JP3180089U - 電源回路基板内蔵のｌｅｄ照明灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】流体力学を用いて、ローコストで効率的な放熱構造を備えたＬＥＤ照明灯具を提供する。
【解決手段】ＬＥＤユニット１が取付けられたアルミ製の中空六角柱２の中に、相似形に断面をサイズダウンさせた中空六角柱３を組み入れる。この際、六角柱２の各水平辺の中心１ｃからの垂直線１ｄに接しながら、中空六角柱３の各角を入れ込む事により６個の貫通した三角孔４が形成される。次に電源回路基板５を天板６および底板７で塞いだ中空六角柱３の内部に設置する。これらＬＥＤユニット１を設けた六角柱２と天板６および底板７で塞がれた六角柱３と電源回路基板５で構成された光源ユニット８であって、三角孔４の開口部を除いた全面を拡散カバー９で覆う構成にしている。
【選択図】図２
【解決手段】ＬＥＤユニット１が取付けられたアルミ製の中空六角柱２の中に、相似形に断面をサイズダウンさせた中空六角柱３を組み入れる。この際、六角柱２の各水平辺の中心１ｃからの垂直線１ｄに接しながら、中空六角柱３の各角を入れ込む事により６個の貫通した三角孔４が形成される。次に電源回路基板５を天板６および底板７で塞いだ中空六角柱３の内部に設置する。これらＬＥＤユニット１を設けた六角柱２と天板６および底板７で塞がれた六角柱３と電源回路基板５で構成された光源ユニット８であって、三角孔４の開口部を除いた全面を拡散カバー９で覆う構成にしている。
【選択図】図２
Description
この考案はＬＥＤを光源とした照明灯具に係り、ＬＥＤ自体や電源回路基板の発熱を灯具内に籠らせることなく継続的に外気に放出させるための対流式放熱構造に関する。
従来の吊り下げ式ＬＥＤ照明具などの場合、図４に示すようにヒートシンクａに取付けたＬＥＤユニット１の熱が筐体内に籠り、自らも発熱する電源回路基板５の周囲温度をさらに上昇させていた。
このような熱籠り防止策として、図５に示すようにアルミ筐体ｂの崩落体積を増やし内部の温度上昇を抑えていた。
上記のように高熱伝導材にフィンなどを形成し放熱性を上げる技術は、従来から行われているが、強制的にファンを当てるなどしないと継続的な冷却効果はあまり期待できなかった。また、図４〜５に示すような筐体天面の放熱孔４ｅも一方通行の熱逃しゆえにその効果も乏しかった。
この考案は、高熱伝導素材からなる少なくとも正三角柱以上の角を有する中空正多角柱の各外側面上に、少なくとも１個以上のＬＥＤを取付け、その外側にはＬＥＤから発する光を誘導もしくは拡散させるためのカバーであって、発光する中空正多角柱の外側面全体を覆いながらこの灯具の外郭をなす。中空正多角柱を水平断面から相似形にサイズダウンさせ、かつ上下共に面付けした細い中空正多角柱を電源回路基板のケースとし、その各角をＬＥＤを取付けた正多角柱の各水平辺の中心から垂直線上に接しながら内包させ、両者の角柱間に少なくとも三個以上の垂直に貫通する三角孔を設ける。この貫通した三角孔に気流を通すことで、正多角柱に取付けられたＬＥＤと内包された正多角柱に内蔵された電源回路基板を低温に保つことができる。
照明灯具内部と外気の温度差により、自然対流が発生するため、シンプルかつ安価な構造でありながら継続的な冷却が可能となり、ＬＥＤユニットおよび電源回路基板の寿命が格段に伸びる。また、より大きな電流をＬＥＤに投入させて明るく点灯させても火傷などの恐れがない。
以下、図に示す実施例に基づきこの考案を記述する。なお、これによってこの考案が限定されるものではない。まず、図１〜３の濃色部は本考案のポイントとなる電源回路基板内蔵のＬＥＤ照明灯具の三角断面をなし当該灯具を上下に貫通した放熱孔を示したものである。
ＬＥＤユニット１が取付けられたアルミ製の中空六角柱２の中に、相似形に断面をサイズダウンさせた中空六角柱３を組み入れる。この際、六角柱２の各水平辺の中心１ｃからの垂直線１ｄに接しながら、中空六角柱３の各角を入れ込む事により６個の三角孔４が形成される。
ＬＥＤユニット１が取付けられたアルミ製の中空六角柱２の中に、相似形に断面をサイズダウンさせた中空六角柱３を組み入れる。この際、六角柱２の各水平辺の中心１ｃからの垂直線１ｄに接しながら、中空六角柱３の各角を入れ込む事により６個の三角孔４が形成される。
次に電源回路基板５を天板６および底板７で塞いだ中空六角柱３の内部に設置し、六角柱２と３が接する垂直線１ｄの一部を通過させながらＬＥＤユニット１と電気的接続を行うことにより、電線などが三角孔４内の気流を妨げることはない。
