JP2001067126A - 走行型建設機械 - Google Patents

走行型建設機械

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JP2001067126A
JP2001067126A JP24499499A JP24499499A JP2001067126A JP 2001067126 A JP2001067126 A JP 2001067126A JP 24499499 A JP24499499 A JP 24499499A JP 24499499 A JP24499499 A JP 24499499A JP 2001067126 A JP2001067126 A JP 2001067126A
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traveling
angle
area
construction machine
steering
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JP24499499A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Oda
博志 小田
Yoshinori Kumita
良則 組田
Mutsumi Sugizaki
睦 杉崎
Katsumi Obata
克実 小幡
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行制御のために必要な演算処理を単純なア
ルゴリズムで行うことができ、その演算処理に要する時
間を短縮することができる走行型建設機械を提供する。 【解決手段】 走行型建設機械100が第1エリアA1
に位置していると判定された場合には、走行型建設機械
100の走行方向が維持されるように制御される。走行
型建設機械100が第2、第3エリアA2、A3に位置
していると判定された場合には、計画線Kに近づくよう
に走行型建設機械100の走行方向が制御される。走行
型建設機械100が第4エリアA4に位置していると判
定された場合には、走行型建設機械100の走行を停止
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め設定された計
画線に沿って走行が制御される走行型建設機械に関す
る。
【0002】
【従来の技術】予め設定された走行すべき経路を示す計
画線に沿って走行するように自律制御される走行型建設
機械が実現されている。このような走行型建設機器は、
前輪および後輪の少なくとも一方を操舵することで車体
の走行方向を変える操舵部、その走行型建設機器の現在
位置を絶対位置として取得する絶対位置情報取得装置な
どが設けられている。そして、このような走行型建設機
器を計画線に沿って走行させる制御は以下に説明するよ
うなものがあった。
【0003】図18は従来の走行型建設機器の走行制御
を説明するための図であり、図18(A)は走行型建設
機器が計画線に近づく姿勢である状態を示す説明図、図
18(B)は走行型建設機器が計画線から遠ざかる姿勢
である状態を示す説明図である。図18(A)に示され
ているように、走行型建設機器100が現在位置p1に
位置しており、計画線Kに近づく姿勢で走行している場
合には、上記現在位置p1から計画線K上の目標位置p
2に接するような円弧Q1に沿って走行するように操舵
部が制御されるようになっている。ただし、目標位置p
2は現在位置p1から計画線Kに向かって延ばした垂線
と計画線Kの交点から所定距離L離間した位置である。
【0004】また、図18(B)に示されているよう
に、走行型建設機器100が現在位置p3に位置してお
り、計画線Kから遠ざかる姿勢で走行している場合に
は、上記現在位置p3から計画線K上の目標位置p4を
通過するような円弧Q2に沿って走行するように操舵部
が制御されるようになっている。ただし、目標位置p4
は現在位置p3から計画線Kに向かって延ばした垂線と
計画線Kの交点から所定距離L′離間した位置である。
そして、上述した操舵部の制御を数秒毎に実行すること
により、走行型建設機械100を計画線Kに沿って走行
させる制御を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した目標位置に接
する円弧または目標位置を通過する円弧に沿って走行を
制御する従来の走行型建設機械では、上記円弧を算出す
るアルゴリズムが複雑となり演算時間を長く必要として
いる。そのため、アルゴリズムの開発コストが高くつく
だけでなく、演算時間を短縮するためには処理速度が高
速な制御系が必要となっている。本発明は、上記のよう
な事情のもとになされたもので、その課題は走行制御の
ために必要な演算処理を単純なアルゴリズムで行うこと
ができ、その演算処理に要する時間を短縮することがで
きる走行型建設機械を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前輪および後
輪の少なくとも一方を操舵することで車体の走行方向を
変える操舵部を備えた走行型建設機械において、予め設
定された計画線を中心としてこの計画線に沿って延在す
る帯状の走行エリアが設定され、前記走行エリアは、前
記計画線と直交する方向の距離に対応した複数の走行エ
リアに区分されており、前記車体が位置している走行エ
リアが前記複数の走行エリアのどれに該当するかを判定
する走行エリア判定部と、前記走行エリア判定部による
走行エリアの判定結果に基づいて前記操舵部を制御する
ことで前記車体が前記計画線に沿って走行されるように
構成された走行制御部とを設けたことを特徴とする。ま
た、本発明は、前記車体の位置を検出する位置検出部が
設けられ、前記走行エリア判定部による前記走行エリア
の判定は、前記位置検出部で検出された前記位置に基い
て行われることを特徴とする。また、本発明は、前記位
置検出部は、GPS衛星から送信されるGPS信号に基
いて位置データを出力するGPSセンサを含んで構成さ
れ、前記位置検出部による前記位置の検出は、前記位置
データによって行なわれることを特徴とする。また、本
発明は、前記計画線に対して前記車体の走行方向がなす
走行角度を検出する走行角度検出部が設けられ、前記走
行制御部による前記操舵部の制御は、前記走行角度検出
部で検出された走行角度に基いて、車体の前後方向に対
して前輪または後輪のなすステアリング角度を調整する
ことで行なわれることを特徴とする。また、本発明は、
前記走行角度検出部は、方位角データを出力するジャイ
ロセンサを含んで構成され、前記走行角度検出部による
前記走行角度の検出は、前記方位角データに基いて行な
われることを特徴とする。また、本発明は、前記車体の
位置と、この車体が到達すべき前記計画線上の目標位置
とを結ぶ直線が前記計画線となす交叉角度を算出する交
叉角度算出部が設けられ、前記走行制御部による前記操
舵部の制御は、前記走行角度および前記交叉角度に基い
て、車体の前後方向に対して前輪または後輪のなすステ
