JP2016126578A - 情報処理装置、店舗システム及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、店舗システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】商品のかざし方の適否を習得することができる情報処理装置、店舗システム及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、指定手段と、取込手段と、算出手段と、更新手段と、出力手段とを備える。指定手段は、各物品を識別するための特徴量を物品ごとに記憶した辞書から、対象の物品を指定する。取込手段は、撮像部にかざされた物体を当該撮像部で撮像した画像を取り込む。算出手段は、取込手段が取り込んだ画像に含まれる物体の特徴量と、指定手段が指定した物品の特徴量とを比較し、その類似度を算出する。更新手段は、算出手段が算出した類似度に応じて、取込手段が取り込んだ画像と、当該画像に含まれる物品の類似度とを対応付けて記憶するリストを更新する。出力手段は、更新手段が更新したリストの画像及び当該画像の類似度を示す情報を出力する。
【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、情報処理装置、店舗システム及びプログラムに関する。
従来、イメージセンサデバイスにより撮像した画像データから抽出した対象物品の特徴量と、予め用意された辞書における照合用のデータ(特徴量)とを比較した類似度に応じて当該物品の種別等を認識(検出)する一般物体認識(オブジェクト認識)に係る技術が存在している。また、この一般物体認識に係る技術を、青果品等の商品の識別に用いて、識別された商品を売上登録する店舗システムが提案されている。
上記した一般物体認識においては、商品をかざす面や、商品の位置、イメージセンサデバイスと商品との距離など、商品のかざし方によって撮像される画像データが異なる。
従って、商品のかざし方によっては、商品が認識できない場合がある。
本発明が解決しようとする課題は、商品のかざし方の適否を習得することができる情報処理装置、店舗システム及びプログラムを提供することである。
実施形態の情報処理装置は、指定手段と、取込手段と、算出手段と、更新手段と、出力手段とを備える。前記指定手段は、各物品を識別するための特徴量を物品ごとに記憶した辞書から、対象の物品を指定する。前記取込手段は、撮像部にかざされた物体を当該撮像部で撮像した画像を取り込む。前記算出手段は、前記取込手段が取り込んだ前記画像に含まれる前記物体の特徴量と、前記指定手段が指定した前記物品の特徴量とを比較し、その類似度を算出する。前記更新手段は、前記算出手段が算出した前記類似度に応じて、前記取込手段が取り込んだ前記画像と、当該画像に含まれる前記物品の前記類似度とを対応付けて記憶するリストを更新する。前記出力手段は、前記更新手段が更新した前記リストの前記画像及び当該画像の前記類似度を示す情報を出力する。
図1は、実施形態にかかるチェックアウトシステムの一例を示す斜視図である。 図2は、POS端末及び商品読取装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、PLUファイルのデータ構成を例示する概念図である。 図4は、適正情報テーブルのデータ構成を例示する概念図である。 図5は、不適正情報テーブルのデータ構成を例示する概念図である。 図6は、POS端末の機能構成を示すブロック図である。 図7は、読取精度チェック処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、精度チェック画面の一例を示す説明図である。 図9は、フレーム画像表示処理の流れを示すフローチャートである。 図10は、拡大フレーム画像の一例を示す説明図である。 図11は、一覧フレーム画像の一例を示す説明図である。 図12は、マニュアル出力処理の流れを示すフローチャートである。 図13は、かざし方マニュアルの一例を示す説明図である。 図14は、セルフPOSの構成を示す外観斜視図である。 図15は、セルフPOSのハードウェア構成を示すブロック図である。
以下では、本実施形態に係る情報処理装置、店舗システム及びプログラムについて、チェックアウトシステムを例に図面を参照して説明する。店舗システムは、一取引に係る商品の売上登録、精算を行うPOS端末を備えるチェックアウトシステム(POSシステム)等である。本実施形態は、スーパーマーケット等の店舗に導入されたチェックアウトシステムへの適用例である。
図1は、実施形態にかかるチェックアウトシステム1の一例を示す斜視図である。図1に示すように、チェックアウトシステム1は、商品に関する情報を読み取る商品読取装置101と、一取引に係る商品の売上登録、精算を行うPOS端末11とを備える。以下では、POS端末11を本実施形態にかかる情報処理装置として適用する例について説明する。
POS端末11は、チェックアウト台41上のドロワ21上面に載置される。POS端末11は、ドロワ21の開放を制御する。POS端末11は、上面にキーボード22を備える。キーボード22は、オペレータ(店員)が操作を入力するキーを備える。POS端末11は、キーボード22を操作するオペレータから見てキーボード22よりも奥側に、オペレータに向けて情報を表示する第1の表示デバイス23を備える。第1の表示デバイス23は、タッチパネル26が積層された表示面23aを備える。
POS端末11は、第1の表示デバイス23よりも更に奥側に、顧客に向けて情報を表示する第2の表示デバイス24を備える。なお、図1に示す第2の表示デバイス24は、表示面24aを図1の手前側に向けている。しかし、第2の表示デバイス24は、表示面24aが図1の奥側に向くように回転させることで顧客に向けて情報を表示することができる。
カウンタ台151は、横長のテーブルである。カウンタ台151は、POS端末11が載置されているチェックアウト台41とL字を形成するように配置される。カウンタ台151は、上面に荷受け面152を形成する。荷受け面152には、商品を収納する買物カゴ153が載置される。買物カゴ153には、第1の買物カゴ153aと、第2の買物カゴ153bとがある。第1の買物カゴ153aは、顧客が購入対象の商品を入れたカゴである。第2の買物カゴ153bは、商品読取装置101が売上登録した商品を入れるカゴである。第2の買物カゴ153bは、第1の買物カゴ153aから商品読取装置101を挟んだ位置に載置される。なお、買物カゴ153は、いわゆるカゴ形状のものに限るものではなく、トレーや、箱状や、袋状等であってもよい。
商品読取装置101は、カウンタ台151の荷受け面152に載置される。商品読取装置101は、POS端末11とデータを送受信することができる。商品読取装置101は、薄型矩形形状のハウジング102を備える。ハウジング102は、正面に読取窓103を備える。ハウジング102は、上部に表示・操作部104を備える。
表示・操作部104は、タッチパネル105が表面に積層された表示部である第1の表示デバイス106を備える。表示・操作部104は、第1の表示デバイス106の右隣にはキーボード107を備える。表示・操作部104は、キーボード107の右隣にカードリーダのカード読取溝108を備える。表示・操作部104は、オペレータから見て裏面左奥側に、顧客に向けて情報を提供する第2の表示デバイス109を備える。
このような商品読取装置101は、商品読取部110(図2参照)を備える。商品読取部110は、読取窓103の奥側に撮像部164(図2参照)を配置する。
