JP2016126625A - 無人化施工方法および自律走行用制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】建設機械1を、機械始点から転圧エリアに移動させる進入工程と、前記建設機械を、前記転圧エリアに設定された転圧路に沿って前後進させる転圧工程と、前記建設機械を、前記転圧路に沿って設けられた他の転圧路に車線変更させる車線変更工程と、を備える無人化施工方法であって、前記転圧工程において、前記建設機械の位置が前記転圧路の基準線からの位置ずれを許容する第1領域の内側にある場合には、前記転圧路の基準線上に設けられた目標点に向かうようにステアリング角度を修正し、前記第1領域の外側にある場合には、前記転圧路の基準線に最短距離で到達するようにステアリング角度を修正する。
【選択図】図9
Description
無人化施工は、現場から送られてくる映像を、複数のモニタ画面で確認しながらオペレータが建設機械を遠隔操作するのが一般的であるが、この方法では、オペレータの技量によって作業の品質が異なる場合がある。また、複数の画像取得のための装置と通信環境が必要となる。
この無人化施工方法では、走行エリアを複数の走行エリアに区分している。そして、建設機械が走行している位置を判定し、区分された走行エリアに基づいて制御を行うことで、現地に応じた自律走行を可能としている。
および演算時間の短縮化が可能である。また、転圧路の基準線に対するずれが発生した場合にも修正が早いので、転圧工程における走行精度が向上する。
第二の発明によれば、建設機械が、ステアリング角度を修正して転圧路の基準線上に到達したにも関わらず、ステアリング角度を維持したまま転圧路の基準線から外れてしまう虞がない。つまり、本発明によれば、建設機械の走行精度が向上する。
第三の発明によれば、次々と変わる制御指令に追従して建設機械が左右に激しく(細かく)動くことがない。つまり、本発明によれば、建設機械の挙動が安定する。
合には前記ステアリング角度演算手段で演算されたステアリング角度の変化が閾値以上であるときに今回演算されたステアリング角度に修正することを特徴としている。
各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、参照する図面において、本発明を構成する部材の寸法は、説明を明確にするために誇張して表現されている場合がある。なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
≪第1実施形態に係る無人化施工方法≫
無人化施工方法とは、建設機械にセンサ類を搭載させて、予め設定された計画線に沿って建設機械を走行させることにより、自律制御式の無人化された施工を行うことを言う。第1実施形態に係る無人化施工方法を用いた無人化施工システムMを図1(a)に示す。
1、トータルステーション2およびホストPC3は、無線通信を用いて通信可能である。
トータルステーション2は、走行する振動ローラ1を自動追尾して、振動ローラ1の位置情報を周期的(例えば、300ミリ秒)にホストPC3に対して送信する。トータルステーション2は、例えば、振動ローラ1の走行を妨害しない場所であると共に、振動ローラ1の自動追尾が常に可能な位置に設置されている。
ホストPC3は、施工管理者により操作されるものである。施工管理者は、ホストPC3に施工条件を予め登録し、その後に施工開始の指示を入力する。これらの情報は、振動ローラ1に送信され、振動ローラ1による無人化施工が開始される。
また、無人化施工が行われている期間、ホストPC3は、トータルステーション2から受信した振動ローラ1の位置情報を振動ローラ1に対して送信する。
一方、ホストPC3は、振動ローラ1の機体情報を振動ローラ1から周期的に受信し、この機体情報を表示画面に表示する。機体情報は、振動ローラ1の状態が確認できるものであればよく、例えば、振動ローラ1の進行方向、速度、ステアリング角度等であってよい。施工管理者は、ホストPC3に表示される振動ローラ1の機体情報を確認することで、施工の進行状況を把握することが可能である。なお、施工管理者は、施工開始の指示を行った後は、原則として振動ローラ1に対して指示を行わない。
転圧路情報には、転圧路数、各転圧路を特定するための座標(x,y)および車線変更幅などが含まれる。図1(b)に示すように、上下方向に直線状に転圧する場合には、各転圧路を特定するための座標として各転圧路の中心線の両端の座標(x,y)が与えられ、また、車線変更幅として隣り合う転圧路の中心線同士の離間距離が与えられる。
