JP2016120834A - 車両の駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】両モータ走行が可能なハイブリッド車両において、車両駆動力の変動を抑制しつつモータジェネレータの単相ロックを回避する。【解決手段】車両は、エンジン、第1MG、第2MG、変速装置、差動装置(遊星歯車装置)、および制御装置を備える。差動装置は、変速装置を介してエンジンに接続されるキャリアと、第1MGに接続されるサンギヤと、第2MGおよび駆動輪に接続されるリングギヤとを有する。制御装置は、エンジンを停止し第1MGおよび第2MGの両方の出力を用いる両モータ走行モード中に、変速装置の係合によってキャリアの回転を規制する。制御装置は、両モータ走行中に、各MGで単相ロックが生じている場合、差回転制御を実行する。差回転制御とは、第1MGの出力によって車両駆動力の変動を抑制しつつ、変速装置の摩擦係合要素を半係合状態(スリップ状態)に変化させてキャリアの回転を許容する制御である。【選択図】図13

Description

本発明は、エンジン、第1モータジェネレータおよび第2モータジェネレータの少なくともいずれかの出力を用いて走行する車両の駆動装置に関する。
国際公開第2014/002219号(特許文献1)には、エンジンと2つの三相交流モータジェネレータ(第1モータジェネレータおよび第2モータジェネレータ)との間に変速装置および差動装置が設けられた構成を有するハイブリッド車両が開示されている。このハイブリッド車両においては、差動装置として、キャリア、サンギヤおよびリングギヤを有する遊星歯車機構が用いられている。キャリアは変速装置を介してエンジンに接続され、サンギヤは第1モータジェネレータに接続され、リングギヤは第2モータジェネレータおよび駆動輪に接続される。変速装置は、油圧式の摩擦係合要素(クラッチおよびブレーキ)を有する。
特許文献1に開示されたハイブリッド車両は、第1モータジェネレータおよび第2モータジェネレータの両方の出力を用いて走行する両モータ走行が可能である。両モータ走行中は、変速装置の摩擦係合要素を係合して作動装置のキャリアを固定することによって、キャリアを支点として第1モータジェネレータの出力をサンギヤからリングギヤに伝達する。
国際公開第2014/002219号
特許文献1に開示されたハイブリッド車両に搭載される作動装置は、キャリア、サンギヤおよびリングギヤの3つの回転要素のうち、いずれか2つの回転速度が定まると残りの1つの回転速度が定まるように構成されている。そのため、キャリアが固定された状態で走行する両モータ走行中において車両が停止すると、キャリアに加えてリングギヤの回転も規制されるため、残りのサンギヤの回転も規制される。したがって、登坂路上での発進初期など車両停止状態で第1モータジェネレータおよび第2モータジェネレータからトルクを出す期間は、各モータジェネレータに三相交流電流を供給しているにも関わらず各モータジェネレータが回転せず、各モータジェネレータにおいて電流の相変化が起こらずいずれか1相のみに集中して電流が流れる状態(以下「単相ロック」という)となる可能性がある。単相ロックが継続すると、各モータジェネレータおよび各モータジェネレータを駆動する電気機器(インバータなど)の熱負荷が高まる可能性がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、両モータ走行が可能なハイブリッド車両において、車両駆動力の変動を抑制しつつモータジェネレータの単相ロックを回避することである。
この発明に係る車両の駆動装置は、エンジン、第1モータジェネレータおよび第2モータジェネレータの少なくともいずれかの出力を用いて走行する車両の駆動装置であって、エンジンに接続される第1回転要素と、第1モータジェネレータに接続される第2回転要素と、第2モータジェネレータおよび駆動輪に接続される第3回転要素とを有し、第1〜第3回転要素のうちのいずれか2つの回転速度が定まると残りの1つの回転速度が定まるように構成される差動装置と、差動装置の第1回転要素を固定するための摩擦係合装置と、エンジンを停止し第1、第2モータジェネレータの両方の出力を用いて車両を走行させる両モータ走行モードでの走行を、摩擦係合装置を係合状態にすることによって第1回転要素を固定した状態で実行する制御装置とを備える。制御装置は、両モータ走行モード中に第1、第2モータジェネレータに電流を供給しても第1、第2モータジェネレータが回転しないロック状態であるか否かを判定し、ロック状態であると判定された場合に両モータ走行モードを維持しつつ差回転制御を実行する。差回転制御は、第1モータジェネレータの出力によって車両駆動力の変動を抑制しつつ、摩擦係合装置を半係合状態にすることによって第1回転要素の回転を許容する制御である。
このような構成によれば、両モータ走行モード中に第1モータジェネレータがロック状態となっても、摩擦係合装置を半係合状態に変化させて第1回転要素の回転を許容することで、第1モータジェネレータのロック状態を離脱でき、第1モータジェネレータおよび第1モータジェネレータを駆動するための電気機器の熱負荷を低減できる。さらに、第1モータジェネレータの出力によって車両駆動力の変動を抑制するため、車両駆動力を維持し安定性を確保した上で熱負荷を低減することができる。
好ましくは、車両は、第1、第2モータジェネレータを駆動するための電気機器を備える。制御装置は、両モータ走行モード中に、第1モータジェネレータの温度の単位時間当たりの上昇量、第2モータジェネレータの温度の単位時間当たりの上昇量、および電気機器の温度の単位時間当たりの上昇量の少なくともいずれかに基づいて、ロック状態であるか否かを判定する。
このような構成によれば、各モータジェネレータ、各モータジェネレータを駆動するための電気機器の温度の単位時間当たりの上昇量に基づいて、ロック状態の有無を判定することができる。
好ましくは、制御装置は、摩擦係合装置に供給される油の温度が高いほど、差回転制御中の第1回転要素の回転速度の絶対値を小さくする。
このような構成によれば、油温が高いほど差回転制御中の第1回転要素の回転速度の絶対値(摩擦係合装置による発熱量)が小さくされるので、摩擦係合装置の過熱による耐久性の低下を抑制できる。