アリング角度を調整することで行なわれることを特徴と
する。また、本発明は、前記目標位置は、前記車体が位
置している位置を第1位置とし、前記第1位置から前記
計画線に向けて延在する垂線が前記計画線と直交する位
置を第2位置としたときに、前記第2位置から前記計画
線上で前記走行方向に向かって所定距離離間した第3位
置に相当することを特徴とする。また、本発明は、前記
走行エリアは、前記計画線と直交する方向にそれぞれ一
定の幅を有する第1乃至第4エリアを含んで構成され、
前記第1エリアは前記計画線を含みこの計画線を中心と
してこの計画線の左右両側に延在して設定され、前記第
2エリアは前記第1エリアの左右の外側に延在して設定
され、前記第3エリアは前記第2エリアの左右の外側に
延在して設定され、前記第4エリアは前記第3エリアの
左右の外側に延在して設定され、前記走行エリア判定部
による走行エリアの判定結果は前記車体の位置が前記第
1乃至第4エリアのうちの何れかにあるかを判定するこ
とであることを特徴とする。また、本発明は、前記走行
エリア判定部による走行エリアの判定結果が前記第1エ
リアであるときには、前記制御部による前記操舵部の制
御は、車体の前後方向に対して前輪または後輪のなすス
テアリング角度が維持されるように行なわれることを特
徴とする。また、本発明は、前記走行エリア判定部によ
る走行エリアの判定結果が前記第2エリアであるときに
は、前記制御部による前記操舵部の制御は、車体の前後
方向に対して前輪または後輪のなすステアリング角度が
前記走行角度に相当する角度分変化させるように行なわ
れる。また、本発明は、前記走行エリア判定部による走
行エリアの判定結果が前記第3エリアであるときには、
前記制御部による前記操舵部の制御は、車体の前後方向
に対して前輪または後輪のなすステアリング角度を前記
走行角度と前記交叉角度の和に相当する角度分変化させ
るように行なわれることを特徴とする。また、本発明
は、前記走行エリア判定部による走行エリアの判定結果
が前記第4エリアであるときには、前記前輪または後輪
の回転が停止されるように構成されていることを特徴と
する。
【0007】そのため、本発明では、予め設定された計
画線を中心としてこの計画線に沿って延在する帯状の走
行エリアが設定されており、走行エリア判定部による走
行エリアの判定結果に基づいて操舵部が制御されること
で車体が計画線に沿って走行される。したがって、走行
型建設機械を計画線に沿って走行させる制御のアルゴリ
ズムが単純なものとなる。したがって、アルゴリズムの
開発コストが安価なもので済む。また、走行制御のため
に必要な演算処理に要する時間を短縮することができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の走
行型建設機械の実施の形態について説明する。図1は本
発明の走行型建設機械が走行する計画線と走行エリアの
説明図、図2は実施の形態における走行型建設機械の走
行制御の原理を説明する図であり、図2(A)は走行エ
リアA1に対応する制御状態を示す説明図、図2(B)
は走行エリアA2に対応する制御状態を示す説明図、図
2(C)は走行エリアA3に対応する制御状態を示す説
明図、図2(D)は走行エリアA4に対応する制御状態
を示す説明図である。図3は実施の形態における走行型
建設機械の動作を説明するための図であり、図3(A)
は走行型建設機械の構成を示す説明図、図3(B)はス
テアリング角度の説明図、図3(C)はジャイロ角度の
説明図である。図4は実施の形態における走行型建設機
械の制御系の構成を示すブロック図である。
【0009】まず、図1乃至図3を参照して本発明の走
行型建設機械の原理について説明する。図1に示されて
いるように、本発明では予め設定された計画線Kを中心
としてこの計画線Kに沿って延在する帯状の走行エリア
Aが設定されている。走行エリアは、計画線Kと直交す
る方向の距離に対応した複数の走行エリア、すなわち第
1乃至第4エリアA1乃至A4に区分されている。第1
乃至第4エリアA1乃至A4は、計画線Kと直交する方
向にそれぞれ一定の幅を有するように設定されている。
第1エリアA1は、計画線Kを含みこの計画線Kを中心
としてこの計画線Kの左右両側に延在して設定されてい
る。第2エリアA2は、第1エリアA1の左右の外側に
延在して設定されている。第3エリアA3は、第2エリ
アA2の左右の外側に延在して設定されている。第4エ
リアA4は、第3エリアA3の左右の外側に延在して設
定されており、上述した第1乃至第3エリアA1乃至A
3以外の領域となる。
【0010】上記第1乃至第3エリアA1乃至A3は走
行型建設機械100の施工の許容誤差範囲として設定さ
れ、第4エリアA4は非許容誤差範囲として設定されて
いる。後述するように走行型建設機械100は、それが
位置している位置データと、走行型建設機械100の走
行方向と計画線Kがなす走行角度データとを検出するよ
うに構成されている。そして、位置データに基づいて上
記第1乃至第4エリアA1乃至A4のどのエリアに位置
しているかを判定すると共に、位置データと走行角度デ
ータに基いて走行型建設機械100の走行方向を制御さ
せるように構成されている。
【0011】次に、図2を参照して走行型建設機械の走
行制御について説明する。図2(A)に示されているよ
うに、走行型建設機械100が第1エリアA1に位置し
ていると判定された場合には、走行型建設機械100の
走行方向が維持されるように制御される。図2(B)、
図2(C)に示されているように、走行型建設機械10
0が第2、第3エリアA2、A3に位置していると判定
された場合には、計画線Kに近づくように走行型建設機
械100の走行方向が制御される。なお、走行型建設機
械100が第2エリアA2に位置している場合と、第2
エリアA2よりも計画線Kから遠い範囲である第3エリ
アA3に位置している場合とでは、後述するように走行
方向の制御アルゴリズムが異なっている。また、図2
(D)に示されているように、走行型建設機械100が
第4エリアA4に位置していると判定された場合には、
走行型建設機械100の走行を停止させる。
【0012】次に、図3、図4を参照して走行型建設機
械100の構成について説明する。なお、本実施の形態
では、走行型建設機械100が舗装の締め固めを行う振
動ローラである場合を例にとって説明する。本実施の形
態において、走行型建設機械100は、図3に示されて
いる車体102、前輪104および後輪106、GPS
アンテナ108A、ジャイロセンサ110と、図4に示
されているGPSセンサ108、計画線データ記憶部1
12、走行エリアデータ記憶部114、制御部116、
操舵部118、駆動部120などを備えている。
【0013】車体102に設けられた前輪104および
後輪106は、それぞれ締め固めを行う円筒状のローラ
から構成され、後輪106が回転駆動されることによっ
て車体102が走行するように構成されている。図3
(A)、図3(B)に示されているように、前輪104
は、前輪104が車体102の前後方向に対してなすス
