JP2016118899A - 放射線撮影装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】放射線撮影装置からシステム制御装置に放射線画像を送信する際に、簡易な構成で、効率的な画像送信を行える仕組みを提供する。【解決手段】入射した放射線を検出してX線画像(放射線画像)を生成するフラットパネルセンサ112と、画像処理・システム制御装置130から、画像処理・システム制御装置130がX線撮影装置110との通信によってX線画像を取得する際の画像取得サイズを定めた画像取得サイズ設定情報を受信し、画像処理・システム制御装置130との通信に係る画像通信プロトコルのデータ処理単位に基づいて上述の画像取得サイズでX線画像を画像処理・システム制御装置130に送信可能か否かを判定し、当該判定の結果を画像処理・システム制御装置130に通知する撮影装置内制御部115を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、システム制御装置と通信可能に構成され、放射線画像を撮影する放射線撮影装置及びその制御方法に関するものである。なお、本明細書の説明においては、本発明における放射線としてX線を適用した例を示すが、本発明においてはこれに限定されるものではなく、例えば、放射線として、α線、β線、γ線等も含まれるものとする。
近年、デジタル画像として被写体のX線画像を撮影するX線撮影システムが開発されている。このX線撮影システムは、従来の銀塩写真を用いるX線写真システムと比較して、極めて広範囲のX線露出域に亘って画像を記録できるという実用的な利点を有している。
具体的に、X線撮影システムでは、極めて広範囲なダイナミックレンジのX線を、例えば蛍光体を介して光電変換して電気信号として読み取り、この電気信号を更にデジタル信号に変換する。そして、X線撮影システムでは、デジタル信号を処理して、写真感光材料等の記録材料やCRT等の表示装置に、可視画像としてX線画像を出力することにより、X線露光量がある程度変動しても、良好なX線画像が得られるようになっている。
近年、X線撮影装置は、画素の高精細化と大画素数化が進み、例えば、横方向2000画素×縦方向2000画素を超える画素数を有する装置が開発されている。ユーザーは、撮影対象部位やX線照射野に応じて、任意のサイズ指定・画素数指定での画像取得が可能となっている。
例えば、下記の特許文献1には、最適なX線診断画像を得るために、ユーザーの設定に応じて、X線撮影装置の全画素エリアの一部の領域を切出して画像出力するX線撮影システムの技術が開示されている。
特開2007−282772号公報
X線撮影装置で用いる撮像素子においては、例えば、11inch×11inch等の大画面サイズの撮影領域を有する。そして、X線撮影装置は、この大画面サイズの撮影領域から得られるX線画像を、システム制御装置からの画像取得サイズの設定により、任意のサイズに切出して、画像出力する機能を有している。ユーザーは、撮影対象部位やX線照射野に応じて、任意の画像取得サイズでの画像取得が可能なのである。
しかしながら、指定された画像取得サイズによっては、X線撮影装置から画像通信される画像通信プロトコルのデータ転送単位(データ処理単位)に対して余り画素が出て、不都合が生じる場合がある。このような場合、ダミーデータを付加する解決策もあるが、通信系での実データ使用率が低くなるという問題が生じる。さらに、システム制御装置側でダミーデータを削除処理しなければならない等、システム設計(システム構成)が複雑になるという問題もあった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、放射線撮影装置からシステム制御装置に放射線画像を送信する際に、簡易な構成で、効率的な画像送信を行える仕組みを提供することを目的とする。
本発明の放射線撮影装置は、システム制御装置と通信可能に構成され、放射線画像を撮影する放射線撮影装置であって、入射した放射線を検出して、前記放射線画像を生成する放射線検出手段と、前記システム制御装置から、前記システム制御装置が前記放射線撮影装置との通信によって前記放射線画像を取得する際の画像取得サイズを定めた画像取得サイズ設定情報を受信する受信手段と、前記システム制御装置との通信に係る画像通信プロトコルのデータ処理単位に基づいて、前記画像取得サイズで前記放射線画像を前記システム制御装置に送信可能か否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を前記システム制御装置に通知する通知手段とを有する。