商品読取装置101を操作するオペレータは、第1の買物カゴ153a内の商品を、第2の買物カゴ153bに移動する。オペレータは、この移動過程で、商品読取装置101の読取窓103に商品を向ける。この際、読取窓103内に配置された撮像部164(図2参照)は、商品を撮像する。
商品読取装置101は、売上登録する商品の商品IDをPOS端末11に通知する。具体的には、商品読取装置101は、売上登録の対象商品が、PLUファイルF1(図3参照)に記憶された商品の何れに対応するかを指定させる画面を表示・操作部104に表示する。そして、商品読取装置101は、指定された商品の商品IDをPOS端末11に通知する。POS端末11では、商品読取装置101から通知された商品IDに基づき、売上登録に係る情報を、売上マスタファイル(不図示)等に記録して売上登録を行う。売上登録に係る情報とは、例えば、商品IDに対応する商品の商品分類や、商品名や、単価等である。
図2は、POS端末11及び商品読取装置101のハードウェア構成を示すブロック図である。POS端末11は、情報処理を実行する情報処理部としてのマイクロコンピュータ60を備える。マイクロコンピュータ60は、CPU(Central Processing Unit)61と、ROM(Read Only Memory)62と、RAM(Random Access Memory)63とを備える。マイクロコンピュータ60は、各種演算処理を実行し各部を制御するCPU61と、ROM62と、RAM63とをバス接続する。
POS端末11のCPU61は、各種の入出力回路(不図示)を介して、前述したドロワ21と、キーボード22と、第1の表示デバイス23と、タッチパネル26と、第2の表示デバイス24と接続する。これら機器は、CPU61に制御される。
キーボード22は、数字や演算子などのテンキー22dと、仮締めキー22eと、締めキー22fとを有する。
POS端末11のCPU61には、HDD64(Hard Disk Drive)が接続される。HDD64には、プログラムや各種ファイルを記憶する。CPU61は、POS端末11の起動時に、HDD64が記憶しているプログラムや各種ファイルの全部または一部をRAM63にコピーすることで実行する。
HDD64は、オブジェクト認識処理用プログラムPRと、PLUファイルF1と、適正情報テーブルT1と、不適正情報テーブルT2とを記憶する。なお、HDD64は、記憶装置であればよく、SSD(Solid State Drive)などの他の記憶媒体で構成された記憶装置であってもよい。
オブジェクト認識処理用プログラムPRは、オブジェクト認識処理に係る各種機能を有するプログラムである。
PLUファイルF1は、店舗に陳列して販売する商品の各々について、商品の売上登録に係る情報を格納する商品ファイルである。以下の説明では、PLUファイルF1を辞書として用いるが、辞書はPLUファイルF1と異なるファイルであっても良い。辞書は、撮像した画像データから抽出した商品を識別するための照合用データ(特徴量)を、複数の商品について記憶する。辞書は、PLUファイルF1と異なるファイルである場合、辞書に記憶される照合用データ(特徴量)と、PLUファイルF1の情報(識別情報)とを対応付けて記憶する。特徴量は、商品の標準的な形状、表面の色合い、模様、凹凸状況等の外観の特徴をパラメータ化したものである。
図3は、PLUファイルF1のデータ構成を例示する概念図である。図3に示すように、PLUファイルF1は、商品ごとに、商品IDと、商品に関する情報と、イラスト画像と、特徴量とを、その商品の商品情報として格納するファイルである。商品IDは、商品を識別可能な識別情報である。商品に関する情報は、商品が属する商品分類、商品名、品種、単価等の情報である。イラスト画像は、その商品を示す画像である。特徴量は、撮像した商品画像から読み取られる色合いや表面の凹凸状況等の情報である。なお、特徴量は、後述する類似度の判定に用いられる照合用のデータである。なお、後述する接続インターフェース65を介して、商品読取装置101は、PLUファイルF1を読み出すことができる。
加えて、PLUファイルF1は、図3に示すように、ガイダンス情報を各商品に対して記憶する。ガイダンス情報は、商品を撮像部164にかざす際に、撮像部164が撮像する物品の特徴毎の注意点を表したガイダンスを表示するための情報である。
撮像対象商品の特徴毎の注意点を表したガイダンス表示としては、例えば以下に示すガイダンスが挙げられる。
1.撮像対象となる全商品に共通するものであって、撮像部164に対する撮像距離を示すガイダンス。
2.リンゴのように球形の物品(オブジェクト)について、くるくる回しながら、物品全体を撮像するように案内するガイダンス。
3.大根やネギのように長い物品(オブジェクト)について、長手方向を軸としてくるくる回しながら、物品全体を長手方向に流して撮像するように案内するガイダンス。
4.スダチのように小さい物品(オブジェクト)について、物品(オブジェクト)を把持している店員の手が撮像部164による撮像画像内にできるだけ入らないように撮像するように案内するガイダンス。
図3の最上段に示された「にんじん」は、ガイダンス情報として1と3とが設定された状態を示すものである。
図4は、適正情報テーブルT1のデータ構成を例示する概念図である。適正情報テーブルT1は、商品ごとに類似度が高いフレーム画像を記憶したリストである。適正情報テーブルT1は、商品識別情報と、予め設定された個数の適正情報とを対応付けて記憶する。商品識別情報は、商品を識別可能な情報である。商品識別情報は、例えば、商品IDである。適正情報は、撮像部164への商品の適正なかざし方を示す情報である。適正情報は、フレーム画像と、類似度とを対応付けて記憶する。具体的には、フレーム画像は、適正なかざし方により撮像部164に撮像された商品のフレーム画像である。類似度は、対応付けられたフレーム画像から抽出した特徴量と、PLUファイルF1に記憶された特徴量との類似度である。図4に示す適正情報テーブルT1は、類似度が高い適正情報が7個記憶されている。しかし、適正情報の個数は、一例であり、6個以下であってもよいし、8個以上であってもよい。
図5は、不適正情報テーブルT2のデータ構成を例示する概念図である。不適正情報テーブルT2は、商品ごとに類似度が低いフレーム画像を記憶したリストである。不適正情報テーブルT2は、商品識別情報と、予め設定された個数の不適正情報とを対応付けて記憶する。商品識別情報は、前述の商品識別情報と同様に、商品を識別可能な情報である。不適正情報は、撮像部164への商品の不適正なかざし方を示す情報である。具体的には、不適正情報は、フレーム画像と、類似度とを対応付けて記憶する。フレーム画像は、不適正なかざし方により撮像部164に撮像された商品のフレーム画像である。類似度は、対応付けられたフレーム画像から抽出した特徴量と、PLUファイルF1に記憶された特徴量との類似度である。図5に示す不適正情報テーブルT2は、類似度が低い不適正情報が7個記憶されている。しかし、不適正情報の個数は、一例であり、6個以下であってもよいし、8個以上であってもよい。
図2に戻り、POS端末11のCPU61には、ストアコンピュータSCとデータ通信を実行するための通信インターフェース25が入出力回路(不図示)を介して接続される。ストアコンピュータSCは、店舗のバックヤード等に設置される。ストアコンピュータSCのHDD(不図示)には、POS端末11に配信されるPLUファイルF1が格納される。
更に、POS端末11のCPU61には、商品読取装置101との間でデータ送受信を可能にする接続インターフェース65が接続される。接続インターフェース65には、商品読取装置101が接続される。また、POS端末11のCPU61には、レシート等に印字を行う第1のプリンタ66が接続される。第1のプリンタ66は、CPU61の制御の下、一取引の取引内容をレシートに印字する。
