JP2016112180A - 可動演出装置を備える遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技盤に少なくとも1個の可動演出装置を設けて、演出表示装置の演出に加えて演出作動を行う少なくとも1つの可動演出装置が復帰作動に移行するタイミングを適正に選定して、復帰作動を良好に行うようにした可動演出装置を備える遊技機を提供する。【解決手段】副制御装置400は、可動演出装置が演出作動する際に初期位置に位置していない状態において、主制御装置から図柄変動開始コマンドを受けたとき、ランプ制御部400d、第2ステップモータ駆動回路200d及び第2ステップモータを介して復帰作動するように可動演出装置を制御し、かつ当該制御に伴う可動演出装置の復帰作動が終了しておれば、新たな演出作動をしないように、可動演出装置を制御する。【選択図】図11

Description

本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に係り、例えば、遊技者の遊技に伴い遊技盤の盤面に沿い作動することで装飾効果を発揮するようにした可動演出装置を備える遊技機に関する。
従来、例えば、パチンコ遊技機においては、遊技盤に設けてなる演出表示装置による演出効果を高めて遊技性を向上させるために、さらに可動役物を遊技盤に設けて、当該可動役物が演出表示装置による演出に加えて演出作動を行うようにしたものがある(下記特許文献1参照)。
特開2008−43659号公報
ところで、上記パチンコ遊技機において、可動役物が原点位置から演出位置への演出作動を終えると、当該可動役物は、復帰作動により、演出位置から原点位置へ戻るように制御される。
しかしながら、可動役物が上述のように復帰作動するにあたり、当該可動役物が何らかの原因で原点位置に戻らないことがある。このような事態が発生した後に当該可動役物を再び演出作動するように制御すると、可動役物が原点位置にないために、当該可動役物の演出作動が適正には行われ得ないという不具合を招く。従って、原点位置にない可動役物を原点位置に良好に復帰作動させる必要がある。
ここで、この復帰作動にあたり、可動役物が、例えば、2個、遊技盤に設けられている場合に、2個の可動役物を一度に原点位置に戻すように復帰作動させると、電力消費量が過大となって電力不足となり、2個の可動役物は、良好には原点位置に戻り得ないという不具合を招く。
以上のようなことは、可動役物が、原点位置とは異なる初期位置から演出位置へ演出作動し、また、演出位置から初期位置へ復帰作動する場合でも、同様である。
そこで、本発明は、以上のようなことに対処するため、遊技盤に少なくとも1個の可動演出装置を設けて、演出表示装置の演出に加えて演出作動を行う少なくとも1つの可動演出装置が復帰作動に移行するタイミングを適正に選定して、復帰作動を良好に行うようにした可動演出装置を備える遊技機を提供することを目的とする。
上記課題の解決にあたり、本発明に係る可動演出装置を備える遊技機は、請求項1の記載によれば、
遊技盤(Ba)と、
当該遊技盤に設けられる演出表示装置(190)と、
遊技盤に設けられて初期位置から演出位置への演出作動及び当該演出位置から上記初期位置への復帰作動するように構成してなる可動演出装置(200)と、
当該可動演出装置を上記演出作動或いは上記復帰作動するように駆動する電気的駆動手段(200d、270a)と、
特別図柄変動を開始するための図柄変動開始コマンド及び当該特別図柄変動を停止するための図柄変動停止コマンドを含め各種のコマンドを発生する主制御装置(300)と、
上記各種のコマンドのうちの上記図柄変動開始コマンドに基づき装飾図柄変動の表示を開始するように演出表示装置を制御するとともに上記演出作動するように可動演出装置を駆動すべく電気的駆動手段を制御し、また、上記各種のコマンドのうちの上記図柄変動停止コマンドに基づき上記装飾図柄変動の表示を停止するように演出表示装置を制御するとともに上記復帰作動するように可動演出装置を駆動すべく電気的駆動手段を制御する副制御装置(400)とを備えており、
当該副制御装置は、可動演出装置が新たな演出作動をする際に上記初期位置に位置していない状態において、主制御装置から上記各種のコマンドのうちの上記図柄変動停止コマンドを除くいずれかのコマンドを受けたとき、可動演出装置を上記復帰作動させるように駆動すべく電気的駆動手段を制御し、かつ当該制御に伴う可動演出装置の上記復帰作動が終了しておれば、上記新たな演出作動をしないように、可動演出装置を、電気的駆動手段を介し制御するようにした。
このように、可動演出装置が、その演出作動にあたり、何らかの事情に起因して初期位置に位置してなくても、副制御装置は、主制御装置から各種のコマンドのうち図柄変動停止コマンドを除くいずれかのコマンドを受けたとき、復帰作動するように可動演出装置を駆動すべく電気的駆動手段を制御する。従って、可動演出装置は、その演出作動にあたり、何らかの事情に起因して初期位置に位置していなくても、新たな演出作動を行うことなく、現位置から初期位置に復帰する。
ここで、主制御装置から必ず出力される各種のコマンドのうちの上記図柄変動停止コマンドを除くいずれかのコマンドを利用して可動演出装置を初期位置に復帰させるようにしたので、当該可動演出装置の現位置から初期位置への復帰作動が確実になされ得る。従って、その後になされる可動演出装置の演出作動は常に初期位置から開始することとなり、当該演出作動が適正になされ得る。
また、副制御装置は、上述のごとく、可動演出装置が新たな演出作動をする際に上記初期位置に位置していない状態において、主制御装置から上記各種のコマンドのうちの上記図柄変動停止コマンドを除くいずれかのコマンドを受けたとき、可動演出装置を上記復帰作動させるように駆動すべく電気的駆動手段を制御することで、当該制御に伴う可動演出装置の上記復帰作動が終了しておれば、上記新たな演出作動をしないように、可動演出装置を、電気的駆動手段を介し制御する。
このため、可動演出装置は、上記新たな演出作動に後続する演出作動を乱れることなく適正に行い得る。
また、本発明に係る可動演出装置を備える遊技機は、請求項2の記載によれば、
遊技盤(Ba)と、
当該遊技盤に設けられる演出表示装置(190)と、
遊技盤に設けられて第1初期位置から第1演出位置への演出作動及び上記第1演出位置から上記第1初期位置への復帰作動するように構成してなる第1可動演出装置(200)と、
遊技盤に設けられて第2初期位置から第2演出位置への演出作動及び上記第2演出位置から上記第2初期位置への復帰作動するように構成してなる第2可動演出装置(280)と、
第1可動演出装置を上記第1演出作動或いは上記第1復帰作動するように駆動する第1電気的駆動手段(200d、270a)と、
第2可動演出装置を上記第2演出作動或いは上記第2復帰作動するように駆動する第2電気的駆動手段(200e、283)と、
特別図柄変動を開始するための図柄変動開始コマンド及び当該特別図柄変動を停止するための図柄変動停止コマンドを含め各種のコマンドを発生する主制御装置(300)と、
上記各種のコマンドのうちの上記図柄変動開始コマンドに基づき装飾図柄変動の表示を開始するように演出表示装置を制御するとともに上記第1演出作動するように第1可動演出装置を駆動すべく第1電気的駆動手段を制御し、また、上記各種のコマンドのうちの上記図柄変動停止コマンドに基づき上記装飾図柄変動の表示を停止するように演出表示装置を制御するとともに上記第1復帰作動するように第1可動演出装置を駆動すべく第1電気的駆動手段を制御し、第1可動演出装置の第1演出作動の開始及び第1復帰作動の開始とはそれぞれ異なる各タイミングにて第2演出作動及び第2復帰作動するように第2可動演出装置を駆動すべく第2電気的駆動手段を制御する副制御装置(400)とを備えており、
当該副制御装置は、第1及び第2の可動演出装置がそれぞれ新たな第1及び第2の演出作動をする際に上記第1及び第2の初期位置に位置していない状態において、主制御装置から上記各種のコマンドのうち互いに異なるタイミングにて出力されるいずれか2つのコマンドを受けたとき、当該いずれか2つのコマンドの各々に応じて順次上記第1及び第2の復帰作動するように第1及び第2の可動演出装置を駆動すべく第1及び第2の電気的駆動手段を制御し、かつ当該制御に伴い第1及び第2の可動演出装置のいずれかがその対応の上記復帰動作を終了しておれば、上記新たな第1及び第2の演出動作をしないように、第1及び第2の可動演出装置を、第1及び第2の電気的駆動手段を介し制御するようにした。
このように、第1及び第2の可動演出装置が、その各演出作動にあたり、それぞれ、何らかの事情に起因して第1及び第2の初期位置に位置していなくても、第1及び第2の可動演出装置が、主制御装置から各種のコマンドのうち互いに異なるタイミングにて出力されるいずれか2つのコマンドの各々に応じて順次第1及び第2の復帰作動するように第1及び第2の可動演出装置を駆動すべく第1及び第2の電気的駆動手段に対する副制御装置による制御のもとにそれぞれ現位置から第1及び第2の初期位置へ復帰作動する。
ここで、主制御装置から各種のコマンドのうち互いに異なるタイミングにてからならず出力されるいずれか2つのコマンドの各々を利用して第1及び第2の可動演出装置を第1及び第2の初期位置に復帰させるようにしたので、当該第1及び第2の可動演出装置の各現位置から第1及び第2の初期位置への復帰作動が確実になされ得る。従って、その後になされる第1及び第2の可動演出装置の各演出作動は、それぞれ、常に第1及び第2の初期位置から開始することとなり、当該各演出作動が適正になされ得る。
また、副制御装置は、上述のごとく、第1及び第2の可動演出装置がそれぞれ新たな第1及び第2の演出作動をする際に上記第1及び第2の初期位置に位置していない状態において、主制御装置から上記各種のコマンドのうち互いに異なるタイミングにて出力されるいずれか2つのコマンドを受けたとき、当該いずれか2つのコマンドの各々に応じて順次上記第1及び第2の復帰作動するように第1及び第2の可動演出装置を駆動すべく第1及び第2の電気的駆動手段を制御し、かつ当該制御に伴い第1及び第2の可動演出装置のいずれかがその対応の上記復帰動作を終了しておれば、上記新たな第1及び第2の演出動作をしないように、第1及び第2の可動演出装置を、第1及び第2の電気的駆動手段を介し制御する。
このため、第1及び第2の可動演出装置は、上記新たな第1及び第2の演出作動に後続する第1及び第2の演出作動を乱れることなく適正に行い得る。
また、本発明は、請求項3の記載によれば、請求項2に記載の可動演出装置を備える遊技機において、
第1及び第2の電気的駆動手段の各電力消費量は相互に異なっており、
副制御装置は、上記各電力消費量の大きい順序に従い、上記いずれか2つのコマンドに応じて上記第1及び第2の復帰作動するように第1及び第2の可動演出装置を駆動すべく第1及び第2の電気的駆動手段を制御することを特徴とする。
これによれば、第1及び第2の可動演出装置が各初期位置にない場合の各現位置から各初期位置への復帰作動は、電力消費量の大きい順に行われることに併せて、請求項2に記載の発明の作用効果が達成され得る。
また、本発明は、請求項4の記載によれば、請求項2に記載の可動演出装置を備える遊技機において、
第1及び第2の電気的駆動手段の各電力消費量は相互に異なっており、
副制御装置は、上記各電力消費量の小さい順序に従い、上記いずれか2つのコマンドに応じて上記第1及び第2の復帰作動するように第1及び第2の可動演出装置を駆動すべく第1及び第2の電気的駆動手段を制御することを特徴とする。
これによれば、第1及び第2の可動演出装置が各初期位置にない場合の各現位置から各初期位置への復帰作動は、電力消費量の小さい順に行われることに併せて、請求項2に記載の発明の作用効果が達成され得る。
また、本発明は、請求項5の記載によれば、請求項2に記載の可動演出装置を備える遊技機において、
第1及び第2の可動演出装置の各演出作動順序は予め設定されており、
副制御装置は、上記各演出作動順序とは各逆の作動順序に従い、上記いずれか2つのコマンドに応じて上記第1及び第2の復帰作動するように第1及び第2の可動演出装置を駆動すべく第1及び第2の電気的駆動手段を制御することを特徴とする。
これによれば、第1及び第2の可動演出装置がその各演出作動にあたり各初期位置になくても、第1及び第2の可動演出装置の各現位置から各初期位置への復帰の際に、第1及び第2の可動演出装置は、上述のように予め設定された各演出作動順序とは各逆の作動順序にて各現位置から初期位置へ復帰作動するので、第1及び第2の可動演出装置の各現位置から各初期位置への復帰作動が適正に行わることに併せて、請求項2に記載の発明の作用効果が達成され得る。
また、本発明は、請求項6の記載によれば、請求項2〜5のいずれか1つに記載の可動演出装置を備える遊技機において、
直流電源(DC)を備えており、
上記いずれか2つのコマンドの時間的間隔は、第1及び第2の電気的駆動手段の各電力消費量に基づく直流電源の電力の残量を上記いずれか2つのコマンドのタイミングにて適正に維持するように設定されていることを特徴とする。
これによれば、第1及び第2の可動演出装置がその各演出作動の開始に際に各初期位置にない場合において第1及び第2の可動演出装置の各現位置から各初期位置への復帰作動がなされても、当該各復帰作動は、請求項2〜5のいずれか1つに記載の発明の作用効果の達成にあたり、直流電源DCの電力量のもとに適正に行われ得る。
また、本発明は、請求項7の記載によれば、請求項2〜6のいずれか1つに記載の可動演出装置を備える遊技機において、
上記いずれか2つのコマンドは、上記図柄変動開始コマンド及び上記図柄変動停止コマンドであり、
副制御装置は、上記第1復帰作動するように第1可動演出装置を駆動すべく第1電気的駆動手段を上記図柄変動開始コマンドに基づき制御し、また、上記第2復帰作動するように第2可動演出装置を駆動すべく第2電気的駆動手段を上記図柄変動停止コマンドに基づき制御するようにしたことを特徴とする。
これにより、請求項2〜6のいずれか1つに記載の発明の作用効果がより一層確実に達成され得る。
また、本発明は、請求項8の記載によれば、請求項7に記載の可動演出装置を備える遊技機において、
第1及び第2の可動演出装置のうち後続して復帰作動するいずれかの可動演出装置の復帰作動が、上記装飾図柄変動に後続する装飾図柄変動に亘るとき、副制御装置は、上記後続する装飾図柄変動における第1及び第2の可動演出装置の第1及び第2の演出作動を行わないように第1及び第2の電気的駆動手段を制御することを特徴とする。
本発明によれば、可動演出装置が、その復帰作動の際に、初期位置に復帰し得ない事態が何らかの事情に起因して発生していても、主制御装置から必ず出力される各種のコマンドのうちの図柄変動停止コマンドを除くいずれかのコマンドを利用して可動演出装置を初期位置に復帰させる。このため、当該可動演出装置の現位置から初期位置への復帰作動が確実になされ得る。従って、その後になされる可動演出装置の演出作動は常に初期位置から開始することとなり、当該演出作動が適正になされ得る。
また、可動演出装置は、現位置から初期位置への復帰作動を終了しておれば、新たな演出作動をしないように制御されるから、当該可動演出装置は新たな演出作動に後続する演出作動を乱れることなく適正に行い得る。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す。
本発明に係るパチンコ遊技機の第1実施形態を示す前面図である。 図1のパチンコ遊技機の遊技盤を可動演出装置の格納位置との関係にて示す前面図である。 図1のパチンコ遊技機の遊技盤を可動演出装置の演出位置との関係にて示す前面図である。 図2の可動演出装置をその格納位置の関係にて示す前面図である。 図2の可動演出装置をその格納位置の関係にて示す背面図である。 図2の可動演出装置をその演出位置の関係にて示す前面図である。 図2の可動演出装置をその演出位置の関係にて示す背面図である。 図6の星形状可動役物の前面図である。 図6の星形状可動役物の背面図である。 上記第1実施形態における電子制御システムのうちの主制御装置の詳細構成をセンサ群及び第1被駆動素子群との関係において示すブロック図である。 上記第1実施形態における電子制御システムのうちの副制御装置の詳細構成を第2被駆動素子群との関係において示すブロック図である。 図10の主制御装置のCPUにより実行されるタイマー割り込みプログラムを表すフローチャートである。 図12の第1始動入賞口処理ルーチンを示す詳細フローチャートである。 図12の第2始動入賞口処理ルーチンを示す詳細フローチャートである。 図12のゲート処理ルーチンを示す詳細フローチャートである。 図12の特別図柄処理ルーチンを示す詳細フローチャートである。 図16の大当たり判定処理サブルーチンを示す詳細フローチャートである。 図16の変動パターン選択処理サブルーチンを示す詳細フローチャートである。 図16の停止中処理サブルーチンを示す詳細フローチャートである。 図19の確変遊技状態設定処理サブルーチンを示す詳細フローチャートである。 図12の普通図柄処理ルーチンを示す詳細フローチャートである。 図12の大入賞口処理ルーチンを示す詳細フローチャートの一部である。 図12の大入賞口処理ルーチンを示す詳細フローチャートの一部である。 図12の電チュー処理ルーチンを示す詳細フローチャートである。 図11の副制御装置の演出制御部のCPUにより実行される演出制御プログラムを表すフローチャートである。 図25の表示処理ルーチンを表す詳細フローチャートである。 図25の演出処理ルーチンを表す詳細フローチャートの一部である。 図25の演出処理ルーチンを表す詳細フローチャートの一部である。 図25の演出処理ルーチンを表す詳細フローチャートの一部である。 図25の演出処理ルーチンを表す詳細フローチャートの一部である。 本発明に係るパチンコ遊技機の第2実施形態の遊技盤を第1及び第2の可動演出装置の各格納位置との関係にて示す前面図である。 上記第2実施形態の遊技盤を第1及び第2の可動演出装置の各演出位置との関係にて示す前面図である。 図31或いは図32にて示す第2可動演出装置を示す拡大前面図である。 上記第2実施形態における電子制御システムのうちの主制御装置の詳細構成をセンサ群及び第1被駆動素子群との関係において示すブロック図である。 上記第2実施形態における電子制御システムのうちの副制御装置の詳細構成を第2被駆動素子群との関係において示すブロック図である。 図35の副制御装置の演出制御部のCPUにより実行される演出制御プログラムを表すフローチャートである。 図36の演出処理ルーチンを表す詳細フローチャートの一部である。 図36の演出処理ルーチンを表す詳細フローチャートの一部である。 図36の演出処理ルーチンを表す詳細フローチャートの一部である。 図39の第1可動演出装置の現位置から初期位置への復帰処理ルーチンを示す詳細フローチャートである。 図39の第2可動演出装置の現位置から初期位置への復帰処理ルーチンを示す詳細フローチャートである。 図39の第2可動演出装置の現位置から初期位置への復帰処理ルーチンを示す詳細フローチャートである。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明が適用されるパチンコ遊技機の第1実施形態を示している。当該パチンコ遊技機は、パチンコホール内の島に立設されるもので、このパチンコ遊技機は、機枠(図示しない)と、この機枠に対し前後方向に開閉可能に支持される遊技機本体B及び前扉FDとによって構成されている。なお、上記パチンコ遊技機は、いわゆるデジパチ型のパチンコ遊技機である。
遊技機本体Bは、図2にて示すごとく、遊技盤Baを備えており、この遊技盤Baは、遊技機本体Bの本体枠Bbに嵌装されている。なお、遊技機本体Bは、本体枠Bbにて、上記機枠に対し前後方向に開閉可能に支持されている。
当該遊技盤Baは、遊技板10と、ガイドレール20、環状センター構造物30及び遊技釘群40を備えている。ガイドレール20は、遊技板10の前面11(以下、遊技盤Baの盤面11ともいう)に沿い配設されており、このガイドレール20は、その内側レール部21及び外側レール部22の内周側において、遊技板10の前面11上に遊技領域12を特定する。
しかして、ガイドレール20は、ハンドルH(図1参照)の回動操作により、球発射装置(図示しない)から発射される遊技球を案内して、遊技領域12内に転動させる。なお、上記球発射装置は、遊技機本体Bの本体枠Bbのうち前扉FDの後側右下部に配設されている。また、ハンドルHは、上記球発射装置の一構成部品として前扉FDの右下部にその前面から設けられている。
センター構造物30は、図2或いは図3にて示すごとく、遊技板10の中央開口部13(遊技盤Baの中央開口部13ともいう)の外周部に前面11側から組み付けられている。
遊技釘群40は、多数の遊技釘41からなるもので、これらの各遊技釘41は、ガイドレール20の内側において、センター構造物30の左側から下側にかけて、遊技板10にその前面11側から分散して打ち込まれている。しかして、遊技釘群40によれば、ガイドレール20から遊技領域12内に転動する遊技球が、遊技板10の前面11に沿い、各遊技釘41との衝突を経て、下方へ転動する。
また、当該遊技盤Baは、スタートチャッカー50、電動チューリップ60、スルーゲート70、風車80、複数の普通入賞口装置90、アタッカー100及び3つの星形状盤ランプ110を備えており、スタートチャッカー50、電動チューリップ60、スルーゲート70、風車80、各普通入賞口装置90、アタッカー100及び各星形状盤ランプ110は、図2にて示す各位置にて、遊技板10の前面11に遊技領域12内にて組み付けられている。
スタートチャッカー50は、始動入賞口装置50(以下、第1始動入賞口装置50ともいう)ともいわれるもので、当該スタートチャッカー50は、センター構造物30の下縁中央部の直下に位置している。このスタートチャッカー50は、始動入賞口51を備えており、当該スタートチャッカー50は、始動入賞口51への遊技球の入賞に基づき、大当たり抽選(大当たりか否かの抽選)の機会を提供するとともに、所定数の賞球を払い出す契機を提供する。
電動チューリップ60は、始動入賞口装置60(以下、第2始動入賞口装置60ともいう)ともいわれるもので、当該電動チューリップ60は、普通電動役物としての役割を果たすべく、スタートチャッカー50の直下に配設されている。
当該電動チューリップ60は、始動入賞口61を備えており、この電動チューリップ60は、その両羽根部材の閉鎖状態(図2或いは図3にて示す状態)にて、スタートチャッカー50の周辺から下方へ転動する遊技球の始動入賞口61への入賞を規制する。
また、この電動チューリップ60は、その両羽根部材の開放状態にて、スタートチャッカー50の周辺から下方へ転動する遊技球の始動入賞口61への入賞を容易にして、当該入賞に基づき所定数の賞球の払い出しの契機を与えるとともに、スタートチャッカー50と同様に大当たり抽選の機会を提供する。
ここで、遊技球のスルーゲート70に対する通過(後述する)でもってなされる普通図柄の抽選において当選になると、当該電動チューリップ60は、その両羽根部材を、所定の解放時間ずつ、所定回数、開放するようになっている。
本第1実施形態では、電動チューリップ60は、その両羽根部材にて、遊技板10にその裏面側から設けた電チューアクチュエータ62(図10参照)により開閉駆動される。
なお、後述のごとく、特別図柄は、遊技球の始動入賞口51への入賞に対する第1始動入賞口センサS1(図10参照)の検出出力或いは遊技球の始動入賞口61への入賞に対する第2始動入賞口センサS2(図10参照)の検出出力に基づき、第1或いは第2の特別図柄表示器130或いは140において変動表示される。
