JP2016119800A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電力系統への逆潮流による売電可能な発電装置を備えた発電システムにおける、発電装置の発電電力に対する売電電力の比率をユーザが直感的に理解し易い態様で表示する。【解決手段】ソーラーパネルによる発電電力のうち、家庭電気負荷での消費電力を確保した残りの電力は、電力系統へ売電される。ソーラーパネルの外観を模した部分画像210は、所定の色で表示される領域205と、領域205の残りを領域205とは異なる色で表示した領域215とを有する。部分画像210は、ソーラーパネルの発電電力に対する電力系統への売電電力の比率に応じて、領域205の面積が変化する表示態様を有する。【選択図】図5
Description
この発明は表示装置に関し、より特定的には、電力系統への逆潮流による売電可能な発電システムに用いられる表示装置に関する。
コジェネレーションシステム等において、エネルギの使用状況をユーザに対して報知することが行われている。たとえば、特開2005−11644号公報(特許文献1)には、コジェネレーション装置(燃料電池ユニット)による発電量をモニタするとともに、当該発電量の範囲内の電力使用とするためのアドバイスをユーザに対して音声やLED点灯によって報知することが記載されている。
また、特許第5579459号公報(特許文献2)には、ディスプレイ上に家庭内の部屋毎の使用電力を、住宅の平面図と重ねて表示するシステムが記載されている。さらに、特許文献2では、部屋別または機能別の使用電力をグラフによって比較表示することが記載されている。
太陽光発電装置を含む発電システムでは、太陽光による発電電力を電力系統へ逆潮流可能な交流電力に変換する、系統連系のためのパワーコンディショナが配置される。そして、パワーコンディショナの出力電力から家庭内での消費分を差し引いた余剰電力が、電力系統へ売電される。このような発電システムでは、太陽光による発電電力に対する売電電力の比率を高くする程、ユーザの経済的利益が高められる。
一方で、太陽光の発電量は日照量に依存して変化するとともに、家庭内での消費電力も電気機器の使用状況に応じて都度変化する。これらの要因で、上述した売電電力の比率は時々刻々変化する。したがって、当該比率を高く維持するには、ユーザに対して現在の電力状況をガイダンスすることが好ましい。
この際に、太陽光発電電力や家庭内消費電力の現在値を数値表示するのでは、たとえ両者を並べて対比表示しても、ユーザに十分なガイダンスを行うことが困難である。具体的には、ユーザは表示された数値を視認した上で、当該数値に基づく判断を行うことが必要となるため、売電による経済的効果を高めるための気付きをユーザに提供するためのガイダンスとしては、十分なものとはならないことが懸念される。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、電力系統への逆潮流による売電可能な発電装置を備えた発電システムにおける、発電装置の発電電力に対する売電電力の比率に関する情報を、直感的に理解し易い態様でユーザに提供することが可能な表示装置を提供することである。
この発明のある局面では、表示装置が適用される発電システムは、発電装置、電力系統および家庭コンセントと電気的に接続される電気配線、ならびに、当該発電装置の発電電力を電力系統に連係させて電気配線に出力するためのパワーコンディショナを備える。表示装置は、取得部および表示部を備える。取得部は、売電比率の情報を取得するように構成される。売電比率は、パワーコンディショナから電気配線への出力電力に対する、当該出力電力から、電気配線から家庭電気負荷への供給電力を差し引いた電力系統への売電電力の比率である。表示部は、取得部により取得された情報に基づいて、売電比率に従って表示態様が変化する第1の部分画像を表示するように構成される。
上記表示装置によれば、ユーザは、第1の部分画像を視認することによって、発電装置による発電電力の売電比率を直感的に把握することができる。すなわち、売電比率に関する情報を、直感的に理解し易い態様でユーザに対して表示することが可能となる。
好ましくは、第1の部分画像は、第1の色で表示される第1の領域と、第1の色とは異なる第2の色の第2の領域とを有する。第1および第2の領域の面積比は、前記売電比率に従って変化する。
このように構成すると、ユーザは、第1および第2の領域の視認によって直感的に把握可能な両者の面積比率に従って、売電比率を容易に把握することができる。
さらに好ましくは、表示部は多色表示可能に構成される。表示部は、第2の部分画像および第1の矢印画像をさらに表示するように構成される。第2の部分画像は、電力系統を模した形状を有する。第1の矢印画像は、第1の部分画像および第2の部分画像間に表示される。第1の矢印画像は、出力電力が供給電力よりも大きいときには第1の部分画像から第2の部分画像へ向けて第1の色と同一または同系統の色で表示される。一方、第1の矢印画像は、供給電力が出力電力よりも大きいときには第2の部分画像から第1の部分画像へ向けて第2の色と同一または同系統の色で表示される。
このように構成すると、第1の部分画像と第1の矢印画像の向きおよび表示色との組み合わせによって、売電状態および買電状態のいずれであるかの情報を、ユーザに対して直感的に理解し易い態様で表示することができる。
