JP2016114808A - 無線lan機能を備えた録音再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】音源を備えた機器との間で無線接続することで、操作性及び作業効率に優れたミキシング録音を行うことのできる録音再生装置を提供する。【解決手段】録音再生装置10は、Wi−Fiモジュールを備え、スマートフォン12等とWi−Fi接続する。録音再生装置10は、スマートフォン12等から送信された音源のオーディオ信号をストリーミング再生する。ストリーミング再生しながらユーザにより演奏された楽器14の演奏音を第2オーディオ信号として内蔵マイク22等から入力し、ストリーミング再生されたオーディオ信号と第2オーディオ信号をミックス処理する。【選択図】図1

Description

本発明は録音装置に関し、特に無線LAN機能を備えた録音再生装置に関する。
従来から、ミキシングするための音源が記録されている記録媒体を録音再生装置に装着し、音源を再生しつつ録音再生装置のマイクロフォンや外部入力端子から入力されるオーディオ信号とミキシングする録音方法や、外部入力端子から入力されるオーディオ信号とマイクロフォンから入力されるオーディオ信号をミキシングする録音方法が知られている。
特許文献1には、パソコンからダウンロードしたオーディオ信号と外部入力されるマイク信号をミキサでミックスしてミニディスク(MD)に記録する録音装置が記載されている。
特許文献2には、インターネットを介して希望する楽曲をハードディスクにダウンロードし、マイク入力信号とミックスして出力する携帯式カラオケ装置が記載されている。
特許文献3には、システムメモリに記憶されているストリームと、ストリーミングアプリケーションにより受け取られるストリームをデコードしてアナログミキシングして出力するマージシステムが記載されている。
実用新案第3100250号 実用新案第3106790号 特許第3961185号
ミキシング録音において、音源を記録した記録媒体を用いる場合、予め記録媒体にミキシングするための音源を録音しておかなければならず、複数の音源、例えばギターパート、ベースパート、ヴォーカルパート、ドラムパート等をミキシングしたい場合に、ミキシングの度に記録媒体を交換しなければならず、操作性及び作業効率が極めて悪い問題がある。
また、外部入力端子を用いる場合、接続ケーブルの長さに物理的な制限があるため、録音再生装置を音源に近接配置する必要があり、複数の録音再生装置に記録されている音源をミキシングするためには記録媒体を用いる場合と同様にその都度複数の録音再生装置を接続交換する必要があることから、同様に操作性及び作業効率が悪い問題がある。
従って、音源を備えた機器と録音再生装置とを無線で接続することが望ましいが、従来においては無線接続された機器を用いてミキシング録音を実現する構成については十分検討されていない。
本発明は、音源を備えた機器との間で無線接続することで、操作性及び作業効率に優れたミキシング録音を行うことのできる録音再生装置を提供することにある。
本発明は、無線LANモジュールと、前記無線LANモジュールで受信した第1オーディオ信号をストリーミング再生して出力する再生手段と、前記ストリーミング再生しつつ外部で生成された第2オーディオ信号を入力する入力手段と、前記ストリーミング再生された前記第1オーディオ信号と前記第2オーディオ信号をミックス処理する処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、さらに、前記無線LANモジュールで受信した前記第1オーディオ信号が格納されるストリーミング再生用バッファメモリと、前記ストリーミング再生用バッファメモリから読み出された前記第1オーディオ信号が格納されるミックス用バッファメモリとを備え、前記処理手段は、前記ミックス用バッファメモリに格納された前記第1オーディオ信号と前記第2オーディオ信号をミックス処理する。
本発明の他の実施形態では、さらに、前記処理手段でミックス処理されたオーディオ信号を記録媒体に記録する記録手段を備え、前記再生手段は、前記記録媒体に記録されたオーディオ信号を再生して出力し、前記処理手段は、前記オーディオ信号と、前記オーディオ信号を再生しつつ外部で生成された第3オーディオ信号をミックス処理する。
本発明によれば、音源を備えた機器、例えばスマートフォン等との間で無線接続することで、操作性及び作業効率に優れたミキシング録音を行うことができる。
