JP2016123810A - 睡眠判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】寝具上の人が覚醒状態であるにもかかわらず、睡眠状態と誤判定されることを抑制する睡眠判定装置を提供することを目的とする。【解決手段】睡眠判定装置1は、体動数算出部24によって算出された体動数Nmに基づいて、寝具上の人Aが、覚醒状態AWにて静かにしている状態または睡眠状態SLにある安静状態Q1であるか否かを、第一判定時間TJ1毎に判定する第一判定部25と、第一判定部25の安静状態判定結果RJを記憶する記憶部21と、第一判定時間TJ1より長い第二判定時間TJ2内に、記憶部21に記憶された第一判定部25の安静状態判定結果RJの総数に対して、第一判定部25によって寝具上の人が安静状態Q1であると判定された回数の比率である安静比率Hrが睡眠状態判定値ThS以上である場合、寝具上の人Aが睡眠状態SLであると判定する第二判定部26と、を備えている。【選択図】 図2

Description

本発明は、睡眠判定装置に関する。
睡眠判定装置の一形式として、特許文献1に示されているものが知られている。特許文献1の図1に示すように、睡眠判定装置は、ベッド4の脚部6に設置され脚部6に掛かる荷重を検出する荷重センサ11、荷重センサ11によって検出された荷重の変動数から使用者の体動数を算出し、特許文献1の図4に示す睡眠判定式Zから使用者の睡眠状態を判定する制御部12を備えている。使用者の睡眠状態は、睡眠判定式Zの算出結果がゼロより大きい場合は、使用者が覚醒状態と判定される。また、睡眠判定式Zの算出結果がゼロ以下である場合は、使用者が睡眠状態であると判定される。
特開2014−70766号公報
使用者が覚醒状態にて例えば読書やテレビ鑑賞等をしている場合、使用者の体動数が比較的小さくなる。この場合、特許文献1に示されている睡眠判定装置においては、睡眠判定式Zの算出結果がゼロ以下となり、使用者が覚醒状態であるにもかかわらず、睡眠状態と誤判定されるときがある。
そこで、本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、寝具上の人が覚醒状態であるにもかかわらず、睡眠状態と誤判定されることを抑制する睡眠判定装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る睡眠判定装置は、寝具に配設され、寝具上の人の荷重を検出する荷重検出部と、荷重検出部の検出結果に基づいて、寝具上の人の体動の回数である体動数を算出する体動数算出部と、体動数算出部によって算出された体動数に基づいて、寝具上の人が、覚醒状態にて静かにしている状態または睡眠状態にある安静状態であるか否かを、第一判定時間毎に判定する第一判定部と、第一判定部の判定結果を記憶する記憶部と、第一判定時間より長い第二判定時間内に、記憶部に記憶された第一判定部の判定結果の総数に対して、第一判定部によって寝具上の人が安静状態であると判定された回数の比率である安静比率が睡眠状態判定値以上である場合、寝具上の人が睡眠状態であると判定する第二判定部と、を備えている。
これによれば、睡眠判定装置は、第一判定部によって、寝具上の人が覚醒状態にて静かにしている状態または睡眠状態にある安静状態であるか否かを判定し、さらに、第二判定部によって、第一判定部が寝具上の人を安静状態であると判定した安静比率に基づいて、寝具上の人が睡眠状態であるか否かを判定する。すなわち、2段階の判定によって寝具上の人の睡眠状態の判定が行われている。よって、従来の睡眠判定装置のように1段階のみの判定によって寝具上の人の睡眠状態の判定が行われている場合に比べて、寝具上の人が覚醒状態であるにもかかわらず、睡眠状態であると誤判定されることを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る睡眠判定装置の全体構成を示す概要図である。 図1に示す制御装置のブロック図である。 図1に示す荷重検出部によって検出される荷重を示す図である。 図2に示す記憶部に記憶された体動有無判定部の体動有無判定結果を示す図である。 図2に示す体動数算出部によって算出され、記憶部に記憶された体動数を示す図である。 人の睡眠ステージと、覚醒状態および睡眠状態との関係を示す図である。 図2に示す記憶部に記憶された第一判定部の判定結果を示す図である。 図2に示す制御部が実行するフローチャートである。 図8に示すフローチャートにおける睡眠判定装置の作動を示すタイムチャートであり、第一の条件にて寝具上の人が睡眠状態であると判定された場合を示している。 図9に示すタイムチャートにおける睡眠判定装置の作動と同時に行った終夜睡眠時ポリグラフ検査の評価結果を示すタイムチャートである。 図8に示すフローチャートにおける睡眠判定装置の作動を示すタイムチャートであり、第三の条件にて寝具上の人が睡眠状態であると判定された場合を示している。 図11に示すタイムチャートにおける睡眠判定装置の作動と同時に行った終夜睡眠時ポリグラフ検査の評価結果を示すタイムチャートである。 図8に示すフローチャートにおける睡眠判定装置の作動を示すタイムチャートであり、第二の条件にて寝具上の人が睡眠状態であると判定された場合を示している。 図13に示すタイムチャートにおける睡眠判定装置の作動と同時に行った終夜睡眠時ポリグラフ検査の評価結果を示すタイムチャートである。
