JP2016121510A - 床材およびその製造方法 - Google Patents

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英人 宮川
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Abstract

【課題】縦溝予定部によって得られる無垢感が失われることを防止しつつ凹凸加工によって立体感を出すことができる床材を得る。
【解決手段】床材10は平面視略長方形状を有する。床材10は、基材12と、基材12上に設けられる厚みが1.0〜3.0mmの化粧板14とを有する。化粧板14の表面18は、該床材10の長手方向LDに延びる縦溝予定部20と、凹凸加工によって形成された複数の凹部24を有する凹凸加工部22とを有する。複数の凹部24の最大深さは、縦溝予定部20の最大深さの1/3以下である。
【選択図】図2

Description

本発明は、床材およびその製造方法に関する。
従来、木目を際立たせるために化粧板に浮造り加工が施された床材が知られている。たとえば、特許文献1には、表層単板として厚さが0.7〜3.0mmの針葉樹単板を用いた合板が開示されている。特許文献1の合板には、ブラッシングおよび/またはサンディング等によって浮造り加工が施される。これにより、合板の表面に凹凸が形成され、合板の木目を際立たせることができる。以下、木目が際立つことを、立体感が出るという。
たとえば、特許文献2には、木質系基材と、該木質系基材上に設けられた木質繊維板と、該木質繊維板上に設けられたツキ板とを有する床材が開示されている。特許文献2の床材では、ブラッシングによる浮造り加工がツキ板に施されている。これにより、ツキ板の表面に凹凸が形成され、床材に立体感を出すことができる。
たとえば、特許文献3には、基材と、該基材上に設けられた木質薄単板層と、該木質薄単板層上に設けられたクリアコーティング層とを備えた床材が開示されている。特許文献3の床材では、木質薄単板層の表面に浮造り加工が施されている。これにより、木質薄単板層の表面に凹凸が形成され、床材に立体感を出すことができる。
特開2009−241571号公報 特開2008−100436号公報 特開2003−266409号公報
ところで、従来、化粧貼りの床材でありながら、あたかも無垢の床材であるように見せるために、長手方向に延びる縦溝を化粧板に形成する場合がある。すなわち、床材の無垢感を高めるために、縦溝が形成する場合がある。そこで、本発明者らは、床材の立体感および無垢感をともに向上させるために、浮造り加工と縦溝とを組み合わせることを試みた。しかしながら、本発明者らの種々の検討の結果、浮造り加工と縦溝とを組み合わせた場合、以下のような問題が生じることが分かった。
すなわち、浮造り加工によって得られる床材表面の凹凸を大きくすると、縦溝が目立たなくなる。この場合、縦溝を形成することによって得られた無垢感が失われてしまう。一方、浮造り加工によって得られる床材表面の凹凸を小さくすると、浮造り加工によって立体感を出すことが難しくなる。
本発明は、縦溝予定部によって得られる無垢感が失われることを防止しつつ凹凸加工によって立体感を出すことができる床材およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、下記の床材およびその製造方法を要旨とする。
(1)平面視略長方形状の床材であって、基材と、前記基材上に設けられかつ表面全体に凹凸加工が施された1.0〜3.0mmの厚みを有する化粧板とを備え、前記化粧板の表面は、該床材の長手方向に延びる縦溝予定部と、前記凹凸加工によって形成された複数の凹部を有する凹凸加工部とを有し、前記複数の凹部の最大深さは前記縦溝予定部の最大深さの1/3以下である。
なお、縦溝予定部には、床材に形成される縦溝と、複数の床材を用いて床を構成した場合に縦溝となるハーフ溝とが含まれる。
(2)前記凹凸加工部は、平面視において任意に規定した100cm視野の領域に、深さが0.2mm以上の凹部を5つ以上有する、上記(1)の床材。