テアリング角度dAngleが操舵部118によって調
整されるように構成されている。ただし、図中矢印d1
は前輪104の向きを、矢印d2は車体102の向きを
示している。なお、前輪104のステアリング角度が車
体102の前後方向と平行となる角度を0度とし、この
0度よりも左側のステアリング角度は負、右側のステア
リング角度は正とする。後輪106は、駆動部120に
よって前進または後進する方向に回転駆動されるように
構成されている。すなわち、操舵部118は、上記ステ
アリング角度dAngleを変化させることによって走
行型建設機械100の走行方向を変えるように構成され
ている。
【0014】GPSセンサ108は、車体102に搭載
されたPSアンテナ108AによってGPS衛星から地
球上に送信されるGPS信号を受信し、このGPS信号
に基いて走行型建設機械100の位置データを出力する
ものである。ジャイロセンサ110は、車体102の後
輪106の上方の箇所に設けられ、この車体102の向
き(後輪106の向きに相当)に対応する方位角データ
を検出するように構成されている。計画線データ記憶部
112は、前述したようにこの走行型建設機械100が
走行すべき計画線Kを示す計画線データを記憶するもの
である。走行エリアデータ記憶部114は、この走行型
建設機械100および計画線Kの間の距離と、第1乃至
第4エリアA1乃至A4のエリアとの対応を示す走行エ
リアデータを記憶するものである。
【0015】制御部116は、操舵部118、駆動部1
20を制御する他、以下に説明する処理を行うように構
成されている。制御部116は、上記GPSセンサ10
8から入力される位置データ(緯度経度データ)と計画
線データ記憶部112の計画線データに基づいて、走行
型建設機械100が第1乃至第4エリアA1乃至A4の
どのエリアに位置しているかを判断する処理を行うよう
に構成されている。また、制御部116は、上記ジャイ
ロセンサ110から入力される方位角データ、計画線デ
ータ記憶部112の計画線データ、上記位置データなど
に基いて走行型建設機械100の走行方向と計画線Kと
がなす角度(以下ジャイロ角度という)を求めるように
構成されている。なお、上記ジャイロ角度は特許請求の
範囲の走行角度に相当する。図3(C)に示されている
ように、ジャイロ角度dGyroは、計画線Kと平行な
走行方向を0度としたときに、左右に180度の範囲で
定義される。この際、左方向の角度を負(マイナス)と
し、右方向の角度を正(プラス)とすることで左右の角
度を区別する。
【0016】次に、上述のように構成された走行型建設
機械の動作について説明する。図5は本実施の形態にお
ける走行型建設機械の制御動作を示すフローチャート、
図6はエリア判定処理を示すフローチャート、図7はエ
リア判定処理における座標変換を説明する図であり、図
7(A)は座標変換前の状態を示す説明図、図7(B)
は座標変換後の状態を示す説明図である。図5に示すよ
うに、制御部100は、自らの位置が第1乃至第4エリ
アA1乃至A4の何れのエリアに位置しているかを判定
するエリア判定処理を実行する(S10)。ここで、上
記エリア判定処理を図6のフローチャートを参照して詳
細に説明する。制御部116は、GPSセンサ108か
ら入力される位置データ(緯度経度データ)を取得し
(S100)、主とした位置データを国家座標の形式に
変換する(S102)。そして、国家座標の形式に変換
された位置データから走行型建設機械100の中心点に
対応する位置データを補正して求める(S104)。こ
れは、S100で取得された位置データがGPSセンサ
108の位置している位置データであって、走行型建設
機械100の中心点の位置と若干ずれているため、この
ずれを補正するために行なわれる。
【0017】そして、図7(A)に示されているよう
に、計画線データ記憶部112から読み出した計画線デ
ータの始点と終点の位置データ(国家座標の形式で示さ
れている)に基づいて、計画線Kが国家座標軸の一方の
座標軸(本例ではY軸)に対してなす角度αを求める。
そして、図7(B)に示されているように、計画線Kの
始点と終点の位置データおよびS104で求めれた走行
型建設機械100の位置データを上記角度α分回転させ
ることによって、計画線Kと一致する座標軸Y′とこの
座標軸Y′と直交する座標軸X′によって定義される直
交系座標に上記計画線データと走行型建設機械100の
位置データを変換する(S106)。その結果、変換後
の直交系座標の一方の座標軸(本例では座標軸X′)に
おける走行型建設機械100の位置データの座標Δx
は、変換後の直交系座標の他方の座標軸(本例では座標
軸Y′)からの距離、すなわち計画線Kからの距離に相
当する。したがって、上記走行型建設機械100の位置
データの座標Δxによって上記走行型建設機械100と
計画線Kの間の距離が求められる(S108)。そし
て、制御部116は、上記距離Δxから、走行エリアデ
ータ記憶部114に記憶されている走行エリアデータに
基づいて上記走行型建設機械100が位置している走行
エリアが第1乃至第4エリアA1乃至A4の何れのエリ
アであるかを判定する(S110)。
【0018】次に、図5のフローチャートに戻って説明
を続けると、エリア判定処理(S10)によって判定さ
れたエリアが第4エリアA4(図中AREA4と示され
ている)であるか否かを判定し(S12)、この判定結
果が肯定ならば、上記走行型建設機械100が非許容誤
差範囲に位置しており、自力では走行方向の修正が不可
能と判断して駆動部120に非常停止の指示を与え、後
輪106を停止させる(S14)。これ以降は、例えば
手動によるラジコン操作によって走行型建設機械100
を走行させ、第1乃至第3エリアA1乃至A3に復帰さ
せるなどの処理を行う。
【0019】一方、S12の判定結果が否定ならば、エ
リア判定処理(S10)によって判定されたエリアが第
2エリアA2(図中AREA2と示されている)である
か否かを判定し(S16)、この判定結果が肯定なら
ば、現在のジャイロ角度dGyro=θ1を算出し(S
18)、このジャイロ角度θ1に基づいて後述するよう
にステアリング角度θを求める(S20)。そして、上
記ステアリング角度θを操舵部118に与え(S2
2)、S10に戻る。これにより、操舵部118は上記
ステアリング角度θに基づいて後輪106を操舵する。
【0020】ここで、上述したジャイロ角度に基づくス
テアリング角度の制御動作についてさらに詳細に説明す
る。図8(A)乃至(D)は前進する走行型建設機械1
00が第2エリアA2に位置している状態でジャイロ角
度が0度の場合におけるステアリング角度の制御動作例
を示す動作説明図、図9(A)乃至(F)は前進する走
行型建設機械100が第2エリアA2に位置している状
態でジャイロ角度が0度以外の場合におけるステアリン
グ角度の制御動作例を示す動作説明図である。なお、図
8、図9では、図を簡略化するために走行型建設機械1
00の車体102は図示を省略し、GPSアンテナ10
8Aとジャイロセンサ110のみを図示している。これ
