JP2016127473A - ヘッドホン - Google Patents

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Abstract

【課題】誤作動を抑制することができるヘッドホンを提供する。【解決手段】ヘッドホン1が、ヘッドバンド3と、ヘッドバンド3に取り付けられるイヤカップ2A、2Bと、操作可能なタッチパネル222と、を備え、イヤカップ2A、2Bが、スピーカユニット4と、スピーカユニット4の音響放射側に配置される対象物を検知可能な静電容量型の近接センサ23と、を有し、タッチパネル222が操作されるとともに近接センサ23が対象物を検知した際、スピーカユニット4に音波を放射させる。近接センサ23が装着者の耳Eや側頭部H以外の部位を対象物として誤検知してしまっても、装着者がタッチパネル222を操作しなければ音波は放射されず、誤作動を抑制することができる。【選択図】図6

Description

本発明は、ヘッドホンに関する。
従来、静電容量を測定する検出素子を備えたヘッドセット(ヘッドホン)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された従来のヘッドセットでは、検出素子が測定した静電容量に基づいて、装着者に装着されているか否かを判断するとともに音声増幅器を制御することで、非装着時の消費電力を低減するように構成されている。
特開2007−104670号公報
しかしながら、特許文献1に記載のヘッドホンでは、装着者が装着せず例えばバンドを首にかけた際に、検出素子が装着者の胸等に接近して静電容量の変化を検出してしまい、検出素子が装着を誤検知し、ヘッドホンが誤作動してしまう可能性があった。
したがって、本発明の課題は、誤作動を抑制することができるヘッドホンを提供することが一例として挙げられる。
前述した課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のヘッドホンは、バンドと、前記バンドに取り付けられるイヤカップと、操作部と、を備え、前記イヤカップは、スピーカユニットと、該スピーカユニットの音響放射側に配置される対象物を検知可能な静電容量型の近接センサと、を有し、前記操作部が操作されるとともに前記近接センサが前記対象物を検知した際、前記スピーカユニットは音波を放射可能であることを特徴としている。
本発明の実施例に係るヘッドホン全体を示す斜視図である。 前記ヘッドホンのイヤカップを示す断面図である。 前記イヤカップの動作を示す上面図である。 前記ヘッドホンのヘッドバンドを装着者の首に掛けた様子を示す側面図である。 前記ヘッドホンにおいて送受信される信号を示すブロック図である。 前記ヘッドホンの回路基板が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を説明する。本発明の実施形態に係るヘッドホンは、バンドと、バンドに取り付けられるイヤカップと、操作部と、を備え、イヤカップは、スピーカユニットと、スピーカユニットの音響放射側に配置される対象物を検知可能な静電容量型の近接センサと、を有し、操作部が操作されるとともに近接センサが対象物を検知した際、スピーカユニットは音波を放射可能である。
近接センサが対象物を検知するだけでなくさらに操作部が操作された際に、スピーカユニットが音波を放射可能となっており、後述する駆動信号が入力されていないスピーカユニットは音波を発生せず、スピーカユニットへ後述する駆動信号が入力されたときにスピーカユニットは音波を放射する。これにより、例えば装着者の耳や側頭部を対象物とする近接センサが、他の部位を対象物として誤検知してしまっても、装着者が操作部を操作しなければ、後述する駆動信号が入力されたスピーカユニットから音波は放射されない。一方、近接センサを設けずに操作部のみを設ける構成とした場合、外部からの衝撃等によって操作部が誤って操作されてしまうと、ヘッドホンを装着していなくても音波を放射してしまう可能性がある。従って、ヘッドホンが近接センサと操作部との両方を備えることにより、いずれか一方を備える構成と比較して、誤作動を抑制することができる。
