JP2016126643A - Icカードの製造方法及びicカード - Google Patents

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豊 大平
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Abstract

【課題】本発明は、コアシートとして貫通孔aを有するコアシートのみを使用して、コアシートの厚みやICモジュールの高さにバラツキがあっても、ICモジュールと貫通孔側壁との間の隙間に余剰の樹脂が流れ込むことがなく、屈曲耐性に優れるICカードを製造する方法を提供すること。
【解決手段】基材シート11の片面にICモジュール13を搭載してインレットを製造する工程と、貫通孔aを有するコアシート21を使用し、この貫通孔にICモジュールを収容して貫通孔側面とICモジュール側面との間に隙間xが生じるようにコアシートをインレットに重ねる工程と、コアシートの貫通孔を塞ぐように表面シートを重ねる工程と、この集積体全体を熱プレスして一体化する工程とを有するICカードの製造方法において、前記コアシートの厚みをICモジュールの高さより薄くする。
【選択図】図1

Description

本発明はICカードの製造方法に関する。
ICカードは、ICチップを内蔵し、このチップと外部機器との間で情報通信を行うカードである。通信した情報は、必要に応じてカードのICチップに記憶される。
ICカードには、外部機器の端子とICカードの端子とを接触させて通信する接触型のICカードと、電磁波を利用して通信する非接触型のICカードとがあるが、このうち、非接触型のICカードは、図2(a)に示すような方法を使用して製造されている。
すなわち、非接触型ICカードを製造する際には、まず、アンテナコイル12を設けた基材シート11にICモジュール13を搭載して、インレット1を製造する。なお、ICモジュール13は、配線基板上にICチップを搭載し、このICチップをモジュール樹脂で包埋して保護したものである。
次に、厚みがICモジュール13の高さと同一で、しかも貫通孔aを有するコアシート21を、前記ICモジュール13搭載面に重ねる。このとき、前記ICモジュール13が貫通孔aの略中央に収容されるようにコアシート21を重ねることにより、ICモジュール13の全周にわたって、貫通孔aの側壁との間に隙間xを形成する。
そして、このコアシート21の上に、前記貫通孔aを塞ぐように第2のコアシート31を重ね、この第2のコアシート31の上に表面シート41を重ねる。
一方、インレット1の反対面には、2枚のコアシート22,32と表面シート42とをこの順に重ねる。
そして、この集積体全体を熱プレスして一体化することにより、ICカードを製造することができる(図2(b)参照)。こうして製造されたICカードでは、ICモジュール13の周囲に隙間xが形成されているため、例えばICカードを屈曲した場合でも、その屈曲応力が分散される。そしてこのように屈曲応力が分散されるため、その応力が直接ICモジュール13にかかることを防ぎ、ICカードの耐久性を向上させることができる。
ところで、ICモジュール13の高さが高かったり、表面シート41が厚い等の理由により、インレット1のICモジュール13搭載面に、貫通孔aを有するコアシート21とこの貫通孔aを塞ぐコアシート31の両者を使用することができない場合がある。このような場合には、図3(a)に示すように、貫通孔aを有するコアシート21のみを使用して、インレット1にこのコアシート21を重ね、コアシート21に直接表面シート41を重ねて熱プレスしている(特許文献1参照)。
しかしながら、コアシート21の厚みにはバラツキがあり、また、ICモジュール13の高さにもバラツキがある。そこで、コアシート21の厚みがICモジュール13の高さよりも厚い場合には、このコアシート21の余剰部分がICモジュール13と貫通孔a側壁との間の隙間xに流れ込み、ICモジュール13の上に流れ込むことがあった。そして、このようにコアシート21の樹脂がCモジュール13の上に流れ込んだICカードは、屈曲耐性が低下し、ICカードの屈曲によってICモジュールや配線基板の配線が損傷される結果、その通信能力が損なわれるのである。
特開2010−108230号公報
