JP2016112255A - シャワーヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、第1スライド機構及び第2スライド機構により、従来のシャワーヘッドにおいて用いられている外観部材と通水路部材をビスにより固定するためのビスを受けるボスのスペースを設ける必要がなくなり、外観部材と通水路部材との接続に必要なスペースを比較的小さくすることができ、シャワーヘッドの把持部の径を小径化することができるシャワーヘッドを提供する。【解決手段】本発明によるシャワーヘッド1は、通水路部材8と散水部と外観部材12とを備え、外観部材12は通水路部材に沿って分割される第1外観部材32と第2外観部材34とを備え、第1外観部材および通水路部材は第1スライド機構44を形成し、第2外観部材および通水路部材は、第2スライド機構46を形成し、第1スライド機構44及び第2スライド機構46により、通水路部材8を介して第1外観部材32と第2外観部材34とが接続され、全体が一体化される。【選択図】図6

Description

本発明は、シャワーヘッドに係り、特に、外観部材の内部に通水路部材が配置された構造のシャワーヘッドに関する。
近年、シャワーヘッドは形状、外観、吐水方法の進化に伴い、シャワーヘッドを構成する部品の細分化が進んでいる。そのため、シャワーヘッドの構成部品が増えてきている。特に、シャワーヘッドの外観部材を複数の部品に分割する構成が多くなってきており、これらの構成部品を固定するための様々な固定方法が提案されている。
特開2014-108272号公報(特許文献1)には、シャワーヘッドが、シャワーヘッド本体と、その前面に取付けられるカバー体と、シャワーヘッド本体に収納される接続管とを有する構造が開示されている。このシャワーヘッドにおいては、接続管がシャワーヘッド本体にビスにより固定されている。よって接続管がビス止め用の取付け部を有し、シャワーヘッド本体がビスを受け入れる固定用部材を有している。また、カバー体が、複数の係止爪を有し、一部の係止爪と接続管と、又は一部の係止爪とシャワーヘッド本体とが係合するスナップフィット構造を形成するようになっている。
特許第4773875号公報(特許文献2)には、シャワーヘッドが、シャワーヘッド本体と、シャワーヘッド本体の中に通されるパイプと、シャワーヘッド本体の基端部からシャワーヘッド本体内に挿入されてパイプを把持部内に収容固定するジョイントとを有する構造が開示されている。このシャワーヘッドにおいては、ジョイントがシャワーヘッド本体内の内周面に沿った外周面を有し、ジョイントの外周面とシャワーヘッド本体の内周面とが係合するようになっている。このジョイントをシャワーヘッド本体内に固定するために、ブッシュをシャワーヘッド本体の外部からジョイントの内部まで挿入して固定する必要があった。さらに、シャワーフェイスがシャワーヘッド本体に係止されるスナップフィット構造を形成するようになっている。
特開2014-108272号公報 特許第4773875号公報
しかしながら、特許文献1に示すような、従来の固定方法においては、外観部材と通水路部材をビスにより固定するためのビスを受けるボスのスペースを設ける必要があるため、強度を高めるために使用者が持つ持ち手部分の径が太くなり使い勝手が悪くなるなどの問題があった。また、デザイン性を優先させるために、スナップフィット構造を採用しようとすれば、スナップフィット構造が衝撃に対し比較的外れやすいため、衝撃に対し弱くなるという問題があった。
また、特許文献2に示すような、従来の固定方法においては、シャワーヘッド本体とジョイントを全周にわたって係合させ、さらに、シャワーヘッド本体の外側からブッシュをジョイント内部まで挿入する構造を設ける必要があるため、使用者が持つ持ち手部分の径が太くなり使い勝手が悪くなるなどの問題があった。さらに、ジョイントがシャワーヘッド本体の外観に露出した状態となるため、設計上も好ましくないという問題があった。また、デザイン性を優先させるために、シャワーフェイスの取付け構造のようなスナップフィット構造を採用しようとすれば、衝撃に対し弱くなるという問題があった。
従って、本発明は、第1スライド機構及び第2スライド機構により、通水路部材を介して第1外観部材と第2外観部材とが接続され、従来のシャワーヘッドにおいて用いられている外観部材と通水路部材をビスにより固定するためのビスを受けるボスのスペースを設ける必要がなくなり、外観部材と通水路部材との接続に必要なスペースを比較的小さくすることができ、シャワーヘッドの把持部の径を小径化することができ、第1スライド機構及び第2スライド機構は、衝撃を受けた場合に、第1外観部材及び第2外観部材が容易に外れてしまうことを防止することができるシャワーヘッドを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、外観部材の内部に通水路部材が配置された構造のシャワーヘッドであって、供給された湯水が通水される通水路部材と、通水路部材に接続され、流入した湯水を吐出させる散水部と、通水路部材を覆う外観部材と、を備え、外観部材は、通水路部材に沿って分割される第1外観部材と第2外観部材とを備え、第1外観部材と、第2外観部材とは、これらの間に通水路部材を挟み込むようにして配置し、第1外観部材および通水路部材は、一方に通水方向に沿った溝部を形成する第1溝部を有し、他方に第1溝部と係合する第1突起部を有しており、第1溝部と、第1突起部とが、第1溝部内に前記第1突起部を通水方向にスライドさせて受け入れることにより第1外観部材と通水路部材とを係合する第1スライド機構を形成し、第2外観部材および通水路部材は、一方に通水方向に沿った溝部を形成する第2溝部を有し、他方に第2溝部と係合する第2突起部を有しており、第2溝部と、第2突起部とが、第2溝部内に第2突起部を通水方向にスライドさせて受け入れることにより第2外観部材と通水路部材とを係合する第2スライド機構を形成し、第1スライド機構の第1外観部材と通水路部材とが係合され、第2スライド機構の通水路部材と第2外観部材とが係合されることにより、通水路部材を介して第1外観部材と前記第2外観部材とが接続され、全体が一体化されることを特徴としている。
このように構成された本発明によれば、本発明は、第1スライド機構の第1外観部材と通水路部材とが係合され、第2スライド機構の通水路部材と第2外観部材とが係合されることにより、通水路部材を介して第1外観部材と第2外観部材とが接続され、全体が一体化される。従って、従来のシャワーヘッドにおいて用いられている外観部材と通水路部材をビスにより固定するためのビスを受けるボスのスペースを設ける必要がなくなり、外観部材と通水路部材との接続に必要なスペースを比較的小さくすることができ、シャワーヘッドの把持部の径を小径化することができる。
また、従来のシャワーヘッドにおいて用いられている第1外観部材と第2外観部材とがスナップフィットにより固定されている場合とは異なり、本発明においては第1スライド機構及び第2スライド機構により、通水方向に沿った第1溝部に第1突起部が係合し、 通水方向に沿った第2溝部に第2突起部が係合し、通水路部材の回転方向の動きを規制でき、外観部材が通水方向以外の向きに外れにくくなっている。従って、第1スライド機構及び第2スライド機構は、衝撃を受けた場合に、第1外観部材及び第2外観部材が容易に外れてしまうことを防止することができる。
よって、シャワーヘッドの把持部を小型化すると共に、耐衝撃性を向上させることができる。
