JP2016113120A - 嵩上げ材 - Google Patents

嵩上げ材 Download PDF

Info

Publication number
JP2016113120A
JP2016113120A JP2014255657A JP2014255657A JP2016113120A JP 2016113120 A JP2016113120 A JP 2016113120A JP 2014255657 A JP2014255657 A JP 2014255657A JP 2014255657 A JP2014255657 A JP 2014255657A JP 2016113120 A JP2016113120 A JP 2016113120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
wall structure
raising material
double wall
raising
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014255657A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6387820B2 (ja
Inventor
輝雄 玉田
Teruo Tamada
輝雄 玉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Co Ltd filed Critical Kyoraku Co Ltd
Priority to JP2014255657A priority Critical patent/JP6387820B2/ja
Publication of JP2016113120A publication Critical patent/JP2016113120A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6387820B2 publication Critical patent/JP6387820B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】 一重壁構造の成形体から簡単に製造可能であり、必要に応じた強度が確保できるとともに、軽量化を考慮可能な嵩上げ材を提供する。【解決手段】 凹凸加工部1a,2aを有する樹脂製板状体10を一重壁構造の単板成形体として成形し、これを所定の折り返し位置fで折り返すことにより少なくとも一部を二重壁構造とする。二重壁構造とする領域は補強が必要な領域のみとし、補強が不要な領域は一重構造のままとしても良い。また、凹凸加工部1a,1bにおける突起部同士が所定の間隙を有するように重ね合わされても良いし、その間隙に発泡材を充填しても良い。【選択図】 図1(a)