イヤカップは、バンドに回動可能に取り付けられていることが好ましい。それにより、イヤカップの装着者に対する密着性や使用感を向上させることができる。また、スピーカユニットの音響放射側を装着者に向けることができるようにイヤカップを回動可能に構成すると、バンドを首にかけた際に近接センサが装着者の胸を対象物として誤検知してしまいやすくなるものの、前述のように操作部が操作されないと音波は放射されず、誤作動を抑制することができる。
近接センサが対象物を検知しなくなった際、スピーカユニットによる音波の放射を停止させることが好ましい。それにより、装着者がヘッドホンを装着しなくなった際にスピーカユニットによる音波の放射を停止させ、消費電力を低減することができる。
操作部は、イヤカップにおける音響放射側の反対側に設けられたタッチパネルであることが好ましい。それにより、装着者は、ヘッドホンを装着してタッチパネルが見えない状態であっても、タッチパネルを直感的に操作することができる。また、タッチパネルが導電部材を備え、この導電部材が音響放射側の反対側から見て近接センサ全体を隠したり覆ったりするように設けられていれば、近接センサが音響放射側の反対側において検出する静電容量の変化を遮蔽し、誤検知を抑制することができる。
外部に設けられた電子機器と無線で通信可能な通信部と、スピーカユニットを制御可能な制御部と、を備えることが好ましい。それにより、電子機器と離れた位置でヘッドホンを使用する際に、電子機器を操作しなくても、ヘッドホンを装着して操作部を操作することによって、スピーカユニットに音波を放射させることができる。
制御部は、操作部が操作されるとともに近接センサが対象物を検知した際、通信部から電子機器へ信号を送信し、電子機器から通信部に音声信号を送信させることが好ましい。それにより、ヘッドホンの装着前において、電子機器からヘッドホンに対して音声信号を送信する必要がなく、待機電力を低減することができる。
制御部は、近接センサが対象物を検知しなくなった際、通信部から電子機器へ信号を送信し、電子機器による該通信部への音声信号の送信を停止させることが好ましい。それにより、装着者がヘッドホンを装着しなくなった際に、電子機器からヘッドホンへの音声信号の送信を停止させることができ、消費電力を低減することができる。
以下、本発明の実施例について具体的に説明する。図1は、本発明の実施例に係るヘッドホン1全体を示す斜視図であり、図2は、ヘッドホン1のイヤカップ2Aを示す断面図であり、図3は、イヤカップ2Aの動作を示す上面図であり、図4は、ヘッドホン1のヘッドバンド3を装着者の首Nに掛けた様子を示す側面図であり、図5は、ヘッドホン1において送受信される信号を示すブロック図であり、図6は、ヘッドホン1の回路基板が実行する処理の一例を示すフローチャートである。本実施例において、ヘッドホン1は、紙面奥側を前方側とするとともに手前側を後方側として装着者に装着され、イヤカップ2の装着者側を音響放射側とし、その反対側を外側と呼ぶ。また、上下方向は図1に示す通りとする。
ヘッドホン1は、左右一対のイヤカップ2A、2Bと、一対のイヤカップ2A、2Bを連結するバンドとしてのヘッドバンド3と、を備えたコードレス型のヘッドホンであって、音声再生機器(電子機器)100から無線で送信された音声信号SG6を受信し、その信号に応じた音波を放射する(音声を再生する)ように構成されている。
右耳用のイヤカップ2Aは、図1、2に示すように、クッション21と、スピーカユニット4と、例えばアンテナを有することで音声再生機器100と無線で通信可能な通信部5と、スピーカユニット4を制御するための制御部としての回路基板6と、ヘッドホン1全体の主電源スイッチ7と、スピーカユニット4、通信部5、及び、回路基板6を収容するハウジング22と、備える。さらに、本実施例では、右耳用のイヤカップ2Aに近接センサ23が設けられる。尚、左耳用のイヤカップ2Bは、右耳用のイヤカップ2Aと同様の構成を有していてもよいし、通信部5、回路基板6、主電源スイッチ7、及び、近接センサ23が省略され、右耳用のイヤカップ2Aの回路基板6が左耳用のイヤカップ2Bのスピーカユニット4を制御してもよい。尚、図1では、説明の都合上、右耳用のイヤカップ2Aにおいてクッション21が省略されている。
イヤカップ2A、2Bは、図3に示すように、ヘッドバンド3に対して回動可能に取り付けられている。即ち、イヤカップ2A、2Bは、上下方向に沿って延びる回動軸O1を有するとともに、クッション21の音響放射側の面(当接面211)を、図3(B)に示すように内側(装着者側)に向けた状態から、図3(A)、(C)に示すようにやや前方側又は後方側に向けるように回動可能に構成されている。従って、装着者が首Nにヘッドバンド3をかけると、図4に示すように、クッション21の音響放射側の面が装着者側に向くことがあり、このとき、後述する近接センサ23が装着者の胸Cを対象物として誤検知してしまう可能性がある。