本発明において、好ましくは、さらに、外観部材に対する通水路部材の通水方向の移動を規制する規制手段を備え、第1スライド機構の第1突起部が、第1溝部内の所定位置までスライドされたとき、外観部材に対する通水路部材の通水方向の移動が前記規制手段によって規制され、第2スライド機構の第2突起部が、第2溝部内の所定位置までスライドされたとき、外観部材に対する通水路部材の通水方向の移動が規制手段によって規制されることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、第1スライド機構の第1突起部が、第1溝部内の所定位置までスライドされたとき、外観部材に対する通水路部材の通水方向の移動が規制手段によって規制されることができる。また、第2スライド機構の第2突起部が、第2溝部内の所定位置までスライドされたとき、外観部材に対する通水路部材の通水方向の移動が規制手段によって規制されることができる。
本発明において、好ましくは、規制手段は、第1外観部材に設けられた第1突起部と、通水路部材に設けられた第2突起部とを備え、第1突起部は、第2突起部よりも上流側に配置され、第1突起部は、第1外観部材に対する通水路部材の上流側への移動を、通水路部材の第2突起部と当接することにより規制するようになっていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、好ましくは、規制手段は、第1突起部は、通水路部材の上流側への移動を、通水路部材の第2突起部と当接することにより規制するようになっている。すなわち、通水路部材が上流側方向に移動されること例えば引き抜きの動きにより移動されることを、従来のシャワーヘッドに用いられているようなビスやブッシュなどにより規制する必要がなくなる。よって、ビスにより固定するためのビスを受けるボスのスペースを設ける必要がなくなり、さらに、ブッシュを設けるためのスペースを設ける必要がなくなる。よって、シャワーヘッドの把持部を小型化することができる。
本発明において、好ましくは、規制手段は、第2外観部材に設けられた第4突起部と、通水路部材に設けられた第3突起部とを備え、第4突起部は、第3突起部よりも下流側に配置され、第4突起部は、第2外観部材に対する通水路部材の下流側への移動を、通水路部材の第3突起部と当接することにより規制するようになっていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、好ましくは、規制手段は、第4突起部は、通水路部材の下流側への移動を、通水路部材の前記第3突起部と当接することにより規制するようになっている。すなわち、通水路部材が下流側方向に移動されること例えば押し込みの動きにより移動されることを、従来のシャワーヘッドに用いられているようなビスやブッシュなどによりする必要がなくなる。よって、ビスにより固定するためのビスを受けるボスのスペースを設ける必要がなくなり、さらに、ブッシュを設けるためのスペースを設ける必要がなくなる。よって、シャワーヘッドの把持部を小型化することができる。
本発明のシャワーヘッドは、第1スライド機構及び第2スライド機構により、通水路部材を介して第1外観部材と第2外観部材とが接続され、従来のシャワーヘッドにおいて用いられている外観部材と通水路部材をビスにより固定するためのビスを受けるボスのスペースを設ける必要がなくなり、外観部材と通水路部材との接続に必要なスペースを比較的小さくすることができ、シャワーヘッドの把持部の径を小径化することができ、第1スライド機構及び第2スライド機構は、衝撃を受けた場合に、第1外観部材及び第2外観部材が容易に外れてしまうことを防止することができる。
本発明の一実施形態によるシャワーヘッドを示す斜視図である。 本発明の一実施形態によるシャワーヘッドを示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態によるシャワーヘッドを示す正面図である。 図3のIV-IV線に沿って取った断面の断面図である。 図3のV-V線に沿って取った断面の断面図である。 図3のVI-VI線に沿って取った断面の断面図である。 本発明の一実施形態によるシャワーヘッドのヘッド部分において、散水部を取り外した状態で、通水路部材と、外観部材とが固定されている様子を説明する図である。 本発明の一実施形態によるシャワーヘッドの通水路部材において、第1スライド機構及び規制手段を正面から見た正面図である。 本発明の一実施形態によるシャワーヘッドの通水路部材において、第1スライド機構、第2スライド機構及び規制手段を側面から見た側面図である。 本発明の一実施形態によるシャワーヘッドの外観部材の第1外観部材を背面側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態によるシャワーヘッドの外観部材の第2外観部材を正面側から見た斜視図である。 図4のXII-XII線に沿って取った断面の断面図である。 図4のXIII-XIII線に沿って取った断面の断面図である。 本発明の一実施形態によるシャワーヘッドにおける、第1外観部材と通水路部材との間の規制手段を拡大して説明する部分拡大図である。 本発明の一実施形態によるシャワーヘッドにおける、第2外観部材と通水路部材との間の規制手段を拡大して説明する部分拡大図である。 本発明の一実施形態によるシャワーヘッドにおける、第1外観部材と、通水路部材と、第2外観部材とを組み立てる組み立て方法を説明する図である。
以下、添付図面を参照して本発明のシャワーヘッドの一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるシャワーヘッドを示す斜視図であり、図2は本発明の一実施形態によるシャワーヘッドを示す分解斜視図であり、図3は本発明の一実施形態によるシャワーヘッドを示す正面図であり、図4は図3のIV-IV線に沿って取った断面の断面図である。
図1乃至図4に示すように、本実施形態のシャワーヘッド1は、シャワーヘッド本体2を備え、このシャワーヘッド本体2の上流側端部には、給水源(図示せず)に接続された湯水混合水栓装置等(図示せず)から延びる給水ホース(図示せず)が接続されて給水源(図示せず)からの給水が供給される給水口2aが形成されている。
本実施形態のシャワーヘッド1への湯水の給水及び止水は、使用者が湯水混合水栓装置等(図示せず)に内蔵された元バルブ(図示せず)を操作して給水と止水とを切り換えることにより行うことができる。
一方、シャワーヘッド本体2の下流側端部に位置するヘッド部2bには、複数の散水孔4が形成された散水板6が取り付けられており、シャワーヘッド本体2の給水口2aからシャワーヘッド本体2内に流入した湯水は、散水板6から突出する各散水孔4から吐水され、シャワー吐水が行われるようになっている。
また、シャワーヘッド本体2の給水口2aとヘッド部2bとの間の部分は、使用時にシャワーヘッド本体2の所定の取付位置(例えば壁掛け位置等)から取り外して把持可能な把持部2cとなっている。
なお、本発明において使用する用語「湯水」は、湯水混合水栓装置等において温度調節されて湯と水が混合された湯水のみならず、外部水道から給水された水のみを給水させてこの水に湯を混合させていない水、適温まで加熱され水を混合させていない湯も含む意味で使用されている。
また、本発明においては、シャワーヘッド1の散水板6から洗浄水が吐水される側を、正面側(前方側)とし、正面側から見てシャワーヘッド1の裏側を背面側(後方側)とし、正面側から見てシャワーヘッド1の右側を右側とし、正面側から見てシャワーヘッド1の左側を左側として説明する。