(3)前記複数の凹部の最大深さが0.80mm以下である、上記(1)または(2)の床材。
(4)前記縦溝予定部は、前記長手方向に垂直な断面において前記化粧板の外側に向かって凸となるように湾曲する湾曲面を有する、上記(1)から(3)のいずれかの床材。
(5)前記縦溝予定部の最大深さが前記化粧板の厚みよりも小さい、上記(1)から(4)までのいずれかの床材。
(6)前記化粧板は、木質材および該木質材の表面に形成された塗装層を有する、上記(1)から(5)のいずれかに記載の床材。
(7)上記(6)に記載の床材の製造方法であって、基材に木質材を貼り付ける貼付工程と、前記貼付工程後に、前記木質材の表面の全面に凹凸を形成する凹凸加工工程と、前記凹凸加工工程後に、前記基材に縦溝予定部を形成する溝部形成工程と、前記溝部形成工程後に、前記木質材の表面に塗装層を形成する塗装工程とを備える。
本発明によれば、縦溝予定部によって得られる無垢感が床材から失われることを防止しつつ凹凸加工によって床材に立体感を出すことができる。
本発明の一実施形態に係る床材の概略平面図である。 図1のA−A線概略断面図である。
(床材の構成)
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る床材について説明する。なお、各図中の構成部材の寸法は、実際の構成部材の寸法および各構成部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る床材10の概略平面図であり、図2は、図1のA−A線概略断面図である。
図1を参照して、床材10は平面視略長方形状を有する。図1を参照して、たとえば、床材10の長さLは1818mmであり、幅Wは303mmである。なお、床材10の長さLおよび幅Wは上記の例に限定されず、たとえば、長さLが約900mmであってもよく、幅Wが約145mmであってもよい。ただし、施工の手間を少なくするためには、長さも幅も大きいことが好ましい。長さは、1800mm以上とすることが好ましい。幅は90mm以上とすることが好ましく、140mm以上とすることがより好ましく、300mm以上とすることが更に好ましい。また、床材10の厚みは、たとえば、9mm、12mm、または15mmである。
図1および図2を参照して、床材10は、基材12および基材12上に設けられた化粧板14を備える。基材12としては種々の合板を用いることができ、たとえばクロス合板(6プライ合板等)を用いることができる。図2を参照して、基材12の厚みt1は、たとえば、10mmである。
化粧板14は、木質材14aと該木質材14aの表面に形成された塗装層14bとを有する。木質材14aとしては、挽き板または厚単板を用いることができる。木質材14aは、たとえば、針葉樹または広葉樹の環孔材が好ましい。針葉樹の場合、早材部が晩材部と比較して比重が低く柔らかいため、選択的に削られ、凹部が形成される。また、環孔材の場合、年輪に沿って存在する、比較的柔らかい道管部分が選択的に削られ、凹部が形成される。すなわち、本発明にいう「凹部」とは、木質材14aの表面の他の部位よりも柔らかい部位が選択的に削られて形成された凹部である。塗装層14bは、たとえば、ウレタンによって形成することができる。塗装層14bは、有色であってもよく、無色であってもよい。また、塗装前に木質材14aに着色してもよい。化粧板14は、図示しない接着剤層を介して基材12に接着されている。化粧板14の厚みt2は、1.0〜3.0mmである。
なお、基材12としてクロス合板を用いる場合には、たとえば、基材12の最も上側の板材の繊維方向と木質材14aの繊維方向とが交差(略直交)するように、基材12上に化粧板14が設けられる。また、本実施形態では、たとえば、木質材14aの繊維方向が床材10の長手方向LDに略平行になるように、化粧板14が設けられる。
図1および図2を参照して、基材12は平面視長方形状を有し、4つの側面12a〜12dを有する。側面12aおよび側面12cは床材10(基材12)の長手方向LDに延び、側面12bおよび側面12dは床材10(基材12)の幅方向WDに延びる。側面12aおよび側面12bには、基材12の側方に突出するように雄実16aが設けられる。側面12cおよび側面12dには、基材12の内方に向かって凹むように雌実16bが設けられる。
