JP2016114325A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換容器に蒸気と共に流入した空気等の不凝縮ガスを外部に排出し得る熱交換器を提供すること。
【解決手段】熱交換器は、入口端41aが熱交換容器に連通し出口端41bが大気に開放され、ガスが排出される円筒部材41を備える。熱交換器は、開口52を有する固定基板51と、開口62が固定基板51の開口52とラップするように固定基板51と重ねて設けられる回転自在な可動基板61と、可動基板61の側面に設けられ、ガスの流体力が作用することによって可動基板61に一定方向の回転力を作用させる羽根64と、可動基板61の側面において回転中心から離れた位置に設けられる錘65(対抗力付与機構)とを有し、可動基板61が回転するに従って開口52,62のラップ面積が大きくなると共に、互いの開口52,62のラップ部分の位相がずれるように円筒部材41の軸方向に配列されてラビリンス通路47を形成する複数の通路形成部材43,44,45,46を備える。
【選択図】図2

Description

本願は、蒸気が被加熱流体と熱交換して凝縮する熱交換器に関する。
例えば特許文献1に開示されているように、蒸気使用装置で残った蒸気や、高温ドレンから発生した再蒸発蒸気(フラッシュ蒸気)等を被加熱流体と熱交換させて熱回収を行う熱交換器が知られている。この熱交換器は、熱交換容器と、該熱交換容器内に設けられた伝熱管(熱交換パイプ)と、熱交換容器内に設けられて大気に開放される大気開放管とを備えている。熱交換容器内には蒸気が供給され、伝熱管には水等の被加熱流体が流れる。熱交換器では、熱交換容器内に供給された蒸気が伝熱管の被加熱流体と熱交換して凝縮し、被加熱流体が加熱される。つまり、熱交換器では被加熱流体が蒸気の顕熱および潜熱を吸熱することで熱回収が行われる。また、熱交換器では、蒸気の凝縮によって発生したドレンが熱交換容器の底部に貯留され、そのドレンに大気開放管の下端が没することにより、空気等の不凝縮ガスが大気開放管から熱交換容器内に流入することを防止している。
特開2002−54882号公報
ところで、上記特許文献1の熱交換器では、上述したように大気開放管から空気等の不凝縮ガスが流入することは防止できるが、熱交換容器に供給される蒸気に不凝縮ガスが混入していると、蒸気と共に不凝縮ガスが流入してしまうという問題があった。熱交換容器内に不凝縮ガスが混在していると、蒸気と被加熱流体との熱交換効率が著しく低下し、熱回収が阻害されてしまう。
本願に開示の技術は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、熱交換容器に蒸気と共に流入した空気等の不凝縮ガスを外部に排出し得る熱交換器を提供することにある。
本願に開示の技術は、蒸気供給管が接続された熱交換容器と、該熱交換容器内に設けられ、被加熱流体が流れる伝熱管とを備え、上記蒸気供給管から上記熱交換容器に供給された蒸気が上記伝熱管の被加熱流体と熱交換して凝縮する熱交換器を対象としている。そして、本願の熱交換器は、円筒部材と複数の通路形成部材とを備えている。
上記円筒部材は、入口端が上記熱交換容器の内部に連通し出口端が大気に開放され、ガスが排出されるものである。通路形成部材は、固定基板と、可動基板と、羽根と、対抗力付与機構とを有している。上記固定部材は、上記ガスが流れる開口を有し、上記円筒部材内にそれと同軸に設けられる円形の部材である。上記可動基板は、上記ガスが流れる開口を有し、該開口が上記固定基板の開口とラップするように上記固定基板の上流側に該固定基板と重ねて設けられる回転自在な円形の部材である。上記羽根は、上記可動基板の上流側の側面に設けられ、上記ガスの流体力が作用することによって上記可動基板に一定方向の回転力を作用させるものである。上記対抗力付与機構は、上記羽根による回転力に対抗する力を上記可動基板に作用させるものである。そして、上記複数の通路形成部材は、上記可動基板が上記一定方向に回転するに従って、上記2つの開口のラップ面積が大きくなるように構成されると共に、互いの上記2つの開口のラップ部分の位相がずれるように上記円筒部材の軸方向に配列されて上記ガスのラビリンス通路を形成するものである。