また、本発明においては、図3及び図4に示すように、通水方向D1は、シャワーヘッド本体2の長手方向となっている。通水方向D1は、下流向きの方向及び上流向きの方向のいずれも含み、通水路に対して平行な方向の意義を有している。
次に、図2乃至図4を参照して、本発明の実施形態によるシャワーヘッド1の内部構造を説明する。
シャワーヘッド本体2は、供給された湯水が通水される通水路部材8と、通水路部材8に接続され、流入した湯水を吐出させる散水部10と、通水路部材8を覆う外観部材12と、外観部材12及び通水路部材8により形成され、外観部材12に対する通水路部材8の軸方向の移動を規制する規制手段(規制機構)14と、を備えている。
通水路部材8は、概ね筒形の通水路部材を形成し、シャワーヘッド本体2の給水口2aからヘッド部2bまで延びている。通水路部材8は、内部に湯水を通水する。通水路部材8は、外観部材12内に配置され、外観部材12に対して、回転方向D2及び軸方向(通水方向)D1の移動を規制するように取付けられる。回転方向D2は、中心に対して右回転、左回転のいずれの回転も含む回転の方向の意義を有している。
通水路部材8は、シャワーホース(図示せず)に接続される第1通水路部材16と、この第1通水路部材16よりヘッド部2b側に延びる第2通水路部材18とを有している。
第1通水路部材16は、細長い筒状の部材であり、その基端部は、シャワーホース(図示せず)が接続される給水口2aを形成している。第1通水路部材16の外側に設けられる外観部材12の少なくとも一部は、使用者が把持可能な把持部2cを形成している。
第2通水路部材18は、その基端部が第1通水路部材16の先端に接続される筒状の部材であり、その先端はヘッド部2b近傍まで延びている。第2通水路部材18と第1通水路部材16の間には第1Oリング22が配置され、これらの部材の間の水密性が確保されている。第2通水路部材18の外側に設けられる外観部材12の少なくとも一部は、使用者が把持可能な把持部2cを形成している。
散水部10は、シャワーヘッド本体2の正面側に散水孔4が多数設けられている散水板6と、通水路部材8から供給された洗浄水を、散水板6の裏側全体に広げながら各散水孔4に供給する流路を形成する散水室部28と、散水室部28と第2通水路部材18との間を接続する散水部通水路20と、を有している。
散水板6は前面が円形に形成され、且つ多数の開口が形成され、この多数の開口から各散水孔4が前方に向かってわずかに突出するように配置されている。散水孔4は、散水板6の裏側から表側まで貫通する流路を形成している。散水孔4は、散水板6の裏側に形成される散水室内の洗浄水を、自身の開口方向に沿って、正面側に吐水できるようになっている。図2等に示すように、散水板6の後側部分はその外周部分6aが円筒状に後方に延び、且つ中心が後方に開口され、この後側の部分の外周部分6aを外観部材12内にはめ込むようにして取付けるようになっている。
散水室部28は、散水部通水路20の前方側の開口部26内に、自身の後部が受け入れられ、散水部通水路20と接続される。これにより、散水部通水路20と散水室部28が連結される。
散水室部28は、散水部通水路20から散水板6の散水孔4に向かう流れを形成する。散水室部28は、その内部において、散水部通水路20から正面側に延びる散水室流路30を形成している。
この散水室流路30は、下端部の加速部30aに向って通水路が徐々に狭められるように形成されている。この加速部30aにおいては、通水路が狭められているので、湯水が加速され、加速された湯水は、下流側に形成されている散水室30bから散水板に設けられた各散水孔4を通って外部へ勢いよく吐出されるようになっている。
このような、通水路部材8と散水部10との流路の構成により、シャワー吐水時にシャワーヘッド本体2の給水口2aから流入した水は、第1通水路部材16から、第2通水路部材18、及び、散水部通水路20を経て、散水室部28に流入する。散水室部28に流入した洗浄水は、加速部30aにおいて加速され、散水室30bから散水孔4を通って外部へ吐出されるようになっている。
散水部通水路20は、その上流側が第2通水路部材18の先端に接続され、その先端部はヘッド部2bの中央近傍まで延びている。散水部通水路20の上流側部分に第2通水路部材18の先端が挿入されて互いに連結される。第2通水路部材18と散水部通水路20の間には第2Oリング24が配置され、これらの部材の間の水密性が確保されている。この散水部通水路20の先端部には、散水室部28が前方側から接続されるようになっている。散水部通水路20の下流端は、シャワーヘッド1の正面側に向かって円形に開口した開口部26を形成している。その開口部26には、円形開口から外側に突出した右側ビス取付部分26a、左側ビス取付部分26b、及び頂部ビス取付部分26cが設けられている。
外観部材12は、通水路部材8に沿って分割される第1外観部材32と第2外観部材34とを備えている。より具体的には、外観部材12は、シャワーヘッド本体2の正面側の外観部材12の少なくとも一部を形成している第1外観部材32と、シャワーヘッド本体2の背面側の外観部材12の少なくとも一部を形成している第2外観部材34と、を備えている。第1外観部材32と、第2外観部材34とは、これらの間に通水路部材8を挟み込むようにして配置される。
第1外観部材32は、シャワーヘッド本体2の正面側において、散水板6の下方からシャワーヘッド本体2の給水口2aまで延びている。第2外観部材34は、シャワーヘッド本体2の背面側において、シャワーヘッド本体2のヘッド部2bの背面側からシャワーヘッド本体2の給水口2aまで延びている。第1外観部材32及び第2外観部材34は、後述するように互いに取付けた状態において、使用者が第1外観部材32及び第2外観部材34を握りやすい比較的小径の把持部2cを形成するようになっている。
なお、本実施形態においては、外観部材12は、前後方向の中央近傍において、正面側の第1外観部材32と背面側の第2外観部材34とに通水路部材8に沿って長手方向に分割されているが、他の実施形態においては、外観部材12は、正面側又は背面側等の他の位置において、正面側の第1外観部材32と背面側の第2外観部材34とに通水路部材8に沿って長手方向に分割されていてもよい。
第1外観部材32と第2外観部材34とは、シャワーヘッド本体2のヘッド部2bにおいて、第1外観部材32の第1ビス取付部分32aと、第2外観部材34の第1ビス受けボス部34aと、がビス36の締結により比較的強固に固定され、さらに、第1外観部材32の第2ビス取付部分32bと、第2外観部材34の第2ビス受けボス部34bと、がビス36の締結により比較的強固に固定されている。シャワーヘッド本体2のヘッド部2bにおける、ビス36による取付け部分は、比較的強固に固定できるものの、ビス36を受け入れるためのビス受けボス部34a、34bのスペースを必要とする。シャワーヘッド本体2のヘッド部2bにおいては、これらのビス受けボス部の設置スペースが確保されている。
また、第2外観部材34には、さらに、ヘッド部2bにおける第2外観部材34の内面から前方側に立ち上がる第3ビス受けボス部34cと、第4ビス受けボス部34dと、及び第5ビス受けボス部34eと、が形成されている。
従って、散水部10の散水部通水路20と第2外観部材34とは、シャワーヘッド本体2のヘッド部2bにおいて、散水部通水路20の右側ビス取付部分26aと、第2外観部材34の第3ビス受けボス部34cと、がビス36の締結により比較的強固に固定されるようになっている。同様に、ヘッド部2bにおいて、散水部通水路20の左側ビス取付部分26bと、第2外観部材34の第4ビス受けボス部34dと、がビス36の締結により比較的強固に固定されるようになっている。同様に、ヘッド部2bにおいて、散水部通水路20の頂部ビス取付部分26cと、第2外観部材34の第5ビス受けボス部34eと、がビス36の締結により比較的強固に固定されるようになっている。