は図10乃至17図においても同様である。また、図8
乃至図17において、走行型建設機械100が前進する
といった場合は走行型建設機械100が後輪106から
前輪104に向かう方向に走行することを示し、走行型
建設機械100が後進するといった場合は走行型建設機
械100が前輪104から後輪106に向かう方向に走
行することを示す。
【0021】図8(A)乃至(D)では走行型建設機械
100が第2エリアA2に位置している状態でジャイロ
角度が0度となっている。すなわち、車体102の向き
は計画線Kと平行となっている。また、図中破線の矢印
d1は制御前の前輪104の向きを示し、実線の矢印d
1は制御後の前輪104の向きを示している。制御部1
16は、走行型建設機械100が前進している場合で
は、現在のジャイロ角度の正負を反転した角度をステア
リング角度として操舵部118に設定する(図5のS2
0に相当)。ここで、上記ジャイロ角度が0度であるた
め、操舵部118に設定されるステアリング角度も0度
が設定される。したがって、図8(A)では、制御前に
おける前輪104の向きが計画線Kと平行であるため、
制御後における前輪104の向きは変化しない。図8
(B)乃至図8(D)では、制御前における前輪104
の向きが計画線Kに対して角度を有しているため、制御
後における前輪104の向きは操舵部118によって計
画線Kと平行となるように変化される。上記の制御によ
り、走行型制御機械100は、計画線Kと平行な状態で
許容誤差範囲である第2エリアA2を走行するように制
御される。
【0022】図9(A)乃至(F)では走行型建設機械
100が第2エリアA2に位置している状態でジャイロ
角度が0度以外となっている。図9(A)乃至(C)で
は、ジャイロ角度dGyroがプラス側、すなわち計画
線Kと平行な線K1に対して右方向の角度(+10度、
+15度、+10度)となっている場合をそれぞれ例示
している。一方、図9(D)乃至(F)では、ジャイロ
角度dGyroがマイナス側、すなわち計画線Kと平行
な線K1に対して左方向の角度(−10度、−10度、
−15度)となっている場合をそれぞれ例示している。
そして、何れの場合においても、制御部116は、走行
型建設機械100が前進しているので、現在のジャイロ
角度の正負を反転した角度をステアリング角度として操
舵部118に設定する。例えば、図9(A)の場合で
は、ジャイロ角度dGyroが+10度であるため、ス
テアリング角度dAngleを−10度として操舵部1
18に設定することで前輪104の向きがマイナス側に
10度変化される。また、図9(D)の場合では、ジャ
イロ角度dGyroが−10度であるため、ステアリン
グ角度dAngleを+10度として操舵部118に設
定することで前輪104の向きがプラス側に10度変化
される。図9(B)、(C)、(E)、(F)について
も上記と同様にジャイロ角度の正負を反転させた角度が
ステアリング角度として設定される。上記の制御によ
り、計画線Kと平行な状態で許容誤差範囲である第2エ
リアA2を走行するように制御される。
【0023】図10(A)乃至(D)は後進する走行型
建設機械100が第2エリアA2に位置している状態で
ジャイロ角度が0度の場合におけるステアリング角度の
制御動作例を示す動作説明図、図11(A)乃至(F)
は後進する走行型建設機械100が第2エリアA2に位
置している状態でジャイロ角度が0度以外の場合におけ
るステアリング角度の制御動作例を示す動作説明図であ
る。
【0024】図10(A)乃至(D)では走行型建設機
械100が第2エリアA2に位置している状態でジャイ
ロ角度が0度となっている。すなわち、車体102の向
きは計画線Kと平行となっている。ただし、走行型建設
機械100は後進しているので、紙面上方から下方に向
かう方向に走行している。制御部116は、走行型建設
機械100が後進している場合では、現在のジャイロ角
度をそのままステアリング角度として操舵部118に設
定する。したがって、この場合、上記ジャイロ角度が0
度であるため、操舵部118に設定されるステアリング
角度も0度が設定される。したがって、図10(A)で
は、制御前における前輪104の向きが計画線Kと平行
であるため、制御後における前輪104の向きは変化し
ない。図10(B)乃至図10(D)では、制御前にお
ける前輪104の向きが計画線Kに対して角度を有して
いるため、制御後における前輪104の向きは操舵部1
18によって計画線Kと平行となるように変化される。
上記の制御により、走行型制御機械100は、計画線K
と平行な状態で許容誤差範囲である第2エリアA2を走
行するように制御される。
【0025】図11(A)乃至(F)では走行型建設機
械100が第2エリアA2に位置している状態でジャイ
ロ角度が0度以外となっている。図11(A)乃至
(C)では、ジャイロ角度dGyroがプラス側、すな
わち計画線Kと平行な線に対して右方向の角度(+10
度、+15度、+10度)となっている場合をそれぞれ
例示している。一方、図11(D)乃至(F)では、ジ
ャイロ角度dGyroがマイナス側、すなわち計画線K
と平行な線に対して左方向の角度(−10度、−10
度、−15度)となっている場合をそれぞれ例示してい
る。そして、何れの場合においても、制御部116は、
現在のジャイロ角度をそのままステアリング角度として
操舵部118に設定する。例えば、図11(A)の場合
では、ジャイロ角度dGyroが+10度であるため、
ステアリング角度dAngleを+10度として操舵部
118に設定することで前輪104の向きがプラス側に
10度変化される。また、図11(D)の場合では、ジ
ャイロ角度dGyroが−10度であるため、ステアリ
ング角度dAngleを−10度として操舵部118に
設定することで前輪104の向きがマイナス側に10度
変化される。図11(B)、(C)、(E)、(F)に
ついても上記と同様にジャイロ角度がそのままステアリ
ング角度として設定される。上記の制御により、計画線
Kと平行な状態で許容誤差範囲である第2エリアA2を
走行するように制御される。
【0026】次に、図5のS16に戻って説明を続け
る。エリア判定処理(S10)によって判定されたエリ
アが第2エリアA2であるか否かを判定し(S16)、
この判定結果が否定ならば、エリア判定処理(S10)
によって判定されたエリアが第3エリアA2(図中AR
EA3と示されている)であるか否かを判定し(S2
4)、この判定結果が肯定ならば、現在のジャイロ角度
dGyro=θ1を算出し(S26)、このジャイロ角
度θ1に基づいて後述するように計画線K上に目標点
(目標位置)を設定する(S28)。そして、走行型建
設機械100の現在位置と上記目標点を結んだ直線がな
す角度(以下交叉角度という)を算出し(S30)、ジ
ャイロ角度と交叉角度に基づいてステアリング角度を算
出し(S32)、算出されたステアリング角度を操舵1
18に設定する(S22)。
【0027】上記S28、S30、S32、S22の制