クッション21は、スポンジ等のクッション部材が合成皮革等の被覆部材で覆われて円環状に形成され、図2に示すように、ハウジング22の装着者側(音響放射側)に取り付けられる。クッション21は、音響放射側の面を当接面211として図4に示す装着者の側頭部Hに当接可能に形成されている。スピーカユニット4から放射された音波は、クッション21の中央の孔を通過して装着者の耳に到達するようになっている。
ハウジング22は、例えば樹脂によって形成されたハウジング本体221と、ハウジング本体221の外側の面221Aに設けられるタッチパネル222と、を有する。
タッチパネル222は、例えば、感圧式や静電容量型のタッチパネルであって、指によって操作可能に構成され、後述するようにスピーカユニット4に音波を放射させるために操作される。タッチパネル222はその他の機能を有していてもよく、例えばスピーカユニット4の音量を調節したり、再生する音声や楽曲を選択したりする機能を有していてもよく、ヘッドホン1の機能の調節や、音声再生機器100の遠隔操作が可能に構成されていてもよい。本実施例のタッチパネル222は静電容量型であって、少なくとも1枚のガラス基板222Aと、1枚のガラス基板222Aの面に設けられるとともに導電部材によって形成された電極部222Bと、を有している。この電極部222Bは、タッチパネル222全体に設けられ、外側から見て近接センサ23が隠れるような寸法および配置を有し、近接センサ23を外側から覆っている。
スピーカユニット4は、磁気回路41と、振動板42と、エッジ43と、を備え、音響放射側を前面側として音波を放射するようにハウジング本体221内に収容されている。
主電源スイッチ7は、例えばプッシュ式のスイッチであって、操作されることによって、ヘッドホン1全体を動作可能な状態にしたり(主電源を入れる)、停止させたりする(主電源を切る)。尚、ヘッドホン1は、動作可能な状態において、少なくとも回路基板6が起動していればよく、停止した状態において、少なくとも回路基板6が停止していればよく、近接センサ23が常に動作していてもよい。
近接センサ23は、ハウジング本体221内におけるクッション21側(音響放射側)に収容されるとともに、下方側に配置される。即ち、図1に二点鎖線で示すようにハウジング22を、上方側の第1領域A1と、下方側の第2領域A2と、に仮想的に区画した際に、近接センサ23は第2領域A2に配置される。この近接センサ23は、クッション21よりも音響放射側にある対象物を検知する位置、且つ、スピーカユニット4から放射された音波の進行を妨げないような位置に配置されている。近接センサ23は、静電容量型のセンサであって、検知可能距離の範囲内における静電容量を測定するように構成されている。この検知可能距離の範囲内に対象物が存在すると、その静電容量によって対象物を検知する。より具体的には、測定する静電容量に所定の閾値を設定し、測定した静電容量がこの閾値以上となった場合には、ヘッドホン1が装着者に装着されたと判定する。一方、測定した静電容量がこの閾値を下回った場合には、ヘッドホン1が装着者に装着されていないと判定する。この検知可能距離は、必要に応じて適宜に変更することができる。本実施例では、近接センサ23とクッション21の当接面211との間の距離よりも若干大きい距離を検知可能距離として設定するとともに、対象物を装着者の耳E又は側頭部Hとしている。また、近接センサ23は、周期T1(例えば5秒)毎に静電容量を測定し、対象物を検知するように構成されている。
ヘッドバンド3は、例えば樹脂によって形成されるとともに、前方又は後方から見て円弧状に形成され、装着者の頭部の大きさに合わせて撓み変形可能に構成されている。また、ヘッドバンド3は、装着者の頭頂部近傍に載置されるように構成されている。
ここで、近接センサ23、タッチパネル222、回路基板6、スピーカユニット4、及び、音声再生機器100のそれぞれの間で送受信される信号について、図5に基づいて説明する。尚、回路基板6と音声再生機器100との間では、通信部5を介して信号が送受信される。
