JP2016115452A - バルーン式照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バルーン式照明装置において、簡単な構成で放熱フィンを効率的に冷却できるようにする。【解決手段】光源部2に正面側に複数のLED素子が配列された複数の上段発光板10を設け、これら上段発光板10の背面側にLED素子の熱を放熱する放熱フィン14を設ける。中間板11cにより、複数の上段発光板10の一端側を支持すると共に、送風部4の側の空間を区切る。天板11fを複数の上段発光板10の他端側に設け、送風部4の反対側を仕切る。中間板11c及び天板11fに放熱フィン14へ送風部からの空気を誘導する複数の誘導窓31,32を設け、これらの誘導窓31,32の間に送風部4からの空気を遮断する下側遮断部33及び上側遮断部34とをそれぞれ設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、光源部と、この光源部を覆うバルーンと、このバルーンの内部に空気を送り込む送風部とを備えたバルーン式照明装置に関するものである。
従来より、この種のバルーン式照明装置において、光源部は、筒状放熱器と、この筒状放熱器の表面に配置したLEDを備え、筒状放熱器は、一面側に断面が櫛歯状の放熱羽を有し他面側にLEDが配置される平面を有する放熱板を、放熱羽が内側になるように複数枚組み合わせて筒状に構成し、送風機を送風機による気流が筒状放熱器の内側を通り且つLED用電源回路部を冷却するように配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−20953号公報
しかしながら、光源部の光量を高めようとした場合、LEDの温度が上がり、発光効率が低下し、暗くなってしまう。その対応として、放熱フィンを大きくしたり送風機の能力を上げたものにすると、照明装置も大きく重くなるだけでなく、コストも大幅に上がってしまう。
また、LEDが取り付けられる発光板の角度を変えるように構成すれば、発光板を開いたときと閉じたときとで、送風機からの冷却風の流れが大幅に変わる場合がある。そうすると、発光板を開いたときに放熱フィンが充分に冷却できないおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡単な構造でLEDを効率的に冷却できるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、放熱フィンを効率的に冷却できるように、仕切板に誘導窓及び遮断部を配置した。
具体的には、第1の発明では、光源部と、該光源部を覆うバルーンと、該バルーンの内部に空気を送り込む送風部とを備えたバルーン式照明装置を前提とし、
上記光源部は、
正面側に複数のLED素子が配列され、互いに向き合うように筒状に立設される発光板と、
上記発光板の背面側に設けられ、上記LED素子の熱を放熱する放熱フィンと、
上記複数の発光板の一端側を支持すると共に、上記送風部に近い側の空間を区切る一端側仕切板と、
上記複数の発光板の他端側に設けられ、上記送風部の反対側を仕切る他端側仕切板とを備え、
上記一端側仕切板及び上記他端側仕切板には、上記放熱フィンへ上記送風部からの空気を誘導する複数の誘導窓と、該複数の誘導窓の間に設けられ、上記送風部からの空気を遮断する遮断部とがそれぞれ設けられている
上記の構成によると、送風部からの空気は、一端側仕切板の遮断部を避け、その誘導窓から流れてくる。この誘導窓を通った空気は、他端側仕切板の遮断部を避け、その誘導窓に向かって誘導される。このときに、空気が放熱フィンに誘導されるので、放熱フィンが効率的に冷却される。
第2の発明では、第1の発明において、
上記各発光板は、上記一端側仕切板に揺動可能に支持され、
上記光源部は、
先端側で各発光板の背面側を支持し、基端側がスライダに揺動可能に連結された複数のアーム部と、
上記スライダをスライド移動可能に支持すると共に一端側が上記一端側仕切板の遮断部に連結され、他端側が上記他端側仕切板の遮断部に連結されたシャフト部と、
上記シャフト部に設けられて上記スライダを付勢して上記複数の発光板を閉じ状態又は開き状態へ揺動させる付勢部材とが設けられている。
