JP2016112529A - 洗浄脱水装置 - Google Patents

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一人 富永
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Abstract

【課題】洗浄品を損傷せず、短時間で全体を均一に洗浄可能な洗浄乾燥装置を提供する。【解決手段】開閉可能な槽蓋3を備えた外装ケース2内に、外装ケース2の底面に対して傾斜させて、有底円筒形の洗浄脱水槽21を設置する。洗浄脱水槽21の開口部は、槽蓋3に臨ませて配置する。また、洗浄脱水槽21内には、外装ケース2の底面に対して傾斜させた状態で、籠状に形成された回転ドラム22を回転可能に収納する。洗浄脱水槽21の内面に、洗浄液噴射口46aを回転ドラム22側に向けて、洗浄液噴射ノズル46を取り付ける。【選択図】図1

Description

本発明は、工場内に設置され、部品、半製品、製品及びこれらを収納する容器等(本明細書では、これらを総称して「洗浄品」という。)の洗浄と脱水に好適な洗浄脱水装置に関する。
従来、機械部品・電気部品の収納トレイや半導体ウェハの収納カセットの洗浄乾燥装置として、洗浄槽内に回転ドラムを設置し、該回転ドラム内に複数の部品収納容器等を収納した1つ又は複数個の着脱可能なバスケットを設置し、又は該回転ドラム内に直に部品収納容器等を収納し、回転ドラムを回転させながら洗浄した後、回転ドラムを高速回転させることにより水切り脱水乾燥させ、その後、温風乾燥することを特徴とするものが提案されている(例えば、特許文献1の要約書参照)。
回転ドラムは、洗浄槽の側面に回転自在に保持された回転軸に連結されており、回転軸を中心として垂直面内で回転駆動される。洗浄品に洗浄液を噴射する洗浄液噴射ノズルは、回転ドラムのほぼ回転中心に配置される。洗浄液としては、一次洗浄用の純水、水成系洗剤又はアルカリイオン水と、二次洗浄用の超純水が用いられる。
特許文献1に記載の洗浄乾燥装置は、同一槽内で洗浄と水切り脱水乾燥とを行うため、装置全体をコンパクトに纏めることができて床に占める専有面積を小さなものにできる。
特開2004−66212号公報
しかしながら、特許文献1に記載の洗浄乾燥装置は、回転ドラムを垂直面内で回転駆動するので、回転ドラムの起動時及び停止時に洗浄品が重力の作用によって動揺しやすく、洗浄品が回転ドラム又はバスケットに衝突して損傷するという問題を生じやすい。なお、洗浄品を回転ドラムに固定すれば、洗浄品の損傷は防止できるが、洗浄品の固定に多くの労力が必要となるため、洗浄品の洗浄効率が悪くなる。また、特許文献1に記載の洗浄乾燥装置は、回転ドラムを垂直面内で回転駆動することから、回転ドラムに対する洗浄品の出し入れを洗浄槽の前面側から行わなくてはならず、洗浄品の収納位置によっては身をかがめながら洗浄品の出し入れを行わなくてはならないので、洗浄品の出し入れに要する作業者の肉体的負担が大きい。
また、特許文献1に記載の洗浄乾燥装置は、洗浄液噴射ノズルを回転ドラムのほぼ回転中心に配置するので、洗浄液噴射ノズルと向き合う洗浄品の一面にしか洗浄液を噴射することができず、洗浄品の全面を均一に洗浄することが難しい。なお、洗浄槽の底部に洗浄液を貯留し、回転ドラムの回転に伴って洗浄品を貯留された洗浄液内に浸漬するようにすれば、洗浄品の全面に沿って洗浄液を流動させることができるが、洗浄槽の底部への洗浄液の貯留に長時間を要するため、洗浄品の洗浄効率が悪くなる。
さらに、特許文献1に記載の洗浄乾燥装置は、洗浄液として、純水、水成系洗剤、アルカリイオン水又は超純水を用いるので、洗浄品の洗浄効果が弱く、洗浄品の洗浄に長時間を要する。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、洗浄品を損傷せず、短時間で全体を均一に洗浄可能な洗浄乾燥装置を提供することにある。