本発明の放射線撮影装置における他の態様は、システム制御装置と通信可能に構成され、放射線画像を撮影する放射線撮影装置であって、入射した放射線を検出して、前記放射線画像を生成する放射線検出手段と、前記システム制御装置から、前記システム制御装置が前記放射線撮影装置との通信によって前記放射線画像を取得する際の画像取得サイズを定めた画像取得サイズ設定情報を受信する受信手段と、前記システム制御装置との通信に係る画像通信プロトコルのデータ処理単位に基づいて、前記画像取得サイズを調整する調整手段とを有する。
また、本発明は、上述した放射線撮影装置の制御方法を含む。
本発明によれば、放射線撮影装置からシステム制御装置に放射線画像を送信する際に、簡易な構成で、効率的な画像送信を行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係るX線撮影システム(放射線撮影システム)の概略構成の一例を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、図1に示す撮影装置内制御部と画像処理・システム制御装置との通信に係る通信プロトコル(画像通信プロトコル)の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るX線撮影システム(放射線撮影システム)の処理の一例を示す図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るX線撮影システム(放射線撮影システム)100の概略構成の一例を模式的に示す図である。図1に示すX線撮影システム100は、大面積のフラットパネル式であってX線動画撮影(放射線動画撮影)を行うためのX線撮影装置(放射線撮影装置)110を有するシステムである。
図1において、110はX線撮影装置(放射線撮影装置)、120はX線管(放射線管)、130は画像処理・システム制御装置、140はX線発生装置(放射線発生装置)、150は画像表示装置、160は操作パネルである。ここで、被写体(不図示)は、X線管120とX線撮影装置110との間の空間に配置される。また、X線撮影装置110は、画像処理・システム制御装置130と通信可能に構成され、放射線画像を撮影する装置である。
被写体(不図示)の撮影時には、タッチパネル型ディスプレイ等の操作パネル160に対するユーザーの操作に応じて、後述する各種のコマンド通信が行われ、また、画像処理・システム制御装置130により、X線撮影装置110とX線発生装置140が同期制御される。
撮影時に、X線発生装置140によりX線管120から照射され、被写体(不図示)を透過したX線(放射線)は、X線撮影装置110に入射する。そして、X線撮影装置110に入射したX線は、シンチレータ(不図示)により可視光に変換される。そして、X線撮影装置110では、光電変換により可視光の光量に応じた電荷をアナログの電気信号として蓄積し、その後、蓄積した電荷を読み出してA/D変換を行う。これにより、X線照射に対応したX線画像データ(放射線画像データ)が生成される。そして、このX線画像データは、X線撮影装置110から画像処理・システム制御装置130に転送され、画像処理・システム制御装置130において画像処理が行われる。その後、画像表示装置150に、画像処理が行われたX線画像データに基づくX線画像がリアルタイムで表示される。
X線撮影装置110において、111は、矩形半導体基板である。この矩形半導体基板111は、例えば、変換素子(例えば上述したシンチレータ、及び光電変換素子からなる)を含む画素が2次元状に配設された撮影領域を備えて構成されている。112は、フラットパネルセンサである。このフラットパネルセンサ112は、矩形半導体基板111が12行×2列にタイリングされて構成されている。また、フラットパネルセンサ112は、被写体(不図示)を透過したX線を検出して、X線画像データを生成する放射線検出手段を構成する。X線撮影装置110は、フラットパネルセンサ112にタイリングされた3枚の矩形半導体基板111からのアナログの電気信号を、1つの増幅部113を介して1つのA/D変換部114でアナログ・デジタル変換(A/D変換)してデジタルの電気信号を得る。そして、各A/D変換部114から、デジタル信号のX線画像データが出力される。
X線撮影装置110において、115は、撮影装置内制御部である。この撮影装置内制御部115は、画像処理・システム制御装置130との間でコマンド通信、撮影制御信号通信、X線画像データ通信(放射線画像データ通信)、各種の情報通信を行う。また、撮影装置内制御部115は、フラットパネルセンサ112の制御機能も兼ね備えており、フラットパネルセンサ112の駆動制御や撮影モード制御を行う。そして、撮影装置内制御部115は、複数のA/D変換部114からA/D変換されたブロックごとのデジタルX線画像データを合成してフレームX線画像データとし、これを画像処理・システム制御装置130に転送する。