Description

本発明は、様々な構造物の高さを嵩上げするために、構造物の一部として組み込まれたり、構造物に隣接して配設されたりして使用される嵩上げ材に関するものであり、特に、車両のフロアパンに配設される車両用フロアスペーサに関する。
従来から、自動車のフロア面を所望の高さにするために、フロアパンとカーペットとの間にフロアスペーサとして嵩上げ材が配設されている。嵩上げ材は、凹凸を有する板状体であり、フロア面の高さを調節して居住性を高めるとともに、外部からの振動や衝撃を吸収する機能も果たしている。特許文献1には、搭乗者が足を載せる脚乗せ部と衝撃を吸収する衝撃吸収部を有する中空二重壁構造の樹脂製嵩上げ材が開示されている。
一方、車両には、主にドアパネルや天井パネルの内部に配設され、外部からの衝撃を吸収する衝撃吸収体が用いられている。衝撃吸収体は、凹凸を有する板状体であり、車両の衝突による外部からの衝撃荷重に伴う衝撃エネルギーを吸収している。特許文献2には、矩形薄板状であり一重壁構造の樹脂製衝撃吸収体が開示されている。
特開2010−6194号公報 特開2014−5901号公報
上記従来技術の衝撃吸収体は、凹凸を備える点や板状体である点で上記嵩上げ材と共通する。そこで、衝撃吸収体を活用して嵩上げ材を製造することは、製造工程の共通化やコストの面においても有益である。
しかしながら、嵩上げ材は、必要に応じて様々な高さの凹凸が形成され、又、搭乗者等により加えられる荷重負荷も考慮しなければならず、一重壁構造の衝撃吸収体をそのまま嵩上げ材としただけでは、必要な強度が確保できない。
また、車両の燃費性能等の観点から、嵩上げ材には軽量化が求められており、軽量化を考慮可能な構造であることも重要な要素である。
さらに、一重壁構造体を利用して嵩上げ材を製造可能とすることは、製造方法の選択肢を増やすこととなり、車両に用いられるフロアスペーサだけでなく、様々な構造物に使用される嵩上げ材においても有益である。
そこで、本発明は、一重壁構造の成形体から簡単に製造可能であり、必要に応じた強度が確保できるとともに、軽量化を考慮可能な嵩上げ材を提供することを目的とする。
前述の目的を達成するために、本発明の嵩上げ材は、凹凸加工部を有する樹脂製板状体を一重壁構造の単板成形体として成形し、これを所定の位置で折り返すことにより少なくとも一部が二重壁構造とされていることを特徴とする。
本発明の嵩上げ材によれば、一重壁構造の単板成形体を所定の位置で折り返して二重壁構造とする簡単な方法で、必要な強度を確保することができる。全体を二重壁構造とすることも可能であるが、補強を要する一部のみを二重壁構造とし、その他は一重壁構造のままとすることもでき、軽量化を考慮することも可能である。
本発明によれば、一重壁構造の単板成形体から簡単に製造可能であり、必要に応じた強度が確保可能であるとともに、軽量化を考慮した構造とすることも可能な嵩上げ材を提供できる。
本発明の実施形態における嵩上げ材を説明する図であり、嵩上げ材に成形される樹脂製板状体の斜視図である。 本発明の実施形態における嵩上げ材を説明する図であり、樹脂製板状体を折り返して成形される嵩上げ材の斜視図である。 本発明の実施形態における一部のみを二重壁構造とした嵩上げ材の斜視図である。 本発明の実施形態における他の例の嵩上げ材の斜視図であり、凹凸加工部の突起部同士が所定の間隙を有する例である。 本発明の実施形態における他の例の嵩上げ材の斜視図であり、他方の板状体部が平板状とされている例である。 本発明の実施形態における他の例の嵩上げ材の斜視図であり、間隙に発泡材が充填されている例である。 本発明の実施形態における嵩上げ材の成形方法を説明する説明図であり、分割金型を開いた状態を示す概略図である。 本発明の実施形態における嵩上げ材の成形方法を説明する説明図であり、キャビティと熱可塑性樹脂製シートとの間に密閉空間を形成する状態を示す概略図である。 本発明の実施形態における嵩上げ材の成形方法を説明する説明図であり、減圧により熱可塑性樹脂製シートを賦形する状態を示す概略図である。 本発明の実施形態における嵩上げ材の成形方法を説明する説明図であり、分割金型を型締めした状態を示す概略図である。 本発明の実施形態における嵩上げ材の成形方法を説明する説明図であり、分割金型を開いた状態を示す概略図である。 本発明の実施形態における嵩上げ材の成形方法を説明する説明図であり、発泡材を充填する状態を示す概略図である。 実施例として挙げる自動車におけるフロアスペーサの使用態様を説明する説明図である。 上記実施例のフロアスペーサの上面図である。 上記実施例の側面図である。 上記実施例のフロアスペーサのA−A断面図である。 上記実施例のフロアスペーサのB−B断面図である。 上記実施例のフロアスペーサのC−C断面図である。
以下、本発明を適用した嵩上げ材の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の嵩上げ材は、様々な構造物の高さを調整するために、構造物の一部として組み込まれたり、構造物に隣接して配設されたりして使用される嵩上げ材である。本発明の技術思想の理解のために、簡略化した例を用いて説明する。図1は本発明の嵩上げ材20を説明する図であり、図1(a)は、樹脂製板状体10の斜視図であり、図1(b)は樹脂製板状体10から成形される嵩上げ材20の斜視図である。