さらに好ましくは、表示部は、第3の部分画像と、第2の矢印画像とをさらに表示するように構成される。第3の部分画像は、家庭電気負荷を模した形状を有する。第2の矢印画像は、第1の部分画像および第3の部分画像間に表示される。第2の矢印画像は、発電装置が発電中であり、かつ、電気配線から家庭電気負荷へ電力が供給されているときには、第2の色と同一または同系統の色で表示される。
このように構成すると、第2の矢印画像をさらに組み合わせて表示することによって、家庭全体での電力フローについても、ユーザに対して直感的に理解し易い態様で表示することができる。
さらに好ましくは、表示装置は、給湯システムに対しても適用される。表示部は、第3の矢印画像をさらに表示するように構成される。第3の矢印画像は、家庭でのガス消費および熱量消費の少なくとも一方に応じて、第2の色と同一または同系統の色で表示される。
このように構成すると、第3の矢印画像をさらに組み合わせて表示することによって、家庭全体でのガスおよび/または熱量の消費をさらに含む全体的なエネルギフローについても、ユーザに対して直感的に理解し易い態様で表示することができる。
好ましくは、発電システムは、電力系統への逆潮流が許可されていない補助発電装置と、補助パワーコンディショナとをさらに備える。補助パワーコンディショナは、補助発電装置による発電電力を家庭電気負荷によって消費可能な電力に変換するように構成される。補助パワーコンディショナの出力ノードは、電気配線から家庭電気負荷までの経路のうちの、取得部によって取得される供給電力を検出するための検出器よりも家庭電気負荷側のノードと電気的に接続される。補助発電装置による発電電力は、供給電力に応じて可変に制御される。
このように構成すると、補助発電装置を含むコジェネレーションシステムによって構成された給湯装置と連係して動作する発電システムにおいて、売電比率、売電状態/買電状態の判別、ならびに、電力フローおよびエネルギフローに関する情報について、ユーザに対して直感的に理解し易い態様で表示することができる。
好ましくは、発電装置は、太陽光発電装置である。第1の部分画像は、太陽光発電装置の外観を模した画像で構成される。
このように構成すると、ユーザは、第1の部分画像を視認することによって、太陽光発電による発電電力の売電比率を直感的に把握することができる。
この発明によれば、電力系統への逆潮流による売電可能な発電装置を備えた発電システムにおける、発電装置の発電電力に対する売電電力の比率に関する情報を、直感的に理解し易い表示態様でユーザに提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では、図中の同一または相当部分には同一符号を付してその説明は原則的に繰返さないものとする。
図1は、本発明の実施の形態に従う表示装置が適用される発電システム5の構成を説明する概略ブロック図である。
図1を参照して、発電システム5は、発電装置20と、家庭内の電気配線15と、パワーコンディショナ22と、ソーラーブレーカ25と、コンセント42と、家庭負荷ブレーカ45とを含む。電気配線15は、電力系統の電力線11と電気的に接続される。電力線11は、電力系統の商用電源10と電気的に接続される。電力線11は、たとえば、100VACまたは200VACの交流電力を伝送する。
発電装置20は、電力系統に対して逆潮流による売電が可能な発電装置で構成される。代表的には、発電装置20は、太陽光発電装置(ソーラーパネル)によって構成される。以下では、発電装置20を、ソーラーパネル20とも称する。
パワーコンディショナ22は、発電装置20による発電電力を、電力系統に逆潮流可能な交流電力(100ACないし200VAC)に変換して出力する。パワーコンディショナ22の出力電力は、ソーラーブレーカ25を経由して電気配線15へ伝達される。さらに、電気配線15は、家庭負荷ブレーカ45を経由して、家庭用のコンセント42と接続される。
ソーラーブレーカ25は、パワーコンディショナ22および電気配線15との間の電力経路を遮断可能に構成される。同様に、家庭負荷ブレーカ45は、電気配線15に介挿接続されて、コンセント42への電気経路を遮断可能に構成されている。
家庭負荷ブレーカ45が非遮断(接続)状態であれば、コンセント42に対して接続された家庭電気負荷40は、電気配線15からの電力を消費して動作することができる。家庭電気負荷40は、たとえば、冷蔵庫、空調機器、調理器具、照明器具等の電気機器類を含む。
発電システム5は、さらに、同一の家庭内または施設内に導入された給湯装置50と連係して動作するように構成される。給湯装置50は、都市ガスやLPガス等の燃料ガスをエネルギ源として動作する。
図1の例では、給湯装置50は、発電ユニット51を内蔵するコジェネレーションシステムとして構成される。発電ユニット51は、たとえば、燃料ガスを改質して水素を得る燃料電池ユニットによって構成される。あるいは、発電ユニット51は、ガスを燃料とするエンジンおよび当該エンジンの出力によって発電する発電機によって構成することも可能である。パワーコンディショナ52は、発電ユニット51の発電電力を、家庭電気負荷40の使用電力(100VACまたは200VAC)に変換して出力する。パワーコンディショナ52の出力電力は、電気配線15上の、家庭負荷ブレーカ45よりも家庭電気負荷40側のノードNdに対して供給される。