これらＬＥＤユニット１を設けた六角柱２と天板６および底板７で塞がれた六角柱３と電源回路基板５で構成された光源ユニット８であって、三角孔４を除いた全面を拡散カバー９で覆うことで小虫や塵埃の侵入を防ぐ。
この密閉された六角柱２と拡散カバー９および電源回路基板５を内蔵しながら天板６および底板７で塞がれた六角柱３は各々で内部発熱するが、これらの間に図３に示すベンチレーション１０が発生することにより継続的な冷却が可能となる。またこの三角孔４を継続的に通り抜けるベンチレーション１０は、図１〜２に示すように上記各々の密閉された六角柱間に円状に介在するため、流体力学においてもその効果は明らかである。
なお、この実施例では、六角柱をベースに用いた電源回路基板内蔵のＬＥＤ照明灯具を例にして説明したが、多角柱であって同角数の三角孔を形成できればよい。また、照明具の形態として吊り下げ式を例にあげているが、卓上型、床置き型、ブラケット等の照明灯具でもかまわない。
ａ ヒートシンク
ｂ アルミ筐体
１ ＬＥＤユニット
１ｃ 水平辺の中心
１ｄ 垂直線
２ アルミ製中空六角柱
３ 中空六角柱（細）
４ 三角孔
５ 電源回路基板
６ 天板
７ 底板
８ 光源ユニット
９ 拡散カバー
１０ ベンチレーション
ｂ アルミ筐体
１ ＬＥＤユニット
１ｃ 水平辺の中心
１ｄ 垂直線
２ アルミ製中空六角柱
３ 中空六角柱（細）
４ 三角孔
５ 電源回路基板
６ 天板
７ 底板
８ 光源ユニット
９ 拡散カバー
１０ ベンチレーション
Claims (1)
- ＬＥＤを光源とした照明灯具において、高熱伝導素材からなる少なくとも正三角柱以上の角を有する中空正多角柱の各外側面上に、少なくとも１個以上のＬＥＤを取付け、その外側にはＬＥＤから発する光を誘導もしくは拡散させるためのカバーであって、発光する中空正多角柱の外側面全体を覆いながらこの灯具の外郭をなす。中空正多角柱を水平断面から相似形にサイズダウンさせ、かつ上下共に面付けした細い中空正多角柱を電源回路基板のケースとし、その各角をＬＥＤを取付けた正多角柱の各水平辺の中心から垂直線上に接しながら内包させ、両者の角柱間に少なくとも三個以上の垂直に貫通する三角孔を設ける。この貫通した三角孔に気流を通すことで、正多角柱に取付けられたＬＥＤと内包された正多角柱に内蔵された電源回路基板を低温に保つことができる電源回路基板内蔵のＬＥＤ照明灯具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012005418U JP3180089U (ja) | 2012-08-17 | 2012-08-17 | 電源回路基板内蔵のｌｅｄ照明灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012005418U JP3180089U (ja) | 2012-08-17 | 2012-08-17 | 電源回路基板内蔵のｌｅｄ照明灯具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3180089U true JP3180089U (ja) | 2012-12-06 |
Family
ID=48006686
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012005418U Expired - Fee Related JP3180089U (ja) | 2012-08-17 | 2012-08-17 | 電源回路基板内蔵のｌｅｄ照明灯具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3180089U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105605501A (zh) * | 2014-10-29 | 2016-05-25 | 中山市四维家居照明有限公司 | 一种三层欧式吊灯 |
| CN114911061A (zh) * | 2022-05-20 | 2022-08-16 | 盐城市第三人民医院 | 一种基于mr医学影像观察灯箱 |
-
2012
- 2012-08-17 JP JP2012005418U patent/JP3180089U/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
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