図1(a)に示されるように、樹脂製板状体10は、矩形薄板状体に凹凸加工部1a,2aが施されたものであり、単板の成形体として成形される一重壁構造体である。この樹脂製板状体10は、所定の位置で折り返されて二重壁構造の嵩上げ材20となる(図1(b)参照)。図1(a)中の破線で示される折り返し線fが折り返し位置である。折り返し線fは、一方の凹凸加工部1aと他方の凹凸加工部2aとの間に形成される平板状の領域の中央に設定される。この折り返し線fは、折り返したときに外側となる面に形成されるスリット状の溝である。折り返し線fの幅及び深さは、折り返し工程において折り返し線fに沿って折り返される程度であれば良く、樹脂製板状体10の厚み、大きさ、材質等により適宜調整すれば良い。
この折り返し線fを境界として、一方の凹凸加工部1aは一方側領域を構成する一方の板状体部1に形成され、他方の凹凸加工部2aは他方側領域を構成する他方の板状体部2に形成されている。凹凸加工部1a,2aを構成する各突起は断面略台形状であり、複数条の突起が矩形の樹脂製板状体10の一方の対向辺に平行に形成されており、樹脂製板状体10が折り返し線fで折り返されると、双方の板状体部1,2が互いに間隙なく重なり合う形状となっている。
この樹脂製板状体10を折り返し線fに沿って折り返すと、図1(b)に示されるように、折り返される一方の板状体部1と他方の板状体部2が間隙なく重なり合い、二重壁構造となる。なお、ここでは、他方の板状体部2を図1(a)における下方向に折り返し、一方の板状体部1の下面に重ね合わせることとなる。二重壁構造となることで強度が補強されるため、一重壁構造の単板成形体を折り返す簡単な方法で、必要な強度を確保した嵩上げ材20となる。
嵩上げ材20は、全体が二重壁構造であるが、少なくとも一部が二重壁構造となっていれば良い。図2は、一部のみを二重壁構造とした嵩上げ材21の斜視図である。嵩上げ材21は、凹凸加工部の突起部の高さが高く、補強が必要な領域は二重壁構造とし、突起部の高さが低く、一重壁構造でも必要な強度が得られる領域は一重壁構造のままとすることで、全体を二重壁構造とするよりも軽量化が図られている。二重壁構造とする領域は、突起部の高さのみではなく、突起部の幅や、荷重負荷なども考慮し、必要に応じて適宜設定すれば良い。このように、補強が必要な領域のみを二重壁構造とし、補強が不要な領域は一重壁構造のままとすることで、全体を二重壁構造とするよりも軽量化を図ることが可能である。
図3から図5は、他の例の嵩上げ材22,23,24を説明する斜視図である。なお、嵩上げ材22,23,24は上記嵩上げ材20の変形例であり、後述する以外の要素については嵩上げ材20とほぼ同様である。
図3に示す嵩上げ材22は、凹凸加工部の突起部同士が所定の間隙sを有する例である。一方の板状体部1の突起部1a1,1a2,1a3よりも、他方の板状体部2の突起部2a1,2a2,2a3の高さが低く、これにより、断面において突起部1a1,1a2,1a3の頂壁と、突起部2a1,2a2,2a3の頂壁の間に間隙sが形成されている。間隙sを設けることにより、衝撃や振動を吸収する機能を高めることが可能である。
なお、間隙sは、全ての突起部の間に形成されているが、一部の突起部の間のみに設けることも可能であり、必要に応じて設計すれば良い。また、本実施形態において、双方の板状体部1,2は突起部の頂壁の間以外に間隙が無く、互いに接している。すなわち、突起部2a1,2a2,2a3の側壁は突起部1a1,1a2,1a3の側壁に間隙なく接し、突起部の間に形成される凹部の底壁も互いに間隙なく接しているが、必要な個所に間隙を設けることも可能である。
つぎに、図4に示す嵩上げ材23は、一方の板状体部1に凹凸加工部を有し、他方の板状体部2は平板状とされている。このため、一方の板状体部1の凹凸加工部の突起部と、他方側の板状体部2との間には間隙が形成されており、この間隙には発泡材3が充填されている。これにより、間隙が比較的広い場合であっても強度を補強することができる。充填されるのは発泡材であるため軽量化を阻害することもない。また、他方の板状体部2は平板状であるため、凹凸のない平面を形成することができる。
図5に示す嵩上げ材24は、一方の板状体部1の凹凸加工部と他方の板状体部2の凹凸加工部の間に形成される間隙に発泡材3が充填されている。これにより、図3に示す嵩上げ材22よりも強度が増す。充填するのは発泡材であるため、軽量化を阻害することもない。
なお、樹脂製板状体10の材質は、本発明の嵩上げ材として成形可能なものであれば良く、従来の嵩上げ材や衝撃吸収体に用いられる公知の材料を用いることができる。例えば熱可塑性樹脂であり、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、又は非晶性樹脂等で、より具体的にはエチレン、プロピレン、ブテン、イソプレンペンテン、メチルペンテン等のオレフィン類の単独重合体又は共重合体であるポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン)である。
また、間隙に充填される発泡材3の材質についても、従来の嵩上げ材に用いられる公知の発泡材を用いることができる。たとえば、成形が容易に行なえるとともに、衝撃吸収性能を付与するという観点から、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン/ポリエチレン共重合体、等の熱可塑性樹脂が挙げられ、これらの熱可塑性樹脂からなる樹脂粒子に発泡剤を含浸させて所定の倍率に発泡させた発泡性樹脂粒子を多数形成し、金型内に充填してさらに加熱発泡させて融着することによりブロック状の発泡材が形成される。