上記の構成によると、スライダをシャフト部に沿って移動させると、このスライダに連結された複数のアーム部が対応する発光板を揺動させる。このため、スライダにより複数の発光板を連動させることができるので、従来のように発光板を1枚ずつ揺動させる必要がない。また、付勢部材がスライダを付勢して複数の発光板を同時に閉じ状態又は開き状態へ揺動させることができる。このように開閉可能な発光板を有する場合でも、一端側仕切板及び他端側仕切板に誘導窓及び遮断部を適切に配置することで、閉じ状態及び開き状態のいずれの場合でも、効率よく放熱フィンを冷却するようにすることが可能となる。
第3の発明では、第2の発明において、
上記一端側仕切板の誘導窓は、上記複数の発光板の閉じ状態において、上記シャフト部の長手方向から見たときに、少なくとも上記放熱フィンの大部分が露出するように形成されている。
上記の構成によると、一端側仕切板の誘導窓から他端側仕切板の誘導窓に向かって流れる空気により放熱フィンが効率的に冷却される。
第4の発明では、第2又は第3の発明において、
上記スライダは、上記シャフト部の長手方向から見たときに、上記一端側仕切板の遮断部と重なる位置に設けられている。
上記の構成によると、送風部からの空気が一端側仕切板の誘導窓から他端側仕切板の誘導窓へ流れる際に、その流れをスライダが阻害しない。
第5の発明では、第2から第4のいずれか1つの発明において、
上記他端側仕切板の誘導窓の面積は、上記一端側仕切板の誘導窓の面積よりも小さい構成とする。
上記の構成によると、特に発光板が開き状態にあるときに、一端側仕切板の誘導窓から流れてきた空気が他端側仕切板の誘導窓よりも開口面積の広い発光板と他端側仕切板との間の隙間を流れやすくなるので、開き状態でも閉じた状態と同等の放熱フィンの冷却効果が得られ、放熱フィンが効率的に冷却される。
第6の発明では、第5の発明において、
上記他端側仕切板の誘導窓の面積は、上記一端側仕切板の誘導窓の60%以下の面積である。
上記の構成によると、他端側仕切板の誘導窓から放出される空気の割合を減らすことにより、開き状態での空気の流れをできるだけ放熱フィン側へ向かわせることができる。
一方、60%よりも大きい面積とすると、他端側仕切板の誘導窓から流れ出る空気の量が増えてしまって、開き状態の発光板の背面側の放熱フィンの冷却効果が低減される。
第7の発明では、第2〜第6のいずれか1つの発明において、
上記放熱フィンの上記発光板と反対側に上記一端側仕切板の誘導窓からの空気を放熱フィン側へ誘導するガイド部を設ける。
すなわち、発光板が開いたときには、誘導窓の他に発光板の他端と他端側仕切板との間の隙間から空気が流れ出やすくなるが、上記の構成によると、ガイド部を設けることにより一端側仕切板の誘導窓からの空気がガイド部で放熱フィン側に誘導可能となる。このガイド部は、ダクト構造でもよいし、プレート構造でもよい。このため、発光板の開き状態でも、送風部からの空気によって放熱フィンを効果的に冷やすことができる。このため、ガイド部を設けない場合に比べて送風部の性能を向上させなくても、放熱フィンが効率的に冷却される。
第8の発明では、第7の発明において、
上記ガイド部としての板状のバッフルプレートは、上記アーム部に配置されている。
この構成によると、バッフルプレートは、板状であるので、ダクト構造に比べて組立性がよく、軽量且つ低コストで場所をとらないので、他の部品の取付、配線等が容易である。また、ダクト形状に比べて冷却風への抵抗が小さく、冷却性能が高くなると共に、送風部による吸気量の低下も防止でき、膨らませたバルーンが風でつぶれるなどの問題が発生しにくい。また、アーム部の動きに合わせてバッフルプレートの角度を変えることができるので、発光板の閉じ状態と開き状態で、バッフルプレートの角度を容易に変更することができる。
第9の発明では、第8の発明において、
上記発光板の開き状態において、平面視で少なくとも、上記バッフルプレートは、一端側仕切板の誘導窓全体を覆うように、上記放熱フィンの方へ傾斜している。
すなわち、一端側仕切板の誘導窓全体をバッフルプレートが覆っているので、冷却風が他端側仕切板の誘導窓に流れる量が少なくなり、多くの冷却風がバッフルプレートに適切に誘導される。また、上部に行くにつれて冷却風自体の温度が上がっていくが、上記の構成によると、上部に行くにつれて冷却風通路を絞ることで、流速が上がり、放熱フィンが効率的に冷やされる。
