JP2016116830A - ゲームにおけるキャラクタ操作のためのプログラム、方法及び電子装置 - Google Patents

ゲームにおけるキャラクタ操作のためのプログラム、方法及び電子装置 Download PDF

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Abstract

【課題】タッチパネルを用いた入力操作の操作性を向上するためのゲームにおけるキャラクタ操作のためのプログラム、方法及び電子装置を提供すること。【解決手段】タッチパネル上へのプレイヤによる接触の接触位置をタッチパネルの座標平面上の第1及び第2の座標軸座標として表現される座標として検出する電子装置に、検出された接触位置が、第1及び第2の移動制御開始領域のいずれか一方の移動制御開始領域の座標範囲内である場合には、プレイヤがコントロールするゲームのキャラクタに対して前記一方の移動制御開始領域に対応する移動制御を実行して移動制御を開始するステップと、接触が継続している場合には、更新された接触位置の第1の座標軸座標が所定の閾値以上であるか否かにもとづいて、キャラクタに対して第1の方向または第2の方向への移動制御を実行するステップと、を実行させるゲームのためのプログラム。【選択図】図4

Description

本発明は、ゲームにおけるキャラクタ操作のプログラム、方法及び電子装置に関する。
従来、ゲームの制御において、タッチパネルを用いた操作入力の手段として、画面に表示された擬似的なコントローラ(ソフトウェアキー)へのタッチ入力を用いる場合がある(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2014−45965号公報 特許5632550号公報
擬似的なコントローラを用いてタッチ入力により操作を受け付ける際には、予め設けられた所定の領域内を正確にタッチすることが要求される。物理的なキーパッド等のコントローラは物理的な凹凸があるため、プレイヤはコントローラを視認しなくとも、触覚による操作感に基づいて正確に入力を行うことができる。これに対して、擬似的なコントローラによるタッチ操作では、触覚による操作感を得ることはできないため、コントローラを注視しながらでなければ意図する操作を正確に行うことは難しい。これはアクションゲームのようなリアルタイム性の高いゲームにおいては特に深刻な問題である。また、コントローラを視認する必要があるため、ゲームプレイ中にキャラクタを注視し続けることができず、ゲームが作り出す仮想現実世界への没入を妨げるおそれがある。
本発明は、タッチパネルを用いた入力操作の操作性を向上するためのゲームにおけるキャラクタ操作のためのプログラム、方法及び電子装置を提供することを目的とする。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、以下のような特徴を有している。すなわち、本発明のプログラムは、タッチパネルを有する電子装置において実行されるゲームのためのプログラムであって、前記電子装置は、前記タッチパネル上へのプレイヤによる接触の接触位置を前記タッチパネルの座標平面上の第1及び第2の座標軸座標として表現される座標として検出するものであり、前記プログラムは、前記電子装置に、前記タッチパネル上に第1の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報及び第2の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報を表示するステップと、前記第1の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報が表示される領域の少なくとも一部を含み、前記第1の方向への移動制御実行による移動制御開始に対応する第1の移動制御開始領域及び前記第2の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報が表示される領域の少なくとも一部を含み、前記第2の方向への移動制御実行による移動制御開始に対応する第2の移動制御開始領域を前記タッチパネル上に設定するステップと、前記プレイヤによる接触が検出された場合、検出された接触位置が、前記第1及び第2の移動制御開始領域のいずれか一方の移動制御開始領域の座標範囲内であるかを判定するステップと、前記接触位置が一方の移動制御開始領域の座標範囲内であると判定された場合には、前記プレイヤがコントロールするゲームのキャラクタに対して前記一方の移動制御開始領域に対応する移動制御実行により移動制御を開始するステップと、前記接触が継続しているか否か判定するステップと、前記接触が継続していると判定された場合には、前記接触の接触位置として更に検出された接触位置によって接触位置を更新するステップと、前記更新された接触位置の第1の座標軸座標が所定の閾値以上であるか否かを判定するステップであって、前記第1の移動制御開始領域の座標範囲内の第1の座標軸座標の各々は当該所定の閾値以上である、ステップと、前記更新された接触位置の第1の座標軸座標が前記所定の閾値以上であると判定された場合には、前記キャラクタに対して前記第1の方向への移動制御を実行するステップと、前記更新された接触位置の第1の座標軸座標が前記所定の閾値以上ではないと判定された場合には、前記キャラクタに対して前記第2の方向への移動制御を実行するステップと、を実行させる。
前記検出された接触が継続していると判定された場合には、前記更新された接触位置が第1及び第2の移動制御開始領域のいずれか一方の移動制御開始領域の座標範囲内であるかを判定するステップは前記電子装置に実行させないものとしてもよい。
前記更新された接触位置及び実行された移動制御の方向に基づいて前記所定の閾値が変更されてもよい。
前記第1の移動制御開始領域の座標範囲内の第1の座標軸座標の少なくとも1つは、前記変更された所定の閾値より小さくともよい。
また、前記タッチパネルは2以上の接触を検出することができ、前記プログラムは、前記電子装置に、前記検出された接触が継続していると判定された場合に、前記更新された接触位置が、タッチパネル上に設定された非移動制御開始領域の座標範囲内であるかを判定するステップは実行させないが、前記継続した接触とは異なる他の検出された接触の接触位置が、前記非移動制御開始領域の座標範囲内であるかを判定するステップは実行させてもよい。
本発明は、前述のプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体とすることができる。