好ましくは、制御装置は、差回転制御を継続している時間が長いほど、差回転制御中の第1回転要素の回転速度の絶対値を小さくする。
このような構成によれば、差回転制御を継続している時間(摩擦係合装置を滑らせ続けている時間)が長いほど差回転制御中の第1回転要素の回転速度の絶対値(摩擦係合装置の滑りによる発熱量)が小さくされるので、摩擦係合装置の過熱による耐久性の低下を抑制できる。
好ましくは、制御装置は、差回転制御の実行前に第1回転要素が固定状態に維持されていた時間が長いほど、差回転制御の実行中の第1回転要素の回転速度の絶対値を大きくする。
このような構成によれば、第1回転要素が固定された状態では第1回転要素周辺に潤滑油が供給されないことに鑑み、第1回転要素が固定状態に維持されていた時間が長いほど、差回転制御の実行中の第1回転要素の回転を促進して第1回転要素周辺の部品への潤滑油の供給を促進することができる。
好ましくは、制御装置は、差回転制御を実行する場合、差回転制御を実行しない場合よりも、要求駆動トルクに対する第1モータジェネレータのトルク分担比を高くする。
このような構成によれば、第1モータジェネレータのトルク分担比を高くすることによって、第2モータジェネレータのトルク分担比が低下するため、第2モータジェネレータに流れる電流も低下される。そのため、車両駆動トルクを維持しつつ、第2モータジェネレータの熱負荷を好適に低減することができる。
車両の全体構成を示す図である。 制御装置の構成を示したブロック図である。 各走行モードにおけるクラッチC1およびブレーキB1の作動係合表を示す図である。 HV走行モード中(ローギヤ段Lo)の共線図である。 HV走行モード中(ハイギヤ段Hi)の共線図である。 単モータ走行モード中の共線図である。 両モータ走行モード中の共線図である。 車速および要求駆動力と走行モードとの対応関係を例示した図である。 差回転制御による両モータ走行中に前進する場合の共線図(その1)である。 差回転制御による両モータ走行中に前進する場合の共線図(その2)である。 差回転制御による両モータ走行中に後進する場合の共線図(その1)である。 差回転制御による両モータ走行中に後進する場合の共線図(その2)である。 制御装置の処理手順を示すフローチャート(その1)である。 固定制御による両モータ走行から差回転制御による両モータ走行へ切り替える際の制御状態の変化を模式的に示す図である。 制御装置の処理手順を示すフローチャート(その2)である。 油温と差回転数ΔNの許容範囲との関係の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[ハイブリッド車両の全体構成]
図1は、本実施の形態による駆動装置を備える車両1の全体構成を示す図である。車両1は、エンジン10と、第1モータジェネレータ(以下「第1MG」という)20と、第2モータジェネレータ(以下「第2MG」という)30と、第1MG20および第2MG30をそれぞれ駆動するためのインバータ25,35と、変速装置40と、差動装置(遊星歯車装置)50と、カウンタ軸(出力軸)70と、デファレンシャルギヤ80と、駆動輪90と、制御装置100とを含む。
車両1は、エンジン10、第1MG20および第2MG30の少なくともいずれかの動力を用いて走行する、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)方式のハイブリッド車両である。なお、車両1の駆動方式は、FF方式に限定されず、FR(フロントエンジン・リアドライブ)方式であってもよい。
エンジン10は、たとえば、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関である。エンジン10は、制御装置100からの制御信号により制御される。
第1MG20および第2MG30は、たとえば、永久磁石が埋設されたロータを備える永久磁石型の三相(U相、V相、W相)交流回転電機である。第1MG20の回転軸21は、エンジン10のクランク軸と同軸上に配置されている。第2MG30の回転軸31は、第1MG20の回転軸21と平行に配置される。カウンタ軸(出力軸)70は、第1MG20の回転軸21および第2MG30の回転軸31と平行に配置される。
第1MG20および第2MG30は、インバータ25,35によってそれぞれ駆動される。インバータ25は制御装置100からの制御信号によって制御され、図示しない車載バッテリからの直流電力を三相交流電力に変換して第1MG20に供給する。同様に、インバータ35は制御装置100からの制御信号によって制御され、図示しない車載の駆動用バッテリからの直流電力を三相交流電力に変換して第2MG30に供給する。なお、第2MG30は、第1MG20によって発電された電力によっても駆動される。
変速装置40は、エンジン10と差動装置50との間に設けられ、エンジン10の回転を変速して差動装置50に出力する。変速装置40は、サンギヤS1とピニオンギヤP1とリングギヤR1とキャリアCA1とを含むシングルピニオン式の遊星歯車機構と、クラッチC1およびブレーキB1とを備える。
キャリアCA1は、エンジン10のクランク軸と連結される。ピニオンギヤP1は、サンギヤS1とリングギヤR1との間に配置され、サンギヤS1およびリングギヤR1とそれぞれ噛み合う。ピニオンギヤP1は、キャリアCA1によって自転および公転可能に支持される。
サンギヤS1の回転速度、キャリアCA1の回転速度(すなわちエンジン10の回転速度)、リングギヤR1の回転速度は、後述するように、共線図上で直線で結ばれる関係(すなわち、いずれか2つの回転速度が決まれば残りの回転速度も決まる関係)になる。
クラッチC1は、サンギヤS1とキャリアCA1とを連結可能な油圧式の摩擦係合要素である。クラッチC1が係合されると、サンギヤS1とキャリアCA1が連結される。クラッチC1が解放されると、サンギヤS1とキャリアCA1とが切り離される。
ブレーキB1は、サンギヤS1の回転を規制(ロック)可能な油圧式の摩擦係合要素である。ブレーキB1が係合されると、サンギヤS1がギヤケース(車体)に固定されるため、サンギヤS1の回転が規制される。ブレーキB1が解放されると、サンギヤS1がギヤケース(車体)から切り離されるため、サンギヤS1の回転が許容される。