実施形態のシステム構成図である。 実施形態の処理フローチャートである。 実施形態の他の処理フローチャートである。 実施形態の録音再生装置の構成ブロック図である。 実施形態のシステムコントローラの処理を示す模式図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のシステム構成図である。録音再生装置10は、音源を備えた機器と無線接続する。本実施形態では、音源を備えた機器としてスマートフォン12を例示し、無線接続として無線LAN、より特定的にはWi−Fi接続を例示する。Wi−Fiモジュールを備えたスマートフォンは公知であり、無線ルータ等のアクセスポイントを介してインターネットに接続し得る。
録音再生装置10は、公知の録音再生機能を備え、内蔵マイク22やライン入力端子24から入力されたオーディオ信号を処理してSDカード等の記録媒体に記録し、かつ、SDカードに記録されたオーディオ信号を再生して内蔵スピーカから出力する。また、録音再生装置10は、Wi−Fiモジュールを備え、スマートフォン12との間でWi−Fi接続する。録音再生装置10とスマートフォン12との間のWi−Fi接続は、本実施形態では1対1接続であるが、必ずしもこれに限定されない。
スマートフォン12は、内部の記録媒体に音源データを記録しており、当該音源データを再生してWi−Fi接続を介して録音再生装置10にオーディオ信号を送信する。当該音源は、予めスマートフォン12で録音したものでもよく、あるいはインターネット経由でダウンロードしたものでもよい。ユーザは、スマートフォン12にインストールされた所定のアプリケーションを起動し、このアプリケーションを操作して、録音再生装置10に送信すべき音源データを選択し送信する。スマートフォン12からWi−Fi接続で録音再生装置10に送信される信号を第1オーディオ信号と称する。
録音再生装置10は、スマートフォン12から送信された第1オーディオ信号を受信し、これをストリーミング再生して内蔵スピーカから出力する。
録音再生装置10のユーザは、内蔵スピーカから出力された第1オーディオ信号を聴きながら、所望の楽曲パートを演奏する。図1では、所望の楽曲パートとしてギター等の楽器14のパートが示されているが、これ以外の任意のパート、例えばベースパート、ヴォーカルパート、ドラムパート等でもよい。
楽器14のパートが演奏されると、録音再生装置10は、内蔵マイク22(あるいはライン入力端子24)から演奏音を入力し、第2オーディオ信号として第1オーディオ信号とミックスする。そして、ミックス処理(ミキシング)された第1オーディオ信号と第2オーディオ信号をSDカード等の記録媒体に記録する。
このように、録音再生装置10とスマートフォン12をWi−Fi接続し、スマートフォン12に記録された音源を録音再生装置10でストリーミング再生することで、記録媒体の交換等を行う必要がなくなるとともに、Wi−Fi接続可能な範囲内において録音再生装置10を所望の位置に自由に配置することができるため、操作性及び作業効率が格段に向上する。
本実施形態では、スマートフォン12を操作するユーザAと楽器14を演奏するユーザBが離れた位置に配置し、ユーザAがスマートフォン12を操作して第1オーディオ信号を送信し、ユーザBが第1オーディオ信号を聴きながら自己の近傍に配置した録音再生装置10に自己が生成した第2オーディオ信号をミックスできる。
また、近年においては、ほとんどのユーザがスマートフォン12を所持しているため、自己のスマートフォン12を用いて任意の音源を選択し、所望の楽器とミキシングを楽しむことができる。
図2は、本実施形態の処理フローチャートである。
まず、録音再生装置10は、スマートフォン12との間でWi−Fi接続を行う(S101)。具体的には、録音再生装置10のWi−Fiボタンを操作してWi−Fiモジュールを起動する。次に、スマートフォン12側のWi−Fiボタンあるいはアイコンを操作してWi−Fiモジュールを起動する。スマートフォン12で録音再生装置10を検出し、録音再生装置10の無線LANにおけるアクセスポイントの識別名であるSSIDが表示されたときに、これに対応するパスワードを入力してWi−Fi接続を確立する。なお、パスワードは、録音再生装置10の表示部に表示してユーザに視認させることができる。録音再生装置10は、特定のスマートフォン12との間にWi−Fi接続を確立すると、その旨をLED等の点灯により表示する。録音再生装置10は、無線LANにおけるアクセスポイントとして機能するが、スマートフォン12以外の他の機器とは接続せず1対1接続する。これにより、ストリーミング再生する音源データが一意に特定される。なお、スマートフォン12と録音再生装置10との接続は、NFC(Near Field Communication)技術を使用して確立させるようにしてもよい。