後述するように、給湯装置50が発電装置を含むように構成される場合は、発電ユニット51が発電システム5と連係して動作することによって、発電ユニット51を等価的に発電システム5の構成要素として動作させることが可能となる。
給湯装置50は、発電ユニット51およびパワーコンディショナ52に加えて、加熱装置53と、補助熱源装置54と、貯湯タンク55と、マイクロコンピュータで構成された制御装置56とを有する。さらに、給湯装置50に対しては、ユーザインターフェースのためのリモートコントロール装置(以下、単に「リモコン」と称する」100が配置される。
加熱装置53は、発電ユニット51による発電の際の排熱を用いて、水道水等の非加熱水を加熱する。たとえば、加熱装置53は、発電ユニット51からの排熱を受ける熱交換器によって構成される。貯湯タンク55は、加熱装置53によって生成された加熱水(高温水)を蓄積する。貯湯タンク55に蓄えられた高温水は、ユーザからの指示に応じて、台所、洗面所、浴室等のカランからの給湯、浴槽への給湯、あるいは、暖房装置等を循環する熱媒の供給に用いられる。
さらに、給湯装置50は、貯湯タンク55内の貯湯量または湯温が低下した場合には、ガスの燃焼により給湯する補助熱源装置54を作動することによって、ユーザに対して温水を供給することが可能に構成されている。
制御装置56は、リモコン100に入力されるユーザからの各種運転指示(給湯運転、風呂給湯運転等)や、出湯温度の設定に応じて、発電ユニット51、パワーコンディショナ52、および補助熱源装置54等の動作を制御する。
リモコン100は、表示部110と、操作スイッチ120と、制御装置150とを有する。制御装置150は、マイクロコンピュータによって構成することができる。
表示部110は、たとえば、液晶のドットマトリックスによって構成されている。表示部110は、制御装置150の指示に従った画像や文字を表示するように構成される。
操作スイッチ120は、ユーザによって操作可能な押圧スイッチによって構成されることが一般的である。たとえば、操作スイッチ120への入力により、給湯装置50からの給湯温度や、台所や洗面所などに対する一般給湯機能、風呂への湯張りが可能な風呂給湯機能や、床暖房等のための温水暖房機能等をオンすることができる。あるいは、表示部110をタッチパネルで構成した場合には、表示部110および操作スイッチ120を一体的に設けることも可能である。
リモコン100の制御装置150と、給湯装置50の制御装置56との間は、有線または無線により相互に通信可能に構成されている。したがって、給湯装置50の動作は、リモコン100へのユーザ指示入力に応じて制御される。
次に、給湯装置50の発電ユニット51を含む、発電システム5における電力フローについて詳細に説明する。
ソーラーパネル20による発電電力は、日照量等の自然条件に応じて変化する。たとえば、太陽光発電による発電電力は、最大出力点追従(MPPT:Maximum Power Point Tracking)制御によって変化することが一般的である。パワーコンディショナ22の出力電力Pslは、検出器61によって検出される。出力電力Pslは、パワーコンディショナ22での電力損失を差し引いた、ソーラーパネル20からの利用可能な発電電力に相当する。以下では、パワーコンディショナ22の出力電力Pslを、単に発電電力Pslとも称する。
発電ユニット51の発電電力は、パワーコンディショナ52による電力変換の後、ノードNdおよびコンセント42を経由して、家庭電気負荷40によって消費することができる。パワーコンディショナ52から電気配線15(ノードNd)への出力電力Pfcは、検出器63によって検出される。出力電力Pfcは、発電ユニット51からの供給電力に相当する。以下では、補助発電電力Pfcとも称する。
発電システム5では、発電ユニット51による発電電力を、電力系統に対して逆潮流することは許されていないものとする。したがって、制御装置56は、基本的には、発電ユニット51による補助発電電力Pfcが家庭電気負荷40の消費電力Pcmを超えないように、発電ユニット51の動作を制御する。検出器64は、コンセント42を経由した家庭電気負荷40へのトータル出力電力(すなわち、家庭電気負荷40の消費電力)Pcmを検知するように配置される。たとえば、消費電力Pcmが一定量に達しない場合には、発電ユニット51は停止される。
さらに、検出器62は、家庭負荷ブレーカ45を経由した、電気配線15から家庭電気負荷40への供給電力Pldを検出するように配置される。検出器61〜64は、それぞれ電力の瞬時値を検出するための、電圧センサおよび電流センサ、あるいは、電力センサによって構成される。検出器61〜64による検出値Pa〜Pdは、リモコン100の制御装置150へ伝達される。
上述のように、検出値Paは、発電装置(ソーラーパネル20)からの発電電力Pslを示し、検出値Pbは、家庭負荷ブレーカ45を経由した家庭電気負荷40への供給電力Pldを示す。同様に、検出値Pcは、発電ユニット51による補助発電電力Pfcを示し、検出値Pdは、家庭電気負荷40による消費電力Pcm(以下、家庭消費電力Pcmとも称する)を示す。なお、家庭消費電力Pcmについては、検出器62および63による検出値に基づく演算によって求めることも可能である(Pcm=Pld+Pfc)。すなわち、検出器64の配置は省略されてもよい。
発電システム5では、家庭消費電力Pcmは、電気配線15からの供給電力Pldおよび発電ユニット51からの補助発電電力Pfcの和に相当する(Pcm=Pfc+Pld)。言い換えれば、Pld=Pcm−Pfcで示される。
