JP2016116167A - 撮像装置 - Google Patents

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Hokuto Seo
北斗 瀬尾
俊克 堺
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俊克 堺
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Abstract

【課題】複数の視点についての画像と、解像度の高い画像との両方を取得することができる撮像装置を提供する。【解決手段】撮像装置は、第1レンズと、前記第1レンズを透過する光のうちの所定割合の第1透過光を撮像するとともに、前記第1レンズを透過する光のうちの前記第1透過光以外の光を透過する、第1撮像素子と、前記第1撮像素子を透過する第2透過光を透過する第2レンズと、前記第2レンズを透過した前記第2透過光を撮像する第2撮像素子とを含み、前記第2レンズは、前記第2撮像素子に複数の視点像を形成するレンズであり、前記第2撮像素子は、複数の視点についての撮像信号を出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関する。
従来より、異なる視点で撮影された複数のサブ画像を含むライトフィールド画像から再構成画像を生成する画像生成装置において、前記ライトフィールド画像を撮影した際の撮影パラメータを取得するパラメータ取得部と、前記撮影パラメータに基づいて、前記ライトフィールド画像に含まれる前記サブ画像の領域を定めた領域情報を取得する情報取得部と、前記再構成画像を構成する再構成画素と、前記領域情報によって定められたサブ画像の領域にあるサブ画素と、の対応を定義する定義部と、前記再構成画素の画素値を、前記対応するサブ画素の画素値に基づいて決定することにより、前記再構成画像を生成する生成部と、撮影パラメータの条件が対応付けられた複数の領域情報を記憶する記憶部と、を備え、前記情報取得部は、前記記憶部に記憶された複数の領域情報から、前記パラメータ取得部が取得した撮影パラメータに合致する領域情報を取得する、ことを特徴とする画像生成装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特許第5310837号
ところで、従来の画像生成装置では、得られる画像の画素数は、画像生成装置の総画素数を視点数で割った画素数となり、視点数と画素数はトレードオフの関係にあるため、解像度の高い画像を得ることは困難である。
そこで、複数の視点についての画像と、解像度の高い画像との両方を取得することができる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の撮像装置は、第1レンズと、前記第1レンズを透過する光のうちの所定割合の第1透過光を撮像するとともに、前記第1レンズを透過する光のうちの前記第1透過光以外の光を透過する、第1撮像素子と、前記第1撮像素子を透過する第2透過光を透過する第2レンズと、前記第2レンズを透過した前記第2透過光を撮像する第2撮像素子とを含み、前記第2レンズは、前記第2撮像素子に複数の視点像を形成するレンズであり、前記第2撮像素子は、複数の視点についての撮像信号を出力する。
複数の視点についての画像と、解像度の高い画像との両方を取得することができる撮像装置を提供することができる。
実施の形態1の撮像装置100を示す図である。 撮像装置100の動作を説明する図である。 撮像装置100の動作を説明する図である。 撮像素子120とレンズ130の具体例を示す図である。 撮像装置100で得られる画像を示す図である。 実施の形態1の第2変形例による撮像装置100の断面構造を示す図である。 実施の形態2の撮像装置200を示す図である。 実施の形態2の撮像装置200の撮像素子120とレンズ230の具体例を示す図である。
以下、本発明の撮像装置を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1の撮像装置100を示す図である。