商品読取装置101も、マイクロコンピュータ160を備える。マイクロコンピュータ160は、CPU161と、ROM162と、RAM163とを備える。マイクロコンピュータ160は、CPU161と、ROM162と、RAM163とをバス接続する。ROM162は、CPU161が実行するプログラムを記憶する。CPU161は、各入出力回路(いずれも不図示)を介して撮像部164及び音声出力部165と接続する。CPU161は、撮像部164及び音声出力部165の動作を制御する。
表示・操作部104は、接続インターフェース176を介して、商品読取部110及びPOS端末11と接続する。表示・操作部104は、商品読取部110のCPU161と、POS端末11のCPU61とによって動作が制御される。
撮像部164は、カラーCCDイメージセンサやカラーCMOSイメージセンサ等のイメージセンサ(不図示)とLEDなどの光源(不図示)とを有する。撮像部164は、CPU161の制御の下で読取窓103の内部から撮像を行う。撮像部164は、例えば、30fps(Flame Per Second)のフレームレートでフレーム画像を撮像する。撮像部164は、所定のフレームレートで順次撮像したフレーム画像(撮像画像)をRAM163に保存する。
音声出力部165は、予め設定された警告音等を発生するための音声回路とスピーカ等である。音声出力部165は、CPU161の制御の下で警告音や音声による報知を行う。
更に、CPU161は、接続インターフェース175と接続する。接続インターフェース175は、POS端末11の接続インターフェース65に接続して、POS端末11とデータを送受信する。また、接続インターフェース175は、表示・操作部104の接続インターフェース176に接続して、表示・操作部104とデータを送受信する。
更に、接続インターフェース65は、第2のプリンタ121を接続することができる。印字部である第2のプリンタ121は、文書や、画像などの書類を印刷する画像形成装置である。第2のプリンタ121は、接続インターフェース122と、駆動モータ123と、印字ヘッド124とを備える。接続インターフェース122は、POS端末11の接続インターフェース65に接続して、POS端末11とデータを送受信する。駆動モータ123は、印刷対象の用紙を搬送するモータである。印字ヘッド124は、用紙に印刷するプリントヘッドなどである。
次に、CPU61がプログラム(オブジェクト認識処理用プログラムPR)を実行することで実現されるCPU61の機能構成について説明する。
図6は、POS端末11の機能構成を示すブロック図である。POS端末11のCPU61は、画像取込部51と、商品検出部52と、類似度算出部53と、類似度判定部54と、入力受付部55と、売上登録部56と、物品指定部91と、フレーム画像選出部92と、テーブル更新部93と、マニュアル出力部94と、表示制御部95と、印刷制御部96と、通信制御部97として機能する。POS端末11のCPU61は、上述の各機能によりオブジェクト認識を用いた売上登録処理と、オブジェクト認識の精度をチェックする精度チェック処理とを実行する。
(売上登録処理)
まず、オブジェクト認識を用いた売上登録処理について説明する。
画像取込部51は、撮像部164に撮像制御信号を出力して撮像部164に撮像動作を開始させる。これにより、撮像部164は、撮像部164にかざされた商品を撮像する。そして、撮像部164は、撮像部164にかざされた商品を撮像したフレーム画像をRAM163に保存する。取込手段である画像取込部51は、撮像動作開始後に撮像部164がRAM163に保存したフレーム画像を、RAM163に保存された順番に取り込む。
ところで、撮像部164は、撮像部164の光源の近く、すなわち読取窓103の近くに商品(オブジェクト)がない場合、明度0かそれに近い状態のフレーム画像を撮像する。そして、フレーム画像の明度は、認識させたい商品(オブジェクト)が読取窓103に近づけられると、光源からの光が商品(オブジェクト)に反射するために明るくなる。
画像取込部51は、このような明度変化(色の属性の変化)を検知し、明度が所定の基準値より高い場合に、商品(オブジェクト)がかざされた状態であると判定する。一方、明度が所定の基準値より低い場合に、画像取込部51は、商品(オブジェクト)がかざされていない状態、すなわちフレームアウトした状態であると判定する。
商品検出部52は、画像取込部51が取り込んだフレーム画像に含まれる商品の全部または一部を、パターンマッチング技術等を用いて検出する。具体的には、商品検出部52は、取り込まれたフレーム画像を2値化した画像から輪郭線等を抽出する。商品検出部52は、前回のフレーム画像から抽出された輪郭線と、今回のフレーム画像から抽出された輪郭線とを比較する。そして、商品検出部52は、新たに抽出した輪郭線の物体を商品として認識する。これにより、商品検出部52は、読取窓103に向けられた商品を検出する。
商品検出部52は、商品を検出する別の方法として、取り込まれたフレーム画像から肌色領域の有無を検出する。次いで、商品検出部52は、肌色領域が検出された場合、すなわち、店員の手が検出された場合に、この肌色領域の近傍で上述した輪郭線を検出する。これにより、商品検出部52は、店員の手が把持していると想定される商品の輪郭線を検出する。この時、商品検出部52は、手の形状を示す輪郭と、手の輪郭の近傍にそれ以外の物体の輪郭とが検出された場合、この物体の輪郭から商品を検出する。
類似度算出部53は、撮像部164により撮像された商品の全部または一部のフレーム画像から、商品の色合いや表面の凹凸状況等の表面の状態を特徴量として抽出する。なお、類似度算出部53は、処理時間の短縮を図るため、商品の輪郭や大きさは考慮しないものとする。
また、算出手段である類似度算出部53は、PLUファイルF1に記憶された各商品(以下、登録商品という)の特徴量と、フレーム画像に含まれる商品の特徴量とを比較することで類似度を算出する。ここで、類似度は、PLUファイルF1に記憶された登録商品の特徴量を100%=「類似度:1.0」とした場合に、商品の全部または一部の特徴量がどの程度類似しているかを示すものである。なお、類似度算出部53は、例えば、色合いと表面の凹凸状況とでは、重み付けを変えて類似度を算出してもよい。
このように画像中に含まれる物体を認識することは一般物体認識(generic object recognition)と呼ばれている。このような一般物体認識については、下記の文献において各種認識技術が解説されている。
柳井 啓司,“一般物体認識の現状と今後”,情報処理学会論文誌,Vol.48,No.SIG16 [平成22年8月10日検索],インターネット<URL: http://mm.cs.uec.ac.jp/IPSJ-TCVIM-Yanai.pdf >
また、画像をオブジェクトごとに領域分割することによって一般物体認識を行う技術が、下記の文献において解説されている。
Jamie Shottonら,“Semantic Texton Forests for Image Categorization and Segmentation”,[平成22年8月10日検索],インターネット<URL: http://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.145.3036&rep=rep1&type=pdf >
なお、撮像されたフレーム画像から抽出された商品の特徴量と、PLUファイルF1に記憶された登録商品の特徴量との類似度の算出方法は特に問わないものとする。例えば、類似度は、絶対評価として算出してもよいし、相対評価として算出してもよい。
