JP2016112962A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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浩一 村上
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Kengo Kubo
賢吾 久保
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Takasato Edo
隆諭 江戸
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Abstract

【課題】エンジン始動後のエンジンの出力を決定する際に、排ガスを浄化する触媒の活性状態を考慮していない。【解決手段】エンジンおよびモータを走行駆動源として有し、エンジンから排出される排ガスを浄化する第1の触媒と、第1の触媒よりも下流に配置され、エンジンから排出される排ガスを浄化する第2の触媒とを備えるハイブリッド車両の制御装置は、ハイブリッド車両がモータのみを走行駆動源として走行している状態で、車両の要求出力が所定の出力以上になるとエンジンを始動させ、エンジンの始動後に第1の触媒が活性状態ではないと判定すると、エンジンの負荷が第1の負荷となるようにエンジンを制御し、第1の触媒が活性状態であると判定すると、エンジンの負荷が第1の負荷よりも高い第2の負荷となるようにエンジンを制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
ハイブリッド車両において、モータのみを走行駆動源として走行しているときに、車両の要求出力をモータのみでまかなえない場合に、エンジンを始動して、モータおよびエンジンを走行駆動源として走行する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2013−129312号公報
しかしながら、従来の技術では、エンジン始動後のエンジンの出力を決定する際に、排ガスを浄化する触媒の活性状態を考慮していないため、排気エミッションの低減に改善の余地があった。
本発明は、ハイブリッド車両がモータのみを走行駆動源として走行している状態からエンジンを始動した後、排ガスを浄化する触媒の活性状態に応じてエンジンの負荷を決定して排気エミッションを低減する技術を提供することを目的とする。
本発明によるハイブリッド車両の制御装置は、エンジンおよびモータを走行駆動源として有し、エンジンから排出される排ガスを浄化する第1の触媒と、第1の触媒よりも下流に配置され、エンジンから排出される排ガスを浄化する第2の触媒とを備えるハイブリッド車両の制御装置である。このハイブリッド車両の制御装置において、ハイブリッド車両がモータのみを走行駆動源として走行している状態で、車両の要求出力が所定の出力以上になると、エンジンを始動させ、エンジンの始動後に第1の触媒が活性状態ではないと判定すると、エンジンの負荷が第1の負荷となるように制御し、第1の触媒が活性状態であると判定すると、エンジンの負荷が第1の負荷よりも高い第2の負荷となるようにエンジンを制御することを特徴とする。
本発明によれば、エンジンの始動後に第1の触媒が活性状態であると判定すると、エンジンの負荷が第1の負荷よりも高い第2の負荷となるようにエンジンを制御するので、第2の触媒をより早く活性させることができるので、排気エミッションを効果的に低減させることができる。
図1は、第1の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置を備えたハイブリッド車両のシステム構成の概略を模式的に表した図である。 図2は、第1の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置において、HCMによって行われる処理内容を示すフローチャートである。 図3は、第1の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置によって制御を行った場合の各種パラメータのタイムチャートを示す図である。 図4は、第2の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置において、HCMによって行われる処理内容を示すフローチャートである。 図5は、第2の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置によって制御を行った場合の各種パラメータのタイムチャートを示す図である。 図6は、床下触媒の温度が上昇して所定の活性温度以上になった場合に、エンジンの出力トルクをトルクT1からトルクT2に少しずつ変化させるとともに、点火時期を少しずつリタードさせた場合の各種パラメータのタイムチャートを示す図である。 図7は、第3の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置において、HCMによって行われる処理内容を示すフローチャートである。 図8は、第3の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置によって制御を行った場合の各種パラメータのタイムチャートを示す図である。