次に、図6から図10を参照して、本実施の形態の嵩上げ材の成形方法について、図1(b)に示す嵩上げ材20を例に説明する。まず、嵩上げ材20に用いられる樹脂製板状体10の成形方法を説明する。樹脂製板状体10を成形するための成形工程中において、図6は、分割金型を開いた状態を示す概略図であり、図7は、キャビティと熱可塑性樹脂製シートとの間に密閉空間を形成する状態を示す概略図であり、図8は、減圧により熱可塑性樹脂製シートを賦形する状態を示す概略図であり、図9は、分割金型を型締めした状態を示す概略図であり、図10は、分割金型を開いて、凹凸加工部が形成された樹脂製板状体10を取り出す状態を示す概略図である。
図6に示すように、樹脂製板状体10の成形装置100は、溶融樹脂の押出装置102と、押出装置102の下方に配置された、金型116の型締装置104とを有し、押出装置102から押出された溶融状態の熱可塑性樹脂を型締装置104に送り、型締装置104により溶融状態の熱可塑性樹脂を成形するようにしている。
押出装置102は、従来既知のタイプであり、その詳しい説明は省略するが、ホッパー106が付設されたシリンダー108と、シリンダー108内に設けられた図示しないスクリューと、スクリューに連結された油圧モータ110と、シリンダー108と内部が連通したアキュムレータ112と、アキュムレータ112内に設けられたプランジャー114とを有し、ホッパー106から投入された樹脂ペレットが、シリンダー108内で油圧モータ110によるスクリューの回転により溶融、混練され、溶融状態の樹脂がアキュムレータ室112に移送されて一定量貯留され、プランジャー114の駆動によりTダイ113に向けて溶融樹脂を送り、図示しないダイスリットを通じて連続的な熱可塑性樹脂製シートPが押し出され、間隔を隔てて配置された一対のローラ115によって挟圧されながら下方へ向かって送り出されて分割金型116の間に垂下される。これにより、熱可塑性樹脂製シートPはしわ又は弛みがなく張った状態で分割金型116の間に配置される。
押出スリットは、鉛直下向きに配置され、押出スリットから押し出された熱可塑性樹脂製シートPは、そのまま押出スリットから垂下する形態で、鉛直下向きに送られるようにしている。押出スリットは、その間隔を可変とすることにより、熱可塑性樹脂製シートPの厚みを所望に設定することが可能であり、これにより、熱可塑性樹脂製シートPが、所望の厚みで分割金型116の間に配置される。
一方、型締装置104も、押出装置102と同様に、従来既知のタイプであり、その詳しい説明は省略するが、2つの分割形式の金型116A、116Bと、金型116A、116Bを溶融状態の熱可塑性樹脂製シートPの供給方向に対して略直交する方向に開位置と閉位置との間で移動させる金型駆動装置とを有する。2つの分割形式の金型116A、116Bは、キャビティ118A、118Bを対向させた状態で配置され、それぞれキャビティ118A、118Bが略鉛直方向を向くように配置される。それぞれのキャビティ118A、118Bの表面には、溶融状態の熱可塑性樹脂製シートPに基づいて成形される樹脂製板状体10の外形、及び表面形状に応じて凹凸部が設けられる。
分割形式の一方の金型116Bにおいて、キャビティ118Bのまわりには、ピンチオフ部122が形成され、このピンチオフ部122は、キャビティ118Bの周りに環状に形成され、対向する金型116Aに向かって突出する。これにより、2つの分割形式の金型116A、116Bを型締する際、金型116Bのピンチオフ部122の先端部が金型116Aに当接するようにしている。
金型駆動装置については、従来と同様のものであり、その説明は省略するが、2つの分割形式の金型116A、116Bはそれぞれ、金型駆動装置により駆動され、開位置において、溶融状態の熱可塑性樹脂製シートPが、2つの分割金型116A、116Bの間に配置可能なようにされ、一方閉位置において、分割金型116Bの環状のピンチオフ部122が金型116Aに当接することにより、2つの分割金型116A、116B内に密閉空間が形成されるようにしている。
分割金型116Aの外周部には、型枠120が摺動可能に外嵌し、図示しない型枠移動装置により、型枠120が、金型116Aに対して相対的に移動可能としている。より詳細には、型枠120は、金型116Aに対して金型116Bに向かって突出することにより、金型116A、116B間に配置された熱可塑性樹脂製シートPの一方の側面に当接可能である。分割金型116Aの内部には、図示しない真空吸引室が設けられ、真空吸引室は図示しない吸引穴を介してキャビティ118Aに連通し、真空吸引室から吸引穴を介して吸引することにより、キャビティ118Aに向かって熱可塑性樹脂製シートPを吸着させて、キャビティ118Aの外表面に沿った形状に賦形するようにしている。すなわち、キャビティ118Aの外表面には樹脂製板状体10の形状に対応する凹凸部が形成されており、この外表面に沿って樹脂製板状体10が成形される。
分割金型116には、金型116を型締したときに両金型116A、116Bにより形成される密閉空間内にブロー圧をかけることが可能なように、従来既知の図示しないブローピンが設置されている