本発明の電子装置は、タッチパネル及び制御部を有する電子装置であって、前記制御部は、前記プレイヤによる前記タッチパネル上への接触の接触位置を前記タッチパネル上の座標平面上の第1の座標軸座標及び第2の座標軸座標によって表現される座標として検出するものであり、前記タッチパネル上に、ゲームのプレイヤがコントロールするキャラクタに対する第1の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報及び第2の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報を表示し、前記第1の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報が表示される領域の少なくとも一部を含み、前記第1の方向への移動制御実行による移動制御開始に対応する第1の移動制御開始領域及び前記第2の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報が表示される領域の少なくとも一部を含み、前記第2の方向への移動制御に対応する第2の移動制御開始領域を前記タッチパネル上に設定し、前記プレイヤによる接触が検出された場合、検出された接触位置が、前記第1及び第2の移動制御開始領域のいずれか一方の移動制御開始領域の座標範囲内であるかを判定し、前記接触位置が一方の移動制御開始領域の座標範囲内であると判定された場合には、前記プレイヤがコントロールするゲームのキャラクタに対して前記一方の移動制御開始領域に対応する移動制御実行により移動制御を開始し、前記接触が継続しているか否か判定し、前記接触が継続していると判定された場合には、前記接触の接触位置として更に検出された接触位置によって接触位置を更新し、前記更新された接触位置の第1の座標軸座標が所定の閾値以上であるか否かを判定し、前記更新された接触位置の第1の座標軸座標が前記所定の閾値以上であると判定された場合には、前記キャラクタに対して前記第1の方向への移動制御を実行し、前記更新された接触位置の第1の座標軸座標が前記所定の閾値以上ではないと判定された場合には、前記キャラクタに対して前記第2の方向への移動制御を実行し、前記第1の移動制御開始領域の座標範囲内の第1の座標軸座標の各々は前記所定の閾値以上とする。
本発明の方法は、タッチパネルを有する電子装置において実行されるゲームのための方法であって、前記電子装置は、前記タッチパネル上へのプレイヤによる接触の接触位置を前記タッチパネルの座標平面上の第1及び第2の座標軸座標として表現される座標として検出するものであり、前記電子装置が、前記タッチパネル上に第1の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報及び第2の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報を表示するステップと、前記第1の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報が表示される領域の少なくとも一部を含み、前記第1の方向への移動制御実行による移動制御開始に対応する第1の移動制御開始領域及び前記第2の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報が表示される領域の少なくとも一部を含み、前記第2の方向への移動制御実行による移動制御開始に対応する第2の移動制御開始領域を前記タッチパネル上に設定するステップと、前記プレイヤによる接触が検出された場合、検出された接触位置が、前記第1及び第2の移動制御開始領域のいずれか一方の移動制御開始領域の座標範囲内であるかを判定するステップと、前記接触位置が一方の移動制御開始領域の座標範囲内であると判定された場合には、前記プレイヤがコントロールするゲームのキャラクタに対して前記一方の移動制御開始領域に対応する移動制御実行により移動制御を開始するステップと、前記接触が継続しているか否か判定するステップと、前記接触が継続していると判定された場合には、前記接触の接触位置として更に検出された接触位置によって接触位置を更新するステップと、前記更新された接触位置の第1の座標軸座標が所定の閾値以上であるか否かを判定するステップであって、前記第1の移動制御開始領域の座標範囲内の第1の座標軸座標の各々は当該所定の閾値以上である、ステップと、前記更新された接触位置の第1の座標軸座標が前記所定の閾値以上であると判定された場合には、前記キャラクタに対して前記第1の方向への移動制御を実行するステップと、前記更新された接触位置の第1の座標軸座標が前記所定の閾値以上ではないと判定された場合には、前記キャラクタに対して前記第2の方向への移動制御を実行するステップと、を実行する。
本発明によれば、プレイヤの操作性を向上することができる。すなわち、本発明においては、移動操作開始時においては、移動制御開始を示す情報が表示される領域の少なくとも一部を含む移動制御開始領域に接触した場合に移動制御が実行されて移動制御が開始されるため、意図しない移動制御が実行されることを効果的に防止することができる。そして、移動制御が開始された後、その接触が継続している間は、継続する接触の接触位置の一方の座標軸座標が所定の閾値以上であるか否かにもとづいて実行されるべき移動制御を決定することにより、意図せずに接触位置が移動制御開始領域から出てしまった場合や、手で覆われた画面表示を見るために意図的に指を動かした場合等であっても、操作入力を継続することを可能とする。さらに、タッチし直すことなく接触状態を継続したまま接触位置の移動のみによってキャラクタの移動方向を切り替えることもできる。したがって、タッチパネルに対する入力の操作性が向上するとともに、擬似的なコントローラを注視し続ける必要がなく、ゲームへの没入感を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る電子装置のハードウェア構成ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る電子装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る電子装置のタッチパネルの座標軸を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画面表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る操作入力開始時の画面表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る操作入力継続中の画面表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る操作入力継続中の画面表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る閾値の変更方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るマルチタッチ操作入力を示す図である。