リアへの進入点として最左端の転圧路の中心線の一方の端点の座標(x,y)が与えられ、転圧エリアからの退出点として最右端の転圧路の中心線の一方の(x,y)が与えられる。
図2を参照して、振動ローラ1(省略して「ローラ」と呼ぶ場合がある)の構成について説明する。振動ローラ1は、車体10と、車体10の前後に取り付けられた二つの鉄輪11,11と、車体10の下部に配置されたアーティキュレート機構12と、車体10の上部に設置された全周プリズム13および通信アンテナ14と、自律走行用制御装置15と、機体情報取得手段S(図4参照)とで構成されている。振動ローラ1は、鉄輪11,11の回転方向を変更することで、前進および後進が可能である。
鉄輪11は、図示しない振動を発生する装置を備え、振動しながら回転することで地面を転圧する。以下では、前側の鉄輪11を前輪11aと呼び、後側の鉄輪11を後輪11bと呼ぶ場合がある。
一方、図3(b)に示すように、右旋回時(ステアリング角度θが0°でない状態)では、センターピン12cを中心にして前輪保持部12aおよび後輪保持部12bが進行方向に対して右側に屈折し、それに伴い前輪11aおよび後輪11bの右側が共に近接する方向に傾斜する。左旋回時の場合も同様にして、センターピン12cを中心にして前輪保持部12aおよび後輪保持部12bが進行方向に対して左側に屈折し、それに伴い前輪11aおよび後輪11bの左側が共に近接する方向に傾斜する。
ンターピン12cの位置を基準とするので、振動ローラ1の自立走行制御を行う基準点をセンターピン12cの位置またはセンターピン12cを通る鉛直線上に設けることが好ましい。その為、振動ローラ1のようにアーティキュレート機構12が採用されている建設機械の場合、全周プリズム13の位置をセンターピン12cの真上になるように演算により補正を行うのがよい。この補正を行うことにより、トータルステーション2を介して取得する座標が振動ローラ1の基準点(センターピン12cの位置)となるので、角度修正を行う際に誤差が生じない。この補正を行うのは、振動ローラ1、トータルステーション2およびホストPC3の何れであってもよく、何れかの装置で演算により行われる。
姿勢検出センサS1は、振動ローラ1の方位角G(deg)を検出するものである。姿勢
検出センサS1は、例えば、MEMS型ジャイロであって、車体10の内部に設置される。方位角G(deg)は、自律走行用制御装置15に受け渡され、慣性航法(INS)を用
いた現在位置の算出などに用いられる。なお、トータルステーション2により取得された振動ローラ1の位置情報は、姿勢検出センサS1のドリフトの補正に用いられる。
あって、アーティキュレート機構12のセンターピン12cに設置される。ステアリング角度θ(deg)は、自律走行用制御装置15に受け渡され、振動ローラ1の走行方向の修
正などに用いられる。なお、ステアリングシリンダのロッドの進退量を検出するセンサをステア角度検出センサS3としてもよい。
より構成される。以下、自律走行用制御装置15の自律走行の制御について詳細に説明する。
工程」、「車線変更工程」の3つである。進入工程は、転圧エリア外に位置する振動ローラ1を転圧エリア内に設定される転圧路に進入させるものである。転圧工程は、振動ローラ1を転圧回数だけ転圧路上を往復動させるものである。車線変更工程は、振動ローラ1を次の転圧路に移動させるものである。
進入工程制御手段20は、進入工程を制御するためのものである。振動ローラ1は、転圧路上を前進および後進して転圧を行うので、転圧路に進入した際の振動ローラ1の向き(方向線)と転圧路の中心線(基準線)とが一致または平行になっていることが望ましい。その為、進入工程制御手段20は、図7に示すように振動ローラ1の現在位置における方向線および転圧路の中心線に内接する円(内接円)を仮想的に設定し、振動ローラ1をその内接円上を通過させるように制御する。この制御を実現するために、図6に示す進入工程制御手段20は、進入路作成手段21、ずれ量演算手段22、ステアリング角度演算手段23および制御信号作成手段24を有する。
動ローラ1の現在位置を表しており、座標(x3,y3)は、転圧エリアへの進入目標となる
進入点を表している。進入路作成手段21は、現在位置(x1,y1)および進入点(x3,y3)をホストPC3から受信する。
ーラ1の方向線と進入する転圧路の中心線との交点(x2,y2)を算出する(ステップS1
1)。例えば、転圧路の中心線を「ax1+by1+c=0」で表し、振動ローラ1の方向線を「dx2+ey2+f=0」で表して、その交点を算出する。続いて、進入路作成手段21は、振動ローラ1の方向線と進入する転圧路の中心線とに内接する半径rの円の中心点(x0,y0)を算出