次に、スマートフォン12側で所望の音源を再生し、録音再生装置10側でスマートフォン12から送信された第1オーディオ信号をストリーミング再生する(S102)。すなわち、スマートフォン12から送信された第1オーディオ信号をストリーミング再生用バッファメモリに格納しつつ、これと並行して当該ストリーミング再生用バッファから第1オーディオ信号を読み出して内蔵スピーカから出力する。ストリーミング再生に用いるプロトコルは任意であり、RTSP、MMS、RTMP、HTTP Live Streaming、MPEG−DASH等を用い得る。
なお、ストリーミング再生の際には、後のミックス処理のために、読み出した第1オーディオ信号をミックス用バッファメモリに一時的に格納し、その後に内蔵スピーカから出力するが、これについてはさらに後述する。
次に、第1オーディオ信号を再生しながらギター等の所望の楽器14を演奏し、この演奏音を第2オーディオ信号として、例えば内蔵マイク22から入力する(S103)。
そして、内蔵マイクから入力した第2オーディオ信号と、ストリーミング再生された第1オーディオ信号とをミックスし(S104)、ミックスされた第1オーディオ信号と第2オーディオ信号をSDカード等の内蔵の記録媒体に記録する(S105)。この際に、内蔵マイクから入力された第2オーディオ信号をミックス用バッファメモリに格納することで、当該ミックス用バッファメモリに既に格納されている第1オーディオ信号と加算してミックスする。加算時にレベル調整した上でミックス処理してもよい。
図3は、本実施形態の他の処理フローチャートである。最初に録音した音声等に対して、音声等を繰り返し重ね録する多重録音の手法としてオーバ・ダビング(オーバ・ダブ)が知られているが、このオーバ・ダブとの組み合わせ処理である。
まず、録音再生装置10は、スマートフォン12との間でWi−Fi接続を行う(S201)。
次に、Wi−Fiミキシングを行うか、オーバ・ダブを行うかを判定する(S202)。ユーザが例えば切替ボタンを操作してWi−Fiミキシングを選択すると、スマートフォン12から送信された第1オーディオ信号をストリーミング再生し(S203)、ストリーミング再生しながら所望の楽器等を演奏し、第2オーディオ信号として、例えば内蔵マイク22から入力し(S204)、第1オーディオ信号と第2オーディオ信号をミックスして(S205)、SDカードに記録する(S206)。
他方、ユーザが切替ボタンを操作してオーバ・ダブを選択すると、SDカードに記録されているオーディオ信号を再生し(S207)、再生しながら所望の楽器等を演奏し、内蔵マイクから入力し(S208)、再生したオーディオ信号と内蔵マイクから入力したオーディオ信号をミックスして(S205)、SDカードに記録する(S206)。
これら2つの処理の違いは、ミックス処理の対象となる音源がスマートフォン12であるかSDカードであるかの違いであり、この意味で、本実施形態はオーバ・ダブの処理対象を内蔵のSDカードから外部のスマートフォン12まで拡大したものといえよう。
図3の処理において、Wi−Fiミキシングとオーバ・ダブは択一である必要はなく、これらを時系列に組み合わせることも可能である。
例えば、まず、Wi−Fiミキシングによりスマートフォン12の第1オーディオ信号をストリーミング再生して所望の楽器を演奏し、第2オーディオ信号をミキシングしてSDカードに記録する。次に、ミックス処理された(第1オーディオ信号+第2オーディオ信号)をSDカードから読み出して再生し、さらに所望の楽器を演奏し、第3オーディオ信号をミックス処理して(第1オーディオ信号+第2オーディオ信号+第3オーディオ信号)を生成し、SDカードに記録する等である。
次に、本実施形態における録音再生装置10の具体的な構成について説明する。
図4は、本実施形態の録音再生装置10の構成ブロック図である。録音再生装置10は、Wi−Fiモジュール20、内蔵マイク22、ライン入力端子24、内蔵スピーカ30、ディスプレイ32、操作ボタン34、システムコントローラ36、及びSDコネクタ42を備える。