以下、本発明の実施形態の一例について説明する。本発明に係る電子装置100は、タッチパネルによりプレイヤの操作入力を受け付けるゲームの実行を制御する装置であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末または携帯ゲーム機等の携帯型装置の他、PCまたはゲーム専用機等の据置型装置であってもよい。
図1は、本実施形態に係る電子装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。電子装置100は、処理部(プロセッサ)101、タッチパネル102、記憶部104、記憶部104に記憶されたプログラム106、通信部108、及び、これらの各構成部品を接続するバス110を備える。タッチパネル102は、プレイヤの指等が接触または近接したことを検知するタッチセンサ112と、このタッチセンサ112の領域に重畳して配置されたディスプレイ114とを含む。
タッチパネル102は電子装置100において実行されるプログラムによって出力される画像を表示するとともに、タッチパネル102上へのプレイヤの接触(タッチ)に基づいて入力を受け付ける。本明細書において、単に「接触」または「タッチ」という場合、接触または近接を含むタッチセンサ112により検知可能なタッチ操作を示す。本実施形態においてはタッチセンサ112とディスプレイ114とは重畳しているため、タッチセンサ112への接触位置とディスプレイ114への接触位置とは平面上一致する。
記憶部104は不揮発性メモリや揮発性メモリ、ハードディスク等の情報を格納できるものであればいかなるものであってもよい。プログラム106は、電子装置100において実行されることにより、電子装置100に本発明のための処理を実行させる。通信部108は、無線通信やイーサネット(登録商標)ケーブル、USBケーブル等を用いた有線通信を行う。通信部108を介して、プログラムをサーバからダウンロードして、記憶部104に格納してもよい。CD/DVD等の光学ディスクにプログラムを格納し、通信部108に光学ドライブを接続して、光学ディスクからプログラム等を読み込んで記憶部104に格納してもよい。また、通信部108を介してサーバと通信して、オンラインゲームを実行することもできる。
図2は、本実施形態に係る電子装置100の機能ブロック図を示す。電子装置100は、制御部201と、タッチパネル202と、記憶部204と、通信部208と、これらの各機能部を接続するバス210を備える。タッチパネル202はゲームにおける入出力機能を有し、プレイヤからの操作入力のための接触を検知するとともに、ゲームの実行画面を表示する。
制御部201は、タッチパネル202がプレイヤによるタッチパネル202上への接触を検知したときに、この検出された接触の接触位置をタッチパネル202の座標平面上の第1の座標軸座標及び第2の座標軸座標によって表現される座標として検出する。例えば、図3に示すように、電子装置300において、第1の座標軸は略長方形であるタッチパネル307の短辺と平行な横軸(x軸)であり、第2の座標軸はタッチパネル307の長辺と平行な縦軸(y軸)であり、接触位置は座標(x,y)として表される。例えばタッチパネル307の検出精度が640ドット×1,136ドットである場合は、横軸方向に640ドット、縦軸方向に1,136ドットの分解能を有することができる。この場合のドットは1つの点であってもよいし、一定の領域(セル)であっても構わない。ただしドット間の距離は、通常タッチパネル(電子装置)毎に異なることに注意が必要である。なお図3に示す座標設定は一例であり、座標軸はプログラムにより設定することもできる。また極座標を設定することもできるし、座標変換により他の座標系を設定することもできる。
さらに制御部201は、タッチパネル202上に第1の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報及び第2の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報を表示するとともに、第1の方向への移動制御実行による移動制御開始に対応する第1の移動制御開始領域及び第2の方向への移動制御実行による移動制御開始に対応する第2の移動制御開始領域をタッチパネル202上に設定する。第1の移動制御開始領域の座標範囲内に第1の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報が表示される領域の少なくとも一部を含み、第2の移動制御開始領域の座標範囲内に第2の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報が表示される領域の少なくとも一部を含む。ここでいう座標範囲とはタッチパネル上の平面座標における座標範囲である。プレイヤによるタッチパネルへの接触が検出された場合、検出された接触位置が、第1及び第2の移動制御開始領域のいずれか一方の移動制御開始領域の座標範囲内にあるかを判定する。接触位置が一方の移動制御開始領域の座標範囲内であると判定された場合には、プレイヤがコントロールするゲームのキャラクタに対して、その接触位置がその座標範囲内であると判定された移動制御開始領域に対応する移動制御を実行して移動制御を開始する。
次に、この接触が継続しているか否か判定し、接触が継続していると判定された場合には、この継続している接触の接触位置として更に検出された接触位置によって接触位置を更新する。この更新された接触位置の第1の座標軸座標が所定の閾値以上であるか否かを判定し、更新された接触位置の第1の座標軸座標が所定の閾値以上であると判定された場合には、キャラクタに対して第1の方向への移動制御を実行する。第1の移動制御開始領域の座標範囲内の第1の座標軸座標の各々は当該所定の閾値以上である。更新された接触位置の第1の座標軸座標が所定の閾値以上ではないと判定された場合には、キャラクタに対して第2の方向への移動制御を実行する。
記憶部204はデータ等を記憶する機能を有する。通信部208は他の装置との情報の送受信を行う機能を有する。本実施形態においては、図1に記載されたハードウェア構成においてプログラム106が実行されることにより、これらの機能が実現されるが、各機能を実現するための電子回路等を構成することによりハードウェアによっても実現できる。