第10の発明では、第9に記載の発明において、
上記発光板の開き状態において、平面視で少なくとも、上記バッフルプレートは、他端側仕切板の誘導窓全体を覆う構成とする。
上記の構成によると、冷却風がより効率的にバッフルプレートに誘導され、放熱フィンが効果的に冷やされる。
以上説明したように、本発明によれば、一端側仕切板及び他端側仕切板に放熱フィンへ送風部からの空気を誘導する複数の誘導窓を設け、これら複数の誘導窓の間に送風部からの空気を遮断する遮断部を設けたことにより、簡単な構造で発光板を効率的に冷却できる。
1枚の発光板を取り外して内部が見えるようにした拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係るバルーン式照明装置を示す正面図である。 閉じ状態の光源部及びその周辺を拡大して示す斜視図である。 開き状態の光源部及びその周辺を拡大して示す斜視図である。 閉じ状態のバッフルプレート及びその周辺を拡大して示す断面図である。 開き状態のバッフルプレート及びその周辺を拡大して示す断面図である。 バッフルプレートがないときの図6相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図2は本発明の実施形態のバルーン式照明装置1を示し、このバルーン式照明装置1は、光源部2と、この光源部2を覆うバルーン3(2点鎖線で示す)と、このバルーン3の内部に空気を送り込む送風部4とを備えている。
光源部2は、伸縮可能なマスト5の先端に支持され、マスト5の基端が三脚スタンド6に支持されている。この三脚スタンド6は、四脚スタンドでもよいし、台車形状を有していてもよい。三脚スタンド6には、例えば交流を直流に変換するコンバータユニット(電源ユニット)7が設けられ、図示しない電源部から電力が供給されるようになっている。電源部は、交流電源でもよいし、発電機や蓄電装置でもよい。
送風部4は、詳しくは図示しないが、例えば光源部2の下端の基台部8に内蔵された電動ファンよりなる。なお、マスト5の先端から基台部8の部分を傾斜させ、バルーン3が傾くようにしてもよい。
図3及び図4にも示すように、光源部2の外周が、例えば基台部8に円筒形状に立設された鳥かご状のガード9で覆われている。バルーン3は、半透明の布状のもので、図示しないファスナーを開いてガード9の外側から光源部2の全体を包み込み、基台部8の外周に固定するようになっている。例えば、基台部8の外周にマジックテープ(登録商標)を貼り付けてバルーン3から空気が漏れないように締め付けながら固定できるようにすればよい。固定した状態で送風部4から空気を送り込むことにより、バルーン3が膨らんだ状態で保たれ、光源部2の光を包み込むようになっている。例えば、バルーン3の上半分を反射タイプとしてもよい。図示しないが、コンバータユニット7に電源スイッチが設けられている。
そして、図1に示すように、本実施形態に係る光源部2は、外面に複数のLED素子が配列されて支持側端部が揺動自在に支持される複数の上段発光板10を備えている。本実施形態では、例えば、4枚の下段発光板19及び4枚の上段発光板10が設けられている。各上段発光板10は、金属製フレームを組み立てた枠状の光源部本体11に嵌め込まれている。光源部本体11は、底板11aに支柱を兼用した筒状に配置した下段発光板19が立設されている。上段部は、下段部に対し、締結部材11b等により、例えば八角形状の中間板11cで連結されている。中間板11cは、複数の上段発光板10の下端側を支持すると共に、送風部4に近い側(下側)の空間を区切る一端側仕切板としての役割を果たしている。中間板11cには、4本の上側支柱11dをそれらをつなぐように左右に延びる梁11eが連結された枠状部材を有している。中間板11cに形成した4つの梁11eにそれぞれ上段発光板10が下端のヒンジ部13を中心に揺動可能に支持されている。天板11fに設けた梁11eにより、上段発光板10がそれ以上内側へ倒れないようになっている。天板11fは、複数の上段発光板10の上端側に設けられ、送風部4の反対側(上側)を仕切る他端側仕切板としての役割を果たしている。