本願の熱交換器によれば、入口端が熱交換容器に連通し出口端が大気に開放された円筒部材内に、互いの2つの開口のラップ部分の位相がずれるように配列されてガスのラビリンス通路を形成する複数の通路形成部材を備えているため、熱交換容器に蒸気と共に流入した不凝縮ガスを円筒部材から排出させることができる。熱交換容器に混在する蒸気と不凝縮ガスは共に、円筒部材に流入するが、ラビリンス通路が存在するため、ラビリンス通路の上流側で一時的に滞留する。一方、熱交換容器では、蒸気が凝縮することで圧力が一時的に低下する。この熱交換容器の圧力低下により、円筒部材で滞留している蒸気および不凝縮ガスが熱交換容器内に引っ張られる。つまり、熱交換容器では蒸気の凝縮によって蒸気の体積が一時的に減少するため、円筒部材に滞留している蒸気および不凝縮ガスは熱交換容器に引き込まれる。熱交換容器に引き込まれた蒸気は被加熱流体と熱交換して凝縮する一方、不凝縮ガスは凝縮せずに円筒部材の入口付近に滞留する。そして、熱交換容器には新たな蒸気(不凝縮ガスを含む)が供給される。そうすると、円筒部材の入口付近に滞留していた不凝縮ガスは新たな蒸気および不凝縮ガスに押されて再び円筒部材に流入すると共に、新たな蒸気および不凝縮ガスも円筒部材に流入する。新たに流入した蒸気および不凝縮ガスは上述したように熱交換容器に引き込まれる一方、その新たな蒸気等よりも先に流入した不凝縮ガスは円筒部材に滞留する。こうして円筒部材では、不凝縮ガスのみが滞留していくので、その不凝縮ガスは押されて少しずつラビリンス通路を流れ外部に排出される。こうして、本願の熱交換器によれば、熱交換容器内の蒸気は流出させずに不凝縮ガスのみを排出させることができる。これにより、蒸気と被加熱流体との熱交換効率が低下するのを防止することができ、熱回収率を向上させることができる。
さらに、本願の熱交換器によれば、通路形成部材において可動基板が一定方向に回転するに従って2つの開口のラップ面積が大きくなるため、上流側の圧力(熱交換容器の圧力)に応じて不凝縮ガスの排出量を調整することができる。熱交換容器の圧力が低い場合、通路形成部材では、羽根に作用する流体力は小さくなり、可動基板に作用する回転力も小さくなる。この回転力が対抗力付与機構の力よりも小さいと、可動基板は回転しない(例えば、図3に示す状態)。このとき、各通路形成部材において2つの開口のラップ面積は小さい。つまり、ガスの流路面積は小さい。ここで、円筒部材ではラビリンス通路がガス流れの抵抗となるため、熱交換容器の圧力が高くなる虞がある。この点、本願の通路形成部材では、熱交換容器の圧力が高くなると、羽根に作用する流体力は大きくなり、可動基板に作用する回転力も大きくなる。そうすると、この回転力が対抗力付与機構の力よりも大きくなり、可動基板は一定方向に回転する(例えば、図4に示す状態)。これにより、2つの開口のラップ面積は大きくなり、流路面積が大きくなる。したがって、不凝縮ガスの流量(排出量)を増大させることができる。そして、可動基板の回転角度は熱交換容器の圧力が高くなるほど大きくなり、それに従って流路面積も大きくなる。以上のように、本願の熱交換器では、熱交換容器の圧力に応じて円筒部材における不凝縮ガスの流量(排出量)を自動的に調整することができる。したがって、円筒部材のラビリンス通路に起因する熱交換容器の圧力上昇を抑制することもできる。
図1は、実施形態1に係る熱交換器を示す概略の構成図である。 図2は、実施形態1に係る空気排出口の概略構成を示す斜視図である。 図3は、実施形態1に係る通路形成部材の概略構成を示す斜視図である。 図4は、実施形態1に係る通路形成部材の概略構成を示す斜視図である。 図5は、実施形態2に係る熱交換器を示す概略の構成図である。 図6は、実施形態3に係る通路形成部材の概略構成を上流側から視て示す斜視図である。 図7は、実施形態3に係る通路形成部材の概略構成を下流側から視て示す斜視図である。 図8は、実施形態3に係る通路形成部材の概略構成を上流側から視て示す斜視図である。 図9は、実施形態3に係る通路形成部材の概略構成を下流側から視て示す斜視図である。
以下、本願の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本願に開示の技術、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