以下では、本発明によるハイブリッド車両の制御装置をプラグインハイブリッド車両に適用した例について説明する。ただし、適用されるハイブリッド車両がプラグインハイブリッド車両に限定されることはない。
−第1の実施形態−
図1は、第1の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置を備えたプラグインハイブリッド車両(以下、単にハイブリッド車両と呼ぶ)のシステム構成の概略を模式的に表した図である。このハイブリッド車両は、駆動源としてエンジン(内燃機関)1およびモータジェネレータ2(以下、モータ2と呼ぶ)を備えている。エンジン1および/またはモータ2の動力は、自動変速機3およびディファレンシャルギヤ4を介して駆動輪5に伝達される。
第1クラッチ8は、エンジン1とモータ2との間に介装されており、エンジン1とモータ2との間の接続/遮断を行う。第2クラッチ9は、モータ2と駆動輪5との間に介装されており、モータ2と駆動輪5との間の接続/遮断を行う。
自動変速機3は、例えば、前進5速後退1速や前進6速後退1速等の有段階の変速比を車速やアクセル開度等に応じて自動的に切り換える(変速制御を行う)。本実施形態における第2クラッチ9は、自動変速機3に設けられている複数の摩擦締結要素のうち、各変速段の動力伝達経路に存在する摩擦締結要素を流用したものであって、実質的に自動変速機3の内部に構成されたものである。
このハイブリッド車両は、コントローラとして、車両を統合制御するHCM(ハイブリッドコントロールモジュール)10、ECM(エンジンコントロールモジュール)11、BC(バッテリコントローラ)12、MC(モータコントローラ)13、およびATCU(オートマチックトランスミッションコントロールユニット)14を備えている。HCM10は、互いに情報交換が可能なCAN通信線15を介して、ECM11、BC12、MC13およびATCU14と接続されている。
ECM11には、エンジン回転速度を検知するエンジン回転速度センサ16、排気空燃費を検知するA/Fセンサ17、アクセルペダルの踏み込み量からアクセル開度を検知するアクセル開度センサ18、スロットル開度を検知するスロットルセンサ19、エンジンの冷却水温を検知する水温センサ20、車速を検知する車速センサ22、および、排気温度を検知する排温センサ23等からの信号が入力される。
HCM10は、ハイブリッド車両のシステム状態(ハイブリッド車両に関する諸条件)として、アクセル開度に基づく運転者が要求する駆動トルクや、バッテリ24の充電量、あるいは車両の運転条件(例えば加減速状態)などを考慮して、ハイブリッド車両のシステム全体に要求されるトルクを満足しつつ、燃費やバッテリ充電量を良好に維持するように、エンジン1が負担するトルク(エンジン指令トルク)とモータ2が負担するトルク(モータ指令トルク)とを決定する。ECM11は、HCM10が決めたエンジン指令トルクが得られるように、エンジン1を制御する。ECM11は、例えば、エンジン指令トルクに基づきスロットル開度を算出し、算出したスロットル開度に基づいてスロットル弁(不図示)を制御し、そのときに得られる吸入空気量をエアフロメータ(不図示)で検出し、検出された吸入空気量に基づいて所定の空燃比が得られるようにエンジン1に燃料を供給する。
マニ触媒7は、エンジン1の近傍の排気通路に設けられている。マニ触媒7の容量は、床下触媒25の容量よりも小さい。このため、エンジン始動時にマニ触媒7の温度が素早く上昇して活性状態となり、床下触媒25が活性状態となるまでの間の排気ガス中のHCなどを浄化し、車両の外に排出される排気ガス中のHC等を低減する。マニ触媒7の直上流には排温センサ23が設けられ、排温センサ23の検出温度に基づいて、マニ触媒7の活性状態を判定する。
床下触媒25は、マニ触媒7よりも下流側の排気通路に設けられ、排気ガス中のHCなどを浄化する。床下触媒25の直上流には排温センサ26が設けられ、排温センサ26の検出温度に基づいて、床下触媒25の活性状態を判定する。
BC12は、バッテリ24の充電量(SOC)を監視するものであって、HCM10にバッテリ24の充放電状態に関する情報を出力している。また、BC12には、バッテリ24の温度を検知するバッテリ温度センサ21からの出力信号が入力される。
MC13は、HCM10からのモータトルク指令(モータ指令トルク)に応じて、モータ2を制御している。つまり、MC13は、HCM10が決めたモータ指令トルクが得られるように、モータ2を運転制御している。また、モータ2は、バッテリ24から供給される電力が印加される力行運転と、発電機として機能してバッテリ24を充電する回生運転と、起動及び停止の切り換えと、がMC13によって制御されている。なお、モータ2の出力(電流値)は、MC13で監視されている。
ATCU14には、アクセルペダルの踏み込み量からアクセル開度を検知するアクセル開度センサ18、車速を検知する車速センサ22等からの信号が入力されている。ATCU14は、HCM10からの変速制御指令に応じて、自動変速機3の変速制御を実施する。そして、ATCU14は、HCM10からの第2クラッチ制御指令に応じ、変速制御における第2クラッチ制御に優先し、第2クラッチ9の締結・開放を制御する。
