JP2017134265A - 焦点検出装置、撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】位相検出画素において、感度の最小値を調整することができるようにする。
【解決手段】マイクロレンズを介して入射された光を受光する受光部と、マイクロレンズと受光部との間に設けられ、受光部への光量を制限する遮光膜とを備え、受光部に光を入射させるための遮光膜に設けられている開口部が、2以上ある。また開口部は、主開口部と、主開口部よりも小さく開口している副開口部とから構成されている。本技術は、像面位相差方式でオートフォーカスを実行する撮像装置に適用できる。
【選択図】図12

Description

本技術は、焦点検出装置、撮像装置に関する。詳しくは、位相差検出用画素の特性を、分解能力を低下させることなく調整できる焦点検出装置、撮像装置に関する。
デジタルカメラにおけるオートフォーカス方式には、主に、コントラスト方式と位相差方式がある。コントラスト方式はレンズを動かし、一番コントラストの高いところを焦点が合ったところとする方法である。デジタルカメラの場合、撮像素子の画像の一部を読み出すことでオートフォーカスができ、他にオートフォーカス用の光学系を必要としない。
位相差方式は、いわゆる三角測量の技術を適用した方式であり、異なる2点から同一の被写体を見たときの角度差で距離を求める方式である。位相差方式の場合、レンズの異なる部分を通ってきた光での像、例えばレンズの右側と左側、それぞれの光束が用いられる。位相差方式では、測距することで、ピントの合っている位置まで、レンズをどれだけ動かす必要があるかが求められる。
像面位相差オートフォーカスは、撮像素子を用いて位相差方式でオートフォーカスを行う。撮像素子には、集光用のマイクロレンズが設けられており、このマイクロレンズに入射する光を制限する絞り部材を追加することで位相差オートフォーカス用の撮像素子とすることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−165736号公報
コントラスト方式の場合、一番コントラストの高いところを探し出すために、レンズを前後に動かす必要があるため、焦点が合うまでに時間がかかる場合があった。コントラスト方式に対して位相差方式は、焦点位置を探し出すためにレンズを前後に動かすといった時間は必要ないため、高速なオートフォーカスを実現できる。
しかしながら、像面位相差方式では、マイクロレンズに入射する光を制限する絞り部材、例えば、遮光膜が設けられ、撮像素子に入射される光量が制限されてしまうため、感度が劣化してしまう。すなわち、像面位相差方式では、例えばレンズの右側と左側、それぞれの光束が用いられ、レンズに入射した光の一部が用いられるため、撮像素子に入射される光量が少なくなり、感度が劣化してしまう。
また、像面位相差方式では、例えばレンズの右側と左側、それぞれの光束が用いられるため、レンズの右側を通ってきた光は、右側用の撮像素子に入射され、レンズの左側を通ってきた光は、左側用の撮像素子に入射される必要がある。換言すれば、右側用の撮像素子に、レンズの左側を通ってきた光が入射しないように制御され、左側用の撮像素子に、レンズの右側を通ってきた光が入射しないように制御される必要がある。
特許文献1では、右側用の撮像素子に、レンズの左側を通ってきた光が入射しないように、また、左側用の撮像素子に、レンズの右側を通ってきた光が入射しないように、それぞれ制御するために、反射板を用い、不要な光を反射することが記載されている。しかしながら、特許文献1でも、撮像素子に入射される光量が少なくなり、感度が劣化してしまう。
このように、撮像素子の感度を調整することは困難であった。また、受光角度分布において、出力が高い側の出力を保ったまま、低い側の出力を上げたりするといった出力の調整を行うのは困難であった。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、出力の調整を行え、所望の感度を得られることができるようにするものである。
本技術の一側面の焦点検出装置は、マイクロレンズを介して入射された光を受光する受光部と、前記マイクロレンズと前記受光部との間に設けられ、前記受光部への光量を制限する遮光膜とを備え、前記受光部に光を入射させるための前記遮光膜に設けられている開口部が、2以上ある。
本技術の一側面の撮像装置は、マイクロレンズを介して入射された光を受光する受光部と、前記マイクロレンズと前記受光部との間に設けられ、前記受光部への光量を制限する遮光膜と、前記遮光膜が設けられている第1の受光部からの信号を用いて焦点を検出する検出部と、前記遮光膜が設けられていない第2の受光部から出力される信号に対して信号処理を行う信号処理部とを備え、前記第1の受光部に光を入射させるための前記遮光膜に設けられている開口部が、2以上ある。
本技術の一側面の焦点検出装置においては、マイクロレンズを介して入射された光を受光する受光部と、マイクロレンズと受光部との間に設けられ、受光部への光量を制限する遮光膜とが備えられ、受光部に光を入射させるための遮光膜に設けられている開口部が、2以上ある。
本技術の一側面の撮像装置においては、マイクロレンズを介して入射された光を受光する受光部と、マイクロレンズと受光部との間に設けられ、受光部への光量を制限する遮光膜と、遮光膜が設けられている第1の受光部からの信号を用いて焦点を検出する検出部と、遮光膜が設けられていない第2の受光部から出力される信号に対して信号処理を行う信号処理部とが備えられ、第1の受光部に光を入射させるための遮光膜に設けられている開口部が、2以上ある。
本技術の一側面によれば、出力の調整を行え、所望の感度を得られることができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
撮像装置の構成を示す図である。 撮像素子の構成を示す図である。 半導体パッケージの構成を示す図である。 位相差方式での焦点検出について説明するための図である。 位相差方式での焦点検出について説明するための図である。 焦点検出装置の構成を示す図である。 焦点検出装置の構成を示す図である。 受光角度分布を示す図である。 焦点検出装置の構成を示す図である。 受光角度分布を示す図である。 本技術を適用した第1の実施の形態における焦点検出装置の構成を示す図である。 第1の実施の形態における焦点検出装置の構成を示す図である。 第1の実施の形態における受光角度分布を示す図である。 本技術を適用した第2の実施の形態における焦点検出装置の構成を示す図である。 第2の実施の形態における焦点検出装置の構成を示す図である。 画素の配置について説明するための図である。 出力変動率を表す図である。 撮像素子の使用例について説明するための図である。
以下に、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。
<撮像機器の構成>
以下に説明する本技術は、デジタルカメラなどのオートフォーカス機構に適用できる。またオートフォーカスの方式として、主にコントラスト方式と位相差方式があるが、本技術は、位相差方式に適用でき、以下の説明においては、像面位相差オートフォーカスを例にあげて説明を行う。