変速装置40の変速比(入力要素であるキャリアCA1の回転速度と出力要素であるリングギヤR1の回転速度との比、具体的にはキャリアCA1の回転速度/リングギヤR1の回転速度)は、クラッチC1およびブレーキB1の係合および解放の組合せに応じて切り替えられる。クラッチC1を係合しかつブレーキB1を解放すると、変速比が1.0(直結状態)となるローギヤ段Loが形成される。クラッチC1を解放しかつブレーキB1を係合すると、変速比が1.0よりも小さい値(たとえば0.7、いわゆるオーバードライブ状態)となるハイギヤ段Hiが形成される。なお、クラッチC1を係合しかつブレーキB1を係合すると、サンギヤS1およびキャリアCA1の回転が規制されるため、リングギヤR1の回転も規制される。
差動装置50は、サンギヤS2とピニオンギヤP2とリングギヤR2とキャリアCA2とを含むシングルピニオン式の遊星歯車装置である。差動装置50のキャリアCA2は、変速装置40の出力要素であるリングギヤR1に連結され、リングギヤR1と一体的に回転する。
ピニオンギヤP2は、サンギヤS2とリングギヤR2との間に配置され、サンギヤS2およびリングギヤR2とそれぞれ噛み合う。ピニオンギヤP2は、キャリアCA2によって自転および公転可能に支持される。
サンギヤS2は、第1MG20の回転軸21に連結される。リングギヤR2には、カウンタドライブギヤ51が接続されている。カウンタドライブギヤ51は、リングギヤR2と一体回転する、差動装置50の出力ギヤである。
サンギヤS2の回転速度(すなわち第1MG20の回転速度)、キャリアCA2の回転速度、リングギヤR2の回転速度は、後述するように、共線図上で直線で結ばれる関係(すなわち、いずれか2つの回転速度が決まれば残りの回転速度も決まる関係)になる。したがって、第1MG20の回転速度を調整することによって、キャリアCA2の回転速度とリングギヤR2との比を無段階に切り替えることができる。
カウンタ軸(出力軸)70には、ドリブンギヤ71およびドライブギヤ72が設けられる。ドリブンギヤ71は、差動装置50のカウンタドライブギヤ51と噛み合う。エンジン10および第1MG20の動力は、差動装置50のカウンタドライブギヤ51を介してカウンタ軸(出力軸)70に伝達される。
なお、変速装置40と差動装置50とは、エンジン10からカウンタ軸(出力軸)70までの動力伝達経路上において直列に接続されている。そのため、エンジン10の回転は、変速装置40と差動装置50とにおいて変速された後に、カウンタ軸(出力軸)70に伝達される。
また、ドリブンギヤ71は、第2MG30の回転軸31に接続されたリダクションギヤ32とも噛み合う。つまり、第2MG30の動力は、リダクションギヤ32を介してカウンタ軸(出力軸)70に伝達される。
ドライブギヤ72は、デファレンシャルギヤ80のデフリングギヤ81と噛み合っている。デファレンシャルギヤ80は、左右の駆動軸82を介してそれぞれ左右の駆動輪90と接続されている。つまり、カウンタ軸(出力軸)70の回転は、デファレンシャルギヤ80を介して左右の駆動軸82に伝達される。
車両1は、変速装置40を駆動するための構成として、電動式オイルポンプ(以下「EOP」ともいう)61、機械式オイルポンプ(以下「MOP」ともいう)62、油圧回路63を備える。EOP61は、内部に設けられるモータ(以下「内部モータ」ともいう)によって駆動されて油圧を発生し、油圧回路63に供給する。EOP61の内部モータは、制御装置100からの制御信号によって制御される。MOP62は、差動装置50のキャリアCA2に接続され、キャリアCA2から伝達される動力によって作動されて油圧を発生する。したがって、キャリアCA2が回転されるとMOP62も作動され、キャリアCA2が停止されるとMOP62も停止される。
油圧回路63は、EOP61およびMOP62の少なくとも一方から供給される油圧を元圧として、変速装置40のクラッチC1に供給する油圧(以下「C1油圧」ともいう)およびブレーキB1に供給する油圧(以下「B1油圧」ともいう)をそれぞれ調圧するソレノイドバルブを含む。油圧回路63におけるクラッチC1、ブレーキB1を駆動する各ソレノイドバルブは、制御装置100からの制御信号によって制御される。
[制御装置の構成]
図2は、図1における制御装置100の構成を示したブロック図である。制御装置100は、HVECU(Electric Control Unit)150と、MGECU160と、エンジンECU170とを含む。HVECU150、MGECU160、エンジンECU170の各々は、コンピュータを含んで構成される電子制御ユニットである。なお、ECUの数は、3つに限定されるものではなく、全体として1つのECUに統合しても良いし、2つ、または4つ以上の数に分割されていても良い。
MGECU160は、第1MG20および第2MG30を制御する。MGECU160は、例えば、第1MG20に対して供給する電流値を調節することで第1MG20の出力トルクを制御し、第2MG30に対して供給する電流値を調節することで第2MG30の出力トルクを制御する。
エンジンECU170は、エンジン10を制御する。エンジンECU170は、例えば、エンジン10の電子スロットル弁の開度の制御、点火信号を出力することによるエンジンの点火制御、エンジン10に対する燃料の噴射制御、等を行なう。エンジンECU170は、電子スロットル弁の開度制御、噴射制御、点火制御等によりエンジン10の出力トルクを制御する。
HVECU150は、車両全体を統合制御する。HVECU150には、車速センサ、アクセル開度センサ、MG1回転数センサ、MG2回転数センサ、出力軸回転数センサ、バッテリセンサ等が接続されている。これらのセンサにより、HVECU150は、車速、アクセル開度、第1MG20の回転数(回転速度)、第2MG30の回転数(回転速度)、動力伝達装置の出力軸の回転数(回転速度)、駆動用バッテリのSOC(State Of Charge)等を取得する。
さらに、HVECU150には、モードセレクトスイッチ、MG1温度センサ、MG2温度センサ、油温センサ、外気温センサ、傾斜センサ等が接続されている。これらのセンサにより、HVECU150は、ユーザが要求するモード、第1MG20の温度、第2MG30の温度、変速装置40のクラッチC1およびブレーキB1に供給される油の温度(以下、単に「油温」ともいう)、外気温、路面勾配等を取得する。