Wi−Fiモジュール20は、無線LANモジュールであり、スマートフォン12とのWi−Fi接続及びデータ送受を行うモジュールである。Wi−Fiモジュール20は、操作ボタン34の操作に応じて起動し、スマートフォン12とのWi−Fi接続を確立し、スマートフォン12から送信されるオーディオ信号を受信してシステムコントローラ36に供給する。また、Wi−Fiモジュール20は、必要に応じてスマートフォン12からコマンドを受信し、受信したコマンドをシステムコントローラ36に供給する。このコマンドは、録音再生装置10の動作を制御するコマンドであり、例えば録音開始、録音停止等である。これにより、スマートフォン12を録音再生装置10のリモコンとして機能させることもできる。スマートフォン12は、Wi−Fiモジュール20を介してシステムコントローラ36から録音再生装置10のステータスを取得し、スマートフォン12のディスプレイに表示してもよい。
内蔵マイク22は、Rチャンネル及びLチャンネルのステレオマイクであり、演奏された楽器等のオーディオ信号を入力し、インタフェース(I/F)26に出力する。
ライン入力端子24は、外部機器からのオーディオ信号をライン入力し、インタフェース(I/F)26に出力する。
インタフェース(I/F)26は、内蔵マイク22あるいはライン入力端子24からのオーディオ信号をコーデック(CODEC)28に出力する。
コーデック(CODEC)28は、入力されたオーディオ信号をデジタル信号に変換し、圧縮及び符号化してシステムコントローラ36に供給する。また、システムコントローラ36から供給されたオーディオ信号を伸長及び復号化し、アナログオーディオ信号に変換して内蔵スピーカ30から出力する。コーデック(CODEC)28は、内蔵マイク22あるいはライン入力端子24からのオーディオ信号を処理するモジュールと、内蔵スピーカ30に出力するオーディオ信号を処理するモジュールに分離していてもよい。
ディスプレイ32は、LCDパネルあるいは有機ELパネル等から構成され、録音再生装置10の各種ステータス、例えば録音/再生のタイムカウンタや録音レベルを表示する。ディスプレイ32には、Wi−Fiモジュール20の起動状態や接続状態を示すLEDが含まれる。例えば、Wi−Fiボタンが操作されてWi−Fiモジュール20が起動し、接続スタンバイ状態になるとLEDは点滅し、スマートフォン12との接続が確立するとLEDが点灯し、Wi−Fiボタンが操作されてWi−Fiモジュール20がオフするとLEDも消灯する。
操作ボタン34は、録音再生装置10の動作を指示するボタンである。操作ボタン34には、Wi−Fiのオン/オフを切り替えるWi−Fiボタン、録音/再生/停止ボタン、録音レベル調整ボタン、トラック選択ボタン等が含まれる。操作ボタン34をジョグダイヤルやディスプレイ32上のタッチボタンとして構成してもよい。
システムコントローラ36は、プロセッサ及びメモリで構成され、録音再生装置10の各部を制御する。システムコントローラ36は、ROM38に記録された処理プログラムに従い、RAM40をワーキングメモリとして用いて各種処理を実行する。各種処理には、Wi−Fiモジュール20の起動/オフ、スマートフォン12との接続確立、スマートフォン12から受信したオーディオ信号のストリーミング再生、スマートフォン12からのオーディオ信号(第1オーディオ信号)と内蔵マイク22(あるいはライン入力端子24)から入力したオーディオ信号(第2オーディオ信号)とのミックス処理、ミックス処理されたオーディオ信号のSDカードへの記録等が含まれる。システムコントローラ36は、複数のプロセッサを備えていてもよく、PLD(プログラマブルロジックデバイス)と協働してもよい。
SDコネクタ42は、SDカードが装着される。システムコントローラ36は、ミックス処理されたオーディオ信号をSDカードに記録することで録音する。また、SDカードに記録されているオーディオ信号を読み出し、コーデック(CODEC)28を介して内蔵スピーカ30から出力する。
システムコントローラ36は、上記の通り、スマートフォン12から受信した第1オーディオ信号をストリーミング再生し、ストリーミング再生しながら内蔵マイク22(あるいはライン入力端子24)から入力した第2オーディオ信号と第1オーディオ信号とをミックスしてSDカードに記録する。システムコントローラ36は、このミックス処理を複数の内蔵バッファメモリを用いて実行する。
図5は、システムコントローラ36におけるミックス処理の模式図である。
システムコントローラ36は、バッファメモリとして、ストリーミング再生用バッファメモリ36a、SD再生用バッファメモリ36b、入力用バッファメモリ36c、ミックス用バッファメモリ36d、出力用バッファメモリ36e、及び録音用バッファメモリ36fを用いる。