そこで、本発明は、コアシートとして貫通孔aを有するコアシートのみを使用して、しかも、コアシートの厚みやICモジュールの高さにバラツキがあっても、ICモジュールの上に樹脂が流れ込むことがなく、したがって屈曲耐性に優れるICカードを製造する方法を提供することを目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、基材シートの片面にICモジュールを搭載してインレットを製造するインレット製造工程と、貫通孔を有するコアシートを使用し、この貫通孔に前記ICモジュールを収容して貫通孔側面とICモジュール側面との間に隙間が生じるようにコアシートをインレットに重ねるコアシート積層工程と、コアシートの貫通孔を塞ぐように表面シートを重ねる表面シート積層工程と、これらインレット、コアシート及び表面シートを含む集積体全体を熱プレスして一体化する一体化工程とを有するICカードの製造方法において、
前記コアシートの厚みがICモジュールの高さより薄いことを特徴とするICカードの製造方法である。
次に、請求項2に記載の発明は、前記一体化工程の前に、インレットの反対面にコアシートと表面シートとをこの順に重ねる反対面積層工程を有しており、前記一体化工程でこれら反対面の各シートを一体化することを特徴とする請求項1に記載の製造方法である。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の製造方法で製造されたICカードである。
本発明においては、貫通孔を有するコアシートの厚みがICモジュールの高さより薄いため、前記一体化工程で熱プレスしても、このコアシートから余剰の樹脂が生じることがなく、したがって、貫通孔側面とICモジュール側面との間に確実に隙間を形成することが可能となる。このため、コアシートの厚みやICモジュールの高さにバラツキがあったとしても、屈曲耐性に優れるICカードを製造することができる。
図1(a)は本発明の製造方法を示す説明用断面図、図1(b)はICカードの説明用断面図である。 図2(a)は従来の製造方法を示す説明用断面図、図2(b)はICカードの説明用断面図である。 図3(a)は従来の製造方法を示す説明用断面図、図3(b)はICカードの説明用断面図である。
前述のように、ICカードには接触型ICカードと非接触型ICカードとが存在する。以下、非接触型ICカードを例として、図1を参照して本発明を説明する。
本発明の製造方法は、インレット製造工程、コアシート積層工程、表面シート積層工程
及びコアシートと表面シートをこの順に有するものである。このほか、インレットの反対面にコアシートと表面シートとを積層する工程を有していてもよい。インレットの2つの面を区別するため、ICモジュール搭載面を下面、その反対面を上面とすると、この上面にコアシートと表面シートとを積層する工程は、前記一体化工程の前であれば任意の時期に実施することができる。そして、こうしてインレットの上面に積層されたコアシートと表面シートの両者は、前記一体化工程においてインレット等と一体化することができる。図1の例は、インレット1の下面に下面側コアシート21、下面側表面シート41をこの順に積層し、インレット1の上面に上面側第1コアシート21、上面側第2コアシート31、上面側表面シート42をこの順に積層したもので、図1(a)はその製造工程を示し、図1(b)は製造された非接触ICカードを示している。
インレット製造工程は、基材シート11上にICモジュール13を搭載する工程である。非接触型ICカードの場合には、基材シート11として、アンテナ12を備えるシートを使用することが望ましい。このアンテナ12を形成する方法は公知であり、例えば、基材シート11上に銅箔等の金属箔を積層しエッチングしてループ状のアンテナ12を形成することができる。あるいは、絶縁材料で被覆した金属線を引き回してアンテナ12としてもよい。ICモジュール13は配線基板上にICチップを搭載し、このICチップをモジュール樹脂で包埋して保護したもので、その端子をアンテナ12の端子に接続するように、基材シート11上に搭載すればよい。なお、基材シート11としては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが好適である。
次に、コアシート積層工程は、下面側コアシート21をインレット1の下面に重ねる工程である。下面側コアシート21は、前記ICモジュール13に対応する位置に貫通孔aを有している必要がある。また、この貫通孔aは、ICモジュール13の幅1wより大きい幅2wを有している必要がある。そして、ICモジュール13をこの貫通孔aの略中央に収容することにより、ICモジュール13の全周にわたって、貫通孔a側面とICモジュール13側面との間に隙間xを形成することができる。