本発明に係る睡眠判定装置1の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。睡眠判定装置1は、寝具上の人が睡眠状態であるか否かを判定するものである。本実施形態において、寝具は図1に示すベッドBおよびベッドB上に配置されたマットレスMである。ベッドBは、フレーム部B1、脚部B2およびヘッドボード部B3を備えている。睡眠判定装置1は、ベッドBに設置され、荷重検出部10および制御部20を備えている。荷重検出部10と制御部20とは、無線または有線によって相互に通信可能に接続されている。
荷重検出部10は、寝具に配設され、寝具上の人Aの荷重Fを検出するものである。荷重検出部10は、例えば歪ゲージを含んで構成されている。荷重検出部10は、具体的には、ベッドBの脚部B2に配設されている。マットレスM上の人Aの体動によって、荷重検出部10によって検出される荷重Fが変動する。体動は、寝具上の人Aの体の動きであり、例えば人Aの睡眠状態SLにおける寝返りである。荷重検出部10の検出結果は、制御部20に送信される。
制御部20は、睡眠判定装置1を統括制御するものである。制御部20は、図2に示すように、記憶部21、体動値演算部22、体動有無判定部23、体動数算出部24、第一判定部25および第二判定部26を備えている。
記憶部21は、第一判定部25の後述する判定結果を少なくとも記憶するものである。
体動値演算部22は、荷重検出部10によって検出された荷重Fに基づいて、体動値Mbを第一時間T1毎に演算するものである。第一時間T1は、人の呼吸の周期(一般的に3〜6秒)より短い時間(例えば1秒)に設定されている。体動値Mbは、第一時間T1内における荷重検出部10によって検出された荷重Fの変化の大きさを示すものである。具体的には、体動値Mbは、図3に示すように、第一時間T1内における最大荷重F1と最小荷重F2との差である。
体動有無判定部23は、体動値演算部22によって演算された体動値Mbに基づいて、寝具上の人Aの体動の有無を判定するものである。体動値演算部22によって演算された体動値Mbが体動判定値(例えば0.5N)以上である場合、体動有無判定部23は「体動有り」と判定する(体動有判定Rm1)。一方、体動値演算部22によって演算された体動値Mbが体動判定値より小さい場合、体動有無判定部23は「体動無し」と判定する(体動無判定Rm2)。体動有無判定部23によって行われた体動有判定Rm1または体動無判定Rm2である体動判定結果Rmは、図4に示すように、記憶部21に時系列データとして第一時間T1毎に記憶される。
体動数算出部24は、体動有無判定部23の判定結果に基づいて、寝具上の人Aの体動の回数である体動数Nmを算出するものである。体動数算出部24は、第一時間T1より長い第二時間T2(例えば20秒)毎に体動数Nmを算出する。体動数算出部24は、体動数Nmを算出する時点と、その時点から第二時間T2前の時点との間にて、体動有無判定部23の体動判定結果Rmにおける体動有判定Rm1の数を算出する。例えば、図4に示す時点Pt1において体動数Nmが算出されるとき、時点Pt1と、時点Pt1から第二時間T2前の時点Pt2との間に体動有判定Rm1が例えば3回行われた場合、体動数Nmが「3」と算出される。このように、体動数算出部24は、荷重検出部10の検出結果に基づいて、寝具上の人Aの体動の回数である体動数Nmを算出する。体動数算出部24によって算出された体動数Nmは、図5に示すように、記憶部21に時系列データとして第二時間T2毎に記憶される。
第一判定部25は、体動数算出部24によって算出された体動数Nmに基づいて、寝具上の人Aが安静状態Q1であるか否かを、第一判定時間TJ1毎に判定するものである。第一判定時間TJ1は、第二時間T2以上の長さに設定された時間である。本実施形態においては、第一判定時間TJ1は、第二時間T2と同じ時間(例えば20秒)に設定されている。安静状態Q1は、寝具上の人Aが、覚醒状態AWにて静かにしている状態または睡眠状態SLにある状態である。覚醒状態AWは、人が目をさましている状態である。睡眠状態SLは、人が眠っている状態である。また、安静状態Q1のうち、寝具上の人Aが覚醒状態AWにて静かにしている状態は、寝具上の人Aが、例えばテレビ鑑賞や読書等を行っている場合、または、覚醒状態AWから睡眠状態SLに移行している場合である。寝具上の人Aが覚醒状態AWにて静かにしている状態においては、人Aは、例えば寝具上に臥していたり、座っていたりしている状態である。安静状態Q1は、安静状態Q1でない非安静状態Q2に比べて、体動数Nmが少ない状態である。