LED発光ユニット12は、使用中に大量の熱を発生するので、円筒状に配置した上段発光板10及び下段発光板19におけるLED発光ユニット12の背面側には、例えばアルミニウム合金等よりなる複数の板状フィンが設けられた放熱フィン14が取り付けられている。この放熱フィン14には、送風部4からの空気が当てられることで、LED発光ユニット12の温度を下げられるようになっている。
中間板11cには、放熱フィン14へ送風部4からの空気を誘導する4つの下側誘導窓31が開口されている。下側誘導窓31は、上段発光板10の枚数に合わせて4つ設けられているが、その個数は特に限定されない。これら4つの下側誘導窓31の間に送風部4からの空気を遮断する下側遮断部33が形成されている。同様に天板11fには、放熱フィン14へ送風部4からの空気を誘導する4つの上側誘導窓32と、これらの上側誘導窓32の間に送風部4からの空気を遮断する上側遮断部34が形成されている。天板11fの上側誘導窓32の面積Aは、中間板11cの下側誘導窓31の面積A’よりも小さく(A<A’)、好ましくは、天板11fの上側誘導窓32の面積は、中間板11cの下側誘導窓31の60%以下の面積となっている。また、下側誘導窓31は、放熱フィン14断面とほぼ同じ大きさのものが望ましい。
なお、図示しないが、底板11aにも下側誘導窓31と同様の誘導窓が開口され、送風部4からの空気が、この誘導窓から下側誘導窓31に向かって流れるときに、下段発光板19の背面側の放熱フィン14を冷却するようになっている。底板11aに開口する誘導窓の大きさは、下段発光板19で囲まれた部分の面積より小さければよい。
また、4枚の下段発光板19と、4枚の上段発光板10とは、例えば90°ずつずらして配置されている。これにより、できるだけむらなく光を照らせるようになっている。下段発光板19及び上段発光板10には、それぞれ2つずつのLED素子としてのLED発光ユニット12が設けられている。LED発光ユニット12の個数はこれに限定されない。なお、上段発光板10及び下段発光板19の枚数は、いずれも4枚ではなく、3枚や、5枚以上でもよい。1つのLED発光ユニット12には、多数のLEDが集積されたチップ型LEDが設けられている。図示しないが、LED発光ユニット12から延びるハーネスは、基台部8に延びている。
上段発光板10には、LED発光ユニット12に対応させて上下に間隔を空けて設けられた一対の放熱フィン14間の隙間の平坦な内面にアーム部15の先端15aが回動可能に連結されている。アーム部15は、上段発光板10の枚数に合わせて4本設けられている。天板11fと中間板11cとの間に1本のシャフト部16が設けられている。シャフト部16は、一端側が中間板11cの下側遮断部33に連結され、他端側が天板11fの上側遮断部34に連結されている。そして、シャフト部16の外周には、上下にスライド移動可能なスライダ17が挿通されている。各アーム部15の基端15bは、スライダ17に回動可能に連結されている。スライダ17の上側には、天板11fとの間に付勢部材としての圧縮コイルバネ18が挿入されている。そして、アーム部15の基端15bがスライダ17に揺動可能に連結されている。アーム部15は、中間部に折れ曲がって放熱フィン14を避けるように回避部15cが形成されている。スライダ17は、シャフト部16の長手方向(上下方向)から見たときに、中間板11c及び天板11fの下側遮断部33及び上側遮断部34と重なる位置に設けられている。言い換えれば、上下いずれの方向から見たときでも、下側誘導窓31及び上側誘導窓32からスライダ17は、見えない位置にある。そして、図3に示すように、上段発光板10に設けたツマミ20を引っ張ることで、スライダ17を上下操作できるようになっている。
そして、スライダ17をシャフト部16に沿ってスライドさせることで、アーム部15により4枚の上段発光板10が揺動され、図3に示すように起立して筒状となる閉じ状態と、図4に示すように外方へ倒れる開き状態とに切換可能に構成されている。スライダ17は、圧縮コイルバネ18で直接付勢してもよいし、別の部材を介して間接的に付勢してもよい。圧縮コイルバネ18がスライダ17を下方へ付勢することで、結果として4枚の上段発光板10を閉じ状態へ付勢している。