近接センサ23は、対象物を検知した際、近接検知信号SG1を回路基板6に送信するように構成されている。タッチパネル222は、予め定められた操作(例えば長押しや連続押し等)が行われた際、操作検知信号SG2を回路基板6に送信するように構成されている。回路基板6は、音声信号SG6の送信を開始させるための開始信号SG3、及び、音声信号SG6の送信を停止させるための停止信号SG4を音声再生機器100に送信可能に構成されるとともに、受信した音声信号SG6に応じた駆動信号SG5をスピーカユニット4に送信するように構成されている。音声再生機器100は、開始信号SG3を受信した際に音声信号SG6を回路基板6に送信し、停止信号SG4を受信した際に音声信号SG6の送信を停止するように構成されている。尚、回路基板6が開始信号SG3を連続的に送信し、音声再生機器100は開始信号SG3を受信しなくなったら音声信号SG6の送信を停止してもよく、停止信号SG4が送信されない構成であってもよい。
次に、制御部としての回路基板6が実行する検知処理の一例について、図6のフローチャートを参照して説明する。
主電源スイッチ7が操作されると、近接センサ23、タッチパネル222、及び、回路基板6が起動し、回路基板6が検知処理を実行する。
検知処理において、回路基板6は、近接センサ23から近接検知信号SG1を受信したか否かを判定する(S110)。近接検知信号G1を受信しない場合(S110でN)、回路基板6は、音声信号SG6を受信していない期間がT2(例えば10分)以上であるか否かを判定する(S120)。音声信号SG6を受信していない期間がT2未満の場合(S120でN)、再びS110に戻る。一方、音声信号SG6を受信していない期間がT2以上の場合(S120でY)、回路基板6は、ヘッドホン1全体の主電源をオフにし(S130)、検知処理を終了する。尚、S120における判定の前に、待機時間(例えば近接センサ23による測定の周期T1)を設定してもよい。
近接検知信号G1を受信した場合(S110でY)、回路基板6は、タッチパネル222から操作検知信号SG2を受信したか否かを判定する(S140)。操作検知信号SG2を受信しない場合(S140でN)、回路基板6は、近接検知信号SG1の受信を開始してから時間T3(例えば5秒)が経過したか否かを判定する(S150)。近接検知信号SG1の受信を開始してから時間T3した場合(S150でY)、再びS110に戻る。また、近接検知信号SG1の受信を開始してから時間T3していない(S150でN)、再びS140に戻る。
操作検知信号SG2を受信した場合(S140でY)、回路基板6は、音声再生機器100に開始信号SG3を送信する(S160)。開始信号SG3を受信した音声再生機器100が音声信号SG6を送信することから、回路基板6は、音声信号SG6を受信したか否かを繰り返し判定する(S170)。音声信号SG6を受信した場合(S170でY)、回路基板6は、音声信号SG6に応じた駆動信号SG5をスピーカユニット4に送信する(S180)。
回路基板6は、駆動信号SG5の送信を継続しつつ、近接検知信号SG1を受信する間隔が時間T4より長いか否かを判定する(S190)。尚、時間T4は、近接センサ23の測定の周期T1以上であればよく、例えば整数倍に設定されていればよい。近接検知信号SG1の受信間隔がT4以下の場合(S190でN)、回路基板6は、駆動信号SG5の送信を継続しつつ、再びS190に戻る。近接検知信号SG1の受信間隔がT4より長い場合(S190でY)、回路基板6は、音声再生機器100に停止信号SG4を送信し(S200)、スピーカユニット4への駆動信号SG5の送信を停止し(S210)、再びS110に戻る。
次に、ヘッドホン1のより具体的な使用例及びそのときのヘッドホン1の動作について説明する。
通常の使用時において、装着者は、まず、音声再生機器100の電源を入れて待機状態とするとともに、ヘッドホン1の主電源スイッチ7を操作してヘッドホン1の主電源を入れる。次に、装着者がヘッドホン1を装着し、タッチパネル222を操作すると、スピーカユニット4によって音波が放射され、音声が再生される(S110、S140、S160〜S180)。音声再生中に装着者がヘッドホン1の装着をやめると、スピーカユニット4が音波の放射を停止する(S190〜S210)。その後、装着者がヘッドホン1を装着しなければ(時間T2経過すれば)、ヘッドホン1の主電源は自動的に切られる(S120、S130)。一方、装着者がヘッドホン1を再び装着し、タッチパネル222を操作すると、スピーカユニット4による音波の放射が再開される。