第一判定部25は、寝具上の人Aが安静状態Q1であるか否かを、下記数式1に示す判定式から算出される値Zに基づいて判定する。判定式は、安静状態Q1および非安静状態Q2における体動数Nmの評価、並びに、人の脳波によって睡眠ステージSTを評価可能な終夜睡眠時ポリグラフ検査(以下、PSG検査とする。)を複数の被験者に対して予め実行し、例えば判別分析法を用いて導出されている。睡眠ステージSTについて、人の睡眠リズムRhを用いて説明する。睡眠リズムRhは、図6に示すように、人が睡眠状態SLである際に、睡眠が浅い状態と深い状態とを周期的に繰り返すものである。睡眠の深さは、睡眠ステージSTによって表すことができる。睡眠ステージSTは、REM睡眠および睡眠深度I〜IVを有しており、REM睡眠から睡眠深度I〜IVの順に睡眠の深さが深くなっている。人が覚醒状態AWから睡眠状態SLに移る場合、睡眠深度Iから徐々に睡眠ステージSTが深くなる。なお、睡眠状態SLの開始時点は、最初に睡眠深度IIに到達した時点(点P1)である。一方、睡眠状態SLの終了時点は、睡眠ステージSTが徐々に浅くなり、REM睡眠が終了した時点(点P2)である。
判別式は、例えば図5に示す時点Pt3において第一判定部25の判定を行うとき、時点Pt3と、時点Pt3から第二時間T2より長い第三時間T3(例えば640秒)前の時点Pt4との間にて体動数算出部24によって算出されたそれぞれの体動数Nmiに、係数Ciを乗じた値の合計に定数Cを加算するものである。iは添え字であり、1からn(例えばn=32)までの自然数である。
(数1)
値Z=C+C×体動数Nm+C×体動数Nm+C×体動数Nm
+・・・・+Cn×体動数Nmn
寝具上の人Aの体動数Nmが比較的少なく、値Zがゼロ以下である場合、第一判定部25は安静状態Q1であると判定する。一方、値Zがゼロより大きい場合、第一判定部25は非安静状態Q2であると判定する。第一判定部25の安静状態判定結果RJ(本発明の判定結果に相当)は、図7に示すように、記憶部21に時系列データとして第一判定時間TJ1毎に記憶される。
第二判定部26は、記憶部21に記憶された第一判定部25の安静状態判定結果RJに基づいて、寝具上の人Aが睡眠状態SLであるか否かを判定するものである。第二判定部26は、第一判定時間TJ1毎に判定を行う。第二判定部26が行う判定について説明する。第二判定部26は、はじめに、第一判定部25の安静状態判定結果RJに基づいて、安静比率Hrを算出する。安静比率Hrは、第一判定時間TJ1より長い第二判定時間TJ2内に記憶部21に記憶された安静状態判定結果RJの総数に対して、第一判定部25によって寝具上の人Aが安静状態Q1であると判定された回数の比率である。例えば、図7に示す時点Pt5において安静比率Hrが算出されるとき、時点Pt5から第二判定時間TJ2前の時点Pt6と時点Pt5との間に、安静状態判定結果RJの総数が例えば20であり、安静状態Q1であると判定された回数が例えば6である場合、安静比率Hrが30%であると算出される。
本実施形態において、第二判定時間TJ2は、第一所定判定時間TJ21、第二所定判定時間TJ22および第三所定判定時間TJ23の三つの時間が設定されている。
第一所定判定時間TJ21は、人が覚醒状態AWから睡眠状態SLに移る時間である入眠潜時Tsの平均時間に相当する時間に設定されている。入眠潜時Tsは、具体的には図6に示すように、覚醒状態AWから睡眠状態SLに移る場合において、睡眠の深さが徐々に深くなるときにおける睡眠深度Iの経過時間(点P3と点P1との間の時間)である。入眠潜時Tsは、複数の被験者に対するPSG検査によって予め実測されて導出されている。なお、入眠潜時Tsは、参考文献(「睡眠心理学」堀忠雄(2008)、P53)を参照しても良い。第一所定判定時間TJ21は、例えば10分に設定されている。
第二所定判定時間TJ22は、入眠潜時Tsの最大時間に相当する時間に設定されている。入眠潜時Tsの最大時間は、入眠潜時Tsが比較的長い60歳代の複数の被験者に対するPSG検査によって実測された入眠潜時Tsから、統計的に例えば99%以上の被験者の入眠潜時Tsが含まれるように算出されている。第二所定判定時間TJ22は、例えば60分に設定されている。
第三所定判定時間TJ23は、第一所定判定時間TJ21と第二所定判定時間TJ22との間に設定されている時間である。また、第三所定判定時間TJ23は、睡眠リズムRhの周期Cs(図5参照)に基づいて算出されている。具体的には、第三所定判定時間TJ23は、周期Csの所定比率(例えば25%)に相当する時間である。周期Csは、PSG検査によって予め実測されて導出されている。なお、周期Csは、参考文献(「睡眠心理学」堀忠雄(2008)、P56)を参照しても良い。第三所定判定時間TJ23は、例えば20分に設定されている。