HVECU150は、取得した情報に基づいて、車両に対する要求駆動力や要求駆動トルク等を算出する。HVECU150は、算出した要求値に基づいて、第1MG20の出力トルク(以下、「MG1トルク」とも記載する。)、第2MG30の出力トルク(以下、「MG2トルク」とも記載する。)およびエンジン10の出力トルク(以下、「エンジントルク」とも記載する。)を決定する。HVECU150は、MG1トルクの指令値およびMG2トルクの指令値をMGECU160に対して出力する。また、HVECU150は、エンジントルクの指令値をエンジンECU170に対して出力する。
HVECU150は、後述する走行モード等に応じて変速装置40のクラッチC1およびブレーキB1を制御する。HVECU150は、C1油圧の指令値PbC1およびB1油圧の指令値PbB1をそれぞれ図1の油圧回路63のソレノイドバルブに出力する。
[車両1の走行モード]
制御装置100は、ハイブリッド走行モード(以下「HV走行モード」という)あるいはモータ走行モード(以下「EV走行モード」という)で車両1を走行させる。HV走行モードとは、エンジン10および第2MG30の動力で車両1を走行させる走行モードである。EV走行モードとは、エンジン10を停止し、第1MG20あるいは第2MG30の少なくとも一方の動力で車両1を走行させる走行モードである。
EV走行モードは、さらに、単モータ走行モードと両モータ走行モードとに細分化される。単モータ走行モードとは、第2MG30単独の動力で車両1を走行させる走行モードである。両モータ走行モードとは、第1MG20および第2MG30の両方の動力で車両1を走行させる走行モードである。
図3は、各走行モードにおける変速装置40のクラッチC1およびブレーキB1の作動係合表を示す図である。図2において、「C1」、「B1」、「MG1」、「MG2」はそれぞれクラッチC1、ブレーキB1、第1MG20、第2MG30を示す。C1の欄およびB1の欄の丸(○)印は「係合」を示し、×印は「解放」を示し、三角(△)印はエンジンブレーキ時にクラッチC1およびブレーキB1のどちらか一方を係合することを示す。また、MG1の欄およびMG2の欄の「G」は主にジェネレータとして動作させることを示し、「M」は主にモータとして動作させることを示す。
HV走行モードにおいては、制御装置100は、車速に応じて変速装置40の変速比を切り替える。中低速域で車両1を前進させる場合あるいは車両1を後進させる場合、制御装置100は、クラッチC1を係合しかつブレーキB1を解放することで、ローギヤ段Loを形成する(後述の図4参照)。一方、高速域で車両1を前進させる場合、制御装置100は、クラッチC1を解放しかつブレーキB1を係合することで、ハイギヤ段Hiを形成する(後述の図5参照)。また、HV走行モードにおいては、制御装置100は、第1MG20を主にジェネレータとして動作させ、第2MG20を主にモータとして動作させる。
EV走行モードにおいては、制御装置100は、上述した単モータ走行モードと両モータ走行モードとを選択的に切り替える。
単モータ走行モードで車両1に駆動力(前進あるいは後進させる力)を作用させる場合、制御装置100は、クラッチC1を解放しかつブレーキB1を解放することで、変速装置40をニュートラル状態(動力を伝達しない状態)とする。一方、単モータ走行モードで車両1にエンジンブレーキを作用させる場合、制御装置100は、クラッチC1およびブレーキB1のどちらか一方を係合する。これにより、駆動輪90の回転がエンジン10に伝達されることによってエンジン10が回転させられる、いわゆるエンジンブレーキ状態となる。なお、単モータ走行モードにおいては、制御装置100は、第1MG20を主にジェネレータとして動作させ、第2MG20を主にモータとして動作させる(後述の図6参照)。
両モータ走行モードで車両1を走行(前進あるいは後進)させる場合、制御装置100は、クラッチC1を係合しかつブレーキB1を係合することによって変速装置40のリングギヤR1の回転を規制(ロック)する。これにより、変速装置40のリングギヤR1に連結された差動装置50のキャリアCA2の回転も規制(ロック)される。そして、制御装置100は、第1MG20および第2MG20を主にモータとして動作させる(後述の図7参照)。
図4〜7は、それぞれ、HV走行モード中(ローギヤ段Lo)、HV走行モード中(ハイギヤ段Hi)、単モータ走行モード中、両モータ走行モード中の共線図である。図4〜7に示す「S1」、「CA1」、「R1」はそれぞれ変速装置40のサンギヤS1、キャリアCA1、リングギヤR1を示し、「S2」、「CA2」、「R2」はそれぞれ差動装置50のサンギヤS2、キャリアCA2、リングギヤR2を示す。
図4を参照して、HV走行モード中にローギヤ段Loで前進走行している場合の制御状態について説明する。ローギヤ段Lo形成時には、クラッチC1が係合され、ブレーキB1が解放されるため、変速装置40の回転要素S1,CA1,R1は一体となって回転する。これにより、変速装置40のリングギヤR1も、キャリアCA1と同じ回転速度で回転し、エンジン10の回転は、同じ回転速度でリングギヤR1から差動装置50のキャリアCA2に伝達される。すなわち、変速装置40のキャリアCA1に入力されたエンジン10のトルク(以下「エンジントルクTe」という)は、変速装置40のリングギヤR1から差動装置50のキャリアCA2に伝達される。なお、リングギヤR1から出力されるトルク(以下「変速部出力トルクTr1」という)は、ローギヤ段Lo形成時においてはエンジントルクTeと同じ大きさ(Te=Tr1)である。
差動装置50のキャリアCA2に伝達されたエンジン10の回転は、サンギヤS2の回転速度(第1MG20の回転速度)によって無段階に変速されて差動装置50のリングギヤR2に伝達される。この際、制御装置100は、第1MG20のトルク(以下「第1MGトルクTm1」という)を負方向に作用させる。これにより、第1MGトルクTm1は、キャリアCA2に入力されたエンジントルクTeをリングギヤR2に伝達するための反力トルクとして作用する。
リングギヤR2に伝達されたエンジントルクTe(以下「エンジン伝達トルクTec」という)は、カウンタドライブギヤ51からカウンタ軸(出力軸)70に伝達され、車両1の駆動力として作用する。