撮像装置100は、レンズ110、撮像素子120、レンズ130、及び撮像素子140を含む。図1には、レンズ110、撮像素子120、レンズ130、及び撮像素子140の配置を示すが、実際には、これらは筐体に取り付けられた状態で、図1に示すように配置される。
レンズ110は被写体に最も近い位置に配置され、レンズ110、撮像素子120、レンズ130、及び撮像素子140は、被写体から見てこの順に配置される。
レンズ110は、通常のデジタルスチルカメラやデジタルムービーカメラ、銀塩フィルムカメラ等に使用される通常のレンズ(レンズ群)である。
撮像素子120と撮像素子140は同様の構成を有するため、ここでは、撮像素子120と140をまとめて説明する。
撮像素子120及び140は、光電変換部と、光電変換部を走査し信号を読み出すための信号読み出し回路部とを有する。光電変換部と信号読み出し回路部は、同一平面上に形成してもよく、また、信号読み出し回路部の上に光電変換部を形成してもよい。
撮像素子120の信号読み出し回路部は、ガラス基板上に設けたシリコン(アモルファス、微結晶、又は多結晶のシリコン)薄膜トランジスタ、インジウム-ガリウム-亜鉛-酸化物半導体等の酸化物半導体薄膜トランジスタ等を用いた回路(薄膜材料デバイス研究会編「薄膜トランジスタ」コロナ社、参照)、あるいは、単結晶シリコン層製のMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを備え、トランジスタ部以外の単結晶シリコン層を除去した単層あるいはそれを複数積層した回路を用いることで、信号読み出し回路部が光透過性を有するものである。
なお、撮像素子140の信号読み出し回路部は、撮像素子120の信号読み出し回路部と同様の構成を有するものでよいが、光を透過する機能を有する必要はない。
撮像素子120の光電変換部と、撮像素子140の光電変換部とは、異なる材料で構成され、撮像素子120と撮像素子140とで、光電変換する光の波長範囲が、少なくとも一部の範囲で異なるようにする。
また、撮像素子120及び140は、このような構成の代わりに、撮像素子120の光電変換部と、撮像素子120の光電変換部を構成する材料が同じで、かつ、撮像素子120の光電変換部を構成する材料の厚さが、波長400nm〜700nmの範囲で最大の吸収率を示す波長において、その吸収率が所定割合以下となるようになっていてもよい。所定割合は、例えば、80%である。
撮像素子120及び140の光電変換部には、シリコン(アモルファス又は結晶のシリコン)製のフォトダイオードの他、セレン(アモルファス、微結晶、又は多結晶のセレン)製のフォトダイオード(S. Imura et al., Appl. Phys. Lett. 104, 242101(2014)、参照)や、銅-インジウム-ガリウム-硫黄製フォトダイオード(Kikuchi, K et al., THIN SOLID FILMS 550, 635-637(2014)、参照)、亜鉛フタロシアニンやキナクリドン等の有機材料製フォトダイオードを用いることができる。
以上のような構成により、撮像素子120は、撮像素子140で撮像可能な光の一部を透過する機能を有する。
レンズ130は、ピンホールレンズやマイクロレンズ等を平面状に並べたレンズ群であり、撮像素子120の光入射面(図中左側の面)とは反対側の面(図中右側の面)に形成される。撮像素子120を透過した光は、レンズ130を通過することにより撮像素子140上に複数の視点像を形成する。実施の形態1では、レンズ130がピンホールレンズである形態について説明する。
撮像素子140は、レンズ130のピンホールによって形成される複数の視点像を撮像する。
次に、図2及び図3を用いて、撮像装置100の動作について説明する。図2及び図3は、撮像装置100の動作を説明する図である。図2及び図3では、被写体1を点1〜25に分けて、撮像素子120の画素数が25である場合について説明する。また、レンズ130は、撮像素子120の画素3、8、13、18、23に対応した位置に配置される5つのピンホール131を有する。レンズ130は、5つの視点による画像を撮像素子140に形成するために、5つのピンホール131を有している。