第二判定部26は、第一所定判定時間TJ21、第二所定判定時間TJ22および第三所定判定時間TJ23に対して、それぞれの安静比率Hrである第一安静比率Hr1,第二安静比率Hr2および第三安静比率Hr3を算出する。
そして、安静比率Hrが睡眠状態判定値ThS以上である場合、第二判定部26は寝具上の人Aが睡眠状態SLであると判定する。一方、安静比率Hrが睡眠状態判定値ThSより小さい場合、第二判定部26は寝具上の人Aが睡眠状態SLでない覚醒状態AWであると判定する。
睡眠状態判定値ThSは、第一安静比率Hr1、第二安静比率Hr2および第三安静比率Hr3に対して、それぞれ第一睡眠状態判定値ThS1、第二睡眠状態判定値ThS2および第三睡眠状態判定値ThS3が設定されている。
第一睡眠状態判定値ThS1は、第一所定判定時間TJ21内にて寝具上の人Aが睡眠状態SLである場合における第一安静比率Hr1の最大値に相当する値に設定されている。この第一安静比率Hr1の最大値は、寝具上にて睡眠状態SLである複数の被験者に対する体動数Nmの評価に基づいて算出された第一安静比率Hr1から導出されている。寝具上の被験者が睡眠状態SLである場合、一般的に体動数Nmが比較的少なくなるため、第一判定部25により安静状態Q1であると判定される比率は比較的高くなる。第一睡眠状態判定値ThS1は、例えば100%に設定されている。
第二睡眠状態判定値ThS2は、第二所定判定時間TJ22内にて寝具上の人Aが覚醒状態AWにて静かにしている状態である場合における第二安静比率Hr2の最大値に相当する値に設定されている。この第二安静比率Hr2の最大値は、寝具上にて覚醒状態AWにて静かにしている状態である被験者に対する体動数Nmの評価に基づいて算出された第二安静比率Hr2から導出されている。寝具上の被験者が覚醒状態AWにて静かにしている状態である場合、体動数Nmにばらつきが生じる。この第二安静比率Hr2の最大値は、統計的に例えば95%以上の被験者の第二安静比率Hr2が含まれるように算出されている。第二睡眠状態判定値ThS2は、例えば22%に設定されている。
第三睡眠状態判定値ThS3は、第一睡眠状態判定値ThS1と第二睡眠状態判定値ThS2との間の値に設定されている。具体的には、第三睡眠状態判定値ThS3は、第三所定判定時間TJ23内における安静状態判定結果RJの総数に対して、上述した第一所定判定時間TJ21内の第一睡眠状態判定値ThS1に相当する安静状態Q1の回数の比率に設定されている。第三睡眠状態判定値ThS3は、例えば50%に設定されている。
このように、第二判定部26は、寝具上の人Aが睡眠状態SLであるか否かの判定を、三つの条件によって行う。第一の条件は、第一所定判定時間TJ21内における第一安静比率Hr1が第一睡眠状態判定値ThS1以上であるか否かである。第二の条件は、第二所定判定時間TJ22内における第二安静比率Hr2が第二睡眠状態判定値ThS2以上であるか否かである。第三の条件は、第三所定判定時間TJ23内における第三安静比率Hr3が第三睡眠状態判定値ThS3以上であるか否かである。三つの条件のうち少なくとも一つの条件が満たされた場合、第二判定部26は寝具上の人Aが睡眠状態SLであると判定する。一方、三つの条件がいずれも満たされない場合、第二判定部26は、寝具上の人Aが覚醒状態AWであると判定する。
すなわち、第二判定部26は、第一判定時間TJ1より長い第二判定時間TJ2内に記憶部21に記憶された第一判定部25の安静状態判定結果RJの総数に対して、第一判定部25によって寝具上の人Aが安静状態Q1であると判定された回数の比率である安静比率Hrが睡眠状態判定値ThS以上である場合、寝具上の人Aが睡眠状態SLであると判定するものである。
また、第一所定判定時間TJ21、第二所定判定時間TJ22および第三所定判定時間TJ23に対応する睡眠状態判定値ThSは、第一所定判定時間TJ21、第三所定判定時間TJ23、第二所定判定時間TJ22の順に、小さい値となるように設定されている。
次に、上述した睡眠判定装置1が行う睡眠判定制御について、図8に示すフローチャートに沿って説明する。はじめに、寝具上の人Aが睡眠状態SLである場合について説明する。
制御部20は、第一時間T1が経過したか否かを判定する(ステップS102)。第一時間T1が経過していない場合、制御部20は、ステップS102にて「NO」と判定し、ステップS102を繰り返し実行する。一方、第一時間T1が経過した場合、制御部20は、ステップS104にて体動値Mbを演算する(体動値演算部22)。そして、制御部20は、体動値Mbが体動判定値ThMb以上であるか否かを判定する(ステップS106;体動有無判定部23)。体動値Mbが体動判定値ThMb以上である場合、制御部20は、ステップS108にて「体動有り」と判定する(体動有判定Rm1)。一方、体動値Mbが体動判定値ThMbより小さい場合、制御部20は、ステップS110にて「体動無し」と判定する(体動無判定Rm2)。制御部20は、ステップS112にて、ステップS108またはステップS110の体動判定結果Rmを記憶し、プログラムをステップS114に進める。
