄電池システム14の放電電力が燃料電池発電システム2に供給され、動作可能となる。なお、図4と図5において二点鎖線に示す経路が燃料電池発電システム2の起動電力の供給経路である。
このように、前提技術に係る蓄電池システム104を備えるパワーコンディショナシステムでは、高価な蓄電池システム14とスイッチ13が必要であり、燃料電池発電システム2に関するコストが上昇するという問題があった。
<実施の形態1>
次に、本発明の実施の形態1について、図面を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態1に係る蓄電池システム4とこれに接続される複数の発電システムとを含むパワーコンディショナシステム全体のブロック図である。
図1に示すように、蓄電池システム4は、入力側に商用系統電源1、燃料電池発電システム2および太陽光発電装置3と接続可能、出力側にAC駆動機器である電力負荷5と接続可能に構成されている。蓄電池システム4は、入力端子6,7,8と、系統開閉スイッチ41(スイッチ)と、AC−DCコンバータ42(第1のAC−DCコンバータ)と、AC−DCコンバータ47(第2のAC−DCコンバータ)と、DC−DCコンバータ50と、蓄電池54と、DC−ACインバータ44と、出力端子9とを備えている。蓄電池システム4はさらに、逆電流防止ダイオード43,48,51と、交流加算端子45,46と、保護スイッチ49,52と、電流電圧検出部53と、コントロール部55とを備えている。
蓄電池システム4において、入力端子6に商用系統電源1が接続され、入力端子7に燃料電池発電システム2が接続され、入力端子8に太陽光発電装置3が接続されている。入力端子6は、商用系統電源1と蓄電池システム4とをON状態(接続状態)またはOFF状態(非接続状態)に切り替える系統開閉スイッチ41と接続されている。商用系統電源1から出力された交流電力は、交流加算端子45と出力端子9を介して電力負荷5に供給される。
また、商用系統電源1から出力された交流電力は、入力端子6と系統開閉スイッチ41を介してAC−DCコンバータ42にも供給され、AC−DCコンバータ42は、商用系統電源1から出力された交流電力を直流電力に変換する。AC−DCコンバータ42で変換された直流電力は、蓄電池54に供給される。
燃料電池発電システム2の起動時には、交流加算端子45の出力側から保護スイッチ49を介して交流加算端子46に接続され、商用系統電源1の発電電力(交流電力)が蓄電池システム4の入力端子7から交流加算端子46に供給される。
電力負荷5が故障した場合、または出力端子9の電圧が異常に上昇した場合などにおいては、保護スイッチ49がOFFに切り替えられ、燃料電池発電システム2を保護する。上記のように、燃料電池発電システム2は、発電開始時の起動電力として蓄電池システム4の入力端子7から供給された交流電力を用いる。ここで、図1の二点鎖線で示す経路が燃料電池発電システム2の起動電力の供給経路である。燃料電池発電システム2の起動電力の供給経路は、交流加算端子45から保護スイッチ49と入力端子7を経由して燃料電池発電システム2に繋がっている。燃料電池発電システム2の発電開始後は、起動電力の代わりに動作電力が必要となり、動作電力は燃料電池発電システム2の出力電力から供給される。
燃料電池発電システム2の出力電力(交流電力)は、商用系統電源1から出力される交流電力を基準として交流連系され、AC−DCコンバータ47で直流電力に変換され、逆電流防止ダイオード48を経由して蓄電池54に供給される。保護スイッチ52は、蓄電池54が過充電または過放電になったときに蓄電池54を開放する為に設けられたスイッチである。
太陽光発電装置3から出力された直流電力は、蓄電池システム4の入力端子8からDC−DCコンバータ50に供給され、予め定められた電圧の直流電力に変換される。より具体的には、DC−DCコンバータ50は、蓄電池54に適した電圧の直流電力に変換し、変換された直流電力は、逆電流防止ダイオード51を経由して蓄電池54に供給される。
ここで、AC−DCコンバータ42、AC−DCコンバータ47およびDC−DCコンバータ50は、出力する直流電力を蓄電池54の充電に対して適切な電圧に制御する役割も有している。蓄電池54から放電された直流電力は、DC−ACインバータ44で再度交流電力に変換されるとともに商用系統電源1から出力される交流電力を基準として交流連系され、出力端子9から電力負荷5に供給される。
一方、蓄電池54の充放電電圧は、電流電圧検出部53で検出され、コントロール部55は、蓄電池54に適した電圧を管理するためにAC−DCコンバータ42、AC−DCコンバータ47およびDC−DCコンバータ50を制御する。