御動作については以下に詳細に説明する。図12(A)
乃至(D)は前進する走行型建設機械100が第3エリ
アA3に位置している状態でジャイロ角度が0度の場合
におけるステアリング角度の制御動作例を示す動作説明
図、図13(A)、(B)は前進する走行型建設機械1
00が第3エリアA3に位置している状態でジャイロ角
度がプラス10度、交叉角度がマイナス20度である場
合におけるステアリング角度の制御動作例を示す動作説
明図、図14(A)、(B)は前進する走行型建設機械
100が第3エリアA3に位置している状態でジャイロ
角度がマイナス10度、交叉角度がマイナス20度であ
る場合におけるステアリング角度の制御動作例を示す動
作説明図である。
【0028】図12(A)では走行型建設機械100の
前進方向に向かって計画線Kの左側における第3エリア
A3に位置している状態でジャイロ角度が0度となって
いる。すなわち、車体102の向きは計画線Kと平行と
なっている。制御部116は、計画線K上における目標
位置の設定を以下のように行う(図5のS28に相
当)。すなわち、車体102が位置している位置(GP
Sアンテナ108Aの位置に相当)を第1位置P1と
し、第1位置P1から計画線Kに向けて延在する垂線が
計画線Kと直交する位置を第2位置P2としたときに、
第2位置P2から計画線K上で走行方向に向かって所定
距離L離間した第3位置P3を求め、この第3位置P3
が目標位置に相当する。そして、走行型建設機械100
の現在位置(第1位置P1)と目標位置(第3位置P
3)を結んだ直線がなす交叉角度dTheta=−θ1
(ただし、θ1>0)を算出する(図5のS30に相
当)。なお、上記交叉角度dThetaのプラス、マイ
ナスは次のように定義される。すなわち、前述した図7
(B)で説明したように、計画線Kを座標軸Y′とし、
この座標軸Y′と直交する座標軸Xとした直交系座標軸
に車体102の位置である第1位置P1をおいたとき
に、この第1位置P1がX軸のプラス側にあるときに交
叉角度dTheta>0とし、第1位置P1がX軸のマ
イナス側にあるときに交叉角度dTheta<0とす
る。また、図12乃至図14における座標軸X、Y′の
プラス、マイナスの方向は、走行型建設機械100の走
行方向が前進方向であるため、紙面上方が座標軸Y′の
プラス方向になり、紙面右方が座標軸Xのプラス方向と
なっている。次いで、制御部116は、ステアリング角
度dAngaleとして、ジャイロ角度dGyroの正
負を反転させた角度から交叉角度dThetaを減算し
た角度(−dGyro−dTheta)、すなわち図1
2(B)に示されているように、ステアリング角度dA
ngale=(0−(−θ1))=+θ1を操舵部11
8に設定する(図5のS32、S22に相当)。なお、
上記ステアリング角度dAngaleはジャイロ角度d
Gyroに交叉角度dThetaを加算した角度の正負
を反転した角度(−(dGyro+dTheta))に
相当する。上記の制御により、走行型制御機械100
は、計画線Kに接近する方向に向かって許容誤差範囲で
ある第3エリアA3を走行するように制御される。
【0029】図12(C)では走行型建設機械100の
前進方向に向かって計画線Kの右側における第3エリア
A3に位置している状態でジャイロ角度が0度となって
いる。すなわち、車体102の向きは計画線Kと平行と
なっている。制御部116は、上述の場合と同様に、目
標位置を求め、走行型建設機械100の現在位置(第1
位置P1)と目標位置(第3位置P3)を結んだ直線が
なす交叉角度dTheta=+θ2(ただしθ2>0)
を算出する(図5のS30に相当)。次いで、制御部1
16は、ステアリング角度dAngaleとして、ジャ
イロ角度dGyroの正負を反転させた角度から交叉角
度dThetaを減算した角度(−dGyro−dTh
eta)、すなわち図12(D)に示されているよう
に、ステアリング角度dAngale=(0−(+θ
2))=−θ2を操舵部118に設定する(図5のS3
2、S22に相当)。上記の制御により、走行型制御機
械100は、計画線Kに接近する方向に向かって許容誤
差範囲である第3エリアA3を走行するように制御され
る。
【0030】図13(A)では走行型建設機械100の
前進方向に向かって計画線Kの左側における第3エリア
A3に位置している状態ではジャイロ角度がプラス10
度、交叉角度がマイナス20度となっている。制御部1
16は、上述の場合と同様に、目標位置を求め、走行型
建設機械100の現在位置(第1位置P1)と目標位置
(第3位置P3)を結んだ直線がなす交叉角度dThe
taを算出する(図5のS30に相当)。次いで、制御
部116は、ステアリング角度dAngaleとして、
ジャイロ角度dGyroの正負を反転させた角度から交
叉角度dThetaを減算した角度(−dGyro−d
Theta)、すなわち図13(B)に示されているよ
うに、ステアリング角度dAngale=(−10−
(−20))=10を操舵部118に設定する(図5の
S32、S22に相当)。図13において、制御前の前
輪104の方向を破線の矢印d1で、制御後の前輪10
4の方向を実線の矢印d1で示している。これは以下に
説明する図14、図16、図17についても同様であ
る。なお、上記ステアリング角度dAngaleはジャ
イロ角度dGyroに交叉角度dThetaを加算した
角度の正負を反転した角度(−(dGyro+dThe
ta))に相当することは前述の場合と同様である。上
記の制御により、走行型制御機械100は、計画線Kに
接近する方向に向かって許容誤差範囲である第3エリア
A3を走行するように制御される。
【0031】図14(A)では走行型建設機械100の
前進方向に向かって計画線Kの左側における第3エリア
A3に位置している状態ではジャイロ角度がマイナス1
0度、交叉角度がマイナス20度となっている。制御部
116は、上述の場合と同様に、目標位置を求めて交叉
角度dThetaを算出する(図5のS30に相当)。
次いで、制御部116は、ステアリング角度dAnga
leとして、ジャイロ角度dGyroの正負を反転させ
た角度から交叉角度dThetaを減算した角度(−d
Gyro−dTheta)、すなわち図14(B)に示
されているように、ステアリング角度dAngale=
(−(−10)−(−20))=30を操舵部118に
設定する(図5のS32、S22に相当)。上記の制御
により、走行型制御機械100は、計画線Kに接近する
方向に向かって許容誤差範囲である第3エリアA3を走
行するように制御される。
【0032】図12乃至図14では、走行型建設機械1
00が前進する場合について説明したが、以下では走行
型建設機械100が後進する場合について説明する。図
15(A)乃至(D)は後進する走行型建設機械100
が第3エリアA3に位置している状態でジャイロ角度が
0度の場合におけるステアリング角度の制御動作例を示
す動作説明図、図16(A)、(B)は後進する走行型
建設機械100が第3エリアA3に位置している状態で
ジャイロ角度がプラス10度、交叉角度がマイナス20