する(ステップS12)。内接円の半径rは、任意に設定することが可能であるが、振動ローラ1の最小旋回半径(最小回転半径)にするとよい。なお、方向線と転圧路の中心線との内接円を合計で4つ描くことが可能であるが、現在位置から最も距離が近い中心点を算出するようにする。
交わる点(xM,yM)を算出し(ステップS13)、また、中心点(x0,y0)から転圧路の中心線に垂直に交わる点(xN,yN)を算出する(ステップS14)。なお、ステップS13
とステップS14との順番は、逆であってもよい。続いて、進入路作成手段21は、内接円の円弧に沿った点(xM,yM)から点(xN,yN)までの複数点の座標を算出する(ステップS15)。算出する座標の数は、任意に設定することが可能であるが、座標点数を少なく設定すると振動ローラ1の動きが滑らかにならないので一定数以上の座標を算出するようにする。
標点)とし、転圧路上の進入点(x3,y3)を目標点(最終目標点)とする走行ルートが決
定する。そして、進入工程制御手段20は、進入路作成手段21により算出した座標を通過するように振動ローラ1を移動させることで、現在位置(始点)から最終目標点までの進入走行を実現する。以下、進入走行の制御について説明する。
なお、ずれ量演算手段22は、ある通過点(第1中間目標点)に到達した際に、ある通過点(第1中間目標点)と次の通過点(第2中間目標点)とを結ぶ新たな直線(基準線)との間でのずれ量の是正に必要なステアリング角度θの大きさを算出する。通過点(中間目標点)に到達したか否かは、例えば、通過点(中間目標点)にある程度近接した場合に到達したと判定してもよいし、通過点(中間目標点)までの距離が減少から増加に転じた時点で通過点に到達したと判定してもよい。
なお、本実施形態では、内接円を用いていたが、内接円以外にも転圧路に内接する楕円上を走行するようにしてもよい。
図6に示す転圧工程制御手段30は、転圧工程を制御するためのものである。ここで、本実施形態では、直線状の転圧路を想定している。その為、転圧路の中心線(基準線)の一方の端点を始点とし、他方の端点を最終目標点とし、振動ローラ1を始点から最終目標点に向かって転圧路の中心線(基準線)上を直線に走行させることが可能である。しかし、この制御では、転圧路の中心線(基準線)に対するずれが発生した際に、ずれの修正が遅くなってしまう。このことは、転圧路の全長が長い場合(始点と最終目標点との距離が長い場合)に特に問題となる。その為、転圧工程制御手段30は、転圧路の距離が長い場合には、転圧路の中心線(基準線)を複数に分割し、分割点を振動ローラ1が通過するよ
うに制御する。
転圧工程におけるこれらの制御を実現するために、転圧工程制御手段30は、転圧路作成手段31、ずれ量演算手段32、ステアリング角度演算手段33および制御信号作成手段34を有する。
なお、ずれ量演算手段32は、ある分割点(第1中間目標点)に到達した際に、ある分割点(第1中間目標点)と次の分割点(第2中間目標点)とを結ぶ新たな直線(基準線)との間でのずれ量の是正に必要なステアリング角度θの大きさを算出する。分割点(中間目標点)に到達したか否かは、例えば、分割点(中間目標点)にある程度近接した場合に到達したと判定してもよいし、分割点(中間目標点)までの距離が減少から増加に転じた時点で分割点に到達したと判定してもよい。
図6に示す車線変更工程制御手段40は、車線変更工程を制御するためのものである。ここで、施工条件によって転圧路の中心線同士の離間距離は変化するので、車線変更幅Wを自在に変化することが可能なアルゴリズムを構築することが望ましい。その為、車線変更工程制御手段40は、図10(a)に示すように車線変更前の転圧路の中心線と車線変更後の転圧路の中心線とを結ぶタンジェント曲線を用いた車線変更の経路(車線変更路)の中心線上を通過させるようにする。このタンジェント曲線は、−90°〜+90°の範囲を車線変更幅にすることで、車線変更前の転圧路の中心線および車線変更後の転圧路の中心線に接するようにすることが望ましい。この制御を実現するために、図6に示す車線変更工程制御手段40は、車線変更路作成手段41、ずれ量演算手段42、ステアリング角度演算手段43および制御信号作成手段44により構成されている。
任意に決定された車線変更幅Wに対応する車線変更路の中心線を構成する通過点(目標点)の座標(Xn,Yn)を算出するための数式を以下に示す(nは通過点(目標点)の識別
番号)。ここでは、7つ(n=1〜7)の通過点(目標点)の座標を算出する場合を想定しているが、ここで示す通過点(目標点)の数や数式はあくまでも一例である。この数式を用いることで、図10(a)に示すように、第1の通過点(X1,Y1)として車線変更前