また、レンズ110は、5つの視点による画像を実現するために、5つの領域a〜eが含まれるように設計されている。例えばレンズ110の口径比をF、焦点距離をf、撮像素子120および撮像素子140の画素サイズをp、撮像素子120および撮像素子140間の距離をlとすると、l/Fp>5となるように、レンズ110の口径比Fを定め、撮像素子120をレンズ110の焦点距離の位置fに、撮像素子140を撮像素子120からlだけ離して配置する。
撮像素子120は、1つのレンズ群と1つの撮像デバイスを有する通常のカメラと全く同じ動作をする。
被写体1の点1〜25の像は、撮像素子120の画素1〜25上に投影され、撮像素子120により、点1〜25についての25個の撮像信号が得られる。すなわち、撮像素子120の総画素数に等しい解像度の像が得られる。
また、レンズ130における制限により、撮像素子120の画素3、8、13、18、23を透過した光のみ、すなわち被写体1の点3、8、13、18、23で反射された光のみが撮像素子140に到達する。撮像素子140には、画素3c、3d、3e、8a、8b、8c、8d、8e、13a、13b、13c、13d、13e、18a、18b、18c、18d、18e、23a、23b、23cを示す。
図3には、撮像素子140の動作を説明するために、被写体1の点8から反射された光線のみを示す。被写体1の点8から反射された光は、レンズ110により集光され、撮像素子120の画素8で結像する。
さらに、撮像素子120の画素8で撮像されずに透過した光は、レンズ130を透過して、撮像素子140に到達するが、撮像素子140の画素8aに到達するのは、レンズ110の領域aを通過した光のみである。
同様に、撮像素子140の画素8b、8c、8d、8eには、それぞれレンズ110の領域b、c、d、eを通過した光のみが到達する。
その結果、撮像素子140では、被写体の点3、8、13、18、23で反射された反射光のうち、レンズ110の領域aから見た像3a、8a、13a、18a、23aと、領域bから見た像3b、8b、13b、18b、23bと、領域cから見た像3c、8c、13c、18c、23cと、領域dから見た像3d、8d、13d、18d、23dと、領域eから見た像3e、8e、13e、18e、23eが得られる。
すなわち、撮像素子140では、撮像素子140の総画素数をレンズ130の平面におけるレンズ数(ここでは5個)で割った解像度で、レンズ130の平面におけるレンズ数に相当する視点の複数の視点像が得られる。
図4は、撮像素子120とレンズ130の具体例を示す図である。
撮像素子120として、厚さ200nmの結晶セレンフォトダイオードを光電変換部に、単結晶シリコン層製のMOSトランジスタを備えトランジスタ部以外の単結晶シリコン層を除去した回路を読み出し回路部に採用した。
撮像素子120は、ガラス製支持基板10上に埋め込み酸化膜20を介して、単結晶シリコン層により半導体島領域31が構成されたMOSトランジスタ60によって構成される信号読み出し回路部を有する。より具体的には、MOSトランジスタ60(信号読み出し回路部)は、埋め込み酸化膜20上に形成される絶縁膜22の内部に形成される半導体島領域31及びソース・ドレイン領域32、ゲート絶縁膜21、ゲート電極41、信号読み出し線42、及び絶縁膜23を有する。
撮像素子120は、MOSトランジスタ60(信号読み出し回路部)に接続された画素電極43上に、光電変換膜50、対向電極44を形成して構成される。
ここで、図4に示す形態では、絶縁膜22、23、画素電極43、及び対向電極44を可視光透過率の高い材料で形成した。フォトダイオードの上に一部が開口した金属遮光層をレンズ130として形成した。レンズ130(金属遮光層)の開口部は、ピンホール131であり、レンズ130は、ピンホールレンズを構成する。図4に示す断面構造は、2画素分に相当する。
また、撮像素子140として、単結晶シリコン製の厚さ5μm程度のフォトダイオード及び信号読み出し回路部で構成されたCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)撮像デバイスを採用した。
ここで、撮像素子120に用いた結晶セレンフォトダイオードは、可視域400〜650nmの光を主に吸収して光電変換するが、波長650nmよりも長い波長の光は透過する。一方、撮像素子140に用いた単結晶シリコン製の厚さ5μm程度のフォトダイオードは、可視域400〜700nmの光を吸収して光電変換することが可能である。