本発明は、上述の技術的課題を解決するため、開閉可能な槽蓋を備えた外装ケースと、前記外装ケース内に設置された洗浄脱水槽と、前記洗浄脱水槽内に回転可能に収納された回転ドラムと、前記回転ドラム内に収納された洗浄品に洗浄液を噴射する洗浄液噴射ノズルとを備えた洗浄脱水装置において、前記回転ドラムを籠状に形成し、当該回転ドラムの回転中心軸を前記外装ケースの底面に対して傾斜させて前記洗浄脱水槽内に収納すると共に、前記洗浄脱水槽の内面に、洗浄液噴射口を前記回転ドラム側に向けて、前記洗浄液噴射ノズルを取り付けたことを特徴とする。
本構成によると、回転中心軸を外装ケースの底面に対して傾斜させて回転ドラムを洗浄脱水槽内に収納するので、回転ドラムの起動時及び停止時の低回転域において、洗浄品が重力の作用によって落下せず、回転ドラムの周面に沿って滑り落ちるので、回転ドラムとの衝突に起因する洗浄品の損傷を防止できる。従って、洗浄品を回転ドラムに固定する必要がないので、作業性も向上することができる。また、回転ドラムの回転中心軸を外装ケースの底面に対して傾斜させると、外装ケースの斜め上方からの回転ドラム内への洗浄品の収納が可能になり、身をかがめることなく作業を行うことが可能になるので、作業者の肉体的負担を軽減できる。さらに、本構成によると、回転ドラムを籠状に形成すると共に、洗浄液噴射口を回転ドラム側に向けて洗浄液噴射ノズルを洗浄脱水槽の内面に取り付けたので、回転ドラムを回転駆動することにより洗浄品の全面に洗浄液を噴射できて、洗浄品全体を高能率に洗浄できる。
また本発明は、前記構成の洗浄脱水装置において、前記外装ケース内に、洗浄液タンクと、当該洗浄液タンク内に貯えられた洗浄液を前記洗浄液噴射ノズルに供給する洗浄液ポンプと、前記洗浄液タンクから前記洗浄液噴射ノズルに至る洗浄液供給管路に設置されたマイクロバブル溶解器と、前記マイクロバブル溶解器に圧縮空気を供給するエアコンプレッサとを備え、前記洗浄液噴射ノズルから前記洗浄品に向けてマイクロバブルを溶解した洗浄液を噴射し、洗浄品洗浄後の洗浄液を前記洗浄脱水槽を通じて前記洗浄液タンクに戻すことを特徴とする。
本構成によると、洗浄液としてマイクロバブルを溶解した洗浄液を噴射するので、マイクロバブルを溶解しない洗浄液を噴射する場合に比べて、洗浄品の洗浄効率を格段に高めることができる。また、洗浄品を洗浄した後の洗浄液を洗浄液ポンプに戻すので、洗浄液の無駄を防止できて、洗浄品の洗浄コストを安価なものにできる。
また本発明は、前記構成の洗浄脱水装置において、前記回転ドラム及び回転ドラム駆動モータの支持部材と前記外装ケースとの間に、防振機構を設置したことを特徴とする。
本構成によると、回転ドラム及び回転ドラム駆動モータの回転に伴う支持部材の振動を防振機構によって抑制できるので、回転ドラムを円滑に回転できて、洗浄品の全面を均一に洗浄できる。また、支持部材の振動に起因する外装ケースの共振を防止できるので、洗浄脱水装置の寿命を延長できると共に、作業者の不安感や疲労感を軽減できる。
また本発明は、前記構成の洗浄脱水装置において、前記外装ケースの下面にストッパ付きの自在キャスタを備えたことを特徴とする。
本構成によると、洗浄脱水装置を所望の場所まで容易に搬送して設置できるので、広い用途に適用できて、洗浄脱水装置の稼働効率を高めることができる。
また本発明は、前記構成の洗浄脱水装置において、前記槽蓋は、前記外装ケースの上部にヒンジを介して取り付けられ、閉止時には前記回転ドラムの上部開口と対向に配置され、開放時には前記ヒンジを回転中心として前記外装ケースの上方に跳ね上げられることを特徴とする。
本構成によると、開放時に槽蓋を上方に跳ね上げるので、洗浄品の出し入れに際して槽蓋が邪魔にならず、作業性を高めることができる。
また本発明は、前記構成の洗浄脱水装置において、前記洗浄液タンクの出口に洗浄液フィルタを備えたことを特徴とする。