本願の実施形態1について説明する。図1に示すように、本実施形態の熱交換器1は、熱交換容器10と、大気開放管31と、伝熱管32とを備え、蒸気が被加熱流体(本実施形態では、水)と熱交換して凝縮するものである。蒸気としては、蒸気使用装置で残った蒸気や、高温ドレンから発生した再蒸発蒸気(フラッシュ蒸気)等が用いられる。つまり、熱交換器1は被加熱流体が蒸気の顕熱および潜熱を吸熱することで熱回収を行う。
熱交換容器10は、縦長の略円柱状に形成された容器である。熱交換容器10には、蒸気供給菅21、ドレン排出管22、冷水供給菅23および温水排出管24が接続されている。
蒸気供給菅21は、熱交換容器10の底壁12(底部)に接続されており、上述したように蒸気使用装置で残った蒸気等が熱交換容器10に供給される。ドレン排出管22は、鉛直方向(図1において上下方向、以下同じ)に延びる直管であり、熱交換容器10の底壁12の中央部を貫通して接続されている。つまり、ドレン排出管22は上端22aが熱交換容器10内に開口し、下端22bが外部の大気中に開口している。ドレン排出管22は、熱交換容器10内で蒸気の凝縮によって発生したドレンが外部(大気中)に排出される。なお、蒸気供給管21には弁26が設けられている。
冷水供給菅23は、熱交換容器10の底壁12を貫通して接続されており、被加熱流体である水(冷水)が熱交換容器10に供給される。温水排出管24は、熱交換容器10の上壁11を貫通して接続されており、後述する伝熱管32で生成された温水が排出される。温水排出管24に排出された温水は、温水の利用側(図示省略)へ送られる。なお、冷水供給管23および温水排出管24には弁27,28が設けられている。
大気開放管31は、鉛直方向に延びる直管であり、熱交換容器10の上壁11の中央部を貫通して設けられている。つまり、大気開放管31は上端31aが外部の大気中に開口し下端31bが熱交換容器10内に開口している。大気開放管31は、ドレン排出管22よりも大径に形成され、ドレン排出管22と同軸に配置されている。また、大気開放管31は、下端31bが熱交換容器10の底壁12付近まで延びており、ドレン排出管22の上端22aを含む一部が大気開放管31に挿入されている。つまり、ドレン排出管22の上端22aは大気開放管31内に開口している。
伝熱管32は、熱交換容器10内に設けられている。伝熱管32は、コイル状に形成され、大気開放管31の外周に配置されている。伝熱管32は、入口端が冷水供給菅23に接続され、出口端が温水排出管24に接続され、被加熱流体である水(冷水)が下から上へ向かって流れる。熱交換容器10の内部空間において、大気開放管31の外周側の空間(即ち、伝熱管32が配置されている空間)は熱交換室14を構成している。熱交換室14では、蒸気供給菅21から供給された蒸気が伝熱管32の水(冷水)と熱交換して凝縮する。
また、熱交換容器10は、蒸気の凝縮によって発生したドレンが底部に溜まるように構成されている。熱交換容器10の底壁12に接続された蒸気供給菅21は、溜まったドレン内に開口している。つまり、熱交換容器10では、蒸気が蒸気供給菅21から熱交換室14に供給されると同時にドレンの液中に供給される。また、伝熱管32の一部は溜まったドレンに没する。
そして、本実施形態の熱交換器1は、空気排出口40(ガス排出口)を備えている。空気排出口40は、熱交換容器10の熱交換室14に混在する空気(不凝縮ガス)のみを外部に排出するものである。なお、本実施形態では不凝縮ガスの一例として空気を挙げている。
図2に示すように、空気排出口40は、円筒部材41とラビリンス機構42を備え、熱交換容器10の側壁13の上部に設けられている。円筒部材41は、一端である入口端41a(上流端)が熱交換容器10の側壁13に接続されて熱交換室14に連通し、他端である出口端41b(下流端)が外部の大気中に開口している。つまり、円筒部材41は水平方向に延びる状態で熱交換容器10に取り付けられている。
ラビリンス機構42は、円筒部材41の内部に設けられている。ラビリンス機構42は、複数(本実施形態では、4つ)の通路形成部材43,44,45,46を有し、円筒部材41の内部にガスのラビリンス通路47を形成するものである。