次に、本実施形態における電子装置100の動作について図4に示したフローチャートを用いて説明する。まず、本実施形態においては、タッチパネル202上に第1の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報及び第2の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報を表示するとともに(S401)、第1の方向への移動制御実行による移動制御開始に対応する第1の移動制御開始領域及び第2の方向への移動制御実行による移動制御開始に対応する第2の移動制御開始領域を前記タッチパネルの座標平面に設定する(S402)。第1の移動制御開始領域は第1の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報が表示される領域の少なくとも一部を含み、第2の移動制御開始領域は第1の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報が表示される領域の少なくとも一部を含む。第1及び第2の移動制御開始領域は、タッチパネル上に表示されてもよいし、されなくてもよい。
タッチパネル202に表示されるゲーム画面の一例を図5に示す。ゲーム画面上にはプレイヤの操作対象であるキャラクタ541が表示されるとともに、キャラクタ541に対する左方向への移動制御実行による移動制御開始を示す画像542、右方向への移動制御実行による移動制御開始を示す画像543、ジャンプ制御を示す画像544、及び攻撃制御を示す画像545が表示されている。それぞれの画像542〜545は、物理的なゲームコントローラにおける各種ボタンを画像(ソフトウェア)で表現したものである。
また、各制御を示す画像542〜545に対応して、プレイヤによるタッチ操作を受け付け可能な領域542a〜545aが設けられている。ここでは、領域542a〜545aは、画像542〜545をそれぞれ内包するように画像よりも大きく、かつ、互いに重ならないよう設定されているので、プレイヤが画像542〜545のいずれかをタッチしようとすれば、自ずと領域542a〜545aをタッチすることになる。本実施形態においては、説明のためにこれらの領域を図5の鎖線で示された領域として表現するが、実際のタッチパネル上においては、プレイヤには不可視の領域である。
本実施形態においては、右方向への移動制御実行による移動制御開始を示す画像543を第1の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報とし、左方向への移動制御実行による移動制御開始を示す画像542を第2の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報とする。また、キャラクタの移動制御の開始に対応する領域を移動制御開始領域とし、それ以外の制御に対応する領域を非移動制御開始領域とする。すなわち、右方向への移動制御実行による移動制御の開始に対応する領域543aが第1の移動制御開始領域であり、左方向への移動制御実行による移動制御の開始に対応する領域542aが第2の移動制御開始領域である。右方向への移動制御に対応する領域543aがプレイヤによってタッチされると、キャラクタに対して右方向への移動制御を実行して移動制御を開始し、左方向への移動制御に対応する領域542aがタッチされると、左方向への移動制御を実行して移動制御を開始する。そして、ジャンプ制御、攻撃制御に対応する領域544a及び545aが非移動制御開始領域である。
なお、本実施形態においては、領域542a〜545aは、画像542〜545よりも大きな範囲を占めているが、この範囲の大きさは必ずしも各画像よりも大きい必要はなく、本発明においては、各画像の少なくとも一部を占める領域であればよい。
また、本実施形態においては、領域542a〜545aは四角形で設定されているが、必ずしも四角形である必要はなく、本発明においては、円形、楕円形、または四角形以外の多角形であってもよい。
また、本実施形態においては、領域542a〜545aは不可視の領域として設定されているが、本発明においては、可視の領域が設定されてもよい。可視の領域として設定される場合は、タッチパネル202が各領域を画像として表示する。各領域を示す画像と各制御を示す画像とを一体のものとして表示してもよい。
タッチパネル202はプレイヤによるタッチパネル202への接触があるかどうかを繰り返し判定し(S404)、接触が検出されると、制御部201は、その接触位置をタッチパネルの座標平面上の第1及び第2の座標軸座標として表現される座標として検出する(S406)。そして、検出されたプレイヤによる接触の接触位置が、第1及び第2の移動制御開始領域のいずれか一方の移動制御開始領域の座標範囲内であるかを判定する(S408)。接触位置が一方の移動制御開始領域の座標範囲内であると判定された場合には、プレイヤがコントロールするゲームのキャラクタに対して前記一方の移動制御開始領域に対応する移動制御を実行して移動制御を開始する(S410)。すなわち、プレイヤが、いずれかの移動制御開始領域へタッチしたかを検出し、移動制御開始領域へのタッチがなされたと判定されれば、その移動制御開始領域に対応する移動制御のための操作入力がなされたとみなして、キャラクタに対してその移動制御を実行して移動制御が開始される。接触位置が移動制御開始領域内でなければ、移動制御は開始されず、新たな接触位置についても同様の処理を行うためにS404へ戻る。
本実施形態では、第1の移動制御開始領域は右移動制御開始領域543aであり、第2の移動制御開始領域は左移動制御開始領域542aであるから、プレイヤによる接触の接触位置がこれらの領域のいずれか一方の座標範囲内にあるか否かを判定する。そして、移動制御がまだ開始されていない状態でいずれかの制御開始領域へのプレイヤの接触が検出された場合には、キャラクタ541に対してその領域が対応付けられた移動制御実行により移動制御を開始し、ゲームの内部状態及びタッチパネル202の表示を更新する。
例えば、図6に示すように、移動制御がまだ開始されていない状態でプレイヤの指550が右移動制御開始領域543aの座標範囲内に接触した場合には、プレイヤの接触位置が右移動制御開始領域543aの座標範囲内であると判定され、右移動制御開始領域543aが対応付けられている右方向への移動制御実行による移動制御開始のための操作入力があったとして、キャラクタ541に対して右方向への移動制御を実行して移動制御を開始し、キャラクタ541は右方向へ移動する。一方、移動制御がまだ開始されていない状態で指550が左移動制御開始領域543aに接触した場合には、キャラクタ541に対して左方向への移動制御が実行されて移動制御が開始される。
また、非移動制御開始領域544aはジャンプ制御に、非移動制御開始領域545aは攻撃制御に対応付けられており、これらの領域に指550が接触した場合にはこれらの対応する非移動制御が実行される。