本構成によると、洗浄液タンクに貯えられた洗浄液を濾過できるので、洗浄液タンクに貯えられた洗浄液を繰り返し使用することができ、洗浄品の洗浄作業を低コストに行うことができる。
また本発明は、前記構成の洗浄脱水装置において、前記洗浄液タンク内に貯えられる洗浄液として、界面活性剤及び防腐剤を添加した純水を用いたことを特徴とする。
純水に界面活性剤を添加すると、単なる純水を洗浄液として用いる場合に比べて、洗浄品の洗浄効果を高めることができる。また、純水に防腐剤を添加すると、腐敗しやすい純水の腐敗を抑制できて、洗浄液の寿命を延長できる。
本発明によると、洗浄品の全面に洗浄液を噴射できるので、洗浄品を高能率に洗浄できる。また、回転ドラムを外装ケースに対して傾斜させるので、特別な労力を必要とすることなく、洗浄品の損傷を防止できる。さらに、回転ドラム内への洗浄品の出し入れを容易に行うことができるので、作業者の肉体的負担を軽減できる。
実施形態に係る洗浄脱水装置の内部機構を示す正面図である。 実施形態に係る洗浄脱水装置の内部機構を示す左側面図である。 実施形態に係る洗浄脱水装置の内部機構を示す右側面図である。 実施形態に係る洗浄脱水装置の内部機構を示す平面図である。 実施形態に係る洗浄脱水装置の洗浄液循環経路を示す回路図である。 実施形態に係る洗浄脱水装置に備えられる操作パネルの拡大図である。 実施形態に係る洗浄脱水装置の動作手順を示すフローチャートである。 実施形態に係る洗浄脱水装置を用いて洗浄される板材収納枠の斜視図である。
まず、実施形態に係る洗浄脱水装置の説明に先立ち、図8を用いて洗浄品である板材収納枠の構成を説明する。
図8に示す板材収納枠100は、半導体ウェハ、回路基板又は情報記録ディスク等の板材の保管及び運搬に用いられるものであって、便宜的に「マガジンラック」とも称されている。本例の板材収納枠100は、一定間隔を隔てて上下に配設された天板101及び底板102と、両端部がそれぞれ天板101及び底板102の一辺に固定され、天板101と底板102の間に直立した状態で取り付けられた固定側板103と、天板101と底板102の間において固定側板103と向い合せに配置され、固定側板103に接近する方向及び固定側板103から離隔する方向に平行移動できて、所望の位置で固定される可動側板104と、可動側板104を天板101及び底板102に対して固定する固定機構105と、天板101及び底板102の固定側板103が配設されていない側の角部に立設された支柱106を備えている。
板材収納枠100を構成する上述の各部材は、プラスチック成形品である。このうち、天板101及び底板102は、固定側板103、可動側板104、固定機構105及び支柱106の取り付けを容易にする、天板101及び底板102ひいては板材収納枠100の剛性を高める、複数の板材収納枠100を上下に積み上げられるようにする、等の機能を発揮するため、壁面や溝を有する複雑な形状をしている。
一方、固定側板103及び可動側板104の各内面には、板材の外周部を挿入して保持するための一定幅かつ一定深さの平行溝107が上下に一定ピッチで形成されており、各段の平行溝107の底板102からの高さ位置は、固定側板103及び可動側板104の双方について、同一に調整されている。したがって各段の平行溝107内に挿入される板材は、天板101及び底板102と平行に整列されて、水平に保持される。また、この板材収納枠100は、固定側板103に対する可動側板104の設定位置を変更することにより、外形寸法が異なる各種の板材を収納することができる。
このように、板材収納枠100は、複雑形状のプラスチック成形品を組み合わせて構成されるので、これを洗浄する洗浄脱水装置には、板材収納枠100を構成する各面が均一に洗浄されること、及び、洗浄後十分に脱水できて、平行溝107内や天板101及び底板102に形成される溝内に洗浄液が残らないことが求められる。