また、遊技球がスタートチャッカー50或いは電動チューリップ60に入賞しても、特別図柄表示器130或いは140(図2参照)による特別図柄の変動表示中或いは大当たり遊技中等のために、特別図柄の新たな変動表示が不可能である場合には、特別図柄変動保留表示器160或いは170(図2参照)における保留表示が、後述のごとく、なされる。
スルーゲート70は、図2にて示すごとく、センター構造物30の左縁中央部の左側に位置しており、このスルーゲート70は、その直上から遊技板10の前面11に沿い下方へ転動する遊技球に対し通過する機会を与える。これにより、当該スルーゲート70は、その遊技球の通過に基づき、普通図柄の抽選の契機を提供する。
風車80は、スルーゲート70の下方に位置しており、この風車80は、遊技板10の前面11に沿いスルーゲート70或いはその周囲から下方へ転動する遊技球により衝突されたとき、回転しつつ当該遊技球を下方へ転動させる。
3つの普通入賞口装置90は、図2にて示すごとく、スタートチャッカー50の左右両側に位置している。3つの普通入賞口装置90のうち、左側の両普通入賞口装置90は、その各普通入賞口に対し上方から下方への転動遊技球の入賞の機会を与える。また、右側の普通入賞口装置90は、その普通入賞口に対し上方から下方への転動遊技球の入賞の機会を与える。しかして、各普通入賞口装置90は、その普通入賞口への遊技球の入賞に伴い、所定数の賞球を払い出す契機を与える。
アタッカー100は、大入賞口装置100ともいわれるもので、当該アタッカー100は、図2或いは図3にて示すごとく、電動チューリップ60の直下に配設されている。
このアタッカー100は、大入賞口扉101により大入賞口102を開くことによって、遊技板10の前面11に沿いスタートチャッカー50の近傍へ転動する遊技球に対し大入賞口102に入賞する機会を与える。また、当該アタッカー100は、大入賞口扉101により大入賞口102を閉じることによって、遊技球の大入賞口102への入賞を規制する。
なお、このアタッカー100による大入賞口102の開放は、始動入賞口51への遊技球の入賞による抽選結果に基づき大当たりが成立したときになされる。また、大入賞口扉101は、遊技盤Baにその裏面から設けた大入賞口アクチュエータ103(図10参照)により、開閉駆動される。
3つの星形状盤ランプ110は、図2或いは図3にて示すごとく、左側の両普通入賞口装置90の間及び右側の普通入賞口装置90の右側に、2つずつ、位置しており、当該3つの星形状盤ランプ110は、その各点滅により、所定の演出を行う。
また、当該遊技盤Baは、図2にて示すごとく、普通図柄表示器120、第1及び第2の特別図柄表示器130、140、普通図柄保留表示器150並びに第1及び第2の特別図柄変動保留表示器160、170を備えており、これら普通図柄表示器120、第1及び第2の特別図柄表示器130、140、普通図柄保留表示器150並びに第1及び第2の特別図柄変動保留表示器160、170は、図2或いは図3から分かるように、ガイドレール20の右下側にて、遊技板10の前面11の右下隅角部に配設されている。
普通図柄表示器120は、スルーゲート70を通過する遊技球に対する図柄抽選の結果に基づき、当たり図柄或いはハズレ図柄を表示する。この普通図柄表示器120は、当たり図柄用7セグメント発光ダイオード及びハズレ図柄用7セグメント発光ダイオードでもって、所定時間の間、普通図柄の抽選に伴い、当たり図柄及びハズレ図柄を交互に変動表示する。そして、上記所定時間の経過後、当該普通図柄表示器120は、上記普通図柄の抽選結果に応じて当たり図柄或いはハズレ図柄を停止表示し、遊技状態に応じて電動チューリップ60を所定時間の間所定回数開放させる契機を提供する。
なお、例えば、時短遊技状態の場合、普通図柄の変動表示時間は3(秒)程度であり、普通図柄の抽選に当選した場合の電動チューリップ60の開放時間は、3.5(秒)程度である。一方、非時短遊技状態の場合、普通図柄の変動表示時間は29(秒)程度であり、普通図柄の抽選に当選した場合の電動チューリップ60の開放時間は、0.2(秒)程度である。
第1特別図柄表示器130は、7セグメント発光ダイオードからなるもので、この特別図柄表示器130は、後述のごとく、遊技球の始動入賞口51への入賞に対する第1始動入賞口センサS1の検出出力に基づきなされる大当たり抽選に応じて、特別図柄を所定時間の間変動表示した後、当該大当たり抽選の結果に応じた特別図柄を停止表示する。
例えば、大当たり抽選の結果が当たりであれば、第1特別図柄表示器130は、当該当たりに対応した特別図柄を停止表示して、アタッカー100による大入賞口102の開放の契機を提供する。
第2特別図柄表示器140は、7セグメント発光ダイオードからなるもので、この第2特別図柄表示器140は、後述のごとく、遊技球の始動入賞口61への入賞に対する第2始動入賞口センサS2の検出出力に基づきなされる大当たり抽選に応じて、特別図柄を所定時間の間変動表示した後、当該大当たり抽選の結果に応じた特別図柄を停止表示する。
例えば、大当たり抽選の結果が当たりであれば、第2特別図柄表示器140は、当該当たりに対応した特別図柄を停止表示して、アタッカー100による大入賞口102の開放の契機を提供する。なお、上述の特別図柄(図示しない)は、各通常図柄(図示しない)、各確変図柄(図示しない)及びハズレ図柄(図示しない)等のいずれかからなる所定の図柄をいう。
本第1実施形態では、上述した第1及び第2の特別図柄表示器130、140による特別図柄の新たな変動表示は、第1及び第2の特別図柄表示器130、140のいずれか一方の変動表示中にはなされない。また、第1及び第2の特別図柄表示器130、140の一方による特別図柄の変動表示中においては、演出画像表示装置190が、表示パネル191により、複数の装飾図柄の変動表示でもって、例えばリーチ演出や予告演出を行う。また、大当たり抽選の結果が当選である場合には、複数の装飾図柄が、例えば、「111」或いは「777」等の同一数字の並びでもって停止表示されて、遊技者に対し当たりを報知する契機を提供する。
普通図柄保留表示器150は、図2にて示すごとく、4つの保留ランプからなるもので、この普通図柄保留表示器150は、各保留ランプを、普通図柄の変動中或いは電動チューリップ60の作動中にスルーゲート70を通過する遊技球に対するゲートセンサS3の検出回数(遊技球の通過数)に応じて、順次、点灯させる。
具体的には、1個目の遊技球がスルーゲート70を通過するとき、左端側の普通図柄保留ランプが点灯する。2個目〜4個目の各遊技球が、順次、上記1個目の遊技球に続いてスルーゲート70を通過するとき、左端側から2番目〜4番目の各普通図柄保留ランプが順次点灯する。なお、普通図柄保留ランプの点灯は、普通図柄の変動中或いは電動チューリップ60の作動中に遊技球のスルーゲート70に対する通過をゲートセンサS3により検出した場合にこの検出に基づく普通図柄の変動表示を、先の普通図柄の変動表示の終了まで保留するためである。
第1特別図柄変動保留表示器160は、図2にて示すごとく、4つの保留ランプからなるもので、当該第1特別図柄保留ランプ160は、第1及び第2の特別図柄表示器130、140のいずれか一方による特別図柄の変動表示中の場合において、遊技球の始動入賞口51への入賞に対する第1始動入賞口センサS1の検出出力毎に特別図柄の変動表示を保留するために、各保留ランプを順次点灯する。
具体的には、1個目の遊技球が始動入賞口51に入賞するとき、左端側の特別図柄保留ランプが点灯する。2個目〜4個目の各遊技球が、順次、上記1個目の遊技球に続いて始動入賞口51に入賞するとき、左端側から2番目〜4番目の各特別図柄保留ランプが順次点灯する。これは、遊技球の始始動入賞口51への先の入賞による大当たり抽選に基づきなされた特別図柄の変動表示が第1及び第2の特別図柄表示器130、140の一方によりなされている場合に、その後の特別図柄の変動表示の保留を、第1特別図柄保留ランプ160における保留ランプの点灯により表示するためのものである。
第2特別図柄変動保留表示器170は、図2にて示すごとく、4つの保留ランプからなるもので、当該第2特別図柄変動保留表示器170は、第1及び第2の特別図柄表示器130、140のいずれか一方による特別図柄の変動表示中の場合において、遊技球の始動入賞口61への入賞に対する第2始動入賞口センサS2の検出出力毎に特別図柄の変動表示を保留するために、各保留ランプを順次点灯する。
具体的には、1個目の遊技球が始動入賞口61に入賞するとき、左端側の特別図柄保留ランプが点灯する。2個目〜4個目の各遊技球が、順次、上記1個目の遊技球に続いて始動入賞口61に入賞するとき、左端側から2番目〜4番目の各特別図柄保留ランプが順次点灯する。
これは、遊技球の始動入賞口61への先の入賞による大当たり抽選に基づきなされた特別図柄の変動表示が第1及び第2の特別図柄表示器130、140の一方によりなされている場合に、その後の特別図柄の変動表示の保留を、第2特別図柄変動保留表示器170における保留ランプの点灯により表示するためのものである。なお、後述のごとく、演出画像表示装置190においても、第1及び第2の特別図柄変動保留表示器160、170による各保留が、表示されるようになっている。
また、当該遊技機本体Bは、図2及び図3にて示すごとく、装飾図柄保留表示器180、演出画像表示装置190及び可動演出装置200を備えている。
装飾図柄保留表示器180は、センター構造物30の内周中央下部に設けられている。当該装飾図柄保留表示器180は、第1特別図柄変動保留表示器160に対応するもので、この装飾図柄保留表示器180は、4つの保留ランプ181でもって構成されている。しかして、当該装飾図柄保留表示器180は、第1特別図柄変動保留表示器160の各保留ランプの点灯或いは消灯に伴い、各保留ランプ181を点灯或いは消灯するように、ランプ制御部400d(後述する)により制御されるようになっている。
ここで、装飾図柄保留表示器180において、4つの保留ランプ181のうち、図2にて左端側に位置する保留ランプ181が、特別図柄変動保留表示器160の4つの保留ランプのうち図2にて左端側に位置する保留ランプに対応する。
また、装飾図柄保留表示器180において上述の左端側保留ランプ181から順次右側に位置する各保留ランプ181が、それぞれ、第1特別図柄変動保留表示器160において上述の左端側保留ランプから順次右側に位置する各保留ランプに対応する。このことは、装飾図柄保留表示器180が第1特別図柄変動保留表示器160の特別図柄の変動表示の保留に対応して装飾図柄の変動表示の保留を表示することを意味する。
演出画像表示装置190は、表示パネル191と、表示駆動回路192(図11参照)とを備えている。表示パネル191は、液晶パネルからなるもので、この表示パネル191は、遊技板10の中央開口部13にその裏面側から組み付けられている。
しかして、上述のように構成した演出画像表示装置190においては、表示パネル191が、遊技の進行に伴い、後述する画像制御部400c(図11参照)による制御のもとに、表示駆動回路192により駆動されて、例えば、大当たり抽選の抽選結果に応じて複数の装飾図柄を変動表示したり、或いはキャラクタの登場による予告演出を変動表示する等の種々の演出表示を行う。
可動演出装置200は、図2にて示す格納位置である初期位置から図3にて示す演出位置に向け遊技盤Baの盤面に沿い演出作動し、また、当該演出位置から初期位置に向けて遊技盤Baの盤面に沿い復帰作動するように構成されている。
当該可動演出装置200は、図2或いは図3にて示すごとく、センター構造物30の右側部に後述のごとく配設されており、当該可動演出装置200は、図2〜図7のいずれかにより示すごとく、主可動装飾部材200aと、副可動装飾部材200bとによって構成されている。
主可動装飾部材200aは、図3或いは図6から分かるように、図示右側へ緩やかに凸な湾曲形状に形成されており、当該主可動装飾部材200aは、その上端部にて、環状センター構造物30の右端上部にその前面側から左右方向に傾動可能に支持されている。
当該主可動装飾部材200aは、湾曲状基体210と、星形状可動役物220及び3つの星形状固定役物230〜250とを備えており、湾曲状基体210は、湾曲状下板211(図5参照)及び湾曲状装飾板212(図4参照)でもって構成されている。
湾曲状下板211は、図5或いは図7にて示すごとく、図示左側へ緩やかに凸な湾曲形状に形成されており、当該湾曲状下板211は、その上端部にて、ピン211a(図5或いは図7参照)により、左右方向に傾動可能に、環状センター構造物30の右端上部にその前面側から支持されている。このことは、上述したごとく、主可動装飾部材200aが、その上端部にて、環状センター構造物30の右端上部に左右方向に傾動可能に支持されていることを意味する。
湾曲状装飾板212は、湾曲状下板211にその表面に沿うように湾曲状に形成されており、当該湾曲状装飾板212は、主可動装飾部材200aに装飾効果を発揮させる役割を果たす。
星形状可動役物220及び3つの星形状固定役物230〜250は、図4或いは図6にて示すごとく、湾曲状基体210の湾曲状装飾板212の長手方向に沿いその表面側から順次配設されている。
ここで、これら星形状可動役物220及び3つの星形状固定役物230〜250は、星形状可動役物220から星形状固定役物250にかけて、湾曲状装飾板212の表面にその下端部から上端部に向け順に配設されている。
星形状可動役物220の役物本体220a(後述する)及び3つの星形状固定役物230〜250は、役物本体220aから星形状固定役物250にかけて、互いに相似な表面形状にて、順次、小さくなるように形成されている。
星形状可動役物220は、図8或いは図9にて示すごとく、役物本体220aと、回転駆動機構220bとによって構成されている。
役物本体220aは、表裏両側星形板221、222からなるもので、この役物本体220aは、図5或いは図7にて示すごとく、湾曲状基体210の下端部から斜め下方へ延出するように、裏側星形板222の一部にてその裏面側から湾曲状装飾板212の下端部を介し湾曲状下板211の下端部に固着されている。ここで、表面側星形板221は、裏側星形板222の表面側(遊技盤Baの前面側)に位置して、後述のごとく、星形板222にその表面側から回転可能に重畳的に支持されている。
回転駆動機構220bは、図5、図7或いは図9にて示すごとく、役物本体220aにその裏面側から取り付けられており、この回転駆動機構220bは、図9にて示すように、被動歯車223、中間歯車224、駆動歯車225及びステップモータ226(第1ステップモータ226ともいう)でもって構成されている。なお、本第1実施形態では、ステップモータ226は、ステップ角1.8°にて、200ステップでもって1回転するように構成されている。
被動歯車223は、役物本体220aの星形板222の中央穴部222a内にて、星形板221の表面から中央穴部222a内に同軸的に突出する支持軸221aに同軸的に支持されてワッシャ221bにより抜け止めされている。これにより、星形板221は被動歯車223と一体的に回転可能となっている。なお、中央穴部222aは、星形板222の中央部に貫通状に形成されている。
中間歯車224は、大径歯車部224a及び小径歯車部224bからなるもので、これら大径歯車部224a及び小径歯車部224bは、カバー222dの内面から星形板222の円弧状切り欠き穴部222b内に同軸的に突出する支持軸222cに回動自在に支持されている。
ここで、大径歯車部224aは、星形板222の円弧状切り欠き穴部222bよりも星形板222の表面側に位置するように、支持軸222cに同軸的に支持されており、一方、小径歯車部224bは、被動歯車223に噛合するように、円弧状切り欠き穴部222b内にて支持軸222cに同軸的に支持されている。
これにより、中間歯車224は、その回転に伴い、小径歯車部224bと噛合する被動歯車223を、図9にて図示矢印Arで示す方向に回転させる。本第1実施形態において、円弧状切り欠き穴部222bは、湾曲状基体210の下端部の下方にて星形板222の中央穴部222aの外周部を円弧状に切り欠くことで形成されている(図11参照)。また、カバー222dは、中間歯車224を円弧状切り欠き穴部222b内に被覆するように星形板222にその表面側から取り付けられている(図7及び図9参照)。
駆動歯車225は、図9にて示すごとく、ウォーム歯車からなるもので、この駆動歯車225は、中間歯車224の大径歯車部224aと噛合するように、取り付け板227を介し第1ステップモータ226の出力軸に同軸的に支持されている。
取り付け板227は、中空状着座部227aを有しており、この中空状着座部227aは、図9にて示すごとく、星形板222の表面のうち、中央穴部222a及び円弧状切り欠き穴部222bの図示左側面部位に装着されている。当該取り付け板227は、フランジ部227bを有しており、このフランジ部227bは、中空状着座部227aのうち中央穴部222a及び円弧状切り欠き穴部222b側の端部から星形板222の前方へ延出している。
第1ステップモータ226は、図9にて示すごとく、そのモータ本体226aにて取り付け板227の中空状着座部227a側からフランジ部227bに支持されており、当該第1ステップモータ226の出力軸は、モータ本体226aからフランジ部227bを通り延出して駆動歯車225を同軸的に支持している。
これにより、第1ステップモータ226は、直流電源DC(図11参照)からの電力を受けて、モータ駆動回路200cによる駆動のもと、その回転に伴い駆動歯車225を同一方向に回転させて、大径歯車部224aを回転する。詳細には、駆動歯車225が第1ステップモータ226の一回転方向(或いは他回転方向)への回転に伴い当該一回転方向(或いは他回転方向)に回転すると、大径歯車部224aは、小径歯車部224bと共に、図9にて図示矢印Arの方向(或いはその逆方向)に回転する。なお、直流電源DCは、当該パチンコ遊技機に搭載されて、このパチンコ遊技機の各電気的構成部材に電力を供給するようになっている。
なお、図5或いは図7にて、符号228及び229は、それぞれ、カバーを示しており、カバー228は、駆動歯車225及び被動歯車223を被覆するように星形板222にその表面側から中央穴部222aの外周部に装着されている。また、カバー229は、第1ステップモータ226のモータ本体226aを被覆するように、取り付け板227の中空状着座部227aに固着されている。
副可動装飾部材200bは、図5或いは図7にて示すごとく、L字状基体260と、回動駆動機構270を備えている。L字状基体260は、L字状中板261と、表裏両側L字状装飾板262、263でもって構成されている。L字状中板261は、長手状板部261aと、この長手状板部261aの基端部からL字状に延出する扇状板部261bとを有しており、長手状板部261aの上端部には、長孔部261cが、長手状板部261aの長手方向に沿い長手状に形成されている。
扇状板部261bは、扇状歯車であるセクター歯車部(以下、セクター歯車部261bともいう)として構成されている。このセクター歯車部261bの延出端側外周部には、一連の歯からなる円弧状歯部261dが、図6或いは図7にて示すごとく形成されている。
表裏両側L字状装飾板262、263のうち、表側L字状装飾板262は、図6或いは図8から分かるように、L字状中板261の表面に沿い形成されており、一方、裏側L字状装飾板263は、L字状中板261の裏面に沿い形成されている(図7或いは図9参照)。
これにより、表裏両側L字状装飾板262、263は、副可動装飾部材200bに対し装飾効果を発揮させる。なお、表裏両側L字状装飾板262、263のL字状中板261の長孔部261cに対応する各部位には、各長孔部が長孔部261cに対し重畳的に形成されている。なお、L字状中板261の長孔部261c及び表裏両側L字状装飾板262、263の各長孔部を一体として副可動装飾部材200bの長孔部261cともいう。
しかして、このように構成した副可動装飾部材200bは、セクター歯車部261bの基部261e及び表裏両側L字状装飾板262、263の当該基部261eに重畳的に対する各対応部(以下、当該各対応部及び基部261eを一体として副可動装飾部材200bの基部261eともいう)にて、環状のセンター構造物30の右側下部にその前側からピン264を介し左右方向に傾動可能に支持されている。
また、当該副可動装飾部材200bは、長孔部261cにて、主可動装飾部材200aに形成した半円弧状連結部211b(図7参照)の中央頂部にピン211cを介し相対移動自在に連結されている。ここで、半円弧状連結部211bは、主可動装飾部材200aの湾曲状下板211の下部から湾曲側へ半円弧状に突出するように形成されている。なお、ピン211cは、半円弧状連結部211bの中央頂部からその裏面側へ突出されている。
これにより、副可動装飾部材200bが、図5及び図7にて示すごとく、ピン211cを基準として左方向(或いは右方向)に傾動すると、主可動装飾部材200aが、連結部211bにて、ピン211cを介し、副可動装飾部材200bの長孔部261cとの間で相対移動して、ピン211cを基準として左方向(或いは右方向)へ傾動する。
回動駆動機構270は、第2ステップモータ270aと、ピニオン歯車270bとを備えている。第2ステップモータ270aは、そのステータの軸方向背部271(図6或いは図7参照)にて、セクター歯車261bにその歯部261d側にて隣接するように、環状のセンター構造物30の下部に装着されている。これにより、第2ステップモータ270aは、その出力軸272にて、上記ステータから前方へ突出している。
しかして、当該第2ステップモータ270aは、第2ステップモータ駆動回路200dによる駆動のもと、図4にて図示時計方向或いは図示時計方向に回転する。なお、本第1実施形態では、第2ステップモータ270aは、例えば、ステップ角度1.8°でもって、200ステップにて1回転するように構成されている。
ピニオン歯車270bは、セクター歯車部261bの歯部261dと噛合するように、第2ステップモータ270aの出力軸272に同軸的に支持されている。これにより、ピニオン歯車270bは、第2ステップモータ270aの図4にて図示時計方向或いは図示反時計方向への回転に伴い、当該第2ステップモータ270aと同一方向に回転する。
このことは、ピニオン歯車270bは、図4にて図示時計方向或いは図示反時計方向への回転に伴い、セクター歯車部261bとの噛合のもとに当該セクター歯車部261bを図示反時計方向或いは図示時計方向に回転させることを意味する。
前扉FDは、遊技機本体Bの枠体とともに、前後方向に開閉可能に上記機枠に支持されており、この前扉FDは、図1にて示すごとく、前枠FD1の中空部に窓ガラスFD2を嵌め込んで構成されている。当該前扉FDは、演出ボタンスイッチSW、枠ランプFL及び両スピーカSPを備えている。
演出ボタンスイッチSWは、前枠FD1の中空部の下縁部に配設されており、この演出ボタンスイッチSWは、演出画像表示装置190に所定の演出表示を要求するとき、遊技者により押動操作される。枠ランプFLは、前枠FD1の内周部に沿い配設されており、この枠ランプFLは、所定の遊技状態に対応して点滅パターンや異なる発光色等でもって種々の演出を行う。両スピーカSPは、前枠FD1の左右両側上部に埋設されており、当該両スピーカSPは、楽曲、音声や効果音等を発する種々の演出を行う。
次に、上記パチンコ遊技機の電子制御システムについて説明すると、当該電子制御システムは、図10或いは図11にて示すごとく、センサ群S、主制御装置300及び副制御装置400を備えている。なお、当該電子制御システムは、直流電源DCから電力を供給されて作動状態になるようになっている。