図6に示すように、ゲームのキャラクタ541、このキャラクタへの制御内容毎の領域を示す画像等をタッチパネル202に表示する他に、キャラクタ541への移動制御を実行している間は、移動制御を実行中であること及び制御内容を示す画像546を表示してもよい。右移動操作を実行している間に表示される画像546には、一般的に右方向を示すような画像が選択されることが望ましい。また、画像546を、検出された接触位置から所定距離だけ離れた位置で、プレイヤから視認しやすい位置に表示することにより、指のようなある程度の幅があるものでタッチパネル202をタッチしていても、プレイヤは画像546を視認可能となる。例えば、接触位置の斜め上方向に所定距離だけ離した位置に表示することにより、プレイヤは自分の指によって遮られることなく画像546を視認できるため、現在実行されている移動制御の種類、すなわち現在入力されている操作を確認することができる。
また、画像546の種類は、実行されている移動制御の種類によって切り替えられる。すなわち、キャラクタ541の右への移動制御の実行に対応した画像546には、右方向を示すような画像が選択され、左への移動制御の実行に対応した画像546は、左方向を示すような画像が選択される。ただし、画像546が操作入力の種類によって切り替えられることは、本発明を実施する上での一つの形態であり、操作を受け付け中であることのみを示す単一の画像が選択されてもよい。
次に、制御部201は、プレイヤによるタッチパネル202への接触が継続しているか否か判定する(S412)。そして、プレイヤ(例えば、指550)の接触が継続していると判定された場合には、接触位置として新たに検出された接触位置によって接触位置を更新する(S414)。そして、更新された接触位置の第1の座標軸座標が所定の閾値以上であるか否かを判定する(S416)。第1の移動制御開始領域の座標範囲内の第1の座標軸座標の各々は当該所定の閾値以上である。更新された接触位置の第1の座標軸座標が所定の閾値以上であると判定された場合には、キャラクタに対して第1の方向(本実施形態では右)への移動制御を実行し(S418)、所定の閾値以上ではないと判定された場合には、第2の方向(本実施形態では左)への移動制御を実行する(S420)。そして、接触が継続しているか否かの判定処理(S412)に戻り、接触が継続されている限りは、キャラクタ541への移動制御の実行が継続し、且つS412〜S420の処理を繰り返す。接触が継続していないと判定された場合には、さらなる移動制御が実行されず、移動制御が終了され、接触検出のための処理へ戻る(S404)。
図7は、本実施形態に係るタッチパネル202における接触が継続され、操作入力が継続中であるときの画面表示例を示す図である。この例では、第1の座標軸座標をx座標(横座標)とし、所定の閾値をKとし、線747はx=Kを満たす線(閾値線)を示す。ここで線747は、本実施形態における座標の閾値を説明するための概念として示したものであり、実際にはタッチパネル202に線747が表示される必要はない。ただし、必要に応じて線747を表示するような構成としてもよい。
右移動制御開始領域543aの座標範囲は閾値線747上から右側であるから、この座標範囲に含まれるすべての点のx座標は閾値K以上である。閾値線747を境界線と考え、本実施形態では、右移動及び左移動に対応して、タッチパネル202は、左右2つの部分に分割すると考えることもできる。操作入力の種類、すなわち移動指示の方向それぞれに対応して、一または複数の閾値線によりタッチパネル202を分割してもよい。例えば、第1の座標軸座標をy座標(縦座標)とすれば、上下方向への移動制御に対応させることが可能であることは当業者には明らかである。
タッチパネル202によるプレイヤの接触の検出が途切れずに継続している間は、その接触位置を繰り返し検出し、新たに検出された接触位置をこの接触の現在の接触位置として更新し続ける。そして、更新された接触位置のx座標が所定の閾値K以上であるかを判定する。すなわち、新たに検出された接触位置が閾値線747上から右側である場合には、接触位置が閾値K以上であることを意味し、第1の移動制御である右方向への移動制御をキャラクタ541に対して実行する。更新された接触位置が閾値線747より左側である場合には、接触位置が閾値K未満であることを意味し、第2の移動制御である左方向への移動制御をキャラクタ541に対して実行する。そして、ゲームの内部状態及びタッチパネル202の表示を更新する。
図7に示す例では、右移動制御開始領域543aに対する指550の接触が検知されて、キャラクタ541の右移動の操作入力が受け付けられた図6の状態の後、この指550が接触したまま接触位置がタッチパネル202上を移動している。指550の接触が継続しているため、キャラクタ541への移動操作入力の受け付け、すなわち移動制御は継続され、その指示の判定は、接触位置のx座標が閾値以上であるか否かによって行われる。指550が閾値線747の右側をタッチし続けている間は、右方向への移動制御が継続され、キャラクタ541は右方向へ移動を続ける。
第1の移動制御開始領域の座標範囲内の第1の座標軸座標の各々は所定の閾値以上であるため、プレイヤは移動制御を開始した後、その接触位置近辺への接触を継続した場合に、移動操作入力の判定方法が変化したことを意識することなく、移動操作入力を継続することができる。すなわち、上述の例においては、第1の移動制御開始領域たる右移動制御開始領域543aは閾値線747の右側であるから、右移動制御開始領域543aにタッチして、キャラクタ541の右方向への移動制御を実行して移動制御を開始させたプレイヤが、右移動操作の入力の継続を意図して、そのまま右移動制御開始領域543aをタッチし続ければ、操作入力の判定方法が切り替わっているにもかかわらず、これを意識することなく右移動操作入力を継続して行うことができる。
次に、図8に示すように、指550が閾値線747を越えて左側へ移動すると、接触位置のx座標が閾値K未満となるため、キャラクタ541に対する移動制御の移動方向が左方向へ切り替わる。さらに、右移動の操作入力を受け付けていることを示す画像546は、左移動の操作入力を受け付けていることを示す画像546aに切り替わり、接触位置の移動に追随して表示位置が移動する。タッチパネル202は、接触位置に対する所定の相対位置に、操作入力の受け付け中であることを示す画像を表示することにより、プレイヤに対して、操作入力が継続して受け付けられていることを提示する。