制御部20は、ステップS114にて、第二時間T2が経過したか否かを判定する。第二時間T2が経過していない場合、制御部20は、上述したステップS102〜S112を繰り返し実行する。一方、第二時間T2が経過した場合、制御部20は、ステップS116にて体動数Nmを算出し(体動数算出部24)、ステップS118にて体動数Nmを記憶する。そして、制御部20は、ステップS120にて第一判定時間TJ1が経過したか否かを確認する。第一判定時間TJ1が経過していない場合、制御部20は、上述したステップS102〜S118を繰り返し実行する。一方、第一判定時間TJ1が経過した場合、制御部20は、プログラムをステップS122に進める。
制御部20は、ステップS122にて、判定式に基づいて値Zを算出する。そして、制御部20は、ステップS124にて、寝具上の人Aが安静状態Q1であるか否かを判定する(第一判定部25)。具体的には、制御部20は、上述したように、値Zがゼロ以下であるか否かを判定する。なお、値Zが算出されるときに、制御部20が睡眠判定制御を開始してから第三時間T3が経過しておらず、体動数Nmが算出されていない時間帯がある場合、その時間帯の体動数Nmは、ステップS112における体動判定結果Rmをすべて体動有判定Rm1として算出した体動数Nmとしている。値Zがゼロ以下である場合、制御部20は、寝具上の人Aが安静状態Q1であると判定する(ステップS126)。一方、値Zがゼロより大きい場合、非安静状態Q2であると判定する(ステップS128)。寝具上の人Aが睡眠状態SLである場合、寝返り等を体動として検出される。よって、第三時間T3内に寝具上の人Aの寝返り等が比較的多い場合、非安静状態Q2と判定される。制御部20は、ステップS130にて、ステップS126またはステップS128の安静状態判定結果RJを記憶し、プログラムをステップS132に進める。
制御部20は、ステップS132にて、第一の条件の判定を行う(第二判定部26)。具体的には、制御部20は、第一所定判定時間TJ21内における第一安静比率Hr1が第一睡眠状態判定値ThS1以上であるか否かを判定する。第一所定判定時間TJ21内において寝具上の人Aの寝返り等が比較的少なく、第一安静比率Hr1が第一睡眠状態判定値ThS1以上である場合、制御部20は、ステップS132にて「YES」と判定し、ステップS134にて寝具上の人Aが睡眠状態SLであると判定する。一方、第一所定判定時間TJ21内において寝具上の人Aの寝返り等が比較的多かったため、第一安静比率Hr1が第一睡眠状態判定値ThS1より小さい場合、制御部20は、ステップS132にて「NO」と判定し、プログラムをステップS136に進める。
制御部20は、ステップS136にて第三の条件の判定を行う(第二判定部26)。具体的には、制御部20は、第三所定判定時間TJ23内における第三安静比率Hr3が第三睡眠状態判定値ThS3以上であるか否を判定する。第三所定判定時間TJ23内に寝返り等の比較的少ない時間帯があったため、第三安静比率Hr3が第三睡眠状態判定値ThS3以上である場合、制御部20は、ステップS136にて「YES」と判定し、ステップS134にて寝具上の人Aが睡眠状態SLであると判定する。一方、第三所定判定時間TJ23内においても寝具上の人Aの寝返り等が比較的多かったため、第三安静比率Hr3が第三睡眠状態判定値ThS3より小さい場合、制御部20は、ステップS136にて「NO」と判定し、プログラムをステップS138に進める。
制御部20は、ステップS138にて第二の条件の判定を行う(第二判定部26)。具体的には、制御部20は、第二所定判定時間TJ22内における第二安静比率Hr2が第二睡眠状態判定値ThS2以上であるか否を判定する。第二所定判定時間TJ22内に寝返り等の比較的少ない時間帯があったため、第二安静比率Hr2が第二睡眠状態判定値ThS2以上である場合、制御部20は、ステップS138にて「YES」と判定し、ステップS134にて寝具上の人Aが睡眠状態SLであると判定する。一方、寝具上の人Aの目が覚めることで体動数Nmが増加し、第二所定判定時間TJ22内における非安静状態Q2の比率が増加したため、第二安静比率Hr2が第二睡眠状態判定値ThS2より小さい場合、制御部20は、ステップS138にて「NO」と判定し、ステップS134にて寝具上の人Aが覚醒状態AWであると判定する(ステップS140)。
次に、寝具上の人Aが覚醒状態AWにて静かにしている状態である場合について説明する。制御部20は、ステップS102〜S120については、上述した寝具上の人Aが睡眠状態SLである場合と同様にプログラムを進める。