センサ群Sは、図10にて示すごとく、第1始動入賞口センサS1、第2始動入賞口センサS2、ゲートセンサS3、各普通入賞口センサS4、大入賞口センサS5、原位置センサS6及び演出位置センサS7でもって構成されている。
第1始動入賞口センサS1は、スタートチャッカー50の始動入賞口51内に設けられており、この第1始動入賞口センサS1は、始動入賞口51内に入賞する遊技球毎に当該遊技球の入賞を検出する。
第2始動入賞口センサS2は、電動チューリップ60の始動入賞口61内に設けられており、この第2始動入賞口センサS2は、電動チューリップ60を介しその始動入賞口61に入賞する遊技球毎に当該遊技球の入賞を検出する。
ゲートセンサS3は、スルーゲート70内に設けられており、このゲートセンサS3は、スルーゲート70を通過する遊技球毎に当該遊技球の通過を検出する。
各普通入賞口センサS4は、各対応の普通入賞口装置90の普通入賞口内に設けられており、当該各普通入賞口センサS4は、それぞれ、各対応の普通入賞口装置90の普通入賞口内に入賞する遊技球毎に、当該各遊技球の入賞を検出する。
大入賞口センサS5は、アタッカー100の大入賞口102内に設けられており、この大入賞口センサS5は、大入賞口102内への遊技球の入賞毎に当該遊技球の入賞を検出する。
原位置センサS6及び演出位置センサS7は、共に、フォトインタラプタでもって構成されている。原位置センサS6は、主可動装飾部材200aが原位置にあるとき当該原位置に対応して位置するセクター歯車部261bの図4にて図示時計方向側外縁部(以下、原位置対応外縁部ともいう)を検出するように、環状のセンター構造物30の前面に設けられている。ここで、原位置センサS6は、その発光部と、この発光部から光を受光する受光部とにより、セクター歯車部261bの上記時計方向回転端部を介し対向し得るように設けられている。
しかして、セクター歯車部261bが上記原位置対応外縁部にて主可動装飾部材200aの原位置に対応して位置するとき、原位置センサS6は、セクター歯車部261bの上記原位置対応外縁部を、主可動装飾部材200aの原位置として検出する。本第1実施形態では、主可動装飾部材200aの初期位置は、主可動装飾部材200aの原位置よりも図4にて図示反時計方向側にある。従って、主可動装飾部材200aが初期位置にあるとき副可動装飾部材200bも初期位置にある。なお、主可動装飾部材200a及び副可動装飾部材200bが共に初期位置にあるとき、可動演出装置200は、図2にて示すごとく初期位置(換言すれば、格納位置)にある。
演出位置センサS7は、主可動装飾部材200aが演出位置にあるとき当該演出位置に対応して位置するセクター歯車部261bの図5にて図示反時計方向端側外周突出部t(以下、演出位置側外周突出部tともいう)を検出するように、環状のセンター構造物30の前面に設けられている。
ここで、演出位置センサS7は、その発光部と、この発光部から光を受光する受光部とにより、セクター歯車部261bの外周突出部tを介し対向し得るように設けられている。なお、外周突出部tは、図5にて示すごとく、セクター歯車部261bの外周部のうち長手状板部261aとの境界部から半径方向に突出形成されている。
しかして、セクター歯車部261bがその外周突出部tにて主可動装飾部材200aの演出位置に対応して位置するとき、演出位置センサS7は、セクター歯車部261bの外周突出部tを、主可動装飾部材200aの演出位置として検出する。
主制御装置300は、図10及び図11から分かるように、センサ群S、第1被駆動素子群DRV1及び副制御装置400の間に接続されている。主制御装置300は、マイクロコンピュータからなるもので、この主制御装置300は、図10にて示すごとく、バスライン310と、このバスライン310を介し相互に接続してなる入力側インターフェース320、各出力側インターフェース330、340、350、CPU360、ソフトタイマー370、ROM380及びRAM390を備えている。なお、本実施形態において、以下、入力側インターフェースは、I/Fといい、また、出力側インターフェースは、O/Fという。
しかして、主制御装置300は、CPU360により、ソフトタイマー370からのパルス信号の発生ごとに、図12〜図24にて示すフローチャートに従いタイマー割り込みプログラムを実行する。
このタイマー割り込みプログラムの実行中において、主制御装置300は、CPU360により、センサ群Sからの出力に基づき、第1被駆動素子群DRV1及び副制御装置400の制御に要する種々の演算処理を行う。
この演算処理の過程において、主制御装置300は、CPU360にて、RAM390内の一時的記憶データ或いはI/F320を介するセンサ群Sからの出力を、バスライン310を通し入力されて、種々の演算処理を行い、各O/F330〜350を介する第1被駆動素子群DRV1及び副制御装置400への出力処理をする。
なお、ソフトタイマー370は、当該パチンコ遊技機の電源投入に伴う主制御装置300の作動開始と同時にリセットされて計時を開始し、この開始後、4(ms)の経過毎に、上記パルス信号を発生し、バスライン310を介してCPU360に出力する。また、上述したタイマー割り込みプログラムは、CPU360により読み出し可能に予めROM380に記憶されている。
また、第1被駆動素子群DRV1は、図10にて示すごとく、上述した電チューアクチュエータ62、大入賞口アクチュエータ103、普通図柄表示器120、第1及び第2の特別図柄表示器130、140、普通図柄保留表示器150並びに第1及び第2の特別図柄変動保留表示器160、170でもって構成されている。
副制御装置400は、図11にて示すごとく、払い出し制御部400a、演出制御部400b、画像制御部400c及びランプ制御部400dでもって構成されており、当該副制御装置400は、主制御装置300と第2被駆動素子群DRV2及び演出ボタンスイッチSWとの間に接続されている。ここで、第2被駆動素子群DRV2は、払い出しモータM、表示駆動回路192、両スピーカSP、枠ランプFL、各星形状盤ランプ110及、装飾図柄保留表示器180及び第1及び第2のステップモータ駆動回路200c、200dでもって構成されている。
払い出し制御部400aは、マイクロコンピュータからなるもので、この払い出し制御部400aは、バスライン410と、このバスライン410を介し相互に接続してなるI/F411、O/F412、CPU413、ROM414及びRAM415を備えている。
しかして、当該払い出し制御部400aは、CPU413により、ROM414に予め記憶済みの所定の払い出し制御プログラムを、所定のフローチャート(図示しない)に従い実行し、この実行中において、I/F40及びバスライン410を介する主制御装置300からの払い出しコマンド制御のもとに、払い出しモータMの駆動制御を行う。
これに伴い、払い出しモータMは、遊技機本体Bの球タンク(図示しない)から球払い出し系統(図示しない)内に進入する遊技球を、所定個数ずつ払い出すように作動する。なお、払い出しモータMは、上記球払い出し系統内に配設されている。
演出制御部400bは、主制御装置300からのコマンド制御のもとに、画像制御部400cを介し、演出画像表示装置190の表示駆動回路192及び両スピーカSPを共に或いは選択的に駆動制御し、また、ランプ制御部400dを介し、枠ランプFL、各星形状盤ランプ110、装飾図柄保留表示器180及び第1及び第2のステップモータ駆動回路200c、200dを共に或いは選択的に駆動制御するものである。
当該演出制御部400bは、マイクロコンピュータからなるもので、この演出制御部400bは、バスライン420と、このバスライン420を介し相互に接続してなるI/F421、I/F422、I/O/F423、O/F424、CPU425、ROM426及びRAM427を備えている。なお、I/O/F423は、入出力側インターフェースを表す。
しかして、当該演出制御部400bは、CPU425により、演出制御プログラムを、図25〜図30にて示すフローチャートに従い実行する。この実行中において、当該演出制御部400bは、I/F421及びバスライン420を介する主制御装置300からのコマンド制御、I/O/F423を介する画像制御部400cからの要求やI/F422を介する演出ボタンスイッチSWの押動操作出力のもとに、I/O/F423やO/F424を介し画像制御部400cやランプ制御部400dを制御するように種々の演算処理を行う。なお、上記演出制御プログラムは、CPU425により読み出し可能にROM426に予め記憶されている。
画像制御部400cは、マイクロコンピュータからなるもので、この画像制御部400cは、バスライン430と、このバスライン430を介し相互に接続してなるI/O/F431、O/F432、CPU433、ROM434及びRAM435を備えている。
しかして、当該画像制御部400cは、CPU433により、ROM434に予め記憶した画像表示制御プログラムを、所定のフローチャート(図示しない)に従い実行し、この実行中において、演出処理部400bからのコマンド制御に基づき、演出画像表示装置190の表示駆動回路192及び両スピーカSPを共に或いは選択的に駆動制御するに要する種々の演算処理をする。
ランプ制御部400dは、マイクロコンピュータからなるもので、このランプ制御部400dは、バスライン440と、このバスライン440を介し相互に接続してなるI/F441、O/F442、CPU443、ROM444及びRAM445を備えている。
しかして、当該ランプ制御部400dは、CPU443により、ROM444に予め記憶したランプ制御プログラムを、所定のフローチャート(図示しない)に従い実行し、この実行中において、演出処理部400bからのコマンド制御に基づき、枠ランプFL、両星形状盤ランプ110、装飾図柄保留表示器180及び第1及び第2のステップモータ駆動回路200c、200dを共に或いは選択的に駆動制御するに要する種々の演算処理をする。
以上のように構成した本第1実施形態において、上記パチンコ遊技機がその電源投入により遊技可能な作動状態になると、主制御装置300が、副制御装置400とともに、作動状態になる。これに伴い、主制御装置300のソフトタイマー370がリセットされて計時を開始し、この開始後4(ms)の経過毎に、パルス信号を発生する。このため、主制御装置300は、ソフトタイマー370からのパルス信号の発生毎に、CPU360により、図12のフローチャートに従い上記タイマー割り込みプログラムを繰り返し実行する。
また、副制御装置400の作動開始に伴い、払い出し制御部400a、演出制御部400b、画像制御部400c及びランプ制御部400dが、共に、作動し始める。すると、払い出し制御部400aは、そのCPU413により、上記払い出し制御プログラムの実行を開始し、演出制御部400bは、CPU425により、上記演出制御プログラムの実行を、図25のフローチャートに従い開始し、画像制御部400cが、CPU433により、上記画像表示制御プログラムの実行を開始し、さらに、ランプ制御部400dが、CPU443により、上記ランプ制御プログラムの実行を開始する。
これに伴い、上記パチンコ遊技機は、遊技者による遊技の開始を待つ状態におかれる。しかして、ソフトタイマー370が上記電源投入に基づく主制御装置300の作動開始に伴いパルス信号を発生する毎に、上記タイマー割り込みプログラムの割り込みが実行される。このことは、当該タイマー割り込みプログラムの実行が、主制御装置300の作動開始後4(ms)の経過毎に繰り返され、かつ、上記タイマー割り込みプログラムの実行のための時間が、4(ms)の間、維持されることを意味する。
以上のような状態において、遊技者が、遊技球の払い出しを受けて上記パチンコ遊技機による遊技を開始すると、当該パチンコ遊技機が遊技作動モードにおかれる。以下、この遊技作動モードを、主制御装置側遊技作動モード及び副制御装置側遊技作動モードに分けて説明する。
(A)主制御装置側遊技作動モード
遊技者が、遊技を開始するにあたり、上記パチンコ遊技機のハンドルHを回動操作すれば、遊技球が、順次、上記球発射装置によりガイドレール20を通り遊技領域12内に発射される。
上述のように割り込みを開始したタイマー割り込みプログラムが、第1始動入賞口処理ルーチン500(図12及び図13参照)に進むと、この第1始動入賞口処理ルーチン500の処理は、スタートチャッカー50の始動入賞口51への遊技球の入賞に基づく大当たりの抽選の機会を形成するために、次のようになされる。
上述のように遊技領域12内に順次案内される遊技球の1つがスタートチャッカー50の始動入賞口51に入賞すると、当該遊技球の入賞が第1始動入賞口センサS1により検出される。
このとき、上記タイマー割り込みプログラムが始動入賞口処理ルーチン500のステップ510(図13参照)に進んでおれば、このステップ510において、第1始動入賞口センサS1の検出出力に基づき、遊技球の始動入賞口51への入賞として、YESと判定される。
然る後、Ua<4か否かが、ステップ520において判定される。なお、Uaは、始動入賞口51への遊技球の入賞に伴い第1特別図柄の変動表示を保留する数(以下、第1特別図柄変動表示保留数という)を表す。また、ステップ510では、始動入賞口51への遊技球の入賞がなければ、NOと判定される。
現段階では、Ua=0であるとすれば、ステップ520においてYESと判定されて、次のステップ521において、第1特別図柄変動保留数Uaが次の式(1)に基づき算出される。
Ua=Ua+1・・・(1)
ここで、上述のごとく、Ua=0であることから、第1特別図柄変動保留数Uaは、式(1)に基づき、Ua=1と算出更新される。詳細には、現段階において、特別図柄が、第1或いは第2の特別図柄表示器130或いは140により変動表示されていることを前提として、Ua=1と算出更新される。
ステップ521の処理後、次のステップ522において、第1特別図柄変動保留表示器の駆動処理がなされる。これに伴い、主制御装置300が、CPU360により、現段階における第1特別図柄変動保留数Uaに応じて第1特別図柄変動保留表示器160を駆動する。現段階ではUa=1であるから、第1特別図柄変動保留表示器160は、左端側保留ランプを点灯させる。これにより、遊技者は、特別図柄の変動表示中において、現段階の第1特別図柄変動保留数UaはUa=1になったことを視認し得る。
上述のようなステップ522の処理後、次のステップ523において、セットデータの出力データとしてのセット処理がなされる。ここでは、ステップ521における更新データ(最新の第1特別図柄変動保留数Ua)が出力データとしてセットされる。
然る後、上述のように遊技領域12内に案内される遊技球が、さらに、始動入賞口51に順次入賞すると、これら各遊技球の入賞が、順次、第1始動入賞口センサS1により検出される。
従って、その後、上記タイマー割り込みプログラムが第1始動入賞口処理ルーチン500に進む毎に、ステップ510においてYESと判定され、ステップ520においてYESと判定され、ステップ521において、上述の式(1)に基づき、第1特別図柄変動保留数Uaの加算更新処理がなされる。
このようなステップ521における加算更新処理毎に、ステップ522において第1特別図柄変動保留表示器160が駆動される。例えば、第1特別図柄変動保留数Uaが「1」ずつ増大する毎に、第1特別図柄変動保留表示器160は、上述の点灯済みの保留ランプの右側に順次位置する各保留ランプを順次点灯する。これにより、遊技者は、現段階の第1特別図柄変動保留数Uaの増大を視認し得る。
そして、このようなステップ522の処理毎にステップ523においてステップ521における各新たな更新データが各出力データとして順次セットされる。このような状態において、ステップ521における最新の第1特別図柄変動保留数Uaに基づき、Ua≧4が成立すると、その後、ステップ520において、NOと判定される。
上述のような始動入賞口処理ルーチン500の終了に伴い、上記タイマー割り込みプログラムは、第2始動入賞口処理ルーチン600(図12及び図14参照)に進む。この第2始動入賞口処理ルーチン600の処理は、電動チューリップ60の始動入賞口61への遊技球の入賞に基づく大当たりの抽選の機会を形成するために、次のようになされる。
上述のように遊技領域12内に順次案内される遊技球が電動チューリップ60の始動入賞口61に入賞すると、当該遊技球の入賞が第2始動入賞口センサS2により検出される。
このとき、上記タイマー割り込みプログラムが第2始動入賞口処理ルーチン600のステップ610に進んでおれば、このステップ610において、第2始動入賞口センサS2の検出出力に基づき、遊技球の始動入賞口61への入賞として、YESと判定される。
然る後、Ub<4か否かが、ステップ620において判定される。なお、Ubは、始動入賞口61への遊技球の入賞に伴い第2特別図柄の変動表示を保留する数(以下、第2特別図柄変動表示保留数という)を表す。また、ステップ610では、始動入賞口61への遊技球の入賞がなければ、NOと判定される。
現段階では、Ub=0であるとすれば、ステップ620においてYESと判定されて、次のステップ621において、第2特別図柄変動保留数Ubが次の式(2)に基づき算出される。
Ub=Ub+1・・・(2)
ここで、上述のごとく、Ub=0であることから、第2特別図柄変動保留数Ubは、上述の式(2)に基づき、Ub=1と算出更新される。なお、詳細には、現段階において、特別図柄が、第1或いは第2の特別図柄表示器130或いは140により変動表示されている状態にあることを前提として、Ub=1と算出更新される。
ステップ621の処理後、次のステップ622において、第2特別図柄変動保留表示器の駆動処理がなされる。これに伴い、主制御装置300が、CPU360により、現段階における第2特別図柄変動保留数Ubに応じて第2特別図柄変動保留表示器170を駆動する。
現段階ではUb=1であるから、第2特別図柄変動保留表示器170は、左端側保留ランプを点灯させる。これにより、遊技者は、現段階における特別図柄の変動表示中において、現段階の第2特別図柄変動保留数UbがUb=1になったこと視認し得る。
上述のようなステップ622の処理後、次のステップ623において、セットデータの出力データとしてのセット処理がなされる。ここでは、ステップ621におけるセットデータ(ステップ621にて更新済みの第2特別図柄変動保留数Ubの最新の値)が出力データとしてセットされる。
然る後、上述のように遊技領域12内に順次案内される遊技球が、さらに、始動入賞口61に順次入賞すると、これら各遊技球の入賞が、順次、第2始動入賞口センサS2により検出される。
従って、その後、上記タイマー割り込みプログラムが第2始動入賞口処理ルーチン600に進む毎に、ステップ610においてYESと判定され、ステップ620においてYESと判定され、ステップ621において、式(2)に基づき第2特別図柄変動保留数Ubの加算更新処理がなされる。
このようなステップ621における加算更新処理毎に、ステップ622において第2特別図柄変動保留表示器170が駆動される。例えば、第2特別図柄変動保留数Ubが「1」ずつ増大する毎に、第2特別図柄変動保留表示器170は、上述の点灯済みの保留ランプの右側に順次位置する各保留ランプを順次点灯する。これにより、遊技者は、現段階の第2特別図柄変動保留数Ubの増大を視認し得る。
そして、このようなステップ622の処理毎にステップ623においてステップ621における新たな第2特別図柄変動保留数Ubが各出力データとして順次セットされる。このような状態において、ステップ621における最新の第2特別図柄変動保留数Ubに基づき、Ub≧4が成立すると、その後のステップ620において、NOと判定される。
上述のような第2始動入賞口処理ルーチン600の終了に伴い、上記タイマー割り込みプログラムは、ゲート処理ルーチン700(図12及び図15参照)に進む。このゲート処理ルーチン700の処理は、普通図柄の抽選の機会を形成するために、次のようになされる。
当該ゲート処理ルーチン700では、ステップ710においてスルーゲートの通過か否かが判定される。現段階において、上述のごとく案内された遊技球がスルーゲート70を通過すると、当該通過遊技球がゲートセンサS3により検出される。従って、ステップ710において、ゲートセンサS3の検出出力に基づき、YESと判定される。
ついで、ステップ720において、G<4か否かが判定される。ここで、G<4において、Gは、遊技球のスルーゲート70に対する通過数に対応した保留数(通過保留数)を表す。
現段階において、G=0であれば、ステップ720においてYESと判定される。これに伴い、次のステップ721において、次の式(3)に基づきG=1と加算更新される。なお、このとき、現段階において、普通図柄が、普通図柄表示器150により変動表示されていることを前提に、Ub=1と加算更新される。
G=G+1・・・・(3)
ステップ721における処理後、次のステップ722において、普通図柄保留表示器150の駆動処理がなされる。これに伴い、主制御装置300が、CPU360により、現段階における通過保留数Gに応じて普通図柄保留表示器150を駆動する。現段階ではG=1であるから、普通図柄保留表示器150は、左端側保留ランプを点灯させる。これにより、遊技者は、普通図柄の変動表示中において、現段階の通過保留数GはG=1であること視認し得る。
上述のようなステップ722の処理後、次のステップ723において、セットデータの出力データとしてのセット処理がなされる。ここでは、ステップ721におけるセットデータ(ステップ721にて更新済みの最新のスルーゲート70に対する通過保留数G)が出力データとしてセットされる。
然る後、上述のように遊技領域12内に順次案内される遊技球が、さらに、スルーゲート70を順次通過すると、これら通過遊技球が、順次、ゲートセンサS3により検出される。
従って、その後、上記タイマー割り込みプログラムがゲート処理ルーチン700に進む毎に、ゲートセンサS3から順次生ずる検出出力に基づき、ステップ710においてYESと判定され、ステップ720にてYESと判定され、ステップ721において式(3)に基づき通過保留数Gの加算更新がなされる。
このようなステップ721における加算更新処理毎に、ステップ722において普通図柄保留表示器150が駆動される。例えば、通過保留数Gが「1」ずつ増大する毎に、普通図柄保留表示器150は、上述の点灯済みの保留ランプの右側に順次位置する各保留ランプを順次点灯する。これにより、遊技者は、現段階の通過保留数Gの増大を視認し得る。
そして、このようなステップ722の処理毎に、ステップ723において、ステップ721におけるにおける各新たな通過保留数Gが各出力データとして順次セットされる。このような状態において、ステップ721における最新の通過保留数Gに基づき、G≧4が成立すると、その後のステップ720において、NOと判定される。
然る後、上記タイマー割り込みプログラムが次の賞球処理ルーチン800(図12参照)に進むと、この賞球処理ルーチン800においては、上述した遊技球の始動入賞口51或いは61への入賞数に応じた賞球コマンド或いは遊技球のスルーゲート70に対する通過数に応じたコマンドが設定される。
ついで、上記タイマー割り込みプログラムが特別図柄処理ルーチン900(図12及び図16参照)に進むと、ステップ910(図16参照)において、大当たり遊技中か否かが判定される。現段階において、現遊技状態が、大当たり抽選の結果大当たりとなった後の大入賞口開放遊技状態にあれば、大当たり遊技中であることから、ステップ910においてYESと判定される。このため、特別図柄処理ルーチン900は、新たな特別図柄の変動を開始することなく、エンドステップに進む。