移動制御開始領域542a,543aは、それぞれ画像542,543を含んでいるため、プレイヤは、移動操作入力開始時に画像542,543を目視しながら所望の方向に対応する画像の上をタッチした瞬間、及び画像542,543の上をタッチしている間は、自分がキャラクタ541への移動指示をしていることを容易に認識することができる。さらに、本発明においては、キャラクタ541を移動させるための操作入力が一旦受け付けられた後、すなわちキャラクタ541に対する第1の方向または第2の方向への移動制御実行により移動制御が開始された後、プレイヤが画像542,543の上をタッチしているか否かによらずタッチパネルへの接触をしているだけで移動操作入力の受け付けを継続することが可能になる。この間においては、接触位置の移動に追従して、この接触位置から所定距離だけ離れた位置でプレイヤから視認しやすい位置に画像546または546aを表示し続けることにより、たとえ画像542,543から離れた位置をタッチしていたとしても操作入力が正しく受け付けられていることを認識可能にできる。
このような制御方法とすることにより、プレイヤの操作性を向上することができる。すなわち、タッチパネル全体のように広範な範囲が移動制御開始領域とされる場合には、意図しないタッチにより、意図しない移動制御が実行される場合がある。これに対して、本実施形態においては、移動制御開始時においては、移動制御実行による移動制御開始を示す情報が表示されている領域を含む所定の領域をタッチした場合のみ、移動制御が実行される。このような移動制御開始領域へのタッチは、対応する移動制御の操作入力を意図するものである可能性が高く、意図しない移動制御が実行されることを効果的に防止することができる。そして、移動制御が開始された後、その接触が継続している間は、移動制御を継続する意図は明確であると考えられる。この場合には、継続する接触の接触位置の一方の座標軸座標が所定の閾値以上であるか否かにもとづいて実行されるべき移動制御を決定することにより、意図せずに所定の移動制御開始領域から接触位置が出てしまった場合や、手で覆われた画面表示を見るために意図的に指を動かした場合等であっても、操作入力を継続することを可能とする。さらに、タッチし直すことなく接触状態を継続したまま接触位置の移動のみによってキャラクタの移動方向を切り替えることもできる。したがって、タッチパネルに対する入力の操作性が向上する。また、プレイヤはキャラクタの移動を一旦開始した後は擬似的なコントローラを注視し続ける必要がなく、ゲームへの没入感を高めることができる。
検出された接触が継続していると判定された場合には、更新された接触位置が第1及び第2の移動制御開始領域のいずれか一方の移動制御開始領域の座標範囲内であるかを判定するステップは実行しなくともよい。一旦、移動制御開始領域への接触が検出されて、対応する移動制御実行により移動制御が開始された後は、プレイヤによるキャラクタへの移動操作の入力方向の判定は、接触位置の第1の座標軸座標が閾値以上であるか否かによって判断すれば足りる。そのため、移動制御開始領域の座標範囲内への接触が行われたか否かに基づく、移動操作の判定を行う必要は必ずしもない。これにより、電子装置100は、利便性を損なうことなく処理負荷を低減できる。
ここで、キャラクタの移動方向を切り替えるための第1の座標軸座標の閾値は、固定の値に限定されなくてもよい。例えば、制御部201は、実行された移動制御の方向や接触位置に基づいて閾値を変更してもよい。
図9は、本実施形態に係るゲームのキャラクタの移動方向を切り替えるための閾値の変更方法の一例を示す図である。
この例では、左移動から右移動へ切り替える場合の閾値線947aと、右移動から左移動へ切り替えるための閾値線947bとを異なるものとする。すなわち、左移動への操作入力が受け付けられ、実行されている間には、閾値線947aとなるように閾値を変更する。具体的には、閾値線947aが、左移動を指示するための画像542と右移動を指示するための画像543との間であり、かつ、画像542と画像543の間の中央よりも左よりになるように閾値が変更される。これにより、プレイヤは、左移動を指示するために画像542をタッチした後、画像543まで接触位置を移動させることなく、即座に、かつ、容易に右移動の指示に切り替えることができる。一方、右移動への操作入力が受け付け、実行されている間には、閾値線947bとなるように閾値を変更する。具体的には、閾値線947bが、左移動制御を示す画像542と右移動制御を示す画像543との間であり、かつ、画像542と画像543の間の中央よりも右よりになるように、閾値を変更する。
本実施形態では、閾値線947aと947bとの間に接触している場合には、閾値を変更しないようにする。例えば、接触位置が閾値線947aを左側から右側へ越えることで、左移動から右移動へ切り替えた後、閾値線947bを越えるまでは、閾値を変更しないようにする。すなわち、右方向への移動制御を実行していて、閾値線947aと947bとの間に接触位置があるときは、閾値線947aが右移動から左移動へ切り替えるための閾値を示すものとなる。右移動から左移動へ切り替えた後、左方向への移動制御を実行していて、閾値線947aと947bとの間に接触位置があるときは、閾値線947bを左移動から右移動への切り替えのための閾値を示すものとする。
さらに、プレイヤの接触位置に基づいて、右移動から左移動へ切り替えるための閾値線を閾値線947cとすることも考えられる。例えば、接触位置が閾値線947aの左側から右側へ移動し、閾値線947aと閾値線947bとの間にあるときは、右移動から左移動への切り替えのための閾値を閾値線947cとなるように変更する。前述のように、左移動への切り替えを閾値線947aで行ってもよいが、接触位置の移動距離が短くなり過ぎるおそれがある場合には、左移動への切り替えのための閾値線947cを画像542と閾値線947aとの間とすることにより、適度な移動距離を確保することができる。同様に、左移動から右移動へ切り替えるための閾値線を画像543と閾値線947bとの間の閾値線947dとなるように閾値を変更することもできる。なお、これらの閾値線947a〜947dは、接触位置の座標及び移動方向に応じて動的に変更されてもよい。また、これらの閾値線が移動制御開始領域542a及び543aを越えることがあってもかまわない。
このように、実行された移動制御の移動方向や接触位置に応じて、閾値を変更することにより、キャラクタの移動方向の切り替えを、閾値が固定されている場合に比べて少ない指の移動距離で感覚的に操作できる。
さらに、タッチパネル202は2以上の接触を実質的に同時に検出してもよい。この場合には、検出された接触が継続していると判定された場合に、更新された接触位置が、タッチパネル上に設定表示された非移動制御開始領域の座標範囲内であるかを判定するステップは実行させないが、移動制御を実行させた継続した接触とは異なる他の検出された接触の接触位置が、非移動制御開始領域の座標範囲内であるかを判定するステップは実行させることができる。