ソーラーパネル20からの発電電力Pslが、電気配線15から家庭電気負荷40への供給電力Pldよりも大きいとき(Psl>Pld)、この余剰電力(Psl−Pld)が電力系統に対して「売電」される状態となる。
一方で、家庭消費電力Pcmが、発電電力Pslおよび補助発電電力Pfcの和(Psl+Pfc)よりも大きい場合には、電力系統からの「買電」によって、消費電力Pcmが確保される状態となる(Pld=Pcm−Pfc)このとき、供給電力Pldは、ソーラーパネル20からの発電電力Pslよりも大きく(Pld>Psl)、その不足電力(Pld−Psl)が電力系統から「買電」される状態となる。
図1の構成において、発電ユニット51は「補助発電装置」に対応し、パワーコンディショナ52は「補助パワーコンディショナ」に対応する。
発電システム5では、発電装置20による発電電力に対する売電電力の比率(以下、「売電比率」とも称する)は、家庭電気負荷40による消費電力に左右される。このため、経済的効果の面から売電比率を高く維持するには、ユーザによる家庭電気負荷40の使用調整が必要となる。たとえば、電気機器の使用を停止(オフ)したり、消費電力が減少するように電気機器への動作を調整すること(たとえば、空調機器の設定温度変更等)によって、売電比率を高めることが可能となる。
逆に言うと、ユーザが売電比率を高く維持するためには、ユーザに対して売電比率に関する情報を分かり易く提供することが求められる。この際に、発電電力および家庭消費電力の現在値を数値表示するのみでは、たとえ両者を並べて対比表示しても、ユーザは表示された数値を視認した上で、当該数値に基づく判断を行うことが必要となる。したがって、ユーザへのガイダンスとしては改善の余地がある。特に、図1に例示されたソーラーパネルのように、発電装置20からの供給電力Pslが自然条件等に応じて変化する構成では、売電比率の分母が刻々と変化することになるため、数値情報に依存すると、売電比率を高めるための情報をユーザに理解し易い態様で提供することが困難である。
したがって、本実施の形態に従う発電システム5は、売電比率の現況をユーザが直感的に理解しやすい態様で提供することが可能な電力情報表示を、リモコン100の表示部110によって行うための構成を有する。
図2は、本実施の形態に従う表示装置による電力情報表示のための制御構成を説明する機能ブロック図である。
図2を参照して、リモコン100の制御装置150は、CPU(Central Processing Unit)で構成される演算部152と、メモリ154と、A/D(Analog/Digital)変換部156とを有する。メモリ154は、RAM(Random Access Memory)領域およびROM(Read Only Memory)領域を有するように構成される。A/D変換部156は、制御装置150からの入力されたアナログ信号を、デジタル信号に変換して演算部152に入力する。A/D変換部156は、複数個のA/D変換ユニットを包括的に記載するものである。たとえば、A/D変換部156には、検出器61〜64による検出値Pa〜Pdが入力される。
なお、制御装置150は、発電システム5等の他機器の制御装置との間でデジタルデータのみを受信するように構成されてもよい。この場合には、A/D変換部156は非配置とされ、検出値Pa〜Pdを示すデジタル信号が他機器の制御装置から入力される。
代表的には液晶マトリクスで構成される表示部110における画面表示内容(画像および/または文字)は、液晶ドライバ115が各液晶画素に対して駆動電圧を印加することによって制御される。液晶ドライバ115は、演算部152からの制御指令に従って、各液晶画素の駆動電圧を制御する。これにより、演算部152によって設定された画像および/または文字を、表示部110に表示することができる。また、演算部152は、操作スイッチ120へ入力されたユーザ指示を給湯装置50の制御装置56へ報知するための制御指令をさらに生成する。制御装置56は、制御指令に基づいて給湯装置50の動作を制御することができる。
図3は、本実施の形態に従う表示装置による電力情報表示のための制御処理を説明するフローチャートである。図3に示される制御処理は、制御装置150によって繰り返し実行される。
図3を参照して、制御装置150は、ステップS100により、検出器61,62からの検出値Pa,Pb(または、検出値Pa,Pbを示すデジタルデータ))に従って、ソーラーパネル20からの発電電力Pslおよび、電気配線15から家庭電気負荷40への供給電力Pldのそれぞれの瞬時値を取得する。なお、各電力の瞬時値は、現在の家庭電気負荷40での使用状況における電力フローを反映することが可能な時間間隔(たとえば、約15〜30秒程度)で更新されるものとする。ただし、各瞬時値は、当該時間間隔に相当する期間内での平均値であってもよい。
制御装置150は、ステップS110により、S100で取得された発電電力Pslおよび供給電力Pldを比較する。制御装置150は、Psl>Pldのとき、すなわち売電中であるとき(S110のYES判定時)には、ステップS120に処理を進めて、下記(1)式により売電比率Rsl(%)を算出する。
Rsl=(Psl−Pld)/Psl×100 …(1)