Wi−Fi接続されたスマートフォン12から送信された第1オーディオ信号は、ストリーミング再生用バッファメモリ36aに順次格納される。システムコントローラ36は、第1オーディオ信号をストリーミング再生用バッファメモリ36aに順次格納するとともに、これと並行して、ストリーミング再生用バッファメモリ36aの先頭から順次、第1オーディオ信号を読み出して、ミックス用バッファメモリ36dに順次格納する。ストリーミング再生用バッファメモリは、バッファメモリをリング状に配置し、読み出し位置が書き込み位置を追いかけつつ回るリングバッファで構成する。読み出し位置から書き込み位置までの領域をデータ保存領域とし、この領域を変更禁止にすることで書き込まれたデータを正しく読み出することができる。それ以外の領域を、次の読み出しに備えてデータを更新できる領域とする。必要に応じ、バッファメモリ全体をN等分(例えば4等分)して一回の処理で更新を行う領域を定義してもよい。ミックス用バッファメモリ36dに格納された第1オーディオ信号を
Rチャンネル:ar1(t1)、ar2(t2)、ar3(t3)、・・・
Lチャンネル:al1(t1)、al2(t2)、al3(t3)、・・・
とする。ここで、t1、t2、t3は時刻を示す。
また、システムコントローラ36は、ミックス用バッファメモリ36dに格納した第1オーディオ信号を読み出してさらに出力用バッファメモリ36eに格納し、この出力用バッファメモリ36eに格納された第1オーディオ信号をコーデック(CODEC)28を介して内蔵スピーカ30から出力する。ユーザは、内蔵スピーカ30からストリーミング再生されたオーディオを聴くことができ、オーディオを聞きながら所望の楽器を演奏することができる。
ユーザがギター等の楽器14を演奏して生成した第2オーディオ信号は、内蔵マイク22(あるいはライン入力端子24)、インタフェース(I/F)26、コーデック(CODEC)28を介して入力用バッファメモリ36cに順次格納される。入力用バッファメモリ36cに順次格納される第2オーディオ信号を
Rチャンネル:br1(t1)、br2(t2)、br3(t3)、・・・
Lチャンネル:bl1(t1)、bl2(t2)、bl3(t3)、・・・
とする。システムコントローラ36は、ミックス用バッファメモリ36dに格納されている第1オーディオ信号(ストリーミング再生されたオーディオ信号)と、入力用バッファメモリ36cに格納されている第2オーディオ信号に対し、実質的に同一時間タイミングのデータ同士を加算して、
Rチャンネル:ar1+br1、ar2+br2、ar3+br3、・・・
Lチャンネル:al1+bl1、al2+bl2、al3+bl3、・・・
を生成する。
両信号を加算してミックス処理した後、システムコントローラ36は、ミックス用バッファメモリ36dからミックス処理後のオーディオ信号を読み出して録音用バッファメモリ36fに順次格納し、さらにSDカードに書き込んでいく。
なお、ストリーミング再生用バッファメモリ36aから第1オーディオ信号を読み出してミックス用バッファメモリ36dに格納する際に、未だミックス処理がなされておらず録音用バッファメモリ36fにも格納されていない領域には格納せず、それ以外の領域に格納していくのは言うまでもない。ミックス処理され録音用バッファメモリ36fにも格納されたオーディオ信号(第1オーディオ信号+第2オーディオ信号)は、ミックス用バッファメモリ36dから消去してもよく、上書きを許容することで消去してもよい。従って、ミックス用バッファメモリ36dもリングバッファで構成した場合、書き込み位置と
出力用バッファメモリ36eに書き込むための読み出し位置との間の領域、及び、書き込み位置と録音用バッファメモリ36fに書き込むための読み出し位置との間の領域をデータ保存領域とし、この領域を変更禁止にし、それ以外の領域を、次の読み出しに備えてデータを更新できる領域とする。
他方、オーバ・ダブの場合には、システムコントローラ36は、SDカードに記録されたオーディオ信号を読み出してSD再生用バッファメモリ36bに順次格納する。そして、SD再生用バッファメモリ36bから読み出したオーディオ信号は、一旦、ミックス用バッファメモリ36dに格納した後に、出力用バッファメモリ36eに格納し、この出力用バッファメモリ36eに格納されたオーディオ信号をコーデック(CODEC)28を介して内蔵スピーカ30から出力する。ユーザは、内蔵スピーカ30から再生されたオーディオを聴くことができ、オーディオを聞きながら所望の楽器を演奏することができる。