像面位相差オートフォーカスは、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置や、携帯電話機などの撮像機能を有する携帯端末装置や、画像読取部に撮像装置を用いる複写機など、画像取込部(光電変換部)に半導体パッケージを用いる電子機器全般に対して適用可能である。
図1は、本技術に係る電子機器、例えば撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、本技術に係る撮像装置10は、レンズ群21等を含む光学系、撮像素子(撮像デバイス)22、DSP(Digital Signal Processor)回路23、フレームメモリ24、表示部25、記録部26、操作部27および電源部28等を有する。そして、DSP回路23、フレームメモリ24、表示部25、記録部26、操作部27および電源部28がバスライン29を介して相互に接続されている。
レンズ群21は、被写体からの入射光(像光)を取り込んで撮像素子22の撮像面上に結像する。撮像素子22は、レンズ群21によって撮像面上に結像された入射光の光量を画素単位で電気信号に変換して画素信号として出力する。
DSP回路23は、撮像素子22からの信号を処理する。例えば、詳細は後述するが、撮像素子22には、焦点を検出するための画素があり、そのような画素からの信号を処理し、焦点を検出する処理を行う。また、撮像素子22には、撮影された被写体の画像を構築するための画素があり、そのような画素からの信号を処理し、フレームメモリ24に展開するといった処理も行う。
表示部25は、液晶表示装置や有機EL(electro luminescence)表示装置等のパネル型表示装置からなり、撮像素子22で撮像された動画または静止画を表示する。記録部26は、撮像素子22で撮像された動画または静止画を、ビデオテープやDVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体に記録する。
操作部27は、ユーザによる操作の下に、本撮像装置が持つ様々な機能について操作指令を発する。電源部28は、DSP回路23、フレームメモリ24、表示部25、記録部26および操作部27の動作電源となる各種の電源を、これら供給対象に対して適宜供給する。
上記の構成の撮像装置は、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ、さらには携帯電話機等のモバイル機器向けカメラモジュールなどの撮像装置として用いることができる。そして、当該撮像装置において、撮像素子22として、以下に説明する位相差検出用画素を含む半導体パッケージを用いることができる。
<撮像素子の構成について>
図2は、撮像素子22の構成を示す図であり、例えばX−Yアドレス方式撮像装置の一種であるCMOSイメージセンサの構成の概略を示すシステム構成図である。ここで、CMOSイメージセンサとは、CMOSプロセスを応用して、または、部分的に使用して作成されたイメージセンサである。
図2のCMOSイメージセンサ100は、図示せぬ半導体基板上に形成された画素アレイ部111と、当該画素アレイ部111と同じ半導体基板上に集積された周辺回路部とを有する構成となっている。周辺回路部は、例えば、垂直駆動部112、カラム処理部113、水平駆動部114およびシステム制御部115から構成されている。
CMOSイメージセンサ100はさらに、信号処理部118およびデータ格納部119を備えている。信号処理部118およびデータ格納部119については、CMOSイメージセンサ100と同じ基板上に搭載しても構わないし、CMOSイメージセンサ100とは別の基板上に配置するようにしても構わない。また、信号処理部118およびデータ格納部119の各処理については、CMOSイメージセンサ100とは別の基板に設けられる外部信号処理部、例えば、DSP(Digital Signal Processor)回路やソフトウエアによる処理でも構わない。
画素アレイ部111は、受光した光量に応じた光電荷を生成しかつ蓄積する光電変換部を有する単位画素(以下、単に「画素」と記述する場合もある)が行方向および列方向に、即ち、行列状に2次元配置された構成となっている。ここで、行方向とは画素行の画素の配列方向(即ち、水平方向)を言い、列方向とは画素列の画素の配列方向(即ち、垂直方向)を言う。
画素アレイ部111において、行列状の画素配列に対して、画素行毎に画素駆動線116が行方向に沿って配線され、画素列毎に垂直信号線117が列方向に沿って配線されている。画素駆動線116は、画素から信号を読み出す際の駆動を行うための駆動信号を伝送する。図1では、画素駆動線116について1本の配線として示しているが、1本に限られるものではない。画素駆動線116の一端は、垂直駆動部112の各行に対応した出力端に接続されている。
垂直駆動部112は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、画素アレイ部111の各画素を全画素同時あるいは行単位等で駆動する。すなわち、垂直駆動部112は、当該垂直駆動部112を制御するシステム制御部115と共に、画素アレイ部111の各画素を駆動する駆動部を構成している。この垂直駆動部112はその具体的な構成については図示を省略するが、一般的に、読出し走査系と掃き出し走査系の2つの走査系を有する構成となっている。
読出し走査系は、単位画素から信号を読み出すために、画素アレイ部111の単位画素を行単位で順に選択走査する。単位画素から読み出される信号はアナログ信号である。掃き出し走査系は、読出し走査系によって読出し走査が行われる読出し行に対して、その読出し走査よりもシャッタスピードの時間分だけ先行して掃き出し走査を行う。
この掃き出し走査系による掃き出し走査により、読出し行の単位画素の光電変換部から不要な電荷が掃き出されることによって当該光電変換部がリセットされる。そして、この掃き出し走査系が不要電荷を掃き出す(リセットする)ことにより、所謂電子シャッタ動作が行われる。ここで、電子シャッタ動作とは、光電変換部の光電荷を捨てて、新たに露光を開始する(光電荷の蓄積を開始する)動作のことを言う。
読出し走査系による読出し動作によって読み出される信号は、その直前の読出し動作または電子シャッタ動作以降に受光した光量に対応するものである。そして、直前の読出し動作による読出しタイミングまたは電子シャッタ動作による掃き出しタイミングから、今回の読出し動作による読出しタイミングまでの期間が、単位画素における光電荷の露光期間となる。
垂直駆動部112によって選択走査された画素行の各単位画素から出力される信号は、画素列毎に垂直信号線117の各々を通してカラム処理部13に入力される。カラム処理部113は、画素アレイ部111の画素列毎に、選択行の各画素から垂直信号線117を通して出力される信号に対して所定の信号処理を行うとともに、信号処理後の画素信号を一時的に保持する。