なお、第1クラッチ8は、HCM10からの第1クラッチ制御指令に基づいて、締結及び開放が制御されている。また、エンジントルク指令、モータトルク指令、変速制御指令(第2クラッチ制御指令)、第1クラッチ制御指令等のHCM10から出力される各種指令信号は、ハイブリッド車両の運転状態に応じて算出される。
プラグインハイブリッド車両では、バッテリ24のSOCが高いときに、バッテリ24の電力をモータ2に供給して、モータ2の駆動力のみで走行する充電消耗運転を行う。充電消耗運転時に、車両全体の要求出力をモータ2の出力でまかなえない場合には、エンジン1を始動させて、エンジンの出力トルクを一定とし、車両全体の要求出力の変化は、モータ2の出力を変化させることにより対応する。
図2は、第1の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置において、HCM10によって行われる処理内容を示すフローチャートである。HCM10は、所定時間ごとにステップS10から始まる処理を開始する。ただし、図2に示すフローチャートの処理の一部をECM11が行うようにしてもよい。
ステップS10では、ハイブリッド車両がモータ2のみを走行駆動源として走行するEV走行を行っているか否かを判定する。ハイブリッド車両がEV走行を行っていないと判定するとフローチャートの処理を終了し、EV走行を行っていると判定するとステップS20に進む。
ステップS20では、車両全体の要求出力を演算する。
ステップS30では、ステップS20で演算した車両全体の要求出力がモータ2の出力限界閾値以上であるか否かを判定する。車両全体の要求出力がモータ2の出力限界閾値未満であると判定すると、車両全体の要求出力をモータ2の出力のみでまかなえるので、ステップS120に進んでEV走行を継続し、車両全体の要求出力がモータ2の出力限界閾値以上であると判定すると、ステップS40に進む。
ステップS40では、車両全体の要求出力がモータ2の出力限界閾値以上であるため、エンジン1を始動させる。
ステップS50では、マニ触媒7の温度(マニ触媒7の入口温度)が所定の活性温度以上であるか否かを判定することにより、マニ触媒7の活性状態を判定する。マニ触媒7の温度は、排温センサ23により検出する。マニ触媒7の温度が所定の活性温度未満であると判定すると、ステップS60に進む。
ステップS60では、エンジン1の出力トルクがトルクT1で一定となるようにエンジン指令トルクを設定する。ECM11は、HCM10が設定したエンジン指令トルクが得られるように、エンジン1を制御する。
一方、ステップS50においてマニ触媒7の温度が所定の活性温度以上であると判定するとステップS70に進む。ステップS70では、エンジン1の出力トルクがトルクT2(T2>T1)で一定となるようにエンジン指令トルクを設定する。ECM11は、HCM10が設定したエンジン指令トルクが得られるように、エンジン1を制御する。
ステップS80では、床下触媒25の温度が所定の活性温度以上であるか否かを判定することにより、床下触媒25の活性状態を判定する。床下触媒25の温度は、排温センサ26により検出する。床下触媒25の温度が所定の活性温度未満であると判定すると、ステップS70に戻り、所定の活性温度以上であると判定すると、ステップS90に進む。
ステップS90では、エンジン1の出力トルクがトルクT1で一定となるようにエンジン指令トルクを設定する。ECM11は、HCM10が設定したエンジン指令トルクが得られるように、エンジン1を制御する。
ステップS100では、車両全体の要求出力が所定の閾値以下になったか否かを判定する。車両全体の要求出力が所定の閾値以下になっていないと判定するとステップS50に戻り、所定の閾値以下になったと判定すると、ステップS110に進む。
ステップS110では、エンジン1の停止指令を出す。ECM11は、HCM10のエンジン停止指令に基づいて、エンジン1を停止する。
ステップS120では、ハイブリッド車両がモータ2のみを走行駆動源として走行するEV走行を行う。
図3は、第1の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置によって制御を行った場合の各種パラメータのタイムチャートを示す図である。図3では、EV走行中に、車両全体の要求出力増加に応じてエンジン1を始動させ、その後、車両全体の要求出力が所定の閾値以下となってエンジン1を停止させた場合の状況を示している。図3中の各種パラメータは上から順に、車速、エンジン始動要求、車両全体の要求出力、モータ出力、エンジントルク、テールパイプから排出されるHCの量、マニ触媒7の温度、床下触媒25の温度である。
図3において、時刻T1以前はEV走行を行っている。車両全体の要求出力が増加し、時刻T1においてモータ2の出力限界閾値に達すると、エンジン1を始動させて、エンジン1の出力トルクをトルクT1に固定する。このとき、車両全体の要求出力が得られるように、モータ2の出力を制御する。すなわち、車両全体の要求出力の変化は、モータ2の出力を変化させることにより対応する。エンジン1を始動させることにより、テールパイプから排出されるHCは増加し、マニ触媒7の温度および床下触媒25の温度は上昇していく。