そのため、撮像素子120で波長400〜650nmの可視域の光を光電変換し、撮像素子120を透過した波長650〜700nmの可視域の光を撮像素子140で光電変換することができる。
光の入射側から順に、レンズ110、撮像素子120、レンズ130(ピンホールレンズ)、撮像素子140を配置し、また、レンズ130がレンズ110の焦点位置に設置されるよう調整すればよい。
図5は、撮像装置100で得られる画像を示す図である。ここでは、一例として、平仮名の「あ」を撮像装置100で撮影した場合の画像を示す。
図5(A)には、撮像素子120で得られる画像を示す。撮像素子120では、撮像素子120の総画素数に等しい解像度の画像が得られるため、図5(A)に示すように、撮像素子120では、解像度の高い画像が得られる。
また、図5(B)には、撮像素子140で得られる画像を示す。撮像素子140では、撮像素子140の総画素数をレンズ130の平面におけるレンズ数(ここでは5個)で割った解像度で、レンズ130の平面におけるレンズ数に相当する視点の複数の視点像が得られる。
図5(B)には、本来5つの視点に対応して得られる5つの画像のうちの3つを示すが、図5(A)に示す画像に比べると、解像度が低いことがわかる。
以上のように、実施の形態1によれば、複数の視点についての画像(図5(B)参照)と、複数の視点についての画像よりも解像度の高い画像(図5(A)参照)との両方の画像を同時に取得することができる撮像装置100を提供することができる。
なお、以上では、波長400nm〜700nmの波長帯域について説明したが、撮像装置100が分光感度を有する帯域はこのような帯域に限られない。撮像装置100は、さらに広い帯域、さらに短波長側に広がった帯域、さらに長波長側に広がった帯域、あるいは、さらに狭い帯域について、同様に、複数の視点についての画像(図5(B)参照)と、複数の視点についての画像よりも解像度の高い画像(図5(A)参照)との両方の画像を同時に取得することができる。
また、撮像素子120及び140は、次のような形態のものであってもよい。
ここでは、第1変形例として、撮像素子120の光電変換部を厚さ200nmのキナクリドン(有機材料)フォトダイオードに置き換える形態について説明する。撮像素子120に用いた厚さ200nmのキナクリドン(有機材料)フォトダイオードは、波長480〜600nmの緑色光領域の光を主に吸収して光電変換を行い、吸収しない光は透過する。すなわち、キナクリドン(有機材料)フォトダイオードは、波長400〜480nm、600〜700nmの領域の青色光、赤色光を透過する。
一方、撮像素子140に用いた単結晶シリコン製の厚さ5μm程度のフォトダイオードは、可視域400〜700nmの光を吸収して光電変換することが可能である。
そのため、撮像素子120で入射光の緑色領域の光を光電変換し、撮像素子120を透過した青色、赤色領域の光を撮像素子140で光電変換することができる。
光の入射側から順に、レンズ110、撮像素子120、レンズ130(ピンホールレンズ)、撮像素子140を配置し、また、レンズ130がレンズ110の焦点位置に設置されるよう調整すればよい。
この結果、第1変形例によれば、図5に示す画像と同様に、複数の視点についての画像(図5(B)参照)と、複数の視点についての画像よりも解像度の高い画像(図5(A)参照)との両方の画像を同時に取得することができる撮像装置100を提供することができる。
次に、図6を用いて、第2変形例について説明する。
図6は、実施の形態1の第2変形例による撮像装置100の断面構造を示す図である。図6には、2画素分の断面構造図を示す。
第2変形例では、撮像素子120として、厚さ50nmの単結晶シリコンフォトダイオードを光電変換部に、単結晶シリコン層製のMOSトランジスタを備えトランジスタ部以外の単結晶シリコン層を除去した回路を読み出し回路部に採用した。
ここでは、光電変換部と信号読み出し回路部を同一平面上に形成した。撮像素子120はガラス製支持基板10上に埋め込み酸化膜20を介して、単結晶シリコン層により半導体島領域31が形成されたMOSトランジスタ60によって構成される信号読み出し回路部を有し、MOSトランジスタ60(信号読み出し回路部)に接続された光電変換膜50で構成される。