寝具上の人Aが覚醒状態AWにて静かにしている状態においては、寝具上の人Aは例えば読書等を行っているため、寝床上の人Aが睡眠状態SLである場合に比べて、体動数Nmが多くなっている。よって、ステップS130の安静状態判定結果RJについては、睡眠状態SLである場合に比べて、各所定判定時間TJ21,TJ22,TJ23内における安静状態Q1である比率が低くなっている。このとき、各安静比率Hr1,Hr2,Hr3が各睡眠状態判定値ThS1,ThS2,ThS3より小さくなっていることにより、ステップS132,S136,S138(第二判定部26)の各条件を満たさない場合、制御部20は、ステップS132,S136,S138にてそれぞれ「NO」と判定し、ステップS140にて寝具上の人Aが覚醒状態AWであると判定する。
一方、寝具上の人Aが覚醒状態AWにて静かにしている状態から睡眠状態SLに移った場合、体動数Nmが減少するため、ステップS130の安静状態判定結果RJについては、各所定判定時間TJ21,TJ22,TJ23内における安静状態Q1である比率が増加する。このとき、各安静比率Hr1,Hr2,Hr3が増加して、ステップS132,S136,S138(第二判定部26)の各条件のうち少なくともいずれか一つを満たした場合、制御部20は、ステップS132,S136,S138のうち条件を満たしたステップにて「YES」と判定し、ステップS134にて寝具上の人Aが睡眠状態SLであると判定する。
次に、寝具上の人Aが、覚醒状態AWのうち静かにしていない状態である場合について説明する。制御部20は、ステップS102〜S120については、上述した寝具上の人Aが睡眠状態SLである場合と同様にプログラムを進める。
寝具上の人Aが覚醒状態AWのうち静かにしていない状態においては、体動数Nmが比較的多くなっている。よって、各所定判定時間TJ21,TJ22,TJ23内における安静状態Q1である比率が比較的低くなっている。このとき、各安静比率Hr1,Hr2,Hr3が各睡眠状態判定値ThS1,ThS2,ThS3より小さくなっていることにより、ステップS132,S136,S138(第二判定部26)の各条件を満たさない場合、制御部20は、ステップS132,S136,S138にてそれぞれ「NO」と判定し、ステップS140にて寝具上の人Aが覚醒状態AWであると判定する。
一方、寝具上の人Aが覚醒状態AWから睡眠状態SLに移った場合、体動数Nmが減少するため、ステップS124(第一判定部25)の安静状態判定結果RJについては、各所定判定時間TJ21,TJ22,TJ23内における安静状態Q1である比率が増加する。このとき、各安静比率Hr1,Hr2,Hr3が増加して、ステップS132,S136,S138(第二判定部26)の各条件のうち少なくともいずれか一つを満たした場合、制御部20は、ステップS132,S136,S138のうち条件を満たしたステップにて「YES」と判定し、ステップS134にて寝具上の人Aが睡眠状態SLであると判定する。
なお、ステップS132,S136,S138(第二判定部26)の判定が行われるときに、制御部20が睡眠判定制御を開始してから各所定判定時間TJ21,TJ22,TJ23が経過しておらず、安静状態判定結果RJが記憶されていない時間帯がある場合、その時間帯の安静状態判定結果RJをすべて非安静状態Q2として各安静比率Hr1,Hr2,Hr3が算出されている。
次に、上述したフローチャートに沿って実行される睡眠判定装置1の作動について説明する。はじめに、寝具上の人Aに睡眠する意思があり、第二判定部26の第一の条件(第一所定判定時間TJ21内における第一安静比率Hr1が第一睡眠状態判定値ThS1以上であるか否か)が最初に満たされた場合について、図9に示すタイムチャートに沿って説明する。
睡眠判定装置1の睡眠判定制御が開始されてしばらくの間(時刻t0〜t1)は、体動数Nmが比較的多いため、ステップS124(第一判定部25)によって非安静状態Q2であると判定されている。その後、体動数Nmが減少することにより、安静状態Q1と判定される比率が増加する(時刻t1〜t3)。そして、第一所定判定時間TJ21(時刻t2〜t3)内にて第一安静比率Hr1が第一睡眠状態判定値ThS1以上となったため(ステップS132)、制御部20は、寝具上の人Aが睡眠状態SLであると判定する(時刻t3;ステップS134)。なお、睡眠判定制御が開始された時点(時刻t0)から、この時点(時刻t3)において、第二および第三の条件が満たされていないため、第一の条件が最初に満たされている。この時点以降(時刻t3〜t4)は、三つの各条件のうちいずれか一つを満たしているため(ステップS132,S136,S138(第二判定部26))、制御部20は、寝具上の人Aが睡眠状態SLであると判定している(ステップS134)。また、この場合において、睡眠判定装置1によって判定された睡眠状態SLの開始時刻が時刻t3であるのに対し、この睡眠判定装置1による睡眠判定制御と同時に行ったPSG検査における睡眠深さの評価結果から判定される睡眠状態SLの開始時刻は、図10に示すように、時刻t5である。