まず、類似度を絶対評価として算出する場合について説明する。類似度算出部53は、フレーム画像から抽出した商品の特徴量と、PLUファイルF1に記憶された各登録商品の特徴量とを1対1で比較する。これにより、類似度算出部53は、絶対評価として類似度を算出する。
次に、類似度を相対評価として算出する場合について説明する。類似度算出部53は、フレーム画像から抽出した商品の特徴量と、PLUファイルF1に記憶された登録商品の特徴量とを比較する。この際、類似度算出部53は、類似度の総和が1.0(100%)となるように類似度を算出する。これにより、類似度算出部53は、相対評価として類似度を算出する。
類似度判定部54は、類似度算出部53が算出した類似度が所定の閾値を超えているか否かを判定する。これにより類似度判定部54は、撮像部164が撮像した商品の売上登録方法が自動登録と、商品候補提示と、商品候補無しとの何れに分類されるかを判定する。
類似度判定部54は、PLUファイルF1に類似度が第1の閾値以上の登録商品(以下、確定商品という)が含まれている場合に、撮像部164が撮像した商品を自動登録により売上登録すると判定する。ここで、自動登録とは、撮像部164が撮像した商品である確率が高いために、オペレータの確認操作が無くても、確定商品を自動的に売上登録することである。
類似度判定部54は、確定商品がなく、類似度が第1の閾値未満かつ第2の閾値以上の登録商品(以下、商品候補という)がPLUファイルF1に含まれている場合に、撮像部164が撮像した商品を商品候補提示により売上登録すると判定する。ここで、商品候補提示とは、撮像部164が撮像したフレームが像に含まれる商品の候補である商品候補を提示し、オペレータの確認操作により売上登録することである。なお、商品候補は、一つであってもよいし複数であってもよい。
類似度判定部54は、PLUファイルF1に類似度が第2の閾値以上の登録商品が含まれていない場合に、撮像部164が撮像した商品に該当する商品候補なしと判定する。ここで、商品候補無しとは、類似度算出部53が算出した類似度が第2の閾値未満の登録商品しかないため、撮像部164が撮像した商品を認識できなかったことを示す。
入力受付部55は、キーボード22又はタッチパネル26などの入力部を介して操作を受け付ける。更に詳しくは、入力受付部55は、売上登録に関する操作を受け付ける。入力受付部55は、例えば、類似度判定部54が提示した商品候補から売上登録する商品を選択する操作を受け付ける。なお、入力受付部55は、キーボード22又はタッチパネル26以外の入力部から操作を受け付けてもよい。例えば、入力部は、商品読取装置101のキーボード107や、タッチパネル105などであってもよい。
売上登録部56は、選択された商品を売上マスタファイル等に記録して売上登録する。具体的には、売上登録部56は、PLUファイルF1を参照して、選択された商品の商品ID及び売上登録に係る情報を、販売個数とともに売上マスタファイル等に記録する。
(読取精度チェック処理)
次に、上述した実施形態にかかるPOS端末11のCPU61がオブジェクト認識処理用プログラムPRに従って実行する読取精度チェック処理について説明する。読取精度チェック処理とは、撮像部164にかざされた商品の読取精度をチェックすることにより、オペレータに商品のかざし方の適否を通知する処理である。
指定手段である物品指定部91は、予め用意された辞書であるPLUファイルF1から読取精度チェック処理の対象商品を選択させる。物品指定部91は、PLUファイルF1に記憶された登録商品から選択された対象商品を読取精度チェック処理の対象商品に指定する。
フレーム画像選出部92は、撮像部164が撮像した複数のフレーム画像から、適正情報テーブルT1または不適正情報テーブルT2に登録する登録候補のフレーム画像を選出する。撮像部164は、例えば、30fpsのフレームレートでフレーム画像を撮像している。そのため、最も類似度の高いフレーム画像の前後のフレーム画像は、撮像部164へのかざし方が殆ど同一であるため類似度が高い。従って、最も類似度の高いフレーム画像と、最も類似度の高いフレーム画像の前後のフレーム画像とを比べた場合に、フレーム画像に撮像された内容は、殆ど差異がない。よって、殆ど同じフレーム画像が、適正情報テーブルT1に記憶されてしまうことになる。また、不適正情報テーブルT2の場合においても同様の問題が発生する。そこで、フレーム画像選出部92は、撮像部164が撮像した複数のフレーム画像から、登録候補となるフレーム画像を選出することで、殆ど同じフレーム画像が記憶されてしまうことを防止する。
フレーム画像選出部92は、予め設定された設定時間内に撮像部164が撮像した複数のフレーム画像から、最も類似度の高いフレーム画像を登録候補のフレーム画像として選出する。
なお、フレーム画像選出部92のフレーム画像の選出方法は、上述に限らない。例えば、フレーム画像選出部92は、撮像部164が予め設定された枚数のフレーム画像を撮像した場合に、その複数のフレーム画像から最も類似度の高いフレーム画像を登録候補のフレーム画像として選出してもよい。または、フレーム画像選出部92は、予め設定された設定時間が経過した直後のフレーム画像を登録候補のフレーム画像として選出してもよい。または、フレーム画像選出部92は、撮像部164が予め設定された枚数のフレーム画像を撮像した直後のフレーム画像を登録候補のフレーム画像として選出してもよい。
更新手段であるテーブル更新部93は、適正情報テーブルT1と不適正情報テーブルT2とを更新する。テーブル更新部93は、フレーム画像選出部92が選出したフレーム画像から算出した類似度に応じて、適正情報テーブルT1または不適正情報テーブルT2を更新する。
ここで、PLUファイルF1には、商品を識別するための特徴量が記憶されている。よって、撮像部164への商品の適切なかざし方とは、PLUファイルF1に記憶された読取精度チェック処理の対象商品の特徴量と、近似した特徴量を抽出することができるフレーム画像を撮像部164に撮像させるための商品のかざし方である。よって、PLUファイルF1に記憶された対象商品の特徴量と、登録候補のフレーム画像の特徴量との類似度が高い場合に、登録候補のフレーム画像は、適切なかざし方で撮像させたフレーム画像であると判断することができる。同様に、類似度が低い場合には、登録候補のフレーム画像は、不適切なかざし方で撮像させたフレーム画像であると判断することができる。従って、テーブル更新部93は、類似度が高い場合に、適正情報テーブルT1に登録候補のフレーム画像及び類似度を登録する。また、テーブル更新部93は、類似度が低い場合に、不適正情報テーブルT2に登録候補のフレーム画像及び類似度を登録する。
具体的には、テーブル更新部93は、適正情報テーブルT1に記憶された最も低い類似度より、フレーム画像から算出した類似度が高いか否かを判定する。テーブル更新部93は、フレーム画像から算出した類似度が高い場合に、撮像部164が撮像したフレーム画像と、フレーム画像の類似度とを対応付けて適正情報テーブルT1に記憶する。また、テーブル更新部93は、適正情報テーブルT1に記憶された最も低い類似度の適正情報を適正情報テーブルT1から削除する。
なお、テーブル更新部93は、精度チェック処理を開始した直後には、予め設定された個数の適正情報を適正情報テーブルT1に記憶していない。この場合には、テーブル更新部93は、フレーム画像から算出した類似度に関わらず、撮像部164が撮像したフレーム画像と、フレーム画像の類似度とを対応付けて適正情報テーブルT1に記憶する。