図3にも示すように、4つの通路形成部材43,44,45,46は、同様に構成されており、固定部材50と可動部材60を備えている。
固定部材50は、円形の固定基板51を有している。固定基板51は、円筒部材41と同軸に配置されている。固定基板51には、ガスが流れる開口52が形成されている。本実施形態において、開口52は半円に近い扇形に形成されている。また、固定基板51の中心には、可動部材60を支持する軸部53が設けられている。軸部53は、固定基板51の上流側の側面から突出する丸棒である。
可動部材60は、円形の可動基板61と、複数(本実施形態では、4つ)の羽根64と、錘65とを有し、固定部材50の上流側に配置されている。可動基板61は、固定基板51と同じ外径であり、円筒部材41(固定基板51)と同軸に配置されている。可動基板61には、ガスが流れる開口62が形成されている。本実施形態において、開口62は略半円に形成されている。
4つの羽根64は、湾曲した板状部材であり、可動基板61の上流側の側面に設けられている。4つの羽根64は、可動基板61の周方向において等間隔に設けられている。羽根64は、可動基板61の側面に沿って延びる板状部材であり、長手方向の辺が可動基板61の側面に接して立設されている。各羽根64は、互いに可動基板61の周方向において同じ方向(本実施形態では、上流側から視て右回り方向)へ湾曲している。錘65は、可動基板61の上流側の側面において外縁部に設けられている。つまり、錘65は可動基板61の側面において軸部53(即ち、可動基板61の回転中心)から離れた位置に設けられている。以下、「右回り」および「左回り」の語は、上流側から視たときの方向を示す。
可動部材60は、可動基板61が固定部材50の軸部53に嵌め込まれて回転自在に支持されている。固定部材50と可動部材60とは、互いの基板51,61が重なった状態で設けられている。また、各基板51,61は、互いの開口52,62がラップするように設けられている。通路形成部材43,44,45,46では、2つの開口52,62がラップする部分がガスの流通口49となる。
図2に示すように、4つの通路形成部材43,44,45,46は、円筒部材41の軸方向に間隔を置いて配列されている。また、4つの通路形成部材43,44,45,46は、互いの流通口49(2つの開口52,62がラップする部分)の位相がずれるように配列されている。具体的に、流通口49が概ね右半部に位置する通路形成部材43,45
と、流通口49が概ね左半部に位置する通路形成部材44,46とが交互に配列されている。こうして複数の通路形成部材43,44,45,46が配列されることにより、円筒部材41の内部には図2に破線の矢印で示すように蛇行するラビリンス通路47が形成される。円筒部材41の内部において、入口端41a側(通路形成部材43の上流側)の空間、通路形成部材43,44,45,46の間の空間は、ガスの滞留空間48となっている。滞留空間48は、熱交換室14から流入した蒸気および空気が一時的に滞留する空間である。ラビリンス通路47は、複数の滞留空間48と複数の流通口49とが互いに連なって形成されている。
また、通路形成部材43,44,45,46の可動部材60は、ガスの流体力(圧力)が羽根64に作用することによって回転するように構成されている。つまり、可動部材60はガスの羽根64を押す力(抗力)によって回転する。このガスによる抗力は、羽根64の湾曲形状の内側面(凹面)と外側面(凸面)の両方に作用するが、内側面に作用する抗力の方が外側面に作用する抗力よりも大きい。その結果、可動部材60には右回りの回転力(以下、単に回転力とも言う。)が作用する。つまり、羽根64はガスの流体力が作用することによって可動基板61に一定方向(右回り)の回転力を作用させる。そして、錘65は、自身の重力によって、羽根64による回転力に対抗する力(即ち、左回りの回転力)を可動基板61に作用させるものであり、本願の請求項に係る対抗力付与機構を構成している。
可動部材60は、上述した回転力が錘65の重力よりも小さいときは、回転せずに錘65が最下に位置した状態(図3に示す状態)となる。このとき、流通口49の面積(2つの開口52,62のラップ面積)は最小となる。可動部材60は、上述した回転力が錘65の重力よりも大きくなると、図4に示すように、右回りに回転する。そうすると、流通口49の面積は大きくなる。可動部材60の回転角度は、回転力が大きくなるほど大きくなる。通路形成部材43,44,45,46では、可動部材60の回転角度が大きくなるに従って、流通口49の面積が大きくなる。つまり、ガスの流路面積が大きくなる。