コントロール部55は、AC−DCコンバータ42、AC−DCコンバータ47、DC−DCコンバータ50およびDC−ACインバータ44における蓄電池54の充放電電圧を制御する他に、系統開閉スイッチ41、保護スイッチ49、保護スイッチ52の開閉を制御する。
系統開閉スイッチ41は、商用系統電源1がダウンした場合に非接続(OFF)状態にされ、スイッチ49は、電力負荷5の故障時または異常電圧上昇時に燃料電池発電システム2を保護する場合に開放(OFF)状態にされる。スイッチ52は、蓄電池54が過充電状態または過放電状態になった場合、蓄電池54の保護の為に開放(OFF)状態にされる。
このように、複数の発電電力は一旦蓄電池54で平滑化された後、電力負荷5に供給されるため、コンバータおよびインバータを経由する際に起こる電力ロスがあるものの、安定した電力を電力負荷5に供給可能で、かつ商用系統電源1の有無に関わらず燃料電池発電システム2の発電動作が可能となる。
次に、商用系統電源1がダウンした場合の蓄電池システム4の動作について説明する。図2は、実施の形態1において商用系統電源1がダウンした場合を示すパワーコンディショナシステム全体のブロック図である。図2に示すように、商用系統電源1がダウンした場合、コントロール部55は、系統開閉スイッチ41を非接続(OFF)状態に切り替える。この状態では、商用系統電源1から燃料電池発電システム2への起動電力の供給が停止している。蓄電池54から放電された直流電力がDC−ACインバータ44で交流電力に変換され、変換された交流電力が交流加算端子45および保護スイッチ49を経由して入力端子7から燃料電池発電システム2へ供給される。この場合、基準となる交流電圧は、交流加算端子45に印加された電圧となる。
このように、商用系統電源1がダウンした場合、基調となる交流電圧を失うため、DC−ACインバータ44が自立運転用の交流電圧を作成し、この交流電圧が基調となる。この交流電圧は、燃料電池発電システム2の入力端子に供給され、燃料電池発電システム2の出力は、基調となった交流電力に連系した出力を出力すると同時に、燃料電池発電システム2の内部制御のために起動・動作電力が供給される。
以上のように、実施の形態1に係る蓄電池システム4では、商用系統電源1がダウンした場合、商用系統電源1から燃料電池発電システム2に起動電力の供給が行えなくなるが、蓄電池54に蓄電された電力を燃料電池発電システム2に供給することで、自立運転時に燃料電池発電システム2を起動させることができる。
また、燃料電池発電システム2に起動電力を供給するための蓄電池を別に設ける必要がないため、複数の発電システムの相互補助によってパワーコンディショナシステム全体のコストダウンを図ることが可能となる。
さらに、蓄電池を別に設ける必要がないため、パワーコンディショナシステム全体の小型化、エネルギー消費量の削減および細片化の容易性を図ることが可能となる。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2に係る蓄電池システム4Aについて説明する。図3は、実施の形態2に係る蓄電池システム4Aとこれに接続される複数の発電システムとを含むパワーコンディショナシステム全体のブロック図である。なお、実施の形態2において、実施の形態1で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
実施の形態2に係る蓄電池システム4Aは、入力側に商用系統電源1、燃料電池発電システム2および太陽光発電装置3と接続可能、出力側にDC駆動機器である電力負荷10と接続可能に構成されている。
実施の形態2に係る蓄電池システム4Aの基本動作は、実施の形態1の場合と同じであるが、燃料電池発電システム2の出力が直流電力であり、実施の形態2では、実施の形態1のAC−DCコンバータ47の代わりにDC−DCコンバータ59(第1のDC−DCコンバータ)に変更されている。また、出力端子9には、AC駆動機器である電力負荷5の代わりにDC駆動機器である電力負荷10が接続されているため、実施の形態2では、実施の形態1のDC−ACインバータ44の代わりにDC−DCコンバータ58に変更されている。さらに、蓄電池54から放電された直流電力を予め定められた電圧(より具体的には、燃料電池発電システム2に適した電圧)の直流電力に変換し、かつ、変換した直流電力を入力端子7に出力するDC−DCコンバータ56(第3のDC−DCコンバータ)が追加されている。なお、DC−DCコンバータ50が第2のDC−DCコンバータに相当する。