次に、実施形態に係る洗浄脱水装置を、図1〜図7を用いて説明する。
実施形態に係る洗浄脱水装置1は、図1〜図4に示すように、鋼板をもって箱形に形成された外装ケース2と、外装ケース2の前面側に開閉可能に取り付けられた槽蓋3とを有している。外装ケース2は、横幅が800mm、高さが1500mm、奥行きが1600mm程度のコンパクトなもので、底面にはストッパ付きのキャスタ4が取り付けられており、必要に応じて所望の場所に移動して設置できるようになっている。外装ケース1の前面は、下方の垂直部5と上方の傾斜部6とから構成されており、傾斜部6には板材収納枠100等の洗浄品Aを出し入れするための開口7が開設されている。
外装ケース2の垂直部5には、操作パネル8が設置されると共に、開口7を開閉する保守点検用の開閉蓋9が設置される。開閉蓋9は、上辺がヒンジ10を介して外装ケース2の垂直部5に取り付けられており、下部を跳ね上げることにより保守点検用窓11を開放するようになっている。また、外装ケース2の背面側の上部には、図示しない制御盤を収納する制御盤室12が形成されており、制御盤室12の開口部には開閉扉13が備えられている。操作パネル8については、後に詳細に説明する。
槽蓋3は、上辺がヒンジ14を介して外装ケース2の傾斜部6に取り付けられており、下部に備えられた把持部15を持って上方に跳ね上げることにより、開口7を開放するようになっている。ヒンジ14を介して槽蓋3の一端にはウエイト16が取り付けられており、跳ね上げられた槽蓋3が一定の位置に安定に保持されるようになっている。これにより、洗浄品Aの出し入れの際に槽蓋3が邪魔にならず、作業を容易なものにしている。なお、把持部15の近傍には、槽蓋3を外装ケース2に固定するためのラッチ17が備えられる。また、槽蓋3は、洗浄品Aの収納状態や洗浄状態を確認するため、全体を透明に形成したり、所要の部分に透視窓を設けることもできる。
外装ケース2内には、洗浄脱水槽21と、洗浄脱水槽21内に回転可能に収納された回転ドラム22と、回転ドラム駆動用モータ23と、回転ドラム22内に収納された洗浄品Aに洗浄液を噴射する洗浄液装置24が収納される。
洗浄脱水槽21は、図2に示すように、上部が開口された有底の円筒形に形成されており、上部の開口部を外装ケース2の傾斜部6に設けられた開口7に臨ませ、外装ケース2の底面に対して傾斜した状態で、外装ケース2に固定される。外装ケース2の底面に対する洗浄脱水槽21の傾斜角度は、外装ケース2の小型化と脱水効果のバランスとを考慮して45°程度とすることが望ましいが、この角度に限定されるものではない。洗浄脱水槽21の下部には、図1に示すように、後に説明する洗浄液タンクに連通する洗浄液戻し管21aが設けられる。
回転ドラム22は、図1に示すように、所定の間隔を隔てて輪状に配列された複数の縦部材22aと、これら複数の縦部材22aを連結して一体化する複数の横部材22bとをもって籠状に形成されている。
回転ドラム22の底面中心部には回転軸25が連結されており、当該回転軸25は軸受26に回転可能に支持されている。軸受26及び回転ドラム駆動用モータ23は、外装ケース2内に設置された支持部材27に固定される。支持部材27は、図1に示すように、外装ケース2に水平に設置される横支持部材27aと、洗浄脱水槽21の底面と正対するように横支持部材27aから斜めに起立された傾斜支持部材27bと、傾斜支持部材27bの補強部材27cから構成されており、軸受26及び回転ドラム駆動用モータ23は、傾斜支持部材27bに所定の間隔を隔てて固定される。回転ドラム駆動用モータ23の主軸には原動プーリ28が取り付けられ、回転軸25には従動プーリ29が取り付けられていて、これらのプーリ28、29にはベルト30が巻き掛けられている。従って、回転ドラム駆動用モータ23を起動すると、その駆動力が原動プーリ28、ベルト30及び従動プーリ29を経て回転軸25に伝達され、回転ドラム22が回転駆動される。なお、回転ドラム22は、洗浄品Aの洗浄時には500rpm程度の低速で回転駆動され、洗浄後の脱水時には、2500rpm程度の高速で回転駆動される。なお、洗浄時及び脱水時における回転ドラム22の回転数は、前記の例に限定されるものではなく、適宜の値に設定可能である。