また、第2MG30のトルク(以下「第2MGトルクTm2」という)は、リダクションギヤ32からカウンタ軸(出力軸)70に伝達され、車両1の駆動力として作用する。したがって、HV走行モードでは、エンジン伝達トルクTecと第2MGトルクTm2とを用いて、車両1は走行する。
次に、図5を参照して、HV走行モード中にハイギヤ段Hiで前進走行している場合の制御状態について説明する。ハイギヤ段Hi形成時には、ブレーキB1が係合されるため、サンギヤS1の回転が規制される。これにより、変速装置40のキャリアCA1に入力されたエンジン10の回転は、増速されて変速装置40のリングギヤR1から差動装置50のキャリアCA2に伝達される。したがって、変速部出力トルクTr1はエンジントルクTeよりも小さくなる(Te>Tr1となる)。
次に、図6を参照して、単モータ走行モード中に前進走行している場合の制御状態について説明する。単モータ走行モードでは、制御装置100は、エンジン10を停止し、第2MG30をモータとして動作させる。そのため、単モータ走行モードでは、第2MGトルクTm2を用いて車両1は走行する。
この際、制御装置100は、サンギヤS2の回転速度が0となるように第1MGトルクTm1をフィードバック制御する。そのため、サンギヤS2は回転しない。一方、変速装置40のクラッチC1およびブレーキB1は解放されているため、差動装置50のキャリアCA2の回転は規制されない。したがって、差動装置50のリングギヤR2、キャリアCA2および変速装置40のリングギヤR1は、第2MG30の回転に連動して、第2MG30の回転方向と同じ方向に回転(空転)させられる。
一方、変速装置40のキャリアCA1は、エンジン10が停止されていることによって、停止状態に維持される。変速装置40のサンギヤS1は、リングギヤR1の回転に連動して、リングギヤR1の回転方向とは反対の方向に回転(空転)させられる。
次に、図7を参照して、両モータ走行モード中に前進走行している場合の制御状態について説明する。両モータ走行モードでは、制御装置100は、エンジン10を停止し、変速装置40のクラッチC1を係合しかつブレーキB1を係合する。これにより、変速装置40のサンギヤS1、キャリアCA1、リングギヤR1の回転が規制される。変速装置40のリングギヤR1の回転が規制されることで、差動装置50のキャリアCA2の回転も規制(ロック)される。以下の説明では、変速装置40の摩擦係合要素(クラッチC1およびブレーキB1)を係合することによって差動装置50のキャリアCA2をロック(固定)する制御を「固定制御」ともいう。
固定制御によってキャリアCA2を固定した状態で、制御装置100は、第1MG20および第2MG30をモータとして動作させる。具体的には、第2MGトルクTm2を正トルクとして第2MG30を正回転させるとともに、第1MGトルクTm1を負トルクとして第1MG20を負回転させる。第1MGトルクTm1は、キャリアCA2を支点としてリングギヤR2に伝達される。リングギヤR2に伝達される第1MGトルクTm1(以下「第1MG伝達トルクTm1c」という)は、正方向に作用し、カウンタ軸(出力軸)70に伝達される。そのため、両モータ走行モードでは、第1MG伝達トルクTm1cと第2MGトルクTm2とを用いて、車両1は走行する。
制御装置100は、第1MG伝達トルクTm1cと第2MGトルクTm2との合計によって要求トルクを満たすように、要求駆動トルクに対する第1MGトルクTm1と第2MGトルクTm2とのトルク分担比率を調整する。
[走行モードの切替]
制御装置100は、駆動用バッテリのSOCがしきい値よりも低い場合、駆動用バッテリを充電するためにエンジン10を運転してHV走行モードで車両1を走行させる。一方、駆動用バッテリのSOCがしきい値よりも高い場合、制御装置100は、車速および要求駆動力に基づいて車両1の走行モードを切り替える。
図8は、駆動用バッテリのSOCがしきい値よりも高い場合における、車速および要求駆動力と走行モードとの対応関係を例示した図である。図8において、境界ラインL1は第2MGの出力可能駆動力に相当し、境界ラインL2は第1MG20の出力可能駆動力と第2MG30の出力可能駆動力との合計に相当する。
境界ラインL1未満の領域では、第2MG30単独で要求駆動力を出力することができるため、制御装置100は、制御装置100は単モータ走行モードで車両1を走行させる。
境界ラインL1を超えかつ境界ラインL2未満の領域では、第2MG30単独で要求駆動力を出力することはできないが第1MG20および第2MG30の両方で要求駆動力を出力することができるため、制御装置100は両モータ走行モードで車両1を走行させる。
境界ラインL2を超える領域では、第1MG20および第2MG30の両方で要求駆動力を出力することができないため、制御装置100は、HV走行モードで車両1を走行させる。
[差回転制御による両モータ走行]
以上のような構成を有する車両1において、両モータ走行モード中は、上述の固定制御(変速装置40のクラッチC1を係合しかつブレーキB1を係合する制御)によって、差動装置50のキャリアCA2が固定された状態となる。
作動装置50は、キャリアCA2、サンギヤS2およびリングギヤR2の3つの回転要素のうち、いずれか2つの回転速度が定まると残りの1つの回転速度が定まるように構成されている。そのため、固定制御による両モータ走行中において車両1が停止すると、差動装置50のキャリアCA2に加えてリングギヤR2の回転も規制されるため、残りのサンギヤS2の回転も規制される。したがって、登坂路上での発進初期など車両停止状態で第1MG20および第2MG30からトルクを出す期間は、差動装置50の各回転要素CA2、S2、R2のいずれもが零に固定されて第1MG20および第2MG30の回転が規制されるため、第1MG20および第2MG30において電流の相変化が起こらず3相(U相、V相、W相)のうちの1相のみに集中して電流が流れる状態(以下「単相ロック」ともいう)となる。単相ロックが継続すると、第1MG20および第2MG30、さらには第1MG20および第2MG30を駆動するインバータ25,35の熱負荷が高まる可能性がある。