次に、寝具上の人Aに睡眠する意思があり、第二判定部26の第三の条件(第三所定判定時間TJ23内における第三安静比率Hr3が第三睡眠状態判定値ThS3以上であるか否か)が最初に満たされた場合について、図11に示すタイムチャートに沿って説明する。
睡眠判定装置1の睡眠判定制御が開始されてしばらくの間(時刻t6〜t8)は、体動数Nmが比較的多いため、ステップS124(第一判定部25)によって非安静状態Q2であると判定されている。その後、体動数Nmが減少することにより、安静状態Q1と判定される比率が増加する(時刻t8〜t9)。そして、第三所定判定時間TJ23(時刻t7〜t9)内にて第三安静比率Hr3が第三睡眠状態判定値ThS3以上となったため(ステップS136)、制御部20は、寝具上の人Aが睡眠状態SLであると判定する(時刻t9;ステップS134)。なお、睡眠判定制御が開始された時点(時刻t6)から、この時点(時刻t9)において、第一および第二の条件が満たされていないため、第三の条件が最初に満たされている。この時点以降(時刻t9〜t10)は、三つの各条件のうちいずれか一つを満たしているため(ステップS132,S136,S138(第二判定部26))、制御部20は、寝具上の人Aが睡眠状態SLであると判定している(ステップS134)。また、この場合において、睡眠判定装置1によって判定された睡眠状態SLの開始時刻が時刻t9であるのに対し、この睡眠判定装置1による睡眠判定制御と同時に行ったPSG検査における睡眠深さの評価結果から判定される睡眠状態SLの開始時刻は、図12に示すように、時刻t11である。
次に、寝具上の人Aが覚醒状態AWにて静かにしている状態から、睡眠する意思を持ったことで、睡眠状態SLに移ったときにおいて、第二判定部26の第二の条件(第二所定判定時間TJ22内における第二安静比率Hr2が第二睡眠状態判定値ThS2以上であるか否か)が最初に満たされた場合について、図13に示すタイムチャートに沿って説明する。
睡眠判定装置1の睡眠判定制御が開始されてしばらくの間(時刻t12〜t14)は、体動数Nmが比較的多いため、ステップS124(第一判定部25)によって非安静状態Q2であると判定されている。その後、徐々に体動数Nmが減少することにより、安静状態Q1と判定される比率が徐々に増加する(時刻t14〜t15)。そして、第三所定判定時間TJ23(時刻t13〜t15)内にて第二安静比率Hr2が第二睡眠状態判定値ThS2以上となったため(ステップS138)、制御部20は、寝具上の人Aが睡眠状態SLであると判定する(時刻t15;ステップS134)。なお、睡眠判定制御が開始された時点(時刻t12)から、この時点(時刻t15)において、第一および第三の条件が満たされていないため、第二の条件が最初に満たされている。この時点以降(時刻t15〜t16)は、三つの各条件のうちいずれか一つを満たしているため(ステップS132,S136,S138(第二判定部26))、制御部20は、寝具上の人Aが睡眠状態SLであると判定している(ステップS134)。また、この場合において、睡眠判定装置1によって判定された睡眠状態SLの開始時刻が時刻t15であるのに対し、この睡眠判定装置1による睡眠判定制御と同時に行ったPSG検査における睡眠深さの評価結果から判定される睡眠状態SLの開始時刻は、図14に示すように、時刻t17である。
本実施形態によれば、睡眠判定装置1は、寝具に配設され、寝具上の人Aの荷重Fを検出する荷重検出部10と、荷重検出部10の検出結果に基づいて、寝具上の人Aの体動の回数である体動数Nmを算出する体動数算出部24と、体動数算出部24によって算出された体動数Nmに基づいて、寝具上の人Aが、覚醒状態AWにて静かにしている状態または睡眠状態SLにある安静状態Q1であるか否かを、第一時間T1毎に判定する第一判定部25と、第一判定部25の安静状態判定結果RJを記憶する記憶部21と、第一時間T1より長い第二時間T2内に、記憶部21に記憶された第一判定部25の安静状態判定結果RJの総数に対して、第一判定部25によって寝具上の人Aが安静状態Q1であると判定された回数の比率である安静比率Hrが睡眠状態判定値ThS以上である場合、寝具上の人Aが睡眠状態SLであると判定する第二判定部26と、を備えている。