具体的には、カラム処理部113は、信号処理として少なくとも、ノイズ除去処理、例えばCDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)処理を行う。このカラム処理部113によるCDS処理により、リセットノイズや画素内の増幅トランジスタの閾値ばらつき等の画素固有の固定パターンノイズが除去される。カラム処理部113にノイズ除去処理以外に、例えば、AD(アナログ−デジタル)変換機能を持たせ、アナログの画素信号をデジタル信号に変換して出力することも可能である。
水平駆動部114は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、カラム処理部113の画素列に対応する単位回路を順番に選択する。この水平駆動部114による選択走査により、カラム処理部113において単位回路毎に信号処理された画素信号が順番に出力される。
システム制御部115は、各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータなどによって構成され、当該タイミングジェネレータで生成された各種のタイミングを基に、垂直駆動部112、カラム処理部113、および、水平駆動部114などの駆動制御を行う。
信号処理部118は、少なくとも演算処理機能を有し、カラム処理部113から出力される画素信号に対して演算処理等の種々の信号処理を行う。データ格納部119は、信号処理部118での信号処理に当たって、その処理に必要なデータを一時的に格納する。
図3は、本技術が適用される撮像装置である図2のCMOSイメージセンサ100を構成する半導体パッケージの基本的な構成を模式的に示す断面図である。図3の半導体パッケージ200は、裏面照射型のCMOSイメージセンサを構成している。
図3に示した有効画素領域内の半導体パッケージ200においては、支持基板211の上に、SiO2からなる配線層212が形成され、配線層212の上にシリコン基板213が形成されている。支持基板211は、シリコン、ガラスエポキシ、ガラス、プラスチックなどが用いられる。シリコン基板213の表面には、各画素の光電変換部としての複数のフォトダイオード214(光学素子)が、所定の間隔で形成されている。
シリコン基板213およびフォトダイオード214の上には、SiO2からなる保護膜215が形成されている。保護膜215の上には、隣接する画素への光の漏れ込みを防止するための遮光膜216が、隣接するフォトダイオード214の間に形成されている。なお後述するように、このような隣接する画素への光の漏れ込みを防止するための遮光膜216もあるが、焦点検出用の画素に、余計な光が入射しないようにするための遮光膜216もある。
保護膜215および遮光膜216の上には、カラーフィルタを形成する領域を平坦化するための平坦化膜217が形成されている。平坦化膜217の上には、カラーフィルタ層218が形成されている。カラーフィルタ層218には、複数のカラーフィルタが画素毎に設けられており、各カラーフィルタの色は、例えば、ベイヤ配列に従って並べられている。
カラーフィルタ層218の上には、第1の有機材料層219が形成されている。この第1の有機材料層219は、アクリル系樹脂材料、スチレン系樹脂材料、エポキシ系樹脂材料などが用いられる。第1の有機材料層219の上には、マイクロレンズ220が形成されている。このように、フォトダイオード214を備える複数の層を有する基板上に、マイクロレンズ220が設けられる。マイクロレンズ220には、各画素のフォトダイオード214に光を集めるためのマイクロレンズが画素毎に形成されている。マイクロレンズ220は、無機材料層であり、SiN、SiO、SiOxNy(ただし、0<x≦1、0<y≦1である)が用いられる。
マイクロレンズ220上部には、カバーガラス221が第2の有機材料層222を介して接着されている。カバーガラス221は、ガラスに限らず、樹脂などの透明板が用いられても良い。マイクロレンズ220とカバーガラス221との間に、水分や不純物の浸入を防止するための保護膜が形成されてもよい。第2の有機材料層222は、第1の有機材料層219と同じく、アクリル系樹脂材料、スチレン系樹脂材料、エポキシ系樹脂材料などが用いられる。
なお、図3に示した構成は一例であり、他の構成、例えば、上記した各層だけでなく、他の層が追加されたり、または上記した層のうちのいずれかの層が削除されたりするような構成であっても、以下に説明する本技術は適用できる。
<像面位相差方式によるオートフォーカスについて>
図4は、像面位相差オートフォーカスについて説明するための図である。画素が行列状に2次元配置された画素アレイ部111内の所定数の画素が位相差検出用画素に割り当てられる。位相差検出用画素は、画素アレイ部111内の所定の位置に複数設けられている。
図4に示した位相差検出用画素の構成は、図2、3に示した撮像素子22の一部分であり、位相差検出用画素を含む部分を示した図であり、以下の説明に必要な部分を抽出して図示した図である。以下、位相差検出用画素を含み、焦点検出を行う部分を含む装置を、適宜、焦点検出装置と記述する。
また、位相差検出用画素とは、位相差方式で焦点を検出する際に用いられる画素であるとし、撮像用画素とは、位相差検出用画素とは異なる画素であり、撮像用に用いられる画素であるとする。
図4に示した焦点検出装置は、レンズ群21、マイクロレンズ220−1乃至220−4、遮光膜216−1乃至216−3、およびフォトダイオード214−1乃至214−4から構成されている。
図4に示した撮像素子のうち、フォトダイオード214−2とフォトダイオード214−3は、位相差検出用画素として機能し、オートフォーカス(焦点検出)のための画像信号を取得するために画素とされている。フォトダイオード214−2とフォトダイオード214−3を間に挟む位置に配置されたフォトダイオード214−1とフォトダイオード214−4は、撮像用画素として用いられ、被写体からの光による画像信号を取得するための画素とされている。
フォトダイオード214−1は、マイクロレンズ220−1により集光された被写体からの光を受光し、フォトダイオード214−2は、マイクロレンズ220−2により集光された被写体からの光を受光し、フォトダイオード214−3は、マイクロレンズ220−3により集光された被写体からの光を受光し、フォトダイオード214−4は、マイクロレンズ220−4により集光された被写体からの光を受光するように構成されている。
遮光膜216−1は、マイクロレンズ220−1からの光が、フォトダイオード214−2に入射しないように、またマイクロレンズ220−2からの光が、フォトダイオード214−1に入射しないように設けられている。同様に、遮光膜216−3は、マイクロレンズ220−4からの光が、フォトダイオード214−3に入射しないように、またマイクロレンズ220−3からの光が、フォトダイオード214−4に入射しないように設けられている。