複数の床材10を互いに接合して床(図示せず)を構成する際には、雄実16aが隣り合う他の床材10の雌実16bに差し込まれる。
図1を参照して、化粧板14の表面18は、床材10の長手方向LDに延びる縦溝予定部20と、凹凸加工部22(以下、加工部22という。)とを有する。本実施形態では、縦溝予定部20は、化粧板14の幅方向WDの中央部において長手方向LDに延びる縦溝20aと、化粧板14の幅方向WDの一方の縁部において長手方向LDに延びるハーフ溝20bと、化粧板14の幅方向WDの他方の縁部において長手方向LDに延びるハーフ溝20cとを有する。すなわち、縦溝予定部20とは、施工された床において縦溝を構成することを予定している縦溝およびハーフ溝の総称である。加工部22は、縦溝20aおよびハーフ溝20bの間に設けられる凹凸加工面22a(以下、加工面22aという。)と、縦溝20aおよびハーフ溝20cの間に設けられる凹凸加工面22b(以下、加工面22bという。)とを有する。
図2を参照して、縦溝予定部20(具体的には、縦溝20aおよびハーフ溝20b,20c)は、長手方向LDに垂直な断面において、床材10の外側に向かって凸となるように湾曲する湾曲面を有する。すなわち、縦溝20aおよびハーフ溝20b,20cはそれぞれ、いわゆるR溝として形成される。なお、ハーフ溝20b(ハーフ溝20c)は、複数の床材10を互いに接合して床(図示せず)を構成した際に、幅方向WDに隣り合う他の床材10のハーフ溝20c(ハーフ溝20b)との組合せによって、縦溝20aと同様の縦溝を形成する。
縦溝予定部20の最大深さ(床材10の厚み方向の深さ)は、たとえば、1.7mmである。縦溝予定部20の最大深さは、化粧板14の厚みt2よりも小さいことが好ましい。すなわち、縦溝予定部20は、基材12まで達していないことが好ましい。
加工面22aおよび加工面22bにはそれぞれ、複数の凹部24が形成されている。複数の凹部24は、木質材14aの表面の全面にブラッシング、ブラストなどの凹凸加工を施すことによって形成できる。複数の凹部24の最大深さ(床材10の厚み方向の深さ)は、縦溝予定部20の最大深さの1/3以下であり、1/4以下であることが好ましい。複数の凹部24の最大深さは、0.80mm以下であることが好ましい。凹部24の最大深さは、0.70mm以下であることが好ましく、0.60mm以下であることが更に好ましい。図1を参照して、加工部22は、平面視において任意に規定した100cm視野の領域26に、深さが0.2mm以上の凹部24を5つ以上有することが好ましい。なお、図1に示す例では、一辺の長さが10cmである正方形の領域26(面積:100cm)を想定し、深さが0.2mm以上の凹部24の数を測定することとしている。縦溝予定部の間隔が10cmに満たない床材の場合には、縦溝予定部を除いた部分でできる限り幅方向が広く、かつ面積が100cmとなる長方形の領域を想定し、深さが0.2mm以上の凹部24の数を測定すればよい。
なお、凹部24の深さは以下のようにして測定することができる。図1を参照して、加工部22の表面18においてA−A線で示す位置の凹凸を、レーザー変位計によって幅方向WDに5mmの範囲ごとに測定する。そして、測定した各範囲において、最大高さと最小高さとの差を凹部24の深さとする。したがって、本実施形態では、5mmごとに凹部24が存在すると仮定し、5mmごとに凹部24の深さが測定される。
(床材の効果)
床材10では、化粧板14は、凹凸加工によって形成された複数の凹部24を有する。これにより、床材10の立体感を出すことができる。また、複数の凹部24の最大深さは縦溝予定部20の最大深さの1/3以下に設定される。この場合、縦溝予定部20が複数の凹部24によって目立たなくなることを防止できる。以上により、縦溝予定部20によって得られる無垢感を失うことなく、凹凸加工によって床材10の立体感を出すことができる。