なお、下面側コアシート21は、その厚み2dが、ICモジュール13の高さ1dより薄いことが必要である。下面側コアシート21の厚み2dがICモジュール13の高さ1dより薄いため、後述する一体化工程の熱プレスによっても、この下面側コアシート21が潰れてその厚みが減少することがなく、このため、厚みの減少に伴う余剰の樹脂が前記ICモジュール13の上に流れ込むことがない。
下面側コアシート21としては、例えば、硬質塩化ビニル(PVC)シートなどの電気絶縁性シートが使用できる。また、下面側コアシート21として、非結晶性ポリエステル(例えば、イーストマン・ケミカル社製のEastsr PET−G:テレフタル酸、グリコール、1,4シクロヘキサンジメタノール共重合体)を使用することも可能である。
次に、表面シート積層工程は、下面側コアシート21に下面側表面シート41を重ねる工程である。下面側表面シート41はICカードの下側表面を構成するシートであることから、図示しない印刷等の加飾が施されていてもよい。また、同じ理由から、下面側コアシート21の貫通孔aを塞ぐものである必要がある。望ましくは、孔や凹部のないシートである。このような下面側表面シート41としては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが使用できる。
次に、インレット1の上面側に、1枚又は複数枚の上面側コアシート22,32と、上面側表面シート42とを重ねることが望ましい。この上面側表面シート42はICカードの上側表面を構成するシートである。このため、下面側表面シート41と同様に、必要な加飾を施しておくことができる。また、上面側コアシート22,32は、ICモジュール
13を衝撃等から保護するものである。インレット1を対称中心として、その上下にコアシート21及び表面シート41と、コアシート22,32及び表面シート42を配置することにより、温湿度の変化に伴うICカードの反りを防止することができる。このような理由から、上面側コアシート22,32として、下面側コアシート21と同様の材質のシートを使用することが望ましい。また、上面側表面シート42として、下面側表面シート41と同様の材質のシートを使用することが望ましい。
次に、こうしてインレット1の上下に各シートを重ねて形成された集積体を熱プレスすることにより、インレット1を含め、各シート21,41,22,32,42が一体化して、本発明に係るICカードを製造することができる。熱プレスは、例えば、140〜160℃、10kgf/cm、5分間の条件でよい。得られたICカードは、図1(b)から分かるように、下面側コアシート21の厚み2dがICモジュール13の高さ1dより薄い点で従来のICカードと区別できる。そして、このICカードはICモジュール13と下面側裏面シート41が密接しており、このICカードを屈曲した場合にも、下面側裏面シート41が屈曲に追従することによりその屈曲応力を緩和するから、優れた屈曲耐性を有するものである。
1:インレット
11:基材シート
1:アンテナ
13:ICモジュール
21:下面側コアシート
22:上面側コアシート
32:上面側コアシート
41:下面側表面シート
42:上面側表面シート
a:貫通孔
x:隙間

Claims (3)

  1. 基材シートの片面にICモジュールを搭載してインレットを製造するインレット製造工程と、貫通孔を有するコアシートを使用し、この貫通孔に前記ICモジュールを収容して貫通孔側面とICモジュール側面との間に隙間が生じるようにコアシートをインレットに重ねるコアシート積層工程と、コアシートの貫通孔を塞ぐように表面シートを重ねる表面シート積層工程と、これらインレット、コアシート及び表面シートを含む集積体全体を熱プレスして一体化する一体化工程とを有するICカードの製造方法において、
    前記コアシートの厚みがICモジュールの高さより薄いことを特徴とするICカードの製造方法。
  2. 前記一体化工程の前に、インレットの反対面にコアシートと表面シートとをこの順に重ねる反対面積層工程を有しており、前記一体化工程でこれら反対面の各シートを一体化することを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の製造方法で製造されたICカード。
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