一方、現段階において大当たり遊技中でないことからステップ910の判定がNOとなる場合には、次のステップ920において特別図柄変動中か否かが判定される。現段階において、ステップ980における特別図柄変動開始処理がなされていなければ、特別図柄は変動中でないことから、ステップ920における判定はNOとなり、ステップ930において、Ua≧1か否かが判定される。
ここで、第1始動入賞口処理ルーチン500(図13参照)のステップ521における最新の第1特別図柄変動保留数Uaが、Ua≧1であれば、ステップ930にてYESと判定される。
これに伴い、ステップ931において、第1特別図柄変動保留数Uaが、次の式(4)に基づき、減算更新される。
Ua=Ua−1・・・・(4)
その後、ステップ932における第1特別図柄変動保留表示器の保留ランプ消灯処理において、第1特別図柄変動保留表示器160の各保留ランプのうち右端側点灯保留ランプが、主制御装置300のCPU360により消灯される。
このことは、その後最初に行われるであろう第1特別図柄変動保留表示器160に基づく特別図柄の変動表示の保留が、1つ、消化されることを意味する。
一方、上述したステップ930において、Ua=0であるために、NOと判定される場合には、次のステップ940において、Ub≧1か否かが判定される。現段階において、Ub=0であれば、ステップ940における判定はNOとなる。即ち、現段階では、遊技球が、始動入賞口61及び始動入賞口51のいずれにも入賞していないことから、特別図柄処理ルーチン900は、エンドステップに進む。
また、上述のように特別図柄処理ルーチン900がステップ940に進んだとき、最新の第2特別図柄変動保留数Ub(図14のステップ621参照)が、Ub≧1であれば、当該ステップ940においてYESと判定される。これに伴い、次のステップ941において、第2特別図柄変動保留数Ubが、次の式(5)に基づき、減算更新される。
Ub=Ub−1・・・・(5)
その後、ステップ942における第2特別図柄変動保留表示器の保留ランプ消灯処理において、第2特別図柄変動保留表示器170の各保留ランプのうち右端側点灯保留ランプが、主制御装置300のCPU360により消灯される。
このことは、その後、最初に行われるであろう第2特別図柄変動保留表示器170に基づく特別図柄の変動表示の保留が、1つ、消化されることを意味する。
上述のようにステップ932或いはステップ942の処理がなされると、特別図柄処理ルーチン900は、大当たり判定処理サブルーチン950(図16及び図17参照)に進む。すると、図17のステップ951において、大当たりか否かが判定される。
しかして、上述したステップ510(図13参照)或いは610(図14参照)にてYESとの判定のもとになされる大当り抽選の結果がはずれであれば、ステップ951における判定がNOとなる。これに伴い、次のステップ952におけるはずれ図柄セット処理において、はずれ図柄がセットされる。
ステップ510(図13参照)或いは610(図14参照)にてYESとの判定のもとになされる大当り抽選の結果が大当たりであれば、ステップ953において、確変図柄か否か判定される。
ここで、大当り抽選の結果が大当たりであることに伴い、確変図柄が選択されていれば、ステップ953における判定がYESとなる。このため、次のステップ954における確変図柄セット処理において、確変図柄がセットされる。
一方、ステップ953における判定がNOとなる場合には、ステップ955における通常図柄セット処理において、通常図柄がセットされる。
このようにして大当たり判定処理サブルーチン950の処理が終了すると、特別図柄処理ルーチン900は、次の変動パターン選択処理サブルーチン960(図16及び図18参照)に進む。すると、ステップ961において、大当たりか否かが判定される。ここで、ステップ510(図13参照)或いはステップ610(図14参照)におけるYESとの判定のもとになさる大当たり抽選の結果が大当たりであれば、ステップ961においてYESと判定される。
一方、ステップ961において大当たりでないためにNOと判定されると、次のステップ962においてリーチか否かが判定される。ここで、リーチであれば、ステップ962における判定はYESとなる。
上述のように、ステップ961或いはステップ962における判定がYESになると、次のステップ964において、変動パターンセット処理がなされる。ここでは、大当たり用変動パターン或いはリーチ用変動パターンがセットされる。なお、当該大当たり用変動パターン及びリーチ用変動パターンは読み出し可能にROM380に予め記憶されている。
また、ステップ962における判定がNOの場合には、大当たりでもなくリーチでもなくはずれであることから、次のステップ963におけるはずれ遊技コマンドセット処理において、はずれ遊技コマンドがセットされる。
以上のようにして変動パターン選択処理サブルーチン960の処理が終了すると、次のステップ970(図16参照)における図柄変動開始コマンドセット処理において、特別図柄の図柄変動開始コマンドがセットされる。
ついで、ステップ980における変動開始処理において、主制御装置300が、CPU360により、ステップ970にてセットされた図柄変動開始コマンドに基づき、ステップ964でセット済みの大当たり用変動パターンを変動表示するように、第1特別図柄表示器130或いは第2特別図柄表示器140を駆動する。
このため、第1特別図柄表示器130或いは第2特別図柄表示器140は、当該大当たり用変動パターンに基づき特別図柄の変動表示を行う。なお、始動入賞口51への遊技球の入賞を前提とする場合には、第1特別図柄表示器130が特別図柄の変動表示を行い、始動入賞口61への遊技球の入賞を前提とする場合には、第2特別図柄表示器140が特別図柄の変動表示を行う。
ステップ980の処理後、ステップ980aにおける変動時間計時開始処理において、特別図柄の変動時間の計時が開始される。ここで、この変動時間の計時は、主制御装置300に内蔵の他のソフトタイマーにより行われる。
然る後、特別図柄処理ルーチン900が再びステップ920に進んだとき、YESと判定されると、次のステップ990において、変動時間の終了か否かが判定される。現段階において、ステップ980aで変動時間の計時開始をされた特別図柄の変動時間が未だ所定の特別図柄変動時間に達していなければ、ステップ990における判定はNOとなる。
このような状態において、特別図柄処理ルーチン900が、その後、少なくとも1回、ステップ990に進んだとき、ステップ980aで変動時間計時開始された特別図柄の変動時間が上記所定の特別図柄変動時間に達していれば、当該ステップ990において、YESと判定される。すると、次のステップ990aにおける図柄変動停止コマンドセット処理において、図柄変動停止コマンドがセットされる。
これに伴い、次のステップ990bにおける変動停止処理において、主制御装置300が、ステップ990aにおいてセット済みの図柄変動停止コマンドに基づき、CPU360により、上述した第1特別図柄表示器130或いは第2特別図柄表示器140による特別図柄の変動表示を停止させる。
ステップ990bの処理後、ステップ990cにおける変動時間のリセット処理において、上記所定の特別図柄変動時間がリセットされて、特別図柄処理ルーチン900は、停止中処理サブルーチン990d(図16及び図19参照)に進む。
この停止中処理サブルーチン990dでは、ステップ991において、大当たりか否かにつき判定される。ここで、ステップ964(図18参照)にてセット済みの変動パターンが大当たり用変動パターン(ステップ510(図13参照)或いはステップ610(図14参照)におけるYESとの判定のもとになさる大当たり抽選の結果が大当たり)であれば、当該ステップ991においてYESと判定される。これに伴い、停止中処理サブルーチン990dは、次の確変遊技状態設定処理サブルーチン992(図19及び図20参照)に進む。
当該確変遊技状態設定処理サブルーチン992においては、図20のステップ992aにおいて、確変図柄か否かについて判定される。現段階において、ステップ954(図17参照)にて確変図柄がセットされていれば、当該ステップ992aにおいてYESと判定される。
これに伴い、次のステップ992bにおける確変遊技状態セット処理において、遊技状態が確変遊技状態(第1高確率遊技状態)にセットされる。
ここで、上記第1高確率遊技状態とは、特別図柄の当選確率が通常遊技状態における確率(1/300)よりも高い確率(1/30)であること、及び電動チューリップ60の開放パターンが上記通常遊技状態よりも入賞し易い開放パターン(特別図柄を30(秒)変動表示した後電動チューリップ60を3(秒)開放するパターン)であることの双方の遊技状態をいう。
また、上述のステップ992aにおける判定がNOとなる場合には、ステップ992cにおいて、遊技状態が通常遊技状態にセットされる。
しかして、上述のようにステップ992b或いは992cの処理が終了すると、停止中処理ルーチン990dは、確変遊技状態設定処理サブルーチン992のエンドステップからステップ993(図19参照)に進む。すると、当該ステップ993における大当たり開始コマンドセット処理において、大当たり遊技を開始するための大当たり開始コマンドがセットされる。
ついで、次のステップ994における大当たり開始処理において、アタッカー100が、CPU360による制御のもとに駆動される。即ち、アタッカー100が、大入賞口102の開閉を、大当たり開放パターンに基づき繰り返す。換言すれば、アタッカー100は、大入賞口102を、15ラウンドに亘り、1ラウンド毎に、遊技球を9個入賞させ或いは30(秒)の経過まで開放する。
これに伴い、上述のように遊技領域12内に案内された遊技球が、多数、大入賞口102に入賞し易くなる。その結果、遊技者は、多数の遊技球を賞球として獲得するチャンスを得ることが可能となる。
上述したステップ994の処理後、次のステップ995における大当たり開始信号出力処理において、大当たり遊技の開始を表す大当たり開始信号が、主制御装置300により、CPU360でもって、副制御装置400に出力される。
以上のようにして特別図柄処理ルーチン900の処理が終了すると、上記タイマー割り込みプログラムは、普通図柄処理ルーチン1000(図12及び図21参照)に進む。すると、ステップ1100において、普通図柄の変動中か否かが判定される。
現段階の遊技状態が、普通図柄の変動中でなければ、ステップ1100におけるNOとの判定後、ステップ1200において、G≧1か否かにつき判定される。ここで、ゲート処理ルーチン700(図15参照)のステップ710における最新の通過保留数GがG=0であれば、ステップ1200における判定はNOとなる。これに伴い、普通図柄の抽選開始のための入賞がないということから、普通図柄処理ルーチン1000は、エンドステップに進む。
一方、ステップ1200において、G≧1が成立すれば、YESと判定された後、ステップ1210において、次の式(6)に基づき、通過保留数Gが「1」だけ減算更新される。
G=G−1・・・・(6)
然る後、ステップ1211における普通図柄保留ランプの消灯処理において、普通図柄保留表示器150の各保留ランプのうち右端側点灯保留ランプが、主制御装置300のCPU360により消灯される。このことは、その後最初に行われる普通図柄保留表示器50に基づく普通図柄の変動表示の保留が、1つ、消化されることを意味する。
ついで、ステップ1300において当たりか否かにつき判定される。即ち、現段階において、当たり、即ち、普通図柄の抽選における当選であれば、ステップ1300における判定はYESとなる。これに伴い、次のステップ1310における当たり図柄セット処理において、普通図柄のうちの当たり図柄がセットされる。また、ステップ1300における判定がNOとなる場合には、ステップ1320におけるハズレ図柄セット処理において、普通図柄のうちのハズレ図柄がセットされる。
ステップ1310或いは1320における処理後、ステップ1400において、確変遊技状態のセットか否かにつき判定される。現段階においてステップ992b(図20参照)にて確変遊技状態がセットされていれば、ステップ1400においてYESと判定された後、ステップ1410において、普通図柄の変動時間が3(秒)にセットされる。一方、ステップ1400における判定がNOとなるときには、現段階の遊技状態が通常遊技状態であることから、ステップ1420において、普通図柄の変動時間が29(秒)とセットされる。
このようにして、ステップ1410或いはステップ1420の処理がなされた後は、ステップ1430における変動開始処理において、普通図柄表示器120が、ステップ1410にてセット済みの当たり図柄或いはステップ1420にてセット済みのハズレ図柄の変動表示を、ステップ1410或いはステップ1420におけるセット処理に基づき開始する。これに伴い、次のステップ1440における変動時間計時開始処理において、主制御装置300に内蔵の他のソフトタイマーがリセットされて普通図柄の変動時間の計時を開始する。
然る後、普通図柄処理ルーチン1000が再びステップ1100に進むと、ステップ1430において既に普通図柄の変動開始済みであることから、当該ステップ1100においてYESと判定される。すると、ステップ1500において変動時間終了か否かが判定される。ここで、ステップ1440において計時開始済みの上記ソフトタイマーの計時時間が、上記変動時間(ステップ1410或いはステップ1420におけるセット時間)に達していなければ、ステップ1500における判定はNOとなる。
このような状態において、普通図柄処理ルーチン1000が、その後、少なくとも1回以上、ステップ1500に進んだとき、ステップ1430において計時開始済みの上記ソフトタイマーの計時時間が上記所定の変動時間に達していれば、ステップ1500においてYESと判定される。
これに伴い、ステップ1510における変動停止処理において、ステップ1430において開始した当たり図柄或いはハズレ図柄の変動表示が普通図柄表示器120において停止される。なお、ステップ1520において、上記変動時間(ステップ1410或いはステップ140におけるセット時間)のリセットがなされる。これに伴い、現在の遊技状態を保持したまま普通図柄処理ルーチン1000の処理が終了する。
以上のようにして普通図柄処理ルーチン1000の処理が終了すると、上記タイマー割り込みプログラムは、大入賞口処理ルーチン2000(図12及び図22参照)に進む。これに伴い、ステップ2100にて大当たり遊技中か否かが判定される。
現段階において、ステップ994(図19参照)において大当たり開始処理がなされていなければ、現段階における遊技状態は大当たり遊技中でないことから、ステップ2100においてNOと判定される。
一方、現段階において、ステップ994において大当たり開始処理済みであれば、現段階における遊技状態は大当たり遊技中であることから、ステップ2100における判定はYESとなる。
このようにステップ2100における判定がYESになると、次のステップ2200において、現段階の遊技状態は、大当たり遊技におけるオープニング中か否かが判定される。ここで、「オープニング中」とは、大当たり遊技の開始に伴い当該大当たり遊技の開始を表すオープニング演出中であることをいう。
現段階において、大当たり遊技状態が上記オープニング中であれば、ステップ2200においてYESと判定された後、ステップ2300において、オープニング時間経過か否かが判定される。ここで、「オープニング時間経過」とは、所定のオープニング時間の経過をいう。
現段階において、この所定のオープニング時間が未だ経過していなければ、ステップ2300における判定はNOとなる。なお、上記所定のオープニング時間は、主制御装置300に内蔵の他のソフトタイマーにより計時される。
ステップ2300におけるNOとの判定後、大入賞口処理ルーチン2000が、少なくとも1回以上、ステップ2300に進んだとき、上記所定のオープニング時間が経過していれば、当該ステップ2300において、YESと判定される。そして、次のステップ2310において、ラウンド数Rが、次の式(7)に基づき、「1」だけ、加算更新される。なお、このラウンド数Rは、大当たり遊技のラウンド数を表す。
R=R+1・・・・・(7)
このようにしてステップ2310における処理が終了すると、当該ステップ2310における更新ラウンド数Rのもとに、ステップ2320における大入賞口開放処理において、アタッカー100が、上記大当たり開放パターンに基づき、大入賞口扉101にて、CPU360による制御のもと、大入賞口アクチュエータ103により駆動されて、大入賞口102を開放する。これにより、上述のように遊技領域12内に案内される遊技球が、大入賞口102に入賞し易くなる。その結果、遊技者は、多くの賞球の獲得を期待できる。
ステップ2320における開放処理後、ステップ2330において、開放時間経過か否かが判定される。ここで、当該開放時間経過とは、大入賞口102に対する所定の開放時間の経過をいい、この所定の開放時間は、大当たりの場合には30(秒)に設定されている。現段階において、この所定の開放時間が未だ経過していなければ、ステップ2330においてNOと判定される。本第1実施形態では、上述の所定の開放時間は、主制御装置300に内蔵の他のソフトタイマーが、リセットされて開放時間の計時を開始する。
ステップ2330におけるNOとの判定に伴い、次のステップ2340において、C≧9か否かについて判定される。ここで、C≧9において、Cは、大入賞口102への遊技球の入賞数をいい、「9」は、当該入賞数の上限値をいう。現段階では、入賞数Cが「9」達していなければ、ステップ2340における判定はNOとなる。
然る後、30(秒)の経過によるステップ2330におけるYESとの判定或いは大入賞口センサS5による遊技球の検出個数(9個)によるステップ2340におけるYESとの判定がなされると、ステップ2341における大入賞口閉鎖処理において、アタッカー100は、上述のごとく、大入賞口102を閉鎖する。
このように大当たり遊技における大入賞口閉鎖処理がなされると、次のステップ2400において、R=15か否かが判定される。本第1実施形態では、大当たり遊技において、ラウンド数Rの上限回数は、上述のごとく、15である。従って、現段階において、R<15であれば、ステップ2400においてNOと判定される。
然る後、大入賞口処理ルーチン2000が、再度、ステップ2200に進むと、現段階では、既に、大当たり遊技の開始に伴うオープニング演出が終了していることから、ステップ2200において、NOと判定される。すると、ステップ2500において開放中か否かが判定される。現段階では、大入賞口102が、上述のごとく、ステップ2310における更新ラウンド数R<15を前提に、ステップ2341における大入賞口閉鎖処理のもとに、閉鎖済みである。従って、ステップ2500においてNOと判定される。
これに伴い、次のステップ2600において、エンディング中か否かが判定される。このエンディングは、大当たり遊技における15ラウンドの終了後に演出されるものであるから、現段階では、エンディングは開始されていない。従って、ステップ2600における判定はNOとなる。
ついで、ステップ2700において、インターバル時間経過か否かが判定される。本第1実施形態において、当該インターバル時間とは、大当たり遊技における各ラウンド間の所定の経過時間(先行ラウンドにおける大入賞口102の閉鎖後後続ラウンドにおける当該大入賞口102の開放までの時間)をいう。なお、上記所定の経過時間は、主制御装置300に内蔵の他のソフトタイマーにより計時される。
しかして、現段階では、上述のようにステップ2341にて大入賞口102を閉鎖した後の経過時間が、未だ、上記インターバル時間を経過していないことから、ステップ2700における判定はNOとなる。
然る後、大入賞口ルーチン2000が、少なくとも1回以上、ステップ2700に進んだときに、上記インターバル時間が経過しておれば、当該ステップ2700において、上述の他のソフトタイマーの計時時間に基づきYESと判定される。
なお、両ステップ2330、2340におけるNOとの各判定後にステップ2200を通りステップ2500に達したときには、当該ステップ2500における判定はYESとなり、ステップ2330における判定がなされる。
上述のようにステップ2700における判定がYESになると、ステップ2310において、ラウンド数Rが、式(7)に基づき、「1」だけ、さらに加算更新される。ついで、ステップ2320〜ステップ2341における処理が、上述と同様に繰り返され、これによって、大入賞口102が上述と同様に開放されて閉鎖される。
然る後、ステップ2400〜ステップ2700の処理が上述と同様に繰り返され、インターバル時間の経過のもとにステップ2700における判定がYESになると、ステップ2310におけるラウンド数Rの加算更新処理が同様になされる。以後、上述のような処理が、ステップ2310におけるラウンド数Rの加算更新毎に繰り返される。
このような状態において、ステップ2310における最新の更新ラウンド数RがR=15になったとき、その後のステップ2400においてYESと判定される。これに伴い、ステップ2410において、ラウンド数R=0とクリアされる。
ついで、次のステップ2420におけるエンディング処理において、大当たり遊技の終了を表すエンディング演出を演出画像表示装置190において後述のごとく開始させる処理がなされる。
なお、このエンディング演出の時間、即ち、所定のエンディング時間は、当該主制御装置300に内蔵の他のソフトタイマーにより計時される。現段階では、上記所定のエンディング時間は経過していないことから、ステップ2800においてNOと判定される。
然る後、大入賞口処理ルーチン2000が両ステップ2200、2500を通りステップ2600に達したとき、エンディング中であれば、YESと判定される。その後、ステップ2800においてYESと判定されると、次のステップ2900(図23参照)において、確変遊技状態のセットか否かが判定される。
しかして、ステップ992b(図20参照)において確変遊技状態がセットずみであれば、当該ステップ2900における判定はYESとなる。これに伴い、次のステップ2910における開放時間セット処理において、大入賞口102の開放時間が3.5(秒)にセットされる。一方、ステップ2900における判定がNOとなる場合には、現段階の遊技状態が確変遊技状態ではなく通常遊技状態であることから、次のステップ2920における開放時間セット処理において、大入賞口102の開放時間が0.2(秒)にセットされる。
しかして、ステップ2910或いは2920の処理後、次のステップ2930における大入賞口開放処理において、大入賞口102が、主制御装置300のCPU360による制御のもとに、3.5(秒)或いは0.2(秒)の間、大入賞口チューアクチュエータ102により駆動されて、開放される。これにより、遊技者は、大入賞口102への遊技球の入賞でもって、さらなる大当たり獲得を期待し得る。
ステップ2930の処理後、ステップ2900において開放時間経過か否かが判定される。これに伴い、大入賞口102の開放時間が、ステップ2910或いは2920でのセット開放時間だけ経過していなければ、ステップ2940においてNOと判定される。なお、大入賞口102の開放時間の経過は、主制御装置300に内蔵の他のソフトタイマーにより計時される。
然る後、ステップ2940に達したときステップ2910或いは2920でのセット開放時間が経過していれば、当該ステップ2940においてYESと判定される。これに伴い、ステップ2950における大入賞口閉鎖処理において、大入賞口102が、主制御装置300のCPU360による制御のもとに、閉じる。
ついで、ステップ2950の処理後、次のステップ2960において、所定回数か否かが判定される。ここで、上記所定回数とは、大入賞口102が、確変遊技状態において開放される回数をいう。