度である場合におけるステアリング角度の制御動作例を
示す動作説明図、図17(A)、(B)は後進する走行
型建設機械100が第3エリアA3に位置している状態
でジャイロ角度がマイナス10度、交叉角度がマイナス
20度である場合におけるステアリング角度の制御動作
例を示す動作説明図である。
【0033】図15(A)では走行型建設機械100の
後進方向に向かって計画線Kの右側における第3エリア
A3に位置している状態でジャイロ角度が0度となって
いる。制御部116は、上述の場合と同様に、目標位置
を求め、走行型建設機械100の現在位置(第1位置P
1)と目標位置(第3位置P3)を結んだ直線がなす交
叉角度dThetaを算出する(図5のS30に相
当)。次いで、制御部116は、ステアリング角度dA
ngaleとして、ジャイロ角度dGyroの正負を反
転させた角度から交叉角度dThetaを減算した角度
(−dGyro−dTheta)に−1を掛けた値、す
なわち図15(B)に示されているように、ステアリン
グ角度dAngale=(0−θ1)(−1)=θ1
(ただしθ1>0)を操舵部118に設定する(図5の
S32、S22に相当)。なお、上記ステアリング角度
dAngaleはジャイロ角度dGyroに交叉角度d
Thetaを加算した角度の正負を反転した角度に−1
を掛けた角度(−(dGyro+dTheta))(−
1)に相当する。また、図15乃至図17における座標
軸X、Y′のプラス、マイナスの方向は、走行型建設機
械100の走行方向が後進方向であるため、図12乃至
図14の場合と逆となる。したがって、紙面下方が座標
軸Y′のプラス方向になり、紙面左方が座標軸Xのプラ
ス方向となっている。したがって、図15乃至図17に
おける交叉角度dThetaのプラス、マイナスの方向
が、前述した図12乃至図14の場合における交叉角度
dThetaのプラス、マイナスの方向と反転してい
る。上記の制御により、走行型建設機械100は、計画
線Kに接近する方向に向かって許容誤差範囲である第3
エリアA3を走行するように制御される。上記の制御に
より、走行型制御機械100は、計画線Kに接近する方
向に向かって許容誤差範囲である第3エリアA3を走行
するように制御される。
【0034】図15(C)では走行型建設機械100の
後進方向に向かって計画線Kの左側における第3エリア
A3に位置している状態でジャイロ角度が0度となって
いる。すなわち、車体102の向きは計画線Kと平行と
なっている。制御部116は、上述の場合と同様に、目
標位置を求め、走行型建設機械100の現在位置(第1
位置P1)と目標位置(第3位置P3)を結んだ直線が
なす交叉角度dTheta=−θ2を算出する(図5の
S30に相当)。次いで、制御部116は、ステアリン
グ角度dAngaleとして、ジャイロ角度dGyro
の正負を反転させた角度から交叉角度dThetaを減
算した角度(−dGyro−dTheta)に−1を掛
けた値、すなわち図15(D)に示されているように、
ステアリング角度dAngale=(0−(−θ2))
(−1)=−θ2(ただしθ2>0)を操舵部118に
設定する(図5のS32、S22に相当)。上記の制御
により、走行型制御機械100は、計画線Kに接近する
方向に向かって許容誤差範囲である第3エリアA3を走
行するように制御される。
【0035】図16(A)では走行型建設機械100の
後進方向に向かって計画線Kの右側における第3エリア
A3に位置している状態ではジャイロ角度がプラス10
度、交叉角度がプラス20度となっている。制御部11
6は、上述の場合と同様に、目標位置を求め、走行型建
設機械100の現在位置(第1位置P1)と目標位置
(第3位置P3)を結んだ直線がなす交叉角度dThe
taを算出する(図5のS30に相当)。次いで、制御
部116は、ステアリング角度dAngaleとして、
ジャイロ角度dGyroの正負を反転させた角度から交
叉角度dThetaを減算した角度(−dGyro−d
Theta)に−1を掛けた値、すなわち図13(B)
に示されているように、ステアリング角度dAngal
e=(−10−(20))(−1)=30を操舵部11
8に設定する(図5のS32、S22に相当)。なお、
上記ステアリング角度dAngaleはジャイロ角度d
Gyroに交叉角度dThetaを加算した角度の正負
を反転した角度に−1を掛けた角度(−(dGyro+
dTheta))(−1)に相当することは前述の場合
と同様である。上記の制御により、走行型制御機械10
0は、計画線Kに接近する方向に向かって許容誤差範囲
である第3エリアA3を走行するように制御される。
【0036】図17(A)では走行型建設機械100が
その進行方向(後進方向)に向かって計画線Kの右側に
おける第3エリアA3に位置している状態ではジャイロ
角度がマイナス10度、交叉角度がプラス10度となっ
ている。制御部116は、上述の場合と同様に、目標位
置を求めて交叉角度dThetaを算出する(図5のS
30に相当)。次いで、制御部116は、ステアリング
角度dAngaleとして、ジャイロ角度dGyroの
正負を反転させた角度から交叉角度dThetaを減算
した角度(−dGyro−dTheta)、すなわち図
17(B)に示されているように、ステアリング角度d
Angale=(−(−10)−10))(−1)=0
を操舵部118に設定する(図5のS32、S22に相
当)。上記の制御により、走行型制御機械100は、計
画線Kに接近する方向に向かって許容誤差範囲である第
3エリアA3を走行するように制御される。なお、上述
したように、図13、図14、図16、図17で示され
ているように、走行型建設機械100が第2エリアA2
よりも計画線Kからより離れている第3エリアA3に位
置している場合、操舵部116に設定されるステアリン
グ角度は、走行型建設機械100が第2エリアA2に位
置していた場合よりも大きな角度となるように構成され
る。したがって、走行型建設機械100が第3エリアA
3に位置している場合において、目標位置を設定するた
めに用いられる所定距離Lは、操舵部116に設定され
るステアリング角度が、走行型建設機械100が第2エ
リアA2に位置していた場合よりも大きな角度となるよ
うな値となるように設定される。
【0037】ここで、図5のS24に戻って説明を続け
る。エリア判定処理(S10)によって判定されたエリ
アが第3エリアA2(図中AREA3と示されている)
であるか否かを判定し(S24)、この判定結果が否定
ならば、エリア判定処理(S10)によって判定された
エリアが第1エリアA1(図中AREA1と示されてい
る)であると判断し、操舵部116に対するステアリン
グ角度を変更する指示は行わず、現状の制御状態を維持
し(S34)、S10へ移行する。
【0038】上述した制御動作をまとめると以下の通り
である。走行エリアの判定結果が第1エリアであるとき
には、制御部による操舵部の制御は、ステアリング角度
が維持されるように行なわれる。走行エリアの判定結果
が第2エリアであるときには、制御部による操舵部の制