これによれば、睡眠判定装置1は、第一判定部25によって、寝具上の人Aが覚醒状態AWにて静かにしている状態または睡眠状態SLにある安静状態Q1であるか否かを判定し、さらに、第二判定部26によって、第一判定部25が寝具上の人Aを安静状態Q1であると判定した安静比率Hrに基づいて、寝具上の人Aが睡眠状態SLであるか否かを判定する。すなわち、2段階の判定によって寝具上の人Aの睡眠状態SLの判定が行われている。よって、従来の睡眠判定装置のように1段階のみの判定によって寝具上の人Aの睡眠状態SLの判定が行われている場合に比べて、寝具上の人Aが覚醒状態AWであるにもかかわらず、睡眠状態SLであると誤判定されることを抑制することができる。
また、第二判定時間TJ2は、人Aが覚醒状態AWから睡眠状態SLに移る時間である入眠潜時Tsの平均時間に相当する第一所定判定時間TJ21、入眠潜時Tsの最大時間に相当する第二所定判定時間TJ22、および、第一所定判定時間TJ21と第二所定判定時間TJ22との間の第三所定判定時間TJ23、の三つが設けられ、第一所定判定時間TJ21、第二所定判定時間TJ22および第三所定判定時間TJ23に対応する睡眠状態判定値ThSは、第一所定判定時間TJ21、第三所定判定時間TJ23、第二所定判定時間TJ22の順に、小さい値となるように設定されている。
これによれば、制御部20は、第二判定部26にて三つの条件に基づいて、寝具上の人Aが睡眠状態SLであるか否かを判定するため、寝具上の人Aが覚醒状態AWであるにもかかわらず、睡眠状態SLと誤判定されることを確実に抑制することができる。
なお、上述した実施形態において、睡眠判定装置の一例を示したが、本発明はこれに限定されず、他の構成を採用することもできる。例えば、上述した各実施形態において、第二判定部26の判定には、三つの条件が設定されているが、これに代えて、第二判定部26の判定を、三つの条件のうちいずれか一つの条件のみに設定するようにしても良い。また、第二判定部26の判定を、三つの条件のうちいずれか二つの条件に設定するようにしても良い。
また、上述した実施形態において、寝具は、ベッドBであるが、これに代えて、布団やソファ等の人の睡眠の際に使用されるものにしても良い。
また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、荷重検出部10の配設位置や個数、体動数Nmの算出方法等を変更しても良い。
1…睡眠判定装置、10…荷重検出部、20…制御部、21…記憶部、22…体動値演算部、23…体動有無判定部、24…体動数算出部、25…第一判定部、26…第二判定部、AW…覚醒状態、Hr…安静比率、Nm…体動数、Q1…安静状態、RJ…安静状態判定結果(判定結果)、SL…睡眠状態、ThS…睡眠状態判定値、TJ1…第一判定時間、TJ2…第二判定時間、TJ21…第一所定判定時間、TJ22…第二所定判定時間、TJ23…第三所定判定時間、Ts…入眠潜時。

Claims (5)

  1. 寝具に配設され、前記寝具上の人の荷重を検出する荷重検出部と、
    前記荷重検出部の検出結果に基づいて、前記寝具上の人の体動の回数である体動数を算出する体動数算出部と、
    前記体動数算出部によって算出された前記体動数に基づいて、前記寝具上の人が、覚醒状態にて静かにしている状態または睡眠状態にある安静状態であるか否かを、第一判定時間毎に判定する第一判定部と、
    前記第一判定部の判定結果を記憶する記憶部と、
    前記第一判定時間より長い第二判定時間内に、前記記憶部に記憶された前記第一判定部の前記判定結果の総数に対して、前記第一判定部によって前記寝具上の人が前記安静状態であると判定された回数の比率である安静比率が睡眠状態判定値以上である場合、前記寝具上の人が前記睡眠状態であると判定する第二判定部と、を備えている睡眠判定装置。
  2. 前記第二判定時間は、人が前記覚醒状態から前記睡眠状態に移る時間である入眠潜時の平均時間に相当する第一所定判定時間に設定されている請求項1記載の睡眠判定装置。
  3. 前記第二判定時間は、人が前記覚醒状態から前記睡眠状態に移る時間である入眠潜時の最大時間に相当する第二所定判定時間に設定されている請求項1記載の睡眠判定装置。
  4. 前記第二判定時間は、人が前記覚醒状態から前記睡眠状態に移る時間である入眠潜時の平均時間に相当する第一所定判定時間と、前記入眠潜時の最大時間に相当する第二所定判定時間との間の第三所定判定時間に設定されている請求項1記載の睡眠判定装置。
  5. 前記第二判定時間は、人が前記覚醒状態から前記睡眠状態に移る時間である入眠潜時の平均時間に相当する第一所定判定時間、前記入眠潜時の最大時間に相当する第二所定判定時間、および、前記第一所定判定時間と前記第二所定判定時間との間の第三所定判定時間、のうち少なくとも1つ設けられ、
    前記第一所定判定時間、前記第二所定判定時間および前記第三所定判定時間に対応する前記睡眠状態判定値は、前記第一所定判定時間、前記第三所定判定時間、前記第二所定判定時間の順に、小さい値となるように設定されている請求項1記載の睡眠判定装置。
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