ユーザが楽器等を演奏して生成した第2オーディオ信号は、内蔵マイク22(あるいはライン入力端子24)、インタフェース(I/F)26、コーデック(CODEC)28を介して入力用バッファメモリ36cに順次格納される。入力用バッファメモリ36cに順次格納される第2オーディオ信号を
Rチャンネル:br1(t1)、br2(t2)、br3(t3)、・・・
Lチャンネル:bl1(t1)、bl2(t2)、bl3(t3)、・・・
とする。システムコントローラ36は、ミックス用バッファメモリ36dに格納されているオーディオ信号(SDカードから再生されたオーディオ信号)と、入力用バッファメモリ36cに格納されている第2オーディオ信号に対し、実質的に同一時間タイミングのデータ同士を加算してミックス信号を生成する。
両信号を加算してミックス処理した後、システムコントローラ36は、ミックス用バッファメモリ36dからミックス処理後のオーディオ信号を読み出して録音用バッファメモリ36fに順次格納し、さらにSDカードに書き込んでいく。
このように、Wi−Fiミックス及びオーバ・ダブのいずれの処理も、ミックス用バッファメモリ36dを介して実行することができる。
本実施形態では、既述したように、Wi−Fiミックス処理した後に、さらにオーバ・ダブ処理を行うこともできる。この場合の処理は以下の通りである。
すなわち、Wi−Fi接続されたスマートフォン12から送信された第1オーディオ信号は、ストリーミング再生用バッファメモリ36aに順次格納される。システムコントローラ36は、第1オーディオ信号をストリーミング再生用バッファメモリ36aに順次格納するとともに、これと並行して、ストリーミング再生用バッファメモリ36aの先頭から順次第1オーディオ信号を読み出して、ミックス用バッファメモリ36dに順次格納する。ミックス用バッファメモリ36dに格納された第1オーディオ信号を
Rチャンネル:ar1(t1)、ar2(t2)、ar3(t3)、・・・
Lチャンネル:al1(t1)、al2(t2)、al3(t3)、・・・
とする。また、システムコントローラ36は、ミックス用バッファメモリ36dに格納した第1オーディオ信号を読み出してさらに出力用バッファメモリ36eに格納し、この出力用バッファメモリ36eに格納された第1オーディオ信号をコーデック(CODEC)28を介して内蔵スピーカ30から出力する。ユーザは、内蔵スピーカ30からストリーミング再生されたオーディオを聴くことができ、オーディオを聞きながら所望の楽器を演奏することができる。
ユーザが楽器等を演奏して生成した第2オーディオ信号は、内蔵マイク22(あるいはライン入力端子24)、インタフェース(I/F)28、コーデック(CODEC)28を介して入力用バッファメモリ36cに順次格納される。入力用バッファメモリ36cに順次格納される第2オーディオ信号を
Rチャンネル:br1(t1)、br2(t2)、br3(t3)、・・・
Lチャンネル:bl1(t1)、bl2(t2)、bl3(t3)、・・・
とする。システムコントローラ36は、ミックス用バッファメモリ36dに格納されている第1オーディオ信号(ストリーミング再生されたオーディオ信号)と、入力用バッファメモリ36cに格納されている第2オーディオ信号に対し、実質的に同一時間タイミングのデータ同士を加算して、
Rチャンネル:ar1+br1、ar2+br2、ar3+br3、・・・
Lチャンネル:al1+bl1、al2+bl2、al3+bl3、・・・
を生成する。
両信号を加算してミックス処理した後、システムコントローラ36は、ミックス用バッファメモリ36dからミックス処理後のオーディオ信号(第1オーディオ信号+第2オーディオ信号)を読み出して録音用バッファメモリ36fに順次格納し、さらにSDカードに書き込んでいく。
次に、システムコントローラ36は、SDカードに記録されたオーディオ信号(第1オーディオ信号+第2オーディオ信号)を読み出してSD再生用バッファメモリ36bに順次格納する。そして、SD再生用バッファメモリ36bから読み出したオーディオ信号は、一旦、ミックス用バッファメモリ36dに格納した後に、出力用バッファメモリ36eに格納し、この出力用バッファメモリ36eに格納されたオーディオ信号をコーデック(CODEC)28を介して内蔵スピーカ30から出力する。ユーザは、内蔵スピーカ30から再生されたオーディオを聴くことができ、オーディオを聞きながら所望の楽器を演奏することができる。