テーブル更新部93は、不適正情報テーブルT2に記憶された最も高い類似度より、フレーム画像から算出した類似度が低いか否かを判定する。テーブル更新部93は、フレーム画像から算出した類似度が低い場合に、撮像部164が撮像したフレーム画像と、フレーム画像の類似度とを対応付けて不適正情報テーブルT2に記憶する。また、テーブル更新部93は、不適正情報テーブルT2に記憶された最も高い類似度の不適正情報を不適正情報テーブルT2から削除する。
なお、テーブル更新部93は、精度チェック処理を開始した直後には、予め設定された個数の不適正情報を不適正情報テーブルT2に記憶していない。この場合には、テーブル更新部93は、フレーム画像から算出した類似度に関わらず、撮像部164が撮像したフレーム画像と、フレーム画像の類似度とを対応付けて不適正情報テーブルT2に記憶する。
出力手段であるマニュアル出力部94は、撮像部164への商品のかざし方を商品ごとに提示したかざし方マニュアルを出力する。ここで、かざし方マニュアルとは、適正情報テーブルT1に記憶された適正情報または不適正情報テーブルT2に記憶された不適正情報を撮像部164への商品のかざし方の一例として提示した電子ファイルである。さらに詳しくは、マニュアル出力部94は、かざし方マニュアルを文書ファイルの形式でHDD64に記憶する。なお、かざし方マニュアルのファイル形式は、文書ファイルに限らない。例えば、かざし方マニュアルのファイル形式は、画像ファイルの形式であってもよい。また、マニュアル出力部94は、HDD64以外の記憶媒体にかざし方マニュアルを記憶させてもよい。
また、マニュアル出力部94は、かざし方マニュアルを出力する際に、かざし方マニュアルを出力する対象商品の指定を受け付けることができる。マニュアル出力部94は、適正情報テーブルT1または不適正情報テーブルT2に記憶された各商品から対象商品を選択させる。なお、対象商品は、1つであってもよいし、複数であってもよい。また、マニュアル出力部94は、適正情報テーブルT1に記憶された適正情報または不適正情報テーブルT2に記憶された不適正情報の少なくとも何れか一方を提示すればよい。
表示制御部95は、第1の表示デバイス23、第2の表示デバイス24、第1の表示デバイス106または第2の表示デバイス109などの表示部への画面表示を制御する。出力手段である表示制御部95は、適正情報テーブルT1に記憶された適正情報または不適正情報テーブルT2に記憶された不適正情報を表示部に表示する。さらに詳しくは、表示制御部95は、適正情報と不適正情報との一覧を表示部に表示する。または、表示制御部95は、適正情報と不適正情報との拡大画面を表示部に表示する。また、表示制御部95は、テーブル更新部93が適正情報テーブルT1と不適正情報テーブルT2とを更新した場合には、更新後の適正情報と不適正情報とを表示部に表示する。
また、表示制御部95は、マニュアル出力部94が出力したかざし方マニュアルを表示部に表示する。
印刷制御部96は、第2のプリンタ121を制御する。例えば、出力手段である印刷制御部96は、マニュアル出力部94が出力したかざし方マニュアルを第2のプリンタ121に印字させる。
通信制御部97は、通信インターフェース25を制御する。例えば、通信制御部97は、通信インターフェース25を介して、マニュアル出力部94が出力したかざし方マニュアルをストアコンピュータSCに送信する。なお、通信制御部97は、ストアコンピュータSCに限らず、他の装置に送信してもよい。
次に、上述した実施形態にかかるPOS端末11のCPU61がオブジェクト認識処理用プログラムPRに従って実行する読取精度チェック処理について説明する。
図7は、POS端末11のCPU61がオブジェクト認識処理用プログラムPRに従って実行する読取精度チェック処理の流れを示すフローチャートである。
まず、POS端末11の物品指定部91は、商品リスト画面(不図示)に表示された登録商品の一覧から選択された登録商品を読取精度チェック処理の対象商品に指定する(ステップS11)。ここで、商品リスト画面は、読取精度をチェックする対象商品を指定させるために、PLUファイルF1に記憶された登録商品の一覧を表示した画面である。
次いで、POS端末11の表示制御部95は、精度チェック画面G1を表示する(ステップS12)。ここで、図8は、精度チェック画面G1の一例を示す説明図である。精度チェック画面G1は、精度チェック結果を表示する画面である。精度チェック画面G1は、大別すると、フレーム画像表示領域G11と、通常認識判定領域G12と、リアルタイム認識判定領域G13と、適切なかざし方表示領域G14と、不適切なかざし方表示領域G15と、中止ボタンB11と、かざし方ボタンB12とを有する。
フレーム画像表示領域G11は、撮像部164が撮像したフレーム画像を表示する領域である。通常認識判定領域G12は、通常のオブジェクト認識処理での精度チェック結果を表示する領域である。すなわち、通常認識判定領域G12は、複数のフレーム画像での精度チェック結果を表示する。通常認識判定領域G12は、判定結果領域と、メッセージ表示領域とを備える。判定結果領域は、判定結果を表示する領域である。メッセージ表示領域は、商品認識精度チェック処理におけるメッセージを表示する領域である。図8に示すメッセージ表示領域は、「商品をかざしてください」とのメッセージを表示する。リアルタイム認識判定領域G13は、オブジェクト認識処理におけるリアルタイムな精度チェック結果を表示する領域である。すなわち、リアルタイム認識判定領域G13は、シングルフレーム画像での精度チェック結果を表示する。なお、リアルタイム認識判定領域G13は、リアルタイム性を損なうことがなければ複数フレーム画像での精度チェック結果を表示してもよい。
精度チェック画面G1は、適切なかざし方表示領域G14と、不適切なかざし方表示領域G15とに、フレーム画像の類似度に応じて、撮像部164へのかざし方の適否を識別可能な態様で表示する。適切なかざし方表示領域G14は、撮像部164への商品の適切なかざし方の例として、フレーム画像G14a及びフレーム画像G14aの類似度を示す情報を表示する領域である。すなわち、適切なかざし方表示領域G14は、適正情報テーブルT1に記憶されたフレーム画像G14aを表示する領域である。ここで、適切なかざし方表示領域G14のフレーム画像G14aの類似度を示す情報とは、「適切なかざし方」とのメッセージである。テーブル更新部93は、類似度が高い場合に、適切なかざし方で撮像させたフレーム画像であると判断してフレーム画像を適正情報テーブルT1に記憶している。よって、適切なかざし方表示領域G14は、「適切なかざし方」とのメッセージを表示することで、フレーム画像G14aの類似度が高いことを明示している。また、適切なかざし方表示領域G14は、左側の類似度が高い降順でフレーム画像G14aを表示する。なお、適切なかざし方表示領域G14は、フレーム画像G14aを昇順で表示してもよいし、フレーム画像G14aを整列せずに表示してもよい。
不適切なかざし方表示領域G15は、撮像部164への商品の不適切なかざし方の例として、フレーム画像G15a及びフレーム画像G15aの類似度を示す情報を表示する領域である。すなわち、不適切なかざし方表示領域G15は、不適正情報テーブルT2に記憶されたフレーム画像G15aを表示する領域である。ここで、不適切なかざし方表示領域G15のフレーム画像G15aの類似度を示す情報とは、「不適切なかざし方」とのメッセージである。テーブル更新部93は、類似度が低い場合に、不適切なかざし方で撮像させたフレーム画像であると判断してフレーム画像を不適正情報テーブルT2に記憶している。よって、不適切なかざし方表示領域G15は、「不適切なかざし方」とのメッセージを表示することで、フレーム画像G15aの類似度が低いことを明示している。また、不適切なかざし方表示領域G15は、左側の類似度が低い昇順でフレーム画像G15aを表示する。なお、不適切なかざし方表示領域G15は、フレーム画像G15aを降順で表示してもよいし、フレーム画像G15aを整列せずに表示してもよい。