例えば、図10に示すようにプレイヤが左手の指1050によって右方向への移動制御実行による移動制御開始に対応する移動制御開始領域1043aをタッチした後、このタッチが継続している間は、この指1050による継続接触が、非移動制御開始領域であるジャンプ制御領域1044a及び攻撃制御領域1045aの座標範囲内であるか否かは判定しない。したがって、指1050がこれらの非移動制御開始領域の座標範囲内に接触したとしても、キャラクタ1041に対するジャンプ制御や攻撃動作のための制御は実行されない。
一方、本実施形態においては、タッチパネル202は、移動制御のために使用されている左手の指1050による接触が継続している間に、右手の指1060による接触も同時に検出することができる。そして、この指1060の接触位置が非移動制御開始領域1044a及び1045aの座標範囲内であるかを判定し、その座標範囲内に指1060の接触位置があると判定された非移動制御開始領域に対応する非移動制御が実行される。例えば、ジャンプ制御領域1044aの座標範囲内に指1060の接触位置がある場合には、キャラクタ1041に対してジャンプ制御が実行される。ここでは右手と左手の指を例にとって説明したが、片方の手の異なる指であっても同様である。
このような制御方法とすることにより、移動操作入力を意図したプレイヤの指の継続した接触が、意図せずに非移動制御開始領域に接触してしまった場合であっても、この接触によって非移動制御が実行されることはない。この継続した接触は移動制御のための意図された接触であるため、この継続接触による非移動制御開始領域への接触は、非移動操作を意図する接触ではないと考えられる。一方、非移動制御を意図した別の指による非移動制御開始領域に対する接触によって非移動制御を実行することが可能となる。このため、プレイヤによる移動操作の操作性を高めると同時に、意図された非移動操作入力を受け付け、意図しない非移動操作入力を防止することが可能となる。
本実施形態では、キャラクタの移動方向を左右の2方向として説明したが、方向及び数はこれに限られない。例えば上下の2方向とする場合には、第1の座標軸座標をy座標としてこれに対する所定の閾値を用いることで同様に制御可能である。さらに、3方向以上の移動を切り替える場合にも、タッチパネル202のエリアを対応する数に分割するように複数の閾値を用いればよい。
以上に説明した処理または動作において、矛盾が生じない限りにおいて、処理または動作を自由に変更することができる。また以上に説明してきた各実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない限り、種々の形態で実施することができる。また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
100 電子装置
101 処理部
102 タッチパネル
104 記憶部
106 プログラム
108 通信部
110 バス
112 タッチセンサ
114 ディスプレイ
201 制御部
202 タッチパネル
204 記憶部
208 通信部
210 バス
300 電子装置
307 タッチパネル
541 キャラクタ
542 左方向への移動制御実行による移動制御開始を示す画像
542a 左移動制御開始領域
543 右方向への移動制御実行による移動制御開始を示す画像
543a 右移動制御開始領域
544 ジャンプ制御を示す画像
544a ジャンプ制御領域
545 攻撃制御を示す画像
545a 攻撃制御領域
546 右移動操作入力受付画像
546a 左移動操作入力受付画像
550 プレイヤの指
747 閾値線
947a 閾値線
947b 閾値線
947c 閾値線
947d 閾値線
1041 キャラクタ
1043a 右移動制御開始領域
1044 ジャンプ制御を示す画像
1044a ジャンプ制御領域
1045 攻撃制御を示す画像
1045a 攻撃制御領域
1046a 左移動操作入力受付画像
1047 閾値線
1050 プレイヤの左手指
1060 プレイヤの右手指

Claims (8)

  1. タッチパネルを有する電子装置において実行されるゲームのためのプログラムであって、前記電子装置は、前記タッチパネル上へのプレイヤによる接触の接触位置を前記タッチパネルの座標平面上の第1及び第2の座標軸座標として表現される座標として検出するものであり、
    前記プログラムは、前記電子装置に、
    前記タッチパネル上に第1の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報及び第2の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報を表示するステップと、
    前記第1の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報が表示される領域の少なくとも一部を含み、前記第1の方向への移動制御実行による移動制御開始に対応する第1の移動制御開始領域及び前記第2の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報が表示される領域の少なくとも一部を含み、前記第2の方向への移動制御実行による移動制御開始に対応する第2の移動制御開始領域を前記タッチパネル上に設定するステップと、
    前記プレイヤによる接触が検出された場合、検出された接触位置が、前記第1及び第2の移動制御開始領域のいずれか一方の移動制御開始領域の座標範囲内であるかを判定するステップと、
    前記接触位置が一方の移動制御開始領域の座標範囲内であると判定された場合には、
    前記プレイヤがコントロールするゲームのキャラクタに対して前記一方の移動制御開始領域に対応する移動制御実行により移動制御を開始するステップと、
    前記接触が継続しているか否か判定するステップと、
    前記接触が継続していると判定された場合には、
    前記接触の接触位置として更に検出された接触位置によって接触位置を更新するステップと、
    前記更新された接触位置の第1の座標軸座標が所定の閾値以上であるか否かを判定するステップであって、前記第1の移動制御開始領域の座標範囲内の第1の座標軸座標の各々は当該所定の閾値以上である、ステップと、
    前記更新された接触位置の第1の座標軸座標が前記所定の閾値以上であると判定された場合には、前記キャラクタに対して前記第1の方向への移動制御を実行するステップと、
    前記更新された接触位置の第1の座標軸座標が前記所定の閾値以上ではないと判定された場合には、前記キャラクタに対して前記第2の方向への移動制御を実行するステップと、
    を実行させるプログラム。