遮光膜216−1と遮光膜216−3は、このように、隣接する画素(フォトダイオード)に対して漏れる光を防ぐために設けられているため、隣接するフォトダイオード214の間に設けられている。このような遮光膜216に対して、遮光膜216−3は、隣接する画素(フォトダイオード)に対して漏れる光を防ぐ役割の他に、光の入射角を選択して受光する機能(以下、分離能力と記述する)実現するための機能も有する。
すなわち、図4に示すように、レンズ群21のA側(図中左側)を通ってきた光は、フォトダイオード214−3に入射され、レンズ群21のB側(図中右側)を通ってきた光は、フォトダイオード214−2に入射されるように、遮光膜216−2は、フォトダイオード214−2のほぼ中央から、フォトダイオード214−3のほぼ中央まで設けられている。
遮光膜216−2があることで、レンズ群21の左部から来る光と右部から来る光を分離して受光することが可能となる。レンズ群21の左部から来る光と右部から来る光を、それぞれフォトダイオード214−2とフォトダイオード214−3で受光することで、図5に示したようにして、フォーカス位置を検出することができる。
すなわち、前ピン時(図5A)や後ピン時(図5C)には、フォトダイオード214−2からの出力とフォトダイオード214−3からの出力が一致(対とされている位相差検出用画素の出力が一致)しないが、合焦時には、フォトダイオード214−2からの出力とフォトダイオード214−3からの出力が一致(対とされている位相差検出用画素の出力が一致)する。前ピンや後ピンであると判断されるときには、レンズ群21を合焦する位置まで移動させることで、焦点の検出が実現される。
このような位相差方式で、合焦位置が検出される場合、比較的高速で焦点位置を検出でき、高速なオートフォーカスを実現できるが、感度の低下が伴う可能性があり、例えば、暗い場所などでは焦点位置が検出しづらい場合がある可能性がある。
図4を再度参照するに、遮光膜216−2は、フォトダイオード214−2の中央部分まで設けられている。フォトダイオード214−1と比較すると、フォトダイオード214−1には、遮光膜はかかっていないが、フォトダイオード214−2には、中央部分まで遮光膜がかかっている状態となっている。フォトダイオード214−1に入射される光の光量とフォトダイオード214−2に入射される光の光量を比較した場合、フォトダイオード214−1の光量の方がフォトダイオード214−2の光量よりも多い。
よって、フォトダイオード214−1の方がフォトダイオード214−2よりも感度が高くなる。上記したように、フォトダイオード214−2の感度は、分離能力を備えるために設けられた遮光膜216−2の影響により、低下してしまう。また、多画素化に伴い、1画素のサイズも縮小される傾向にあり、サイズが縮小されることによる感度の低下もある。このようなことから、フォトダイオード214−2の感度は低下してしまう可能性が高い。このことは、位相差検出用画素としてのフォトダイオード214−3も同様である。
位相差検出用画素は、通常の画素と比較して、遮光による感度が低くなるため、画素サイズの縮小の影響は大きく、焦点位置の検出の精度を下げてしまう可能性がある。小画素化は、分離能力も劣化させる可能性があるため、分離能力がなければ、像面位相差検出による焦点検出を実現できない可能性がある。
ここで、図6を参照する。図6は、位相差検出用画素を上方から見たときの平面図であり、例えば、図4に示した位相差検出用画素を上面から見たときの図である。図6では、1画素を正方形で表し、ここでは、フォトダイオード214を表すとして説明を続ける。図6では、位相差検出用画素のフォトダイオード214−2とフォトダイオード214−3を図示してある。
以下の説明においても、位相差検出用画素が隣り合って設けられている場合を例に挙げて説明するが、位相差検出用画素は、異なる離れた位置に設けられていても良く、離れた位置に設けられているような場合であっても、以下に説明する本技術を適用することはできる。
図6に示した平面図において、フォトダイオード214−2とフォトダイオード214−3の上方には、遮光膜216が、開口部以外の部分に設けられている。図4に示したように、遮光膜216は、画素の断面(側面)から見た場合、遮光膜216−1と遮光膜216-2の間に、開口部が設けられ、連続的に設けられていないように見えるが、平面で見た場合、図6に示すように、連続的に設けられ、その一部が、開口部として、開口されている。
ここでは、フォトダイオード214−2上に設けられている遮光膜216−1と遮光膜216−2の開口部を開口部230−2とし、フォトダイオード214−3上に設けられている遮光膜216−2と遮光膜216−3の開口部を開口部230−3とする。
上記したように、位相差検出用画素には、遮光膜216が設けられているため、通常の画素と比較して、感度が低くなってしまう。位相差検出用画素の感度を向上させる場合、開口部230を通ってフォトダイオード214に入射する光の量を増やす必要がある。フォトダイオード214に入射する光の量(受光量)を増やすには、マイクロレンズ220の曲率などを変えて、マイクロレンズ220によって集光された光の結像点を調整することや、位相差検出用画素の遮光膜216の遮光被り量を調整することで行うことが考えられる。
<レンズの曲率を変えた場合>
図7、図8を参照し、マイクロレンズ220の曲率などを変えて、マイクロレンズ220によって集光された光の結像点を調整することで、受光量を増やす場合について説明する。なお、本例では、マイクロレンズ220の曲率が大きいと光の結像点が、遮光膜216に対して合焦し、マイクロレンズ220の曲率が小さいと後ピンになる構造の場合を例に挙げて説明する。
図7は、図4に示した画素のうち、位相差検出用画素の部分を抽出した図である。マイクロレンズ220−2とマイクロレンズ220−3は、実線と破線で表しているが、実線は、マイクロレンズ220の曲率が大きいときの形状を表し、破線は、マイクロレンズ220の曲率が小さいときの形状を表している。
また、図7中、実線で示した矢印は、実線で示したマイクロレンズ220を適用したときに、マイクロレンズ220に入射した光の進路を表し、破線で示した矢印は、破線で示したマイクロレンズ220を適用したときに、マイクロレンズ220に入射した光の進路を表す。
図7に示した実線の矢印と破線で示した矢印とを参照するに、実線の矢印は、開口部230を通過しているが、破線の矢印は、遮光膜216−2で遮光されている部分があることが読み取れる。このことから、マイクロレンズ220の曲率を変えることで、開口部230を通過する光の量が変わり、フォトダイオード214での受光量が変わることがわかる。
このことをグラフとして表すと、図8に示すようなグラフとなる。図8に示したグラフの横軸は、光の入射角度であり、縦軸は、入射された光に応じた画素の出力値を表す。図8中、実線で示したグラフは、曲率の大きなマイクロレンズ220であり、図7の実線で示したマイクロレンズ220からの光を受光するフォトダイオード214のグラフである。
また図8中、破線で示したグラフは、曲率の小さなマイクロレンズ220であり、図7の破線で示したマイクロレンズ220からの光を受光するフォトダイオード214のグラフである。図8中、左側は、図7に示したフォトダイオード214−2に受光される受光量を表し、右側は、図7に示したフォトダイオード214−3に受光される受光量を表す。