中止ボタンB11は、読取精度チェック処理を中止する場合に押下するボタンである。かざし方ボタンB12は、不適切なかざし方表示領域G15と、不適切なかざし方表示領域G15とに表示されたフレーム画像G14a,G15aを拡大した一覧を表示させるボタンである。
次いで、POS端末11の画像取込部51は、撮像部164にかざされた商品を撮像させる(ステップS13)。次いで、POS端末11の商品検出部52は、撮像部164が撮像したフレーム画像から撮像部164にかざされた商品を検出する(ステップS14)。次いで、POS端末11の類似度算出部53は、フレーム画像に含まれる物体の特徴量を抽出する(ステップS15)。次いで、POS端末11の類似度判定部54は、フレーム画像に含まれる物体の類似度を算出する(ステップS16)。
次いで、POS端末11のフレーム画像選出部92は、撮像部164が撮像を開始してから設定時間が経過したか否かを判定する(ステップS17)。撮像部164が撮像を開始してから設定時間が経過していない場合に、POS端末11のCPU61は、ステップS13に移行する。
一方、撮像部164が撮像を開始してから設定時間が経過した場合に、POS端末11のフレーム画像選出部92は、登録候補のフレーム画像を選出する(ステップS18)。
次いで、POS端末11のテーブル更新部93は、適正情報テーブルT1に記憶された最も低い類似度より、登録候補のフレーム画像から算出した類似度が高いか否かを判定する(ステップS19)。適正情報テーブルT1より類似度が高い場合に(ステップS19;Yes)、POS端末11のテーブル更新部93は、適正情報テーブルT1を更新する(ステップS20)。具体的には、テーブル更新部93は、登録候補のフレーム画像と、登録候補のフレーム画像から算出した類似度とを適正情報として適正情報テーブルT1に記憶させる。
次いで、POS端末11の表示制御部95は、適切なかざし方表示領域G14の表示を更新する(ステップS21)。すなわち、表示制御部95は、適正情報テーブルT1に記憶したフレーム画像を適切なかざし方表示領域G14に表示させる。
一方、適正情報テーブルT1より類似度が低い場合に(ステップS19;No)、POS端末11のテーブル更新部93は、不適正情報テーブルT2に記憶された最も高い類似度より、登録候補のフレーム画像から算出した類似度が低いか否かを判定する(ステップS22)。不適正情報テーブルT2より類似度が高い場合に(ステップS22;No)、POS端末11のCPU61は、ステップS25に移行する。
一方、不適正情報テーブルT2より類似度が低い場合に(ステップS22;Yes)、POS端末11のテーブル更新部93は、不適正情報テーブルT2を更新する(ステップS23)。具体的には、テーブル更新部93は、登録候補のフレーム画像と、登録候補のフレーム画像から算出した類似度とを不適正情報として不適正情報テーブルT2に記憶させる。
次いで、POS端末11の表示制御部95は、不適切なかざし方表示領域G15の表示を更新する(ステップS24)。すなわち、表示制御部95は、不適正情報テーブルT2に記憶したフレーム画像を不適切なかざし方表示領域G15に表示させる。
次いで、POS端末11の入力受付部55は、中止ボタンB11の押下が検出されるか否かを判定する(ステップS25)。中止ボタンB11の押下が検出されない場合に(ステップS25;No)、POS端末11のCPU61は、ステップS13に移行する。
一方、中止ボタンB11の押下が検出された場合に(ステップS25;Yes)、POS端末11のCPU61は、読取精度チェック処理を終了する。
次に、上述した実施形態にかかるPOS端末11のCPU61がオブジェクト認識処理用プログラムPRに従って実行するフレーム画像表示処理について説明する。フレーム画像表示処理とは、適正情報テーブルT1または不適正情報テーブルT2に記憶されたフレーム画像を表示する処理である。すなわち、フレーム画像表示処理は、撮像部164に適切なかざし方または不適切なかざし方でかざされた商品を撮像したフレーム画像を表示する処理である。
図9は、POS端末11のCPU61がオブジェクト認識処理用プログラムPRに従って実行するフレーム画像表示処理の流れを示すフローチャートである。なお、図9に示すフローチャートは、精度チェック画面G1を表示した状態から開始するものとする。
まず、POS端末11の表示制御部95は、精度チェック画面G1を表示する(ステップS31)。
次いで、POS端末11の入力受付部55は、フレーム画像G14a,G15aを選択する操作が検出されるか否かを判定する(ステップS32)。さらに詳しくは、入力受付部55は、適切なかざし方表示領域G14の各フレーム画像G14aの何れかを選択する操作が検出されるか否かを判定する。または、入力受付部55は、不適切なかざし方表示領域G15の各フレーム画像G15aの何れかを選択する操作が検出されるか否かを判定する。
フレーム画像G14a,G15aを選択する操作が検出された場合に(ステップS32;Yes)、POS端末11の表示制御部95は、拡大フレーム画像G2を表示する(ステップS33)。なお、表示制御部95は、選択されたフレーム画像G14a,G15aを拡大した拡大フレーム画像G2を表示する。
ここで、図10は、拡大フレーム画像G2の一例を示す説明図である。拡大フレーム画像G2は、選択されたフレーム画像像G14a,G15aを拡大した画像である。オペレータは、拡大フレーム画像G2を参照することで、撮像部164への商品の適切なかざし方または不適切なかざし方を拡大した画像で確認することができる。また、拡大フレーム画像G2は、閉じるボタンB21を有する。閉じるボタンB21は、拡大フレーム画像G2を閉じる場合に押下するボタンである。また、拡大フレーム画像G2は、類似度を示す情報として、適切なかざし方または不適切なかざし方の何れを表示する。図10に示す拡大フレーム画像G2は、類似度を示す情報として、適切なかざし方を表示している。
次いで、POS端末11の入力受付部55は、閉じるボタンB21の押下が検出されるか否かを判定する(ステップS34)。閉じるボタンB21の押下が検出されない場合に(ステップS34;No)、POS端末11の表示制御部95は、拡大フレーム画像G2の表示を維持する。
一方、閉じるボタンB21の押下が検出された場合に(ステップS34;Yes)、POS端末11の表示制御部95は、拡大フレーム画像G2を閉じてフレーム画像表示処理を終了する。
フレーム画像G14a,G15aを選択する操作が検出されない場合に(ステップS32;No)、POS端末11の入力受付部55は、かざし方ボタンB12の押下が検出されるか否かを判定する(ステップS35)。かざし方ボタンB12の押下が検出されない場合に(ステップS35;No)、POS端末11のCPU61は、ステップS32に移行する。
一方、かざし方ボタンB12の押下が検出された場合に(ステップS35;Yes)、POS端末11の表示制御部95は、一覧フレーム画像G3を表示する(ステップS37)。
ここで、図11は、一覧フレーム画像G3の一例を示す説明図である。一覧フレーム画像G3は、適切なかざし方表示領域G14のフレーム画像G14aと、不適切なかざし方表示領域G15のフレーム画像G15aとの一覧を表示した画面である。すなわち、一覧フレーム画像G3は、適正情報テーブルT1と不適正情報テーブルT2に記憶されたフレーム画像を表示した画面である。また、一覧フレーム画像G3は、適切なかざし方表示領域G14と、不適切なかざし方表示領域G15と同様に、類似度を示す情報を表示している。また、一覧フレーム画像G3は、閉じるボタンB31を有する。閉じるボタンB31は、一覧フレーム画像G3を閉じる場合に押下するボタンである。一覧フレーム画像G3は、適切なかざし方のフレーム画像G14aと、不適切なかざし方とのフレーム画像G15aとの一覧を表示している。これにより、オペレータは、適切なかざし方の傾向と、不適切なかざし方の傾向とを把握することができる。