そこで、本実施の形態による制御装置100は、固定制御による両モータ走行中に、上述の単相ロックが生じているか否か、あるいは上述の単相ロックが生じると予測されるか否かを判定する処理(以下「単相ロック判定処理」という)を行なう。そして、単相ロック判定処理によって単相ロックが生じているあるいは単相ロックが生じると予測されると判定された場合、制御装置100は、固定制御に代えて「差回転制御」を実行することによって第1MG20の単相ロックを回避する。「差回転制御」とは、第1MG20の出力によって車両駆動力の変動を抑制しつつ、変速装置40のクラッチC1またはブレーキB1を半係合状態(スリップ状態)に変化させて差動装置50のキャリアCA2の回転を許容する制御である。以下、差回転制御について詳しく説明する。
図9、10は、差回転制御による両モータ走行中に前進する場合の共線図である。図9には、クラッチC1を係合したままB1油圧を所定のスリップ圧に低下させてブレーキB1をスリップさせる場合が示されている。図10には、ブレーキB1を係合したままC1油圧を所定のスリップ圧に低下させてクラッチC1をスリップさせる場合が示されている。
いずれの場合においても、両モータ走行モードでの前進走行中に差回転制御を実行することによって、差動装置50のキャリアCA2が、クラッチC1あるいはブレーキB1の滑り量(スリップ量)に応じた差回転数ΔNで負方向に微小に回転する。これにより、仮に登坂路などでの車両停止状態でリングギヤR2の回転が規制されていたとしても、サンギヤS2を回転させることができる。そのため、第1MG20において単相ロックが生じていた場合には単相ロックから離脱することができる。また第1MG20において単相ロックが生じると予測された場合には予め差回転制御を行なうことによって、単相ロックに陥ることを予め回避することができる。
図11、12は、差回転制御による両モータ走行中に後進する場合の共線図である。図11には、クラッチC1を係合したままB1油圧を所定のスリップ圧に低下させてブレーキB1をスリップさせる場合が示されている。図12には、ブレーキB1を係合したままC1油圧を所定のスリップ圧に低下させてクラッチC1をスリップさせる場合が示されている。
いずれの場合においても、両モータ走行モードでの後進走行中に差回転制御を実行することによって、差動装置50のキャリアCA2が、クラッチC1あるいはブレーキB1の滑り量(スリップ量)に応じた差回転数ΔNで正方向に微小に回転する。これにより、図9、10で説明した場合と同様、リングギヤR2の回転が規制されていたとしてもサンギヤS2を回転させることができるため、第1MG20の単相ロックを回避することができる。
さらに、図11、12に示すように、両モータ走行での後進中に差回転制御を実行すると、変速装置40のキャリアCA1(すなわちエンジン10)が予め正方向に回転させられることになる。そのため、エンジン10を始動させる際、別途エンジン10をクランキングする必要はなく、始動応答性を向上できる。
なお、差回転制御中においては、変速装置40の摩擦係合要素(クラッチC1またはブレーキB1)は、完全に解放されるのではなくスリップ状態であり、所定のスリップ圧に応じたトルク容量を有している。そのため、第1MGトルクTm1をリングギヤR2に伝達する支点としてキャリアCA2を作用させつつ、キャリアCA2の回転を許容することができる。
さらに、差回転制御中において、制御装置100は、スリップ対象となる摩擦係合要素に供給する油圧を所定のスリップ油圧に維持しつつ、車両駆動力の変動を抑制するように第1MG20の出力を調整する。具体的には、制御装置100は、第1MG20の回転速度が予め定められた目標回転速度になるように第1MGトルクTm1をフィードバック制御する。なお、車両駆動力の変動を抑制する他の手法として、第1MGトルクTm1が予め定められた目標トルクになるように、第1MG20の回転速度をフィードバック制御する手法を採用するようにしてもよい。このような第1MG20の出力調整によって、出力軸70に伝達されるトルクや回転速度が一定に保たれ、車両駆動力の変動が抑制される。
なお、差回転制御中にスリップさせる摩擦係合要素は、ブレーキB1であってもクラッチC1であってもよい。したがって、スリップさせる摩擦係合要素は、ブレーキB1とクラッチC1とのどちらか一方に固定してもよく、耐久性等を考慮してブレーキB1とクラッチC1とを周期的に切り替えてもよい。以下では、差回転制御中にスリップさせる摩擦係合要素を、ブレーキB1とする場合を例示的に説明する。
図13は、制御装置100が差回転制御を実行する場合の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは所定周期で繰り返し実行される。
ステップ(以下、ステップを「S」と略す)10にて、制御装置100は、両モータ走行中であるか否かを判定する。両モータ走行中でない場合(S10にてNO)、制御装置100は、処理を終了する。
両モータ走行中である場合(S10にてYES)、S11にて、制御装置100は、上述の単相ロック判定処理を行なう。具体的には、制御装置100は、単相ロックが生じているか否か、および単相ロックが生じると予測されるか否か、を判定する。
たとえば、制御装置100は、固定制御中に車両停止状態で第1MG20および第2MG30Gの少なくともいずれかに電流を流し続けている状態である場合に、単相ロックが生じていると判定する。また、制御装置100は、たとえば固定制御中に路面勾配が所定値以上でかつ車速が所定値未満に低下した場合に、単相ロックが生じると予測されると判定する。
単相ロックが生じておらず、かつ単相ロックが生じると予測されない場合(S11にてNO)、S15にて、制御装置100は、上述の固定制御を継続する。すなわち、制御装置100は、変速装置40のクラッチC1を係合しかつブレーキB1を係合する状態を維持することによって差動装置50のキャリアCA2の固定状態を維持する(上述の図7参照)。
単相ロックが生じている、あるいは単相ロックが生じると予測される場合(S11にてYES)、S12にて、制御装置100は、油温が下限温度TLから上限温度THまでの範囲に含まれるか否かを判定する。この判定は、油温が差回転制御に適した温度であるか否かを判定するための処理である。すなわち、油温が下限温度TLよりも低い場合には、油の粘度が高く、差回転制御によってブレーキB1をスリップ状態にする際の制御性が悪化し、ブレーキB1を予定しているスリップ状態にすることができなくなるおそれがある。また、油温が上限温度THよりも高い場合には、差回転制御によってブレーキB1をスリップ状態にする際の熱負荷によってブレーキB1の耐久性が悪化するおそれがある。これらを考慮し、本実施の形態においては、差回転制御の制御性とブレーキB1の耐久性とを考慮して、油温に応じて差回転制御の実行を制限している。