このように、通路形成部材43,44,45,46は、ガスの流体力(圧力)を可動部材60の回転力に変換し、その可動部材60の回転によって流通口49の面積(2つの開口52,62のラップ面積)が大きくなる(変化する)ように構成されている。つまり、通路形成部材43,44,45,46は、円筒部材41の内部にガスのラビリンス通路47を形成すると共に、円筒部材41におけるガスの流量(排出量)を自動的に調整する。
また、通路形成部材43,44,45,46は、可動部材60の回転角度を所定範囲内に制限するように構成されている。具体的に、固定基板51には、開口52の内縁部から開口52内に突出するストッパー54が形成されている。可動部材60の可動基板61には、開口62の内縁部の一部が下流側へ突出する突片63が形成されている。可動部材60は、突片63が固定部材50のストッパー54に当たることで、左回りの回転動作が規制される。可動部材60は、突片63がストッパー54に当たると、錘65が最下に位置した状態(図3に示す状態)となり、流通口49の面積(ガスの流路面積)が最小となる。また、可動部材60は、右回りに回転して突片63が固定部材50の開口52の内縁部に当たることで、右回りの回転動作が規制される。つまり、突片63が固定部材50の開口52の内縁部に当たるまで可動部材60が回転すると、流通口49の面積(ガスの流路面積)は最大となる。
上記の熱交換器1では、蒸気供給菅21から蒸気が熱交換容器10のドレンの液中に供給される。ドレンの液中では、蒸気がドレンを介して伝熱管32の冷水と熱交換する。この熱交換により、蒸気は凝縮してドレンとなり、冷水は加熱されて温水となる。ドレンの液中に供給された全ての蒸気が凝縮するのではなく、凝縮しなかった蒸気はドレンを通過して熱交換室14の上部へ流れる。この上部へ流れた蒸気は伝熱管32の冷水と熱交換して凝縮し、冷水は加熱されて温水となる。蒸気の凝縮によって発生したドレンは熱交換容器10の底部に溜まる。こうして生成された温水は、温水排出管24に排出されて利用側へ送られる。熱交換容器10の底部に溜まったドレンは、液位がドレン排出管22の上端22aまで上昇すると、ドレン排出管22から外部に排出される。
ここで、蒸気供給菅21から供給される蒸気に空気(不凝縮ガス)が混入していると、熱交換室14に蒸気と空気が混在することになる。このままでは、熱交換室14において蒸気と冷水との熱交換効率が著しく低下し、熱回収が阻害されてしまう。この点、本実施形態の熱交換器1では、熱交換室14に混在する空気のみが空気排出口40から排出される。
空気排出口40による空気の排出作用について図2を参照しながら説明する。熱交換室14に混在する蒸気と空気は共に、円筒部材41に流入するが、ラビリンス通路47が存在するため、円筒部材41の入口端41a側の滞留空間48で一時的に滞留する。一方、熱交換室14では、蒸気が凝縮することで圧力が一時的に低下する。この熱交換室14の圧力低下により、円筒部材41の入口端41a側で滞留している蒸気および空気が熱交換室14に引っ張られる(引き込み作用)。つまり、熱交換室14では蒸気の凝縮によって蒸気の体積が一時的に減少するため、円筒部材41に滞留している蒸気および空気は熱交換室14に引き込まれる。熱交換室14に引き込まれたガスのうち蒸気は冷水と熱交換して凝縮する一方、空気は凝縮せずに円筒部材41の入口端41a付近に滞留する。
そして、熱交換室14には蒸気供給菅21から新たな蒸気(空気含む)が供給される。そうすると、円筒部材41の入口端41a付近に滞留していた空気は新たな蒸気および空気に押されて再び円筒部材41の滞留空間48に流入すると共に、新たな蒸気および空気も円筒部材41の滞留空間48に流入する。新たに流入した蒸気および空気は上述したように熱交換室14に引き込まれる一方、その新たな蒸気等よりも先に流入した空気は滞留空間48に滞留する。こうして円筒部材41では、滞留空間48に空気のみが滞留していき、図2に破線の矢印で示すように、最終的に空気は押されて少しずつラビリンス通路47を流れ外部に排出される。つまり、空気は複数の滞留空間48および流通口49を交互に通過して外部に排出される。実際、ラビリンス通路47には幾分かの蒸気を含んだ空気が流入するが、各滞留空間48において上述した引き込み作用が生ずるため、蒸気が含まれる割合は徐々に減少していき、最終的には蒸気を殆ど含まない空気が円筒部材41から排出される。