時刻T2において、マニ触媒7の温度が所定の活性温度以上となると、エンジン1の出力トルクをトルクT1からトルクT2に増大させて固定する。これにより、床下触媒25の温度の上昇速度が速くなり、所定の活性温度に到達するまでの時間が短くなる。
時刻T3において、床下触媒25の温度が所定の活性温度以上となると、エンジン1の出力トルクをトルクT2からトルクT1に低下させて固定する。その後、時刻T4において、車両全体の要求出力が所定の閾値以下になると、エンジン1を停止させてEV走行を行う。
図3では、時刻T1から時刻T4までの間にエンジン1の出力トルクをトルクT1で固定し続けた場合のテールパイプから排出されるHCの量を点線で示している。図3に示すように、本実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置によれば、マニ触媒7の温度が所定の活性温度以上となる時刻T2において、エンジン1の出力トルクをトルクT1からトルクT2に増大させるので、床下触媒25の活性を早期化することができ、テールパイプから排出されるHCの量を低減することができる。
以上、第1の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置は、エンジン1およびモータ2を走行駆動源として有し、エンジン1から排出される排ガスを浄化するマニ触媒7(第1の触媒)と、マニ触媒7よりも下流に配置され、エンジン1から排出される排ガスを浄化する床下触媒25(第2の触媒)とを備えるハイブリッド車両の制御装置であって、ハイブリッド車両がモータ2のみを走行駆動源として走行している状態で、車両の要求出力が所定の出力以上になると、エンジン1を始動させ、エンジンの始動後にマニ触媒7が活性状態ではないと判定された場合は、エンジン1の負荷が第1の負荷となるように(エンジン1の出力トルクがトルクT1となるように)エンジン1を制御し、マニ触媒7が活性状態であると判定された場合は、エンジン1の負荷第1の負荷よりも高い第2の負荷となるように(エンジン1の出力トルクがトルクT2となるように)エンジン1を制御する。これにより、エンジン1の負荷が第1の負荷となるようにエンジン1を制御し続ける場合に比べて、床下触媒25をより早く活性させることができるので、HCを含む排気エミッションを低減させることができる。マニ触媒7が活性状態でないときにエンジン1の負荷を高くすると、逆に排気エミッションが悪化する可能性があるが、本実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置によれば、マニ触媒7が活性状態であると判定した後に、エンジン1の負荷を第1の負荷から第2の負荷に変更するので、排気エミッションの悪化を抑制しつつ、床下触媒25を早期に活性させることができる。
−第2の実施形態−
図4は、第2の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置において、HCM10によって行われる処理内容を示すフローチャートである。ただし、図4に示すフローチャートの処理の一部をECM11が行うようにしてもよい。図2に示すフローチャートと同一の処理を行うステップについては、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
図4に示すフローチャートが図2に示すフローチャートと異なるのは、ステップS70の処理の後にステップS400の処理が追加されていることである。
ステップS70においてエンジン1の出力トルクがトルクT2で一定となるようにエンジン指令トルクを設定した後に進むステップS400では、エンジン1の出力トルクをトルクT1で一定としていた場合に比べて、点火時期をリタードさせる。エンジン1の出力トルクをトルクT1からトルクT2に増大させることにより、エンジン内部での燃料の燃焼が安定するので、点火時期をリタードさせることができる。点火時期をリタードさせることにより、温度の高い排気ガスが床下触媒25に流入するので、床下触媒25をさらに早期活性させることができる。
図5は、第2の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置によって制御を行った場合の各種パラメータのタイムチャートを示す図であり、図3と同様に、EV走行中に、車両全体の要求出力増加に応じてエンジン1を始動させ、その後、車両全体の要求出力が所定の閾値以下となってエンジン1を停止させた場合の状況を示している。図5中の各種パラメータは上から順に、車速、エンジン始動要求、車両全体の要求出力、モータ出力、エンジントルク、点火時期、テールパイプから排出されるHCの量、マニ触媒7の温度、床下触媒25の温度である。
時刻T2までの制御は、図3に示す第1の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置による制御と同じである。時刻T2において、マニ触媒7の温度が所定の活性温度以上となると、エンジン1の出力トルクをトルクT1からトルクT2に増大させて固定するとともに、点火時期をリタードさせる。これにより、点火時期をリタードさせない場合と比べて、床下触媒25の温度の上昇速度がさらに速くなり、所定の活性温度に到達するまでの時間がさらに短くなる。