の転圧路の中心線の一点が算出され、第7の通過点(X7,Y7)として車線変更後の転圧路
の中心線の一点が算出され、第1の通過点(X1,Y1)と第7の通過点(X7,Y7)とを結ぶタンジェント曲線上に第2の通過点(X2,Y2)〜第6の通過点(X6,Y6)が算出される。
なお、以下に示す数式により算出される通過点の座標(Xn,Yn)は、振動ローラ1の現
在位置(転圧路の中心点上のある一点)を原点(0,0)とし、その原点(0,0)からの相対的な位置を示すものである。その為、算出した座標を用いて振動ローラ1を制御する場合には、算出した座標を転圧エリアの全体的な位置(全体座標系)に変換する必要がある。
を結ぶ直線(基準線)に対する振動ローラ1のずれ量を算出する。
なお、ずれ量演算手段42は、ある通過点(第1中間目標点)に到達した際に、ある通過点(第1中間目標点)と次の通過点(第2中間目標点)とを結ぶ新たな直線(基準線)との間でのずれ量の是正に必要なステアリング角度θの大きさを算出する。通過点(中間目標点)に到達したか否かは、例えば、通過点(中間目標点)にある程度近接した場合に到達したと判定してもよいし、通過点(中間目標点)までの距離が減少から増加に転じた時点で通過点に到達したと判定してもよい。
≪第2実施形態に係る無人化施工方法≫
第1実施形態に係る無人化施工方法では、制御指令の計算周期(Δt)を短く設定した場合に、次々と変わる制御指令に追従して振動ローラ1が左右に激しく動く虞がある。
例えば、次のような場合である。ある時点(時刻t)において中間目標点に対して実際の車体の方向が右側を向いていたとし、左側を向くように制御指令角度を「−2°」とする制御指令がなされたとする。この制御により目標点に対して実際の車体の方向が左側を向いてしまった場合には、次の時点(時刻t+Δt)において、右側を向くように制御指令角度を「+2°」とする制御指令がなされるとする。このような制御になると、次々と
変わる制御指令に追従して振動ローラ1が左右に激しく(細かく)動くことになる。この振動ローラ1が左右に激しく動いた場合における、制御指令角度の変化の一例を図11(a)に示す。
また、制御指令角度に閾値を設定する制御を転圧工程に用いた場合に、進行方向を修正することにより振動ローラ1の基準点が転圧路の中心線(基準線)上に到達した場合に、進行方向を修正することなく振動ローラ1が転圧路の中心線から外れてしまう虞がある(図12参照)。これは、閾値が適切に設定されていない場合に起こりやすい。その場合には、振動ローラ1の基準点が転圧路の中心線から一定の範囲内にある場合には、ステアリ
ング角度θを「0°」にするように制御するとよい(図13参照)。本実施形態では、転圧路の中心線(基準線)から左右の両側に均等に広がる帯状の領域をステアリング角度θ「0°」区間(第2領域)として設定している。このステアリング角度θ「0°」区間(第2領域)の幅は、位置ずれの許容範囲(第1領域)よりも狭い範囲であることが好ましく、例えば、10cm〜20cm程度に設定する。
振動ローラ1が転圧路の中心線(基準線)上に乗っている(ずれ量がステアリング角度θ「0°」区間(第2領域)に含まれる)場合(ステップS21で“Yes”)に、制御信号作成手段34は、制御指令角度に「0°」を設定した制御指令をアーティキュレート機構12に対して送信する(ステップS22)。一方、振動ローラ1が転圧路の中心線(基準線)上に乗っていない(ずれ量がステアリング角度θ「0°」区間(第2領域)に含まれない)場合(ステップS21で“No”)に、処理をステップS23に進める。
以上で、ある時点(座標)でのステアリング角度θの制御が終了するが、次の周期でまたずれ量の是正に必要なステアリング角度θの大きさを算出する(ステップS21)。
中間目標点)よりも手前で転圧路の中心線に到達するように進行方向を大きく曲げる。その後、振動ローラ1は、第1領域に戻った時点で再び分割点(中間目標点)に向かって走行し始める。続いて、振動ローラ1は、ステアリング角度θ「0°」区間(第2領域)に入った時点でステアリング角度θを「0°」にして直進する。振動ローラ1が直進する方向は、転圧路の中心線に対して平行ではなく一定の角度がつけられているが、緩やかな角度である。振動ローラ1は、ある程度直進すると転圧路の中心線を跨ぎ、なお直進を続ける。そして、第2領域から外れた時点(第1領域に戻った時点)で再び分割点(中間目標点)に向かって走行し始める。なお、これらの第1領域および第2領域を用いた制御においては、閾値制御が行われる。