これにより、制御装置150は、売電比率Rslを取得する。すなわち、ステップS110およびS120により「取得部」の機能が実現される。なお、売電比率Rslについては、発電システム5側で算出されてもよい。この場合には、算出された売電比率Rslを示す情報(たとえば、デジタル信号)が制御装置150へ受信され、制御装置150は、当該情報の受信により売電比率Rslを取得することができる。
これにより、制御装置150は、売電比率Rslを取得する。すなわち、ステップS110およびS120により「取得部」の機能が実現される。なお、売電比率Rslについては、発電システム5側で算出されてもよい。この場合には、算出された売電比率Rslを示す情報(たとえば、デジタル信号)が制御装置150へ受信され、制御装置150は、当該情報の受信により売電比率Rslを取得することができる。
さらに、制御装置150は、ステップS130に処理を進めて、ステップS120で算出された売電比率Rslに応じて表示パラメータPnを設定する(Pn>0)。一方で、Pld>Pslのとき、すなわち買電中であるとき(S110のNO判定時)には、制御装置150は、ステップS140に処理を進めて、表示パラメータPn=0に設定する。
制御装置150は、ステップS130またはS140で表示パラメータPnが設定されると、ステップS150に処理を進める。制御装置150は、ステップS150では、表示パラメータPnに従って表示態様が変化する画像を表示部110に表示するための指令を生成する。当該画像は、ステップS150によって生成された表示指令が液晶ドライバ115(図2)に対して送出されることにより、表示部110の全体表示の一部分を構成する部分画像210として表示される。
図4は、表示パラメータPnに応じて表示態様が変化する部分画像210の表示例を説明する概念図である。
図4を参照して、部分画像210は、ソーラーパネル20の外観を模した形状を有する。たとえば、部分画像210は、10枚のソーラーパネルのうちの所定枚数を所定の色で表示した領域205と、領域205とは異なる色の領域215とを有する。領域215は、10枚のソーラーパネルのうちの、領域205を除いた領域に相当する。なお、部分画像210は「第1の部分画像」に対応し、領域205は「第1の領域」に対応し、領域215は「第2の領域」に対応する。
領域205は、単体パネルの形状が、表示パラメータPnに従う枚数だけ表示される態様を有する。たとえば、図4に示されるように、表示パラメータPnは、売電比率Rslが発電電力の何割に当たるかを示すように、0.5〜10の範囲で設定することができる。そして、表示パラメータPnに従う枚数のパネルが所定の色で表示されることにより、部分画像210は、領域205および領域215の面積比率が売電比率Rslに従って変化する表示態様を有することとなる。
表示部110が2色表示の場合には、領域215を背景色(非点灯色)で表示する一方で、領域205を文字等と同様の点灯色で表示することが可能である。すなわち、点灯色が「第1の色」に対応する一方で、背景色(非点灯色)が「第2の色」に対応する。
また、表示部110が多色表示可能(カラー表示対応)である場合には、領域205および215を異なる系統の色でそれぞれ表示することができる。たとえば、領域205の表示色(「第1の色」に対応)については、「エコ(エコロジー)」のイメージが強い緑あるいは青に属する色相のものことが好ましい。また、領域215の表示色(「第2の色」に対応)については、家庭内での消費電力分に対応するので、領域205の表示色と対比されるように、赤、橙、または黄に属する暖色系の色相のものとすることが好ましい。このように、本実施の形態に従う表示装置における部分画像210は、2色表示および多色表示の両方に対応可能である。なお、本実施の形態において、エコロジーのイメージカラーとして多用される「黄緑」は、領域205で使用される系統の色に属するものとする。
図5は、表示部110における部分画像210を含む全体表示の一例を示す概念図である。
図5を参照して、表示部110には、図4で説明した表示態様を有する部分画像210が表示される。部分画像210は、売電比率Rslの上昇に応じて表示面積が増加する領域205と、部分画像210の全体領域から領域205を除いた領域215とを有する。これにより、ユーザは、部分画像210の視認によって、売電比率Rslを直感的に理解することができる。
さらに、表示部110には、部分画像210に加えて、発電システム5における電力フローについてもユーザが直感的に視認し易くするための部分画像220,230,240,250、および、矢印画像310,320,330,340がさらに表示される。
部分画像220は、電力系統を模したアイコンによって構成され、部分画像230は、家庭電気負荷40(図1)を模したアイコンによって構成される。すなわち、部分画像220は「第2の部分画像」に対応し、部分画像230は「第3の部分画像」に対応する。
部分画像240は、発電ユニット51(図1)を模したアイコンによって構成され、部分画像250は、貯湯タンク55(図1)を模したアイコンによって構成される。好ましくは、部分画像250は、貯湯レベルを示す表示態様を有する。部分画像240および250の間には、熱エネルギのフローを示すための矢印画像350がさらに表示されてもよい。
