JP2016125612A - テンショナ - Google Patents

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Abstract

【課題】常に減衰ユニットが正常な位置に定められている状態で組立てることのできるテンショナを提供する。
【解決手段】コイルバネ31の一端はテンショナカップ11の底部に係合し、他端はテンショナカップ11の開口部に近接した部位に位置する。テンショナアーム21の蓋部22は開口部16を覆い、テンショナカップ11に揺動自在に支持される。突起32は蓋部22のコイルバネ31の他端に対応する位置に形成される。減衰ユニット33、34は、開口部16の内壁面に沿う円弧状を有し、突起32に端部が当接する。減衰ユニット33、34は、コイルバネ31の他端に付勢されて開口部16の内壁面に押圧される。突起32の減衰ユニット33、34の外周面に対応した部位に、テンショナカップ11の底部に向かって延びる外側壁41が形成される。突起32の減衰ユニット33、34の内周面に対応した部位に、底部に向かって延びる内側壁42が形成される。外側壁41と内側壁42の間隔は減衰ユニット33、34の幅よりも小さい。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば自動車の多軸補機駆動ベルトシステムに設けられ、エンジンの補機を駆動する無端ベルトに張力を付与するためのテンショナに関する。
従来テンショナにおいて、テンショナアームの蓋部が揺動自在に取付けられたテンショナカップの中には、無端ベルトに張力を付与するためのコイルバネと、無端ベルトの張力変動によるテンショナアームの揺動を減衰させるための減衰ユニットとが設けられている(例えば特許文献1)。減衰ユニットは、テンショナアームの蓋部に形成された突起を支点として回転変位し、テンショナカップの内壁面に摺接して減衰作用を発揮する。減衰ユニットが減衰作用を正常に発揮するために、減衰ユニットはテンショナアームの突起に正常に係合していなければならない。したがってテンショナの組立て作業は、テンショナカップ内において減衰ユニットが突起に対して所定の位置関係になるように行われる。
特表2013−515225号公報
例えば、テンショナカップに外部から異物が侵入するのを防止するために、テンショナカップあるいはテンショナアームの蓋部にラビリンスが設けられることがある。しかし、このラビリンスはテンショナの組立て作業において、テンショナアームの蓋部とテンショナカップの間の隙間を塞ぎ、減衰ユニットの位置が観察しにくくなるという問題を発生する。したがって従来、減衰ユニットが突起に乗り上げた状態でテンショナが組立てられる可能性があり、テンショナの組立て後の性能検査において初めて組立て不良が発見されることとなり、このような場合、テンショナを分解して組立てなおす必要があり、作業効率が悪かった。
本発明は、ラビリンスの有無とは関係なく、常に減衰ユニットが正常な位置に定められている状態で組立てることのできるテンショナを提供することを目的としている。
本発明に係るテンショナは、開口部と底部を有するテンショナカップと、底部に一端が係合し、開口部に近接した部位に他端が位置するコイルバネと、開口部を覆う蓋部を有し、蓋部からテンショナカップの外方に延びるアーム部にテンショナプーリが回転自在に取付けられ、テンショナカップに揺動自在に支持されるテンショナアームと、蓋部のコイルバネの他端に対応する位置に形成された突起と、開口部の内壁面に沿う円弧状を有し、突起に端部が当接するように設けられ、コイルバネの他端に付勢されて内壁面に押圧される一対の減衰ユニットとを備え、突起の減衰ユニットの外周面に対応した部位に、底部に向かって延びる外側壁が形成されるとともに、突起の減衰ユニットの内周面に対応した部位に、底部に向かって延びる内側壁が形成され、外側壁と内側壁の間隔が減衰ユニットの幅よりも小さいことを特徴としている。
外側壁の高さは内側壁の高さよりも大きいことが好ましい。また外側壁と内側壁の間隔はコイルバネの太さよりも大きいことが好ましい。
本発明によれば、常に減衰ユニットが正常な位置に定められている状態でテンショナを組立てることが可能になる。
本発明の一実施形態であるテンショナを示す断面図である。 図1のテンショナを分解して示す斜視図である。
以下、図示された実施形態を参照して本発明を説明する。
本実施形態のテンショナは例えば自動車用エンジンのベルトシステムに設けられる。テンショナは、図1に示されるように有底筒状を呈するテンショナカップ11を有し、テンショナカップ11の底部12の中央部に形成されたボス部13にはピボット軸14が挿入される。テンショナカップ11の開口部16はテンショナアーム21に形成された蓋部22により覆われる。
テンショナアーム21の蓋部22にはピボット孔23が形成され、ピボット孔23にはピボット軸14が圧入される。すなわちテンショナアーム21は、ピボット軸14を介してテンショナカップ11に揺動自在に支持される。テンショナアーム21は、蓋部22からテンショナカップ11の外方へ延びるアーム部24を有し、アーム部24の先端には、テンショナプーリ25を回転自在に支持するボール軸受け26が取り付けられる。テンショナプーリ25とボール軸受け26はボルト27によってアーム部24に固定される。
