JP6287345B2 - 照明器具 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、電源部の防湿構造を簡素化可能な照明器具を提供することを目的とする。
上述の構成において、前記電源部には、前記支柱内と前記器具本体内との間の空気の流
通を可能とするフィルタを設けてもよい。
図1は、実施形態に係る屋外用照明器具を示す斜視図である。図2は屋外用照明器具を示す図であり、図2(A)は平面図、図2(B)は正面図、図2(C)は底面図である。図3はグローブ内を可視化した屋外用照明器具を示す正面図である。図4は、屋外用照明器具を示す分解斜視図である。
屋外用照明器具1は、図1〜図3に示すように、屋外に立設されたポール(支柱)2の頂部に設けられる器具本体3を有している。器具本体3は、ポール2の頂部が挿入されるホルダ4を有している。このホルダ4は、例えばアルミダイカスト等の熱伝導性に優れた素材を、底部4Aから上端部4Bにかけて緩やかに拡径する略円錐台状に形成して構成され、底部4Aには、上記ポール2の頂部が挿入されている。
詳述すると、上端部4Bにはシール部材としての環状のパッキン9が全周に亘って嵌め込まれており、パッキン9にグローブ8の下端が密着することで、グローブ8とホルダ4とが水密にシールされる。
また、セード20の周縁にはシール部材としての環状のパッキン10(図5)が全周に亘って嵌め込まれており、パッキン10にグローブ8の上端が密着することで、グローブ8とセード20とが水密にシールされる。
ホルダ4は、図4に示すように、ポール2の頂部が挿入される略筒状の挿入部4Cを備え、この挿入部4Cの上端部上に電源装置5が取り付けられている。電源装置5は、熱伝導性材で形成した電源取付板5A上に、電子部品が実装される電源基板5Bを取り付けて構成されている。電源取付板5Aは、挿入部4Cの上端部を塞ぐ大きさに形成されており、この電源取付板5Aによってポール2の頂部が塞がれることとなる。このように、電源装置5をポール2の頂部を閉塞させて設けたため、電源装置5自体でポール2の頂部を閉塞するという簡素な構成で、電源装置5を容易に防湿構造にすることができる。また、電源装置5を器具本体3に固定する固定具を別途必要としないため、電源装置5を器具本体3内にコンパクトに配置できる。しかも、ポール2の頂部を挿入する略筒状の挿入部4Cを設け、挿入部4Cの上端部上に当該上端部を閉塞させて電源装置5を配置したため、電源装置5を器具本体3に予め固定できるので、屋外用照明器具1をポール2に容易に設置できる。
図5は図2のV−V断面図であり、図6は図2のVI−VI断面図である。図7は、蓋体を外した屋外用照明器具1を示す平面図である。図8は、屋外用照明器具1を、一部をカットして示す斜視図である。図9は、セード20を下方から示す斜視図である。
セード20は、アルミダイカスト等の熱伝導性に優れた素材で形成され、図4に示すように、グローブ8の上端を覆う略円盤状のセード本体21と、セード本体21からグローブ8の内部に略筒状に延出する柱体22とを一体に備えて構成されている。セード本体21は、略平面状且つ略円形状な上面20Aの周縁に、下方に延びる縁部20Bを備えている。柱体22の側面には、光源部7を構成する複数の光源ユニット30が周方向に取り付けられている。
セード本体21の上面20Aには、シール部材としてのパッキン15が凹部23の全周に亘って嵌め込まれ、上面20Aには、凹部23を覆う蓋体28が環状のパッキン15を介して取り付けられる。パッキン15に蓋体28が密着することで、蓋体28とセード本体21とが水密にシールされる。
また、外壁22Bの上部には、空間Rに対応する位置に、外壁22Bを貫通する貫通孔(開口)26が形成されている。貫通孔26は、略矩形状に形成されている。この貫通孔26によっても、外壁22Bの内部の空間Qと、外壁22Bの外部の空間Sとが連通し、グローブ8内で熱気が循環する。
図10は、一つの反射板を外したセード20を示す斜視図である。
柱体22の下部(一端)には、図8に示すように、上端17Aが柱体22の下部と略同等の大きさに形成され高さ方向に緩やかに拡径する略円錘台状の反射鏡17が設けられている。反射鏡17は、外周面に反射面を有し、上端17Aが柱体22の下部にねじで固定されて支持されている。反射鏡17は、下端に、柱体22の軸方向に延びる縁部17Bを備えている。縁部17Bはホルダ4の上端部4B近傍に延出しており、反射鏡17の内部に電源装置5が内蔵されることとなる。このように、電源装置5の上方に光源部7を配置するとともに、光源部7の下方に、電源装置5を覆う錘台状の反射鏡17を設けたため、電源装置5が露出しないので、意匠性に優れる。
なお、本実施形態では、反射鏡17を柱体22に固定したが、固定する位置は限定されるものではなく、例えば、ホルダ4に固定してもよい。