図1において、171は、撮影装置内制御部115から画像処理・システム制御装置130に送信する撮影装置送信信号である。また、172は、画像処理・システム制御装置130から撮影装置内制御部115に送信するシステム制御装置送信信号である。これらの撮影装置送信信号171及びシステム制御装置送信信号172は、双方向の撮影動作向け通信系を介して送信される。例えば、撮影装置送信信号171には、X線撮影装置110が撮影可能状態になったことを伝えるREADY信号や曝射許可信号、撮影動作用コマンド信号、X線画像データに係る信号、画像処理・システム制御装置130に対する各種の情報に係る信号が含まれる。また、例えば、システム制御装置送信信号172には、撮影動作設定コマンド信号や、撮影同期信号、撮影装置内制御部115に対する各種の情報に係る信号が含まれる。
撮影装置内制御部115と画像処理・システム制御装置130との間のX線画像データ通信は、フラットパネルセンサ112の画素数が増えて扱うデータ量が増え、且つ、高速のフレームレートが要求されるような性能向上が求められる中、より高速化されている。また、撮影装置内制御部115と画像処理・システム制御装置130との間の信号線数を考慮し、双方向シリアル通信系が採用されることが多い。そして、画像通信系においては、システム構築の流用性や汎用性、信頼性、設計のしやすさ等の観点から、世の中に既存する通信プロトコル(画像通信プロトコル)を採用することが多い。代表的な通信プロトコルの例としては、Serial Rapid IOや、ギガビットのイーサネット(登録商標)等が挙げられる。これらの通信プロトコルは、対応する規格によって、コマンド体系やデータ処理単位が決められている。
図2は、本発明の第1の実施形態を示し、図1に示す撮影装置内制御部115と画像処理・システム制御装置130との通信に係る通信プロトコル(画像通信プロトコル)の一例を示す図である。
例えば、図2に示すSerial Rapid IOのライトコマンドを使ってX線画像データ通信を行う場合、1転送単位でのデータ長は、最小8バイト、最大256バイトである。また、この場合、図2に示すように、1転送単位でのデータ処理単位は、8バイト単位と定められており、この8バイトよりも小さなサイズのデータや大きなサイズのデータ等の8バイト単位でないデータは、1転送単位では扱えなくなっている。また、例えば、図2に示すイーサネット(登録商標)通信では、1転送単位でのデータ長は、最小46バイト、最大1500バイトであり、また、1転送単位でのデータ処理単位は、1バイト単位と定められている。また、これらの通信プロトコル(画像通信プロトコル)の1転送単位でのデータ長は、プロトコルによってパケット・フレーム等の名称で定義されている。
一方、X線撮影装置110のフラットパネルセンサ112は、画素の高精細化と大画素数化が進み、例えば、横方向2000画素×縦方向2000画素を超える画素数を有するセンサが開発されている。
ユーザーは、X線撮影対象部位やX線照射野に応じて、任意のサイズ指定・画素数指定による画像取得が可能となっている。これは、X線撮影対象部位外やX線照射野外等の不要な画像部分をカットして画像サイズを小さくすることにより、X線画像データサイズを減らし、フレームレートや画像処理スピードを早くしたい時に有用である。
X線撮影装置110から送信されるX線画像データのサイズ・画素数の設定は、画像処理・システム制御装置130とX線撮影装置110との間での通信コマンドによって実施される。ユーザーは、操作パネル160から、任意の画像取得サイズを画素数単位或いは長さ単位で入力する。すると、操作パネル160から入力された画像取得サイズを定めた画像取得サイズ設定情報が、画像処理・システム制御装置130からX線撮影装置110にコマンド通信され、X線撮影装置110内に通知される。
第1の発明形態では、画像処理・システム制御装置130からの画像取得サイズ設定情報(画像取得サイズの長さ単位設定或いは画素数単位設定)に対して、撮影装置内制御部115は、ホストへの画像通信プロトコルのデータ処理単位(データ転送単位)に基づいて、画像取得サイズ設定情報で定められた画像取得サイズでX線画像データを画像処理・システム制御装置130に送信可能か否かを判定する。
画像通信処理は、画像処理・システム制御装置130の都合等によるが、横方向の1ラインデータ単位を1データ処理として扱われる場合が多い。この場合、撮影装置内制御部115は、例えば、画像処理・システム制御装置130により設定された画像取得サイズの横方向の1ラインデータサイズにおける画素数と、画像通信プロトコルのデータ処理単位を考慮して、上述した送信可能か否かを判定する。