2 トータルステーション
3 ホストPC
10 車体
11a 前輪(鉄輪)
11b 後輪(鉄輪)
12 アーティキュレート機構(操向装置)
12c センターピン
13 全周プリズム
14 通信アンテナ
15 自律走行用制御装置
20 進入工程制御手段
21 進入路作成手段
30 転圧工程制御手段
31 転圧路作成手段
40 車線変更工程制御手段
41 車線変更路作成手段
22,32,42 ずれ量演算手段
23,33,43 ステアリング角度演算手段
24,34,44 制御信号作成手段
25,35,45 閾値角度制御手段
36 0°区間制御手段
S1 姿勢検出センサ(機体情報取得手段)
S2 速度検出センサ(機体情報取得手段)
S3 ステア角度検出センサ(機体情報取得手段)
S4 前方探査センサ(機体情報取得手段)
M 無人化施工システム
M1 自律制御システム
Claims (6)
- 建設機械を、機械始点から転圧エリアに移動させる進入工程と、
前記建設機械を、前記転圧エリアに設定された転圧路に沿って前後進させる転圧工程と、
前記建設機械を、前記転圧路に沿って設けられた他の転圧路に車線変更させる車線変更工程と、を備える無人化施工方法であって、
前記転圧工程において、前記建設機械の位置が前記転圧路の基準線からの位置ずれを許容する第1領域の内側にある場合には、前記転圧路の基準線上に設けられた目標点に向かうようにステアリング角度を修正し、前記第1領域の外側にある場合には、前記転圧路の基準線に最短距離で到達するようにステアリング角度を修正することを特徴とする、無人化施工方法。 - 前記転圧工程において、前記建設機械の位置が前記第1領域よりも前記転圧路の基準線に近い第2領域の内側にある場合には、前記ステアリング角度をゼロにすることを特徴とする、請求項1に記載の無人化施工方法。
- 前記転圧工程において、現在のステアリング角度に対する修正後のステアリング角度の変化が閾値以上である場合にだけ当該修正後のステアリング角度に修正することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の無人化施工方法。
- 建設機械を、機械始点から転圧エリアに設定された目標点に移動させる進入工程と、
前記建設機械を、前記転圧エリアに設定された転圧路に沿って前後進させる転圧工程と、
前記建設機械を、前記転圧路に沿って設けられた他の転圧路に車線変更させる車線変更工程と、を備える無人化施工方法であって、
前記進入工程では、前記機械始点における前記建設機械の方向線と、前記転圧路の基準線とに接する円または楕円を算出するステップと、
前記建設機械を前記機械始点から前記方向線と前記円または楕円との接点である第一接点まで前記方向線に沿って走行させるステップと、
前記建設機械を前記第一接点から前記円または楕円と前記延長線との接点である第二接点まで前記円または楕円に沿って走行させるステップと、
前記建設機械を前記第二接点から前記目標点まで前記基準線に沿って走行させるステップと、を行うことを特徴とする、無人化施工方法。 - 建設機械を、機械始点から転圧エリアに移動させる進入工程と、
前記建設機械を、前記転圧エリアに設定された転圧路に沿って前後進させる転圧工程と、
前記建設機械を、前記転圧路に沿って設けられた他の転圧路に車線変更させる車線変更工程と、を備える無人化施工方法であって、
前記車線変更工程では、前記転圧路および前記他の転圧路に接するタンジェント曲線を算出するステップと、
前記タンジェント曲線上に複数の通過点を設定するステップと、
前記機械始点から前記複数の通過点を通って前記他の転圧路の基準線まで走行させるステップと、を行うことを特徴とする、無人化施工方法。 - 転圧路の基準線に沿って自律走行する建設機械のステアリング角度を制御する自律走行用制御装置であって、
前記転圧路の基準線に対する前記建設機械のずれ量を演算するずれ量演算手段と、
前記ずれ量の是正に必要なステアリング角度の大きさを演算するステアリング角度演算
手段と、
前記ステアリング角度を修正する制御信号を出力する制御信号作成手段と、を備え、
前記制御信号作成手段は、前記建設機械の位置が前記転圧路の基準線から予め決められた領域内にあるか否かの判定結果に基づき、前記領域内にある場合にはステアリング角度をゼロにし、前記領域外にある場合には前記ステアリング角度演算手段で演算されたステアリング角度の変化が閾値以上であるときに今回演算されたステアリング角度に修正することを特徴とする、自律走行用制御装置。
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