床材10では、平面視において任意に規定した100cm視野の領域26に、深さが0.2mm以上の凹部24を5つ以上有している。この場合、化粧板14の全体に複数の凹部24を略均等に配置できるので、床材10の立体感を効果的に出すことができる。
床材10では、複数の凹部24の最大深さが0.80mm以下に設定される。この場合、縦溝予定部20が複数の凹部24によって目立たなくなることを十分に防止できる。また、ストッキング等が床材10の表面に引っ掛かることを防止できる。
縦溝予定部20は、長手方向LDに垂直な断面において化粧板14の外側に向かって凸となるように湾曲する湾曲面を有する。この場合、十分な無垢感を有する床材10が得られる。
縦溝予定部20の最大深さは、化粧板14の厚みよりも小さい。すなわち、縦溝予定部20は、基材12まで達しないように形成される。この場合、平面視において基材12が露出しないので、さらに十分な無垢感を有する床材10が得られる。
(床材の製造方法)
以下、上述の床材10の製造方法の一例を説明する。
まず、所定の形状の基材12および木質材14aを用意する。次に、基材12に接着剤を塗布し、圧着(たとえば、熱間プレス)によって木質材14aを基材12に貼り付ける(貼付工程)。接着剤としては、たとえば、フェノール樹脂系、メラミン樹脂系、エポキシ樹脂系、酢酸ビニル樹脂系、アクリル樹脂系、またはポリウレタン樹脂系などの合成樹脂系接着剤を用いることができる。
次に、ブラッシングなどによって凹凸加工を行う。このとき、鉄製の第1ブラシおよび樹脂製の第2ブラシを有するブラッシング装置で、木質材14aの表面にブラッシング加工を施す(凹凸加工工程)。具体的には、まず、鉄製の第1ブラシで木質材14aの表面の全面をブラッシング加工し、複数の凹部を形成する。その後、樹脂製の第2ブラシで、凹部を形成するとともに、木質材14aの表面のケバを除去する。これにより、木質材14aに滑らかな表面を有する複数の凹部を形成できる。このとき、木質材14aに形成される複数の凹部の深さは、0.20mm以上かつ0.80mm以下にすることが好ましい。
次に、基材12に縦溝予定部20を形成する(溝部形成工程)。また、必要に応じて、実(本実施形態では、雄実16aおよび雌実16b)を形成する(実形成工程)。溝部形成工程および実形成工程は、同時に実施することもできる。最後に、木質材14aの表面に塗装層14bを形成する(塗装工程)。これにより、床材10が完成する。なお、塗装工程では、木質材14aの凹部が完全に埋まるように塗装層14bを形成してもよいが、より立体感を高めるためには、凹部の形状が化粧板14の表面18に表れるように塗装層14bを形成してもよい。なお、塗装後においても、前記の条件を満足する複数の凹部が残存していることが好ましい。凹凸加工による凹部を生かした仕上げにするために、下塗り塗料として、比較的粘度の低い塗料を使用し、塗布量を少なめにするのが好ましい。
(製造方法の効果)
上記の製造方法では、凹凸加工工程後に溝部形成工程(必要に応じて、更に実形成工程)が行われる。この場合、凹凸加工によって縦溝予定部20(更には雄実16a)が損傷することを防止できる。これにより、縦溝予定部20の深さにバラツキが生じることを防止できる。また、雄実16aの位置(高さ)にバラツキが生じることも防止できる。その結果、床材10の寸法精度を向上できる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、床材10がR溝を有する場合について説明したが、床材がいわゆるV溝を有していてもよく、V溝とR溝とを組み合わせた溝を有していてもよい。上述の実施形態では、床材が横溝を有していない場合について説明したが、床材が1または複数の横溝を有していてもよい。上述の実施形態では、床材10が縦溝20aを有している場合について説明したが、縦溝20aを有していなくてもよい。すなわち、縦溝予定部がハーフ溝20b,20cのみを有していてもよい。上述の実施形態では、縦溝予定部20が1本の縦溝20aを有する場合について説明したが、縦溝予定部が複数の縦溝を有していてもよい。また、床材10において、縦溝20aの底部に、木質材14aを分断する分断溝を設けてもよい。上述の実施形態では、床材10が雄実16aおよび雌実16bを有する本実を備える場合について説明したが、実の構成は上述の例に限定されない。たとえば、あいじゃくり実によって、複数の床材を接合してもよい。また、床材が実を有していなくてもよい。この場合、複数の床材を突き合わせ接合してもよい。