さらに、表示部110には、電力値を示す文字情報401〜404がさらに表示される。文字情報401は、発電電力Pslの瞬時値を表示し、文字情報403は、家庭消費電力Pcmの瞬時値を表示する。文字情報404は、発電ユニット51からの補助発電電力Pfcの瞬時値を表示する。そして、文字情報401は、売電または買電される電力(|Psl−Pld|)の瞬時値を表示する。上述のように、各電力の瞬時値は、現在の家庭電気負荷40での使用状況における電力フローを反映することが可能な時間間隔で更新される。
図5の表示例では、発電電力Psl=5.00(kW)に対して、家庭消費電力Pcm=3.50(kW)であり、さらに、補助発電電力Pfc=2.00(kW)であるときの電力フローが示される。このとき、電気配線15から家庭電気負荷40に対しては、Pcm−Pfcに相当する1.50(kW)が供給される(Pld=1.50(kW))。したがって、Psl>Pldとなるため、Psl−Pld=5.00−1.50=3.50(kW)が、電力系統に対して売電される。
次に、矢印画像310〜350の表示について説明する。
図6には、部分画像220と部分画像210,230との間における矢印画像310および320の表示に関する制御処理を説明するためのフローチャートが示される。
図6には、部分画像220と部分画像210,230との間における矢印画像310および320の表示に関する制御処理を説明するためのフローチャートが示される。
図6を参照して、制御装置150は、ステップS200により、発電電力Pslおよび供給電力Pldを比較する。制御装置150は、Psl>Pld、すなわち、売電中には(S200のYES判定時)、ステップS210により、部分画像210から220へ向かう矢印画像310を、表示部110に選択的に表示するための表示指令を生成する。一方で、矢印画像310の表示時には、矢印画像320は、表示部110において、一部または全部が、非表示および/または矢印画像310よりも薄い表示とされる態様で表示される。
これに対して、制御装置150は、Pld>Psl、すなわち、買電中には(S200のNO判定時)、ステップS220により、部分画像220から230へ向かう矢印画像320を表示部110に選択的に表示するための表示指令を生成する。一方で、矢印画像320の表示時には、矢印画像310は、表示部110において、一部または全部が、非表示および/または矢印画像320よりも薄い表示とされる態様で表示される。ステップS210またはS220で生成された表示指令は、液晶ドライバ115(図2)へ送出される。
この結果、部分画像220と部分画像210,230との間の領域に、現在の電力フロー方向を示す矢印画像をさらに表示することによって、売電中および買電中のいずれであるかをユーザがより直接的に視認することが可能となる。すなわち、矢印画像310および320は「第1の矢印画像」に対応する。
図7には、部分画像210と230との間における矢印画像330の表示に関する制御処理を説明するためのフローチャートが示される。
図7を参照して、制御装置150は、ステップS300により、発電電力Psl>0であるか否か、すなわち、ソーラーパネル20が発電中であるか否かを判定する。ソーラーパネル20の発電中には(S300のYES判定時)には、さらに、ステップS310により、供給電力Pld>0であるか否か、すなわち、電気配線15から家庭電気負荷40へ電力供給中であるか否かが判定される。
制御装置150は、Pld>0、かつ、Pld>0である場合(S310のYES判定時)には、ステップS320に処理を進めて、部分画像210から230へ向かう矢印画像330を表示するための表示指令を生成する。
一方で、制御装置150は、Psl=0(S300のNO判定時)、または、Pld=0(S310のNO判定時)のときには、ステップS330に処理を進めて、矢印画像330を「電力非供給中」であることを示す表示態様とするように、表示指令を生成する。この際の表示態様は、矢印画像330の少なくとも一部分を非表示とする、あるいは、矢印画像330の少なくとも一部分を電力供給時(S320)よりも薄く表示する態様である。あるいは、両者を組み合わせて、矢印画像330の一部を非表示とするとともに、残りの部分を薄く表示するような表示態様とすることも可能である。ステップS320またはS330によって生成された表示指令は、液晶ドライバ115(図2)へ送出される。
これにより、ソーラーパネル20の発電中であって(Psl>0)、かつ、電気配線15から家庭電気負荷40へ電力が供給されている場合には(Pld>0)、部分画像210から230へ向かう矢印画像330が表示される一方で、ソーラーパネル20の発電停止時を含む、Pld=0の場合には、矢印画像330は「電力非供給中」を示す表示態様とされる。この結果、部分画像210と部分画像230との間の領域に矢印画像をさらに表示することによって、現在の電力フロー方向をユーザがより直接的に視認することが可能となる。すなわち、矢印画像330は「第3の矢印画像」に対応する。
さらに、部分画像240から230へ向かう矢印画像340は、発電ユニット51による発電中(Pfc>0)に表示される一方で、発電ユニット51の非発電時(Pfc=0)には、ステップS330と同様の「電力非供給中」であることを示す表示態様とされる。
また、部分画像240から250へ向かう矢印画像350は、発電ユニット51による発電の排熱を利用して高温水(加熱水)が貯湯タンク55へ供給されている期間中に表示される一方で、貯湯タンク55への高温水の非供給時には非表示とされる。