商用系統電源1がダウンした場合、蓄電池54から放電された直流電力は、DC−DCコンバータ56にて燃料電池発電システム2に適した電圧の直流電力に変換された後、逆電流防止ダイオード57および交流加算端子46を経由して燃料電池発電システム2に供給される。これは、燃料電池発電システム2の起動時のみの給電であり、燃料電池発電システム2が発電を開始した場合は不要となるため、コントロール部55はDC−DCコンバータ56を停止させることで、燃料電池発電システム2の入力端子への電力供給を停止する。その他の動作は、実施の形態1の場合と同様であるので説明を省略する。
以上のように、実施の形態2に係る蓄電池システム4Aでは、商用系統電源1がダウンした場合、商用系統電源1から燃料電池発電システム2に起動電力の供給が行えなくなるが、蓄電池54に蓄電された電力を燃料電池発電システム2に供給することで、自立運転時に燃料電池発電システム2を起動させることができる。
また、燃料電池発電システム2に起動電力を供給するための蓄電池を別に設ける必要がないため、複数の発電システムの相互補助によってパワーコンディショナシステム全体のコストダウンを図ることが可能となる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 商用系統電源、2 燃料電池発電システム、3 太陽光発電装置、4,4A 蓄電池システム、5,10 電力負荷、6,7,8 入力端子、9 出力端子、41 系統開閉スイッチ、42,47 AC−DCコンバータ、44 DC−ACインバータ、50,56,59 DC−DCコンバータ、54 蓄電池、104 蓄電池システム。

Claims (2)

  1. 商用系統、燃料電池発電システムおよび太陽光発電装置と接続可能な複数の入力端子と、交流駆動機器と接続可能な出力端子とを備える蓄電池システムであって、
    前記商用系統と前記蓄電池システムとを接続状態または非接続状態に切り替えるスイッチと、
    前記商用系統から出力された交流電力を直流電力に変換する第1のAC−DCコンバータと、
    前記燃料電池発電システムから出力された交流電力を直流電力に変換する第2のAC−DCコンバータと、
    前記太陽光発電装置から出力された直流電力を予め定められた電圧の直流電力に変換するDC−DCコンバータと、
    前記第1のAC−DCコンバータ、前記第2のAC−DCコンバータおよび前記DC−DCコンバータから出力された直流電力を蓄電するとともに、蓄電した直流電力を放電する蓄電池と、
    前記蓄電池から放電された直流電力を交流電力に変換し、かつ、変換した交流電力を前記出力端子および前記燃料電池発電システムに対応する前記入力端子に出力可能に接続されるDC−ACインバータと、
    を備え、
    前記商用系統がダウンした場合、前記スイッチは非接続状態に切り替えられ、前記DC−ACインバータは、変換した交流電力を前記燃料電池発電システムに対応する前記入力端子へ出力することで、前記燃料電池発電システムを自立運転時に起動可能とする、蓄電池システム。
  2. 商用系統、燃料電池発電システムおよび太陽光発電装置と接続可能な複数の入力端子と、直流駆動機器と接続可能な出力端子とを備える蓄電池システムであって、
    前記商用系統と前記蓄電池システムとを接続状態または非接続状態に切り替えるスイッチと、
    前記商用系統から出力された交流電力を直流電力に変換するAC−DCコンバータと、
    前記燃料電池発電システムから出力された直流電力を予め定められた電圧の直流電力に変換する第1のDC−DCコンバータと、
    前記太陽光発電装置から出力された直流電力を予め定められた電圧の直流電力に変換する第2のDC−DCコンバータと、
    前記AC−DCコンバータ、前記第1のDC−DCコンバータおよび前記第2のDC−DCコンバータから出力された直流電力を蓄電するとともに、蓄電した直流電力を放電する蓄電池と、
    前記蓄電池から放電された直流電力を予め定められた電圧の直流電力に変換し、かつ、変換した直流電力を前記燃料電池発電システムに対応する前記入力端子に出力可能に接続される第3のDC−DCコンバータと、
    を備え、
    前記商用系統がダウンした場合、前記スイッチは非接続状態に切り替えられ、前記第3のDC−DCコンバータは、変換した直流電力を前記燃料電池発電システムに対応する前記入力端子へ出力することで、前記燃料電池発電システムを自立運転時に起動可能とする、蓄電池システム。
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