御は、ステアリング角度がジャイロ角度に相当する角度
分変化させるように行なわれる。走行エリアの判定結果
が第3エリアであるときには、制御部による操舵部の制
御は、ステアリング角度をジャイロ角度と交叉角度の和
に相当する角度分変化させるように行なわれる。走行エ
リアの判定結果が第4エリアであるときには、前輪また
は後輪の回転が停止される。したがって、本実施の形態
の走行型建設機械は、目標位置に接する円弧または目標
位置を通過する円弧に沿って走行を制御する従来の走行
型建設機械に比較して、走行型建設機械を計画線に沿っ
て走行させる制御のアルゴリズムが単純である。このた
め、アルゴリズムの開発コストが安価なもので済む。ま
た、走行制御のために必要な演算処理に要する時間を短
縮することができため、従来よりも演算処理が低速な、
すなわち安価な制御装置でも対応できる利点がある。
【0039】なお、上述した実施の形態の走行型建設機
械100は、前輪が1つのローラ、後輪が1つのローラ
によって構成された例を示したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、前輪と後輪がそれぞれ2つの車輪
から構成されたものなどに適用することができる。ま
た、上述した実施の形態の走行型建設機械100は、操
舵部が前輪のステアリング角度を調整するものとした
が、操舵部が前輪および後輪の少なくとも一方のステア
リング角度を調整する構成であってもよい。
【0040】また、上述した本実施の形態において、制
御部116によって特許請求の範囲の走行制御部が構成
されている。また、GPSセンサ108、計画線データ
記憶部112、走行エリアデータ記憶部114、制御部
116によって特許請求の範囲の走行エリア判定部が構
成されている。また、GPSセンサ108と制御部11
6によって特許請求の範囲の位置検出部が構成されてい
る。また、GPSセンサ108、ジャイロセンサ11
0、計画線データ記憶部112、走行エリアデータ記憶
部114、制御部116によって特許請求の範囲の走行
角度検出部、交叉角度算出部が構成されている。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、前輪お
よび後輪の少なくとも一方を操舵することで車体の走行
方向を変える操舵部を備えた走行型建設機械において、
予め設定された計画線を中心としてこの計画線に沿って
延在する帯状の走行エリアが設定され、前記走行エリア
は、前記計画線と直交する方向の距離に対応した複数の
走行エリアに区分されており、前記車体が位置している
走行エリアが前記複数の走行エリアのどれに該当するか
を判定する走行エリア判定部と、前記走行エリア判定部
による走行エリアの判定結果に基づいて前記操舵部を制
御することで前記車体が前記計画線に沿って走行される
ように構成された走行制御部とを設けて構成されてい
る。そのため、本発明では、予め設定された計画線を中
心としてこの計画線に沿って延在する帯状の走行エリア
が設定されており、走行エリア判定部による走行エリア
の判定結果に基づいて操舵部が制御されることで車体が
計画線に沿って走行される。したがって、走行型建設機
械を計画線に沿って走行させる制御のアルゴリズムが単
純なものとなる。したがって、アルゴリズムの開発コス
トが安価なもので済む。また、走行制御のために必要な
演算処理に要する時間を短縮することができ、従来より
も演算処理が低速な、すなわち安価な制御装置でも対応
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走行型建設機械が走行する計画線と走
行エリアの説明図である。
【図2】実施の形態における走行型建設機械の走行制御
の原理を説明する図であり、図2(A)は走行エリアA
1に対応する制御状態を示す説明図、図2(B)は走行
エリアA2に対応する制御状態を示す説明図、図2
(C)は走行エリアA3に対応する制御状態を示す説明
図、図2(D)は走行エリアA4に対応する制御状態を
示す説明図である。
【図3】実施の形態における走行型建設機械の動作を説
明するための図であり、図3(A)は走行型建設機械の
構成を示す説明図、図3(B)はステアリング角度の説
明図、図3(C)はジャイロ角度の説明図である。
【図4】実施の形態における走行型建設機械の制御系の
構成を示すブロック図である。
【図5】本実施の形態における走行型建設機械の制御動
作を示すフローチャートである。
【図6】エリア判定処理を示すフローチャートである。
【図7】エリア判定処理における座標変換を説明する図
であり、図7(A)は座標変換前の状態を示す説明図、
図7(B)は座標変換後の状態を示す説明図である。
【図8】図8(A)乃至(D)は前進する走行型建設機
械100が第2エリアA2に位置している状態でジャイ
ロ角度が0度の場合におけるステアリング角度の制御動
作例を示す動作説明図である。
【図9】図9(A)乃至(F)は前進する走行型建設機
械100が第2エリアA2に位置している状態でジャイ
ロ角度が0度以外の場合におけるステアリング角度の制
御動作例を示す動作説明図である。
【図10】図10(A)乃至(D)は後進する走行型建
設機械100が第2エリアA2に位置している状態でジ
ャイロ角度が0度の場合におけるステアリング角度の制
御動作例を示す動作説明図である。
【図11】図11(A)乃至(F)は後進する走行型建
設機械100が第2エリアA2に位置している状態でジ
ャイロ角度が0度以外の場合におけるステアリング角度
の制御動作例を示す動作説明図である。
【図12】図12(A)乃至(D)は前進する走行型建
設機械100が第3エリアA3に位置している状態でジ
ャイロ角度が0度の場合におけるステアリング角度の制
御動作例を示す動作説明図である。
【図13】図13(A)、(B)は前進する走行型建設
機械100が第3エリアA3に位置している状態でジャ
イロ角度がプラス10度、交叉角度がマイナス20度で
ある場合におけるステアリング角度の制御動作例を示す
動作説明図である。
【図14】図14(A)、(B)は前進する走行型建設
機械100が第3エリアA3に位置している状態でジャ
イロ角度がマイナス10度、交叉角度がマイナス20度
である場合におけるステアリング角度の制御動作例を示
す動作説明図である。
【図15】図15(A)乃至(D)は後進する走行型建
設機械100が第3エリアA3に位置している状態でジ
ャイロ角度が0度の場合におけるステアリング角度の制
御動作例を示す動作説明図である。
【図16】図16(A)、(B)は後進する走行型建設
機械100が第3エリアA3に位置している状態でジャ
イロ角度がプラス10度、交叉角度がマイナス20度で
ある場合におけるステアリング角度の制御動作例を示す
動作説明図である。
【図17】図17(A)、(B)は後進する走行型建設
機械100が第3エリアA3に位置している状態でジャ
イロ角度がマイナス10度、交叉角度がマイナス20度
である場合におけるステアリング角度の制御動作例を示
す動作説明図である。