より具体的には、MOSトランジスタ60(信号読み出し回路部)は、埋め込み酸化膜20上に形成される半導体島領域31及びソース・ドレイン領域32、ゲート絶縁膜21、ゲート電極41、信号読み出し線42、及び絶縁膜23を有する。
フォトダイオードの上に、一部が開口した金属遮光層をレンズ130として形成した。レンズ130の開口部は、ピンホール131である。
また、撮像素子140として、単結晶シリコン製の厚さ5μm程度のフォトダイオード及び信号読み出し回路部で構成されるCMOS撮像デバイスを採用した。
ここで、撮像素子120に用いた厚さ50nmの単結晶シリコンフォトダイオードは、可視域400〜700nmのうち、青色領域の光を約10%、緑色領域の光を約5%、赤色領域の光を約2%吸収して光電変換を行い、吸収しない光は透過する。
すなわち、撮像素子120は、青色領域の光の約90%、緑色領域の光の約95%、赤色領域の光の約98%を透過する。
一方、撮像素子140に用いた単結晶シリコン製の厚さ5μm程度のフォトダイオードは、可視域400〜700nmの光を吸収して光電変換することが可能である。
そのため、撮像素子120で入射光の2〜10%の光を光電変換し、撮像素子120を透過した90〜98%の光を撮像素子140で光電変換することができる。
光の入射側から順に、レンズ110、撮像素子120、レンズ130(ピンホールレンズ)、撮像素子140を配置し、また、レンズ130がレンズ110の焦点位置に設置されるよう調整すればよい。
この結果、第2変形例によれば、図5に示す画像と同様に、複数の視点についての画像(図5(B)参照)と、複数の視点についての画像よりも解像度の高い画像(図5(A)参照)との両方の画像を同時に取得することができる撮像装置100を提供することができる。
以上、実施の形態1によれば、簡素な光学系で、撮像装置100の総画素数を視点数で割った画素数の低解像度の多視点画像と、撮像装置100の総画素数に等しい高解像度な1枚の画像とを同時に取得できる。
すなわち、高解像な画像が得られる通常カメラと、多視点カメラ(低解像・多視点)との2つの機能を併せ持つカメラを実現できる。
また、撮像素子140で得られる多視点像から、三角測量の原理で、被写体1までの距離を算出できる。その結果,撮像素子120で得られた高解像度な画像内において,任意の被写体1までの距離を求めることができ、距離情報を含む画像が得られる。
また、低解像度の多視点像内の被写体1と、高解像度画像内の被写体1とを照合することで、多視点像内の被写体1を高解像度化できる。
<実施の形態2>
図7は、実施の形態2の撮像装置200を示す図である。
撮像装置200は、実施の形態1の撮像装置100のレンズ130(ピンホールレンズ)をレンズ230(マイクロレンズ)に置き換えた構成を有する。
レンズ230は、撮像素子120の光入射面(図中左側の面)とは反対側の面(図中右側の面)に形成される。
図7では、被写体1を点1〜25に分けて、撮像素子120の画素数が25である場合について説明する。また、レンズ110を領域a〜eに分けて説明する。また、レンズ230は、図7に示す断面において5つの画素に対応するマイクロレンズ231を有する。
レンズ230を使用する場合には、被写体の点6〜10で反射された光が、それぞれレンズ110の領域a、b、c、d、eを通り、撮像素子120で光電変換されるとともに、一部が撮像素子120を透過し、さらにレンズ230を透過して撮像素子140に入射する。
被写体1の点8で反射された光線に着目すると、被写体1の点8で反射された光は、レンズ110により集光され、撮像素子120の画素8で結像する。そして、撮像素子120の画素8を透過した光は、レンズ230を透過し、撮像素子140上の画素8a、8b、8c、8d、8eに入射する。
図8は、実施の形態2の撮像装置200の撮像素子120とレンズ230の具体例を示す図である。図8には、2画素分の断面構造図を示す。
図8では、撮像素子120として、厚さ80nmの銅−インジウム−ガリウム−硫黄製フォトダイオードを光電変換部に用いるとともに、インジウム−ガリウム−亜鉛酸化物で半導体部が構成される薄膜トランジスタによって構成される回路を読み出し回路部に採用した。