図8から、位相差検出用画素は、入射角度が0度以外のところで最大値をとることがわかる。すなわち、位相差検出用画素は、光の入射角度に依存し、所定の角度で光が入射されたときに最大値をとる。また、位相差検出用画素、例えば、フォトダイオード214−2は、右側から入射された光を効率良く受光し、最大値を得るが、左側から入射された光は受光せず、出力値は小さい値となる。同様に、フォトダイオード214−2は左側から入射された光を効率良く受光し、最大値を得るが、右側から入射された光は受光せず、出力値は小さい値となる。
このように、位相差検出用画素においては、所定の方向からの光を受光し、その所定の方向以外の方向からの光は受光しづらい構成とされている。
また、図8から、曲率が大きいマイクロレンズ220の方が、曲率が小さいマイクロレンズ220よりも最大値が大きく、最小値が小さいことがわかる。このことから、感度の最大値を大きくしたい場合には、マイクロレンズ220の曲率を大きくし、感度の最小値を大きくしたい場合には、マイクロレンズ220の曲率を小さくすれば良いことが読み取れる。
このように、マイクロレンズ220の曲率を変えて光の結像点を遮光膜216に対して変えることで、位相差検出用画素の感度を変えることができる。なお、ここではマイクロレンズ220の曲率を例に挙げて説明するが、曲率以外の条件、例えば、マイクロレンズ220の材質などの条件を変更することや、マイクロレンズ220の高さ位置を変えて光の結像点を遮光膜216に対して変えることでも、位相差検出用画素の感度を変えることはできる。
このことから、位相差検出用画素の感度を向上させるには、マイクロレンズ220の曲率を変えるなど、マイクロレンズ220の条件を変更することが考えられる。しかしながら、マイクロレンズ220の曲率を変更した場合、最大値と最小値の両方が変動してしまい、例えば、感度の最大値を維持したまま、最小値を上げるといった調整は行えない。
<遮光膜の被り量を変更する場合>
図9、図10を参照し、マイクロレンズ220を被る遮光膜216の被り量、換言すれば、開口部230の大きさを調整することで、受光量を増やす場合について説明する。
図9は、図4に示した画素のうち、位相差検出用画素の部分を抽出した図である。遮光膜216−2は、実線と破線で表しているが、実線は、遮光膜216−2が短く形成されており、開口部230が大きく構成されている場合を表し、破線は、遮光膜216−2が長く形成されており、開口部230が小さく構成されている場合を表している。
図9に示した実線で示した遮光膜216−2の場合と破線で示した遮光膜216−2との場合とを比較する。実線で示した遮光膜216−2の場合、開口部230が大きいため、マイクロレンズ220を通過した光は、遮光膜216−2に遮光されることなく、フォトダイオード214に受光される。一方、同じ進路の光であっても、破線で示した遮光膜216−2の場合、開口部230が小さいため、マイクロレンズ220を通過した光は、遮光膜216−2に遮光され、フォトダイオード214に受光されない。
このことから、遮光膜216の長さ、換言すれば開口部230の大きさ、さらに換言すれば、マイクロレンズ220に被る遮光膜216の被り量を変えることで、開口部230を通過する光の量が変わり、フォトダイオード214での受光量が変わることがわかる。
このことをグラフとして表すと、図10に示すようなグラフとなる。図10に示したグラフの横軸は、光の入射角度であり、縦軸は、入射された光に応じた画素の出力値(感度)を表す。図10中、実線で示したグラフは、図9の実線で示した遮光膜216−2が短い場合(遮光膜の被り量が小さい場合)における、フォトダイオード214の感度を表すグラフである。図10中、破線で示したグラフは、図9の破線で示した遮光膜216−2が長い場合(遮光膜の被り量が大きい場合)における、フォトダイオード214の感度を表すグラフである。
図10中、左側は、図9に示したフォトダイオード214−2に受光される受光量を表し、右側は、図9に示したフォトダイオード214−3に受光される受光量を表す。
図10から、遮光膜216−2の被り量が小さく、開口部230が大きい方が、遮光膜216−2の被り量が大きく、開口部230が小さい場合よりも、感度の最大値と最小値が共に大きいことがわかる。このことから、感度の最大値や最小値を大きくしたい場合には、遮光膜216−2の被り量を小さくし、開口部230を大きくすればよいことが読み取れる。
このように、遮光膜216−2の大きさを変えることで、位相差検出用画素の感度を変えることができる。なお、ここでは、遮光膜216−2の大きさを変える場合を例に挙げて説明をしたが、遮光膜216−1や遮光膜216−3の大きさを変えた場合も、同様に、位相差検出用画素の感度を変えることができる。すなわち、遮光膜216のフォトダイオード214に対する被り量により、位相差検出用画素の感度を変えることができる。
しかしながら、遮光膜216の被り量を小さくした場合、換言すれば、開口部230を大きくした場合、位相差検出用画素の分解能力が低下し、オートフォーカスなどの機能が低下してしまう可能性がある。また開口部230を大きくした場合、感度の最大値と最小値の両方が変動してしまい、例えば、感度の最大値を維持したまま、最小値を上げるといった調整は行えない。
図7乃至図10を参照して説明したように、マイクロレンズ220の曲率などの条件や、遮光膜216の被り量などを調整することで、位相差検出用画素の感度を調整することはできるが、上記したように、位相差検出用画素として望まれる分解能力や感度を得るのは困難である。
また、マイクロレンズ220の曲率などの条件や、遮光膜216の被り量などを調整することで、位相差検出用画素の受光角度分布を調整する場合、受光角度分布の出力が高い側の特性と出力が低い側の特性の両方が変動してしまい、それぞれの特性を独立に調整することは困難である。
仮に、受光角度分布の出力が高い側の特性と出力が低い側の特性のそれぞれを独立に調整することが可能であると、以下のような効果を得ることができる。
すなわち、例えば、撮像用画素の特性が悪化せずに、位相差検出用画素において受光角度分布の高い側の出力を保ったまま、低い側の出力だけ上げれば、撮像用画素としても使用でき、ある程度の位相差検出特性を維持した特性を持たせることができる。
そこで、受光角度分布の出力が高い側の特性を維持し、出力が低い側の特性を向上させることが可能な位相画素について説明を加える。
<第1の実施の形態における焦点検出装置の構成>
図11は、第1の実施の形態における焦点検出装置の位相差検出用画素を上面から見たときの平面図であり、図12は、側面から見たときの断面図である。図11、図12に示した焦点検出装置の位相差検出用画素において、図6、図7、図9に示した焦点検出装置の位相差検出用画素と同一の部分には、同一の符号を付し、その説明は適宜省略する。