以上の構成を有する成形装置100を利用した樹脂製板状体10の成形方法について以下に説明する。まず、図6に示すように、押出スリットから、貯留された熱可塑性樹脂を単位時間当たり所定押出量で間欠的に押し出すことにより、熱可塑性樹脂はスウェルし、溶融状態の熱可塑性樹脂製シートPが下方に垂下するように所定の厚みにて所定押出速度で押し出され、分割金型116の間に熱可塑性樹脂製シートPを配置する。
この場合、熱可塑性樹脂製シートPは、例えば、押し出し後成形前に、一対のローラ115の間を通過させることにより、筒状パリソンを押しつぶしてシート状にしても良い。また、この場合、熱可塑性樹脂製シートPの厚みは、押出スリットのスリット開口の間隔を調整することにより、あるいは一対のローラ115により、所望の厚みに互いに独立に設定すれば良い。
次に、図7に示すように、分割金型116Aの型枠120を分割金型116Aに対して、熱可塑性樹脂製シートPに向かって移動させて、熱可塑性樹脂製シートPの側面に当接させる。これにより、熱可塑性樹脂製シートPの側面、型枠120の内周面及びキャビティ118Aにより、密閉空間140が形成される。
次に、図8に示すように、密閉空間140内の空気を真空吸引室から吸引孔を介して吸引することにより、熱可塑性樹脂製シートPは、キャビティ118Aに対して吸着し、それにより熱可塑性樹脂製シートPは、キャビティ118Aの表面に沿った形状に賦形される。より詳細には、キャビティ118Aの凹凸部130A、130Bにより、熱可塑性樹脂製シートPにこれらの凹凸部と相補形状の凹凸が形成され、これにより、凹凸加工部1a,2a(図1(a)参照)が成形される。
そして、図9に示すように、分割金型116A、116Bの型締を行い、分割金型116Bのピンチオフ部122により熱可塑性樹脂製シートPの周縁部を枠取りする。
次に、図10に示すように、分割金型116A、116Bの型開きを行い、凹凸加工がなされた成形体を取り出し、外周部のバリを除去し、樹脂製板状体10が得られる。以上のように、溶融状態の熱可塑性樹脂を間欠的に押し出す度に、以上のような工程を繰り返すことにより、樹脂製板状体10を次々に効率的に成形することが可能であり、押出成形により間欠的に溶融状態の熱可塑性樹脂製シートとして押し出し、押し出された熱可塑性樹脂製シートを金型116を用いて所定の形状に賦形することが可能である。なお、折り返し線fについては、折り返し線fに相当する凹凸をキャビティ118A又はキャビティ118Bに形成し、上記工程にて折り返し線fの溝を形成すればよい。
その後、上記の工程により得られた樹脂製板状体10を、図1(a)(b)に示すように、一方の板状体部1と他方の板状体部2とが重なり合うように折り返し線fで折り返す。これにより、一重壁構造の樹脂製板状体10から、必要な強度が確保された二重壁構造の嵩上げ材20が完成する。
図4及び図5に示すように、一方の板状体1と他方の板状体2の間に形成される間隙に発泡材3が充填される嵩上げ材については、上記工程に加えて発泡材を充填する工程が必要となる。以下、図4に示す嵩上げ材23を例に説明する。図11は、発泡材を充填する工程を説明する説明図である。この工程は、図8にて説明した上記工程の後、すなわち、熱可塑性樹脂製シートPがキャビティ118Aの表面に沿った形状に賦形された後に追加される。発泡材3は、間隙に合わせた形状のブロックに予め成形しておく。そして、このブロック状の発泡材3を熱可塑性樹脂製シートPに形成された凹部に挿入する。このとき、熱可塑性樹脂製シートPは未だ溶融状態のため、挿入されたブロック状の発泡材3は、凹部に融着して固定される。その後、図9乃至図10にて説明した上記工程、すなわち、分割金型116A、116Bの型締や型開き等を行う。これにより、凹部に発泡材3が挿入溶着された一重壁構造の樹脂製板状体が得られる。この樹脂製板状体を所定の位置で折り返すことにより、図4に示す嵩上げ材が完成する。
つぎに、本発明の嵩上げ材を車両用のフロアスペーサ30に適用した例を説明する。フロアスペーサ30は、自動車のフロアパンとカーペットの間に介在させてフロア面の嵩上げを行うものである。図12は、自動車Cにおけるフロアスペーサ30の使用態様を説明する説明図である。図13(a)はフロアスペーサ30の上面図であり、図13(b)はその側面図である。また、図14(a)はフロアスペーサ30のA−A断面図であり、図14(b)はそのB−B断面図であり、図14(c)はそのC−C断面図である。
図13乃至図14に示されるように、フロアスペーサ30は、座席下方のフロアパンの凹部c1に位置して衝撃を吸収する衝撃吸収部31と、ダッシュボードc2の下方の前方壁面に位置して搭乗者の右足が載せられる右足載せ部32と、同じくダッシュボードc2の下方の前方壁面に位置して搭乗者の左足が載せられる左足載せ部33とが一体成形された成形体である。衝撃吸収部31、右足載せ部32、左足載せ部33は、各部に応じた形状や大きさの凹凸加工部を有する。
衝撃吸収部31は、略矩形平板状であり、略全面に凹凸加工部が形成されている。凹凸加工部は、左右方向に平行に延びる複数条の第一凹部31aと、前後方向に平行に延びる複数条の第二凹部31bとを備える。第一凹部31aは、左右方向及び前後方向に所定間隔を隔ててマトリックス状に配列しており、第二凹部31bは、前後方向に隣り合う第一凹部31aを繋ぐように第一凹部31aの間に形成され、左右方向に所定間隔を隔てて配列している。