一方、空気排出口40ではラビリンス通路47がガス流れの抵抗となるため、熱交換容器10から空気が排出される速度は比較的遅い。そのため、熱交換容器10(熱交換室14)の圧力が高くなる虞がある。この点、本実施形態の空気排出口40では、熱交換容器10(熱交換室14)の圧力に応じて空気の流量(排出量)が自動的に調整される。熱交換容器10の圧力が低い場合、各通路形成部材43,44,45,46では、羽根64に作用する流体力は小さくなり、可動基板61に作用する回転力も小さくなる。この回転力が錘65の重力よりも小さいと、可動基板61は回転せずに錘65が最下に位置した状態(図3に示す状態)となる。このとき、各通路形成部材43,44,45,46における流通口49の面積(ガスの流路面積)は最小となる。つまり、空気排出口40における空気の流量(排出量)は最小となる。
熱交換容器10の圧力が高くなると、各通路形成部材43,44,45,46では、羽根64に作用する流体力が高くなるので、可動部材60に作用する回転力が大きくなる。そして、この回転力が錘65の重力よりも大きくなると、図4に示すように可動部材60は回転する。そうすると、通路形成部材43,44,45,46では、流通口49の面積が大きくなり、空気の流量(排出量)が増加する。これにより、熱交換容器10の圧力が低下して通常の状態に戻る。通路形成部材43,44,45,46では、熱交換容器10の圧力が高くなるほど可動部材60の回転角度が大きくなり、流通口49の面積が大きくなる。このように、空気排出口40では熱交換容器10の圧力に応じて空気の流量(排出量)が調整されるので、熱交換容器10の圧力上昇が抑制される。
以上のように、上記実施形態の熱交換器1によれば、入口端41aが熱交換容器10に連通し出口端41bが大気に開放された円筒部材41内に、互いの流通口49(2つの開口52,62のラップ部分)の位相がずれるように配列されてガスのラビリンス通路47を形成する複数の通路形成部材43,44,45,46を備えるようにした。これにより、熱交換室14に混在する空気(不凝縮ガス)のみを円筒部材41から排出させることができる。したがって、蒸気と冷水(被加熱流体)との熱交換効率が低下するのを防止することができ、熱回収率を向上させることができる。
さらに、通路形成部材43,44,45,46では、互いの開口52,62がラップするように固定基板51の上流側に回転自在な可動基板61を重ね、ガスの流体力が作用することによって可動基板61に一定方向の回転力を作用させる羽根64を可動基板61の上流側の側面に設け、さらに可動基板61の上流側の側面において軸部53から離れた位置に錘65(対抗力付与機構)を設けるようにした。そして、通路形成部材43,44,45,46では、可動基板61が一定方向に回転するに従って、2つの開口52,62のラップ面積(流通口49の面積)が大きくなるように構成した。これにより、熱交換容器10(熱交換室14)の圧力が大きくなるほど、可動基板61(可動部材60)の回転角度を大きくすることができ、これに従って流通口49の面積を大きくすることができる。したがって、熱交換容器10の圧力に応じて空気排出口40の空気の流量(排出量)を自動的に調整することができる。よって、熱交換容器10の圧力上昇を抑制することができる。
また、上記実施形態の熱交換器1では、蒸気の凝縮によって発生したドレンを熱交換容器10の底部に貯留するように構成し、蒸気供給菅21からの蒸気をドレンの液中に供給するようにした。蒸気はドレンの液中をゆっくりと上昇するので、蒸気と冷水との熱交換の時間を稼ぐことができる。これにより、蒸気と冷水との熱交換を促進することができ、熱回収率をより向上させることができる。
(実施形態2)
本願の実施形態2について図5を参照しながら説明する。本実施形態の熱交換器1は、上記実施形態1において蒸気供給菅およびドレン排出管の構成を変更するようにしたものである。ここでは、上記実施形態1と異なる点について言及する。