撮像素子120は、ガラス製基板上にインジウム−ガリウムー亜鉛酸化物半導体層により半導体島領域31が形成された薄膜トランジスタ61によって構成される信号読み出し回路部を有する。撮像素子120は、薄膜トランジスタ61(信号読み出し回路)と、その上に形成される光電変換膜50とを含む。
レンズ230としては、撮像素子120の上にマイクロレンズ231をマトリクス上に配置したレンズ群を形成した。
撮像素子140としては、単結晶シリコン製の厚さ5μm程度のフォトダイオード及び信号読み出し回路部で構成されるCMOS撮像デバイスを採用した。
ここで、撮像素子120に用いた厚さ80nmの銅−インジウム−ガリウム−硫黄製フォトダイオードは、可視域400〜700nmの全波長について光を約50%吸収し光電変換を行い、吸収しない光は透過する。すなわち、撮像素子120は、可視光域400〜700nmの全波長について、入射光のうちの約50%を透過する。
撮像素子140に用いた単結晶シリコン製の厚さ5μm程度のフォトダイオードは、可視域400〜700nmの光を吸収して光電変換することが可能である。
このため、撮像素子120で入射光の50%の光を光電変換し、撮像素子120を透過した残りの50%光を撮像素子140で光電変換することができる。
光の入射側から順に、レンズ110、撮像素子120、レンズ230(マイクロレンズ231)、撮像素子140を配置する。また、レンズ230がレンズ110の焦点位置に設置されるとともに、撮像素子140がレンズ230の焦点位置に配置されるよう調整すればよい。
この結果、実施の形態2によれば、図5に示す画像と同様に、複数の視点についての画像(図5(B)参照)と、複数の視点についての画像よりも解像度の高い画像(図5(A)参照)との両方の画像を同時に取得することができる撮像装置200を提供することができる。
以上、実施の形態2によれば、簡素な光学系で、撮像装置200の総画素数を視点数で割った画素数の低解像度の多視点画像と、撮像装置200の総画素数に等しい高解像度な1枚の画像とを同時に取得できる。
以上、本発明の例示的な実施の形態の撮像装置について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
100 撮像装置
110 レンズ
120 撮像素子
130 レンズ
131 ピンホール
140 撮像素子
200 撮像装置
230 レンズ
231 マイクロレンズ

Claims (4)

  1. 被写体で反射される光を透過する第1レンズと、
    前記第1レンズを透過する光のうちの所定割合の第1透過光を撮像するとともに、前記第1レンズを透過する光のうちの前記第1透過光以外の光を透過する、第1撮像素子と、
    前記第1撮像素子を透過する第2透過光を透過する第2レンズと、
    前記第2レンズを透過した前記第2透過光を撮像する第2撮像素子と
    を含み、
    前記第2レンズは、前記第2撮像素子に複数の視点像を形成するレンズであり、前記第2撮像素子は、複数の視点についての撮像信号を出力する、撮像装置。
  2. 前記第1撮像素子の第1光電変換部を構成する材料と、前記第2撮像素子の第2光電変換部を構成する材料とが異なり、前記第1光電変換部と前記第2光電変換部とは、光電変換を行う光の波長範囲が少なくとも一部の範囲で異なる、請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記第1撮像素子の第1光電変換部と、第2撮像素子の第2光電変換部を構成する材料とは同一であり、かつ、前記第1光電変換部の厚さは、最大の吸収率を示す波長において、前記所定割合以下の吸収率を有するように設定される、請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記第1撮像素子は、前記第1レンズの焦点位置の近傍に配置され、前記第2レンズは、前記第1撮像素子の光出射面の近傍に配置される、請求項1乃至3のいずれか一項記載の撮像装置。
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