しかして、大入賞口102の開放回数が上記所定回数に達していなければ、ステップ2960における判定はNOとなる。これに伴い、大入賞口102の開放回数が上記所定回数に達するまで、ステップ2930〜ステップ2950の処理が繰り返される。これにより、上述したさらなる大当たり獲得への期待が高まる。
なお、本第1実施形態においては、ステップ2800におけるYESとの判定に伴い、大当たりエンディングを表すコマンドがセットされる。また、ステップ2960における判定ごとに大入賞口開閉を表すコマンドがセットされる。
このようにして大入賞口処理ルーチン2000が終了すると、上記タイマー割り込みプログラムは、次の電チュー処理ルーチン3000(図12、図24参照)に進む。これに伴い、ステップ3100において、オープニング中か否かが判定される。なお、当該オープニング中とは、演出画像表示装置190においてなされるオープニング演出中にあることをいう。
現段階において、オープニング演出がなされておれば、ステップ3100にてYESと判定された後、次のステップ3200において、オープニング時間経過か否かが判定される。ここで、当該オープニングの経過は、所定のオープニング時間の経過でもって判定される。現段階において、当該所定のオープニング時間が未だ経過していなければ、ステップ3200における判定はNOとなる。なお、当該オープニング時間の経過は、主制御装置300に内蔵の他のソフトタイマーによる上記所定のオープニング時間の計時結果により判定される。
然る後、電チュー処理ルーチン3000が、少なくとも1回以上、ステップ3200に達したとき、YESと判定されれば、次のステップ3300において、確変遊技状態のセットか否かについて判定される。
しかして、現段階においてステップ992b(図20参照)にて確変遊技状態がセットされていれば、ステップ3300においてYESと判定される。これに伴い、次のステップ3310における開放時間セット処理において、電動チューリップ60の開放時間が3.5(秒)にセットされる。一方、ステップ992c(図20参照)にて通常遊技状態がセットされていれば、ステップ3300においてNOと判定される。これに伴い、次のステップ3320における開放時間セット処理において、電動チューリップ60の開放時間が0.2(秒)にセットされる。
ステップ3310或いは3320の処理後、次のステップ3330における電チュー開放処理において、電動チューリップ60が、主制御装置300のCPU360による制御のもとに、3.5(秒)或いは0.2(秒)の間、電チューアクチュエータ62により駆動されて、開く。これに伴い、電動チューリップ60の始動入賞口61が開放される。これにより、遊技者は、電動チューリップ60を介する始動入賞口61への遊技球の入賞の増大を期待し得る。
ステップ3330における処理後、ステップ3400において開放時間経過か否かが判定される。これに伴い、電動チューリップ60の開放時間が、所定の開放時間だけ経過していなければ、ステップ3400においてNOと判定される。なお、電動チューリップ60の開放時間の経過は、主制御装置300に内蔵の他のソフトタイマーによる上記所定の開放時間の計時でもってなされる。
然る後、電チュー処理ルーチン3000が、少なくとも1回以上、ステップ3400に達したとき、上記所定の開放時間が経過していれば、当該ステップ3400において、上記他のソフトタイマーによる上記所定の開放時間の計時結果に基づきYESと判定される。
これに伴い、ステップ3410における電チュー閉鎖処理において、電動チューリップ60が、主制御装置300のCPU360による制御のもとに、電チューアクチュエータ62により駆動されて、始動入賞口61への遊技球の入賞を規制するように閉じる。
上述のように電チュー処理ルーチン3000の処理が終了すると、上記タイマー割り込みプログラムは、出力処理ルーチン4000(図12参照)に進む。この出力処理ルーチン4000においては、第1始動入賞口処理ルーチン500〜電チュー処理ルーチン3000の各処理においてなされた第1及び第2の第1始動入賞口センサS1、S2の各検出出力、普通入賞口センサS4の検出出力及び大入賞口センサS5の検出出力その他のセンサ群Sからの各検出出力その他の種々の処理データが、各種のコマンドを含め、遊技データとして、副制御装置400の払い出し制御部400a及び演出制御部400bに対し送信出力される。
ここで、出力処理ルーチン4000における出力処理は、上記タイマー割り込みプログラムの当該出力処理ルーチン4000への到達毎になされる。従って、例えば、ステップ970にてセット済みの図柄変動開始コマンドは、そのセット後の最初の出力処理ルーチン4000の処理の際に出力され、また、ステップ990aにてセット済みの図柄変動停止コマンドは、そのセット後の最初の出力処理ルーチン4000の処理の際に出力される。
(B)副制御装置側遊技作動モード
以上のような主制御装置側遊技作動モードの処理にあわせて、副制御装置400においては、払い出し制御部400aが払い出し遊技作動モードにおかれるとともに、演出制御部400bが、画像制御部400c及びランプ制御部400dとともに、演出遊技作動モードにおかれる。
(1)払い出し遊技作動モード
上述のように副制御装置400の払い出し制御部400aが上記払い出し制御プログラムの実行を開始した後において、各種遊技データが上述のごとく主制御装置400から出力処理ルーチン5000から副制御装置400に出力されると、当該各種遊技データが払い出しデータ(大入賞口センサS5の検出出力等)を含んでおれば、払い出し制御部400aが、CPU413にて、当該払い出しデータをI/F411を介し入力されて遊技球の払い出し処理を行い、払い出し出力をO/F412から払い出しモータMに出力する。このため、上記払い出し機構が、払い出しモータMの駆動のもとに、所定の払い出し条件に応じて、遊技球を払い出す。
(2)演出遊技作動モード
上述のように副制御装置400の演出制御部400bが、そのCPU425により、図25のフローチャートに従い上記演出制御プログラムの実行を開始する。すると、次の各種入力処理ルーチン5000において、主制御装置300から上述のように出力された各種遊技データが、演出制御部400bに入力される。
上述のようにして各種入力処理ルーチン5000の処理が終了すると、次の表示処理ルーチン6000(図25及び図26参照)の処理が行われる。しかして、この表示処理ルーチン6000の処理では、ステップ6100(図26参照)において、遊技データの受信か否かが判定される。
現段階において、当該遊技データが演出制御部400bに送信により出力されておれば、ステップ6100においてYESと判定される。なお、遊技データの演出制御部400bへの送信出力がなければ、ステップ6100においてNOと判定され、表示処理ルーチン6000はエンドステップ(図26参照)に進む。
上述のようにステップ6100における判定がYESになると、次のステップ6200において、演出画像表示装置190用演出表示データ、装飾図柄保留表示器180用点消灯データ又は保留図柄Rp(図2参照)用図柄表示或いはその消滅のデータがあるか否かが判定される。
しかして、上記受信遊技データ中に上記演出表示データ、上記点消灯データまたは保留図柄Rp用図柄表示或いはその消滅のデータがあれば、ステップ6200における判定はYESとなる。
これに伴い、次のステップ6210における演出表示処理において、演出画像表示装置190が、上記演出表示データに基づく演出制御部400bによる制御のもとに、画像制御部400cのCPU433により制御される表示駆動回路192により駆動されて、表示パネル191にて、特別図柄の変動や大当たり開放パターンの変動等に対応する装飾図柄の変動でもって現段階の遊技状態に応じた演出表示内容を表示する。なお、上記点消灯データまたは保留図柄Rp用図柄表示或いはその消滅のデータに基づく演出表示も演出画像表示装置190によりなされる。
ステップ6210における処理後、上記受信遊技データ中に上記点消灯データがあれば、次のステップ6220において、第1特別図柄変動表示保留数に応じた装飾図柄保留表示器の駆動処理がなされる。
これに伴い、装飾図柄保留表示器180が、上記点消灯データに基づく演出制御部400bによる制御のもとに、ランプ制御部400dのCPU443により駆動制御されて、各装飾ランプ181を、第1特別図柄変動保留数Uaに応じて左端側から点灯或いは右端側から消灯させる。
これにより、遊技者は、現段階における第1特別図柄変動保留数Uaの変化を視認し得る。なお、各装飾ランプ181の点消灯は、第1特別図柄変動保留表示器160の各保留ランプ161の点消灯に対応する。
ステップ6220における処理後、上記受信遊技データ中に上記図柄表示或いはその消滅のデータがあれば、次のステップ6230において、第2特別図柄変動表示保留数に応じた各保留図柄の選択的表示処理がなされる。
この選択的表示処理では、演出画像表示装置190が、上記図柄表示或いはその消滅のデータに基づく演出制御部400bによる制御のもとに、画像制御部400cのCPU433により制御される表示駆動回路192により駆動されて、表示パネル191にて、各保留図柄Rpを、第2特別図柄変動保留数Ubに応じて上端側から表示し、下端側から消滅させる(図2或いは図3参照)。
これにより、遊技者は、現段階における第2特別図柄変動保留数Ubの変化を視認し得る。なお、各保留図柄Rpの表示及び消滅は、第2特別図柄変動保留表示器170の各保留ランプ171の点灯及び消灯に対応する。
上述のように表示処理ルーチン6000の処理が終了すると、次の演出処理ルーチン7000(図25及び図27〜図30参照)の処理がなされる。
しかして、当該演出処理ルーチン7000では、ステップ7100において遊技データの受信か否かが判定される。ここで、遊技データが演出制御部400bにより受信されておれば、ステップ7100においてYESと判定される。なお、遊技データの演出制御部400bにおける受信がなければ、ステップ7100においてNOと判定され、演出処理ルーチン7000はエンドステップ(図28参照)に進む。
上述のように、ステップ7100においてYESと判定されると、次のステップ7200において、特別図柄変動に対応する装飾図柄変動中か否かが判定される。しかして、当該装飾図柄変動中であれば、ステップ7200においてYESと判定される。
一方、特別図柄変動に対応する装飾図柄変動中でないために、ステップ7200にてNOと判定されると、次のステップ7300において可動演出装置は初期位置にあるか否かが判定される。現段階において、可動演出装置200が初期位置にあれば、当該ステップ7300においてYESと判定される。
このようにステップ7300における判定がYESになると、次のステップ7310において、第1及び第2のステップモータの正転駆動処理がなされる。この正転駆動処理においては、第1ステップモータ226を正転駆動するための第1ステップモータ用正転信号及び第2ステップモータ270aを正転駆動するための第2ステップモータ用正転信号がランプ制御部400dによりそのCPU443でもって第1ステップモータ駆動回路200c及び第2ステップモータ駆動回路200dに出力される。
これに伴い、第1ステップモータ226が、第1ステップモータ用正転信号に基づき第1ステップモータ駆動回路200cにより駆動されて正転するとともに、第2ステップモータ270aが、第2ステップモータ用正転信号に基づき第2ステップモータ駆動回路200dにより駆動されて正転する。
ここで、第1ステップモータ226の正転方向は、図9にて被動歯車223を矢印Arの示す方向へ回転させる方向に対応する。また、第2ステップモータ270aの正転方向は、副可動装飾部材200bを、ピン264を基準として、図4にて図示時計方向へ回動させる方向に対応する。
しかして、上述のように第1ステップモータ226が正転すると、ウォーム歯車である駆動歯車225が当該第1ステップモータ226と同一方向に回転し、中間歯車224が、大径歯車部224aの駆動歯車225との噛合のもとに図9にて図示反時計方向に回転し、被動歯車223が、中間歯車224の小径歯車部224bとの噛合のもとに、図9にて矢印Arにて示す方向(図示時計方向)に回転する。これにより、可動役物220の役物本体220aが、表側星形板221にて、被動歯車223に連動して、図8にて図示矢印Arにより示す方向に回転する。
また、上述のように第2ステップモータ270aが正転すると、ピニオン歯車270bが、当該第2ステップモータ270aと同一方向に回転し、セクター歯車部261bが、ピニオン歯車270bとの噛合のもとに、ピン264を基準として、図4にて図示反時計方向(図5にて図示時計方向)へ回動する。このことは、副可動装飾部材200bが、ピン264を基準として、図4にて図示反時計方向へ傾動することを意味する。
これに伴い、主可動装飾部材200aが、そのピン211cにて、副可動装飾部材200bによりその長孔部261c内にて相対移動しながら案内されて、図5にて図示反時計方向(図4にて図示時計方向)へ傾動する。
このような段階では、ステップ7310の処理の直後であって、可動演出装置200が演出位置(図3参照)には達していないことから、ステップ7400においてNOと判定される。以後、両ステップ7310、7400の循環処理過程において、主可動装飾部材200aが、第2ステップモータ270aのさらなる正転に伴い、副可動装飾部材200bとともに、さらに傾動する。
然る後、演出位置センサS7が、セクター歯車部261bの外周突出部t(図5参照)を検出すると、この演出位置センサS7の検出出力が副制御装置400に出力される。このため、ステップ7400においてYESと判定される。このことは、可動演出装置200は、主可動装飾部材200a及び副可動装飾部材200bにて、図3にて示す位置、即ち演出位置に達したことを意味する。
これに伴い、次のステップ7410における第1及び第2のステップモータの正転駆動停止処理において、第1ステップモータ226及び第2ステップモータ270aの各正転が停止される。このため、可動演出装置200は、可動役物220の停止のもとに、主可動装飾部材200a及び副可動装飾部材200bにて、表示パネル191の右前側において演出位置に維持され得る。
上述のように、遊技者の遊技中において、突然、可動演出装置200が、その演出作動のもとに、主可動装飾部材200a及び副可動装飾部材200bにて、初期位置から演出位置に傾動すると、遊技者は、遊技盤Baの中央開口部13を通し、表示パネル191の右前側にて、当該可動演出装置200を突然に視認することとなる。このため、遊技者は、何らかの有利な遊技状態の到来を期待して、遊技を続行する状態におかれ得る。なお、上述した主可動装飾部材200a及び副可動装飾部材200bの傾動は、可動演出装置200の移動に対応する。
ステップ7410の処理後、ステップ7500(図28参照)において装飾図柄変動終了か否かが判定される。現段階において、特別図柄変動に対応する装飾図柄変動中であれば、ステップ7500におけるNOとの判定後、演出処理ルーチン7000はエンドステップ(図28参照)に進む。
一方、上述したステップ7500において、特別図柄変動に対応する装飾図柄変動が終了していれば、YESと判定される。これに伴い、次のステップ7510における第2ステップモータ逆転駆動処理において、第2ステップモータ270aを逆転駆動するための第2逆転信号がランプ制御部400dによりそのCPU443でもって第2ステップモータ駆動回路200dに出力される。
このため、第2ステップモータ270aが、ランプ制御部400dのCPU443による制御のもと、第2ステップモータ駆動回路200dにより駆動されて逆転する。
すると、ピニオン歯車270bが、当該第2ステップモータ270aと同一方向に回転し、セクター歯車部261bが、ピニオン歯車270bとの噛合のもとに、ピン264を基準として、図6にて図示時計方向(図7にて図示反時計方向)へ回動する。このことは、副可動装飾部材200bが、ピン264を基準として、図6にて図示時計方向へ傾動することを意味する。
これに伴い、主可動装飾部材200aが、そのピン211cにて、副可動装飾部材200bによりその長孔部261c内にて相対移動しながら案内されて、図6にて図示反時計方向(図7にて図示時計方向)へ傾動する。このことは、可動演出装置200が、演出位置から復帰作動することを意味する。
しかして、上述のようなステップ7510の処理に伴い、ステップ7600において原位置か否かが判定される。然るに、上述のようなステップ7510の処理の直後では、可動演出装置200が原位置には達していないため、原位置センサS6は、当該原位置に対応するセクター歯車部261bの上記原位置対応外縁部を検出していない。
従って、ステップ7600においてNOと判定される。以後、両ステップ7510、7600の循環処理過程において、第2ステップモータ270aのさらなる逆転に伴い、可動演出装置200が、主可動装飾部材200a及び副可動装飾部材200bにて原位置に向けてさらに傾動する。
然る後、原位置センサS6がセクター歯車部261bの上記原位置対応外縁部を検出すると、この原位置センサS6の検出出力が副制御装置400に出力される。このため、ステップ7600においてYESと判定される。このことは、可動演出装置200は、主可動装飾部材200a及び副可動装飾部材200bにて、原位置に傾動したことを意味する。
このようにステップ7600における判定がYESになると、次のステップ7610において第2ステップモータ逆転駆動継続処理がなされる。ここでは、ステップ7510にて出力済みの第2ステップモータ270aを逆転駆動するための第2逆転信号の第2ステップモータ駆動回路200dへの出力がそのまま継続される。
このため、上述と同様にして、副可動装飾部材200bが、ピン264を基準として、
図6にて図示時計方向へさらに傾動するとともに、主可動装飾部材200aが、そのピン211cにて、副可動装飾部材200bによりその長孔部261c内にて相対移動しながら案内されて、図6にて図示反時計方向(図7にて図示時計方向)へさらに傾動する。
然る後、次のステップ7700において初期位置か否かが判定される。ここで、第2ステップモータ270aのステップ角は1.8°であるから、上記原位置及び上記初期位置に対応する回転角の差は、例えば、4ステップ、つまり、7.2°と設定されている。
現段階では、ステップ7610の処理の直後であることから、副可動装飾部材200bが初期位置に達してはいないため、ステップ7700における判定はNOとなる。
しかして、両ステップ7610、7700を通る循環処理中において、第2ステップモータ270aが原位置に対応するステップ角から初期位置に対応するステップ角まで逆転すると、ステップ7700においてYESと判定される。これにより、副可動装飾部材200bが、主可動装飾部材200aとともに初期位置に達したことになる。このことは、可動演出装置200が初期位置に達したことを意味する。
なお、上述のごとく、可動演出装置200の原位置に対応する第2ステップモータ270aのステップ角(以下、原位置対応ステップ角αともいう)と可動演出装置200の初期位置に対応する第2ステップモータ270aのステップ角(以下、初期位置対応ステップ角βともいう)との差は7.2°にすぎないので、可動演出装置200の原位置と初期位置との差はわずかにすぎない。
しかして、上述のようにステップ7700における判定がYESになると、次のステップ7710における第2ステップモータ逆転駆動停止処理において、第2ステップモータ270aを逆転駆動するための第2逆転信号の第2ステップモータ駆動回路200dへの出力が停止される。これに伴い、第2ステップモータ270aがその逆転を停止する。このため、可動演出装置200がその初期位置(格納位置)に維持され得る。
また、上述のように演出処理ルーチン7000がステップ7300(図27参照)に進んだとき、可動演出装置200が初期位置になければ、当該ステップ7300においてNOと判定される。すると、次のステップ7800(図29参照)において、図柄変動開始コマンドありか否かが判定される。
現段階において、出力処理ルーチン4000(図12参照)において出力済みの遊技データ中に図柄変動開始コマンドがあれば、当該図柄変動開始コマンドは主制御装置300から副制御装置400の演出制御部400bに出力済みであることから、図柄変動開始コマンドはあることになる。このため、ステップ7800においてYESと判定される。なお、主制御装置300が副制御装置400の演出制御部400bにいまだ図柄変動開始コマンドを出力していない場合には、ステップ7800においてNOと判定される。
上述のようにステップ7800においてYESと判定されると、次のステップ7810における図柄変動開始コマンドセット処理において、出力処理ルーチン4000において演出制御部400bに出力済みの図柄変動開始コマンドがセットされる。ついで、ステップ7800aにおいて、現ステップ角φ>原位置対応ステップ角αが成立するか否かが判定される。ここで、現ステップ角φは、第2ステップモータ270aの現在のステップ角をいう。
現段階において、第2ステップモータ270aの現ステップ角φが原位置対応ステップ角αよりも大きいのであれば、ステップ7800aにおいてYESと判定される。このことは、第2ステップモータ270aの現ステップ角φが、原位置対応ステップ角αよりも演出位置に対応するステップ角(以下、演出位置対応角γともいう)側にあることを意味する。
これに伴い、次のステップ7820において図柄変動コマンドに基づく第2ステップモータ逆転駆動処理がなされる。このため、第2ステップモータ270aを逆転駆動するための第2逆転信号がランプ制御部400dによりそのCPU443でもって第2ステップモータ駆動回路200dに出力される。
従って、第2ステップモータ270aが、ランプ制御部400dからの第2逆転信号に基づき、第2ステップモータ駆動回路200dにより駆動されて逆転する。これに伴い、上述と同様にして、副可動装飾部材200bが、ピン264を基準として、図6にて図示時計方向へ傾動するとともに、主可動装飾部材200aが、そのピン211cにて、副可動装飾部材200bによりその長孔部261c内にて相対移動しながら案内されて、図6にて図示反時計方向(図7にて図示時計方向)へ傾動する。
ステップ7820における処理後、次のステップ7800bにおいて、原位置対応ステップ角αか否かが判定される。このことは、可動演出装置200が原位置に達したか否かを判定することを意味する。
然るに、上述のようなステップ7820の処理直後では、可動演出装置200が原位置には達していないため、原位置センサS6は、当該原位置に対応するセクター歯車部261bの上記原位置対応外縁部を検出していない。従って、ステップ7800bにおいてNOと判定される。
しかして、両ステップ7820、7800bを循環する処理中において、可動演出装置200が原位置に達すると、原位置センサS6が当該原位置に対応するセクター歯車部261bの上記原位置対応外縁部を検出することから、ステップ7800bにおいてYESと判定される。
このようにステップ7800bにおいてYESと判定されると、次のステップ7830において第2ステップモータ逆転駆動継続処理がなされる。ここでは、ステップ7820にて出力済みの第2ステップモータ270aを逆転駆動するための第2逆転信号の第2ステップモータ駆動回路200dへの出力がそのまま継続される。
このため、上述と同様にして、副可動装飾部材200bが、ピン264を基準として、図6にて図示時計方向へさらに傾動するとともに、主可動装飾部材200aが、そのピン211cにて、副可動装飾部材200bによりその長孔部261c内にて相対移動しながら案内されて、図6にて図示反時計方向(図7にて図示時計方向)へさらに傾動する。このことは、可動演出装置200は、原位置から初期位置に向けて復帰作動継続することを意味する。
