JP2016122505A - 非水系電解質二次電池と、該電池を用いた電池内部ガス発生量の評価方法。 - Google Patents

非水系電解質二次電池と、該電池を用いた電池内部ガス発生量の評価方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】少量の正極活物質量でも効率良く、高精度に電池内でのガス発生量を評価することが可能な非水系電解質二次電池と、該電池を用いた電池内部ガス発生量の評価方法の提供。【解決手段】セパレーター4を介して対向配置した正極3及び負極6、並びに非水系電解液と前記正極3、負極6及び非水系電解液を収納する電池容器で構成され、前記電池容器内の圧力変化を検知可能な手段である圧力センサー11を有する非水系電解質二次電池。また、該電池を用いた電池内部ガス発生量の評価方法。【選択図】図1

Description

本発明は、非水系電解質二次電池と、該電池を用いた電池内部ガス発生量の評価方法に関する。
近年、携帯電話やノート型パソコンなどの携帯電子機器の発展に伴い、高いエネルギー密度を有する小型で軽量な非水系電解質二次電池の開発が強く望まれている。また、ハイブリット自動車を始めとする電気自動車用電源、電動工具などのパワーツール用電池として出力密度の大きい二次電池の開発も強く望まれている。これらの諸点を満たす二次電池として非水系電解質二次電池が期待され研究、開発が進められている。
リチウムイオン二次電池に代表される非水系電解質二次電池においては、正極は、正極活物質としてコバルト酸リチウムなどのリチウム金属複合酸化物が用いられ、半導体である正極活物質の導電性を補うための導電材としてナノサイズの炭素微粒子が鎖状に連なったカーボンブラック、それらを結合させるための結着材としてフッ素系の樹脂であるPVDF(ポリフッ化ビニリデン)などで構成されている。
正極は、これらの原料をNMP(N-メチルピロリドン)などの有機溶媒にミキサーなどを加えて充分に混合、分散させ、得られたスラリーを厚さ数十ミクロンのアルミニウム箔集電体上に塗工した箔状極板が一般的である。
一方、負極には、リチウムイオンを吸蔵・脱離できる負極活物質として黒鉛などが主に用いられる。さらに、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)などの結着材と水などの溶媒を加え、CMC(カルボキシメチルセルロースナトリウム)などの増粘材と共にミキサーなど用いて混練し得られたスラリーを、銅箔基板上に塗工した箔状極板が一般的である。
電解質としての電解液には、LiPF6、LiClO4などのリチウム支持塩と、高い誘電率を有するEC(エチレンカーボネイト)、PC(プロピレンカーボネイト)などの環状カーボネイトと、EMC(エチルメチルカーボネイト)、DMC(ジメチルカーボネイト)などの錯状カーボネイトとの混合溶媒が用いられている。
上記正極と負極の間に正負極間の電気的接触を防止しつつ、リチウムイオンを通過させるため、厚さ数十μmのポリエチレンやポリプロピレン製の多孔膜セパレーターを挟み込み、スパイラル状、あるいは積層し、電解液とともに電池缶に封入して非水系電解質二次電池となる。
非水系電解質二次電池は、その用途、使われる機器によって円筒型、角型タイプなど様々な形状、大きさがある。円筒型は金属製の外装を持ち内部圧力および外部圧力にも強い強度を持つセルである。近年、携帯電話用途などで増加しているラミネートセルは、数十〜数百μmの薄いアルミラミネートフィルムで外装するセルである。このセルは設計の自由度が高く、部品点数も少なく出来ることからモジュールを構成した場合、充填効率に優れ、薄型モジュール構造を実現することができる。薄型化が進む携帯電話やセルをフロア下に配置するハイブリット自動車用デバイスとして最適である。しかし、外装に金属を用いる円筒型などに比べると強度面では劣り、電池内部のガス発生により電池内部圧力が上昇した場合、電池が膨れや、破裂により機器の故障を引き起こすという問題がある。
電池内部のガス発生要因のひとつは電解液の分解であり、電解液に対して強い酸化力を持つ正極活物質は、電池性能の指針となるエネルギー密度、出力密度、耐久性の三大特性が良くとも、充放電時に電池内部でのガス発生が多い場合は安全上使用できない事態となる場合がある。したがって、正極活物質の開発においてガス発生量の評価は重要な評価項目のひとつとなる。
特開2012−119093号公報
電池内部で発生するガス量は、電池のサイズ、特に正極活物質量に比例して大きくなり、実電池レベルの大型電池では、有意差判定に必要な量のガス量が得られる。しかし、研究開発などにおいて特性評価で用いられるコインセルでは、その構成上、膨れることがなく、また、発生ガス量が極めて少なく検出も難しく、電池内でのガス発生量を評価することが困難であった。