本発明の効果を確認するべく、下記の調査を行った。
まず、下記の表1に示す条件で、実施例1,2および比較例1〜3の床材を製造した。なお、表1において、凹部最大深さとは、複数の凹部の最大の深さを意味する。基材としては、厚み10mmのラワン合板を用い、化粧板の木質材としては、厚み2mmのオークの挽き板を用いた。塗装層は、ウレタンによって形成した。床材の平面視における寸法および縦溝予定部の構成は、上述の床材10と同様にした。実施例1,2および比較例1〜3の床材について、立体感、無垢感、および耐引っかかり性(ストッキングの引っかかりの頻度)を調査した。なお、表1において、各調査項目の“○”は、調査結果が良好であったことを示し、“×”は調査結果が悪かったことを示す。なお、表1に示した凹部の最大深さは、床材表面の約60mm上方に配置したレーザー変位計(キーエンス製、測定分解能は20μm)を用いて、上述した方法によって測定した。
Figure 2016121510
表1に示すように、本発明の要件を満たす実施例1,2の床材では、各調査項目において、良好な結果が得られた。一方、凹凸加工を行っていない比較例1の床材では、立体感が得られなかった。複数の凹部の最大深さが縦溝予定部の最大深さの1/3を超えていた比較例2,3の床材では、縦溝予定部が目立たなくなり、無垢感が得られなかった。また、複数の凹部の最大深さが0.83mmであった比較例2の床材では、優れた耐ひっかかり性が得られなかった。
本発明によれば、縦溝予定部によって得られる無垢感が床材から失われることを防止しつつ凹凸加工によって床材に立体感を出すことができる。
10 床材
12 基材
12a,12b,12c,12d 側面
14 化粧板
14a 木質材
14b 塗装層
16a 雄実
16b 雌実
18 表面
20 縦溝予定部
20a 縦溝
20b,20c ハーフ溝
22 加工部
22a,22b 加工面
24 凹部
26 領域

Claims (7)

  1. 平面視略長方形状の床材であって、
    基材と、
    前記基材上に設けられかつ表面全体に凹凸加工が施された1.0〜3.0mmの厚みを有する化粧板とを備え、
    前記化粧板の表面は、該床材の長手方向に延びる縦溝予定部と、前記凹凸加工によって形成された複数の凹部を有する凹凸加工部とを有し、
    前記複数の凹部の最大深さは前記縦溝予定部の最大深さの1/3以下である、床材。
  2. 前記凹凸加工部は、平面視において任意に規定した100cm視野の領域に、深さが0.2mm以上の凹部を5つ以上有する、請求項1に記載の床材。
  3. 前記複数の凹部の最大深さが0.80mm以下である、請求項1または2に記載の床材。
  4. 前記縦溝予定部は、前記長手方向に垂直な断面において前記化粧板の外側に向かって凸となるように湾曲する湾曲面を有する、請求項1から3のいずれかに記載の床材。
  5. 前記縦溝予定部の最大深さが前記化粧板の厚みよりも小さい、請求項1から4までのいずれかに記載の床材。
  6. 前記化粧板は、木質材および該木質材の表面に形成された塗装層を有する、請求項1から5のいずれかに記載の床材。
  7. 請求項6に記載の床材の製造方法であって、
    基材に木質材を貼り付ける貼付工程と、
    前記貼付工程後に、前記木質材の表面全体に凹凸加工を施す凹凸加工工程と、
    前記凹凸加工工程後に、前記基材に縦溝予定部を形成する溝部形成工程と、
    前記溝部形成工程後に、前記木質材の表面に塗装層を形成する塗装工程とを備える、床材の製造方法。
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