また、装着者がヘッドホン1の主電源を入れた後、ヘッドホン1を装着した状態で待機し(但し、待機時間はT2未満)、任意のタイミングでタッチパネル222を操作した場合であっても、スピーカユニット4によって音波が放射される。
ここで、装着者がヘッドホン1の主電源を入れた後、ヘッドホン1を装着しなかった場合について説明する。このとき、近接センサ23が対象物を検知しなければ、ヘッドホン1の主電源は自動的に切られる(S120、S130)。一方、近接センサ23が装着者の胸C等を対象物として誤検知してしまった場合、近接検知信号SG1が回路基板6に送信され、回路基板6による処理がS140に進んでしまう。しかしながら、装着者がタッチパネル222を操作しなければ次のステップには進まず、時間T3が経過すれば回路基板6による処理が再びS110に戻る。従って、近接センサ23が誤検知しなくなれば、ヘッドホン1の主電源は自動的に切られる。
以上のように、ヘッドホン1は、装着され且つタッチパネル222が操作された際に音波を放射するように構成され、即ち、装着及びタッチパネル222の操作のうちいずれか一方だけでは音波を放射しないように構成されている。
上記の構成により、近接センサ23が対象物を検知するだけでなくさらにタッチパネル222が操作された際にスピーカユニット4は音波を放射可能であることにより、近接センサ23が装着者の耳Eや側頭部H以外の部位を対象物として誤検知してしまっても、装着者がタッチパネル222を操作しなければ駆動信号SG5が入力されたスピーカユニット4から音波は放射されず、ヘッドホン1の誤作動を抑制することができる。また、外部からの衝撃等によってタッチパネル222が誤って操作されてしまっても、近接センサ23が対象物を検知しなければ音波は放射されず、誤作動を抑制することができる。
また、イヤカップ2A、2Bがヘッドバンド3に対して回動可能に取り付けられていることで、イヤカップ2A、2Bのクッション21における装着者に対する密着性や使用感を向上させることができる。また、上記のようにイヤカップ2A、2Bが回動して近接センサ23が装着者の胸Cを誤検知してしまっても、タッチパネル222が操作されなければ音波は放射されず、誤作動を抑制することができる。
また、ヘッドホン1が音声再生機器100と通信可能な通信部5を備えたコードレス型のヘッドホンであることで、音声再生機器100と離れた位置でヘッドホン1を使用する際に、音声再生機器100を操作しなくても、ヘッドホン1を装着してタッチパネル222を操作することによって、駆動信号SG5が入力されたスピーカユニット4は音波を放射する。
また、近接センサ23が対象物を検知しなくなった際に回路基板6が、駆動信号SG5が入力されたスピーカユニット4による音波の放射を停止させることで、装着者がヘッドホン1を装着しなくなった際にスピーカユニット4による音波の放射を停止させ、消費電力を低減することができる。
また、回路基板6が開始信号SG3及び停止信号SG4を送信して音声再生機器100に音声信号SG6を送信させたり停止させたりすることで、音声再生機器100に常に音声信号SG6を送信させつつスピーカユニット4を動作させたり停止させたりする構成と比較して、音声信号SG6を送信するための電力を削減することができ、消費電力を抑制することができる。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、回路基板6が図6のフローチャートに示すような検知処理を実行するものとしたが、回路基板6は、近接検知信号SG1及び操作検知信号SG2を受信した際に駆動信号SG5が入力されたスピーカユニット4に音波を放射させるような処理を実行すればよく、前記実施例の検知処理に限定されない。例えば、近接検知信号SG1と操作検知信号SG2との受信の順番は限定されず、タッチパネル222を操作した後に所定時間内にヘッドホン1を装着することで駆動信号SG5が入力されたスピーカユニット4が音波の放射を開始するような処理であってもよい。
また、ヘッドホン1が装着されなくなった際にスピーカユニット4による音波の放射を停止しなくてもよく、例えば主電源スイッチ7が操作されることで音波の放射が停止されてもよい。