本発明は掛かる問題に鑑み、少量の正極活物質量でも効率良く、高精度に電池内でのガス発生量を評価することが可能な非水系電解質二次電池と、該電池を用いた電池内部ガス発生量の評価方法を提供することにある。
本発明者は、電池内部でのガス発生量の評価方法について検討した結果、微量なガス発生量であっても電池内の空間部の圧力変化を検知することにより、ガス発生量の評価が可能であるとの知見を得て、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の非水系電解質二次電池は、セパレーターを介して対向配置した正極及び負極、並びに非水系電解液と前記正極、負極及び非水系電解液を収納する電池容器で構成され、電池内部ガス発生量評価用として用いられる非水系電解質二次電池であって、前記電池容器内の圧力変化を検知可能な手段を有することを特徴とすることを特徴とする。
前記非水系電解質二次電池は、前記電池容器内に空間部を有し、充放電中において該空間部の圧力変化を検知可能な圧力センサーを電池容器に具備することが好ましく、前記圧力センサーの検知部は、前記空間部内に露出した構造であることが好ましい。
また、前記非水系電解質二次電池は、前記正極と負極の間を加圧する機構を有する機構を有することが好ましく、前記正極と負極の間を加圧するバネを電池容器内に有することが好ましい。
さらに、前記非水系電解質二次電池は、前記電池容器は、相互に電気絶縁された正極ブロックと負極ブロックを含む構成となっており、前記正極と正極ブロックの間、および前記負極と負極ブロックの間は電気的に導通され、正極ブロックおよび負極ブロックが外部と接続されて充放電することが好ましい。
本発明の電池内部ガス発生量の評価方法は、上記非水系電解質二次電池を用い、電池内部に発生したガス量を、前記空間部の圧力の増減により評価することを特徴とする。
前記空間部の圧力の増減の評価は、電池を充放電させながら連続的に行うことが好ましい。
本発明により、少量の正極活物質であっても正極活物質に起因する電池内部でのガス発生量を効率よく、高精度に評価することができる。本発明の方法によって得られる電池内部でのガス発生量の評価結果は、正極活物質の開発に有用であり、工業的価値が極めて大きい。
実施例で用いた本発明の非水系電解質二次電池の構造を示す分解図である。 実施例において本発明の非水系電解質二次電池を用いた充放電試験の結果を示すグラフである。 実施例において本発明の非水系電解質二次電池を用いた充放電試験中の電池内部圧力の測定結果を示すグラフである。 実施例において本発明の非水系電解質二次電池を用いて4.2V充電後、85℃で3日間保持した際の内部圧力の測定結果を示すグラフである。
本発明の非水系電解質二次電池は、セパレーターを介して対向配置した正極及び負極、並びに非水系電解液と前記正極、負極及び非水系電解液を収納する電池容器で構成され、電池内部ガス発生量評価用として用いられる非水系電解質二次電池であって、電池容器内の圧力変化を検知可能な手段を有することを特徴とする。
非水系電解質二次電池(以下、単に電池という。)は、電池からの電解液の漏れを防止するため密閉構造となっている。したがって、電池を充放電させた際に電解液の分解により発生するガスが電池容器内に充満し、電池容器内で圧力上昇が生じる。この圧力上昇を検知することで電池内部のガス発生量の評価が可能である。この圧力上昇は電解液にも伝播するため、電解液の圧力を検知することでも評価可能であるが、微弱な圧力上昇の検知は、電池内に空間部を設け、発生したガスが滞留する該空間部部の圧力を測定する方法が容易であり、精度も高いため、好ましい。したがって、前記電池においては、電池容器内に空間部を有し、前記空間部の圧力変化を検知可能な圧力センサーを電池容器に具備することが好ましい。
電池容器内で発生したガスは、容器内の上部に充満するため、前記空間部の上部に設けることが好ましく、圧力センサーも前記空間部の上方に設置することが好ましい。また、前記圧力センサーの検知部が前記空間部内に露出した構造とすることで、微弱な圧力上昇を精度よく検知することが可能である。さらに、少量のガス発生でも圧力上昇が生じるように、前記空間部は可能な限り小さくすることが好ましい。
前記圧力センサーは、高い分解能と精度を有するものであればよく、電池容器の密閉構造を維持できるものであればよい。また、電池容器は、ガス発生により膨れなどの変形が生じると圧力検知の精度が低下するため、ガス発生による圧力上昇に耐えられる耐圧構造とすることが好ましい。さらに、圧力容器は、電解液などが満たされ、電池特性の評価に際して加熱されることがあるため、ステンレスなどの耐食性の金属製であることが好ましい。