次いで、POS端末11の入力受付部55は、閉じるボタンB31の押下が検出されるか否かを判定する(ステップS37)。閉じるボタンB31の押下が検出されない場合に(ステップS37;No)、POS端末11の表示制御部95は、一覧フレーム画像G3の表示を維持する。
一方、閉じるボタンB31の押下が検出された場合に(ステップS37;Yes)、POS端末11の表示制御部95は、一覧フレーム画像G3を閉じてフレーム画像表示処理を終了する。
次に、上述した実施形態にかかるPOS端末11のCPU61がオブジェクト認識処理用プログラムPRに従って実行するマニュアル出力処理について説明する。マニュアル出力処理とは、適正情報テーブルT1または不適正情報テーブルT2に記憶されたフレーム画像を商品ごとに提示したかざし方マニュアルを出力する処理である。
図12は、POS端末11のCPU61がオブジェクト認識処理用プログラムPRに従って実行するマニュアル出力処理の流れを示すフローチャートである。
まず、POS端末11の表示制御部95は、マニュアル出力画面(不図示)を表示する(ステップS41)。マニュアル出力画面は、かざし方マニュアルの出力に係る操作を入力する画面である。マニュアル出力画面は、かざし方マニュアルを出力する対象商品を指定させるために、適正情報テーブルT1と不適正情報テーブルT2とに登録された商品の一覧を有する。また、マニュアル出力画面は、指定された商品のかざし方マニュアルを出力する出力ボタンを有する。
次いで、POS端末11の入力受付部55は、かざし方マニュアルを出力する対象商品を指定する入力を受け付ける(ステップS42)。
次いで、POS端末11のマニュアル出力部94は、マニュアル出力画面の出力ボタンの押下が検出するか否かを判定する(ステップS43)。出力ボタンの押下が検出されない場合に(ステップS43;No)、POS端末11のマニュアル出力部94は、かざし方マニュアルの出力を待機する。
一方、出力ボタンの押下が検出された場合に(ステップS43;Yes)、POS端末11のマニュアル出力部94は、かざし方マニュアルをHDD64に出力する(ステップS44)。なお、マニュアル出力部94は、HDD64以外の記憶媒体にかざし方マニュアルを出力してもよい。
ここで、図13は、かざし方マニュアルM1の一例を示す説明図である。かざし方マニュアルM1は、撮像部164への商品のかざし方の一例として、適正情報テーブルT1の適正情報と不適正情報テーブルT2の不適正情報とを商品ごとに提示する。すなわち、かざし方マニュアルM1は、商品ごとに類似度が高いフレーム画像と、類似度が低いフレーム画像とを提示する。さらに、かざし方マニュアルM1は、類似度を示す情報を提示する。かざし方マニュアルM1の類似度を示す情報とは、適正なかざし方を示す適正との文言と、不適正なかざし方を示す不適正との文言と、類似度を示す数字である。図13に示すかざし方マニュアルM1は、類似度を示す数字として、画像A−1に98%、画像A−14に2%と提示している。また、図13に示すかざし方マニュアルM1は、他のフレーム画像にも同様に類似度を示す情報を提示している。オペレータは、かざし方マニュアルM1を参照することで、撮像部164への商品の適切なかざし方と、撮像部164への商品の不適切なかざし方とを習得することができる。図13に示すかざし方マニュアルM1は、商品A、商品B及び商品Cの適正情報と不適正情報とが提示されている。すなわち、図13に示すかざし方マニュアルM1は、各商品の類似度が高いフレーム画像と、類似度が低いフレーム画像とを提示している。
次いで、POS端末11の表示制御部95は、マニュアル印刷画面(不図示)を表示する(ステップS45)。マニュアル印刷画面は、かざし方マニュアルM1を印刷するか否かを入力する画面である。マニュアル印刷画面は、印刷ボタンと、閉じるボタンとを有する。印刷ボタンは、かざし方マニュアルM1を印刷する場合に押下するボタンである。閉じるボタンは、かざし方マニュアルM1を印刷せずにマニュアル印刷画面を閉じる場合に押下するボタンである。
次いで、POS端末11の入力受付部55は、印刷ボタンの押下が検出されるか否かを判定する(ステップS46)。印刷ボタンの押下が検出された場合に(ステップS46;Yes)、POS端末11の印刷制御部96は、かざし方マニュアルM1を第2のプリンタ121に印刷させる(ステップS47)。
印刷ボタンの押下が検出されない場合に(ステップS46;No)、POS端末11の入力受付部55は、マニュアル印刷画面の閉じるボタンの押下が検出されるか否かを判定する(ステップS48)。マニュアル印刷画面の閉じるボタンの押下が検出されない場合に(ステップS48;No)、POS端末11のCPU61は、ステップS46に移行する。
一方、マニュアル印刷画面の閉じるボタンの押下が検出された場合に(ステップS48;Yes)、POS端末11のCPU61は、かざし方マニュアルM1を印刷せずにマニュアル印刷画面を閉じてマニュアル出力処理を終了する。かざし方マニュアルM1には、適切なかざし方によって撮像部164が撮像した商品のフレーム画像と、不適切なかざし方によって撮像部164が撮像した商品のフレーム画像とが提示される。また、かざし方マニュアルM1には、類似度を示す情報が提示される。よって、オペレータは、かざし方マニュアルM1を参照することで、商品のかざし方の適否を習得することができる。
以上のように、本実施形態のPOS端末11によれば、物品指定部91は、PLUファイルF1に記憶された登録商品から対象商品を指定する入力を受け付ける。類似度判定部54は、撮像部164が撮像したフレーム画像から抽出した特徴量と、PLUファイルF1に記憶された対象商品の特徴量とを比較して類似度を算出する。そして、テーブル更新部93は、算出した類似度が適正情報テーブルT1に記憶された類似度より高い場合に、撮像したフレーム画像を適正情報テーブルT1に記憶させる。また、テーブル更新部93は、算出した類似度が不適正情報テーブルT2に記憶された類似度より低い場合に、撮像したフレーム画像を不適正情報テーブルT2に記憶させる。マニュアル出力部94は、適正情報テーブルT1と不適正情報テーブルT2とに記憶されたフレーム画像と、類似度を示す情報とを出力する。これにより、オペレータは、撮像部164への商品の適切なかざし方と、不適切なかざし方とを出力されたフレーム画像を参照することができる。よって、オペレータは、商品のかざし方の適否を習得することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、POS端末11がPLUファイルF1を備える形態としたが、これに限らず、商品読取装置101がPLUファイルF1を備える形態としてもよい。または、POS端末11及び商品読取装置101がアクセス可能な外部装置がPLUファイルF1を備える形態としてもよい。
また、上記実施形態では、テーブル更新部93は、フレーム画像選出部92が選出されたフレーム画像を、適正情報テーブルT1または不適正情報テーブルT2に登録するか否かを判定している。しかしながら、テーブル更新部93は、撮像部164が撮像した全てのフレーム画像を登録候補としてもよい。この場合には、撮像部164は、フレーム画像を撮像するフレームレートを遅くすればよい。これにより、殆ど同じフレーム画像が適正情報テーブルT1または不適正情報テーブルT2に記憶されてしまうことを防止することができる。