次に図5乃至図13を参照して、シャワーヘッド本体2の把持部2c近傍における、通水路部材8、第1外観部材32及び第2外観部材34の詳細な構造について説明する。
図5は図3のV-V線に沿って取った断面の断面図であり、図6は図3のVI-VI線に沿って取った断面の断面図であり、図7は本発明の一実施形態によるシャワーヘッドのヘッド部分において、散水部を取り外した状態で、通水路部材と、外観部材とが固定されている様子を説明する図であり、図8は本発明の一実施形態によるシャワーヘッドの通水路部材において、第1スライド機構及び規制手段を正面から見た正面図であり、図9は本発明の一実施形態によるシャワーヘッドの通水路部材において、第1スライド機構、第2スライド機構及び規制手段を側面から見た側面図であり、図10は本発明の一実施形態によるシャワーヘッドの外観部材の第1外観部材を背面側から見た斜視図であり、図11は本発明の一実施形態によるシャワーヘッドの外観部材の第2外観部材を正面側から見た斜視図であり、図12は図4のXII-XII線に沿って取った断面の断面図であり、図13は図4のXIII-XIII線に沿って取った断面の断面図である。
第1外観部材32および通水路部材8のうち一方は、通水方向に沿った溝部を形成する第1溝部38を有し、他方は、第1溝部38と嵌合する第1突起部32dを備えている。
本実施形態においては、通水路部材8の第1通水路部材16が、通水方向に沿った溝部を形成する第1溝部38を有している。また、本実施形態においては、第1外観部材32は、第1溝部38と係合する第1突起部32dを有している。
第1通水路部材16は、概ね筒形の通水路部材の外周面から外方に向かって突出する第1列凸部16aと、第1列凸部16aから外周方向に所定間隔をあけてずらした位置で、第1通水路部材16の外周面から外方に向かって突出する中央列凸部16bと、中央列凸部16bから外周方向に所定間隔をあけてずらした位置で、第1通水路部材16の外周面から外方に向かって突出する第2列凸部16cとを備えている。
第1列凸部16aは、通水路部材8がシャワーヘッド1内に配置される状態で、シャワーヘッド1の側方の前方側において2つの凸部が通水方向に列状に並んで形成されている。中央列凸部16bは、通水路部材8がシャワーヘッド1内に配置される状態で、シャワーヘッド1の側方の中央近傍において2つの凸部が通水方向に列状に並んで形成されている。第2列凸部16cは、通水路部材8がシャワーヘッド1内に配置される状態で、シャワーヘッド1の側方の後方側において2つの凸部が通水方向に列状に並んで形成されている。
第1列凸部16a、中央列凸部16b及び第2列凸部16cは、それぞれ、通水路部材8がシャワーヘッド1内に配置される状態で、正面から見て、中心軸Cに対して、右側領域と、左側領域とに、左右対称となるように通水路部材8の外周面上に2組配置されている。
図2及び図9等に示すように、第1列凸部16aと、中央列凸部16bとが、平行に並んで配置され、第1列凸部16aと、中央列凸部16bとの間に第1溝部38を形成している。第1溝部38は通水方向に沿って直線的に並んだ2つの溝部を形成している。よって、第1溝部38は、通水路部材8の外周面上において通水方向に沿って延びる溝部を形成している。
なお、第1溝部38は通水方向D1に沿って一定の長さにわたって延びる1つの溝部であってもよく、通水方向D1に沿って並んで配置される2つ以上の数の独立した溝部であってもよい。また、第1溝部38は、正面から見て、通水路部材8の外周面上の右側領域及び左側領域において異なる形状、すなわち、中心軸に対して、左右非対称の形状を有するように形成されていてもよい。
図2及び図9等に示すように、中央列凸部16bと、第2列凸部16cとが、平行に並んで配置され、中央列凸部16bと、第2列凸部16cとの間に第2溝部42を形成している。第2溝部42は通水方向に沿って直線的に並んだ2つの溝部を形成している。よって、第2溝部42は、通水路部材8の外周面上において通水方向に沿って延びる溝部を形成している。
なお、第2溝部42は通水方向D1に沿って一定の長さにわたって延びる1つの溝部であってもよく、通水方向D1に沿って並んで配置される2つ以上の数の独立した溝部であってもよい。また、第2溝部42は、正面から見て、通水路部材8の外周面上の右側領域及び左側領域において異なる形状、すなわち、中心軸に対して、左右非対称の形状を有するように形成されていてもよい。
第1外観部材32は、シャワーヘッド1の前面に配置された状態で、シャワーヘッド1の側方側の内周面から内側に突出する2つの第1突起部32dが通水方向に列状に並んで配置されている。第1突起部32dは、通水方向D1に沿って直線的に並んだ2つの凸部を形成している。第1突起部32dは、自身のヘッド側及び給水口側の面が、後述のようにスライドしながら第1溝部38内に挿入しやすいように斜めの面を形成している。
第1突起部32dは、第1外観部材32がシャワーヘッド1の前面に配置された状態で、正面から見て、シャワーヘッド1の側方の両側において、中心軸に対して、左右対称となるように配置されている。よって、第1突起部32dは、第1外観部材32の内周面上において通水方向D1に沿って並んで配置される突起部を形成している。
なお、第1突起部32dは通水方向D1に沿って一定の長さにわたって延びる1つの突起部であってもよく、通水方向D1に沿って並んで配置される2つ以上の数の独立した突起部であってもよい。また、第1突起部32dは、正面から見て、第1外観部材32の内周面上の右側領域及び左側領域において異なる形状、すなわち、中心軸に対して、左右非対称の形状を有するように形成されていてもよい。
第2外観部材34は、シャワーヘッド1の後面に配置された状態で、シャワーヘッド1の側方側の内周面から内側に突出する2つの第2突起部34fが通水方向に列状に並んで配置されている。第2突起部34fは、通水方向に沿って直線的に並んだ2つの凸部を形成している。第2突起部34fは、自身のヘッド側及び給水口側の面が、後述のようにスライドしながら第2溝部42内に挿入されやすいように斜めの面を形成している。
第2突起部34fは、第2外観部材34がシャワーヘッド1の後面に配置された状態で、正面から見て、シャワーヘッド1の側方の両側において、中心軸に対して、左右対称となるように配置されている。よって、第2突起部34fは、第2外観部材34の内周面上において通水方向に沿って並んで配置される突起部を形成している。
なお、第2突起部34fは通水方向D1に沿って一定の長さにわたって延びる1つの突起部であってもよく、通水方向D1に沿って並んで配置される2つ以上の数の独立した突起部であってもよい。また、第2突起部34fは、正面から見て、第2外観部材34の内周面上の右側領域及び左側領域において異なる形状、すなわち、中心軸に対して、左右非対称の形状を有するように配置されていてもよい。
次に図2、5、6、8、9、10、11、14及び15を参照して、第1スライド機構、第2スライド機構及び規制手段14の詳細について説明する。
図14は本発明の一実施形態によるシャワーヘッドにおける、第1外観部材と通水路との間の規制手段を拡大して説明する部分拡大図であり、図15は本発明の一実施形態によるシャワーヘッドにおける、第2外観部材と通水路との間の規制手段を拡大して説明する部分拡大図である。