コイルバネ31はテンショナアーム21を揺動方向に付勢するために設けられ、その一端はテンショナカップ11の底部12に係合し、他端31aはテンショナカップ11の開口部16に近接した部位に位置する。図2に示されるように、蓋部22のコイルバネ31の他端31aに対応する位置には突起32が形成される。開口部16の内側には一対の減衰ユニット33、34が、各端部が突起32に当接するように設けられる。
減衰ユニット33、34はそれぞれ、開口部16の内壁面に沿う円弧状を有し、金属製の本体35、36の外周面に樹脂製の摩擦部材37、38を取付けて構成される。減衰ユニット33、34はコイルバネ31の他端によって付勢され、突起32を支点として回転変位し、これにより摩擦部材37、38が開口部16の内周壁面に押圧される。テンショナは、テンショナアーム21がコイルバネ31に抗して捩じられた状態で、テンショナプーリ25をベルト(図示せず)に係合させてエンジンブロック(図示せず)に取付けられ、ベルトは常時コイルバネ31のバネ力に応じた張力を付与される。エンジンの駆動時、ベルトの張力が変動しようとすると、ベルトの振動に応じてテンショナアーム21が揺動し、ベルトの張力の変動が抑えられる。テンショナアーム21の揺動の振幅は、減衰ユニット33、34の摩擦部材37、38とテンショナカップ11の内周壁面との間の摩擦抵抗によって抑えられる。
突起32の構成を詳述すると、突起32はテンショナアーム21のピボット孔23を囲繞する環状の隆起部28の表面に形成され、突起32の径方向長さは減衰ユニット33、34の幅に略等しい。突起32の側面には、減衰ユニット33、34の端面が当接する。突起32において、減衰ユニット33、34の外周面(すなわち摩擦部材37、38の外周面)に対応した部位には外側壁41が形成され、また減衰ユニット33、34の内周面(すなわち本体35、36の内周面)に対応した部位には、内側壁42が形成される。外側壁41と内側壁42はテンショナカップ11の底部12に向かって延び、外側壁41の高さは内側壁42の高さよりも大きい。外側壁41と内側壁42の間隔は減衰ユニット33、34の幅よりも小さく、またコイルバネ31の太さよりも大きい。
次に本実施形態のテンショナの組立て作業を説明する。まずテンショナカップ11のボス部13にピボット軸14を挿入し、テンショナカップ11の中にコイルバネ31を配置した後、減衰ユニット33、34の本体35、36がコイルバネ31の他端31aに係合するようにして減衰ユニット33、34をコイルバネ31の上に配置する。そして、テンショナアーム21の突起32の側面に減衰ユニット33、34が対向するようにして、テンショナアーム21の蓋部22をテンショナカップ11の開口部16に被せ、コイルバネ31を圧縮させつつ、テンショナアーム21のピボット孔23にピボット軸14を圧入する。
この組立て作業において、減衰ユニット33、34が突起32に乗り上げようとしても、突起32の外側壁41と内側壁42の間隔が減衰ユニット33、34の幅よりも小さいので、減衰ユニット33、34は外側壁41と内側壁42に干渉し、減衰ユニット33、34は突起32に重なることはない。すなわち、突起32が減衰ユニット33、34をテンショナカップ11の底部12側に押圧することはない。したがって、突起32は必ず減衰ユニット33、34の間に位置し、またコイルバネ31は突起32の外側壁41と内側壁42の間に入り込むことになり、テンショナは、常に減衰ユニット33、34が正常な位置に定められた状態で組立てられる。
11 テンショナカップ
12 底部
16 開口部
21 テンショナアーム
22 蓋部
31 コイルバネ
31a 他端
32 突起
41 外側壁
42 内側壁

Claims (3)

  1. 開口部と底部を有するテンショナカップと、
    前記底部に一端が係合し、前記開口部に近接した部位に他端が位置するコイルバネと、
    前記開口部を覆う蓋部を有し、前記蓋部から前記テンショナカップの外方に延びるアーム部にテンショナプーリが回転自在に取付けられ、前記テンショナカップに揺動自在に支持されるテンショナアームと、
    前記蓋部のコイルバネの他端に対応する位置に形成された突起と、
    前記開口部の内壁面に沿う円弧状を有し、前記突起に端部が当接するように設けられ、前記コイルバネの他端に付勢されて前記内壁面に押圧される一対の減衰ユニットとを備え、
    前記突起の前記減衰ユニットの外周面に対応した部位に、前記底部に向かって延びる外側壁が形成されるとともに、前記突起の前記減衰ユニットの内周面に対応した部位に、前記底部に向かって延びる内側壁が形成され、前記外側壁と内側壁の間隔が前記減衰ユニットの幅よりも小さい
    ことを特徴とするテンショナ。
  2. 前記外側壁の高さが前記内側壁の高さよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のテンショナ。
  3. 前記外側壁と前記内側壁の間隔が前記コイルバネの太さよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のテンショナ。
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