本実施形態では、下側誘導窓31及び上側誘導窓32は、シャフト部16の長手方向から見たときに、少なくとも放熱フィン14の大部分が露出するように形成されている。そして、放熱フィン14の上段発光板10と反対側(シャフト部16側)に中間板11cの下側誘導窓31からの空気を放熱フィン14側へ誘導するガイド部を設ける。このガイド部は、放熱フィンを覆うダクト形状でもよいし、プレート形状のものでもよい。
本実施形態では、ガイド部としてのバッフルプレート35が設けられており、このバッフルプレート35が上段発光板10に連動して揺動するように構成されている。すなわち、バッフルプレート35は、アーム部15の回避部15cに取り付けられている。例えば、図1に示すように、バッフルプレート35に設けたスリット35aにアーム部15の先端側が挿通された状態で、バッフルプレート35がアーム部15の上段発光板10側に固定されている。
図6に示すように、4枚の上段発光板10の開き状態において、上方から見たときに、バッフルプレート35は、中間板11cの下側誘導窓31全体を覆い、また、バッフルプレート35は、天板11fの上側誘導窓32全体を覆うように、バッフルプレート35は、下方から見たときに、上方に向かって放熱フィン14の方へ傾斜している。
次に、本実施形態に係るバルーン式照明装置1の冷却風の流れ方について説明する。
まず、図2、図3及び図5に示すように4枚の上段発光板10が垂直に立った閉じ状態では、LED発光ユニット12の光は、水平方向に照射される。LEDは、蛍光灯に比べて指向性が高いので、比較的真下が暗くなる傾向にある。この状態では、圧縮コイルバネ18がスライダ17を下方へ付勢することで閉じ状態として安定している。
バルーン式照明装置1の作動時には、送風部4から図2に示すように空気を送風し、放熱フィン14を通過して暖められた空気が吹き出されるようになっている。この際、図5に矢印で示すように、下側誘導窓31から吹き出す空気は、上側誘導窓32に向かって流れる。このとき、上側誘導窓32の面積Aは、下側誘導窓31面積A’よりも小さい(A<A’)ので、送風部4からの空気は、スライダ17を避けた後、上側遮断部34によって適度に阻止されて上側誘導窓32の方から外へ吹き出す。この下側誘導窓31から上側誘導窓32に向かって流れる空気により放熱フィン14が効率的に冷却される。なお、閉じ状態でのバッフルプレート35は、垂直に近いので、空気の流れを阻害せず、上方に向けて放熱フィン14側へ傾斜しているので、むしろ上側の放熱フィン14を効果的に冷却する作用を補助している。
次いで、真下側も照らしたい場合には、上段発光板10を外側へ傾斜させて開き状態とする。そのために、電源スイッチを切って送風部4等の停止状態で、バルーン3のチャックを開いて手を差し込んでツマミ20を引っ張って上段発光板10を引き出し、圧縮コイルバネ18を圧縮させながらスライダ17を上昇させる。すると、スライダ17の動きに連動してアーム部15の先端15aに連結された上段発光板10の内面が押されて外側へ倒れる。このアーム部15の動きに合わせてバッフルプレート35も傾けられ、図6のようになる。このように、バッフルプレート35をアーム部15に配置したので、アーム部15の動きに合わせてバッフルプレート35の角度を変えることができる。このため、上段発光板10の閉じ状態と開き状態とで、バッフルプレート35の角度を適切に変更することができる。
冷却風は、上部に行くにつれて冷却風自体の温度が上がっていく。しかし、図6に示すように、バッフルプレート35は、上方に向かって放熱フィン14の方へ適切な角度で傾いていることから、上部に行くにつれて冷却風通路が絞られ、流速が上がって放熱フィン14が効率的に冷やされる。
また、スライダ17は、閉じ状態及び開き状態のいずれに場合でも、シャフト部16の長手方向から見たときに、中間板11cの下側遮断部33と重なる位置に設けられているので、下側誘導窓31からの流れを阻害しない。
図7にバッフルプレート35を設けなかった場合の光源部2’を例示するように、上段発光板10が開き状態にあるときに、上段発光板10と天板11fとの間の隙間Bからだけでなく、下側誘導窓31及び上側誘導窓32からも空気が流れ出るので、放熱フィン14が効率的に冷やされない。