第1溝部38と、第1突起部32dとが、第1溝部38内に第1突起部32dを通水方向D1に沿うようにスライドさせて受け入れることにより第1外観部材32と通水路部材8とを係合する第1スライド機構44を形成している。すなわち、第1スライド機構44は、第1溝部38と、第1突起部32dとを備えている。第1スライド機構44の第1外観部材32と通水路部材8とが係合されることにより、通水路部材8と第1外観部材32とが接続される。
第1スライド機構44は、第1溝部38と、第1突起部32dとが係合された状態で、第1外観部材32に対して、通水路部材8の回転方向の移動、例えば回動、ホース等を給水口に取付ける場合に受けるねじりの力による移動、シャワーヘッドを落として衝撃を受ける場合等に受ける開きの方向の移動等を規制するようになっている。第1スライド機構44は、第1突起部32dを第1溝部38に対してスライド移動させる方向、すなわち、第1外観部材32に対して、通水路部材8を通水方向に移動させることが可能になっている。また、第1スライド機構44は、第1溝部38と、第1突起部32dとが係合された状態となるので、第1外観部材32に対して、通水路部材8がシャワーヘッドの前後方向に移動することが規制され且つこれらの部材が外れにくくなっている。
また、通水方向に沿って、第1溝部38と、第1突起部32dとが接する面積を、比較的大きくすることができるので、把持部2cの径を増大しなくても、これらの部材の接続の強度を向上させることができる。
第2溝部42と、第2突起部34fとが、第2溝部42内に第2突起部34fを通水方向D1に沿うようにスライドさせて受け入れることにより第2外観部材34と通水路部材8とを係合する第2スライド機構46を形成している。すなわち、第2スライド機構46は、第2溝部42と、第2突起部34fとを備えている。第2スライド機構46の通水路部材8と第2外観部材34とが嵌合されることにより、通水路部材8と第2外観部材34とが接続される。
第2スライド機構46は、第2溝部42と、第2突起部34fとが係合された状態で、第2外観部材34に対して、通水路部材8の回転方向の移動、例えば回動、ねじりの移動、開きの移動等を規制するようになっている。第2スライド機構46は、第2突起部34fを第2溝部42に対してスライド移動させる方向、すなわち、第2外観部材34に対して、通水路部材8を通水方向に移動させることが可能になっている。また、第2スライド機構46は、第2溝部42と、第2突起部34fとが係合された状態となるので、第2外観部材34に対して、通水路部材8がシャワーヘッドの前後方向に移動することが規制され且つこれらの部材が外れにくくなっている。
また、通水方向に沿って、第2溝部42と、第2突起部34fとが接する面積を、比較的大きくすることができるので、把持部2cの径を増大しなくても、これらの部材の接続の強度を向上させることができる。
このように、本発明においては、第1スライド機構44及び第2スライド機構46により、第1外観部材32と通水路部材8とを外れにくく接続することができ、同様に第2外観部材34と通水路部材8とを外れにくく接続することができる。
これに対し、従来のシャワーヘッドにおいては、外観部材と通水路部材をビスにより強固に固定するためのビスを受ける比較的大きなボスのスペースを設ける必要があり、このためシャワーヘッドの把持部の径が比較的大きなものとなっていた。
一方、本発明においては、第1スライド機構44及び第2スライド機構46を用いて接続することにより、第1外観部材32と通水路部材8、及び、第2外観部材34と通水路部材8をビスにより固定するためのビスを受けるボスのスペースを設ける必要がなくなり、第1外観部材32と通水路部材8との接続及び第2外観部材34と通水路部材8との接続に必要なスペースを比較的小さくすることができ、シャワーヘッド1の把持部2cの径を小径化及び小型化することができる。
また、従来のシャワーヘッドにおいては、外観部材と通水路部材をスナップフィットにより簡易に固定することも検討されている。外観部材と通水路部材をスナップフィットにより固定すれば、上述のようなビスを受ける比較的大きなボスのスペースを設ける必要がなくなる。しかしながら、使用者がシャワーヘッドを落とす等して、シャワーヘッドに衝撃が加わる場合に、外観部材と通水路部材を固定するスナップフィットが衝撃に弱く外れやすいという問題がある。
一方、本発明においては、第1スライド機構44及び第2スライド機構46を用いて接続することにより、第1外観部材32と通水路部材8、及び、第2外観部材34と通水路部材8が、シャワーヘッド1の前後方向において外れにくい構造となっている。さらに、規制手段14により、通水路部材8が、第1外観部材32から引き抜かれるようにして外れることを防止すると共に、通水路部材8が第2外観部材34に対して過度に押し込まれるよことを防止することができる。従って、第1外観部材32と通水路部材8、及び、第2外観部材34と通水路部材8が、外れにくい構造となっており、耐衝撃性が向上されている。
規制手段14は、外観部材12及び通水路部材8により形成されている。具体的には、第1スライド機構44の第1突起部32dが、図6に示すような、第1溝部38内の所定位置(適正位置)までスライドされたとき、及び第2スライド機構46の第2突起部34fが、第2溝部42内の所定位置(適正位置)までスライドされたときに、規制手段14が外観部材12に対する通水路部材8の軸方向の移動を規制する。
規制手段14は、第1外観部材32および第2外観部材34のいずれか一方に設けられた第1横方向リブ32eと、通水路部材8に設けられた第2横方向リブ16dと、通水路部材8に設けられた第3横方向リブ16eと、第1外観部材32および第2外観部材34のいずれか一方に設けられた第4横方向リブ34gと、を備えている。
本実施形態においては、規制手段14の第1横方向リブ32eは、第1外観部材32に設けられている。規制手段14の第1横方向リブ32eは、第1外観部材32の内周面から内側に突出し、シャワーヘッド本体2の正面方向から見て左右方向(横断方向)に延びる壁状の面を形成している。
第1横方向リブ32eは、第1外観部材32の内周面から中央から先端側が左右に向けて広がるようなハの字形に形成されている。第1横方向リブ32eがハの字形に拡がった内側に第1通水路部材16が配置されることとなる。また、第1横方向リブ32eは、その先端側(内側)が内周面側よりもややヘッド部2bよりに配置されるように、ヘッド部2b側に向かって傾斜して形成されている。
また、第1横方向リブ32eは、その中央において中央溝部32fが形成されている。中央溝部32fに通水路部材8の第1長手方向中央リブ16fが係合されることにより、第1外観部材32と、通水路部材8との互いの位置が回転方向にずれることを抑制することができ、第1横方向リブ32eと、第2横方向リブ16dとを適切に当接されることができる。
第2横方向リブ16dは、通水路部材8の正面側の表面に設けられている。規制手段14の第2横方向リブ16dは、通水路部材8の外周面から外側に突出し、シャワーヘッド本体2の正面方向から見て左右方向に延びる壁状の面を形成している。第2横方向リブ16dは、通水路部材8の外周面の中央から左右に向けて延びるような横方向の壁形状に形成されている。また、第2横方向リブ16dは、その先端側(外側)が通水路部材8の外周面側の基部よりもやや給水口2aよりに配置されるように、先端が給水口2a側に向かって傾斜して形成されている。第2横方向リブ16dは、その中央において通水路部材8の第1長手方向中央リブ16fと交差するようになっている。第1長手方向中央リブ16fは、シャワーヘッド本体2の正面方向から見て正面部の中央において、通水路部材8の外周面に沿って通水方向D1に延びるリブ部を形成している。