  2. 前記検出された接触が継続していると判定された場合には、前記更新された接触位置が第1及び第2の移動制御開始領域のいずれか一方の移動制御開始領域の座標範囲内であるかを判定するステップは前記電子装置に実行させない、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記更新された接触位置及び実行された移動制御の方向に基づいて前記所定の閾値が変更される、
    請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 前記第1の移動制御開始領域の座標範囲内の第1の座標軸座標の少なくとも1つは、前記変更された所定の閾値より小さい、請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記タッチパネルは2以上の接触を検出することができ、
    前記プログラムは、前記電子装置に、前記検出された接触が継続していると判定された場合に、前記更新された接触位置が、タッチパネル上に設定された非移動制御開始領域の座標範囲内であるかを判定するステップは実行させないが、前記継続した接触とは異なる他の検出された接触の接触位置が、前記非移動制御開始領域の座標範囲内であるかを判定するステップは実行させる、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のプログラム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  7. タッチパネル及び制御部を有する電子装置であって、
    前記制御部は、
    前記プレイヤによる前記タッチパネル上への接触の接触位置を前記タッチパネル上の座標平面上の第1の座標軸座標及び第2の座標軸座標によって表現される座標として検出するものであり、
    前記タッチパネル上に、ゲームのプレイヤがコントロールするキャラクタに対する第1の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報及び第2の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報を表示し、
    前記第1の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報が表示される領域の少なくとも一部を含み、前記第1の方向への移動制御実行による移動制御開始に対応する第1の移動制御開始領域及び前記第2の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報が表示される領域の少なくとも一部を含み、前記第2の方向への移動制御に対応する第2の移動制御開始領域を前記タッチパネル上に設定し、
    前記プレイヤによる接触が検出された場合、検出された接触位置が、前記第1及び第2の移動制御開始領域のいずれか一方の移動制御開始領域の座標範囲内であるかを判定し、
    前記接触位置が一方の移動制御開始領域の座標範囲内であると判定された場合には、
    前記プレイヤがコントロールするゲームのキャラクタに対して前記一方の移動制御開始領域に対応する移動制御実行により移動制御を開始し、
    前記接触が継続しているか否か判定し、
    前記接触が継続していると判定された場合には、
    前記接触の接触位置として更に検出された接触位置によって接触位置を更新し、
    前記更新された接触位置の第1の座標軸座標が所定の閾値以上であるか否かを判定し、
    前記更新された接触位置の第1の座標軸座標が前記所定の閾値以上であると判定された場合には、前記キャラクタに対して前記第1の方向への移動制御を実行し、
    前記更新された接触位置の第1の座標軸座標が前記所定の閾値以上ではないと判定された場合には、前記キャラクタに対して前記第2の方向への移動制御を実行し、
    前記第1の移動制御開始領域の座標範囲内の第1の座標軸座標の各々は前記所定の閾値以上である、
    電子装置。
  8. タッチパネルを有する電子装置において実行されるゲームのための方法であって、前記電子装置は、前記タッチパネル上へのプレイヤによる接触の接触位置を前記タッチパネルの座標平面上の第1及び第2の座標軸座標として表現される座標として検出するものであり、
    前記電子装置が、
    前記タッチパネル上に第1の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報及び第2の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報を表示するステップと、
    前記第1の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報が表示される領域の少なくとも一部を含み、前記第1の方向への移動制御実行による移動制御開始に対応する第1の移動制御開始領域及び前記第2の方向への移動制御実行による移動制御開始を示す情報が表示される領域の少なくとも一部を含み、前記第2の方向への移動制御実行による移動制御開始に対応する第2の移動制御開始領域を前記タッチパネル上に設定するステップと、
    前記プレイヤによる接触が検出された場合、検出された接触位置が、前記第1及び第2の移動制御開始領域のいずれか一方の移動制御開始領域の座標範囲内であるかを判定するステップと、
    前記接触位置が一方の移動制御開始領域の座標範囲内であると判定された場合には、
    前記プレイヤがコントロールするゲームのキャラクタに対して前記一方の移動制御開始領域に対応する移動制御実行により移動制御を開始するステップと、
    前記接触が継続しているか否か判定するステップと、
    前記接触が継続していると判定された場合には、
    前記接触の接触位置として更に検出された接触位置によって接触位置を更新するステップと、
    前記更新された接触位置の第1の座標軸座標が所定の閾値以上であるか否かを判定するステップであって、前記第1の移動制御開始領域の座標範囲内の第1の座標軸座標の各々は当該所定の閾値以上である、ステップと、
    前記更新された接触位置の第1の座標軸座標が前記所定の閾値以上であると判定された場合には、前記キャラクタに対して前記第1の方向への移動制御を実行するステップと、
    前記更新された接触位置の第1の座標軸座標が前記所定の閾値以上ではないと判定された場合には、前記キャラクタに対して前記第2の方向への移動制御を実行するステップと、
    を実行する方法。
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