また、前記実施例では、回路基板6が音声再生機器100に開始信号SG3及び停止信号SG4を送信し、音声再生機器100が音声信号SG6を送信したり停止したりする構成としたが、回路基板6が開始信号SG3及び停止信号SG4を送信せず、音声再生機器100が音声信号SG6の送信を継続する構成としてもよい。即ち、回路基板6が音声信号SG6を受信しつつ、スピーカユニット4への駆動信号SG5を停止したり、スピーカユニット4への電力供給を停止したりすることによって、スピーカユニット4による音波の放射を停止させてもよい。
また、前記実施例では、主電源スイッチ7を操作することによって回路基板6が起動するものとしたが、近接センサ23が常に起動するとともに、近接検知信号SG1が送信されることによって回路基板6が起動するようにしてもよい。このとき、主電源スイッチ7は省略されていてもよい。
また、前記実施例では、音声再生機器100と無線で通信可能なコードレス型のヘッドホン1を例示したが、音声再生機器100と有線接続されるヘッドホンであってもよい。このとき、ヘッドホンは、少なくとも近接センサと操作部としてのタッチパネルとを備えていればよく、通信部が省略されるとともに制御部としての回路基板が音声再生機器100に設けられていてもよい。
また、前記実施例では、操作部としてタッチパネルを例示したが、操作部は、操作されることによって操作検知信号SG2を回路基板6に送信するものであればよく、例えば、プッシュスイッチやシーソースイッチ等であってもよい。
また、前記実施例では、イヤカップ2A、2Bが上下方向に沿って延びる回動軸O1を有して回動可能にヘッドバンド3に取り付けられるものとしたが、この回動軸は適宜な方向に延びていればよく、例えば前後方向に沿って延びる回動軸であってもよい。また、イヤカップは、ヘッドバンドに対して回動不能に取り付けられていてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施例に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1 ヘッドホン
2A、2B イヤカップ
3 ヘッドバンド(バンド)
4 スピーカユニット
5 通信部
6 回路基板(制御部)
23 近接センサ
222 タッチパネル(操作部)
100 音声再生機器(電子機器)

Claims (7)

  1. バンドと、
    前記バンドに取り付けられるイヤカップと、
    操作部と、を備え、
    前記イヤカップは、スピーカユニットと、該スピーカユニットの音響放射側に配置される対象物を検知可能な静電容量型の近接センサと、を有し、
    前記操作部が操作されるとともに前記近接センサが前記対象物を検知した際、前記スピーカユニットは音波を放射可能であることを特徴とするヘッドホン。
  2. 前記イヤカップは、前記バンドに回動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドホン。
  3. 前記近接センサが前記対象物を検知しなくなった際、前記スピーカユニットによる音波の放射を停止させることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘッドホン。
  4. 前記操作部は、前記イヤカップにおける前記音響放射側の反対側に設けられたタッチパネルであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘッドホン。
  5. 外部に設けられた電子機器と無線で通信可能な通信部と、
    前記スピーカユニットを制御可能な制御部と、を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のヘッドホン。
  6. 前記制御部は、前記操作部が操作されるとともに前記近接センサが前記対象物を検知した際、前記通信部から前記電子機器へ信号を送信し、該電子機器から該通信部に音声信号を送信させることを特徴とする請求項5に記載のヘッドホン。
  7. 前記制御部は、前記近接センサが前記対象物を検知しなくなった際、前記通信部から前記電子機器へ信号を送信し、該電子機器による該通信部への音声信号の送信を停止させることを特徴とする請求項6に記載のヘッドホン。
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