しかし、本実施形態では、天板11fの上側誘導窓32の面積Aを中間板11cの下側誘導窓31の面積A’よりも小さくしたので、中間板11cの下側誘導窓31から流れてきた空気が天板11fの上側誘導窓32に流れにくくなる。このため、開いた上段発光板10の裏側にある放熱フィン14の方へも流れやすくなり、開き状態でも、閉じた状態と同等の冷却効果が得られるので、放熱フィン14が効率的に冷却される。特に天板11fの上側誘導窓32の面積が中間板11cの下側誘導窓31の60%以下の面積であると、開き状態での空気の流れをできるだけ放熱フィン14側へ向かわせることができる。なお、部品配置、送風部4の能力等にも左右されるが、概ね60%よりも大きい面積とすると、天板11fの上側誘導窓32から流れ出る空気の量が増えてしまって、開き状態の上段発光板10の背面側の放熱フィン14が充分に冷やされないことがわかった。
このように、開閉可能な上段発光板10を有する場合でも、下側誘導窓31及び上側誘導窓32を適切に配置することで、閉じ状態及び開き状態のいずれの場合でも、効率よく放熱フィン14を冷却するようにすることが可能となる。
一方で、本実施形態では、上側誘導窓32を下側誘導窓31よりも小さくするだけでなくアーム部15にガイド部としてのバッフルプレート35を設けたので、バッフルプレート35を上段発光板10の開閉に合わせて動かすことができ、図6に示す開き状態では、矢印で示すように、中間板11cの下側誘導窓31からの空気がバッフルプレート35で放熱フィン14側に適切に誘導される。このため、上段発光板10の開き状態でも、送風部4からの空気によって放熱フィン14を極めて効果的に冷やすことができる。
また、バッフルプレート35は、板状であるので、ダクト構造に比べて組立性がよく、軽量且つ低コストで、場所をとらないので、他の部品の取付、配線等が容易である。また、ダクト形状に比べて冷却風への抵抗が小さく、冷却性能が高くなると共に、送風部4による吸気量の低下も防止でき、膨らませたバルーン3が風でつぶれるなどの問題が発生しにくい。このため、バッフルプレート35を設けない場合に比べて送風部4の性能を向上させなくても、放熱フィン14が効率的に冷却される。
なお、下段発光板19についても、送風部4からの冷却風は、下側遮断部33に阻止されて下側誘導窓31から放出されることで、放熱フィン14に誘導され、放熱フィン14が冷却されることで、充分に冷やされる。
したがって、本実施形態に係るバルーン式照明装置1によると、簡単な構造で発光板を効率的に冷却できる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、圧縮コイルバネ18によってスライダ17を下方へ付勢して4枚の上段発光板10を閉じ状態へ揺動させるようにしているが、開き状態へ付勢するようにしてもよい。例えば、スライダ17を上方へ付勢するようにするとよい。その場合には、圧縮コイルバネ18ではなく、引張コイルバネとしてもよい。また、引張コイルバネでスライダ17を押し下げたり、圧縮コイルバネでスライダ17を押し上げるようにしたりしてもよい。
上記実施形態では、4枚の下段発光板19は光源部本体11に固定されているが、下段発光板19も揺動可能としてもよい。その場合、上段発光板10を固定してもよいし、上段及び下段のいずれも揺動可能としてもよい。下段発光板19を揺動可能とする場合には、下段にもスライダ17、アーム部15、バッフルプレート35等を設けるとよい。上段及び下段のいずれも揺動可能とした場合、上下段のスライダ17を連結することにより、上下段の発光板10,19を同時に揺動するようにしてもよい。
上記実施形態では、アーム部15にガイド部としてのバッフルプレート35を設けた構造としているが、ガイド部は、上段発光板10の背面側に放熱フィンを覆うダクト構造としてもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、送風部から空気を送り込んで光源部を包むバルーンを膨らませるバルーン式照明装置について有用である。
1 バルーン式照明装置
2 光源部
3 バルーン
4 送風部
5 マスト
6 三脚スタンド
7 コンバータユニット(電源ユニット)
8 基台部
9 ガード
10 上段発光板
11 光源部本体
11a 底板