然る後、ステップ7800cにおいて初期位置対応ステップ角βか否かが判定される。このことは、可動演出装置200が初期位置にあるか否かを判定することを意味する。現段階では、ステップ7830の処理直後であって可動演出装置200は初期位置に達していないことから、ステップ7800cにおける判定はNOとなる。
しかして、両ステップ7830、7800cを循環する処理中において、可動演出装置200が初期位置に達すると、ステップ7800cにおいてYESと判定される。換言すれば、第2ステップモータ270aが原位置対応角αから4ステップ角だけ逆転したときに、ステップ7800cにおいてYESと判定される。なお、ステップ7830における処理後の第2ステップモータ270aが原位置対応角αから初期位置対応角βに向けて回転する場合のステップ角の数は演出制御部400bのRAM427に一時的に記憶される。
上述のようにステップ7800cにおいてYESと判定されると、次のステップ7840における第2ステップモータ逆転駆動停止処理において、第2ステップモータ270aを逆転駆動するための第2逆転信号の第2ステップモータ駆動回路200dへの出力が停止される。これに伴い、第2ステップモータ270aがその逆転を停止する。このため、可動演出装置200がその初期位置(格納位置)に維持され得る。
一方、上述したステップ7800aにおいて、現ステップ角φ>原位置対応ステップ角αが成立しなければ、NOと判定される。すると、次のステップ7900(図30参照)において、現ステップ角φ=原位置対応ステップ角αか否かが判定される。
ここで、現ステップ角φ=原位置対応ステップ角αが成立すれば、当該ステップ7900においてYESと判定される。また、現ステップ角φ=原位置対応ステップ角αが成立しなければ、当該ステップ7900においてNOと判定される。
このことは、現ステップ角φ>原位置対応ステップ角αが成立せず、かつ、現ステップ角φ=原位置対応ステップ角αも成立しないことから、現ステップ角φ<原位置対応ステップ角αが成立することを意味する。従って、次のステップ7910において、現ステップ角φ<原位置対応ステップ角αである旨決定処理される。
然る後、ステップ7920における第2ステップモータ正転駆動処理において、第2ステップモータ270aを正転駆動するための第2正転信号がランプ制御部400dによりそのCPU443でもって第2ステップモータ駆動回路200dに出力される。
これに伴い、第2ステップモータ270aが、上述と同様にして、第2正転信号に基づき第2ステップモータ駆動回路200dにより駆動されて正転する。このことは、第2ステップモータ270aが原位置対応ステップ角αに向けて正転することを意味する。
ステップ7920の処理後、次のステップ7930において、原位置対応ステップ角αか否かが判定される。このことは、可動演出装置200が原位置に達したか否かを判定することを意味する。
現段階では、ステップ7920の処理直後であるため、第2ステップモータ270aが原位置対応ステップ角αまで回転していないことから、ステップ7930においてNOと判定される。
しかして、両ステップ7920、7930を循環する処理過程において、第2ステップモータ270aの回転角が原位置対応ステップ角αに達すると、原位置センサS6が、原位置に対応するセクター歯車部261bの上記原位置対応外縁部を検出する。このため、ステップ7930において、原位置センサS6の検出出力に基づきYESと判定される。このことは、第2ステップモータ270aが原位置対応ステップ角αまで正転したことを意味する。
然る後、第2ステップモータ270aを原位置対応ステップ角αから初期位置対応ステップ角βまで、4ステップ角だけ、逆転するように、ステップ7940において、第2ステップモータ逆転駆動処理がなされる。このため、第2ステップモータ270aを逆転駆動するための第2逆転信号がランプ制御部400dによりそのCPU443でもって第2ステップモータ駆動回路200dに出力される。
従って、副可動装飾部材200bの第2ステップモータ270aが、ランプ制御部400dからの第2逆転信号に基づき、第2ステップモータ駆動回路200dにより駆動されて逆転する。これに伴い、上述と同様にして、副可動装飾部材200bが、ピン264を基準として、図6にて図示時計方向へ傾動するとともに、主可動装飾部材200aが、そのピン211cにて、副可動装飾部材200bによりその長孔部261c内にて相対移動しながら案内されて、図6にて図示反時計方向(図7にて図示時計方向)へ傾動する。
ステップ7940の処理に伴い、ステップ7950において、初期位置対応ステップ角βか否かが判定される。現段階では、ステップ7940の処理直後であるため、第2ステップモータ270aの回転角が初期位置対応ステップ角βに達していない。このため、ステップ7950における判定はNOとなる。
然る後、両ステップ7940、7950を通る循環処理中において、第2ステップモータ270aが原位置対応ステップ角αから4ステップ角だけ逆転すると、ステップ7950においてYESと判定される。このことは、第2ステップモータ270aが原位置対応ステップ角αから初期位置対応ステップ角βまで正転したことを意味する。これにより、可動演出装置200は、格納位置である初期位置に達したこととなる(図2参照)。
しかして、ステップ7950におけるYESとの判定後、ステップ7840(図29参照)における第2ステップモータ逆転駆動停止処理において、第2ステップモータ270aを逆転駆動するための第2逆転信号の第2ステップモータ駆動回路200dへの出力が停止される。これに伴い、第2ステップモータ270aがその逆転を停止する。このため、可動演出装置200がその初期位置(格納位置)に維持され得る。
上述のようにして、ステップ7800c(図29参照)或いはステップ7950(図30参照)にしてYESと判定した後ステップ7840における処理が終了すると、次のステップ7841において、特別図柄変動に対応する装飾図柄変動か否かが判定される。現段階において、主制御装置300からの図柄変動開始コマンドに基づき特別図柄変動に対応する装飾図柄変動がなされていれば、ステップ7841においてYESと判定される。なお、このとき、演出画像表示装置190は、特別図柄変動に対応する装飾図柄変動を表示している。
しかして、上述のようにステップ7841における判定がYESになると、次のステップ7842における第1及び第2のステップモータ正転駆動禁止処理において、第1及び第2のステップモータ226及び270aの正転が、副制御装置400による制御のもと、ランプ制御部400dを介し第1及び第2のステップモータ駆動回路200c、200dにより禁止される。
このため、可動演出装置200は、上述したステップ7841におけるYESとの判定のもとでは、演出作動を禁止される。このため、上述のようにステップ7300におけるYESとの判定に伴い開始されるであろう当該可動演出装置200の演出作動が禁止される。従って、当該演出作動が不適正に行われるという事態が発生することはない。その結果、その後の新たな特別図柄変動に対応する装飾図柄変動の開始に伴う可動演出装置200の演出作動が、当該可動演出装置200の初期位置から適正に行われ得る。
なお、ステップ7841においてNOと判定される場合は、演出処理ルーチン7000はエンドステップに進む。従って、その後の可動演出装置200の新たな演出作動が禁止されることはない。
また、可動演出装置200を現位置から初期位置に復帰させるにあたり当該可動演出装置200を、上述のごとく、現位置から原位置に移動させた後に初期位置へ移動させるようにした。従って、第2ステップモータ270aを原位置対応ステップ角αから初期位置対応ステップ角βまで逆転することで、可動演出装置200の初期位置への復帰を確実に達成し得る。
また、上述のごとく、可動演出装置200は、ステップ7841におけるYESとの判定のもと演出作動を禁止されるので、可動演出装置200の演出作動が不適正に行われることはない。その結果、その後の新たな特別図柄変動に対応する装飾図柄変動の開始以後、可動演出装置200は、演出作動を適正に行うことができる。
なお、特別図柄変動開始コマンドに限ることなく主制御装置400から出力されるコマンドであれば、当該コマンドも必ず出力されるものであるから、当該コマンドを、特別図柄変動開始コマンドに代えて復帰作動に利用するようにしてもよい。
以上説明したように、本第1実施形態では、当該パチンコ遊技機による遊技状態において、特別図柄変動開始コマンドが、上述のごとく主制御装置300から第1或いは第2の特別図柄表示器130或いは140及び副制御装置400の演出制御部400bに出力されると、第1或いは第2の特別時柄表示器130或いは140が特別図柄の変動の表示を開始するとともに、演出画像表示装置190が、当該特別図柄の変動に対応する装飾図柄の変動の表示を開始する。
然る後、特別図柄変動停止コマンドが、上述のごとく主制御装置300から第1或いは第2の特別時柄表示器130或いは140及び副制御装置400の演出制御部400bに出力されると、第1或いは第2の特別時柄表示器130或いは140が、特別図柄の変動の表示を停止するとともに、演出画像表示装置190が、特別図柄の変動に対応する装飾図柄の変動の表示を停止する。
そして、上述のような特別図柄の変動の表示の開始及び装飾図柄の変動の表示の開始は、主制御装置300から出力される特別図柄変動開始コマンド毎になされる。また、上述のような特別図柄の変動の表示の停止及び装飾図柄の変動の表示の停止は、主制御装置300から出力される特別図柄変動停止コマンド毎になされる。
ここで、特別図柄の変動の停止に伴い大当たり演出がなされる場合には、当該大当たり演出は、大当たり開放パターンの変動の開始及びその後の各ラウンドの開始及び停止ごとに大当たり演出が演出画像表示装置190により装飾図柄の変動の表示の開始及び停止でもってなされる。
また、可動演出装置200は、上述のような演出画像表示装置190による特別図柄の変動に対応する装飾図柄の変動の表示の開始に伴い初期位置から演出位置に向けて演出作動行う。これにより、可動演出装置200は、演出画像表示装置190の装飾図柄の変動の表示演出に併せて遊技盤Baの盤面上にて演出作動により演出することで、演出画像表示装置190による演出効果を高めて当該パチンコ遊技機における遊技性を向上させ得る。
また、上述のような演出画像表示装置190による特別図柄の変動に対応する装飾図柄の変動が停止すると、この停止に伴い、可動演出装置200は、演出位置から初期位置に向けて復帰作動行う。このとき、演出画像表示装置190による特別図柄の変動の表示はなされない。
上述のような遊技状態において、可動演出装置200が、その演出作動の際に、初期位置に復帰し得ない事態が何らかの事情に起因して、初期位置に位置していないことがある。このような場合、その後になされる可動演出装置200の新たな演出作動は、適正にはなされ得ない。これでは、演出画像表示装置190による演出効果を高めることはできない。
そこで、本第1実施形態では、可動演出装置200が、その演出作動の際に、上述のごとく、初期位置に復帰し得ない事態が何らかの事情に起因して初期位置に位置していなくても、可動演出装置200を、新たな演出作動を行うことなく、現位置から初期位置に復帰させるようにした。
ここで、主制御装置400から必ず出力される特別図柄変動開始コマンドを利用して可動演出装置200を初期位置に復帰させるようにしたので、当該可動演出装置200の現位置から初期位置への復帰作動が確実になされ得る。従って、その後になされる可動演出装置200の演出作動は常に初期位置から開始することとなり、当該演出作動が適正になされ得る。
また、上述のごとくステップ7841におけるYESとの判定のもとでは、演出作動を禁止される。このため、上述のようにステップ7300においてYESとの判定に伴い開始されるであろう当該可動演出装置200の演出作動が禁止される。従って、当該演出作動が上述した装飾図柄変動の途中から開始するといった不適正な事態が発生することはない。その結果、その後の新たな特別図柄変動に対応する装飾図柄変動の開始に伴う可動演出装置200の演出作動は当該可動演出装置200の初期位置から適正に行われ得る。
(第2実施形態)
図31及び図32は、本発明が適用されるパチンコ遊技機の第2実施形態の遊技盤Baを示している。当該遊技盤Baは、上記第1実施形態にて述べた遊技盤Baにおいて、可動演出装置280を付加的に採用した構成となっている。
当該可動演出装置280は、図31或いは図32にて示すごとく、環状センター構造物30の左側部に左右方向に傾動可能に設けられており、当該可動演出装置280は、ロッド281と、星型役物282とにより構成されている(図33参照)。
ロッド281は、その基端部にて、環状センター構造物30の左側部内の一部にステップモータ283(以下、第3ステップモータ283ともいう)と同軸的に支持されており、当該ロッド281は、その基端部から上方へ左右方向に傾動可能に延出されている。なお、本第2実施形態において、第3ステップモータ283は、後述するステップモータ駆動回路200e(図35参照)とともに電気的駆動機構を構成する。
ここで、第3ステップモータ283は、ロッド281の基端部とともに、環状センター構造物30の左側部内の一部に配設されており、当該第3ステップモータ283は、図33にて示すごとく、ロッド281の基端部を同軸的に支持している。
しかして、当該ロッド281は、図31にて示す位置にあるとき、環状センター構造物30の左側部内に位置している。また、当該ロッド281が、図32にて示す位置に傾動したとき、その先端部側にて、本第2実施形態の遊技盤Baの盤面上にて外部に露呈する。
星型役物282は、ロッド281の先端部に支持されており、当該星型役物282は、ロッド281が図31にて示す位置にあるとき、及びロッド281が、図32にて示す位置に傾動したときのいずれにおいても、外部に露呈している。
このように構成した可動演出装置280においては、ロッド281が、後述する第3ステップモータ駆動回路200e(図35参照)により駆動される第3ステップモータ283の正転或いは逆転により、初期位置から演出位置へ或いは演出位置から初期位置へ傾動するようになっている。
ここで、ロッド281及び星型役物282の図31にて示す位置が、可動演出装置280の格納位置である初期位置に対応する。また、ロッド281及び星型役物282の図32にて示す位置が、可動演出装置280の演出位置に対応する。
ここで、可動演出装置280は、ロッド281及び星型役物282の一体的な構成となっているため、ロッド281の図31にて示す位置が、初期位置(可動演出装置280の初期位置に対応)であり、ロッド281の図32にて示す位置が、演出位置(可動演出装置280の演出位置に対応)である。
なお、本第2実施形態では、可動演出装置280の原位置と初期位置との間の移動時間は、可動演出装置200の原位置と初期位置との間の移動時間と同一であり、また、可動演出装置280の原位置と演出位置との間の移動時間は、可動演出装置200の原位置と演出位置との間の移動時間と同一であるものとする。
また、本第2実施形態では、センサ群Sが、上記第1実施形態にて述べたセンサ群S(図10参照)に代えて、上記第1実施形態にて述べた主制御装置300に接続されている。本第2実施形態のセンサ群Sは、図34にて示すごとく、上記第1実施形態にて述べたセンサ群S(図10参照)において原位置センサS8及び演出位置センサS9を付加的に採用した構成となっている。
原位置センサS8は、ロッド281の原位置を可動演出装置280の原位置として検出するように、環状のセンター構造物30の左側部内に設けられている。ここで、ロッド281の原位置(可動演出装置280の原位置に対応)は、当該ロッド281がその演出位置側へ初期位置から所定傾動角度だけ傾動した位置に相当する。ここで、当該所定傾動角度は、第3ステップモータ283の4ステップ角に相当する。
また、演出位置センサS9は、ロッド281の演出位置を可動演出装置280の演出位置として検出するように、環状のセンター構造物30の左側部内に設けられている。
また、本第2実施形態では、第3ステップモータ駆動回路200eが、上記第1実施形態にて述べた第1及び第2のステップモータ駆動回路200c、200dに加えて、ランプ制御部400dに接続されている。当該第3ステップモータ駆動回路200eは、ランプ制御部400dによる制御のもと、第3ステップモータ283を駆動する。
また、本第2実施形態の演出制御プログラムは、上記第1実施形態にて述べた演出制御プログラムに対応し、当該演出制御プログラムにおいて、上記第1実施形態にて述べたフローチャート(図25参照)に代えて、図36にて示すフローチャートを採用した構成となっている。
ここで、本第2実施形態の演出制御プログラムにおいては、演出処理ルーチン7000aが、図36にて示すごとく、図25の演出処理ルーチン7000に代えて採用されており、当該演出処理ルーチン7000aは、図37〜図42にて示すフローチャートでもって構成されている。その他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
このように構成した本第2実施形態において、上記第1実施形態にて述べたフローチャートにおいて表示処理ルーチン6000(図25、図36参照)が上記第1実施形態と同様に終了すると、演出処理ルーチン7000a(図36参照)の処理が、演出処理ルーチン7000(図25参照)に代えて開始される。
これに伴い、ステップ7100(図27及び図37参照)において、上記第1実施形態と同様にYESと判定されると、次のステップ7200において特別図柄変動に対応する装飾図柄中か否かが判定される。
ここで、上記第1実施形態と同様にステップ7200における判定がNOとなると、次のステップ7300aにおいて、第1及び第2の初期位置か否かが判定される。現段階において、両可動演出装置200、280が、それぞれ、第1及び第2の初期位置にあれば、当該ステップ7300aにおいてYESと判定される。このことは、この判定時において、可動演出装置200が第1初期位置にあるとともに、可動演出装置280が第2初期位置にあることを意味する。
このようにステップ7300aにおいてYESと判定されると、次のステップ7310aにおいて第1〜第3のステップモータ正転駆動処理がなされる。この第1〜第3のステップモータ正転駆動処理においては、第1ステップモータ226を正転駆動するための第1ステップモータ用正転信号、第2ステップモータ270aを正転駆動するための第2ステップモータ用正転信号及び第3ステップモータ283を正転駆動するための第3ステップモータ用正転信号が、ランプ制御部400dによりそのCPU443でもって第1ステップモータ駆動回路200c、第2ステップモータ駆動回路200d及びステップモータ駆動回路200e(以下、第3ステップモータ駆動回路200eともいう)に出力される。
これに伴い、第1及び第2のステップモータ226、270aが、上記第1実施形態と同様に、第1及び第2のステップモータ駆動回路200c、200dにより駆動されて正転し、第3ステップモータ283が、第3ステップモータ用正転信号に基づき第3ステップモータ駆動回路200eにより駆動されて正転する。
これにより、上記第1実施形態と同様に、可動役物220の役物本体220aが、表側星形板221にて、被動歯車223に連動して、図8にて図示矢印Arにより示す方向に回転し、かつ、副可動装飾部材200bが、ピン264を基準として、図4にて図示反時計方向へ傾動するとともに、可動演出装置280のロッド281が、その基端部を基準として、星型役物282とともに、遊技盤Baの盤面に沿い、図31にて示す位置から図32にて示す位置に向けて傾動する。
このことは、副可動装飾部材200bの星形状可動役物220の正転のもとに可動演出装置200が、主可動装飾部材200a及び副可動装飾部材20bでもって、初期位置から演出位置に向けて演出作動するとともに、可動演出装置280が初期位置から演出位置に向けて演出作動することを意味する。
然る後、次のステップ7400aにおいて、第1及び第2の初期位置か否かが判定される。現段階では、ステップ7310aの処理直後であるため、各可動演出装置200、280は、いまだ、それぞれ、第1及び第2の演出位置に達していないため、ステップ7400aにおいてNOと判定される。
しかして、両ステップ7310a、7400aを通る循環処理中において、各可動演出装置200、280が、それぞれ、第1及び第2の演出位置に達すると、演出位置センサS7、S9からの検出出力に基づきステップ7400aにおいてYESと判定される。
これに伴い、次のステップ7410aにおける第1〜第3のステップモータ正転駆動停止処理において、回転駆動機構220bの第1ステップモータ226、回動駆動機構270の第2ステップモータ270a及び可動演出装置280のステップモータ183の各正転が停止される。
このため、可動演出装置200は、可動役物220の停止のもとに、主可動装飾部材200a及び副可動装飾部材200bにて、表示パネル191の右前側において演出位置に維持されるとともに、可動演出装置280は、表示パネル191の左前側において演出位置に維持され得る(図32参照)。
従って、上述のように、遊技者の遊技中において、突然、両可動演出装置200、280が、それぞれ、その演出作動のもとに、初期位置から演出位置に達すると、遊技者は、表示パネル191の右前側及び左前側にて、当該両可動演出装置200、280の双方を突然に視認することとなる。このため、遊技者は、より一層、何らかの有利な遊技状態の到来を期待して、遊技を続行する状態におかれ得る。
ステップ7410aの処理後、次のステップ7500(図28、図38参照)において、上記第1実施形態と同様に、装飾図柄変動終了か否かが判定される。現段階において、特別図柄変動に対応する装飾図柄変動が終了していれば、YESと判定される。これに伴い、次のステップ7510aにおける第2及び第3のステップモータ逆転駆動処理において、第2ステップモータ270aを逆転駆動するための第2ステップモータ用逆転信号及び第3ステップモータ283を逆転駆動するための第3ステップモータ用逆転信号がランプ制御部400dによりそのCPU443でもって第2及び第3のステップモータ駆動回路200d、200eに出力される。
このため、第2ステップモータ270a及び第3ステップモータ283が、それぞれ、ランプ制御部400dのCPU443による制御のもと、第2及び第3のステップモータ駆動回路200d、200eにより駆動されて逆転する。
すると、副可動装飾部材200bが、上記第1実施形態にて述べたと同様に、ピン264を基準として、図6にて図示時計方向へ傾動し、かつ主可動装飾部材200aが、図6にて図示反時計方向(図7にて図示時計方向)へ傾動するとともに、可動演出装置280が、ロッド281の基端部を基準として、図32にて図示反時計方向へ傾動する。
このことは、両可動演出装置200及び280が、それぞれ、第1及び第2の演出位置から復帰作動することを意味する。
しかして、上述のようなステップ7510aの処理に伴い、次のステップ7600aにおいて、第1及び第2の原位置か否かが判定される。然るに、上述のようなステップ7510aの処理の直後では、両可動演出装置200、280は、それぞれ、第1及び第2の原位置に達していない。このため、原位置センサS6は、可動演出装置200の原位置に対応するセクター歯車部261bの上記原位置対応外縁部を検出しておらず、原位置センサS8は、可動演出装置280の原位置に対応するロッド281の原位置を検出していない。