本実施形態において、蒸気供給菅71は、鉛直方向(図5において上下方向)に延びる直管であり、熱交換容器10の上壁11の中央部を貫通して接続されている。つまり、蒸気供給菅71は、上端71aが蒸気使用装置等に接続され、下端71bが熱交換容器10内に開口している。蒸気供給菅71の下端71bは、熱交換容器10の底壁12付近まで延びてドレンに没している。伝熱管32は、熱交換容器10内において蒸気供給菅71の外周に配置されている。ドレン排出管72は、熱交換容器10の底壁12に接続されており、弁73が設けられている。
本実施形態の熱交換器1では、蒸気供給菅71からの蒸気がドレンの液中を流れて熱交換室14に供給される。ドレンの液中では、蒸気がドレンを介して伝熱管32の冷水と熱交換する。この熱交換により、蒸気は凝縮してドレンとなり、冷水は加熱されて温水となる。ドレンの液中に供給された全ての蒸気が凝縮するのではなく、凝縮しなかった蒸気はドレンを通過して熱交換室14の上部へ流れる。この上部へ流れた蒸気は伝熱管32の冷水と熱交換して凝縮し、冷水は加熱されて温水となる。蒸気の凝縮によって発生したドレンは熱交換容器10の底部に溜まる。こうして生成された温水は、温水排出管24に排出されて利用側へ送られる。熱交換容器10の底部に溜まったドレンは、ドレン排出管72から排出される。本実施形態の熱交換器1においても、上記実施形態1と同様の作用効果を奏する。
(実施形態3)
本願の実施形態3について図6〜図9を参照しながら説明する。本実施形態は、上記熱交換器1において空気排出口の構成を変更したものである。具体的に、本実施形態の通路形成部材43,44,45,46は、上記実施形態1が対抗力付与機構として錘65を用いたのに代えて、対抗力付与機構としてコイルバネ81(バネ)を用いたものである。ここでは、上記実施形態1と異なる点について言及する。
本実施形態の空気排出口は、図示しないが、熱交換容器10の上壁11に設けられる。つまり、空気排出口の円筒部材75は、上下方向に延びており、入口端(上流端)が熱交換容器10の上壁11に接続されて熱交換室14に連通し、出口端(下流端)が外部の大気中に開口する。
通路形成部材43,44,45,46において、コイルバネ81は、固定基板51に取り付けられており、端部(可動端81b)が可動基板61に接して該可動基板61を上記一定方向と逆方向(即ち、左回り)に付勢するものである。具体的に、固定基板51には、下流側の側面の中心に軸部82が設けられている。軸部82は、固定基板51の側面から突出する丸棒である。コイルバネ81は、軸部82に挿入されて取り付けられている。また、固定基板51および可動基板61には、突片83,84が形成されている。突片83は、固定基板51における開口52の内縁部の一部が下流側へ突出して形成されている。突片84は、可動基板61における開口62の内縁部の一部が下流側へ突出して形成されている。コイルバネ81は、一端部である固定端81aが固定基板51の突片83に固定され、他端部である可動端81bが可動基板61の突片84に接している。
こうしてコイルバネ81が取り付けられた通路形成部材43,44,45,46では、コイルバネ81が可動基板61を付勢することによって可動部材60に左回りの回転力が作用する。可動部材60は、羽根64による右回りの回転力がコイルバネ81による左回りの回転力よりも小さいときは、回転しない(図6および図7に示す状態)。このとき、流通口49の面積(2つの開口52,62のラップ面積)は最小となる。また、可動部材60は、羽根64による右回りの回転力がコイルバネ81による左回りの回転力よりも大きくなると、図8および図9に示すように、右回りに回転する。この可動部材60の回転角度は、羽根64による回転力が大きくなるほど大きくなる。そして、通路形成部材43,44,45,46では、上記実施形態1と同様、可動部材60の回転角度が大きくなるに従って、流通口49の面積が大きくなる。つまり、空気の流量(排出量)が多くなる。