本発明の電池内部ガス発生量の評価方法は、上記電池を用い、電池内部に発生したガス量を、前記空間の圧力の増減により評価することを特徴とするものである。上記電池は、小型化することが可能であり、少量の正極活物質を用いた場合においても、前記圧力の増減を検知することにより、正極活物質に起因する電池内部でのガス発生量を効率よく、高精度に評価することができる。
また、前記空間の圧力の増減の評価を、電池を充放電させながら連続的に行うことが可能であり、充放電中のガス発生量の推移の評価、所望の電位や温度で保持した場合など様々な条件でのガス発生量の評価が可能となる。
以下、本発明の電池について、実施例を参照しながら、好ましい実施態様を詳細に説明する。
実施例で用いた本発明の電池の構造を示す分解図を図1に示す。電池容器は、正極ブロック1と負極ブロック9から構成され、電気絶縁体であるOリング2を介して接合され密閉されている。Oリング2は、真空機器などに用いられるガス透過性のないフッ素樹脂などの樹脂製であり、両ブロック間の短絡防止とともに電池容器内部に発生するガスを密閉している。
正極ブロック1は、内部に24mmφ×12mmhの円筒状の電極収納部を持ち、正極ブロック内に正極3、負極6、セパレーター4、電解液などの部材を入れて組み立てることができる。電池容器内部に、正極3、セパレーター4、負極6を積層し、正極側、および負極側の各ブロックと外部が電気的に導通できる構造となっており、正極ブロック1および負極ブロック9を外部と接続することで充放電することができる。これにより、充放電が可能な電池となり、所望の電位に充電また、充放電サイクルをおこなうことが可能となる。正極ブロック1および負極ブロック9はステンレス製であり、ブロック表面の不動体膜により、非水系電解質二次電池で用いられるLiPF6、LiClO4などの支持電解質およびEC(エチレンカーボネイト)、DMC(ジメチルカーボネイト)、DEC(ジエチルカーボネイト)、EMC(エチルメチルカーボネイト)などの溶媒に対して耐食性があり、電池の使用電圧範囲2.5V−4.3Vでは溶出せず、充放電時のガス発生により変形しない剛性を有するものとなっている。
負極ブロック2には電池容器内と空間的に連結された空間部が形成され、その上部に圧力センサー11が設置されている。この空間部は、電池として組み立て後も空間が維持される。圧力センサー11(高低温用小型圧力変換器PHL−A−1MP−A、共和電工製)は、高温まで測定可能なものであり、電解液の分解温度域以上の高温域まで圧力測定が可能となっている。この圧力センサー11により、密閉された電池容器内部に発生したガス量を高い分解能と精度で測定することができ、少量の正極活物質で発生するガスを評価することができる。さらに、圧力センサー11は、ケース部と信号検出端子が絶縁されており、電池からの漏電による電圧低下が防止されている。
上記積層された正極3と負極6は、電極押さえ7により、セパレーター4を介して正極と負極の間が加圧される構造となっている。電極押さえ7は、負極との接触部(押え部)が16mmφであり、用いる正極より大きい径となっている。電極押さえ7と圧縮コイルバネ8は、負極側の電流を取り出すリードの役目も兼ねるため、耐食性と導電性を併せ持つステンレス製とした。これにより、電池の電極部が加圧され、十分な充放電を生じさせることができる。加圧力は、電極と正極ブロック1および負極ブロック9と密着性が向上して良好な電気集電性が得られ、電池が十分な充放電を行う程度であればよく、本実施例では、圧縮コイルばね8によって加圧されているが、加圧力が得られる弾性体であれば用いることができる。
さらに、本実施例においては、樹脂製のセパレーター押さえ5を有する。セパレーター押さえ5は、導電性がなく、電池で用いられる電解液に対して耐食性のあるフッ素樹脂製とした。形状はリング形状であり、その外形を正極ブロックの内径と同径の24mmφ、内径を電極押さえ7の押え部と同径の16mmφとした。セパレーター抑え5により、セパレーター4とともに負極6も負極ブロック9に固定され、正極3と負極6およびセパレーター4が最適な位置に保持されている。また、電極押さえ5の位置ずれ防止用ガイドの機能も有する。
(実施例1)
(正極)
正極活物質として、リチウムニッケル複合酸化物(LiNiO2)、を0.7g、導電材として、アセチレンブラックとPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を2:1で混合したものであるTAB20.3gをφ3mmのジルコニア製ビーズ15gと共にポリプロピレン製専用容器に入れ、混練機で800rpm×30秒間混合した。ジルコニア製ビーズを取り除いたあと、得られた合材150mgを専用金型に入れ、プレス機で20kN×30秒間圧縮し、φ12mm×0.7mmtのディスク状の正極を得た。得られた正極は120℃の温度で12時間減圧乾燥した。