第2横方向リブ16dの第1長手方向中央リブ16fは、第1横方向リブ32eの中央溝部32fと係合されることにより、第1外観部材32と、通水路部材8との互いの位置が回転方向にずれることを抑制することができ、第1横方向リブ32eと、第2横方向リブ16dとを適切に当接させることができる。
第1スライド機構44の第1突起部32dが、図6に示すような第1溝部38内の所定位置までスライドされたとき、第1横方向リブ32eに、後述する通水路部材8の第2横方向リブ16dが当接し、第1外観部材32に対して、通水路部材8のスライドによる移動(通水方向に沿った向きの移動)が停止され、その移動が規制されるようになっている。なお、第1スライド機構44の第1突起部32dが、図6に示すような第1溝部38内の所定位置までスライドされたとき、第1横方向リブ32eと第2横方向リブ16dとの間に公差等による隙間が残る場合にも、第1外観部材32に対して、通水路部材8のスライドによる移動が規制されるようになっている。
なお、本実施形態においては、第1横方向リブ32eと、第2横方向リブ16dとは、横断方向に延びる壁面を形成しているが、第1横方向リブ32eは、第1外観部材32の内周面から内側に突出する突起部であってもよく、第2横方向リブ16dは、第1通水路部材16の外周面から外側に突出する突起部であってもよい。また、第1横方向リブ32e及び第2横方向リブ16dは、それぞれ複数の突起部によって構成されていてもよい。
このような構成により、第1横方向リブ32eと、第2横方向リブ16dとは、通水路部材8が、第1外観部材32から引き抜かれるような向きに移動にして互いの接続状態が外れることを防止する引き抜き防止機構を形成している。
本実施形態においては、規制手段14の第4横方向リブ34gは、第2外観部材34に設けられている。規制手段14の第4横方向リブ34gは、第2外観部材34の内周面から内側に突出し、シャワーヘッド本体2の正面方向から見て左右方向に延びる壁状の面を形成している。第2外観部材34に設けられた第4横方向リブ34gは、第1外観部材32に設けられた第1横方向リブ32eに対して後方側の概ね対抗する位置に配置されている。
第4横方向リブ34gは、第2外観部材34の内周面から先端側が中央から左右に向けて広がるようなハの字形に形成されている。第4横方向リブ34gが内側に向かってハの字形に拡がったその内側に第1通水路部材16が配置されることとなる。また、第4横方向リブ34gは、その先端側(内側)が内周面側の基部よりもやや給水口2aよりに配置されるように、給水口2a側に向かって傾斜して形成されている。
また、第4横方向リブ34gは、その中央において第2中央溝部34hが形成されている。第2中央溝部34hに通水路部材8の第2長手方向中央リブ16gが係合されることにより、第2外観部材34と、通水路部材8との互いの位置が回転方向にずれることを抑制することができ、第4横方向リブ34gと、第3横方向リブ16eとを適切に当接されることができる。
第3横方向リブ16eは、通水路部材8の後方側の表面に設けられている。規制手段14の第3横方向リブ16eは、通水路部材8の外周面から外側に突出し、シャワーヘッド本体2の正面方向から見て左右方向に延びる壁状の面を形成している。
第3横方向リブ16eは、通水路部材8の外周面の中央から左右に向けて延びるような横断方向の壁面を有している。また、第3横方向リブ16eは、その先端側(外側)が通水路部材8の外周面側よりもややヘッド部2bよりに配置されるように、ヘッド部2b側に向かって傾斜して形成されている。第3横方向リブ16eは、その中央において通水路部材8の背面の第2長手方向中央リブ16gと交差するようになっている。第2長手方向中央リブ16gは、シャワーヘッド本体2の正面方向から見て背面部の中央において、通水路部材8の外周面に沿って通水方向に延びるリブ部を形成している。
第2長手方向中央リブ16gは、第4横方向リブ34gの第2中央溝部34hと係合されることにより、第2外観部材34と、通水路部材8との互いの位置が回転方向にずれることを抑制することができ、第3横方向リブ16eと、第4横方向リブ34gとを適切に当接されることができる。
第2スライド機構46の第2突起部34fが、第2溝部42内の所定位置までスライドされたとき、第4横方向リブ34gに、後述する通水路部材の第3横方向リブ16eが当接し、第2外観部材34に対して、通水路部材のスライドによる移動(通水方向に沿った向きの移動)が停止され、その移動が規制されるようになっている。第2スライド機構46の第2突起部34fが、第2溝部42内の所定位置までスライドされたとき、第4横方向リブ34gと第3横方向リブ16eとの間に公差等による隙間が残る場合にも、第2外観部材34に対して、通水路部材のスライドによる移動が規制されるようになっている。
なお、本実施形態においては、第3横方向リブ16eと、第4横方向リブ34gとは、横断方向に延びる壁面を形成しているが、第4横方向リブ34gは、第2外観部材34の内周面から内側に突出する突起部であってもよく、第3横方向リブ16eは、通水路部材8の外周面から外側に突出する突起部であってもよい。また、第3横方向リブ16eと、第4横方向リブ34gは、それぞれ複数の突起部によって構成されていてもよい。
このような構成により、第4横方向リブ34gと、第3横方向リブ16eとは、通水路部材8が、第2外観部材34に対して押し込まれるような向きに移動して互いの接続状態が外れることを防止する押し込み防止機構を形成している。
また、このような構成により、第1スライド機構44においては、第1列凸部16aと、中央列凸部16bとが、第1突起部32dの回転方向D2への移動を規制する通水方向D1に沿った規制面を形成している。第2スライド機構46においては、第2列凸部16cと、中央列凸部16bとが、第2突起部34fの回転方向D2への移動を規制する通水方向D1に沿った規制面を形成している。
規制手段14においては、第1横方向リブ32eが、第2横方向リブ16dの通水方向D1への移動を規制する主に左右方向D3に沿った規制面を形成している。同様に、規制手段14においては、第4横方向リブ34gが、第3横方向リブ16eの通水方向D1への移動を規制する主に左右方向D3に沿った規制面を形成している。
次に、図2、図3、図5及び図16等を参照して、本発明の一実施形態によるシャワーヘッド1の通水路部材、第1外観部材及び第2外観部材の組立方法を説明する。
図16は、本発明の一実施形態によるシャワーヘッドにおける、第1外観部材と、通水路部材と、第2外観部材とを組み立てる組み立て方法を説明する図である。
図16において、図16(a)は、本発明の一実施形態によるシャワーヘッドにおける、第1通水路部材16と、第2通水路部材18と、散水部通水路20とを組み立てる工程を説明する図であり、図16(b)は、本発明の一実施形態によるシャワーヘッドにおける、第1外観部材32と、第1通水路部材16及び第2通水路部材18及び散水部通水路20と、を組み立てる工程を説明する図である。図16(c)は、本発明の一実施形態によるシャワーヘッドにおける、第1外観部材32に取付けられた通水路部材8等と、第2外観部材34と、を組み立てる工程を説明する図であり、図16(d)は、本発明の一実施形態によるシャワーヘッドにおける、第1外観部材32と、第2外観部材34とをビスにより固定し、さらに、散水部通水路20と、第2外観部材34とをビスにより固定する工程を説明する図であり、図16(e)は、本発明の一実施形態によるシャワーヘッドにおける、散水部10の散水板6と散水室部28とを、シャワーヘッド本体2のヘッド部2bにねじ込んで固定する工程を説明する図である。