具体的に、撮影装置内制御部115は、画像処理・システム制御装置130により設定された画像取得サイズが画像通信プロトコルのデータ処理単位で扱える場合には、当該画像取得サイズの設定OKを示す送信可能である判定を行う。そして、この場合、撮影装置内制御部115は、判定OKである旨のコマンド通知を画像処理・システム制御装置130に対して行う。
一方、撮影装置内制御部115は、画像処理・システム制御装置130により設定された画像取得サイズが画像通信プロトコルのデータ処理単位で扱えない場合には、当該画像取得サイズの設定NGを示す送信不可である判定を行う。そして、この場合、撮影装置内制御部115は、判定NGである旨のコマンド通知を画像処理・システム制御装置130に対して行う。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)110の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS31において、撮影装置内制御部115は、X線撮影準備段階において、画像処理・システム制御装置130から、画像処理・システム制御装置130がX線撮影装置110(具体的には撮影装置内制御部115)との通信によってフラットパネルセンサ112で生成されるX線画像データを取得する際の画像取得サイズを定めた画像取得サイズ設定情報を受信する。このステップS31の受信処理を行う撮影装置内制御部115は、受信手段を構成する。
続いて、ステップS32において、撮影装置内制御部115は、ステップS31で受信した画像取得サイズ設定情報に定められている画像取得サイズの1ラインデータサイズにおける画素数での通信処理パケットを解析する。ここで、画像取得サイズが長さ単位で設定されている場合には、画素数に換算して、1ラインデータサイズにおける画素数での通信処理パケットを解析する。X線画像データのパケット通信においては、通信効率が向上するように画像通信プロトコル内の最大パケット単位で送信を繰り返しながら、最後、余り画素数に応じて、小さなパケットで送信するような処理が行われる。或いは、システム設計の簡略化のために、予め決められた固定のパケットサイズ単位にて送信を繰り返し行うようにしてもよい。
続いて、ステップS33において、撮影装置内制御部115は、ステップS32の解析の結果、1ライン送信最終パケットが最小処理単位以上で処理可能であるか否かを判定する。即ち、本ステップでは、撮影装置内制御部115は、画像処理・システム制御装置130との通信に係る画像通信プロトコルのデータ処理単位に基づいて、上述した画像取得サイズでX線画像データを画像処理・システム制御装置130に送信可能か否かを判定する。このステップS33の判定処理を行う撮影装置内制御部115は、判定手段を構成する。
ステップS33の判定の結果、1ライン送信最終パケットが最小処理単位以上で処理可能である場合には(S33/YES)、ステップS34に進む。
ステップS34に進むと、撮影装置内制御部115は、ステップS31で受信した画像取得サイズ設定情報に定められている画像取得サイズを画像取得パラメータに反映させて設定を行う。さらに、撮影装置内制御部115は、判定OKである旨のコマンド通知を画像処理・システム制御装置130に対して行う。このステップS34の判定結果通知処理を行う撮影装置内制御部115は、通知手段を構成する。
一方、ステップS33の判定の結果、1ライン送信最終パケットが最小処理単位以上で処理不可能である場合には(S33/NO)、ステップS35に進む。
ステップS35に進むと、撮影装置内制御部115は、ステップS31で受信した画像取得サイズ設定情報に定められている画像取得サイズが設定不可であることを示す判定NGである旨のコマンド通知を画像処理・システム制御装置130に対して行う。この場合、ユーザーは、正しい画像取得サイズになるように画像取得サイズの再設定を行うことになる。このステップS35の判定結果通知処理を行う撮影装置内制御部115は、通知手段を構成する。
ステップS34の処理が終了した場合、或いは、ステップS35の処理が終了した場合には、図3に示すフローチャートの処理を終了する。