図14(a)に示されるA−A断面図において、衝撃吸収部31は、断面略台形状の第一凹部31aが所定間隔を隔てて配列する。なお、図示しないが、第ニ凹部31bも断面略台形状であり、第一凹部31aよりも深さが浅く構成されている。ここで、図14(a)に示されるように、衝撃吸収部31は一重壁構造となっている。これは、衝撃吸収部31の第一凹部31a及び第ニ凹部31bを構成する凹凸の高さが比較的低く、一重壁構造であっても必要な強度が得られるためである。これにより、衝撃吸収部31を二重壁構造とする場合と比較して軽量化が図られている。
右足載せ部32と左足載せ部33は、衝撃吸収部31から前方に突出した領域として衝撃吸収部31と一体成形されている。右足載せ部32と左足載せ部33の間には、略U字状の切り欠きが形成されており、これにより互いに離隔されている。右足載せ部32の高さは20mm〜40mmであり、左足載せ部33の高さは35〜130mmである。
右足載せ部32も凹凸加工部を有し、左右方向に延びる複数条の第三凹部32aがマトリックス状に配列している。図14(b)は右足載せ部32を含む領域のB−B断面図である。右足載せ部32は、断面において略台形状の第三凹部32aが所定間隔を隔てて配列する。ここで、図14(b)に示されるように、右足載せ部32は、右足側のフロア面を高く嵩上げするために、衝撃吸収部31よりも厚みが厚く成形されることから、右足載せ部32に形成される第三凹部32aを構成する凹凸の高さも比較的高くなっている。このため、一重壁構造のままでは必要な強度が得られない。そこで、右足載せ部32は、右足載せ部32の前側端部を形成する折り返し位置fを境界として、一方の板状体部321と他方の板状体部322が所定の間隙sを有するように重ね合わされた二重壁構造部となっている。
このように二重壁構造とするには、折り返し工程前の一重壁構造の樹脂製板状体として、一方の板状体部321から延設されるようにして他方側の板状体部322を一体成形しておき、折り返し位置fにて他方の板状体部322を折り返し、一方の板状体部321の裏面に重ね合わせる。これにより、右足載せ部32を簡単に二重壁構造とすることができ、必要な強度が確保される。また、突起部に設けられる隙間sにより、衝撃吸収機能も強化されている。なお、本実施例では、他方の板状体部322の端部が衝撃吸収部31の凹部31aにまで達する形状とし、衝撃吸収部31において右足載せ部32側の一部領域についても二重壁構造としているが、必要に応じて適宜変更可能である。
また、左足載せ部33も凹凸加工部を有し、左右方向に延びる複数条の第四凹部33aが前後方向に配列している。図14(c)のC−C断面図に示されるように、左足載せ部33は、断面において略台形状の第四凹部33aが所定間隔を隔てて配列する。ここで、図14(c)に示されるように、左足載せ部33は、左足側のフロア面を高く嵩上げするために、衝撃吸収部31及び右足載せ部32よりも厚みが厚く成形されることから、左足載せ部33に形成される第四凹部33aを構成する凹凸の高さも高くなっている。このため、一重壁構造のままでは必要な強度が得られない。そこで、左足載せ部33は、左足載せ部33の前側端部を形成する折り返し位置fを境界として、一方の板状体部331と他方の板状体部332が重ね合わされた二重壁構造とし、更に、一方の板状体部331の凹凸加工部と他方の板状体部332の間に発泡材3を充填する構成になっている。
このように二重壁構造とするには、折り返し工程前の一重壁構造の樹脂製板状体として、一方の板状体部331から延設されるようにして他方側の板状体部332を一体成形しておく。このとき、一方の板状体部331には凹凸加工を施すが、他方の板状体部332は平板状としておく。そして、一方の板状体部331の凹凸加工部の所定位置に発泡材3を充填し、折り返し位置fにて他方の板状体部332を折り返して一方の板状体部331の裏面に重ね合わせる。これにより、左足載せ部33を簡単に発泡材入りの二重壁構造とすることができ、必要な強度を確保することが可能となる。
すなわち、フロアスペーサ30は、一重壁構造部である衝撃吸収部31と、高さが20〜40mmの低二重壁構造部である右足載せ部32と、高さが35〜130mmの高二重壁構造部であり間隙に発泡材が充填されている左足載せ部33とから構成され、補強が必要な領域のみに必要に応じた補強がなされており、全体として十分な強度が確保された軽量なフロアスペーサが一重壁構造の樹脂製板状体から簡単に製造可能となっている。
以上、本発明を適用した実施形態についてを説明してきたが、本発明が前述の実施形態に限られるものでないことは言うまでもなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
たとえば、嵩上げ材の形状は、上記実施の形態に示すもの以外の形状であっても良いし、凹凸加工部の形状も上記に限定されるものではなく、必要に応じて設計すれば良い。また、本発明を適用する具体例は車両のフロアスペーサだけではなく、その他、様々な構造物の嵩上げをする嵩上げ材にも適用可能である。また、材料や製造方法についても、適宜変更可能である。
10 樹脂製板状体
1 一方の板状体部
1a 一方の板状体部の凹凸加工部
1a1,1a2,1a3 一方の板状体部の突起部
2 他方の板状体部
2a 他方の板状体部の凹凸加工部
2a1,2a2,2a3 他方の板状体部の突起部
3 発泡材
20,21,22,23,24 嵩上げ材
30 フロアスペーサ
100 樹脂製板状体の成形装置
104 型締装置
116A,116B 分割金型
P パリソン