油温が下限温度TLから上限温度THまでの範囲に含まれない場合(S12にてNO)、油温が差回転制御に適した温度ではないため、制御装置100は、S14にて、上述の固定制御を継続する。ただし、制御装置100は、単相ロックによる熱負荷を低減すべく、第1MG20および第2MG30のそれぞれの電流の上限値を、S15にて固定制御を実行する場合よりも制限する。
油温が下限温度TLから上限温度THまでの範囲に含まれる場合(S12にてYES)、油温が差回転制御に適した温度であるため、制御装置100は、S13にて、固定制御に代えて上述の差回転制御を実行する。すなわち、制御装置100は、第1MG20の出力によって車両駆動力の変動を抑制しつつ、クラッチC1を係合したままB1油圧を所定のスリップ圧まで低下してブレーキB1を半係合状態に変化させる。これにより、車両駆動力の変動を抑制しつつ、差動装置50のキャリアCA2の回転を許容して単相ロックを回避することができる。
図14は、固定制御による両モータ走行から差回転制御による両モータ走行へ切り替える際の制御状態の変化を模式的に示す図である。図14の横軸には時間が示されており、縦軸には、エンジン回転数(エンジン10の回転速度)、MG1トルク(第1MGトルクTm1)、MG1回転数(第1MG20の回転速度)、MG2トルク(第2MGトルクTm2)、MG2回転数(第2MG30の回転速度)、C1油圧、B1油圧、差回転制御の状態が示される。
時刻t1よりも前には、固定制御によってC1油圧およびB1油圧がそれぞれ係合圧に維持されており、クラッチC1およびブレーキB1はそれぞれ完全に係合された状態である。
時刻t1にて単相ロックが生じると予測されると、差回転制御が開始されてB1油圧が低下し始め、時刻t2にて所定のスリップ圧となる。これにより、ブレーキB1がスリップ状態となりキャリアCA2の回転が許容されるため、仮に車両停止状態でリングギヤR2の回転が規制されたとしても、サンギヤS2を回転させることができる状態となる。そのため、第1MG20が単相ロックに陥ることを予め回避することができる。
時刻t2以降においては、B1油圧が所定のスリップ圧に維持された状態で、MG1回転数が予め定められた目標回転数で一定となるようにMG1トルクがフィードバック制御される。これにより、差回転制御による車両駆動力の変動を適切に抑制することができる。
以上のように、本実施の形態による制御装置100は、固定制御による両モータ走行中に上述の差回転制御を実行することによって、車両駆動力の変動を抑制しつつ、単相ロックによる熱負荷を低減することができる。
なお、上述の実施の形態は、たとえば以下のように変形することができる。
<変形例1>
上述の実施の形態では、単相ロック判定処理において、固定制御中に車両停止状態で第1MG20および第2MG30Gの少なくともいずれかに電流を流し続けている場合に、単相ロックが生じていると判定する場合を説明した。しかしながら、単相ロックの有無を判定する手法は、上述の実施の形態で説明したものに限定されるものではない。
たとえば、単相ロックが生じると、電流集中によって各MGの周辺温度が通常走行中(単相ロックが生じていない場合)よりも急激に上昇する傾向にある。したがって、第1MG20、第2MG30、インバータ25,35、各MGと各インバータとを接続するパワーケーブルなどの温度の上昇率(単位時間当たりの上昇量)に基づいて、単相ロックの有無を判定するようにしてもよい。
図15は、第1MG20および第2MG30の温度上昇率に基づいて単相ロックの有無を判定した結果で差回転制御を実行する場合の制御装置100の処理手順を示すフローチャートである。なお、図15に示したステップのうち、前述の図13に示したステップと同じ番号を付しているステップについては、既に説明したため詳細な説明はここでは繰り返さない。
両モータ走行中に油温が下限温度TLから上限温度THまでの範囲に含まれる場合(S10にてYES、かつS12にてYES)、制御装置100は、S20にて第1MG20の温度上昇率が基準値未満であるか否かを判定し、S21にて第2MG30の温度上昇率が基準値未満であるか否かを判定する。
第1MG20の温度上昇率が基準値未満であり、かつ第2MG30の温度上昇率も基準値未満である場合(S20にてYES、かつS21にてYES)、制御装置100は、単相ロックは生じていないと判定して、S15にて固定制御を継続する。
一方、第1MG20の温度上昇率が基準値以上である場合(S20にてNO)、または第2MG30の温度上昇率が基準値以上である場合(S21にてNO)、制御装置100は、単相ロックが生じていると判定して、S13にて固定制御に代えて差回転制御を実行する。
S13にて差回転制御を実行する場合、制御装置100は、S23にて、差回転制御の継続時間が基準値以上であるか否かを判定する。差回転制御の継続時間が基準値以上である場合(S23にてYES)、スリップ状態となる摩擦係合要素(クラッチC1あるいはブレーキB1)が発熱して制御性および耐久性が悪化する可能性があるため、制御装置100は、処理をS15に移して固定制御に切り替える。
以上のように、第1MG20および第2MG30などの温度上昇率に基づいて単相ロックの有無を判定するようにしてもよい。
<変形例2>
差回転制御中のキャリアCA2の回転速度の絶対値(差回転数ΔN)、あるいは差回転制御によって半係合状態にされる摩擦係合要素の係合トルク(以下「半係合トルク」ともいう)を、油温に応じて変更するようにしてもよい。
図16は、油温と差回転数ΔNの許容範囲との関係の一例を示す図である。図16に示すように、油温が高い領域では、油温の増加に応じて差回転数ΔNの許容範囲を狭めることで差回転数ΔNを小さくする。これにより、過熱による摩擦係合要素の耐久性低下を抑制することができる。また、油温が低い領域では、油温の低下に応じて差回転数ΔNの許容範囲を狭めることで差回転数ΔNを小さくする。これにより、油温が低いことによって生じる制御性の不安定化を極力抑えることができる。