なお、矢印画像310〜350の一部または全部において、矢印方向に沿って移動表示されるポインタ500を重ねて表示することも可能である。
さらに、表示部110が多色表示(カラー表示)可能である場合には、矢印画像310〜350の表示色を下記のように制御することが好ましい。
矢印画像310は、売電時に表示されるため、売電比率Rslに応じて表示面積が増加する、部分画像210の領域205と同一色、または、同系統の色によって表示される。すなわち、矢印画像310は、緑あるいは青に属する色相で表示することが好ましい。
これに対して、買電時に表示される、矢印画像320は、部分画像210の領域205と同一色、または、同系統の色相の色によって表示される。同様に、矢印画像330,340,350についても、電力消費のフローを示すので、領域205と同一色、または、同系統の色によって表示される。すなわち、矢印画像320〜350は、赤、橙、または黄に属する暖色系の色相で表示することが好ましい。
なお、売電または買電される電力(|Psl−Pld|)の瞬時値を表示する文字情報402についても、売電時および買電時で異なる表示色とすることができる。具体的には、売電時(Psl>Pld)には文字情報402を領域205と同一色、または、同系統の色によって表示する一方で、買電時(Psl<Pld)には文字情報402を領域215と同一色、または、同系統の色によって表示することが好ましい。
このように矢印画像の表示色を区別して統一感を持たせることにより、ユーザはさらに直感的に電力フローを把握することが可能となる。
図8は、本実施の形態に従う表示装置における全体表示の他の一例を示す概念図である。
図8を図5と比較して、図8の表示例では、図5の表示内容と比較して、ガスおよび温水に関する情報がさらに表示される。具体的には、図5と同様の部分画像210〜250、矢印画像310〜350および、文字情報401〜404に加えて、部分画像260、矢印画像360〜380および文字情報405〜407がさらに表示される。これらの表示を加えることにより、給湯装置50のリモコン100としての機能がさらに高められる。
部分画像260は、浴槽やシャワー等の温水(加熱水)を消費する機器を模したアイコンによって構成される。文字情報405は、家庭電気負荷40への供給電力Pldの瞬時値を表示する。さらに、文字情報406は、発電ユニット51へのガス供給量の瞬時値を表示し、文字情報407は、給湯装置50からの出湯流量の瞬時値を表示する。文字情報408は、貯湯タンク55の高温水を循環供給する暖房装置の作動を示すために表示される。
矢印画像360は、給湯装置50(図1)へのガス供給時、すなわち、給湯装置50でのガス消費時に表示される。同様に、矢印画像370は、貯湯タンク55の温水を循環供給する暖房装置の作動時に表示され、矢印画像380は、給湯装置50からの温水供給時(出湯時)に表示される。これらの矢印画像360〜380は、給湯装置50でのガスないし熱量(温水)の消費に応じて表示される。すなわち、矢印画像360〜380の各々は、「第3の矢印画像」に対応する。なお、図8では、ガス消費および熱量(温水)消費の両方について「第3の矢印画像」によって表示する例を説明したが、ガス消費および熱量(温水)消費の一方のみを「第3の矢印画像」によって表示することも可能である。すなわち、ガス消費および熱量(温水)消費の少なくとも一部について、矢印画像360〜380の少なくとも一部を「第3の矢印画像」として用いて、表示することが可能である。
図8の表示例においても、表示部110が多色表示(カラー表示)可能である場合には、矢印画像310〜350の表示色は、図5で説明したのと同様に定めることが好ましい。さらに、図8の表示例において、矢印画像360〜380についても、エネルギ消費のフローを示すので、矢印画像320〜350と同系統の色によって、すなわち、部分画像210の領域205と同一色または同系統の色によって表示されることが好ましい。このようにすると、ユーザは、電力フローを含むエネルギフロー全体について、直感的に把握することが可能となる。
このように本実施の形態に従う電力システムの表示装置によれば、売電比率Rslに応じて表示面積が増加する領域205を有する部分画像210の表示により、ユーザが売電比率Rslを直感的に把握できるようにすることができる。すなわち、ユーザが直感的に理解し易い態様で、売電比率Rslに関する情報を表示することが可能となる。さらに、矢印画像を組み合わせて表示することによって、ユーザは発電システム5における電力フローについても直感的に視認し易くなる。
特に、表示部110が多色表示(カラー表示)可能である場合には、電力フローを含むエネルギフローを示す矢印画像310〜380と、売電比率を表示するための部分画像210の領域205,215との間で、表示色を区別して統一感を持たせることにより、ユーザはさらに直感的にエネルギフローを把握することが可能となる。
なお、図1に例示した発電システム5では、発電装置20に加えて「補助発電装置」が設けられ、「補助発電装置」に相当する発電ユニット51の発電電力が家庭電気負荷40によって消費される構成を説明した。しかしながら、本発明の適用は、「補助発電装置」が配置されたシステム構成に限定されることはなく、「補助発電装置」が非配置である、発電装置20のみが設けられたシステムに対しても適用可能である。このような発電システムでは、本実施の形態でのPfc=0に固定することで電力フローを求めることが可能である。すなわち、「補助発電装置」の配置有無に関わらず、売電比率に関する情報を本実施の形態に従って、直感的に理解し易い態様でユーザに提供することができる。