第1の実施形態によれば、実際のX線撮影の前に、予めユーザーから指定された任意の画像取得サイズでX線画像データを送信可能であるか否かを把握することができる。これにより、X線撮影装置110から画像処理・システム制御装置130にX線画像データを送信する際に、簡易な構成で、効率的な画像送信を行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。ここで、第2の実施形態に係るX線撮影システム(放射線撮影システム)の概略構成は、図1に示す第1の実施形態に係るX線撮影システム(放射線撮影システム)100の概略構成と同様である。即ち、第2の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)の概略構成は、図1に示す第1の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)110の概略構成と同様である。
第2の発明形態では、画像処理・システム制御装置130からの画像取得サイズ設定情報(画像取得サイズの長さ単位設定或いは画素数単位設定)に対して、撮影装置内制御部115は、ホストへの画像通信プロトコルのデータ処理単位に基づいて、当該画像取得サイズを自動調整する。
図4は、本発明の第2の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)110の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS41において、撮影装置内制御部115は、X線撮影準備段階において、画像処理・システム制御装置130から、画像処理・システム制御装置130がX線撮影装置110(具体的には撮影装置内制御部115)との通信によってフラットパネルセンサ112で生成されるX線画像データを取得する際の画像取得サイズを定めた画像取得サイズ設定情報を受信する。このステップS41の受信処理を行う撮影装置内制御部115は、受信手段を構成する。
続いて、ステップS42において、撮影装置内制御部115は、ステップS41で受信した画像取得サイズ設定情報に定められている画像取得サイズの1ラインデータサイズにおける画素数での通信処理パケットを解析する。ここで、画像取得サイズが長さ単位で設定されている場合には、画素数に換算して、1ラインデータサイズにおける画素数での通信処理パケットを解析する。
続いて、ステップS43において、撮影装置内制御部115は、ステップS42の解析の結果、1ライン送信最終パケットが最小処理単位以上で処理可能であるか否かを判定する。即ち、本ステップでは、撮影装置内制御部115は、画像処理・システム制御装置130との通信に係る画像通信プロトコルのデータ処理単位に基づいて、上述した画像取得サイズでX線画像データを画像処理・システム制御装置130に送信可能か否かを判定する。このステップS43の判定処理を行う撮影装置内制御部115は、判定手段を構成する。
ステップS43の判定の結果、1ライン送信最終パケットが最小処理単位以上で処理可能である場合には(S43/YES)、ステップS44に進む。
ステップS44に進むと、撮影装置内制御部115は、ステップS41で受信した画像取得サイズ設定情報に定められている画像取得サイズを画像取得パラメータに反映させて設定を行う。さらに、撮影装置内制御部115は、判定OKである旨のコマンド通知を画像処理・システム制御装置130に対して行う。このステップS44の判定結果通知処理を行う撮影装置内制御部115は、通知手段を構成する。
一方、ステップS43の判定の結果、1ライン送信最終パケットが最小処理単位以上で処理不可能である場合には(S43/NO)、ステップS45に進む。
ステップS45に進むと、撮影装置内制御部115は、画像処理・システム制御装置130との通信に係る画像通信プロトコルのデータ処理単位に基づいて、1ライン送信最終パケットが最小処理単位で処理可能となるように、上述した画像取得サイズを調整する。このステップS45の調整処理を行う撮影装置内制御部115は、調整手段を構成する。
このステップS45の調整処理では、画像通信プロトコルのデータ処理単位に基づいて、1ライン送信最終パケットが最小処理単位で処理可能とすべく、取得画素数の追加または削減となるように上述した画像取得サイズを調整する。このように、ステップS45の調整処理では、ステップS41で受信した画像取得サイズ設定情報に定められている画像取得サイズの1ラインデータサイズごとに調整処理を行う。
この場合、画素ピッチと画像取得サイズとのバランスを考慮し、例えば、余り画素数が所定の画素数(判定基準値)以下であるならば取得画素数の削減を行い、それ以外であるならば取得画素数の追加を行う等、状況に応じて追加または削減の決定を行ってもよい。即ち、この場合、撮影装置内制御部115は、画像通信プロトコルのデータ処理単位と判定基準値とに従って、取得画素数を追加するか削減するかを決定し、当該決定に従って上述した画像取得サイズを調整する。