ユーザが楽器等を演奏して生成した第3オーディオ信号は、内蔵マイク22(あるいはライン入力端子24)、インタフェース(I/F)28、コーデック(CODEC)28を介して入力用バッファメモリ36cに順次格納される。入力用バッファメモリ36cに順次格納される第3オーディオ信号を
Rチャンネル:cr1(t1)、cr2(t2)、cr3(t3)、・・・
Lチャンネル:cl1(t1)、cl2(t2)、cl3(t3)、・・・
とする。システムコントローラ36は、ミックス用バッファメモリ36dに格納されているオーディオ信号(SDカードから再生されたオーディオ信号)と、入力用バッファメモリ36cに格納されている第3オーディオ信号に対し、実質的に同一時間タイミングのデータ同士を加算して、
Rチャンネル:ar1+br1+cr1、ar2+br2+cr2、ar3+br3+cr3、・・・
Lチャンネル:al1+bl1+cl1、al2+bl2+cl2、al3+bl3+cl3、・・・
を生成する。
合計3つの信号を加算してミックス処理した後、システムコントローラ36は、ミックス用バッファメモリ36dからミックス処理後のオーディオ信号を読み出して録音用バッファメモリ36fに順次格納し、さらにSDカードに書き込む。
以上の処理を繰り返し実行することで、所望の数のオーディオ信号をミックスすることができる。
本実施形態では、Wi−Fiミックス処理時にストリーミング再生用バッファメモリ36aを用い、オーバ・ダブ処理時にSD再生用バッファメモリ36bを用いているが、これらを同時に使用することはないので、ストリーミング再生用バッファメモリ36aとSD再生用バッファメモリ36bを共用の単一バッファメモリで構成することもでき、これにより構成の簡易化及びコスト低減を図ることができる。また、SD再生用バッファメモリ36b及びミックス用バッファメモリ36dは、オーバ・ダブ処理を実行する際に必要なバッファメモリであるので、オーバ・ダブ機能を有する録音再生装置において、オーバ・ダブ処理を実行するための構成を援用してWi−Fiミックス処理を実現するということもできる。
本実施形態では、録音再生装置10の内蔵マイク22からオーディオ信号を入力し、内蔵スピーカ30から出力しているが、内蔵マイク22に代えて外部マイクを用いてもよく、内蔵スピーカ30に代えて外部スピーカを用いてもよい。
また、本実施形態では、無線接続としてWi−Fi接続を例示したが、ブルートゥース等を用いてもよい。
10 録音再生装置、12 スマートフォン、14 楽器、20 Wi−Fiモジュール、22 内蔵マイク、24 ライン入力端子、30 内蔵スピーカ、32 ディスプレイ、34 操作ボタン、36 システムコントローラ、42 SDコネクタ。

Claims (3)

  1. 無線LANモジュールと、
    前記無線LANモジュールで受信した第1オーディオ信号をストリーミング再生して出力する再生手段と、
    前記ストリーミング再生しつつ外部で生成された第2オーディオ信号を入力する入力手段と、
    前記ストリーミング再生された前記第1オーディオ信号と前記第2オーディオ信号をミックス処理する処理手段と、
    を備えることを特徴とする無線LAN機能を備えた録音再生装置。
  2. 請求項1記載の無線LAN機能を備えた録音再生装置において、さらに、
    前記無線LANモジュールで受信した前記第1オーディオ信号が格納されるストリーミング再生用バッファメモリと、
    前記ストリーミング再生用バッファメモリから読み出された前記第1オーディオ信号が格納されるミックス用バッファメモリと、
    を備え、前記処理手段は、前記ミックス用バッファメモリに格納された前記第1オーディオ信号と前記第2オーディオ信号をミックス処理する
    ことを特徴とする無線LAN機能を備えた録音再生装置。
  3. 請求項1,2のいずれかに記載の無線LAN機能を備えた録音再生装置において、さらに、
    前記処理手段でミックス処理されたオーディオ信号を記録媒体に記録する記録手段
    を備え、
    前記再生手段は、前記記録媒体に記録されたオーディオ信号を再生して出力し、
    前記処理手段は、前記オーディオ信号と、前記オーディオ信号を再生しつつ外部で生成された第3オーディオ信号をミックス処理する
    ことを特徴とする無線LAN機能を備えた録音再生装置。
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