Claims (6)

  1. 凹凸加工部を有する樹脂製板状体を一重壁構造の単板成形体として成形し、これを所定の折り返し位置で折り返すことにより少なくとも一部が二重壁構造とされたことを特徴とする嵩上げ材。
  2. 前記折り返し位置を境界として一方側の領域を構成する一方の板状体部と他方側の領域を構成する他方の板状体部の双方に前記凹凸加工部を有し、前記凹凸加工部における突起部同士が所定の間隙を有するように重ね合わされていることを特徴とする請求項1記載の嵩上げ材。
  3. 前記一方の板状体部に凹凸加工部を有し、前記他方の板状体部は平板状であることを特徴とする請求項1記載の嵩上げ材。
  4. 重ね合わされた前記一方の板状体部と前記他方の板状体部の間の少なくとも一部に発泡材が充填されていることを特徴とする請求項1記載の嵩上げ材。
  5. 高さが20〜40mmの低二重壁構造部と、高さが35〜130mmの高二重壁構造部とを有し、前記高二重壁構造部に発泡材が充填されていることを特徴とする請求項4記載の嵩上げ材。
  6. 車両のフロアスペーサであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の嵩上げ材。
JP2014255657A 2014-12-17 2014-12-17 嵩上げ材 Active JP6387820B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014255657A JP6387820B2 (ja) 2014-12-17 2014-12-17 嵩上げ材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014255657A JP6387820B2 (ja) 2014-12-17 2014-12-17 嵩上げ材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016113120A true JP2016113120A (ja) 2016-06-23
JP6387820B2 JP6387820B2 (ja) 2018-09-12