また、上記実施形態では、画像取込部51と、商品検出部52と、類似度算出部53と、類似度判定部54と、入力受付部55と、売上登録部56と、物品指定部91と、フレーム画像選出部92と、テーブル更新部93と、表示制御部95と、マニュアル出力部94と、印刷制御部96と、通信制御部97との機能を有する情報処理装置としてPOS端末11を適用した。しかし、これに限らず、上述の機能を備える情報処理装置は、算出結果や判定結果をPOS端末11に出力する商品読取装置101に適用してもよい。また、上記実施形態では、照合用データを特徴量として説明したが、照合用データは、撮像された商品画像(基準画像)としてもよい。
また、上記実施形態では、店舗システムとしてPOS端末11と商品読取装置101とで構成されるチェックアウトシステム1を適用した。しかし、これに限るものではなく、POS端末11及び商品読取装置101の機能を備えた1台構成の装置に適用するようにしてもよい。POS端末11及び商品読取装置101の機能を備えた1台構成の装置としては、スーパーマーケット等の店舗に設置されて用いられるセルフチェックアウト装置(以降、セルフPOSとする)が挙げられる。
ここで、図14は、セルフPOS200の構成を示す外観斜視図である。図15は、セルフPOS200のハードウェア構成を示すブロック図である。なお、以下では、図1および図2に示される同様の構成については同一の符号を付して示し、その重複する説明を省略する。図14および図15に示すように、セルフPOS200の本体202は、タッチパネル105が表面に配設された第1の表示デバイス106や、商品の種別等を認識(検出)するために商品画像を読み取る商品読取部110を備える。
第1の表示デバイス106は、例えば液晶表示器などである。第1の表示デバイス106は、例えば、案内画面や、入力画面や、売上登録画面や、精算画面等を表示する。案内画面は、客にセルフPOS200の操作方法を知らせるための画面である。入力画面は、各種情報の入力を求める画面である。売上登録画面は、商品読取部110で読み込んだ商品情報を表示する画面である。精算画面は、商品の合計金額や預かり金額、釣銭額等を表示し、支払い方法の選択をする画面である。
商品読取部110は、客が商品に付されたコードシンボルを商品読取部110の読取窓103にかざすことで商品画像を撮像部164により読み取るものである。
また、本体202は、右側にかごに入った未精算の商品を置くための商品載置台203を備える。本体202は、左側に精算済みの商品を置くための商品載置台204が備える。商品載置台204は、精算済みの商品を入れるための袋を掛ける袋掛けフック205や、精算済みの商品を袋に入れる前に一時的に置いておくための一時置き台206を備える。商品載置台203,204は、計量器207,208をそれぞれ備え、精算の前後で商品の重量が同じであることを確認する機能を有する。
また、セルフPOS200は、本体202に精算用の紙幣の入金や釣り紙幣の受け取りを行うための釣り銭器201を備える。
このような構成のセルフPOS200を店舗システムに適用した場合、セルフPOS200が情報処理装置として機能することになる。
上記実施形態や変形例の各装置で実行されるプログラムは、各装置が備える記憶媒体(ROM又は記憶部)に予め組み込んで提供するものとするが、これに限らないものとする。例えば、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。さらに、記憶媒体は、コンピュータ或いは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、上記実施形態や変形例の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよいし、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
11 POS端末
51 画像取込部
52 商品検出部
53 類似度算出部
54 類似度判定部
55 入力受付部
56 売上登録部
91 物品指定部
92 フレーム画像選出部
93 テーブル更新部
94 マニュアル出力部
95 表示制御部
96 印刷制御部
97 通信制御部
64 HDD
F1 PLUファイル
T1 適正情報テーブル
T2 不適正情報テーブル
特開2003−173369号公報

Claims (6)

  1. 各物品を識別するための特徴量を物品ごとに記憶した辞書から、対象の物品を指定する指定手段と、
    撮像部にかざされた物体を当該撮像部で撮像した画像を取り込む取込手段と、
    前記取込手段が取り込んだ前記画像に含まれる前記物体の特徴量と、前記指定手段が指定した前記物品の特徴量とを比較し、その類似度を算出する算出手段と、
    前記算出手段が算出した前記類似度に応じて、前記取込手段が取り込んだ前記画像と、当該画像に含まれる前記物品の前記類似度とを対応付けて記憶するリストを更新する更新手段と、
    前記更新手段が更新した前記リストの前記画像及び当該画像の前記類似度を示す情報を出力する出力手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記出力手段は、前記リストの前記画像及び当該画像の前記類似度を示す情報を提示した電子ファイルを出力する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 印字部を更に備え、
    前記出力手段は、前記電子ファイルを前記印字部に印字させる、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 表示部を更に備え、
    前記出力手段は、前記リストの前記画像を前記表示部に表示させる、
    請求項1乃至3の何れか1に記載の情報処理装置。
  5. 各物品を識別するための特徴量を物品ごとに記憶した辞書から、対象の物品を指定する指定手段と、
    撮像部にかざされた物体を当該撮像部で撮像した画像を取り込む取込手段と、
    前記取込手段が取り込んだ前記画像に含まれる前記物体の特徴量と、前記指定手段が指定した前記物品の特徴量とを比較し、その類似度を算出する算出手段と、
    前記算出手段が算出した前記類似度に応じて、前記取込手段が取り込んだ前記画像と、当該画像に含まれる前記物品の前記類似度とを対応付けて記憶するリストを更新する更新手段と、
    前記更新手段が更新した前記リストの前記画像及び当該画像の前記類似度を示す情報を出力する出力手段と、
    前記物品を識別するための特徴量を用いて前記撮像部が撮像した商品を識別して売上登録処理を実行する売上登録手段と、
    を備える店舗システム。
  6. コンピュータを、
    各物品を識別するための特徴量を物品ごとに記憶した辞書から、対象の物品を指定する指定手段と、
    撮像部にかざされた物体を当該撮像部で撮像した画像を取り込む取込手段と、
    前記取込手段が取り込んだ前記画像に含まれる前記物体の特徴量と、前記指定手段が指定した前記物品の特徴量とを比較し、その類似度を算出する算出手段と、
    前記算出手段が算出した前記類似度に応じて、前記取込手段が取り込んだ前記画像と、当該画像に含まれる前記物品の前記類似度とを対応付けて記憶するリストを更新する更新手段と、
    前記更新手段が更新した前記リストの前記画像及び当該画像の前記類似度を示す情報を出力する出力手段と、
    として機能させるプログラム。
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