なお、本実施形態では、反射板18を分割して形成したが、反射板18を一体に形成してもよい。
図11は、一つの反射板18及び固定具を外したセード20を示す斜視図である。図12は、グローブ8を示す断面図である。
光源部7は、上述したように複数の光源ユニット30を備えて構成されている。各光源ユニット30は、図10に示すように、複数の発光素子31を上下に連結して構成されており、本実施形態では発光素子31の連結数を3としている。この光源ユニット30は、高熱伝導性材から形成された基板32に発光素子31をマウントして形成した発光素子モジュール33と、樹脂材等の絶縁性材料で形成された絶縁体34とを備えて構成されている。本実施形態では、発光素子31は多数のLEDをLED基板の上に密集配置して略四角形の面状の発光部を形成したチップオンボード(COB)構造の発光デバイスとして構成されている。なお、発光素子31は、COB型LEDに代えて、他の構造のLED、或いは有機EL等の他の発光素子を用いても良いことは勿論である。
発光素子モジュール33は、絶縁体34に取り付けられている。光源ユニット30は、絶縁体34を柱体22の取付部22B1に接触させて配置され、固定金具19によって取付部22B1に固定されている。
光源ユニット30の配線は、連結体19Bと取付部22B1との間の隙間を通って反射板18の裏面側に引き込まれ、外壁22Bに形成した配線引込孔29から凹部23に引き込まれる。
図12は、屋外用照明器具1の配光を示す説明図である。
屋外用照明器具1では、図5に示すように、逆錐台状の柱体22の側面に複数の光源ユニット30を周方向に均等に取り付けるとともに、柱体22の下端(下部)に錘台状の反射鏡17を設け、柱体22の上端(上部)に複数の平面状の反射板18を設けている。錘台状の反射鏡17及び平面状の反射板18により、逆錐台状の柱体22に配置した光源ユニット30の光を器具本体3の側方の全周囲に反射できるので、器具本体3の側方の全周囲に亘って照明できる。また、発光素子31を線状に配置したため、柱体22の軸方向に比較的長い配光が得られるので、器具本体3の側方の全周囲に亘って比較的広く照明できる。また、発光素子31(図10)を逆錐台状の柱体22に配置することで、発光素子31を器具本体3の斜め下向に向けて光を放射するように配置したため、器具本体3の上方への配光を押さえて、器具本体3の側方の全周囲に亘って比較的広く照明できる。光源ユニット30は、発光素子31(図10)の光軸Fをグローブ8の上下方向略中央に向けて配置されている。屋外用照明器具1からは、発光素子31から放射される直接光K1と、錘台状の反射鏡17で反射された反射光K2と、複数の反射板18で反射された反射光K3とがグローブ8を介して放射される。
例えば、上述の実施形態では、電源装置5を、パッキン11を介して固定したが、パッキン11は省略してもよい。
また、上述の実施形態では、電源装置5をホルダ4の挿入部4Cを閉塞させて設けたが、電源装置5は、ポール2の頂部を閉塞するように設けてもよい。この場合、電源装置5とポール2との間にシール部材としての環状のパッキンを設けてもよい。
また、上述の実施形態では、外壁22Bを上端から下端にかけて縮径させて傾斜して設けたが、外壁22Bをセード20の上面20Aに対して垂直に設けてもよい。
2 ポール(支柱)
3 器具本体
4C 挿入部
5 電源装置(電源部)
11 パッキン
12 フィルタ
30 光源ユニット
31 発光素子
Claims (3)
- 発光素子を有する器具本体を筒状の支柱の頂部に備えた照明器具において、
前記発光素子の電源部を前記支柱の頂部を閉塞させて設け、
前記器具本体は、前記支柱の頂部が下端側に挿入される略筒状の挿入部を備え、
前記電源部は、熱伝導性材で形成した電源取付板上に、電子部品が実装される電源基板を取り付けて構成され、前記電源取付板は、略筒状の前記挿入部の上端部を全て塞ぐ大きさに形成され、
前記挿入部の上端部上に、当該上端部を前記電源取付板によって閉塞させて前記電源部を前記器具本体に取り付け、
前記挿入部の上端部には、当該上端部の全周に亘ってパッキンが設けられて、前記電源取付板と前記挿入部の上端部とが水密にシールされることを特徴とする照明器具。 - 前記電源部と前記器具本体との取付部分には、前記支柱の頂部の周囲に、パッキンを設けたことを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
- 前記電源部には、前記支柱内と前記器具本体内との間の空気の流通を可能とするフィルタを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明器具。
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