続いて、ステップS46において、撮影装置内制御部115は、ステップS45で調整した画像取得サイズに係る情報(画像取得サイズの再設定情報)を、画像処理・システム制御装置130に対してコマンド通知する。このステップS46の再設定情報通知処理を行う撮影装置内制御部115は、通知手段を構成する。また、この際、撮影装置内制御部115は、例えば、ステップS45で調整した画像取得サイズを画像取得パラメータに反映させて設定を行う。また、画像処理・システム制御装置130側においても、再設定された実際の画像取得サイズに応じて、必要な再設定処理を行う。
ステップS44の処理が終了した場合、或いは、ステップS46の処理が終了した場合には、図4に示すフローチャートの処理を終了する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係るX線撮影システム(放射線撮影システム)100の処理の一例を示す図である。具体的に、図5に示すX線撮影システム100では、1画素が2Byte(16bit)で200umピッチ、画像通信系にSerial Rapid IOを有するシステムである。そして、図5は、このシステムにおいて、画像処理・システム制御装置130からの画像取得サイズ設定値に対して、撮影装置内制御部115で画像取得サイズ調整を行って画像取得サイズの再設定を実施した様子を示している。具体的には、撮影装置内制御部115において、取得画素数の再設定を行い、1ラインの取得画素数を追加した例である。
例えば、図5に示すケース1においては、256Byte、即ち128画素単位で処理した場合、1ライン処理の最終パケットが4Byte(2画素)となり、パケット最小処理単位で扱えない。この場合、図5に示すように1ラインに2画素数を追加し、772画素とする画像取得サイズの調整を行うことにより、1ライン処理の最終パケットが8Byte(4画素)となり、パケット最小処理単位で通信可能となる。
また、例えば、図5に示すケース2においては、画像取得サイズが長さ単位で設定されているが、画素ピッチ情報により画素数単位に換算し、ケース1と同様の処理を行った結果を示している。
第2の実施形態では、撮影装置内制御部115において、実際のX線撮影の前に、予めユーザーから指定された任意の画像取得サイズに対して、画像通信プロトコルのデータ処理単位に基づき取得画素数を自動調整している。そして、この自動調整した結果、例えば、従来、ダミーデータにてパディング処理されていた部分を有効活用できるので、通信系での実データ使用率が上がり、フレームレートを低下させることなく、常に最適な画像取得サイズでX線画像データを送信することが可能となる。即ち、第2の実施形態によれば、X線撮影装置110から画像処理・システム制御装置130にX線画像データを送信する際に、簡易な構成で、効率的な画像送信を行うことができる。
(その他の実施形態)
なお、上述の実施形態においては、画像取得サイズの1ラインデータサイズ単位で送信可否判定もしくは取得画素数調整の処理を行う例を示したが、各種処理系の都合に応じて、数ラインデータサイズ単位、或いは、1フレーム単位で処理を行ってもよい。
また、画像取得サイズ設定情報に定められる画像取得サイズの1画素数のビットサイズが、撮影対象や接続されるシステムに応じて異なる(即ち可変する)場合においても、上述の実施形態に従い、送信可否判定もしくは取得画素数調整の処理を行うことにより、常に最適な画像取得サイズでX線画像データを送信することが可能となる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
このプログラム及び当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明に含まれる。
なお、上述した本発明の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 X線撮影システム、110 X線撮影装置(放射線撮影装置)、111 矩形半導体基板、112 フラットパネルセンサ、113 増幅部、114 A/D変換部、115 撮影装置内制御部、120 X線管(放射線管)、130 画像処理・システム制御装置、140 X線発生装置(放射線発生装置)、150 画像表示装置、160 操作パネル、171 撮影装置送信信号、172 システム制御装置送信信号

Claims (12)

  1. システム制御装置と通信可能に構成され、放射線画像を撮影する放射線撮影装置であって、
    入射した放射線を検出して、前記放射線画像を生成する放射線検出手段と、
    前記システム制御装置から、前記システム制御装置が前記放射線撮影装置との通信によって前記放射線画像を取得する際の画像取得サイズを定めた画像取得サイズ設定情報を受信する受信手段と、