横支持部材27aは、図1に示すように、防振部材31を介して外装ケース2に取り付けられる。図1の例では、防振部材31としてワイヤロープ防振器が例示されているが、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、防振ゴムなどの他の公知に属する所要の部材を用いることができる。このように実施形態に係る洗浄脱水装置1は、支持部材27と外装ケース2との間に防振部材31を備えたので、回転ドラム22を円滑に回転できて洗浄品Aを均一に洗浄できる。また、外装ケース2の共振を抑制できるので、洗浄脱水装置1の寿命を延長できると共に、作業者の不安感や疲労感を軽減できる。
洗浄液装置24は、図5に示すように、洗浄液タンク41と、洗浄液タンク41の汲み上げ口側に設置されたフィルタケース42と、洗浄液タンク41に貯えられた洗浄液を汲み上げる洗浄液ポンプ43と、洗浄液タンク41から汲み上げられた洗浄液にマイクロバブルを溶解するマイクロバブル溶解器44と、マイクロバブル溶解器44にエアを供給するエアコンプレッサ45と、マイクロバブル溶解器44によりマイクロバブルが溶解された洗浄液を回転ドラム22内の洗浄物Aに向けて噴射する洗浄液噴射ノズル46とから構成される。
洗浄液タンク41は、図1に示すように、外装ケース2の底部に設置される。洗浄液としては、界面活性剤及び防腐剤を添加した純水が好適に用いられる。純水に界面活性剤を添加すると、単なる純水を洗浄液として用いる場合に比べて、洗浄品の洗浄効果を高めることができる。また、純水に防腐剤を添加すると、腐敗しやすい純水の腐敗を抑制できて、洗浄液の寿命を延長できる。但し、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、無添加の純水や超純水、それに他の薬剤を添加した純水や超純水を用いることもできる。洗浄液タンク41には、図4に示すように、液面計47が付設されており、当該液面計47の検出データは、図示しない制御盤を通じて後に説明する操作パネルの表示装置に表示される。
また、フィルタケース42は、図2に示すように、保守点検用窓11の内側に設置されており、作業者は開閉蓋9を跳ね上げることにより、保守点検用窓11を通してフィルタケース42内に収納された洗浄液フィルタの交換を行うことができる。洗浄液タンク41の出口に洗浄液フィルタを備えると、洗浄液ポンプ43を駆動する毎に、洗浄液タンクに貯えられた洗浄液を濾過できるので、洗浄液タンクに貯えられた洗浄液を繰り返し使用できて、洗浄品の洗浄作業を低コストに行うことができる。
洗浄液ポンプ43、エアコンプレッサ44及びマイクロバブル溶解器45は、図1〜図3に示すように、それぞれ外装ケース2の所要の位置に配置される。さらに、洗浄液噴射ノズル46は、図1及び図5に示すように、洗浄液噴射口46aを回転ドラム22側に向けて、洗浄脱水槽21の内面に取り付けられる。
操作パネル8は、制御盤室12に収納された図示しない制御盤に洗浄脱水装置1の駆動条件を指令したり、制御盤が検出した洗浄脱水装置1の駆動状態を表示するもので、図2に示すように、洗浄脱水装置1をオンオフするパワースイッチ51、洗浄脱水装置1の駆動状態を文字や画像で表示する表示装置52、洗浄液噴射ノズル46からの洗浄液の噴射強度を調整する噴射強度調整つまみ53及び洗浄脱水装置1の駆動状態を光で表示する複数個の表示ランプ54を備えている。表示ランプ54は、図6に拡大して示すように、START、WORKFLOW、ACTION、WATERの各グループに分けて配置されており、洗浄脱水装置1の駆動状態を容易かつ確実に監視できるようになっている。