図11、図12に示した位相差検出用画素は、図6に示した位相差検出用画素に副開口部301を追加した構成となっている。図6などに示した位相差検出用画素に設けられていた開口部230を、以下の説明においては、主開口部230とし、副開口部301と区別を付けて説明を行う。
主開口部230と副開口部301は、共に、フォトダイオード214に対して開口された開口部である。主開口部230は、上記した実施の形態、例えば、図6に示した開口部230と同様の大きさ、位置に設けられており、位相差検出用画素として機能するように、設けられている開口部であり、分離能力を有するようにするために設けられている開口部である。
副開口部301は、主開口部230が設けられている側とは異なる側(非開口側)に設けられ、図中縦方向(Y軸方向)の長さは、主開口部230と略同じ長さで形成され、図中横方向(X軸方向)の長さは、主開口部230よりも短く形成されている。すなわち、副開口部301の長さは、主開口部230の長さと略同じ長さで形成され、副開口部301の幅は、主開口部230の幅よりも小さく形成されている。
フォトダイオード214−2には、主開口部230−2と副開口部301−2が形成されている。主開口部230−2は、フォトダイオード214−2の左側に形成された開口部であり、副開口部301−2は、フォトダイオード214−2の右側の、遮光膜216−2が位置する部分(非開口側)の一部が開口されることで形成された開口部である。
同様にフォトダイオード214−3には、主開口部230−3と副開口部301−3が形成されている。主開口部230−3は、フォトダイオード214−3の右側に形成された開口部であり、副開口部301−3は、フォトダイオード214−3の左側の、遮光膜216−2が位置する部分(非開口側)の一部が開口されることで形成された開口部である。
このように、位相差検出用画素には、大きさの異なる主開口部230と副開口部301が形成される。
主開口部230だけでなく、副開口部301も形成することで、副開口部301からも、フォトダイオード214に対して光が入射することになる。このことにより、感度の最小値を高めることが可能となる。
このようなことをグラフとして表すと、図13に示すようなグラフとなる。図13に示したグラフの横軸は、光の入射角度であり、縦軸は、入射された光に応じた画素の出力値(感度)を表す。
図13中、細い実線で示したグラフは、主開口部206のみが設けられている位相差検出用画素(例えば、図6に示したような位相差検出用画素)のフォトダイオード214の感度を表すグラフである。図13中、破線で示したグラフは、図11,図12に示したように、副開口部301が設けられている位相差検出用画素のフォトダイオード214の感度を表すグラフである。図13中、太い実線で示したグラフは、参考のために図示した撮像用画素の感度を表すグラフである。
図13に示したグラフにおいて、細い実線で示したグラフと点線で示したグラフのうち、感度が高い入射角度においては、重なっている。このことから、副開口部301を設けることで、感度の最大値をあまり変化させずに、感度の最小値を上げることができることがわかる。換言すれば、位相差検出用画素に副開口部301を設けることで、受光角度分布の高い側の出力を保ったまま、低い側の出力だけを上げることが可能となる。
このような受光角度分布の高い側の出力は保たれ、低い側の出力は上がる位相差検出用画素の特性は、撮像用画素の特性と類似しているため、位相差検出用画素を撮像用画素として用いることも可能となる。図13の太い実線で示したように、撮影用画素の受光角度分布は、0度の角度で最大値を有し、感度の最大値と最小値の差が小さい。
受光角度分布の高い側の出力は保たれ、低い側の出力は上がることで、感度の最大値と最小値の差が小さくなり、撮像用素子の特性に近似した特性となるため、位相差検出用画素を撮像用画素として用いることも可能となる。また、位相差検出用画素に副開口部301を形成しても、撮像用画素の構造には変化がないため、撮影用画素の特性を悪化させるようなことなく、位相差検出用画素の特性を上記したように調整することができる。
このように、受光角度分布の高い側の出力は、入射光を主開口部230によって調整し、低い側の出力は、入射光を副開口部301によって調整することができる。また、高い側の出力と、感度の低い側の出力とをそれぞれ個別に調整することができる。さらに、複数の副開口部301を設けるようにすることで、受光角度分布の低い側の出力の調整を、副開口部301の大きさ、形状、位置などを変えることで行うことが可能となる。
<第2の実施の形態における焦点検出装置の構成>
なお、副開口部301は、図12に示したように矩形であり、遮光膜216の一部(非開口側)に設けられるとして説明を行ったが、副開口部301の形状や設けられる位置は、図12に示した形状や位置に限定されるわけではない。
例えば、図14、図15に示すように、複数の副開口部301を設けるようにしても良い。図14、図15に示した例では、2つの副開口部301を1つの位相差検出用画素に設けた場合の構成を示している。
図14、図15に示した位相差検出用画素は、図11(図12)に示した位相差検出用画素に副開口部301をさらに追加した構成となっている。主開口部230と副開口部301は、共に、フォトダイオード214に対して開口された開口部である。
フォトダイオード214−2には、主開口部230−2、副開口部301−2−1、および副開口部301−2−2が形成されている。主開口部230−2は、フォトダイオード214−2の左側に形成された開口部であり、副開口部301−2−1と副開口部301−2−2は、フォトダイオード214−2の右側の、遮光膜216−2が位置する部分(非開口側)の一部が開口されることで形成された開口部である。
図14に示した例では、副開口部301−2−1と副開口部301−2−2は、同一の形状、同一の大きさとされている。なお、副開口部301−2−1と副開口部301−2−2は、異なる形状であっても良い。例えば、副開口部301−2−1と副開口部301−2−2の一方は、四角形状、他方は円など、異なる形状であっても良い。また、副開口部301−2−1と副開口部301−2−2は、異なる大きさであっても良い。例えば、副開口部301−2−1を副開口部301−2−2よりも長い形状で構成するようにしても良い。
同様にフォトダイオード214−3には、主開口部230−3、副開口部301−3−1、および副開口部301−3−2が形成されている。主開口部230−3は、フォトダイオード214−3の右側に形成された開口部であり、副開口部301−3−1と副開口部301−3−2は、フォトダイオード214−3の左側の、遮光膜216−2が位置する部分(非開口側)の一部が開口されることで形成された開口部である。
このように、位相差検出用画素には、大きさの異なる開口部として、主開口部230と複数の副開口部301が形成される。
なお、図14、図15では、2個の副開口部301を1つの位相差検出用画素に設ける場合を例に挙げて説明したが、2個以外の例えば、3個、4個などの副開口部301が1つの位相差検出用画素に設けられるような構成とすることも可能である。