(負極)
厚さ1mmの金属リチウム箔を、露点が−80℃に管理されたアルゴン雰囲気のグローボックス内でφ14mmに打ち抜き、負極とした。
(セパレーター)
厚さ20μmのポリプロピレン製多孔質膜をφ25mmに打ち抜き、セパレーターとした。
(電解液)
1molのLiPF6を支持電解質とし、高誘電溶媒としてのエチレンカーボネイト(EC)と低粘度溶媒としてのジエチルカーボネイト(DEC)を容積比3:7で混合した混合溶液を電解液とした。
(電池の組み立て)
露点が−80℃に管理されたAr雰囲気のグローブボックス内で、電池の組み立てを実施した。まず、図1に示す正極ブロック1内の電極収納部に正極3とセパレーター4を積層し、電解液を50μL添加した後、セパレーター押さえ5にてセパレーター4を固定した。その後、負極6をセパレーター4上に積層し、その上から電極押さえ7と圧縮コイルばね8を乗せ、負極ブロック9を正極ブロック1と絶縁しながら接合した。正極ブロック1および負極ブロック9は、フッ素樹脂製Oリング2を正極ブロックに加工した溝に入れて固定し、両者の絶縁と電池容器内部のガスを密閉した。
(正極材ガス発生評価試験)
組立てた電池は、25℃に制御した恒温槽に入れて12時間放置し、開回路電圧OCV(Open Circuit Voltage)が安定した後、正極ブロック1および負極ブロック9を外部の充放電試験装置(富士通テレコムネットワーク製、AX1205)と接続し、正極に対する電流密度を0.1mA/cm2とし、カットオフ電圧が4.3Vとなるまで充電した。1時間の休止後、カットオフ電圧が3.0Vになるまで放電した。得られた充放電曲線を図2に示す。その後、恒温槽を85℃に昇温して、再度、4.2Vまで充電し3.0Vになるまで放電した。図3に恒温槽を85℃に昇温して充放電させた際のOCVの変化と電池容器内の圧力変化の推移を示す。図4に85℃で電位を4.2Vに保持した際のOCVの推移と電池容器内の圧力変化の推移を示す。
本発明の電池は、良好な充放電が可能であることが確認された。また、電池容器内の圧力変化を検知することにより、充放電中、および電位を維持した状態で、正極活物質に起因したガス発生を評価できることが確認された。
1.正極ブロック
2.Oリング
3.電極(正極)
4.セパレーター
5.セパレーター押さえ(樹脂製)
6.電極(負極)
7.電極押さえ
8.圧縮コイルばね
9.負極ブロック
10.金属シール
11.圧力センサー

Claims (8)

  1. セパレーターを介して対向配置した正極及び負極、並びに非水系電解液と前記正極、負極及び非水系電解液を収納する電池容器で構成され、電池内部ガス発生量評価用として用いられる非水系電解質二次電池であって、
    前記電池容器内の圧力変化を検知可能な手段を有することを特徴とすることを特徴とする非水系電解質二次電池。
  2. 前記電池容器内に空間部を有し、前記空間部の圧力変化を検知可能な圧力センサーを電池容器に具備することを特徴とする請求項1に記載の非水系電解質二次電池。
  3. 前記圧力センサーの検知部は、前記空間部内に露出した構造であることを特徴とする請求項2に記載の非水系電解質二次電池。
  4. 前記正極と負極の間を加圧する機構を有する機構を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の非水系電解質二次電池。
  5. 前記正極と負極の間を加圧するバネを電池容器内に有することを特徴とする請求項4に記載の非水系電解質二次電池。
  6. 前記電池容器は、相互に電気絶縁された正極ブロックと負極ブロックを含む構成となっており、前記正極と正極ブロックの間、および前記負極と負極ブロックの間は電気的に導通され、正極ブロックおよび負極ブロックが外部と接続されて充放電することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の非水系電解質二次電池。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の非水系電解質二次電池を用い、電池内部に発生したガス量を、前記空間部の圧力の増減により評価することを特徴とする電池内部ガス発生量の評価方法。
  8. 前記空間部の圧力の増減の評価を、電池を充放電させながら連続的に行うことを特徴とする請求項7に記載の電池内部ガス発生量の評価方法。
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