STARTグループには、ラッチ17により外装ケース2に槽蓋3がロックされていることを表示するLOCK OKランプ61、マイクロバブル溶解器44に気泡が発生していることを表示するBUBBLE OKランプ62、洗浄液タンク41内に所定量の洗浄水が貯えられていることを表示するWATER OKランプ63が備えられる。WORKFLOWグループには、洗浄中であることを示すWASHランプ71、脱水中であることを示すDRYランプ72、洗浄及び脱水が終了したことを表示するFINランプ73が備えられる。ACTIONグループには、回転ドラム駆動用モータ23が動作中であることを表示するMOTORランプ81、マイクロバブル溶解器44が動作中であることを表示するBUBBLE/Sランプ82、洗浄液ポンプ43が動作中であることを表示するPUMPランプ83、コンプレッサ45が駆動中であることを表示するAIRランプ84が備えられる。WATERグループには、噴射強度が最強であることを表示するMAXランプ91、噴射強度が高レベルであることを表示するHIGHランプ92、噴射強度が低レベルであることを表示するLOWランプ93、噴射強度が最小であることを表示するMINランプ94を備えている。
次に、上述のように構成された洗浄脱水装置1の動作フローを、図7を参照しながら説明する。
回転ドラム22内に洗浄品Aを収納した後、槽蓋3を閉めて操作パネル8のパワースイッチ51をオン操作する(S1)と、図示しない制御盤が記憶装置から処理フローを読み出し(S2)、図示しないラッチ17がロックされているか、マイクロバブル溶解器44が正常に動作しているか、洗浄液ポンプ43が正常に動作しているかをチェックする。ラッチ17がロックされている場合、マイクロバブル溶解器44が正常に動作している場合、洗浄液ポンプ43が正常に動作している場合は、それぞれ操作パネル8のLOCK OKランプ61、BUBBLE OKランプ62及びWATER OKランプ63が点灯する。これにより、作業者は洗浄脱水装置1が作業開始可能であることを知ることができる。上述の各ランプ61、62、63が点灯したことを確認した後、作業者は噴射強度調整つまみ53を操作して、洗浄品Aに噴射する洗浄液の噴射強度を調整する。作業者は、MAXランプ91、HIGHランプ92、LOWランプ93及びMINランプ94を目視することにより、洗浄液の噴射強度が目標通り調整されたか否かを確認できる。
しかる後に、制御盤が記憶装置から読み出した処理フローに従って洗浄品Aの洗浄が実行される。即ち、回転ドラム22が洗浄品Aの洗浄に適した低回転で回転駆動されると共に、洗浄液ポンプ43、マイクロバブル溶解器44及びエアコンプレッサ45が起動される(S3)。これらの各機器が起動されたことは、作業者がMOTORランプ81、BUBBLE/Sランプ82、PUMPランプ83、AIRランプ84を目視することにより確認できる。また、洗浄処理中であることは、作業者がWASHランプ71を目視することにより確認できる。
これにより、マイクロバブル溶解器44において洗浄液にマイクロバブルが溶解され、マイクロバブルが溶解された洗浄液が洗浄液噴射ノズル46から洗浄品Aに噴射される。実施形態に係る洗浄脱水装置は、回転する回転ドラム22の外側から洗浄液を噴射するので洗浄品Aの全面に洗浄液を噴射できること、及び、洗浄効果が高いマイクロバブルが溶解された洗浄液を洗浄品Aに噴射することから、図8に示した複雑構造の板材収納枠100についても、その全体を高能率に洗浄することができる。予め記憶装置に記憶された洗浄時間が経過すると(S4)、自動的に脱水工程に移行する。脱水工程に移行したことは、作業者がDRYランプ72を目視することにより確認できる。