11b 締結部材
11c 中間板(一端側仕切板)
11d 上側支柱(支柱)
11e 梁
11f 天板(他端側仕切板)
12 LED発光ユニット(LED素子)
13 ヒンジ部
14 放熱フィン
15 アーム部
15a 先端
15b 基端
15c 回避部
16 シャフト部
17 スライダ
18 圧縮コイルバネ
19 下段発光板
20 ツマミ
31 下側誘導窓
32 上側誘導窓
33 下側遮断部
34 上側遮断部
35 バッフルプレート
35a スリット

Claims (10)

  1. 光源部と、該光源部を覆うバルーンと、該バルーンの内部に空気を送り込む送風部とを備えたバルーン式照明装置において、
    上記光源部は、
    正面側に複数のLED素子が配列され、互いに向き合うように筒状に立設される発光板と、
    上記発光板の背面側に設けられ、上記LED素子の熱を放熱する放熱フィンと、
    上記複数の発光板の一端側を支持すると共に、上記送風部に近い側の空間を区切る一端側仕切板と、
    上記複数の発光板の他端側に設けられ、上記送風部の反対側を仕切る他端側仕切板とを備え、
    上記一端側仕切板及び上記他端側仕切板には、上記放熱フィンへ上記送風部からの空気を誘導する複数の誘導窓と、該複数の誘導窓の間に設けられ、上記送風部からの空気を遮断する遮断部とがそれぞれ設けられている
    ことを特徴とするバルーン式照明装置。
  2. 請求項1に記載のバルーン式照明装置において、
    上記各発光板は、上記一端側仕切板に揺動可能に支持され、
    上記光源部は、
    先端側で各発光板の背面側を支持し、基端側がスライダに揺動可能に連結された複数のアーム部と、
    上記スライダをスライド移動可能に支持すると共に一端側が上記一端側仕切板の遮断部に連結され、他端側が上記他端側仕切板の遮断部に連結されたシャフト部と、
    上記シャフト部に設けられて上記スライダを付勢して上記複数の発光板を閉じ状態又は開き状態へ揺動させる付勢部材とを備えている
    ことを特徴とするバルーン式照明装置。
  3. 請求項2に記載のバルーン式照明装置において、
    上記一端側仕切板の誘導窓は、上記複数の発光板の閉じ状態において、上記シャフト部の長手方向から見たときに、少なくとも上記放熱フィンの大部分が露出するように形成されている
    ことを特徴とするバルーン式照明装置。
  4. 請求項2又は3に記載のバルーン式照明装置において、
    上記スライダは、上記シャフト部の長手方向から見たときに、上記一端側仕切板の遮断部と重なる位置に設けられている
    ことを特徴とするバルーン式照明装置。
  5. 請求項2から4のいずれか1つに記載のバルーン式照明装置において、
    上記他端側仕切板の誘導窓の面積は、上記一端側仕切板の誘導窓の面積よりも小さい
    ことを特徴とするバルーン式照明装置。
  6. 請求項5に記載のバルーン式照明装置において、
    上記他端側仕切板の誘導窓の面積は、上記一端側仕切板の誘導窓の60%以下の面積である
    ことを特徴とするバルーン式照明装置。
  7. 請求項2から6いずれか1つに記載のバルーン式照明装置において、
    上記放熱フィンの上記発光板と反対側に上記一端側仕切板の誘導窓からの空気を放熱フィン側へ誘導するガイド部を設ける
    ことを特徴とするバルーン式照明装置。
  8. 請求項7に記載のバルーン式照明装置において、
    上記ガイド部としてのバッフルプレートは、上記アーム部に配置されている
    ことを特徴とするバルーン式照明装置。
  9. 請求項8に記載のバルーン式照明装置において、
    上記発光板の開き状態において、平面視で少なくとも、上記バッフルプレートは、一端側仕切板の誘導窓全体を覆うように、上記放熱フィンの方へ傾斜している
    ことを特徴とするバルーン式照明装置。
  10. 請求項9に記載のバルーン式照明装置において、
    上記発光板の開き状態において、平面視で少なくとも、上記バッフルプレートは、他端側仕切板の誘導窓全体を覆う
    ことを特徴とするバルーン式照明装置。
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