主開口部230だけでなく、副開口部301も形成することで、副開口部301からも、フォトダイオード214に対して光が入射することになる。このことにより、感度の最小値を高めることが可能となる。
図14、図15に示した位相差検出用画素においても、図13に示したような受光角度分布を得ることができる。よって、図14、図15に示した位相差検出用画素においても、受光角度分布の高い側の出力は保たれ、低い側の出力は上がる位相差検出用画素の特性を得ることができる。よって、位相差検出用画素を撮像用画素として用いることも可能となる。
このように、受光角度分布の高い側の出力は、入射光を主開口部230によって調整し、低い側の出力は、入射光を副開口部301によって調整することができる。よって、高い側の出力と、感度の低い側の出力とをそれぞれ個別に調整することが可能となる。さらに、複数の副開口部301を設けるようにすることで、受光角度分布の低い側の出力の調整を、副開口部301の個数、個々の大きさ、形状、位置などを変えることで行うことが可能となる。
<混色の低減について>
上記したように、位相差検出用画素に主開口部230と副開口部301を設けることで、混色による画質への影響を低減させることが可能となる。このことについて説明を加える。
図16Aは、隣接する画素が撮像用画素同士である場合を示し、図16Bは、隣接する画素のうち一方が撮像用画素であり、他方が副開口部301を有さない位相差検出用画素である場合を示し、図16Cは、隣接する画素のうち一方が撮像用画素であり、他方が副開口部301を有する位相差検出用画素である場合を示す。
図16Aを参照するに、撮像用画素のフォトダイオード214−1とフォトダイオード214−4が隣接している。フォトダイオード214−1上とフォトダイオード214−2上には、それぞれ開口部230−1、開口部230−4が開口されている。撮像用画素に設けられている開口部230は、位相差検出用画素に設けられている主開口部230よりも大きな開口部である。ここでは、撮像用画素の開口部を開口部230とし、位相差検出用画素の開口部を、主開口部230として説明を続ける。
図16Bを参照するに、位相差検出用画素のフォトダイオード214−2と撮像用画素のフォトダイオード214−4が隣接している。フォトダイオード214−2上には、主開口部230−2が設けられ、フォトダイオード214−4上には、開口部230−4が開口されている。図16Bに示した図は、本技術を適用していない位相差検出用画素である。
図16Cを参照するに、位相差検出用画素のフォトダイオード214−2と撮像用画素のフォトダイオード214−4が隣接している。フォトダイオード214−2上には、主開口部230−2と副開口部301−2が設けられ、フォトダイオード214−4上には、開口部230−4が開口されている。図16Cに示した図は、本技術を適用した位相差検出用画素であり、例えば、図11に示した位相差検出用画素である。
一般的に行列状に配置された撮像用画素は、隣接画素との画素間が完全に遮光できていないため、僅かながら光学混色が発生している(例えば、図16Aに示したような撮像用画素が隣接している部分)。ただ、同色の撮像用画素においては、どの撮像用画素も一様に光学混色が発生しているため画質的には目立たない。
しかしながら、位相差検出用画素の非開口側に隣接する撮像用画素の場合、例えば図16Bに示した左側に左開口の位相差検出用画素が配置され、右側に撮像用画素が隣接して配置されている場合、右側の撮像用画素は、左側からの遮光が強化されているため、左側からの光学混色が低減する。
ここで、図16Aに示した撮像用画素が隣接している場合の右側の撮像用画素の出力(フォトダイオード214−4の出力)に対して、図16Bに示した撮像用画素と位相差検出用画素が隣接している場合の撮像用画素の出力(図16Bでは、右側に位置する撮像用画素(フォトダイオード214−4)の出力)の差異、または図16Cに示した撮像用画素と位相差検出用画素が隣接している場合の撮像用画素の出力(図16Cでは、右側に位置する撮像用画素(フォトダイオード214−4)の出力)の差異を、出力変動率(%)とする。
図16Aに示したフォトダイオード214−4の出力を出力aとし、図16Bに示したフォトダイオード214−4の出力を出力bとした場合、図16Bに示したフォトダイオード214−4の出力変動率bは、以下のように算出される。
出力変動率b=(b−a)/a
同様に、図16Aに示したフォトダイオード214−4の出力を出力aとし、図16Cに示したフォトダイオード214−4の出力を出力cとした場合、図16Cに示したフォトダイオード214−4の出力変動率cは、以下のように算出される。
出力変動率c=(c−a)/a
図17に、出力変動率bと出力変動率cの入射角度に対するグラフを示す。図17に示したグラフの横軸は、入射角度を示し、縦軸は、出力変動率を示す。図16Bの撮像用画素のフォトダイオード214−4の出力変動率bの入射角度依存を、図17では実線で示す。図16Cの撮像用画素のフォトダイオード214−4の出力変動率cの入射角度依存を、図17では点線で示す。
図17のグラフにおいては、画素に対して左側から入る光の角度をプラス(+)とした場合であり、0度から所定の角度を付けた場合、出力変動率はマイナスの値となる。図17から位相差検出用画素が隣接する撮像用画素の出力は、低下することがわかる。
図16Bの右側の撮像用画素(フォトダイオード214−4)には、左側の位相差検出用画素(フォトダイオード214−2)の遮光膜216−2に光が当たり、遮光が強化されているため、光学混色が低減し、出力が低下した状態となる。
このように位相差検出用画素の非開口側に隣接する撮像用画素だけ光学混色が低減し出力が低下すると、どの撮像用画素も一様に光学混色が発生している場合に対し、逆に画質的に目立ってしまう可能性がある。
図16Cに示した本技術を適用した位相差検出用画素に隣接する撮像用画素においては、出力の低下を抑制することができる。図17に破線で示したように、図16Cの撮像用画素のフォトダイオード214−4の出力変動率cは、大きな落ち込みが無く、図16Bの撮像用画素のフォトダイオード214−4の出力変動率bと比べて、比較的なだらかなグラフとなっている。
すなわち、点線で示した出力変動率cは、実線で示した出力変動率bの入射角度依存に対してマイナス側の出力変動が抑制できていることがわかる。
図16Cに示したように、副開口部301−2を備える位相差検出用画素(フォトダイオード214−2)の場合、遮光している遮光膜216−2の一部に小さく開口している副開口部301−2があることで、撮像用画素と同様に副開口部301−2によって光学混色が発生するため、出力変動が抑制される。
位相差検出用画素に副開口部301を設けることで、位相差検出用画素の非開口側に隣接する撮像用画素だけ光学混色が低減し出力が低下するようなことを抑制し、どの撮像用画素も一様に光学混色が発生している状態に近づけることができ、画質的に目立ってしまうような箇所がないようにすることが可能となる。
この位相差検出用画素の非開口側に隣接する撮像用画素のマイナス側の出力変動の抑制は、副開口部301の幅、位置、個数によって調整することができる。