脱水工程に移行すると、回転ドラム22が洗浄品Aの脱水に適した高回転で回転駆動されると共に、洗浄液ポンプ43、マイクロバブル溶解器44及びエアコンプレッサ45が停止される(S5)。洗浄液ポンプ43、マイクロバブル溶解器44及びエアコンプレッサ45が停止したことは、作業者がBUBBLE/Sランプ82、PUMPランプ83、AIRランプ84を目視することにより確認できる。予め記憶装置に記憶された脱水時間が経過すると(S6)、回転ドラム22を停止し、電源を遮断する(S7)。洗浄及び脱水が終了したことは、作業者がFINランプ73を目視することにより確認できる。実施形態に係る洗浄脱水装置は、回転ドラム22を外装ケース2の底面に対して傾斜したので、図8に示した複雑構造の板材収納枠100についても、溝内に洗浄液が残ることがないので、高能率に脱水することができる。
本発明は、プリント基板、液晶基板、ディスク状記録媒体及び半導体ウェハ等の板材を複数枚収納する板材収納枠の洗浄及び脱水に利用できる。
1 洗浄脱水装置
2 外装ケース
3 槽蓋
8 操作パネル
9 開閉蓋
12 制御盤室
21 洗浄脱水槽
22 回転ドラム
23 回転ドラム駆動用モータ
24 洗浄液装置
27 支持部材
41 洗浄液タンク
42 フィルタケース
43 洗浄液ポンプ
44 マイクロバブル溶解器
45 エアコンプレッサ
46 洗浄液噴射ノズル
51 パワースイッチ
52 表示装置
53 噴射強度調整つまみ
54 表示ランプ

Claims (7)

  1. 開閉可能な槽蓋を備えた外装ケースと、前記外装ケース内に設置された洗浄脱水槽と、前記洗浄脱水槽内に回転可能に収納された回転ドラムと、前記回転ドラム内に収納された洗浄品に洗浄液を噴射する洗浄液噴射ノズルとを備えた洗浄脱水装置において、
    前記回転ドラムを籠状に形成し、当該回転ドラムの回転中心軸を前記外装ケースの底面に対して傾斜させて前記洗浄脱水槽内に収納すると共に、前記洗浄脱水槽の内面に、洗浄液噴射口を前記回転ドラム側に向けて、前記洗浄液噴射ノズルを取り付けたことを特徴とする洗浄脱水装置。
  2. 前記外装ケース内に、洗浄液タンクと、当該洗浄液タンク内に貯えられた洗浄液を前記洗浄液噴射ノズルに供給する洗浄液ポンプと、前記洗浄液タンクから前記洗浄液噴射ノズルに至る洗浄液供給管路に設置されたマイクロバブル溶解器と、前記マイクロバブル溶解器に圧縮空気を供給するエアコンプレッサとを備え、前記洗浄液噴射ノズルから前記洗浄品に向けてマイクロバブルを溶解した洗浄液を噴射し、洗浄品洗浄後の洗浄液を前記洗浄脱水槽を通じて前記洗浄液タンクに戻すことを特徴とする請求項1に記載の洗浄脱水装置。
  3. 前記回転ドラム及び回転ドラム駆動モータの支持部材と前記外装ケースとの間に、防振機構を設置したことを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の洗浄脱水装置。
  4. 前記外装ケースの下面にストッパ付きの自在キャスタを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の洗浄脱水装置。
  5. 前記槽蓋は、前記外装ケースの上部にヒンジを介して取り付けられ、閉止時には前記回転ドラムの上部開口と対向に配置され、開放時には前記ヒンジを回転中心として前記外装ケースの上方に跳ね上げられることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の洗浄脱水装置。
  6. 前記洗浄液タンクの出口に洗浄液フィルタを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の洗浄脱水装置。
  7. 前記洗浄液タンク内に貯えられる洗浄液として、界面活性剤及び防腐剤を添加した純水を用いたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の洗浄脱水装置。
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