時刻T5において、床下触媒25の温度が所定の活性温度以上となると、エンジン1の出力トルクをトルクT2からトルクT1に低下させて固定するとともに、点火時期をリタードさせる前の状態に戻す。その後、時刻T6において、車両全体の要求出力が所定の閾値以下になると、エンジン1を停止させてEV走行を行う。
床下触媒25の温度が上昇して所定の活性温度以上になって、エンジン1の出力トルクをトルクT1からトルクT2に変更する際に、少しずつ出力トルクを変更するようにしてもよいし、点火時期をリタードさせる際に、少しずつリタードさせるようにしてもよい。出力トルクをトルクT1からトルクT2に急激に変更せずに、少しずつ変更することにより、急激なトルク変動によるショックを抑制することができる。同様に、点火時期をリタードさせる際に、少しずつリタードさせることにより、急激なトルク変動によるショックを抑制することができる。
図6は、床下触媒25の温度が上昇して所定の活性温度以上になった場合に、エンジン1の出力トルクをトルクT1からトルクT2に少しずつ変化させるとともに、点火時期を少しずつリタードさせた場合のタイムチャートを示す図である。
以上、第2の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置によれば、車両の要求出力が所定の出力以上になると、エンジン1を始動させ、その後にマニ触媒7が活性状態であると判定すると、エンジンの負荷が第2の負荷となるように(エンジン1の出力トルクがトルクT2となるように)し、かつ、床下触媒25をさらに早期活性させるための制御を行う。具体的には、床下触媒25をさらに早期活性させるための制御として、点火時期をリタードさせるので、床下触媒25をより早く活性させることができ、HCを含む排気エミッションをさらに低減させることができる。
また、エンジン1の負荷を第1の負荷から第2の負荷に変更する際に、エンジン1の負荷を少しずつ変化させる方法によれば、急激なトルク変動を抑制することができる。
さらに、点火時期をリタードさせる際に、点火時期を少しずつ変化させる方法によれば、急激なトルク変動を抑制することができる。
−第3の実施形態−
第3の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置は、少なくとも吸気バルブの開閉タイミングを変更可能な可変バルブタイミング機構を有するハイブリッド車両に適用される。
図7は、第3の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置において、HCM10によって行われる処理内容を示すフローチャートである。ただし、図7に示すフローチャートの処理の一部をECM11が行うようにしてもよい。図2に示すフローチャートと同一の処理を行うステップについては、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
図7に示すフローチャートが図2に示すフローチャートと異なるのは、ステップS70の処理の後にステップS700の処理が追加されていることである。
ステップS70においてエンジン1の出力トルクがトルクT2で一定となるようにエンジン指令トルクを設定した後に進むステップS700では、エンジン1の出力トルクがトルクT1で一定の場合に比べて、吸気バルブの作動角を変更する。具体的には、吸気バルブと排気バルブが共に開弁しているバルブオーバーラップ期間が長くなるように、吸気バルブの作動角を変更する。バルブオーバーラップ期間を長くすることにより、床下触媒25に供給される空気(酸素)の量が増加するので、床下触媒25をさらに早期活性させることができる。
図8は、第3の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置によって制御を行った場合の各種パラメータのタイムチャートを示す図であり、図3と同様に、EV走行中に、車両全体の要求出力増加に応じてエンジン1を始動させ、その後、車両全体の要求出力が所定の閾値以下となってエンジン1を停止させた場合の状況を示している。図8中の各種パラメータは上から順に、車速、エンジン始動要求、車両全体の要求出力、モータ出力、エンジントルク、吸気バルブおよび排気バルブが共に開弁しているバルブオーバーラップ時のオーバーラップ量、テールパイプから排出されるHCの量、マニ触媒7の温度、床下触媒25の温度である。
時刻T2までの制御は、図3に示す第1の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置による制御と同じである。時刻T2において、マニ触媒7の温度が所定の活性温度以上となると、エンジン1の出力トルクをトルクT1からトルクT2に増大させて固定するとともに、バルブオーバーラップ量が多く(バルブオーバーラップ期間が長く)なるように、吸気バルブの作動角を変更する。これにより、バルブオーバーラップ量を変更しない場合と比べて、床下触媒25の温度の上昇速度がさらに速くなり、所定の活性温度に到達するまでの時間がさらに短くなる。