従って、ステップ7600aにおいてNOと判定される。以後、両ステップ7510a、7600aの循環処理過程において、第2及び第3のステップモータ270a、283のさらなる逆転に伴い、各可動演出装置200、280が、それぞれ、原位置に向けてさらに傾動する。
然る後、原位置センサS6がセクター歯車部261bの上記原位置対応外縁部を検出するとともに、原位置センサS8が、ロッド281の原位置を検出すると、これら原位置センサS6、S8の各検出出力が副制御装置400に出力される。このため、ステップ7600aにおいてYESと判定される。このことは、各可動演出装置200、280は、それぞれ、第1及び第2の原位置に達したことを意味する。
このようにステップ7600aにおける判定がYESになると、次のステップ7610aにおいて第2及び第3のステップモータ逆転駆動継続処理がなされる。ここでは、ステップ7510aにて出力済みの第2ステップモータ270aを逆転駆動するための第2ステップモータ用逆転信号の第2ステップモータ駆動回路200dへの出力及び第3ステップモータ293を逆転駆動するための第3ステップモータ用逆転信号の第3ステップモータ駆動回路200eへの出力がそのまま継続される。
このため、上述と同様にして、各可動演出装置200及び280が、それぞれ、原位置から初期位置に向け、さらに復帰作動を継続する。
然る後、次のステップ7700aにおいて第1及び第2の初期位置か否かが判定される。
ここで、可動演出装置200の原位置及び初期位置に対応する第2ステップモータ270aの各回転角の差は、上記第1実施形態にて述べたごとく、7.2°である。また、可動演出装置280の原位置及び初期位置に対応する第3ステップモータ283の各回転角の差は、第2ステップモータ270aの場合と同様に7.2°と設定されている。
現段階では、ステップ7610aの処理の直後であることから、各可動演出装置200及び280がそれぞれ第1及び第2の初期位置に達していないため、ステップ7700aにおける判定はNOとなる。
しかして、両ステップ7610a、7700aを通る循環処理中において、第2よび第3のステップモータ270a、283が、それぞれ、上記原位置に対応するステップ角から上記初期位置に対応するステップ角まで逆転すると、ステップ7700aにおいてYESと判定される。これにより、各可動演出装置200及び280がそれぞれ第1及び第2の初期位置に達したことになる。なお、上述のごとく、可動演出装置280の原位置に対応する第3ステップモータ283のステップ角と可動演出装置280の第2初期位置に対応する第3ステップモータ283のステップ角との差は7.2°にすぎないので、可動演出装置280の原位置と第1初期位置との差はわずかにすぎない。
上述のようにステップ7700aにおける判定がYESになると、次のステップ7710aにおける第2及び第3のステップモータ逆転駆動停止処理において、第2ステップモータ270aを逆転駆動するための第2ステップモータ用逆転信号の第2ステップモータ駆動回路200dへの出力及び第3ステップモータ283を逆転駆動するための第3ステップモータ用逆転信号の第3ステップモータ駆動回路200eへの出力が停止される。これに伴い、第2及び第3のステップモータ270a、283が、それぞれ、その逆転を停止する。このため、各可動演出装置200及び280が、それぞれ、第1及び第2の初期位置(第1及び第2の格納位置)に維持され得る。
また、上述のように演出処理ルーチン7000aがステップ7300a(図37参照)に進んだとき、各可動演出装置200、280が、それぞれ、第1及び第2の初期位置になければ、当該ステップ7300aにおいてNOと判定される。
すると、上記第1実施形態と同様に、次のステップ7800(図29、図39参照)において、図柄変動開始コマンドありか否かが判定される。
現段階において、上記第1実施形態と同様に、ステップ7800においてYESと判定されると、次のステップ7810における図柄変動開始コマンドセット処理において、出力処理ルーチン4000において演出制御部400bに出力済みの図柄変動開始コマンドがセットされる。
然る後、次のステップ7811において第1初期位置か否かが判定される。ここで、第1可動演出装置200が第1初期位置になければ、当該ステップ7811においてNOと判定される。これに伴い、次のステップ7812において、第2初期位置か否かが判定される。現段階において、ステップ7300a(図37参照)にてNOと判定された第1及び第2の初期位置のうち、第2可動演出装置280が第2初期位置にあるならば、ステップ7812においてYESと判定される。
すると、このように第2可動演出装置280が第2初期位置にあっても、第1可動演出装置200が第1初期位置にないことから、次の第1可動演出装置の原位置から初期位置への復帰処理ルーチン7813(図39及び図40参照)の処理が開始される。これに伴い、ステップ7813a(図40参照)において、図柄変動開始コマンドセット済みか否かが判定される。
現段階において、ステップ7810(図39参照)にて図柄変動開始コマンドがセット済みであれば、ステップ7813aにおいてYESと判定される。これに伴い、ステップ7813b〜ステップ7813nの処理がなされる。
即ち、ステップ7813b〜ステップ7813nの処理では、第1可動演出装置200の第2ステップモータ270aの現ステップ角φが上述した原位置対応ステップ角αよりも大きい場合、現ステップ角φが上述した原位置対応ステップ角αと等しい場合及び現ステップ角φが上述した原位置対応ステップ角αよりも小さい場合について、上記第1実施形態にて述べた図29のステップ7800a〜ステップ7800c、図30のステップ7900〜ステップ7950及び図29のステップ7840の各処理と同様になされる。
ここで、ステップ7813b〜ステップ7813fが、ステップ7800a〜ステップ7800cに対応し、ステップ7813g〜ステップ7813mが、ステップ7900〜ステップ7950に対応し、かつ、ステップ7813nがステップ7840に対応する。
即ち、ステップ7813b〜ステップ7813nの処理では、第1可動演出装置200の第2ステップモータ270aの現ステップ角φが上述した原位置対応ステップ角αよりも大きい場合、現ステップ角φが上述した原位置対応ステップ角αと等しい場合及び現ステップ角φが上述した原位置対応ステップ角αよりも小さい場合について、上記第1実施形態にて述べた図29のステップ7800a〜ステップ7800c、図30のステップ7900〜ステップ7950及び図29のステップ7840の各処理と同様になされる。
これにより、可動演出装置200は、第2ステップモータ270aの回転のもとに、上記第1実施形態にて述べたと同様に、第1現位置から第1初期位置へ復帰する。その結果、第1実施形態にて述べたと同様の作用効果が、上述のような可動演出装置200の第1現位置から第1初期位置への復帰にあたり、達成され得る。
また、上述のようにステップ7300a(図37参照)にてNOと判定された第1及び第2の初期位置のうち、可動演出装置200が第1初期位置にあるならば、ステップ7811(図39参照)においてYESと判定される。これに伴い、次のステップ7811aにおいて第2初期位置か否かが判定される。
現段階において、第2可動演出装置280が第2初期位置に存在しない場合には、当該ステップ7811aにおいてNOと判定される。これに伴い、次の第2可動演出装置の原位置から初期位置への復帰処理ルーチン7814(図39及び図41参照)の処理がなされる。
上述のように第2可動演出装置の原位置から初期位置への復帰処理ルーチン7814の処理が開始されると、ステップ7814aにおいて、図柄変動開始コマンドセット済みか否かが判定される。
現段階において、ステップ7810(図39参照)において図柄変動開始コマンドがセット済みであれば、ステップ7814aにおいてYESと判定される。これに伴い、ステップ7814bにおいて、現ステップ角φ1>原位置対応ステップ角α1か否かが判定される。
ここで、現ステップ角φ1及び原位置対応ステップ角α1は、第3ステップモータ283の現在のステップ角及び原位置のステップ角をいう。また、原位置対応ステップ角α1は、第2ステップモータ270aの原位置対応ステップ角αと同一であるが、現ステップ角φ1は、第2ステップモータ270aの現ステップ角φと同一とは限らない。
現段階において、第3ステップモータ283の現ステップ角φ1が原位置対応ステップ角α1よりも大きいのであれば、ステップ7814bにおいて、YESと判定される。このことは、第3ステップモータ281の現ステップ角φ1が、原位置対応ステップ角α1よりも可動演出装置280の演出位置に対応するステップ角(以下、演出位置対応角γ1ともいう)側にあることを意味する。なお、第3ステップモータ281の演出位置対応角γ1は、第2ステップモータ270aの演出位置対応角γと同一である。
これに伴い、次のステップ7814cにおいて図柄変動開始コマンドに基づく第3ステップモータ逆転駆動処理がなされる。換言すれば、当該第3ステップモータ逆転駆動処理が、主制御装置300からの図柄変動開始コマンドの出力に応答してなされる。
すると、第3ステップモータ283を逆転駆動するための第3ステップモータ用逆転信号がランプ制御部400dによりそのCPU443でもって第3ステップモータ駆動回路200eに出力される。従って、第3ステップモータ283が、ランプ制御部400dからの第3ステップモータ用逆転信号に基づき、第3ステップモータ駆動回路200eにより駆動されて逆転する。これに伴い、可動演出装置280が、ロッド281の基端部を基準として、図32にて図示反時計方向へ傾動する。
ステップ7814cの処理に伴い、次のステップ7814dにおいて原位置対応ステップα1か否かが判定される。然るに、上述のようなステップ7814cの処理直後では、第3ステップモータ283が、原位置対応ステップα1に達していない。換言すれば、可動演出装置280が第2原位置には達していない。このため、原位置センサS8は、ロッド281の原位置を検出していない。従って、ステップ7814cにおいてNOと判定される。
しかして、両ステップ7814c、7814dを循環する処理中において、可動演出装置280が第2原位置に達すると、原位置センサS8がロッド281の原位置を検出することから、ステップ7914dにおいてYESと判定される。
このようにステップ7814dにおいてYESと判定されると、次のステップ7814eにおいて第3ステップモータ逆転駆動継続処理がなされる。ここでは、ステップ7814cにて出力済みの第3ステップモータ283を逆転駆動するための第3ステップモータ用逆転信号の第3ステップモータ駆動回路200eへの出力がそのまま継続される。
このため、上述と同様にして、可動演出装置280が、ロッド281の基端部を基準として、図32にて図示反時計方向へさらに傾動する。このことは、可動演出装置280が、第2原位置から第2初期位置に向けて復帰作動をさらに継続することを意味する。
然る後、ステップ7814fにおいて初期位置対応ステップ角β1か否かが判定される。現段階では、ステップ7814eの処理直後であって可動演出装置280の第3ステップモータ283は初期位置対応ステップ角β1に達していないことから、ステップ7814fにおける判定はNOとなる。
しかして、両ステップ7814e、7814fを循環する処理中において、第3ステップモータ283が初期位置対応ステップ角β1に達すると、ステップ7814fにおいてYESと判定される。換言すれば、第3ステップモータ283が原位置対応角α1から4ステップ角だけ逆転したときに、ステップ7814fにおいてYESと判定される。なお、ステップ7814fにおける処理後の第3ステップモータ283が原位置対応角α1から初期位置対応角β1に向けて回転する場合のステップ角の数は演出制御部400bのRAM427に一時的に記憶される。
上述のようにステップ7814fにおいてYESと判定されると、次のステップ7814nにおける第3ステップモータ逆転駆動停止処理において、第3ステップモータ283を逆転駆動するための第3ステップモータ用逆転信号の第3ステップモータ駆動回路200eへの出力が停止される。これに伴い、第3ステップモータ283がその逆転を停止する。このため、可動演出装置280がその第2初期位置(第2格納位置)に維持され得る。
一方、上述したステップ7814bにおいて、現ステップ角φ1>原位置対応ステップ角α1が成立しなければ、NOと判定されると、次のステップ7814gにおいて、現ステップ角φ1=原位置対応ステップ角α1か否かが判定される。
ここで、現ステップ角φ1=原位置対応ステップ角α1が成立すれば、当該ステップ7814gにおいてYESと判定される。また、現ステップ角φ1=原位置対応ステップ角α1が成立しなければ、当該ステップ7814gにおいてNOと判定される。
このことは、現ステップ角φ1>原位置対応ステップ角α1が成立せず、かつ、現ステップ角φ1=原位置対応ステップ角α1も成立しないことから、現ステップ角φ1<原位置対応ステップ角α1が成立することを意味する。従って、次のステップ7814hにおいて、現ステップ角φ1<原位置対応ステップ角α1である旨決定処理される。
然る後、ステップ7814iにおいて、第3ステップモータ正転駆動処理がなされる。換言すれば、当該第3ステップモータ正転駆動処理が、主制御装置300からの図柄変動開始コマンドの出力に応答してなされる。
すると、第3ステップモータ283を正転駆動するための第3ステップモータ用正転信号がランプ制御部400dによりそのCPU443でもって第3ステップモータ駆動回路200eに出力される。
これに伴い、第3ステップモータ283が、上述と同様にして、第3ステップモータ用正転信号に基づき第3ステップモータ駆動回路200eにより駆動されて正転する。このことは、第3ステップモータ283が原位置対応ステップ角α1に向けて正転することを意味する。
ステップ7814iの処理後、次のステップ7814jにおいて、原位置対応ステップ角α1か否かが判定される。
現段階では、ステップ7814iの処理直後であるため、第3ステップモータ283が原位置対応ステップ角α1まで回転していないことから、ステップ7914jにおいてNOと判定される。
しかして、両ステップ7814i、7814jを循環する処理過程において、第3ステップモータ283の回転角が原位置対応ステップ角α1に達すると、原位置センサS8が、ロッド281の原位置を検出する。このため、ステップ7814jにおいて、原位置センサS8の検出出力に基づきYESと判定される。このことは、第3ステップモータ283aが原位置対応ステップ角α1まで正転したことを意味する。
然る後、第3ステップモータ283を原位置対応ステップ角α1から初期位置対応ステップ角β1まで、4ステップ角だけ、逆転するように、ステップ7914kにおいて、第3ステップモータ逆転駆動処理がなされる。このため、第3ステップモータ283を逆転駆動するための第3ステップモータ用逆転信号がランプ制御部400dによりそのCPU443でもって第3ステップモータ駆動回路200eに出力される。
従って、第3ステップモータ283が、ランプ制御部400dからの第3ステップモータ用逆転信号に基づき、第3ステップモータ駆動回路200eにより駆動されて逆転する。これに伴い、上述と同様にして、第2可動演出装置280が、ロッド281の基端部を基準として、図32にて図示反時計方向へ傾動する。
ステップ7814kにおけるYESとの判定に伴い、ステップ7814mにおいて、初期位置対応ステップ角β1か否かが判定される。現段階では、ステップ7814kの処理直後であるため、第3ステップモータ283の回転角が初期位置対応ステップ角β1に達していない。このため、ステップ7814mにおける判定はNOとなる。
然る後、両ステップ7814k、7814mを通る循環処理中において、第3ステップモータ283が原位置対応ステップ角α1から4ステップ角だけ逆転すると、ステップ7814mにおいてYESと判定される。このことは、第3ステップモータ283が原位置対応ステップ角α1から初期位置対応ステップ角β1まで正転したことを意味する。これにより、可動演出装置280は、第2格納位置である第2初期位置に達したこととなる(図31参照)。
なお、ステップ7814mにおけるYESとの判定後、ステップ7814nにおける第3ステップモータ逆転駆動停止処理において、第3ステップモータ283を逆転駆動するための第3ステップモータ用逆転信号の第3ステップモータ駆動回路200eへの出力が停止される。これに伴い、第3ステップモータ283がその逆転を停止する。このため、可動演出装置280がその第2初期位置(第2格納位置)に維持され得る。
以上のように、可動演出装置200が第1初期位置にあるとき、可動演出装置280が第2初期位置にない場合には、可動演出装置280が、可動演出装置200に代えて、主制御装置200からの図柄変動開始コマンドに応答して、現位置から初期位置に復帰するように制御される。これによっても、上述した可動演出装置280の第2現位置から第2初期位置への復帰作動が、可動演出装置200の第1現位置から第1初期位置への復帰作動と実質的に同様になされるとともに、実質的に同様の作用効果を達成し得る。
また、可動演出装置280が第2初期位置にないために、ステップ7812(図39参照)においてNOと判定される場合には、両可動演出装置200、280が第1及び第2の初期位置にないことから、次の第1可動演出装置の原位置から初期位置への復帰処理ルーチン7815、両ステップ7816、7817及び第2可動演出装置の原位置から初期位置への復帰処理ルーチン7818の処理が開始される(図39参照)。
しかして、上述のようにステップ7812(図39参照)においてNOと判定された後、第1可動演出装置の原位置から初期位置への復帰処理ルーチン7815の処理が、まず、なされる。
ここで、当該復帰処理ルーチン7815は、上述した第1可動演出装置の原位置から初期位置への復帰処理ルーチン7813の処理と同様の処理をするように構成されている。これにより、可動演出装置200が、復帰処理ルーチン7815の処理のもと、上述と同様に、第1原位置から第1初期位置に復帰作動する。
しかして、復帰処理ルーチン7815の処理が終了すると、次のステップ7816(図39参照)において、図柄変動停止コマンドありか否かが判定される。
現段階において、出力処理ルーチン4000(図12参照)において出力済みの遊技データ中に図柄変動停止コマンドがあれば、当該図柄変動停止コマンドは主制御装置300から副制御装置400の演出制御部400bに出力済みであることから、図柄変動停止コマンドはあることになる。このため、ステップ7816においてYESと判定される。なお、主制御装置300が副制御装置400の演出制御部400bにいまだ図柄変動停止コマンドを出力していない場合には、ステップ7816においてNOと判定される。
上述のようなステップ7816におけるYESとの判定に伴い、次のステップ7817における図柄変動停止コマンドセット処理において、出力処理ルーチン4000において演出制御部400bに出力済みの図柄変動停止コマンドがセットされる。
然る後、第2可動演出装置の現位置から初期位置への復帰処理ルーチン7818(図39及び図42参照)の処理が開始される。
これに伴い、ステップ7818a(図42参照)において、図柄変動停止コマンドセット済みか否かが判定される。現段階において、ステップ7817において図柄変動停止コマンドがセット済みであれば、ステップ7818aにおいてYESと判定される。換言すれば、ステップ7818aにおけるYESとの判定処理が、主制御装置300からの図柄変動停止コマンドの出力に応答してなされる。
しかして、ステップ7818aにおける判定がYESになった後は、ステップ7818b〜ステップ7818nの処理が、図41のステップ7814b〜ステップ7814nの処理と同様になされる。
ここで、ステップ8718bにおいて、現ステップ角φ1>原位置対応ステップ角α1が成立すれば、YESと判定される。即ち、第3ステップモータ283の現ステップ角φ1が、原位置対応ステップ角α1よりも演出位置対応角γ1側にあることから、ステップ7818cにおいて第3ステップモータ逆転駆動処理がなされる。換言すれば、当該第3ステップモータ逆転駆動処理が、主制御装置300からの図柄変動停止コマンドの出力に応答してなされる。
これに伴い、可動演出装置280が、ロッド281の基端部を基準として、図32にて図示反時計方向へ傾動する。ついで、上述したステップ7814d(図41参照)におけるYESとの判定と同様に、ステップ7818dにおいてYESと判定されると、ステップ7818eにおける第3ステップモータ逆転駆動継続処理おいて、ステップ7814eにおける処理と同様に、第3ステップモータ283が、さらに逆転を継続する。
然る後、ステップ7818fにおいて、ステップ7814f(図41参照)におけるYESとの判定と同様にYESと判定されると、第3ステップモータ283が初期位置対応ステップ角β1まで回転したことになる。これに伴い、ステップ7818nにおける第3ステップモータ逆転駆動停止処理において、ステップ7814n(図41参照)の処理と同様にして、第3ステップモータ283の逆転が停止する。このため、可動演出装置280がその第2初期位置(第2格納位置)に維持され得る。
一方、上述したステップ7818bにおいて、ステップ7814b(図41参照)にてNOと判定されると同様に、NOと判定されると、各ステップ7818g、7818hの処理が、各ステップ7814g、7814h(図41参照)の処理と同様になされる。
これに伴い、ステップ7818hにおいて、現ステップ角φ1<原位置対応ステップ角α1である旨、決定されると、ステップ7818iにおいて、第3ステップモータ正転駆動処理がなされる。換言すれば、当該第3ステップモータ正転駆動処理が、主制御装置300からの図柄変動停止コマンドの出力に応答してなされる。
すると、第3ステップモータ283が、上述と同様にして、第3ステップモータ用正転信号に基づき第3ステップモータ駆動回路200eにより駆動されて正転する。このことは、第3ステップモータ283が原位置対応ステップ角α1に向けて正転することを意味する。
ステップ7818iの処理後、ステップ7818j〜ステップ7818nの処理が、
図41のステップ7814j〜ステップ7814n(図41参照)の処理と同様になされる。これに伴い、第3ステップモータ283が、その逆転継続のもと、停止する。このため、可動演出装置280がその第2初期位置(第2格納位置)に維持され得る。
ところで、上述のように、ステップ7813n(図40参照)における第2ステップモータ逆転駆動停止処理、ステップ7814n(図41参照)における第3ステップモータ逆転駆動停止処理或いはステップ7818n(図42参照)における第3ステップモータ逆転駆動停止処理がなされた後は、次のステップ7813p(図40参照)において、特別図柄変動に対応する装飾図柄変動か否かが判定される。
現段階において、主制御装置300からの図柄変動開始コマンドに基づき特別図柄変動に対応する装飾図柄変動がなされていれば、ステップ7813pにおいてYESと判定される。なお、このとき、演出画像表示装置190は、特別図柄変動に対応する装飾図柄変動を表示している。
しかして、上述のようにステップ7813pにおける判定がYESになると、次のステップ7813qにおける第1〜第3のステップモータ正転駆動禁止処理において、第1、第2及び第3のステップモータ226、270a及び283の正転が、副制御装置400による制御のもと、ランプ制御部400dを介し第1〜第3のステップモータ駆動回路200c、200d、200eにより禁止される。