    前記システム制御装置との通信に係る画像通信プロトコルのデータ処理単位に基づいて、前記画像取得サイズで前記放射線画像を前記システム制御装置に送信可能か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を前記システム制御装置に通知する通知手段と
    を有することを特徴とする放射線撮影装置。
  2. システム制御装置と通信可能に構成され、放射線画像を撮影する放射線撮影装置であって、
    入射した放射線を検出して、前記放射線画像を生成する放射線検出手段と、
    前記システム制御装置から、前記システム制御装置が前記放射線撮影装置との通信によって前記放射線画像を取得する際の画像取得サイズを定めた画像取得サイズ設定情報を受信する受信手段と、
    前記システム制御装置との通信に係る画像通信プロトコルのデータ処理単位に基づいて、前記画像取得サイズを調整する調整手段と
    を有することを特徴とする放射線撮影装置。
  3. 前記調整手段は、前記画像通信プロトコルのデータ処理単位に基づいて、取得画素数の追加となるように前記画像取得サイズを調整することを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影装置。
  4. 前記調整手段は、前記画像通信プロトコルのデータ処理単位に基づいて、取得画素数の削減となるように前記画像取得サイズを調整することを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影装置。
  5. 前記調整手段は、前記画像通信プロトコルのデータ処理単位と判定基準値とに従って、取得画素数を追加するか削減するかを決定し、当該決定に従って前記画像取得サイズを調整することを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影装置。
  6. 前記調整手段により調整した画像取得サイズに係る情報を前記システム制御装置に通知する通知手段を更に有することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  7. 前記調整手段は、前記画像取得サイズの1ラインデータサイズごとに前記調整を行うことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  8. 前記画像取得サイズ設定情報は、前記画像取得サイズを長さ単位で設定したものであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  9. 前記画像取得サイズ設定情報は、前記画像取得サイズを画素数単位で設定したものであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  10. 前記画像取得サイズ設定情報に定められる前記画像取得サイズの1画素のビットサイズは可変であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  11. システム制御装置と通信可能に構成され、入射した放射線を検出して放射線画像を生成する放射線検出手段を含み構成された放射線撮影装置の制御方法であって、
    前記システム制御装置から、前記システム制御装置が前記放射線撮影装置との通信によって前記放射線画像を取得する際の画像取得サイズを定めた画像取得サイズ設定情報を受信する受信ステップと、
    前記システム制御装置との通信に係る画像通信プロトコルのデータ処理単位に基づいて、前記画像取得サイズで前記放射線画像を前記システム制御装置に送信可能か否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定結果を前記システム制御装置に通知する通知ステップと
    を有することを特徴とする放射線撮影装置の制御方法。
  12. システム制御装置と通信可能に構成され、入射した放射線を検出して放射線画像を生成する放射線検出手段を含み構成された放射線撮影装置の制御方法であって、
    前記システム制御装置から、前記システム制御装置が前記放射線撮影装置との通信によって前記放射線画像を取得する際の画像取得サイズを定めた画像取得サイズ設定情報を受信する受信ステップと、
    前記システム制御装置との通信に係る画像通信プロトコルのデータ処理単位に基づいて、前記画像取得サイズを調整する調整ステップと
    を有することを特徴とする放射線撮影装置の制御方法。
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