先ず、図16(a)に示すように、シャワーヘッド1の通水路部材8の第1通水路部材16の先端側を、矢印A1に示すように、第2通水路部材18の給水口側の部分内に挿入し、通水路部材8の第1通水路部材16と第2通水路部材18とが一体に連結した状態とされる。
また、矢印A2に示すように、通水路部材8の第2通水路部材18の下流側部分を、散水部10の散水部通水路20の上流側部分に挿入し、通水路部材8の第2通水路部材18と散水部10の一部の散水部通水路20とを連結する。
よって、第1通水路部材16と、第2通水路部材18と、散水部通水路20とが一体に接続された状態となる。
次に、図16(b)に示すように、第1通水路部材16と、第2通水路部材18と、散水部通水路20とが一体に接続された部材を、第1外観部材32の背面側の内周面に沿って配置し、矢印A3に示すように、シャワーヘッド本体2のヘッド部2bから給水口2a側に向かう方向にスライドさせる。従って、第1外観部材32と通水路部材8との間に形成されている第1スライド機構44において、第1外観部材32の第1突起部32dが第1通水路部材16の第1溝部38内にヘッド部2bの方向に向かってスライド移動される。第1スライド機構44の第1突起部32dが、第1溝部38内の所定位置までスライドされたとき、規制手段14の第2横方向リブ16dと、第1横方向リブ32eとが当接し、第1外観部材32に対して第1通水路部材16がこれ以上矢印A3に示す方向に移動しないように規制される。この状態において、図6に示すような、第1スライド機構44の第1突起部32dが、第1溝部38内の所定位置にある状態において、第1外観部材32に対して、通水路部材8の回転方向の移動等を規制するようになっている。従って、通水路部材8が第1外観部材32に一体となるように取付けられた状態となる。
次に、図16(c)に示すように、通水路部材8と、第1外観部材32とが一体に取付けられた状態で、通水路部材8の背面側を、第2外観部材34の内面側に向けて沿うように配置し、矢印A4に示すように、シャワーヘッド本体2の給水口2a側からヘッド部2b側に向かう方向にスライドさせる。従って、第2外観部材34と通水路部材8との間に形成されている第2スライド機構46において、第2外観部材34の第2突起部34fが第1通水路部材16の第2溝部42内に給水口2aの方向に向かってスライド移動される。第2スライド機構46の第2突起部34fが、第2溝部42内の所定位置までスライドされたとき、規制手段14の第4横方向リブ34gと、第3横方向リブ16eとが当接し、第2外観部材34に対して第1通水路部材16がこれ以上矢印A4に示す方向に移動しないように規制される。この状態において、図6に示すような、第2スライド機構46の第2突起部34fが、第2溝部42内の所定位置にある状態において、第2外観部材34に対して、通水路部材8の回転方向の移動等を規制するようになっている。
次に、図16(d)に示すように、シャワーヘッド本体2のヘッド部2bにおいて、第1外観部材32の第1ビス取付部分32aと、第2外観部材34の第1ビス受けボス部34aと、がビス36の締結により比較的強固に固定され、さらに、第1外観部材32の第2ビス取付部分32bと、第2外観部材34の第2ビス受けボス部34bと、がビス36の締結により比較的強固に固定される。
また、シャワーヘッド本体2のヘッド部2bにおいて、散水部通水路20の右側ビス取付部分26aと、第2外観部材34の第3ビス受けボス部34cと、がビス36の締結により比較的強固に固定される。同様に、散水部通水路20の左側ビス取付部分26bと、第2外観部材34の第4ビス受けボス部34dと、がビス36の締結により比較的強固に固定される。同様に、散水部通水路20の頂部ビス取付部分26cと、第2外観部材34の第5ビス受けボス部34eと、がビス36の締結により比較的強固に固定されるようになっている。
従って、散水部10が第2外観部材34に固定され、さらに第1外観部材32が第2外観部材34に固定された状態となる。
最後に、図16(e)に示すように、散水部10の散水板6及び散水室部28を散水部通水路20の正面側に接続させる。すなわち、第1外観部材32及び第2外観部材34がヘッド部2bにおいて形成している円形開口内に、散水部10の散水板6及び散水室部28がねじ込みされて接続される。
よって、シャワーヘッド本体2において、第1外観部材32及び第2外観部材34が通水路部材8を介して接続され、第1外観部材32、第2外観部材34及び通水路部材8が一体とされた状態となる。
なお、本実施形態においては、最初に、第1通水路部材16と、第2通水路部材18と、散水部通水路20とが一体に接続された部材を、第1外観部材32に一体となるように取付けているが、他の実施形態においては、最初に、通水路部材8を、第2外観部材34に取付けてもよい。すなわち、通水路部材8の背面側を、第2外観部材34の内面側に向けて沿うように配置し、シャワーヘッド本体2の給水口2a側からヘッド部2b側に向かう方向にスライドさせる。従って、第2外観部材34と通水路部材8との間に形成されている第2スライド機構46において、第2外観部材34の第2突起部34fが第1通水路部材16の第2溝部42内に給水口2aの方向に向かってスライド移動される。第2スライド機構46の第2突起部34fが、第2溝部42内の所定位置までスライドされたとき、規制手段14の第4横方向リブ34gと、第3横方向リブ16eとが当接し、第2外観部材34に対して第1通水路部材16がこれ以上下流方向に移動しないように規制される。
上述の他の実施形態においては、次に、通水路部材8と、第2外観部材34とが一体に取付けられた状態で、通水路部材8の正面側を、第1外観部材32の背面側の内周面に沿って配置し、シャワーヘッド本体2のヘッド部2bから給水口2a側に向かう方向にスライドさせる。従って、第1外観部材32と通水路部材8との間に形成されている第1スライド機構44において、第1外観部材32の第1突起部32dが第1通水路部材16の第1溝部38内にヘッド部2bの方向に向かってスライド移動される。第1スライド機構44の第1突起部32dが、第1溝部38内の所定位置までスライドされたとき、規制手段14の第2横方向リブ16dと、第1横方向リブ32eとが当接し、第1外観部材32に対して第1通水路部材16がこれ以上上流方向に移動しないように規制される。従って、通水路部材8が第1外観部材32に一体となるように取付けられた状態となる。
上述の他の実施形態においては、このように、通水路部材8と、第1外観部材32と、第2外観部材34とを、本実施形態と異なる順序により組立てる工程を有することが出来る。なお、上述の他の実施形態において、上述のように通水路部材8と、第1外観部材32と、第2外観部材34とを、組立てた後、本実施形態の図16(d)に示す工程及び図16(e)に示す工程については、本実施形態と同様の工程を行うことができるため、説明を省略する。
次に、上述した本発明の本実施形態によるシャワーヘッド1の効果を説明する。