このように、本技術によれば、撮像用画素の特性を悪化させずに、受光角度分布の高い側の出力を維持し、感度の低い側の出力を調整することが可能となる。このことにより、位相差検出用画素を、撮像用画素としても使用できるようになる。
<撮像装置の使用例>
図18は、撮像素子22の使用例を示す図である。
上述した撮像素子22は、例えば、以下のように、可視光や、赤外光、紫外光、X線等の光をセンシングする様々なケースに使用することができる。すなわち、図18に示すように、上述した、鑑賞の用に供される画像を撮影する鑑賞の分野だけでなく、例えば、交通の分野、家電の分野、医療・ヘルスケアの分野、セキュリティの分野、美容の分野、スポーツの分野、又は、農業の分野などにおいて用いられる装置でも、撮像素子22を使用することができる。
具体的には、上述したように、鑑賞の分野において、例えば、デジタルカメラやスマートフォン、カメラ機能付きの携帯電話機等の、鑑賞の用に供される画像を撮影するための装置で、撮像素子22を使用することができる。
交通の分野において、例えば、自動停止等の安全運転や、運転者の状態の認識等のために、自動車の前方や後方、周囲、車内等を撮影する車載用センサ、走行車両や道路を監視する監視カメラ、車両間等の測距を行う測距センサ等の、交通の用に供される装置で、撮像素子22を使用することができる。
家電の分野において、例えば、ユーザのジェスチャを撮影して、そのジェスチャに従った機器操作を行うために、テレビ受像機や冷蔵庫、エアーコンディショナ等の家電に供される装置で、撮像素子22を使用することができる。また、医療・ヘルスケアの分野において、例えば、内視鏡や、赤外光の受光による血管撮影を行う装置等の、医療やヘルスケアの用に供される装置で、撮像素子22を使用することができる。
セキュリティの分野において、例えば、防犯用途の監視カメラや、人物認証用途のカメラ等の、セキュリティの用に供される装置で、撮像素子22を使用することができる。また、美容の分野において、例えば、肌を撮影する肌測定器や、頭皮を撮影するマイクロスコープ等の、美容の用に供される装置で、撮像素子22を使用することができる。
スポーツの分野において、例えば、スポーツ用途等向けのアクションカメラやウェアラブルカメラ等の、スポーツの用に供される装置で、撮像素子22を使用することができる。また、農業の分野において、例えば、畑や作物の状態を監視するためのカメラ等の、農業の用に供される装置で、撮像素子22を使用することができる。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。例えば、上述した複数の実施の形態の全て又は一部を組み合わせた形態を採用することができる。
また、本技術は、以下のような構成をとることができる。
(1)
マイクロレンズを介して入射された光を受光する受光部と、
前記マイクロレンズと前記受光部との間に設けられ、前記受光部への光量を制限する遮光膜と
を備え、
前記受光部に光を入射させるための前記遮光膜に設けられている開口部が、2以上ある
焦点検出装置。
(2)
前記開口部は、主開口部と、前記主開口部よりも小さく開口している副開口部とから構成されている
前記(1)に記載の焦点検出装置。
(3)
前記副開口部は、複数構成されている
前記(2)に記載の焦点検出装置。
(4)
前記主開口部だけのときに得られる前記受光部の感度の最大値を保ち、最小値を上げる場合、前記副開口部が設けられる
前記(2)または(3)に記載の焦点検出装置。
(5)
前記主開口部だけのときに得られる前記受光部の感度の最大値を保ち、最小値を上げる場合、前記副開口部の位置、大きさ、個数を調整することで前記最小値が所望の値となるように調整する
前記(2)乃至(4)のいずれかに記載の焦点検出装置。
(6)
マイクロレンズを介して入射された光を受光する受光部と、
前記マイクロレンズと前記受光部との間に設けられ、前記受光部への光量を制限する遮光膜と、
前記遮光膜が設けられている第1の受光部からの信号を用いて焦点を検出する検出部と、
前記遮光膜が設けられていない第2の受光部から出力される信号に対して信号処理を行う信号処理部と
を備え、
前記第1の受光部に光を入射させるための前記遮光膜に設けられている開口部が、2以上ある
撮像装置。
(7)
前記開口部は、主開口部と、前記主開口部よりも小さく開口している副開口部とから構成され、
前記副開口部は、前記第2の受光部に近い側に設けられている
前記(6)に記載の撮像装置。
(8)
前記第2の受光部に隣接する前記第1の受光部に設けられている前記遮光膜の前記副開口部を、前記第2の受光部に近い側に設けることで、前記第2の受光部のマイナス側の出力変動を抑制する
前記(7)に記載の撮像装置。
214 フォトダイオード, 216 遮光膜, 220 マイクロレンズ, 230 開口部, 301 副開口部

Claims (8)

  1. マイクロレンズを介して入射された光を受光する受光部と、
    前記マイクロレンズと前記受光部との間に設けられ、前記受光部への光量を制限する遮光膜と
    を備え、
    前記受光部に光を入射させるための前記遮光膜に設けられている開口部が、2以上ある
    焦点検出装置。
  2. 前記開口部は、主開口部と、前記主開口部よりも小さく開口している副開口部とから構成されている
    請求項1に記載の焦点検出装置。
  3. 前記副開口部は、複数構成されている
    請求項2に記載の焦点検出装置。
  4. 前記主開口部だけのときに得られる前記受光部の感度の最大値を保ち、最小値を上げる場合、前記副開口部が設けられる
    請求項2に記載の焦点検出装置。
  5. 前記主開口部だけのときに得られる前記受光部の感度の最大値を保ち、最小値を上げる場合、前記副開口部の位置、大きさ、個数を調整することで前記最小値が所望の値となるように調整する
    請求項2に記載の焦点検出装置。
  6. マイクロレンズを介して入射された光を受光する受光部と、
    前記マイクロレンズと前記受光部との間に設けられ、前記受光部への光量を制限する遮光膜と、
    前記遮光膜が設けられている第1の受光部からの信号を用いて焦点を検出する検出部と、
    前記遮光膜が設けられていない第2の受光部から出力される信号に対して信号処理を行う信号処理部と
    を備え、
    前記第1の受光部に光を入射させるための前記遮光膜に設けられている開口部が、2以上ある
    撮像装置。
  7. 前記開口部は、主開口部と、前記主開口部よりも小さく開口している副開口部とから構成され、
    前記副開口部は、前記第2の受光部に近い側に設けられている
    請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記第2の受光部に隣接する前記第1の受光部に設けられている前記遮光膜の前記副開口部を、前記第2の受光部に近い側に設けることで、前記第2の受光部のマイナス側の出力変動を抑制する
    請求項7に記載の撮像装置。
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