これに伴い、第1及び第2の可動演出装置200、280は、上述したステップ7813qにおけるYESとの判定のもとでは、共に、演出作動を禁止される。このため、上述のようにステップ7300aにおいてYESとの判定に伴い開始されるであろう第1及び第2の可動演出装置200、280の各演出作動が禁止される。
従って、第1及び第2の可動演出装置200、280が、上述した装飾図柄変動の途中から演出作動を開始するというような不適正な事態の発生が未然に防止され得る。その結果、その後の新たな特別図柄変動に対応する装飾図柄変動の開始の際には、第1及び第2の可動演出装置200、280は、それぞれ、演出作動を初期位置から適正に行うことができる。
なお、ステップ7813qにおいてNOと判定される場合は、演出処理ルーチン7000aはエンドステップ(図38参照)に進む。従って、その後の第1及び第2の可動演出装置200、280の各演出作動が禁止されることはない。
以上説明したように、ステップ7810における図柄変動開始コマンドのセット後、両ステップ7811、7812において順次NOと判定される場合には、第1可動演出装置の原位置から初期位置への復帰処理ルーチン7815の処理がなされ、ついで、ステップ7817における図柄変動停止コマンドのセット後、第2可動演出装置の現位置から初期位置への復帰処理ルーチン7818の処理がなされる。
従って、可動演出装置200及び可動演出装置280の各演出作動の開始にあたり、当該可動演出装置200及び可動演出装置280が、それぞれ、第1及び第2の初期位置にない場合には、可動演出装置200が、主制御装置300から出力される図柄変動開始コマンドに応答して副制御装置400による制御のもと、第2ステップモータ270aの回転に応じて第1現位置から第1初期位置へ復帰作動し、然る後、可動演出装置280が、主制御装置300から出力される図柄変動停止コマンドに応答して副制御装置400による制御のもと、第3ステップモータ283の回転に応じて第2現位置から第2初期位置へ復帰作動する。
換言すれば、可動演出装置200及び可動演出装置280が、それぞれ、各演出作動を開始するにあたり、第1及び第2の初期位置になくても、これら可動演出装置200及び可動演出装置280は、同時に、第1及び第2の現位置から第1及び第2の初期位置へ復帰作動するのではなく、それぞれ、制御装置300からの図柄変動開始コマンド及び図柄変動停止コマンドの各出力タイミングの各出力タイミングに第1及び第2の現位置から第1及び第2の初期位置へ復帰作動を開始する。
ここで、主制御装置300からの図柄変動開始コマンド及び図柄変動停止コマンドの各出力タイミングが互いに異なっており、図柄変動開始コマンドの出力タイミングと図柄変動停止コマンドの出力タイミングとの間には、特別図柄の変動開始から変動停止までの時間経過に対応する時間間隔がある。
従って、可動演出装置200を第1現位置から第1初期位置に戻すために第2ステップモータ270aが回転する時間帯は、可動演出装置280を第2現位置から第2初期位置に戻すために第3ステップモータ283が回転する時間帯から時間的に十分に離れている。
このことは、上述のように、可動演出装置200及び可動演出装置280が、それぞれ、初期位置にない場合には、第1可動演出装置200及び第2可動演出装置280が、互いに時間を異にしてそれぞれ現位置から初期位置に復帰作動することを意味する。
このため、第2ステップモータ170a及び第3ステップモータ283が、同時期に、直流電源DCの電力を消費するという事態は発生しない。
その結果、上述のように、両可動演出装置200及び280が、それぞれ、初期位置にない場合には、両可動演出装置200及び280は、互いに時間を異にしてそれぞれ初期位置に復帰作動するので、直流電源DCの電力が不足するという事態が発生せず、可動演出装置200及び可動演出装置280の復帰作動や当該パチンコ遊技機の電気的な各種構成部材の作動が常に良好に維持され得る。
また、本第2実施形態では、上記第1実施形態と同様に、主制御装置400から必ず出力される特別図柄変動開始コマンドを利用して可動演出装置200を第1現位置から第1初期位置に復帰させるようにしたので、当該可動演出装置200の第1現位置から第1初期位置への復帰作動が確実になされ得る。従って、その後になされる可動演出装置200の演出作動は常に第1初期位置から開始することとなり、当該演出作動が適正になされ得る。
また、上記第1実施形態にて述べた特別図柄変動停止コマンドは、主制御装置400から特別図柄変動開始コマンドとは時間を異にして必ず出力されるコマンドであることから、当該特別図柄変動停止コマンドを利用して可動演出装置280を第2現位置から第2初期位置に復帰させるようにしたので、当該可動演出装置280の第2現位置から第2初期位置への復帰作動が確実になされ得る。従って、その後になされる可動演出装置280の演出作動は常に第2初期位置から開始することとなり、当該演出作動が適正になされ得る。
また、上述のごとく、第1及び第2の可動演出装置200、280は、上述したステップ7813qにおけるYESとの判定のもとでは、共に、演出作動を禁止されるので、上述のようにステップ7300aにおいてYESとの判定に伴い開始されるであろう第1及び第2の可動演出装置200、280の各演出作動が禁止される。
従って、第1及び第2の可動演出装置200、280が、上述した装飾図柄変動の途中から演出作動を開始するというような不適正な事態の発生が未然に防止され得る。その結果、その後の新たな特別図柄変動に対応する装飾図柄変動の開始の際には、第1及び第2の可動演出装置200、280は、それぞれ、演出作動を初期位置から適正に行うことができる。
(第1変形例)
上記第2実施形態において、ステップモータ駆動回路200c及びステップモータ270aからなる回転駆動機構200b(以下、第1電気的駆動機構ともいう)及びステップモータ駆動回路200e及びステップモータ283からなる回転駆動機構(以下、第2電気的駆動機構ともいう)の双方の電力消費量が互いに異なる場合には、次のようにして、図39のステップ7812においてNOと判定された後の処理を行うように変形してもよい。
図39のステップ7812と第1可動演出装置の現位置から初期位置への復帰処理ルーチン7815との間に上記第1及び第2の電気的駆動機構のどちらの電力消費量が大きいか否かを判定する判定ステップ(図示しない)を設けて、ステップ7812におけるNOとの判定に伴い、例えば、上記第1電気的駆動機構の電力消費量が、上記第2電気的駆動機構の電力消費量よりも大きいという判定が上記判定ステップでなされる場合において、電力消費量が大きい順に現位置から初期位置に復帰させるように設定されている場合には、上記第2実施形態にて述べたように、第1可動演出装置の現位置から初期位置への復帰処理ルーチン7815の処理を行い、かつ、両ステップ7816、7817の処理を行った後に、第2可動演出装置の現位置から初期位置への復帰処理ルーチン7818の処理を行うようにする。
これにより、第1可動演出装置200及び第2可動演出装置280がその各演出作動の開始に際に各初期位置にない場合において第1可動演出装置200及び第2可動演出装置280の各現位置から初期位置への復帰作動が、電力消費量の大きい順に行われ得る。
一方、上述のように上記第1電気的駆動機構の電力消費量が、上記第2電気的駆動機構の電力消費量よりも大きいという判定が上記判定ステップでなされる場合において、電力消費量が小さい順に現位置から初期位置に復帰させるように設定する場合には、第2可動演出装置の現位置から初期位置への復帰処理ルーチン7818の処理を行い、かつ、両ステップ7816、7817の処理を行った後に、第1可動演出装置の現位置から初期位置への復帰処理ルーチン7815の処理を行うようにする。
これにより、第1可動演出装置200及び第2可動演出装置280がその各演出作動の開始に際に各初期位置にない場合において第1可動演出装置200及び第2可動演出装置280の各現位置から初期位置への復帰作動が、電力消費量の小さい順に行われ得る。その他の構成及び作用効果は上記第2実施形態と同様である。
(第2変形例)
上記第2実施形態において、第1及び第2の可動演出装置200、280の各演出作動の順序が予め設定されている場合には、次のようにして、図39のステップ7812においてNOと判定された後の処理を行うように変形してもよい。
即ち、図39のステップ7812と第1可動演出装置の現位置から初期位置への復帰処理ルーチン7815との間に第1及び第2の可動演出装置200、280の各演出作動順序はどちらが先かにつき判定する演出作動順序判定ステップを設けて、ステップ7812におけるNOとの判定に伴い、例えば、第2可動演出装置280の演出作動が第1可動演出装置200の演出作動よりも優先するように設定されている場合には、この旨、上記演出作動順序判定ステップにおいて判定されるに伴い、上記第2実施形態にて述べたように、第1可動演出装置の現位置から初期位置への復帰処理ルーチン7815の処理を行い、かつ、両ステップ7816、7817の処理を行った後に、第2可動演出装置の現位置から初期位置への復帰処理ルーチン7818の処理を行うようにする。
ここで、副制御装置400は、上記各演出作動順序とは各逆の作動順序に従い、主制御装置300から出力される図柄変動開始コマンド及び図柄変動停止コマンドに応じて上記第1及び第2の復帰作動するように第1及び第2の可動演出装置200、280を駆動すべく回転駆動機構200b並びに第3ステップモータ駆動回路200e及び第3ステップモータ283を制御する。
これにより、第1及び第2の可動演出装置200、280が、上述のように設定された演出作動順序とは逆の順序にて各現位置から各初期位置に適正に復帰し得る。
一方、第1可動演出装置200の演出作動が第2可動演出装置280の演出作動よりも優先するように設定されている場合には、この旨、上記演出作動順序判定ステップにおいて判定されるに伴い、第2可動演出装置の現位置から初期位置への復帰処理ルーチン7818の処理を行い、かつ、両ステップ7816、7817の処理を行った後に、第1可動演出装置の現位置から初期位置への復帰処理ルーチン7815の処理を行うようにする。
ここで、副制御装置400は、上記各演出作動順序とは各逆の作動順序に従い、主制御装置300から出力される図柄変動開始コマンド及び図柄変動停止コマンドに応じて上記第2及び第1の復帰作動するように第2及び第1の可動演出装置280、200を駆動すべく第3ステップモータ駆動回路200e及び第3ステップモータ283並びに回転駆動機構200bを制御する。
これにより、第2及び第1の可動演出装置280、200が、上述のように設定された演出作動順序とは逆の順序にて各現位置から各初期位置に適正に復帰し得る。その他の構成及び作用効果は上記第2実施形態と同様である。
(第3変形例)
上記第2実施形態において、主制御装置400は、図柄開始コマンド及び図柄停止コマンドに限らず、各種のコマンドを出力するように構成されている。ここで、図39のステップ7810にてセットされるコマンド及びステップ8717にてセットされるコマンドは、それぞれ、図柄開始コマンド及び図柄停止コマンドとは異なるコマンドとするように変形してもよい。
ここで、ステップ7810にてセットされるコマンドとステップ8717にてセットされるコマンドとの間の主制御装置400から出力される各タイミングの時間的間隔は、回転駆動機構200b及び第3ステップモータ駆動回路200e及び第3ステップモータ283の各電力消費量に基づく直流電源DCの電力の残量を適正に維持し得る間隔となっている。
これによれば、第1可動演出装置200及び第2可動演出装置280がその各演出作動の開始に際に第1及び第2の初期位置にない場合において第1可動演出装置200及び第2可動演出装置280の各現位置から第1及び第2の初期位置への復帰作動がなされても、当該各復帰作動は、直流電源DCの電力量のもとに適正に行われ得る。その他の構成及び作用効果は上記第2実施形態と同様である。
(第4変形例)
上記第2実施形態において、第2可動演出装置280の復帰作動が、上記装飾図柄変動に後続する装飾図柄変動に亘るとき、副制御装置400が、上記後続する装飾図柄変動における第1及び第2の可動演出装置200、280の双方の各演出作動を行わないように回転駆動機構200b及びステップモータ駆動回路200e及びステップモータ283を制御するように変形してもよい。
このように、第2可動演出装置280の復帰作動が、上記装飾図柄変動に後続する装飾図柄変動に亘るとき、副制御装置400が、上記後続する装飾図柄変動における第1及び第2の可動演出装置200、280の双方の各演出作動を行わないように制御することで、その後の新たな第1及び第2の可動演出装置200、280の各演出作動が適正になされ得る。その他の構成及び作用効果は、上記第2実施形態と同様である。
なお、本発明の実施にあたり、上記各実施形態に限ることなく、次のような種々の変形例が挙げられる。
(1)本発明の実施にあたり、可動演出装置200の可動装飾体の構成は、上記各実施形態に述べた構成に限ることなく、センター構造物30の前面から遊技盤Baの中央開口部13の前面へ移動し得る構成であれば、どのような構成のものでもよい。
(2)本発明の実施にあたり、可動演出装置200の可動装飾体は、遊技盤Baの裏面側において移動可能に支持されて、遊技盤Baの裏面側における格納位置から中央開口部13と表示器171との間の演出位置との間で移動可能となるように構成してもよい。
(3)本発明の実施にあたり、上記第2実施形態にて述べた図39のフローチャートにおいて、上記第2実施形態とは異なり、ステップ7812におけるNOとの判定に伴い、第2可動演出装置の現位置から初期位置への復帰処理ルーチン7818の処理を図柄変動開始コマンドに応答して行い、ついで、両ステップ7816、7817の処理の後、第1可動演出装置の現位置から初期位置への復帰処理ルーチン7815の処理を行うようにしてもよい。
(4)本発明の実施にあたり、上記第1或いは第2の実施形態において、可動演出装置の演出作動及び復帰作動において、初期位置が原位置と一致するようにしてもよい。この場合には、上記第1或いは第2の実施形態に述べたように可動演出装置の演出作動の開始の際に現位置から初期位置に戻す前に現位置から原位置に戻すという処理は不要になる。
(5)本発明の実施にあたり、上記実施形態にて述べた表示パネル191は、液晶パネルに限ることなく、ブラウン管表示器、EL表示器やプラズマ表示器等の各種の表示器であってもよい。
(6)本発明の実施にあたり、両可動演出装置200及び280が、その各演出作動の際に、それぞれ、各初期位置に復帰していない場合において、これら可動演出装置200及び280をそれぞれ現位置から初期位置に復帰させるために利用する各コマンドは、主制御装置300により必ず出力されるコマンドであって互いに異なるコマンドであれば、図柄変動開始コマンドや図柄変動停止コマンドに限ることなく、どのようなコマンドであってもよい。
従って、主制御装置300により必ず出力される各コマンドであれば、同時に出力されるコマンドであっても互いに異なるタイミングにて出力されるコマンドであってもよい。
具体的は、演出処理ルーチン7000は、可動演出装置200の現位置から初期位置への復帰処理ルーチン7815の処理が図柄変動開始コマンドに基づき開始され、当該処理が終了した後、可動演出装置280の現位置から初期位置への復帰処理ルーチン7818の処理が図柄変動停止コマンドに基づき開始されように構成されている。
従って、各復帰処理ルーチン7815及び7818の処理の順序構成は、演出処理ルーチン7000において予め決まっているから、各復帰処理ルーチン7815及び7818の処理は、それぞれ、図柄変動開始コマンドの存在確認処理(ステップ7800、7810参照)後及び図柄変動停止コマンドの存在確認処理(ステップ7816、7817参照)後でなければ開始されない。
つまり、図柄変動開始コマンド及び図柄変動停止コマンドのように主制御装置300から出力されるタイミングが互いに異なっているコマンドでなくても、主制御装置300から出力される各コマンドであって互いに異なるコマンドであれば、主制御装置300からの出力タイミングが互いに同一であっても構わない。
(7)また、本発明の実施にあたり、上記各実施形態にて述べたステップモータは、これに限ることなく、回転電動機であればよい。
Ba…遊技盤、DC…直流電源、270a、283…ステップモータ、
190…演出画像表示装置、200、280…可動演出装置、
200d、200e…ステップモータ駆動回路、300…主制御装置、
400…副制御装置。

Claims (8)

  1. 遊技盤と、
    当該遊技盤に設けられる演出表示装置と、
    前記遊技盤に設けられて初期位置から演出位置への演出作動及び当該演出位置から前記初期位置への復帰作動するように構成してなる可動演出装置と、
    当該可動演出装置を前記演出作動或いは前記復帰作動するように駆動する電気的駆動手段と、
    特別図柄変動を開始するための図柄変動開始コマンド及び当該特別図柄変動を停止するための図柄変動停止コマンドを含め各種のコマンドを発生する主制御装置と、
    前記各種のコマンドのうちの前記図柄変動開始コマンドに基づき装飾図柄変動の表示を開始するように前記演出表示装置を制御するとともに前記演出作動するように前記可動演出装置を駆動すべく前記電気的駆動手段を制御し、また、前記各種のコマンドのうちの前記図柄変動停止コマンドに基づき前記装飾図柄変動の表示を停止するように前記演出表示装置を制御するとともに前記復帰作動するように前記可動演出装置を駆動すべく前記電気的駆動手段を制御する副制御装置とを備えており、
    当該副制御装置は、前記可動演出装置が新たな演出作動をする際に前記初期位置に位置していない状態において、前記主制御装置から前記各種のコマンドのうちの前記図柄変動停止コマンドを除くいずれかのコマンドを受けたとき、前記可動演出装置を前記復帰作動させるように駆動すべく前記電気的駆動手段を制御し、かつ当該制御に伴う前記可動演出装置の前記復帰作動が終了しておれば、前記新たな演出作動をしないように、前記可動演出装置を、前記電気的駆動手段を介し制御するようにした可動演出装置を備える遊技機。
  2. 遊技盤と、
    当該遊技盤に設けられる演出表示装置と、
    前記遊技盤に設けられて第1初期位置から第1演出位置への演出作動及び前記第1演出位置から前記第1初期位置への復帰作動するように構成してなる第1可動演出装置と、
    前記遊技盤に設けられて第2初期位置から第2演出位置への演出作動及び前記第2演出位置から前記第2初期位置への復帰作動するように構成してなる第2可動演出装置と、
    前記第1可動演出装置を前記第1演出作動或いは前記第1復帰作動するように駆動する第1電気的駆動手段と、
    前記第2可動演出装置を前記第2演出作動或いは前記第2復帰作動するように駆動する第2電気的駆動手段と、
    特別図柄変動を開始するための図柄変動開始コマンド及び当該特別図柄変動を停止するための図柄変動停止コマンドを含め各種のコマンドを発生する主制御装置と、
    前記各種のコマンドのうちの前記図柄変動開始コマンドに基づき装飾図柄変動の表示を開始するように前記演出表示装置を制御するとともに前記第1演出作動するように前記第1可動演出装置を駆動すべく前記第1電気的駆動手段を制御し、また、前記各種のコマンドのうちの前記図柄変動停止コマンドに基づき前記装飾図柄変動の表示を停止するように前記演出表示装置を制御するとともに前記第1復帰作動するように前記第1可動演出装置を駆動すべく前記第1電気的駆動手段を制御し、前記第1可動演出装置の第1演出作動の開始及び第1復帰作動の開始とはそれぞれ異なる各タイミングにて第2演出作動及び第2復帰作動するように前記第2可動演出装置を駆動すべく前記第2電気的駆動手段を制御する副制御装置とを備えており、
    当該副制御装置は、前記第1及び第2の可動演出装置がそれぞれ新たな第1及び第2の演出作動をする際に前記第1及び第2の初期位置に位置していない状態において、前記主制御装置から前記各種のコマンドのうち互いに異なるタイミングにて出力されるいずれか2つのコマンドを受けたとき、当該いずれか2つのコマンドの各々に応じて順次前記第1及び第2の復帰作動するように前記第1及び第2の可動演出装置を駆動すべく前記第1及び第2の電気的駆動手段を制御し、かつ当該制御に伴い前記第1及び第2の可動演出装置のいずれかがその対応の前記復帰動作を終了しておれば、前記新たな第1及び第2の演出動作をしないように、前記第1及び第2の可動演出装置を、前記第1及び第2の電気的駆動手段を介し制御するようにした可動演出装置を備える遊技機。
  3. 前記第1及び第2の電気的駆動手段の各電力消費量は相互に異なっており、
    前記副制御装置は、前記各電力消費量の大きい順序に従い、前記いずれか2つのコマンドに応じて前記第1及び第2の復帰作動するように前記第1及び第2の可動演出装置を駆動すべく前記第1及び第2の電気的駆動手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の可動演出装置を備える遊技機。
  4. 前記第1及び第2の電気的駆動手段の各電力消費量は相互に異なっており、
    前記副制御装置は、前記各電力消費量の小さい順序に従い、前記いずれか2つのコマンドに応じて前記第1及び第2の復帰作動するように前記第1及び第2の可動演出装置を駆動すべく前記第1及び第2の電気的駆動手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の可動演出装置を備える遊技機。
  5. 前記第1及び第2の可動演出装置の各演出作動順序は予め設定されており、
    前記副制御装置は、前記各演出作動順序とは各逆の作動順序に従い、前記いずれか2つのコマンドに応じて前記第1及び第2の復帰作動するように前記第1及び第2の可動演出装置を駆動すべく前記第1及び第2の電気的駆動手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の可動演出装置を備える遊技機。
  6. 直流電源を備えており、
    前記いずれか2つのコマンドの時間的間隔は、前記第1及び第2の電気的駆動手段の各電力消費量に基づく前記直流電源の電力の残量を前記いずれか2つのコマンドのタイミングにて適正に維持するように設定されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1つに記載の可動演出装置を備える遊技機。
  7. 前記いずれか2つのコマンドは、前記図柄変動開始コマンド及び前記図柄変動停止コマンドであり、
    前記副制御装置は、前記第1復帰作動するように前記第1可動演出装置を駆動すべく前記第1電気的駆動手段を前記図柄変動開始コマンドに基づき制御し、また、前記第2復帰作動するように前記第2可動演出装置を駆動すべく前記第2電気的駆動手段を前記図柄変動停止コマンドに基づき制御するようにしたことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1つに記載の可動演出装置を備える遊技機。
  8. 前記第1及び第2の可動演出装置のうち後続して復帰作動するいずれかの可動演出装置の復帰作動が、前記装飾図柄変動に後続する装飾図柄変動に亘るとき、前記副制御装置は、前記後続する装飾図柄変動における前記第1及び第2の可動演出装置の第1及び第2の演出作動を行わないように前記第1及び第2の電気的駆動手段を制御することを特徴とする請求項7に記載の可動演出装置を備える遊技機。
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