上述した本発明の一実施形態によるシャワーヘッド1によれば、第1スライド機構44の第1外観部材32と通水路部材8とが係合され、第2スライド機構46の通水路部材8と第2外観部材34とが係合されることにより、通水路部材8を介して第1外観部材32と第2外観部材34とが接続され、全体が一体化される。従って、従来のシャワーヘッドにおいて用いられている外観部材と通水路部材をビスにより固定するためのビスを受けるボスのスペースを設ける必要がなくなり、外観部材32、34と通水路部材8との接続に必要なスペースを比較的小さくすることができ、シャワーヘッド1の把持部2cの径を小径化することができる。
また、従来のシャワーヘッドにおいて用いられている外観部材同士がスナップフィットにより固定されている場合とは異なり、本発明においては第1スライド機構44及び第2スライド機構46により、通水方向D1に沿った第1溝部38に第1突起部32dが併合し、さらに、通水方向D1に沿った第2溝部42に第2突起部34fが併合し、外観部材32、34が通水方向以外の向きに外れにくくなっている。従って、第1スライド機構44及び第2スライド機構46は、衝撃を受けた場合に、第1外観部材32及び第2外観部材34が容易に外れてしまうことを防止することができる。
よって、シャワーヘッド1の把持部2cを小型化すると共に、耐衝撃性を向上させることができる。
本発明の一実施形態によるシャワーヘッド1によれば、第1スライド機構44の第1突起部32dが、第1溝部38内の所定位置までスライドされたとき、第1外観部材32に対する通水路部材8の通水方向D1の移動が規制手段14によって規制されることができる。
また、第2スライド機構46の第2突起部34fが、第2溝部42内の所定位置までスライドされたとき、第2外観部材34に対する通水路部材8の通水方向D1の移動が規制手段14によって規制されることができる。
本発明の一実施形態によるシャワーヘッド1によれば、規制手段14は、通水路部材8の上流側への移動を、第1横方向リブ32eに、通水路部材8の第2横方向リブ16dが当接することにより規制するようになっている。すなわち、通水路部材8が上流側方向に移動されること例えばシャワーヘッド本体2に対する引き抜きの動きにより移動されることを、従来のシャワーヘッドに用いられているようなビスやブッシュなどにより規制する必要がなくなる。よって、ビス36により固定するためのビスを受けるボスのスペースを設ける必要がなくなり、さらに、ブッシュを設けるためのスペースを設ける必要がなくなる。よって、シャワーヘッド1の把持部2cを小型化することができる。
本発明の一実施形態によるシャワーヘッド1によれば、規制手段14は、第4横方向リブ34gは、通水路部材8の下流側への移動を、通水路部材8の第3横方向リブ16eと当接することにより規制するようになっている。すなわち、通水路部材8が下流側方向に移動されること例えばシャワーヘッド本体2に対する押し込みの動きにより移動されることを、従来のシャワーヘッドに用いられているようなビスやブッシュなどによりする必要がなくなる。よって、ビス36により固定するためのビスを受けるボスのスペースを設ける必要がなくなり、さらに、ブッシュを設けるためのスペースを設ける必要がなくなる。よって、シャワーヘッド1の把持部2cを小型化するとことができる。
1 シャワーヘッド
2 シャワーヘッド本体
2a 給水口
2b ヘッド部
2c 把持部
4 散水孔
6 散水板
6a 外周部分
8 通水路部材
10 散水部
12 外観部材
14 規制手段
16 通水路部材
16a 第1列凸部
16b 中央列凸部
16c 第2列凸部
16d 第2横方向リブ
16e 第3横方向リブ
16f 第1長手方向中央リブ
16g 第2長手方向中央リブ
18 第2通水路部材
20 散水部通水路
22 第1Oリング
24 第2Oリング
26 開口部
26a 右側ビス取付部分
26b 左側ビス取付部分
26c 頂部ビス取付部分
28 散水室部
30a 加速部
30b 散水室
30 散水室流路
32 第1外観部材
32a 第1ビス取付部分
32b 第2ビス取付部分
32d 第1突起部
32e 第1横方向リブ
32f 中央溝部
34 第2外観部材
34a 第1ビス受けボス部
34b 第2ビス受けボス部
34c 第3ビス受けボス部
34d 第4ビス受けボス部
34e 第5ビス受けボス部
34f 第2突起部
34g 第4横方向リブ
34h 中央溝部
36 ビス
38 第1溝部
40 第1突起部
42 第2溝部
44 第1スライド機構
46 第2スライド機構
A1 矢印
A2 矢印
A3 矢印
A4 矢印
C 中心軸
D1 通水方向
D2 回転方向
D3 左右方向

Claims (4)

  1. 外観部材の内部に通水路部材が配置された構造のシャワーヘッドであって、
    供給された湯水が通水される通水路部材と、
    前記通水路部材に接続され、流入した湯水を吐出させる散水部と、
    前記通水路部材を覆う外観部材と、
    を備え、
    前記外観部材は、前記通水路部材に沿って分割される第1外観部材と第2外観部材とを備え、前記第1外観部材と、前記第2外観部材とは、これらの間に前記通水路部材を挟み込むようにして配置し、
    前記第1外観部材および前記通水路部材は、一方に通水方向に沿った溝部を形成する第1溝部を有し、他方に前記第1溝部と係合する第1突起部を有しており、前記第1溝部と、前記第1突起部とが、前記第1溝部内に前記第1突起部を通水方向にスライドさせて受け入れることにより前記第1外観部材と前記通水路部材とを係合する第1スライド機構を形成し、
    前記第2外観部材および前記通水路部材は、一方に通水方向に沿った溝部を形成する第2溝部を有し、他方に前記第2溝部と係合する第2突起部を有しており、前記第2溝部と、前記第2突起部とが、前記第2溝部内に前記第2突起部を通水方向にスライドさせて受け入れることにより前記第2外観部材と前記通水路部材とを係合する第2スライド機構を形成し、
    前記第1スライド機構の前記第1外観部材と前記通水路部材とが係合され、前記第2スライド機構の前記通水路部材と前記第2外観部材とが係合されることにより、前記通水路部材を介して前記第1外観部材と前記第2外観部材とが接続され、全体が一体化されることを特徴とするシャワーヘッド。
  2. さらに、前記外観部材に対する前記通水路部材の通水方向の移動を規制する規制手段を備え、
    前記第1スライド機構の前記第1突起部が、前記第1溝部内の所定位置までスライドされたとき、前記外観部材に対する前記通水路部材の通水方向の移動が前記規制手段によって規制され、
    前記第2スライド機構の前記第2突起部が、前記第2溝部内の所定位置までスライドされたとき、前記外観部材に対する前記通水路部材の通水方向の移動が前記規制手段によって規制される請求項1に記載のシャワーヘッド。
  3. 前記規制手段は、
    前記第1外観部材に設けられた第1突起部と、
    前記通水路部材に設けられた第2突起部とを備え、
    前記第1突起部は、前記第2突起部よりも上流側に配置され、
    前記第1突起部は、前記第1外観部材に対する前記通水路部材の上流側への移動を、前記通水路部材の前記第2突起部と当接することにより規制するようになっている請求項1又は2に記載のシャワーヘッド。
  4. 前記規制手段は、
    前記第2外観部材に設けられた第4突起部と、
    前記通水路部材に設けられた第3突起部とを備え、
    前記第4突起部は、前記第3突起部よりも下流側に配置され、
    前記第4突起部は、前記第2外観部材に対する前記通水路部材の下流側への移動を、前記通水路部材の前記第3突起部と当接することにより規制するようになっている請求項1乃至3の何れか1項に記載のシャワーヘッド。
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