Family

ID=56140670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014255657A Active JP6387820B2 (ja) 2014-12-17 2014-12-17 嵩上げ材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6387820B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020037385A (ja) * 2018-08-29 2020-03-12 キョーラク株式会社 構造体及び構造体の製造方法
FR3102957A1 (fr) * 2019-11-08 2021-05-14 Psa Automobiles Sa Repose-pied pour véhicule doté d’une zone frangible

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5983669U (ja) * 1982-11-30 1984-06-06 昭和飛行機工業株式会社 車両の構造部材
JPS59135284U (ja) * 1983-02-28 1984-09-10 日野自動車株式会社 車輛の骨格構造体
US5194199A (en) * 1991-02-20 1993-03-16 Volkswagen Ag Method of producing a beam-like structural part having a core of light-weight material
JP2001048052A (ja) * 1999-08-05 2001-02-20 Mazda Motor Corp 車体のフレーム構造及びその形成方法
JP2009083605A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Hayashi Engineering Inc フロアカーペット付属品、およびフロアカーペット付属品を備えたフロアカーペットの自動車への敷設方法
JP2013530881A (ja) * 2010-07-16 2013-08-01 ティッセンクルップ スチール ヨーロッパ アクチェンゲゼルシャフト 自動車の中柱補強体

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5983669U (ja) * 1982-11-30 1984-06-06 昭和飛行機工業株式会社 車両の構造部材
JPS59135284U (ja) * 1983-02-28 1984-09-10 日野自動車株式会社 車輛の骨格構造体
US5194199A (en) * 1991-02-20 1993-03-16 Volkswagen Ag Method of producing a beam-like structural part having a core of light-weight material
JP2001048052A (ja) * 1999-08-05 2001-02-20 Mazda Motor Corp 車体のフレーム構造及びその形成方法
JP2009083605A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Hayashi Engineering Inc フロアカーペット付属品、およびフロアカーペット付属品を備えたフロアカーペットの自動車への敷設方法
JP2013530881A (ja) * 2010-07-16 2013-08-01 ティッセンクルップ スチール ヨーロッパ アクチェンゲゼルシャフト 自動車の中柱補強体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020037385A (ja) * 2018-08-29 2020-03-12 キョーラク株式会社 構造体及び構造体の製造方法
FR3102957A1 (fr) * 2019-11-08 2021-05-14 Psa Automobiles Sa Repose-pied pour véhicule doté d’une zone frangible
WO2021089930A1 (fr) * 2019-11-08 2021-05-14 Psa Automobiles Sa Repose-pied pour véhicule doté d'une zone frangible

Also Published As

Publication number Publication date
JP6387820B2 (ja) 2018-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5603534B2 (ja) 積層板の製造方法
JP5700210B2 (ja) 車両用衝撃エネルギー吸収体およびその成形方法
JP5532522B2 (ja) サンドイッチパネルおよびサンドイッチパネル用芯材の成形方法、ならびにサンドイッチパネルの成形方法
JP5966666B2 (ja) 衝撃エネルギー吸収体
JP3760099B2 (ja) 嵌込み遮蔽エレメント
JP6387820B2 (ja) 嵩上げ材
US10006515B2 (en) Impact energy absorber
JP6252749B2 (ja) 樹脂製サンドイッチパネルおよび樹脂製サンドイッチパネルの製造方法
US9487252B2 (en) Vehicular undercover and method of manufacturing the same
JP6062844B2 (ja) 積層板
JP6268427B2 (ja) 樹脂製パネル及び成形方法
JP5834797B2 (ja) 湾曲自在あるいは屈曲自在樹脂製中空薄型パネル構造の製造方法
JP5162202B2 (ja) ブロー成型用金型及びそれを用いて製造された積層板ならびに当該積層板の製造方法
JP5876461B2 (ja) 積層板
JP5943058B2 (ja) 車両用衝撃エネルギー吸収体
JP6388430B2 (ja) 衝撃エネルギー吸収体
CN107567398B (zh) 机动车辆的活动地板
JP6908832B2 (ja) 樹脂製パネル及びその製造方法
JP4424633B2 (ja) 自動車用バンパー芯材
JP6745934B1 (ja) 発泡成形体の製造方法および発泡成形体
CN210122082U (zh) 车辆用踏板
JP5087364B2 (ja) 積層板およびその製造方法
JP6281216B2 (ja) 樹脂製パネル及び成形方法
JPH0911829A (ja) 車両用内装部材
JP5095807B2 (ja) 樹脂製パネル及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170919

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180717

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6387820

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250