時刻T7において、床下触媒25の温度が所定の活性温度以上となると、エンジン1の出力トルクをトルクT2からトルクT1に低下させて固定するとともに、吸気バルブの作動角を変更する前の状態に戻す。その後、時刻T8において、車両全体の要求出力が所定の閾値以下になると、エンジン1を停止させてEV走行を行う。
以上、第3の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置によれば、車両の要求出力が所定の出力以上になると、エンジン1を始動させ、その後にマニ触媒7が活性状態であると判定すると、エンジンの負荷が第2の負荷となるように(エンジン1の出力トルクがトルクT2となるように)し、かつ、床下触媒25をさらに早期活性させるための制御を行う。具体的には、床下触媒25をさらに早期活性させるための制御として、エンジンの吸気バルブと排気バルブが共に開弁しているバルブオーバーラップ期間を長くするので、床下触媒25をより早く活性させることができ、HCを含む排気エミッションをさらに低減させることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されることはない。例えば、第2の実施形態では、エンジン1の出力トルクをトルクT1からトルクT2に変更する際に、少しずつ出力トルクを変更する制御例を説明したが、第1および第3の実施形態でも同様に、エンジン1の出力トルクを少しずつ変更してもよい。
第3の実施形態では、マニ触媒7の温度が所定の活性温度以上になると、バルブオーバーラップ量が多く(バルブオーバーラップ期間が長く)なるように、吸気バルブの作動角を変更したが、排気バルブの作動角を変更するようにしてもよい。
1…エンジン
2…モータ
7…マニ触媒(第1の触媒)
10…HCM(活性状態判定手段、エンジン制御手段)
11…ECM(エンジン制御手段)

Claims (6)

  1. エンジンおよびモータを走行駆動源として有し、前記エンジンから排出される排ガスを浄化する第1の触媒と、前記第1の触媒よりも下流に配置され、前記エンジンから排出される排ガスを浄化する第2の触媒とを備えるハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記第1の触媒が活性状態であるか否かを判定する活性状態判定手段と、
    前記ハイブリッド車両が前記モータのみを走行駆動源として走行している状態で、車両の要求出力が所定の出力以上になると、前記エンジンを始動させるエンジン制御手段と、
    を備え、
    前記エンジン制御手段は、前記エンジンの始動後に前記第1の触媒が活性状態ではないと判定された場合は、前記エンジンの負荷が第1の負荷となるように前記エンジンを制御し、前記第1の触媒が活性状態であると判定された場合は、前記エンジンの負荷が前記第1の負荷よりも高い第2の負荷となるように前記エンジンを制御する、
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記エンジン制御手段は、前記第1の触媒が活性状態であると判定された場合に、前記エンジンの負荷が前記第2の負荷となるようにし、かつ、前記第2の触媒をさらに早期活性させるための制御を行う、
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  3. 請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記エンジン制御手段は、前記第2の触媒をさらに早期活性させるための制御として、点火時期をリタードさせる、
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  4. 請求項3に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記エンジン制御手段は、点火時期をリタードさせる際に、点火時期を少しずつ変化させる、
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記エンジン制御手段は、前記エンジンの負荷を前記第1の負荷から前記第2の負荷に変更する際に、前記エンジンの負荷を少しずつ変化させる、
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  6. 請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記ハイブリッド車両は、前記エンジンの吸気バルブおよび排気バルブのうちの少なくとも一方の開閉タイミングを変更可能な可変バルブタイミング機構を備えており、
    前記エンジン制御手段は、前記第2の触媒をさらに早期活性させるための制御として、前記エンジンの吸気バルブと排気バルブが共に開弁しているバルブオーバーラップ期間を長くする、
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
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