また、本実施形態の通路形成部材43,44,45,46においても、可動部材60の回転角度が所定範囲内に制限されている。可動部材60は、突片84がコイルバネ81の固定端81a側に当たることで、左回りの回転動作が規制される(図6および図7に示す状態)。このように可動部材60の突片84がコイルバネ81の固定端81a側に当たった状態で、流通口49の面積は最小となる。また、可動部材60は、右回りに回転して突片84が固定部材50の開口52の内縁部に当たることで、右回りの回転動作が規制される。このように可動部材60の突片84が固定部材50の開口52の内縁部に当たった状態で、流通口49の面積は最大となる。その他の構成は、上記実施形態1と同様である。
以上のように構成された本実施形態の熱交換器においても、上記実施形態1と同様の作用効果を奏する。特に、本実施形態では、対抗力付与機構としてコイルバネ81を用い、そのコイルバネ81の付勢力によって可動部材60に回転力を作用させるようにしたため、空気排出口の円筒部材75が上下方向に延びるものであっても、羽根64による回転力に対抗する回転力を可動部材60に作用させることができる。つまり、本実施形態の対抗力付与機構によれば、円筒部材75の軸方向の如何に関係なく、上述した回転力を可動部材60に作用させることができる。
なお、上記の各実施形態において、被加熱流体は水以外の流体であってもよい。
また、上記実施形態の通路形成部材43,44,45,46では、羽根64を湾曲した板状部材で構成したが、本願の請求項に係る羽根はこれに限らず、例えばV字状に屈曲させた板状部材であってもよい。
本願に開示の技術は、蒸気が被加熱流体と熱交換して凝縮する熱交換器について有用である。
1 熱交換器
10 熱交換容器
12 底壁(底部)
21 蒸気供給菅
32 伝熱管
41 円筒部材
41a 入口端
41b 出口端
43,44,45,46 通路形成部材
47 ラビリンス通路
51 固定基板
52 開口
53 軸部(回転中心)
61 可動基板
62 開口
64 羽根
65 錘(対抗力付与機構)
75 円筒部材
81 コイルバネ(バネ、対抗力付与機構)
81b 可動端(端部)

Claims (4)

  1. 蒸気供給管が接続された熱交換容器と、該熱交換容器内に設けられ、被加熱流体が流れる伝熱管とを備え、上記蒸気供給管から上記熱交換容器に供給された蒸気が上記伝熱管の被加熱流体と熱交換して凝縮する熱交換器であって、
    入口端が上記熱交換容器の内部に連通し出口端が大気に開放され、ガスが排出される円筒部材を備える一方、
    上記ガスが流れる開口を有し、上記円筒部材内にそれと同軸に設けられる円形の固定基板と、
    上記ガスが流れる開口を有し、該開口が上記固定基板の開口とラップするように上記固定基板の上流側に該固定基板と重ねて設けられる回転自在な円形の可動基板と、
    上記可動基板の上流側の側面に設けられ、上記ガスの流体力が作用することによって上記可動基板に一定方向の回転力を作用させる羽根と、
    上記羽根による回転力に対抗する力を上記可動基板に作用させる対抗力付与機構とを有し、上記可動基板が上記一定方向に回転するに従って、上記2つの開口のラップ面積が大きくなるように構成されると共に、互いの上記2つの開口のラップ部分の位相がずれるように上記円筒部材の軸方向に配列されて上記ガスのラビリンス通路を形成する複数の通路形成部材を備えている
    ことを特徴とする熱交換器。
  2. 請求項1に記載の熱交換器において、
    上記円筒部材は、略水平方向に延びるものであり、
    上記対抗力付与機構は、上記可動基板の上流側の側面において該可動基板の回転中心から離れた位置に設けられる錘である
    ことを特徴とする熱交換器。
  3. 請求項1に記載の熱交換器において、
    上記対抗力付与機構は、上記固定基板に設けられ、端部が上記可動基板に接して該可動基板を上記一定方向と逆方向に付勢するバネである
    ことを特徴とする熱交換器。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の熱交換器において、
    上記熱交換容器は、蒸気の凝縮によって発生したドレンが底部に貯留されるように構成され、
    上記蒸気供給管は、蒸気が上記熱交換容器の底部のドレン中に供給される
    ことを特徴とする熱交換器。
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