また、図1の発電システム5では、発電装置20を太陽光発電装置(ソーラーパネル)としたが、地域ないし法制によっては、発電装置20として、地熱発電装置や風力発電装置、燃料電池等を適用することによって、本発明に従う表示装置が適用される発電システム5を構成することも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
5 発電システム、10 商用電源、11 電力線、15 電気配線、20 発電装置(ソーラーパネル)、22 パワーコンディショナ(発電装置)、25 ソーラーブレーカ、40 家庭電気負荷、42 コンセント、45 家庭負荷ブレーカ、50 給湯装置、51 発電ユニット、52 パワーコンディショナ(発電ユニット)、53 加熱装置、54 補助熱源装置、55 貯湯タンク、56 制御装置(給湯装置)、61,62,63,64 検出器(電力)、100 リモコン、110 表示部、115 液晶ドライバ、120 操作スイッチ、150 制御装置(リモコン)、152 演算部(CPU)、154 メモリ、156 A/D変換部、205,215 領域、210〜260 部分画像、310〜380 矢印画像、401〜408 文字情報、500 ポインタ、Nd ノード、Pa,Pb,Pc,Pd 検出値、Pcm 家庭消費電力、Pfc 補助発電電力(発電ユニット)、Psl 発電電力(発電装置)、Pld 供給電力、Pn 表示パラメータ、Rsl 売電比率。
Claims (7)
- 発電装置、電力系統および家庭コンセントと電気的に接続される電気配線、ならびに、当該発電装置の発電電力を電力系統に連係させて前記電気配線に出力するためのパワーコンディショナを備えた発電システムに適用される表示装置であって、
前記パワーコンディショナから前記電気配線への出力電力に対する、前記出力電力から、前記電気配線から家庭電気負荷への供給電力を差し引いた前記電力系統への売電電力の比率である売電比率の情報を取得するための取得部と、
前記取得部により取得された情報に基づいて、前記売電比率に従って表示態様が変化する第1の部分画像を表示するための表示部とを備える、表示装置。 - 前記第1の部分画像は、
第1の色で表示される第1の領域と、
前記第1の色とは異なる第2の色の第2の領域とを有し、
前記第1および第2の領域の面積比は、前記売電比率に従って変化する、請求項1記載の表示装置。 - 前記表示部は、多色表示可能に構成されるとともに、前記電力系統を模した形状を有する第2の部分画像および、前記第1の部分画像および第2の部分画像間に示される第1の矢印画像をさらに表示するように構成され、
前記第1の矢印画像は、前記出力電力が前記供給電力よりも大きいときには前記第1の部分画像から前記第2の部分画像へ向けて前記第1の色と同一または同系統の色で表示される一方で、前記供給電力が前記出力電力よりも大きいときには前記第2の部分画像から前記第1の部分画像へ向けて前記第2の色と同一または同系統の色で表示される、請求項2記載の表示装置。 - 前記表示部は、前記家庭電気負荷を模した形状を有する第3の部分画像と、前記第1の部分画像および第3の部分画像間に示される第2の矢印画像とをさらに表示するように構成され、
前記第2の矢印画像は、前記発電装置が発電中であり、かつ、前記電気配線から前記家庭電気負荷へ電力が供給されているときには、前記第2の色と同一または同系統の色で表示される、請求項3記載の表示装置。 - 前記表示装置は、給湯システムに対しても適用され、
前記表示部は、家庭でのガス消費および熱量消費の少なくとも一方に応じて表示される第3の矢印画像をさらに表示するように構成され、
前記第3の矢印画像は、前記第2の色と同一または同系統の色で表示される、請求項4記載の表示装置。 - 前記発電システムは、前記電力系統への逆潮流が許可されていない補助発電装置と、前記補助発電装置による発電電力を前記家庭電気負荷によって消費可能な電力に変換するための補助パワーコンディショナとをさらに備え、
前記補助パワーコンディショナの出力ノードは、前記電気配線から前記家庭電気負荷までの経路のうちの、前記取得部によって取得される前記供給電力を検出するための検出器よりも前記家庭電気負荷側のノードと電気的に接続され、
前記補助発電装置による発電電力は、前記供給電力に応じて可変に制御される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記発電装置は、太陽光発電装置であり、
前記第1の部分画像は、前記太陽光発電装置の外観を模した画像で構成される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示装置。
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JPWO2018225500A1 (ja) * | 2017-06-09 | 2020-03-19 | シャープ株式会社 | 情報処理装置および制御システム |
JP7533266B2 (ja) | 2021-02-12 | 2024-08-14 | 三菱電機株式会社 | ヒートポンプ給湯機 |
-
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