また、図16には示していないが、油温が低い場合に差回転数ΔNの許容範囲を大きくすることで、摩擦係合要素のスリップによって発生した熱で早期暖機を実現するようにしてもよい。
<変形例3>
差回転数ΔNあるいは半係合トルクを、両モータ走行を継続していた時間または差回転制御を継続している時間に応じて変更するようにしてもよい。
たとえば、差回転制御を継続している時間が長いほど、差回転数ΔNを小さくするようにしてもよい。これにより、差回転制御によってスリップ状態にされる摩擦係合要素の過熱を抑制でき、摩擦係合要素の保護を図ることができる。
また、たとえば、固定制御による両モータ走行を継続していた時間が長いほど、差回転数ΔNを大きくするようにしてもよい。すなわち、通常、差動装置50のピニオンギヤP2への潤滑油の供給は、キャリアCA2の遠心力を利用して軸から径方向に潤滑油を飛ばすことによって行なわれる。固定制御による両モータ走行中にはキャリアCA2が固定されるため、上述のような作用は得られず、ピニオンギヤP2へ潤滑油を供給することができない。また、キャリアCA2の固定によってMOP62が停止されているため、差動装置50内の潤滑油が不足することも懸念される。そこで、固定制御による両モータ走行から差回転制御による両モータ走行に切り替えられた際に、固定制御による両モータ走行を継続していた時間が長いほど、差回転制御による差回転数ΔNを大きくするようにしてもよい。これにより、キャリアCA2の回転を促進してピニオンギヤP2への潤滑油の供給を促進することができるため、ピニオンギヤP2の潤滑油不足を解消することができる。
<変形例4>
差回転制御による両モータ走行中においては、固定制御による両モータ走行中よりも、要求駆動トルクに対する第1MG20のトルク分担比を高くするようにしてもよい。第1MG20のトルク分担比を高くすることによって、第2MG30のトルク分担比が低下するため、第2MG30に流れる電流も低下される。そのため、車両駆動トルクを維持しつつ、第2MG30の熱負荷を好適に低減することができる。
<変形例4>
上述の実施の形態においては、両モータ走行中に差動装置50のキャリアCA2の回転を固定したり許容したりする手段として、変速比を変更可能な「変速部40」を用いる場合を例示した。
しかしながら、キャリアCA2の回転を固定したり許容したりする手段は、必ずしも変速比を変更可能なものでなくても良い。たとえば、変速部40に代えてあるいは加えて、差動装置50のキャリアCA2を固定するためのブレーキ要素を追加し、両モータ走行中にこのブレーキ要素を用いてキャリアCA2の回転を固定したり許容したりするようにしてもよい。
上述した実施の形態およびその変形例については、適宜組合せることも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両、10 エンジン、20 第1MG、30 第2MG、25,35 インバータ、32 リダクションギヤ、40 変速装置、50 作動装置、51 カウンタドライブギヤ、61 EOP、62 MOP、63 油圧回路、70 出力軸、71 ドリブンギヤ、72 ドライブギヤ、80 デファレンシャルギヤ、81 デフリングギヤ、82 駆動軸、90 駆動輪、100 制御装置、B1 ブレーキ、C1 クラッチ、CA1,CA2 キャリア、P1,P2 ピニオンギヤ、R1,R2 リングギヤ、S1,S2 サンギヤ。

Claims (6)

  1. エンジン、第1モータジェネレータおよび第2モータジェネレータの少なくともいずれかの出力を用いて走行する車両の駆動装置であって、
    前記エンジンに接続される第1回転要素と、前記第1モータジェネレータに接続される第2回転要素と、前記第2モータジェネレータおよび駆動輪に接続される第3回転要素とを有し、前記第1〜第3回転要素のうちのいずれか2つの回転速度が定まると残りの1つの回転速度が定まるように構成される差動装置と、
    前記差動装置の前記第1回転要素を固定するための摩擦係合装置と、
    前記エンジンを停止し前記第1、第2モータジェネレータの両方の出力を用いて前記車両を走行させる両モータ走行モードでの走行を、前記摩擦係合装置を係合状態にすることによって前記第1回転要素を固定した状態で実行する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記両モータ走行モード中に前記第1、第2モータジェネレータに電流を供給しても前記第1、第2モータジェネレータが回転しないロック状態であるか否かを判定し、前記ロック状態であると判定された場合に前記両モータ走行モードを維持しつつ差回転制御を実行し、
    前記差回転制御は、前記第1モータジェネレータの出力によって車両駆動力の変動を抑制しつつ、前記摩擦係合装置を半係合状態にすることによって前記第1回転要素の回転を許容する制御である、車両の駆動装置。
  2. 前記車両は、前記第1、第2モータジェネレータを駆動するための電気機器を備え、
    前記制御装置は、前記両モータ走行モード中に、前記第1モータジェネレータの温度の単位時間当たりの上昇量、前記第2モータジェネレータの温度の単位時間当たりの上昇量、および前記電気機器の温度の単位時間当たりの上昇量の少なくともいずれかに基づいて、前記ロック状態であるか否かを判定する、請求項1に記載の車両の駆動装置。
  3. 前記制御装置は、前記摩擦係合装置に供給される油の温度が高いほど、前記差回転制御中の前記第1回転要素の回転速度の絶対値を小さくする、請求項1または2に記載の車両の駆動装置。
  4. 前記制御装置は、前記差回転制御を継続している時間が長いほど、前記差回転制御中の前記第1回転要素の回転速度の絶対値を小さくする、請求項1〜3のいずれかに記載の車両の駆動装置。
  5. 前記制御装置は、前記差回転制御の実行前に前記第1回転要素が固定状態に維持されていた時間が長いほど、前記差回転制御の実行中の前記第1回転要素の回転速度の絶対値を大きくする、請求項1〜3のいずれかに記載の車両の駆動装置。
  6. 前記制御装置は、前記差回転制御を実行する場合、前記差回転制御を実行しない場合よりも、要求駆動トルクに対する前記第1モータジェネレータのトルク分担比を高くする、請求項1〜5のいずれかに記載の車両の駆動装置。
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