【図18】従来の走行型建設機器の走行制御を説明する
ための図であり、図18(A)は走行型建設機器が計画
線に近づく姿勢である状態を示す説明図、図18(B)
は走行型建設機器が計画線から遠ざかる姿勢である状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
100 走行型建設機械 104 前輪 106 後輪 108 GPSセンサ 110 ジャイロセンサ 112 計画線データ記憶部 114 走行エリアデータ記憶部 118 操舵部 K 計画線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B62D 137:00 (72)発明者 杉崎 睦 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 小幡 克実 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 Fターム(参考) 2D003 AB01 BA03 BB04 DA04 DB04 FA02 3D032 CC20 DA21 DA87 DC33 DE09 EA01 EA02 EB04 EC34 GG04 5H301 AA03 AA10 BB02 CC03 CC06 DD01 FF08 FF11 GG17 HH02 HH04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪および後輪の少なくとも一方を操舵
    することで車体の走行方向を変える操舵部を備えた走行
    型建設機械において、 予め設定された計画線を中心としてこの計画線に沿って
    延在する帯状の走行エリアが設定され、 前記走行エリアは、前記計画線と直交する方向の距離に
    対応した複数の走行エリアに区分されており、 前記車体が位置している走行エリアが前記複数の走行エ
    リアのどれに該当するかを判定する走行エリア判定部
    と、 前記走行エリア判定部による走行エリアの判定結果に基
    づいて前記操舵部を制御することで前記車体が前記計画
    線に沿って走行されるように構成された走行制御部と、 を設けたことを特徴とする走行型建設機械。
  2. 【請求項2】 前記車体の位置を検出する位置検出部が
    設けられ、前記走行エリア判定部による前記走行エリア
    の判定は、前記位置検出部で検出された前記位置に基い
    て行われることを特徴とする請求項1記載の走行型建設
    機械。
  3. 【請求項3】 前記位置検出部は、GPS衛星から送信
    されるGPS信号に基いて位置データを出力するGPS
    センサを含んで構成され、前記位置検出部による前記位
    置の検出は、前記位置データによって行なわれることを
    特徴とする請求項3記載の走行型建設機械。
  4. 【請求項4】 前記計画線に対して前記車体の走行方向
    がなす走行角度を検出する走行角度検出部が設けられ、
    前記走行制御部による前記操舵部の制御は、前記走行角
    度検出部で検出された走行角度に基いて、車体の前後方
    向に対して前輪または後輪のなすステアリング角度を調
    整することで行なわれることを特徴とする請求項1、2
    または3記載の走行型建設機械。
  5. 【請求項5】 前記走行角度検出部は、方位角データを
    出力するジャイロセンサを含んで構成され、前記走行角
    度検出部による前記走行角度の検出は、前記方位角デー
    タに基いて行なわれることを特徴とする請求項4記載の
    走行型建設機械。
  6. 【請求項6】 前記車体の位置と、この車体が到達すべ
    き前記計画線上の目標位置とを結ぶ直線が前記計画線と
    なす交叉角度を算出する交叉角度算出部が設けられ、前
    記走行制御部による前記操舵部の制御は、前記走行角度
    および前記交叉角度に基いて、車体の前後方向に対して
    前輪または後輪のなすステアリング角度を調整すること
    で行なわれることを特徴とする請求項1乃至5に何れか
    1項記載の走行型建設機械。
  7. 【請求項7】 前記目標位置は、前記車体が位置してい
    る位置を第1位置とし、前記第1位置から前記計画線に
    向けて延在する垂線が前記計画線と直交する位置を第2
    位置としたときに、前記第2位置から前記計画線上で前
    記走行方向に向かって所定距離離間した第3位置に相当
    することを特徴とする請求項6記載走行型建設機械。
  8. 【請求項8】 前記走行エリアは、前記計画線と直交す
    る方向にそれぞれ一定の幅を有する第1乃至第4エリア
    を含んで構成され、前記第1エリアは前記計画線を含み
    この計画線を中心としてこの計画線の左右両側に延在し
    て設定され、前記第2エリアは前記第1エリアの左右の
    外側に延在して設定され、前記第3エリアは前記第2エ
    リアの左右の外側に延在して設定され、前記第4エリア
    は前記第3エリアの左右の外側に延在して設定され、前
    記走行エリア判定部による走行エリアの判定結果は前記
    車体の位置が前記第1乃至第4エリアのうちの何れかに
    あるかを判定することであることを特徴とする請求項1
    乃至7に何れか1項記載の走行型建設機械。
  9. 【請求項9】 前記走行エリア判定部による走行エリア
    の判定結果が前記第1エリアであるときには、前記制御
    部による前記操舵部の制御は、車体の前後方向に対して
    前輪または後輪のなすステアリング角度が維持されるよ
    うに行なわれることを特徴とする請求項8記載の走行型
    建設機械。
  10. 【請求項10】 前記走行エリア判定部による走行エリ
    アの判定結果が前記第2エリアであるときには、前記制
    御部による前記操舵部の制御は、車体の前後方向に対し
    て前輪または後輪のなすステアリング角度が前記走行角
    度に相当する角度分変化させるように行なわれることを
    特徴とする請求項8または9記載の走行型建設機械。
  11. 【請求項11】 前記走行エリア判定部による走行エリ
    アの判定結果が前記第3エリアであるときには、前記制
    御部による前記操舵部の制御は、車体の前後方向に対し
    て前輪または後輪のなすステアリング角度を前記走行角
    度と前記交叉角度の和に相当する角度分変化させるよう
    に行なわれることを特徴とする請求項8、9または10
    記載の走行型建設機械。
  12. 【請求項12】 前記走行エリア判定部による走行エリ
    アの判定結果が前記第4エリアであるときには、前記前
    輪または後輪の回転が停止されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項8乃至11に何れか1項記載の
    走行型建設機械。
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